JP3059985B2 - 動脈血酸素飽和度測定値と脈拍測定値の変化による患者容態の自動解析による判定方法 - Google Patents

動脈血酸素飽和度測定値と脈拍測定値の変化による患者容態の自動解析による判定方法

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JP3059985B2
JP3059985B2 JP7255533A JP25553395A JP3059985B2 JP 3059985 B2 JP3059985 B2 JP 3059985B2 JP 7255533 A JP7255533 A JP 7255533A JP 25553395 A JP25553395 A JP 25553395A JP 3059985 B2 JP3059985 B2 JP 3059985B2
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、在宅酸素療法を受
けている在宅療養患者が、自ら測定する動脈血酸素飽和
度(SpO2 )と脈拍値を、病院側が即時把握し得るよ
うに、これらの測定値が入力されるコンピュータを用い
て、上記SpO2 値等のデータが変化する状況を自動解
析することで、専用オペレータなしで当該在宅療養患者
の容態を判定できるようにした方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人体の酸素運搬系、すなわち肺、呼吸
器、あるいは脳、神経、気道につき、その閉塞等による
換気の障害などを有する患者に対しては、在宅のまま治
療を継続して行う在宅酸素療法(HOT)なるものが知
られている。このような場合には、在宅療養患者の動脈
血酸素飽和度(SpO2 )すなわち、動脈血中のヘモグ
ロビンと結合した酸素量のその血液の酸素容量(O2 )
に対する百分比と、脈拍数とにつき、主治医はこれを継
続的に把握しなければならない。しかし、かつては、在
宅療養患者に月1〜2回の外来診療を行い、この際血液
ガス検査を実施して、上記の如き変化するSpO2 や脈
拍値を測知していたが、このような手段では、外来日間
における容態の把握ができず、かつ、在来療養患者の容
態は数日で急変することがあるため、充分な容態把握と
は言えなかった。
【0003】そこで、このような難点を解消するため、
既に在宅療養患者の自宅等にSpO2 や脈拍を手軽に測
定できるパルスオキシメータを用意し、当該患者自身が
測定した、これらに係る測定値データを電話回線の利用
により主治医の病院におけるコンピュータなどに伝送す
るといったことも開発されている。しかし、上記の如き
手段によるときも、SpO2 値や脈拍値が、コンピュー
タへ入力されて来ても、これらの伝送データに基づき、
当該患者の容態を判断するためには、その専用オペレー
タが常時待機していることが必要であり、しかも、この
ようなオペレータが付いていても、上記測定データに微
妙な変化があったときなどは、当該オペレータにとって
も患者の容態に対する判断が困難となって来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では上記従来の
難点に鑑み、当該在宅療養患者のSpO2 値と脈拍値
が、その平均レベルやばらつきについて個人差を有して
いること、そして容態悪化時における測定値データの変
化態様としては、(1)SpO2 値の急激な低下、
(2)脈拍値の急激な上昇、(3)SpO2 値の緩やか
な下降、および(4)脈拍値の緩やかな上昇の4パター
ンに分かれ、上記の(1)と(2)は一般的な統計処理
により自動解析されていることを踏え、請求項にあっ
ては、前記した(3)におけるSpO2 の緩やかな下降
を判定しようとするものでするもので、SpO2 値の平
均と偏差を求めておくが、これは送信SpO2 値の判定
日よりも少し前である所定近時前期間におけるものであ
り、さらに別途この所定近時前期間とは全く重畳するこ
とのない上記判定日以前の所定直前期間の始期を時間軸
の原点として、当該期間のSpO2 値全データに対し最
小二乗法によりY切片と傾きを求める。そして当該傾き
