JP3058103B2 - 映像ミュート信号発生回路 - Google Patents

映像ミュート信号発生回路

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JP3058103B2
JP3058103B2 JP8323696A JP32369696A JP3058103B2 JP 3058103 B2 JP3058103 B2 JP 3058103B2 JP 8323696 A JP8323696 A JP 8323696A JP 32369696 A JP32369696 A JP 32369696A JP 3058103 B2 JP3058103 B2 JP 3058103B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータやエンジニアリングワークステーション等のV
GA、XGA等と称される映像信号を、液晶やブラウン
管等の表示装置に表示する際に、垂直帰線期間に不要な
信号が表示されないようにするためのミュート信号を発
生する場合等に用いて好適な映像ミュート信号発生回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の映像信号処理では、垂直帰線期間
に不要信号が表示されないようにするために、一般に垂
直同期信号を利用して映像信号にミュート処理を施して
いる。これにより例えば表示画面上の上部や下部を黒色
表示としたりして、不要信号の表示を避けて使用者へ与
える違和感を回避するようにしている。
【0003】このようなミュート処理は、パーソナルコ
ンピュータやエンジニアリングワークステーション等の
VGA、XGA等と称される映像信号は通常のテレビジ
ョン信号のように統一規格化されておらず、例えば表示
ドット数が640×480、800×600、1024
×768、1280×1024等のように種々の方式が
存在しており、水平走査線数や水平及び垂直の同期周波
数、表示画像の縦横比等も各方式間で異なるために必要
となっている。
【0004】また、映像ミュート信号の発生方法として
は種々の方法が提案されており、例えば、特開昭63−
9384号公報、特開昭63−9383号公報、特開昭
62−200881号公報に開示される技術があるが、
いずれも画像蓄積媒体の未記録時や記録媒体の回転数不
安定期間に映像ミュートを行うというものであり、垂直
同期信号が伝送路上で遅延した場合に垂直帰線期間の映
像ミュート処理を良好に行う提案はなされていない。
【0005】次に従来の垂直帰線期間の映像ミュート信
号発生回路の一例を図面を用いて説明する。図4は従来
の垂直帰線期間の映像ミュート信号発生回路の回路構成
図、図5は上記映像ミュート信号発生回路の動作タイミ
ング図である。
【0006】図4において、VD信号9と表示している
のが垂直同期信号、HD信号10と表示しているのが水
平同期信号(以下、同様)である。VD信号9は判別回
路21により電圧レベルの高低を判定することにより信
号の有無を認識し、判別後VD信号24として出力す
る。
【0007】この判別後VD信号24は、遅延回路22
とHD信号10とによって1水平同期期間または1水平
同期期間以上に遅延させ、遅延VD信号25として次段
のOR回路23へ出力する。OR回路23は判別後VD
信号24と遅延VD信号25とのORをとり、映像ミュ
ート信号26として出力する。このように構成する理由
は、映像ミュート信号26が判別後VD信号24の終了
後もしばらく継続するようにして映像ミュート動作に余
裕を持たせ、不要信号の表示を充分に抑圧するためであ
る。
【0008】次に上記のように構成された映像ミュート
信号発生回路の動作タイミングを図5を用いて説明す
る。図5において、(a)はHD信号10、(b)はV
D信号9であり、このVD信号9は図示のように、判別
回路21により電圧レベルの高低を判定するしきい値V
thで判別して(c)の判別後VD信号24を生成す
る。
【0009】この図5では遅延回路22の遅延時間量が
1水平同期期間の場合を例示しているが、遅延回路22
とHD信号10とにより遅延VD信号25を(d)のご
とく生成する。次に、OR回路23によって、判別後V
D信号24と遅延VD信号25とのORがとられ、図5
(e)に示すように映像ミュート信号26を得ている。
【0010】このように従来の方法では、VD信号9と
HD信号10とから生成した映像ミュート信号26は、
図5に示すようにVD信号9の終了後もtd2の期間は
継続するようにして、映像ミュート動作に余裕を持た
せ、不要信号の表示を充分に抑圧するように構成してい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の垂直帰線期間の映像ミュート信号発生回路で
は、垂直同期信号の終了時に映像ミュート動作に余裕を
持たせ不要信号の表示を充分に抑圧するように構成して
いるが、以下に述べる問題点があった。
【0012】その問題点とは、一般に液晶やブラウン管
等の映像表示装置とパーソナルコンピュータやエンジニ
アリングワークステーション等のVGA、XGA等の映
像信号源は接続ケーブル等に代表される伝送路によって
接続されるが、この伝送路上での信号の時間遅延劣化に
対して、良好な映像ミュート特性が得られないというこ
とである。
【0013】VGA、XGA等の映像信号源は、一般に
映像情報であるRGB信号と水平同期信号、垂直同期信
号で構成され、RGB信号は比較的ランダムな信号、水
平同期信号は約15KHzから40KHz程度の比較的
くり返し周期が短い信号であるが、垂直同期信号はくり
返し周期が約60Hzから150Hz程度と長く、しか
も垂直帰線期間のみに現れる休み期間の長いパルス信号
であるため、伝送路上での時間遅延劣化の影響を最も大
きく受ける。
【0014】伝送路上での時間遅延劣化は、例えば接続
