JP3059725U - 床束及び床束用受け金具 - Google Patents

床束及び床束用受け金具

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JP3059725U JP1998009758U JP975898U JP3059725U JP 3059725 U JP3059725 U JP 3059725U JP 1998009758 U JP1998009758 U JP 1998009758U JP 975898 U JP975898 U JP 975898U JP 3059725 U JP3059725 U JP 3059725U
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了一 荒瀬
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荒瀬化工工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床束の上部受け金具全体で荷重を受け、ネジ
軸と基板の溶接部の破壊を防止する。 【解決する手段】 土台5と大引き6との間に配備さ
れ、土台5に載せられ上向きにネジ軸22を突設した支持
金具2と、大引き6の下面に当てられ下向きにネジ軸32
を突設した受け金具3と、支持金具2と受け金具3の両
ネジ軸22、32に螺合するターンバックル4とによって構
成される床束1において、該受け金具3は、ネジ軸取付
け孔36を有し該孔の周辺が凹んでいる基板31と、該孔36
を貫通し頭部33が基板31に溶接されたネジ軸32とによっ
て形成され、頭部33の頂面37は、基板31の大引き受け面
35よりも突出している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、建築の床構造において、大引きを基礎から所定高さに支える床束に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、斯種床束において、図1に示す如く、土台に載せられネジ軸(22)を上向 きに突設した支持金具(2)と、大引き(6)の下面に当てられ支持金具(2)のネジ 軸(22)とは逆向きのネジ面のネジ軸(32)を下向きに突設した受け金具(3)と、支 持金具(2)と受け金具(3)とのネジ軸(22)(33)に夫々螺合するターンバックル( 4)とによって構成され、ターンバックル(4)を回すことにより長さ調節が可能 な床束(1)が知られている。
【0003】 上記床束(1)は、大引き施工時における大引きの水平度を正確に決めることが でき、又、建築後の材木の乾燥或いは湿気による大引きの水平度の狂い、土台の 上下変位に伴い大引き(6)と受け金具(3)との間に隙間が生じる等の事態には、 床束(1)の長さを調節して、床束(1)と大引き(6)との間の隙間をなくし、床束 (1)は大引き(6)を確実に支えることができる。
【0004】 上記床束(1)の従来の受け金具(3)は、図5に示す如く、基板(31)と該基板に 溶接固定した頭付きネジ軸(32)とによって形成されている。 基板(31)の略中央部にネジ軸取付け孔(36)が開設されると共に該孔(36)の周辺 にプレス加工によって凹み部(34)が形成され、リブを形成して基板(31)を補強し ている。 基板(31)の孔(36)にネジ軸(32)を貫通させ、該ネジ軸(32)の頭部(33)を凹み部 (34)に収容して該頭部(33)外周の複数箇所が基板(31)に溶接止めされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 従来の受け金具(3)は、頭部(33)の頂面(37)と基板(31)の大引き受け面(35)を 同じ高さに揃えて、大引き(6)に対して基板(31)の受け面(35)と頭部(33)の頂面 (37)の両方が同時に当たる様にしている。 しかし、基板(31)の凹み部(34)の加工誤差、ネジ軸(32)の頭部(33)の加工誤差 、基板(31)とネジ軸(32)の組立の誤差等により、ネジ軸頭部(33)の頂面(37)の高 さが、基板(31)の大引き受け面(35)より低くなってしまうことがある。
【0006】 この場合、大引き(6)の荷重の全量が基板(31)に掛かり、基板(31)とネジ軸頭 部(33)の溶接部(38)が破壊されて、基板(31)がネジ軸(32)を滑ってずり落ちてし まう問題が生じる。 本考案は、上記問題を解決できる床束及び床束用受け金具を明らかにするもの である。
【0007】
【課題を解決する手段】