が負であり、しかも当該傾きの検定により、その有意性
が認められたことを前提として、平均−パラメータ×偏
差>傾き×所定直前期間の日数+Y切片の不等判定式が
満足されたとき、前記SpO2 値の緩やかな下降があっ
と判定する自動解析をコンピュータにより行わせるこ
とにより、専用オペレータなしで当該SpO2 値全デー
タの変化を的確に知り得るようにし、在宅療養患者の容
態を即時判断して、主治医による敏速な対応を可能にし
ようとするのが、その目的である。
【0005】 そして、請求項の場合には、前記(4)
の脈拍値が緩やかに上昇したことを判定しようとしてお
、脈拍値の平均と偏差を求めるのは、送信脈拍値の判
定日より少し前の所定近時前期間の脈拍値全データにつ
いてであり、さらに当該所定近時前期間とは全く重畳す
ることのない所定直前期間の始期を時間軸の原点とし
、脈拍値全データに対し最小二乗法でY切片と傾きを
求めることになる。そして、この傾きが正で有意性が是
認されたとき、前同様に、平均+パラメータ×偏差<傾
き×所定直前期間の日数+Y切片の不等判定式で示され
る条件が満たされることで、脈拍値に緩やかな上昇があ
ったと判定し、これにより前同請求項1に説示したと同
等の目的を達成しようとしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、請求項1に係る判定方法にあっては、在宅
酸素療法を受けている在宅療養患者が、パルスオキシメ
ータにより測定した自己の動脈血酸素飽和度(SpO2
値)を、所要箇所におけるコンピュータへ継続的に送信
するようにし、当該送信SpO2 値につき、上記のコン
ピュータによって、所定近時前期間におけるSpO2 値
全データの平均と偏差とを求め、これらの平均と偏差か
らPe=2〜3をパラメータとする平均±Pe×偏差を
求めて、この平均±Pe×偏差の範囲内に、上記SpO
2 値全データが、すべて含まれていれば、当該平均と偏
差を後述の判定時に採択し、上記SpO2 値全データ中
に平均±Pe×偏差の範囲内でないデータが含まれてい
るときは、当該データが含まれなくなるまで、そのSp
O2 値を除外したSpO2 値データの更正平均と更正偏
差を求めて、当該更正平均と更正偏差を後述の判定時に
採択するようにし、一方前記した所定近時前期間後であ
って判定日以前の所定直前期間における始期を時間軸の
原点として、当該所定直前期間にわたる全SpO2 値に
対して、最小二乗法によりY切片と傾きを求め、この傾
きが正であればSpO2 値に緩やかな下降傾向なしと判
定し、上記の傾きが負であるときは、当該傾きについ
て、その有意性の検定を行い、その結果が有意性なしで
あるときはSpO2 値に緩やかな下降傾向なしと判定
し、上記の結果が有意性ありであるときは、前記の平均
または更正平均と偏差または更正偏差およびY切片と傾
きを採択し、かつ、Pf=2〜3をパラメータとして、
平均または更正平均−Pf×偏差または更正偏差>傾き
×所定直前期間の日数+Y切片の不等判定式が成立しな
いときは、SpO2 値に緩やかな下降傾向はないと判定
し、当該不等判定式が成立したときは、SpO2 値が緩
やかな下降にあると判定するようにしたことを、その内
容としている。
【0007】 さらに、請求項の判定方法にあっては在
宅酸素療法を受けている在宅療養患者が、パルスオキシ
メータにより測定した自己の脈拍値を、所要箇所におけ
るコンピュータへ継続的に送信するようにし、当該送信
脈拍値につき、上記のコンピュータによって、所定近時
前期間における脈拍値全データの平均と偏差とを求め、
これらの平均と偏差からPg=2〜3をパラメータとす
る平均±Pg×偏差を求めて、この平均±Pg×偏差の
範囲内に、上記脈拍値全データが、すべて含まれていれ
ば、当該平均と偏差を後述の判定時に採択し、上記脈拍
値全データ中に平均±Pg×偏差の範囲でないデータが
含まれているときは、当該データが含まれなくなるま
で、その脈拍値を除外した脈拍値データの更正平均と更
正偏差を求めて、当該更正平均と更正偏差を後述の判定
時に採択するようにし、一方前記した所定近時前期間後
