JPH0745705Y2 - 大型型枠装置 - Google Patents

大型型枠装置

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JPH0745705Y2
JPH0745705Y2 JP1989057321U JP5732189U JPH0745705Y2 JP H0745705 Y2 JPH0745705 Y2 JP H0745705Y2 JP 1989057321 U JP1989057321 U JP 1989057321U JP 5732189 U JP5732189 U JP 5732189U JP H0745705 Y2 JPH0745705 Y2 JP H0745705Y2
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formwork
nut
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bolt
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JP1989057321U
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文男 大竹
義和 広川
英雄 松山
茂 下井
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は大型型枠装置に係り、詳しくは、面型枠の設
置と締付けが容易な大型型枠装置に関する。
[従来の技術] 例えば、堰板と支保工が一体に取付けられた面型枠を有
する大型型枠装置がある。この大型型枠装置を用いて、
現場の床面に壁型枠を組立てる場合には、面型枠を床面
の所定の位置に立設させて位置決めし、さらに、互いに
対面する面型枠の上部同士と下部同士をタイボルト等の
締付部材で緊結する必要がある。
従来では、下部のタイボルトは、面型枠を床面の所定位
置に立設させた後に、互いの面型枠の向い合わせ位置に
形成された孔部を挿通させて取付けるようにしている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このような取付方法では、タイボルトの取付
が面倒であるばかりでなく、さらに、向い合わせの孔部
にズレが生じた場合にはタイボルトの挿通が極めて困難
となり、作業の能率の低下を来すこととなる。
この考案は、このような実情に鑑みてなされたもので、
面型枠の設置と締付けが容易な大型型枠装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この考案の大型型枠装置
は、スラブSの所定位置に略壁厚に対応させた間隔で根
巻アングル28を対向させ、セパレータ29によりこの間隔
に接続された鉄コン30を、この部分の面型枠1の下部に
対応する位置に挟み込み、鉄コン30に根巻きアングル28
の外側からナット31を締め付けて固定し、前記ナット32
とタイプレート33が挿着された下タイボルト27をナット
31に螺合させ、一方、面型枠1の下部に下端アングル34
を取り付け、前記面型枠1の下端アングル34を根巻アン
グル28に外側から当接させた状態で前記面型枠1に取り
付けられたレベルジャッキ18で前記スラブS上に支持
し、前記下タイボルト27は下タイ受金物19のスリット部
19dの下端の開放側から挿着して締付可能に構成したこ
とを特徴としている。
[作用] この考案では、スラブSの所定位置に略壁厚に対応させ
た間隔で根巻アングル28の面型枠1の下部位置決め金物
に、セパレータ29によりこの間隔に接続された鉄コン30
に根巻きアングル28の外側からナット31を締め付けて固
定し、ナット32とタイプレート33が挿着された下タイボ
ルト27をナット31に螺合させて面型枠1の締付具を設け
る。一方、面型枠1の下端アングル34を根巻アングル28
に外側から当接させた状態で面型枠1に取り付けられた
レベルジャッキ18でスラブS上に支持し、下タイボルト
27は下タイ受金物19のスリット部19dの下端の開放側か
ら挿着して締付ける。
このように、面型枠1の下部位置決め金物と面型枠1の
締付具が、面型枠1と分離しており、面型枠を床面に組
立てる場合には、スリット部が対応する面型枠1の締付
具の上方に位置するようにして面型枠を吊上げ、この状
態で面型枠を下方に移動させて床面に立設させると、面
型枠1の締付具が下端の開放側からスリット部に挿着さ
れる。
面型枠のレベル調整は、面型枠1の締付具がスリット部
を上下方向の任意の位置に自由にスライドすることで行
なわれ、この後、面型枠1の締付具を締付部材受部に締
め付ける。
[実施例] 次に、添付図面と共にこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は大型型枠装置の平面図、第2図は断面図、第3
図は側面図、第4図は締付の詳細を示す断面図である。
図中符号Aは水平分割打ち工法に使用される壁の大型型
枠装置であり、その面型枠1はワイドビーム2、ジョイ
ント端太3、横端太4、合板パネル5等で構成される。
面型枠1に所定間隔で配置されるワイドビーム2は一対
のC型鋼2aをそのウェブ面を向い合わせにした状態で、