本考案の床束(1)は、土台に置かれて上向きにネジ軸(22)を突設した支持金具 (2)と、大引き(6)の下面に当てられ下向きにネジ軸(32)を突設した受け金具( 3)と、支持金具(2)と受け金具(3)の両ネジ軸(22)(32)に螺合するターンバッ クル(4)とによって構成される床束(1)に於て、受け金具(3)は、基板(31)に凹 み部(34)を形成し、該凹み部(34)の底面にネジ軸取付け孔(36)を開設し、前記ネ ジ軸(32)は、該ネジ軸取付け孔(36)を貫通し、頭部(33)が基板(31)の凹み部(34) に収容され、基板(31)に溶接されており、頭部(33)の頂面(37)は、基板(31)の大 引き受け面(35)よりも突出している。
【0008】 又、本考案の床束の受け金具(3)は、基板(31)に凹み部(34)を形成し、該凹み 部(34)の底面にネジ軸取付け孔(36)を開設し、前記ネジ軸(32)は、該ネジ軸取付 け孔(36)を貫通し、頭部(33)が基板(31)の凹み部(34)に収容され、基板(31)に溶 接されており、頭部(33)の頂面(37)は、基板(31)の大引き受け面(35)よりも突出 している。
【0009】
【作用及び効果】
土台と大引き(6)との間に床束(1)を介装した際、基板(31)のネジ軸頭部(33) の頂面(37)が大引き(6)の下面に当たる。 大引き(6)と基板(31)との間には、ネジ軸頭部(33)が基板(31)の大引き受け面 (35)より突出した分だけ隙間が生じており、この段階では、基板(31)には大引き (6)の荷重は作用しない。従って基板(31)とネジ軸(32)を接合するための溶接部 (38)が破壊されることはない。
【0010】 床束(1)を設置して年数が経つと、床束(1)に作用する荷重で大引き(6)にネ ジ軸頭部(33)が食い込んで、基板(31)の大引き受け面(35)でも大引き(6)を受け ることになるが、ネジ頭部(33)が大引き(6)を支えているため、基板(31)に大き な荷重が作用して基板(31)とネジ軸頭部(33)の溶接部(38)が破壊されることはな い。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1に示す如く、床束(1)は、土台に置かれ上向きにネジ軸(22)を突設した支 持金具(2)と、大引き(6)の下面に当たり下向きにネジ軸(32)を突設した受け金 具(3)と、支持金具(2)と受け金具(3)とのネジ軸(22)(33)に螺合するターンバ ックル(4)とによって構成される。
【0012】 支持金具(2)と受け金具(3)は共に矩形の基板(21)(31)の中央にネジ軸(22)(3 3)を突設しており、両ネジ軸(22)(23)は互いに逆ネジである。ネジ軸(22)(23)に はターンバックルの回止めナット(42)(43)が螺合されている。
【0013】 ターンバックル(4)は、両端に内ネジ筒部(44)(45)を有し、中間胴部の一部に 角筒部(41)を有している。 角筒部(41)は、ターンバックル(4)をモンキーレンチ等の回転工具で回すため のものであり、実施例ではターンバックル(4)の中間胴部の上半分が角筒部(41) となっているが、これに限らず、回転工具が係合できれば位置や長さは問わない 。 前記回止めナット(42)と角筒部(41)は共通の回転工具が使用できる様に、角筒 部(41)の太さが決められている。
【0014】 前記受け金具(3)の基板(31)はネジ軸取付け孔(36)を有し、一端に大引き(6) の側面が当たる上向き屈曲片(30)が形成されている。 基板(31)にはネジ軸取付け孔(36)を一周し且つ屈曲片(30)へ延びる凹み部(34) が形成されており、該凹み部(34)は下記のネジ軸頭部(33)の収容と基板(31)自体 をリブによって補強することを兼ねている。
【0015】 基板(31)のネジ軸取付け孔(36)を貫通してネジ軸(32)が嵌まり、該ネジ軸(32) の頭部(33)が凹み部(34)に収容され、頭部(33)の外周の複数箇所が溶接によって 基板(31)に接合される。
【0016】 図4に示す如く、ネジ軸頭部(33)の頂面(37)は、基板(31)の大引き受け面(35) よりも僅か突出し、この突出量は該受け面(35)よりも0.5〜1mm程度とするこ とが望ましい。 ネジ軸頭部(33)の突出量を大引き受け面(35)よりも0.5mm以内にすることは 、加工誤差、組立誤差によって、頂面(37)と大引き受け面(35)が揃ってしまう虞 れがある。又、大引き受け面(35)よりも1mm以上突出させることは、基板(31)と 大引き(6)との間に隙間が生じたままとなり、大引きの支持を不安定とする虞れ がある。
【0017】 然して、角材、石或いはコンクリート製の土台に床束(1)の支持金具(2)を立 設固定し、ターンバックル(4)を回して、大引き(6)の水平高さに対応して、床 束(1)の長さを調節し、受け金具(3)に大引き(6)を載せる。 ターンバックル(4)の回転によって、床束(1)の受け金具(3)の高さ微調節が 自由にでき、受け金具(3)の高さが決れば、ナット(23)(34)を締めて、高さを固 定する。