であって、判定日以前の所定直前期間における始期を時
間軸の原点として、当該所定直前期間にわたる全脈拍値
に対して、最小二乗法によりY切片と傾きを求め、この
傾きが負であれば脈拍値に緩やかな上昇傾向なしと判定
し、上記の傾きが正であるときは、当該傾きについて、
その有意性の検定を行い、その結果が有意性なしである
ときは脈拍値に緩やかな上昇傾向なしと判定し、上記の
結果が有意性ありであるときは、前記の平均または更正
平均と偏差または更正平均およびY切片と傾きを採択
し、かつ、Ph=2〜3をパラメータとして、平均また
は更正平均+Ph×偏差または更正偏差<傾き×所定直
前期間の日数+Y切片の不等判定式が成立しないとき
は、脈拍値に緩やかな上昇傾向はないと判定し、当該不
等判定式が成立したときは、脈拍値が緩やかな上昇にあ
ると判定するようにしたことを、その内容としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る判定方法は、図
例示する如き送信用装置例を用いて実施することがで
き、当該図示例では、在宅療養患者側Cにあっては、セ
ンサ1aを導出したパルスオキシメータ1の出力側に、
中継ボックス2を介して家庭用送受信装置3が接続さ
れ、この家庭用送受信装置3の出力側と電話機4とが接
続器4aによって電話回線5に接続されている。図中1
bと1cはパルスオキシメータ1の夫々表示部と電源ス
イッチを、そして2a、2bは、中継ボックス2の夫々
送信用スイッチと計測パイロットランプを夫々示してい
る。
【0009】 さらに、上記電話回線5は図示例の場合、
主治医のいる病院側Hに設置された病院用送受信装置6
に接続され、その出力側が、コンピュータ7に接続され
ており、図中8はこのコンピュータ7に接続されたプリ
ンタを、そして9はコンピュータ7の出力側に接続され
た音や光による警報器を示している。
【0010】 そこで、在宅療養患者は、既知の如く例え
ば朝、昼、晩の食後など、1日数回安静時に前掲パルス
オキシメータ1のセンサ1aに指を嵌め込んで、SpO
2 や脈拍の測定を行うことになるが、この際表示部1b
に表示される数値が安定したところで、中継ボックス2
の送信用スイッチ2aを閉成すると、計測パイロットラ
ンプ2bが点灯し、家庭用送受信装置3に規定秒数間の
SpO2 値や脈拍値が記録され、当該規定秒数が経過す
ると、計測パイロットランプ2bが消灯して測定完了を
被測定者に知らせ、センサ1aから指を外して測定が完
了する。
【0011】 次に、前記の家庭用送受信装置3は、自動
的に病院側Hの電話番号を回して、上記の測定値データ
を当該電話回線5により、病院用送受信装置6を介しコ
ンピュータ7へ送信させることになる。この際、当該コ
ンピュータ7は常に人がいるナースステーション等に設
置され、このコンピュータ7によって以下詳記する本発
明の測定値データに対する自動解析が行われ、これによ
り得れれた患者容態の判定結果により、前記の如くSp
O2 値と脈拍値に特定の変化があったと判定されたとき
は、コンピュータ7自体の目視によるとか、図示した警
告器9のアラームによって、主治医や看護婦に当該測定
値データの変化を知らせることになる。
【0012】 上記のようにして本発明が実施された場合
には、実際上警報を確認した主治医等は、測定値データ
に特異な変化のあったことにつき、直ちに当該患者に電
話連絡による問診を行うことで、その容態を詳細に把握
し、必要に応じ緊急来院を指示して病院での精密検査を
行ったり、緊急入院させたりする。
【0013】 もちろん、本発明は上記のようにして実施
されるだけでなく、コンピュータの如きデータ解析機能
をもった装置を、前同家庭用送受信装置3に搭載して、
データ解析により測定値データに変化があったと判定さ
れたときのみ病院側へ、その旨を伝送するようにし、そ
れ以外は例えば1週間に1度だけ定期的に測定値データ
を、当該病院側へ伝送するといった実施態様の下で、本
発明を実用化するようにしてもよい。
【0014】 このようにした場合には、実際上家庭用送
受信装置によってアラームを発するようにし、当該患者
にSpO2 値と脈拍値を連続的に測定させるようにし