所定の間隔が保持された構造になっており、その任意の
位置の孔部2bには角パイプの一対のジョイント端太3が
挿通され、座金6,7とボルト8を介して内端側に固定さ
れている。なお、大型型枠装置Aは第4図に示すよう
に、ジョイント端太3を挿通する以外の孔部2bに、さら
に同様な角パイプの一対の通端太9を挿通させ、座金6,
7とボルト8を介して外端側に固定するようにしてもよ
い。
そして、ワイドビーム2にはC型鋼2aの間隙に挿通され
るボルト10を介して座金11で固定金物12が取り付けら
れ、この固定金物12に木製の横端太4が木ビス等により
固定され、横端太4に合板パネル5が釘止めされてい
る。
ワイドビーム2を構成する一対C型鋼2aの上端には上タ
イ受金物13,14がボルト15で固定され、下端内側にはレ
ベル調整機構としてのジャッキ受金物16がボルト17で片
持支持されている(第5図)。ジャッキ受金物16には片
持部にレベルジャッキ18を支持するナット16aが溶接さ
れ、内側の部分に横端太受16bが溶接されている。そし
て、ワイドビーム2の下端外側には、下タイ受金物19の
ベース部19aがボルト20を介して固定され、これらの金
物によって一対のC型鋼2a同士が所定間隙で確実に保持
される。さらに、ワイドビーム2の外側には、第3図に
示すように、上下の固定金具21,22にピン23,24を介して
ベースブラケット25が略水平面内で回動可能に支持さ
れ、この先端にジャッキボルト26が取り付けされる。
そして、締付部材受部としての前記下タイ受金物19はベ
ース部19aに垂下部19bが一体に形成されブレース部19c
で補強された構造になっており、第11図及び第12図に示
すように、垂下部19bには下端が開放されたスリット部1
9dが形成され、このスリット部19dの下端から締付部材
としての下タイボルト27が挿着できるようになってい
る。
従って、この大型型枠装置Aを用いて、壁の型枠を組立
てる場合には、まず、第4図に示すように、スラブSの
所定位置に略壁厚に対応させた間隔で根巻アングル28を
対向させて取り付ける。そして、セパレータ29によりこ
の間隔に接続された鉄コン30を、この部分のワイドビー
ム2に対応する位置に挟み込み、鉄コン30に根巻きアン
グル28の外側からナット31を締め付けて固定し、ナット
32とタイプレート33が挿着された下タイボルト27をナッ
ト31に螺合させる。このとき下タイボルト27のナット32
はタイプレート33と共に外側に充分に移動させておく必
要がある。
一方、合板パネル5の下端アングル34を取り付け、面型
枠1を揚重機等で垂直な状態に吊り上げ、面型枠1のア
ングル34を根巻アングル28に外側から当接させた状態で
下方に移動させ、面型枠1を敷鉄板を介してレベルジャ
ッキ18でスラブS上に支持される。このとき、下タイボ
ルト27は下タイ受金物19のスリット部19dの下端の開放
側から挿着させる。
次に、ベースブラケット25を回動させ面型枠1と垂直状
態にして、また、ジャッキボルト26で建入りの調節をし
たり、また、レベルジャッキ18でレベルを調節すること
で、面型枠1の正確な位置決めを行なうが、このとき、
下タイボルト27がスリット部を自在にスライドすること
ができ、位置決めを円滑に行なうことができる。
この後、上タイ受金物13,14を幅止パイプ35を介して上
タイボルト36で接続させる一方、下タイボルト27のナッ
ト32を締付けることにより、タイプレート33を介して面
型枠1の下タイ受金物19同士が下タイボルト27、ナット
31、鉄コン30、セパレータ29により互いに接続された状
態になる。
そして、コンクリートが合板パネル5の略上端まで打設
されるが、面型枠1の解体は、上タイボルト36を組立と
逆の手順で取り外し、下タイボルト27をナット31から取
り外して行ない、鉄コン30とセパレータ29はコンクリー
ト中に埋設される。
このように、この考案の大型型枠装置Aでは下部タイボ
ルト27を予めスラブS面に取り付けた状態で、面型枠1
を上方からスライドするようにしてスラブSの所定位置
に取り付けるので、面型枠1の下部の締め付けが容易で
あり、型枠組立作業の能率を大幅に向上させることがで
きる。
また、面型枠1にレベルジャッキ18を設けたので、面型
枠1のレベル調整を一層容易に行なうことができる。
なお、この実施例では下タイボルト27をナット31を介し
て予めスラブS上に固定するようにしているが、ナット
31までを予めスラブSに取り付けたとき、面型枠1をス
ラブSに立設させた後に、下タイボルト27をナット31に
螺合させスリット部19dに挿着するようにしてもよい。
さらに、この実施例の大型型枠装置Aでは、壁の入り隅
部が一体に形成され、直交するジョイント端太3同士は
補強鉄板3aによって溶接され、横端同士はコーナー止金
具37を介して釘止めされ、さらにコーナー部の横端太4
の間には縦端太を設けている。
また、合板パネル5の縦方向両端部には、第7図及び第
8図に示すように、横端太4と同様な厚みの枠材39が設
けられており、同一面同士のジョイント部は平リブ座金
40を介してボルト41でジョイナ42を合板パネル5の内面
に締め付けるようにしている。
さらに、出隅部は第9図及び第10図に示すように、ジョ