【0018】 この段階では、大引き(6)と基板(31)との間には、基板(31)の大引き受け面(3 5)よりネジ軸頭部(33)の突出分に対応して隙間が生じており、基板(31)には大引 き(6)の荷重は作用しない。従って基板(31)とネジ軸(32)を接合するための溶接 部(38)が破壊されることはない。
【0019】 床束(1)を設置して時間が経過すると、床束(1)に作用する荷重で大引き(6) にネジ軸頭部(33)が食い込んで、基板(31)でも大引き(6)を受けることになるが 、ネジ頭部(33)でも大引き(6)を支えているため、基板(31)に大きな荷重は作用 せず、基板(31)とネジ軸頭部(33)の溶接部(38)が破壊されることはない。
【0020】 又、材木の乾燥或いは湿気による大引き(6)の水平度の狂い、大引き(6)と受 け金具(3)との間に隙間が生じれば、ターンバックル(4)を回転して床束(1)の 長さを調節して、床束(1)と大引き(6)との間の隙間をなくし、床束(1)で大引 き(6)を確実に支えることができる。
【0021】 図2、図3は他の実施例の受け金具(3)を示しており、図3は矩形の基板(31) にネジ軸(32)を溶接固定したもの、図3は、両端に上向き屈曲片(30)(30)を具え た基板(31)にネジ軸(32)を溶接固定したものである。 何れの場合も、基板(31)にはネジ軸取付け孔(36)及び該孔(36)を包囲して凹み 部(34)を形成し、孔(36)を貫通させたネジ軸(32)の頭部(33)を該凹み部(34)内で 溶接固定しており、頭部(33)の頂面(37)は、基板(31)の大引き受け面(35)よりも 僅か高く位置している。
【0022】 尚、床束(1)の下部の支持金具(2)は、図2の受け金具(3)を逆さにした構造 のもの、即ち、矩形の基板(21)の中央にネジ軸取付け孔(26)を開設し、該孔(26) の周辺に凹み(24)を形成し、ネジ軸(22)を孔(26)に貫通させ、ネジ軸頭部(23)を 凹み(24)内で溶接固定する構造が採用されることが多いが、この場合も、ネジ軸 頭部(23)が基板(21)の接地面より僅か突出する様にすれば、支持金具(2)におい ても、前記同様の理由により基板(21)とネジ軸頭部(23)の溶接部(28)が破壊され ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】床束の斜面図である。
【図2】フラット状受け金具の斜面図である。
【図3】コ字状受け金具の斜面図である。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図5】同上の従来例の断面図である。
【符号の説明】
(1) 床束 (11) 角筒部 (2) 支持金具 (3) 受け金具 (31) 基板 (32) ネジ軸 (33) 頭部 (4) ターンバックル (5) 土台 (6) 大引き

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土台に置かれて上向きにネジ軸(22)を突
    設した支持金具(2)と、大引き(6)の下面に当てられ下
    向きにネジ軸(32)を突設した受け金具(3)と、支持金具
    (2)と受け金具(3)の両ネジ軸(22)(32)に螺合するター
    ンバックル(4)とによって構成される床束(1)に於て、
    受け金具(3)は、基板(31)に凹み部(34)を形成し、該凹
    み部(34)の底面にネジ軸取付け孔(36)を開設し、前記ネ
    ジ軸(32)は、該ネジ軸取付け孔(36)を貫通し、頭部(33)
    が基板(31)の凹み部(34)に収容され、基板(31)に溶接さ
    れており、ネジ軸頭部(33)の頂面(37)は、基板(31)の大
    引き受け面(35)よりも突出していることを特徴とする床
    束。
  2. 【請求項2】 土台に置かれて上向きにネジ軸(22)を突
    設した支持金具(2)と、大引き(6)の下面に当てられ下
    向きにネジ軸(32)を突設した受け金具(3)と、支持金具
    (2)と受け金具(3)の両ネジ軸(22)(32)に螺合するター
    ンバックル(4)とによって構成される床束(1)の該受け
    金具(3)であって、受け金具(3)は、基板(31)に凹み部
    (34)を形成し、該凹み部(34)の底面にネジ軸取付け孔(3
    6)を開設し、前記ネジ軸(32)は、該ネジ軸取付け孔(36)
    を貫通し、ネジ軸頭部(33)が基板(31)の凹み部(34)に収
    容され、基板(31)に溶接されており、頭部(33)の頂面(3
    7)は、基板(31)の大引き受け面(35)よりも突出している
    床束用受け金具。
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