て、サンプリング数を増やすことにより、当該測定値デ
ータの変化が、酸素吸入量の間違いとか、安静時でない
ときの測定によるといった一時的なものであるのかどう
かを速やかに判断できるようになり、本発明に係る自動
解析による判定の精度をより向上させ得ることになる。
【0015】 そこで 、請求項に係るSpO2 値の緩や
かな下降を判定する方法につき説示すると、ここで重要
なことは、図に、その一実施例が開示されている如
く、大別して判定に用いる平均、偏差の算出手順と、最
小二乗法による直線近似式の算出手順と、さらに上記前
者の手順結果と後者の手順結果とを用いる判定手順とに
よって構成されている。そして、その重要な着眼点は、
前記の通り個人差のあることを無視しての判定は行い得
ないことから、単純にSpO2 値全データの直線近似で
の傾きだけを判定の基準とすることなく、平素の個人差
を最近のSpO2値全データの平均と偏差で表現し、さ
らに、送信SpO2 値に対して最小二乗法で直線近似を
行い、上記の平均と偏差および直線近似式によるY切片
と傾きを用いることで、SpO2 値の緩やかな下降の存
否を高精度に判定しようとしていることである。
【0016】 請求項にあって重要なことは図によっ
て明示の如く、まず個人差を表現する平均と偏差を算出
する所定近時前期間P1 (図参照)と、前記の直線近
似する所定直前期間P2 (図参照)とを、夫々重畳す
ることのない独立した期間として分けるようにするので
ある。すなわち図の第1工程に示した実施例では、S
pO2 値の変化に対する判定日を含めて8日間前から2
1日間前の14日間を、図のように所定近時前期間P
1 として選定し、当該P1 におけるSpO2 値全データ
について、その平均と偏差を求めるのに対し、図の第
6工程として示されている直線近似式の図に示された
Y切片Aと傾きBとを求める所定直前期間P2 として
は、前記判定日を含む7日間前を時間軸の原点として、
当該P2 におけるSpO2 値全データに対して、最小二
乗法により、上記の如くY切片Aと傾きBを求めるので
ある。
【0017】 このように所定近時前期間P1 と所定直前
期間P2 とを分離するようにしたのは、平素時の個人差
を算出する期間部分が、直線近似する期間部分における
測定値データの影響を受けないようにするためであっ
て、具体的には、直線近似する測定値データが下降や上
昇傾向を示しているとき、当該直線近似する期間を、上
記の個人差の算出に選定される期間に含めると、前掲平
均レベルの上下動や偏差の増大を招き、正しい平素時の
個人差を算出し得なくなるからである。
【0018】 さて、上記の如くして図における第1工
程により平均と偏差を求めたならば、請求項では、そ
の第2工程にあって、前記の請求項1において説示した
通り、上記の平均と偏差からPe=2〜3をパラメータ
として平均±Pe×偏差を求めることになる。そして、
さらに第3、第4、第5工程から理解される通り、請求
項1の場合と同様にして第1工程におけるSpO2 値全
データが、上記した平均±Pe×偏差の範囲に含まれて
いるときは、当該平均と偏差を第5工程に明示の如く、
後の第10工程において採択することになる。これに対
し、上記の平均±Pe×偏差に含まれないSpO2 値デ
ータがあるときは、これを除外して更正平均と更正偏差
を算出し、その結果を第10工程で後述のように用いる
こととなる。
【0019】 一方前記した直線近似式の算出について
は、図第6工程として明示し図によって理解される
通り、所定直前期間P2 におけるSpO2 値全データに
基づき最小二乗法によりY切片Aと傾きBが求められ、
当該傾きBが正であればSpO2 値の緩やかな下降傾向
はないことを第9工程で判断し、傾きBが負であること
を検知したときは、第8工程において当該傾きBについ
て、偶然性の検討のため、有意性の検定を行い、この検
定基準範囲内に0を含むときは有意性なしとして、上記
第9工程でSpO2 値に緩やかな下降が生じていないと
判定する。
【0020】 ここで、上記有意性の検定については既知
の手段によって行うようにすればよいが、これを図