イント端太3の端部に突部3bが形成され、この突部3b同
士間にタイプレート43を介してボルト44で締め付け、合
板パネル5の縦方向の端部に設けた枠材45,46同士をボ
ルト47で締め付けるようにしている。
また、この実施例では、面型枠1の締付部材として下タ
イボルト27と上タイボルト36の他に第3図に示すように
中段の横端太4からも、従来と同様、木コン48とセパレ
ータ49を用いて座金50とボルト51で締め付けるようにし
ている。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の大型型枠装置は、面型
枠1の下部位置決め金物と面型枠1の締付具が、面型枠
1と分離しているから、面型枠を床面に組立てる場合に
は、スリット部が対応する面型枠1の締付具の上方に位
置するようにして面型枠を吊上げ、この状態で面型枠を
下方に移動させて床面に立設させると、面型枠1の締付
具が下端の開放側からスリット部に挿着することがで
き、面型枠を上方からスライドするようにして床面の所
定位置に取り付けることで、面型枠下部の締め付けが容
易となり、型枠組立作業の能率を大幅に向上させること
ができる。
また、面型枠のレベル調整は、面型枠1の締付具がスリ
ット部を上下方向の任意の位置に自由にスライドするこ
とで行なわれ、この後、面型枠1の締付具を締付部材受
部に締め付けることで、面型枠のレベル調整を一層容易
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は大型型枠装置の平面図、第2図は断面図、第3
図は第1図のIII−III断面図、第4図は締付の詳細を示
す断面図、第5図は第4図のV−V断面図、第6図は同
じく側面図、第7図はジョイント部を示す断面図、第8
図は同じく側面図、第9図は出隅部ジョイント部の平面
図、第10図は同じく側面図、第11図は下タイ受金物の外
側側面図、第12図は同じく内側側面図である。 図中符号Aは大型型枠装置、1は面型枠、16はジャッキ
受金物、18はレベルジャッキ、19は下タイ受金物、19d
はスリット部、27は下タイボルト、28は根巻アングル、
29はセパレータ、30は鉄コン、31,32はナット、34は下
端アングル、Sはスラブである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 下井 茂 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−237762(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラブSの所定位置に略壁厚に対応させた
    間隔で根巻アングル28を対向させ、セパレータ29により
    この間隔に接続された鉄コン30を、この部分の面型枠1
    の下部に対応する位置に挟み込み、鉄コン30に根巻アン
    グル28の外側からナット31を締め付けて固定し、前記ナ
    ット32とタイプレート33が挿着された下タイボルト27を
    ナット31に螺合させ、一方、面型枠1の下部に下端アン
    グル34を取り付け、前記面型枠1の下端アングル34を根
    巻アングル28に外側から当接させた状態で前記面型枠1
    に取り付けられたレベルジャッキ18で前記スラブS上に
    支持し、前記下タイボルト27は下タイ受金物19のスリッ
    ト部19dの下端の開放側から挿着して締付可能に構成し
    たことを特徴とする大型型枠装置。
JP1989057321U 1989-05-18 1989-05-18 大型型枠装置 Expired - Lifetime JPH0745705Y2 (ja)

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JP1989057321U JPH0745705Y2 (ja) 1989-05-18 1989-05-18 大型型枠装置

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JP1989057321U JPH0745705Y2 (ja) 1989-05-18 1989-05-18 大型型枠装置

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JPH02149051U JPH02149051U (ja) 1990-12-18
JPH0745705Y2 true JPH0745705Y2 (ja) 1995-10-18

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ID=31581919

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61237762A (ja) * 1984-12-13 1986-10-23 李 淵河 型わくの組立、解体装置

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JPH02149051U (ja) 1990-12-18

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