よって説示すれば、その第1手順による設定により、第
2手順のSb値を求め、さらに、第3手順の傾き±t
0.05×Sbの範囲に0が含まれるか否かを検ずるこ
とで、有意性がないか、あるかを決することになる。
【0021】 次に前掲図の第10工程にあっては、S
pO2 測定値の緩徐な下降判定式としてPf=2〜3を
パラメータとする平均−Pf×偏差と、傾きB×所定直
前期間P2 の日数(7日間)+Y切片Aとを比較し、 平均−Pf×偏差>傾き×所定直前期間の日数+Y切片 の条件が満たされないときは、SpO2 測定値の緩徐な
下降はないと判定し、当該条件が満足されたことで、上
記の緩やかな下降ありと判定するのである。
【0022】 なお 、ここで後述する実施例の項にあって
詳細に説示するが、図が請求項に係るSpO2 値全
データを、そして図が次説の請求項4に係る脈拍値全
データを示す図表であり、表が図に対応するSpO
2 値全データの一覧表で、表が同じく図に対応する
脈拍値全データの一覧表である。
【0023】 さらに、請求項に係る脈拍値の緩やかな
上昇を判定する方法につき説示するが、その基本的な考
え方は前掲請求項の場合と同様であり、その内容につ
いては図において一実施例が示されている。すなわ
ち、判定日を含む8日間前から21日間前までの14日
間を、ここでも所定近時前期間として選定し、この期間
内の脈拍値全データにつき、その平均と偏差を求め、こ
れによりPg=2〜3をパラメータとして平均±Pg×
偏差を知ることで、第1、第2工程を終る。
【0024】 さらに、第2、第3、第4、第5工程につ
いても実質的に請求項の場合と同じ手法が実施され、
平均±Pg×偏差の範囲内に前掲脈拍値全データが含ま
れていれば、その際の平均と偏差が、そのまま採択さ
れ、上記の範囲外である脈拍値全データがあるときは、
これを除いた上で算定された更正平均と更正偏差が用い
られることになる。
【0025】 また、直線近似式の算定と判定の手順とし
ては、第6〜第11工程が採択されるのであり、これま
た図の場合と同様にして、判定日を含む7日間前を所
定直前期間として、その始期を時間軸の原点となし、こ
の期間における脈拍値全データに対して、最小二乗法で
Y切片と傾きを求め、この場合には当該傾きが負である
とき、脈拍値の緩やかな上昇傾向なしと判断し、傾きが
正であれば、これにつき有意性の検定を行い、有意性な
しであれば第9工程に明示の如く、上記と同じく緩やか
な上昇はないと判断する。
【0026】 上記の場合、傾きの有意性が是認されたな
らば、第10工程と第11工程として図示の如く、Ph
=2〜3をパラメータとして、前記の請求項にあって
説示したと同じ考え方から、平均+Ph×偏差<傾き+
所定直前期間の日数+Y切片なる条件を満たさなければ
脈拍値の緩徐な上昇はなく、当該条件が満足されたなら
ば、脈拍値は緩やかに上昇していると判定するのであ
る。
【0027】 ここで、上記した所定近時前期間と所定直
前期間の選定については、請求項と請求項の双方と
も、図示例に限定されるものでなく、前者では平素の在
宅療養患者につき、その容態が反映している期間を選定
すればよく、また、後者にあっても、直線近似する測定
値データ数は10個以上あることが望ましいと考えられ
るので、この条件が常に満たせるならば、前記の如く7
日間とせずに、それ以下であってもよい。
【0028】
【実施例】本発明に係る判定方法につき、その理解を深
めるため以下請求項と請求項の夫々につき、測定値
データの解析を具体例によって説示する。まず、請求項
のSpO2 値が緩やかな下降傾向にあることの判定方
法につき、その具体例を図、図そして下記の表
参照により、これを以下詳細に説示する。表の5月1
0日におけるNo.58による送信SpO2 値がコンピ
ュータ7に入力されてきたとき、まず5月10日を含む
8日間前から21日間前までの14日間、すなわち4月
20日〜5月3日のSpO2 値全データ(No.1〜N
o.39)につき、その平均と偏差を求めると 平均 89.6% 偏差 1.01% となり、ここで、その算出に使用した上記測定値全デー
タ(No.1〜No.39)が、89.6%±3×1.
01%(Pg=3)の範囲に含まれているかにつき調べ
ると、すべてが当該範囲に含まれているので、上記の平
均と偏差を第10工程における判定のために使用するこ
ととした。
【0029】
【表1】
【0030】次に、5月10日を含む7日間前まで、す
なわち、5月4日〜5月10日のSpO2 値全データ
(No.40〜No.58)に対して、5月4日の0時
を時間軸の原点とし、単位は日として測定時刻を変換す
ると、例えばNo.45の測定値データまでの時間は
1.825日となるから、これにより最小二乗法でY切
片と傾きを求めると、 Y切片 89.9% 傾き −0.164 となる。従って、この傾きは負であるから、このことに
より、次に傾きに対する95%の信頼区間を求めると、
前記のSbは Sb=0.216 となり、データ数NS=19(No.40〜No.5
8)より、19−2のt分布の有意点=0.05の値は
2.110となるため、95%の信頼区間は、 −0.164±2.110×0.216 となる。
【0031】 従って、上記の区間は0を含むことにな
り、前記図の第8工程における有意性はないと検定で
きるから、SpO2 値の緩やかな下降傾向なしの判定が
下される。そして5月10日(No.60)における送
信SpO2 値がコンピュータ7に送信されて来たとき
は、 平均 89.6% 偏差 1.101% Y切片 90.6% 傾き −0.474 95%の信頼区間 −0.474±2.093×
0.222 とあり、この区間は0を含まないので、第10工程に基
づき不等判定式の成否を算定したところ 89.6%− 2× 1.101%=87.4%>−0.474 × 7+90.6%
=87.3% となって成立したため、当該SpO2 値の緩やかな下降
傾向があると判定され、これにより警報器9がアラーム
を報ずることとなった。
【0032】 上記と同様の手順によりNo.61〜N
o.66の判定を行えば、No.61、No.62、N
o.63、No.64、そしてNo.66は、何れもS
pO2値が緩やかな下降にあると判定して警報等を発す
ることになり、No.65は傾きに有意性がないという
ことになる。
【0033】 に、脈拍値の緩やかな上昇を判定する場
合、すなわち請求項に係る具体例につき、図、図
そして下記の表を参照して以下説示する。
【0034】
【表2】
【0035】今、上記表中7月24日におけるNo.
79の脈拍値データが、コンピュータ7に送信されてき
たとき、まず、7月24日を含む8日前から21日間前
までの14日間、すなわち、7月4日〜7月17日の脈
拍値全データ(No.1〜No.55)の平均と偏差を
求めるのであり、これにより、 平均 92.7% 偏差 3.83% を算定し、この算定に使用した上記No.1〜No.5
5の全データが、92.7%±3×3.83%の範囲に
含まれているか否かを調べ、この結果、当該範囲に、す
べてが含まれているので、上記の平均と偏差を、後述の
判定に使用することとなる。
【0036】 次に、7月24日を含む7日間前まで、す
なわち7月18日〜7月24日の脈拍値全データ(N
o.56〜No.79)に対して、7月18日の0時を
時間軸の原点とし、単位を日として測定時刻を変換する
のであり、従って、例えばNo.60の測定値データま
での時間は1.222日となるから、これにより最小二
乗法でY切片と傾きを求めると、 Y切片 91.6% 傾き 0.288 が得られる。従って、この傾きは正であるので、これに
より次の第8工程を行うことになり、傾きに対する95
%の信頼区間を求めると、前記Sbは Sb=0.503 となり、データ数NS24(No.56〜No.79)
より、24−2のt分布の有意点=0.05の値は、
2.074となるため、95%の信頼区間は、 0.288±2.074×0.503 となって、この区間は0を含むことから、有意性はない
と検定でき、これにより脈拍値は緩やかな上昇にないと
判定される。
【0037】 同様にして、7月24日のNo.80〜N
o.82に係るコンピュータ7への入力に対しても、有
意性なしとなるので脈拍値全データに緩やかな上昇は認
められない旨の判定が下され、7月25日のNo.83
の場合には、 平均 92.8% 偏差 3.748% Y切片 90.5% 傾き 1.113 95%の信頼区間 1.113±2.074×0.
526 となるから、この区間は0を含まず有意性ありと検定さ
れ、さらに不等判別式の成否は、 92.8%+ 2× 3.748%= 100.3%> 1.113× 7+90.5%
=98.3% となるため、脈拍値全データは緩やかな上昇にないと判
定できることになり、同様にして、No.84とNo.
85の判定も、有意性はあるが、緩やかな上昇にないと
判定される。
【0038】 さらに、7月26日のNo.86の場合に
あっては 平均 92.9% 偏差 3.834% Y切片 90.1% 傾き 1.635 95%の信頼区間 1.635±2.080×0.
504 となり、この区間は0を含まないため有意性ありとなる
ので、判定のための不等判定式により、 92.9%+2 × 3.834%= 100.6%< 1.635× 7+90.1%
= 101.5% となることから、脈拍値に緩やかな上昇ありと判定し警
報を鳴らすことになる。同様にして、No.87とN
o.88の判定結果は、これまた何れも上記のNo.8
6と同じく警報を発するものとなった。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上のようにして実施できるも
のであるから、在宅酸素療法を受けている在宅療養患者
につき、単に、SpO2 値や脈拍値につき、定期的に送
信されてくる測定値データを検ずることで、当該患者の
容態を把握できるというだけでなく、コンピュータによ
り当該測定データにつき、請求項ではSpO2 値の緩
徐な下降、そして請求項にあっては脈拍値の緩徐な上
昇につき、夫々を自動解析により、高い信頼性をもって
判定可能としたから、解析専用オペレータが不要となる
と共に、人為的解析手段の優劣や誤操作の問題を解消で
き、しかも速やかに誰にでも測定値データの変化を警報
等により認識させ得ることになり、同上患者に対しての
緊急対応が敏速化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る判定方法の実施に用いられる測定
値データの送信用装置例を示した構成説明図である。
【図2】在宅療養患者SpO2 値につき、その緩やかな
下降を判定するための請求項1に係る方法例を示したフ
ローチャートである。
【図3】本願の請求項1に係るSpO2 値データにつ
き、その直線近似式を算定して得られる傾きの有意性検
定方法説示用の説明図である。
【図4】本願の請求項1と請求項2における傾きの有意
性検定手順を示したフロチャートである。
【図5】本願の請求項に係るSpO2 値と脈拍値の
データを示したトレンドグラフである。
【図6】在宅療養患者脈拍値につき、その緩やかな上昇
判定するための請求項に係る方法例を示したフロー
チャートである。
【図7】本願の請求項に係る脈拍値とSpO2 値の各
データを示したトレンドグラフである。
【符号の説明】
1 パルスオキシメータ 7 コンピュータ A Y切片 B 傾き P1 所定近時前期間 P2 所定直前期間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 在宅酸素療法を受けている在宅療養患者
    が、パルスオキシメータにより測定した自己の動脈血酸
    素飽和度(SpO2 値)を、所要箇所におけるコンピュ
    ータへ継続的に送信するようにし、当該送信SpO2 値
    につき、上記のコンピュータによって、所定近時前期間
    におけるSpO2 値全データの平均と偏差とを求め、こ
    れらの平均と偏差からPe=2〜3をパラメータとする
    平均±Pe×偏差を求めて、この平均±Pe×偏差の範
    囲内に、上記SpO2 値全データが、すべて含まれてい
    れば、当該平均と偏差を後述の判定時に採択し、上記S
    pO2 値全データ中に平均±Pe×偏差の範囲内でない
    データが含まれているときは、当該データが含まれなく
    なるまで、そのSpO2 値を除外したSpO2 値データ
    の更正平均と更正偏差を求めて、当該更正平均と更正偏
    差を後述の判定時に採択するようにし、一方前記した所
    定近時前期間後であって判定日以前の所定直前期間にお
    ける始期を時間軸の原点として、当該所定直前期間にわ
    たる全SpO2 値に対して、最小二乗法によりY切片と
    傾きを求め、この傾きが正であればSpO2 値に緩やか
    な下降傾向なしと判定し、上記の傾きが負であるとき
    は、当該傾きについて、その有意性の検定を行い、その
    結果が有意性なしであるときはSpO2 値に緩やかな下
    降傾向なしと判定し、上記の結果が有意性ありであると
    きは、前記の平均または更正平均と偏差または更正偏差
    およびY切片と傾きを採択し、かつ、Pf=2〜3をパ
    ラメータとして、平均または更正平均−Pf×偏差また
    は更正偏差>傾き×所定直前期間の日数+Y切片の不等
    判定式が成立しないときは、SpO2 値に緩やかな下降
    傾向はないと判定し、当該不等判定式が成立したとき
    は、SpO2 値が緩やかな下降にあると判定するように
    したことを特徴とする動脈血酸素飽和度測定値の変化に
    よる患者容態の自動解析による判定方法。
  2. 【請求項2】 在宅酸素療法を受けている在宅療養患者
    が、パルスオキシメータにより測定した自己の脈拍値
    を、所要箇所におけるコンピュータへ継続的に送信する
    ようにし、当該送信脈拍値につき、上記のコンピュータ
    によって、所定近時前期間における脈拍値全データの平
    均と偏差とを求め、これらの平均と偏差からPg=2〜
    3をパラメータとする平均±Pg×偏差を求めて、この
    平均±Pg×偏差の範囲内に、上記脈拍値全データが、
    すべて含まれていれば、当該平均と偏差を後述の判定時
    に採択し、上記脈拍値全データ中に平均±Pg×偏差の
    範囲でないデータが含まれているときは、当該データが
    含まれなくなるまで、その脈拍値を除外した脈拍値デー
    タの更正平均と更正偏差を求めて、当該更正平均と更正
    偏差を後述の判定時に採択するようにし、一方前記した
    所定近時前期間後であって、判定日以前の所定直前期間
    における始期を時間軸の原点として、当該所定直前期間
    にわたる全脈拍値に対して、最小二乗法によりY切片と
    傾きを求め、この傾きが負であれば脈拍値に緩やかな上
    昇傾向なしと判定し、上記の傾きが正であるときは、当
    該傾きについて、その有意性の検定を行い、その結果が
    有意性なしであるときは脈拍値に緩やかな上昇傾向なし
    と判定し、上記の結果が有意性ありであるときは、前記
    の平均または更正平均と偏差または更正平均およびY切
    片と傾きを採択し、かつ、Ph=2〜3をパラメータと
    して、平均または更正平均+Ph×偏差または更正偏差
    <傾き×所定直前期間の日数+Y切片の不等判定式が成
    立しないときは、脈拍値に緩やかな上昇傾向はないと判
    定し、当該不等判定式が成立したときは、脈拍値が緩や
    かな上昇にあると判定するようにしたことを特徴とする
    脈拍値の変化による患者容態の自動解析による判定方
    法。
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