ケーブル等の接続距離が長くなった場合等に、浮遊容量
や信号線の抵抗値および誘導成分の影響が増加していき
時間遅延劣化も増加する。次に、この劣化に対して従来
では良好な映像ミュート特性が得られないということを
図5を用いて説明する。
【0015】伝送路上での時間遅延劣化を受けたVD信
号9は図5(b)に示すように立上がりと立ち下がりが
なまったパルス波形となり、この信号を判別回路21に
より電圧レベルの高低を判定するしきい値Vthで判別
して(c)の判別後VD信号24を生成する。
【0016】この判別結果である判別後VD信号24は
図5(c)のような波形となり、図示から明らかなよう
に、VD信号9終了後はtd2の期間の映像ミュート動
作余裕を持っているが、VD信号9の開始時点ではt6
からt7の期間、すなわちtd1の遅延を生じてしま
い、このtd1の期間は映像ミュート処理が行われず、
不要信号の表示を充分に抑圧することができない。
【0017】ここで、しきい値Vthの判定電圧レベル
を低く設定して判別回路21の動作速度を早くすること
も考えられるが、原理的に時間遅延劣化の影響を皆無と
することはできず、従来の映像ミュート信号発生回路で
は、この問題の根本的な解決策を得ることは困難であ
る。
【0018】また、VD信号9とHD信号10から固定
長のパルス信号を生成して、VD信号9の開始時と終了
時の両方に時間余裕を持たせた映像ミュート信号を得る
ことも可能ではあるが、前に述べたようにVGA、XG
A等の映像信号は通常のテレビジョン信号のように統一
規格化されておらず、種々の方式が存在しており、水平
走査線数も各方式間で異なるために、上記の方法では全
てのVGA、XGA信号に対応することは困難である。
【0019】そこで本発明の目的は、垂直同期信号終了
時点において映像ミュート信号を継続してミュート余裕
を持つのみでなく、垂直同期信号開始時点以前にも映像
ミュート信号を発生させて垂直同期信号の時間遅延劣化
に対して常に良好な映像ミュート動作が可能で、なおか
つ映像信号の水平走査線数に依存せず全てのVGA、X
GA信号に対応することが可能な映像信号垂直帰線期間
の映像ミュート信号発生回路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
目的を達成するために請求項1記載の発明は、映像信号
における垂直同期期間にハイレベルとなる垂直同期信号
(VD信号)と水平同期期間にハイレベルとなる水平同
期信号(HD信号)が入力され、VD信号をHD信号の
立ち上がり時刻t0で1水平同期期間遅延させこの時刻
t0で立ち上がる第1ミュート信号を生成し、第1ミュ
ート信号をさらにHD信号の時刻t0の次の時刻の立ち
下がり時刻t1で遅延および反転させた波形dを生成
し、第1のミュート信号と波形dのNAND論理をとっ
たラッチタイミング信号を生成し、時刻t1の次時刻に
来るHD信号の立ち上がり時刻t2で波形dを遅延させ
た波形gを生成し、この波形gをさらにHD信号の時刻
t2の次時刻の立ち下がり時刻t3で遅延および反転し
た波形iを生成し、波形gと該波形iのAND論理をと
ったクリアタイミング信号を生成し、HD信号をカウン
トし、クリアタイミング信号によってクリアされるnビ
ット2進数の第1のカウンタ手段と、HD信号をカウン
トし、ラッチタイミング信号によってnビットの2進数
が時刻t3でプリセットされるよう構成したnビット2
進数の第2のカウンタ手段と、第2のカウンタ手段のカ
ウント値に基き、VD信号の開始時刻以前の時点で立ち
上がり時刻t3で立ち下がる第2ミュート信号を発生す
るように構成した論理手段と、第1ミュート信号と第2
ミュート信号とのOR論理合成により映像ミュート信号
を発生する合成手段と、第2のカウンタ手段にプリセッ
トする所定のnビットの2進数は時刻t0においての第
1のカウンタ手段の2進数カウンタ値の反転値がプリセ
ット値として入力されるように構成した論理反転手段と
を備え、映像ミュート信号発生動作を巡回的に繰り返す
ことを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明による映像ミュート信
号発生回路の回路構成図、図2は動作タイミング図、図
3は部分的動作タイミング図である。
【0022】図1において、VD信号9とHD信号10
とを遅延論理回路1に入力し、この遅延論理回路1の出
力として図2の(c)ラッチタイミング信号11、
(d)クリアタイミング信号12、(k)第1ミュート
信号20を得るが、遅延論理回路1がこれらの信号を得
る過程を、以下に図3を用いて説明する。
【0023】図3において(b)VD信号9を(a)H
D信号10の立上がりで1水平同期期間遅延させた波形
が、図3のt0で立上がる(c)第1ミュート信号20
である。この(c)第1ミュート信号20をさらに
(a)HD信号10の立ち下がりで遅延させた波形がt
1で立上がる(d)である。また、(e)はt1で立ち
下がる(d)を反転した波形であり、この(e)と
(c)第1ミュート信号20とのNAND論理をとるこ
とによって、(f)ラッチタイミング信号11を得る。
【0024】次に、t2で立上がる(g)は、(d)を
(a)HD信号10の立上がりで遅延させた波形であ
り、t3で立上がる(h)は(a)HD信号10の立下
がりで遅延させた波形、t3で立ち下がる(i)は
(h)を反転した波形である。
【0025】ここで(i)と(g)のAND論理をとる
ことにより、(j)クリアタイミング信号12を得る。
以上の論理で(f)ラッチタイミング信号11は(j)
クリアタイミング信号12よりもVD信号9内で時間的
に1水平同期期間分早く出力するように構成している。
【0026】次に、図1と図2により本発明の動作説明
を続ける。クリア機能付カウンタ2は、クリアタイミン
グ信号12が0(0=ローレベル、以下同様)の間はH
D信号10の立上がりで通常通りカウンタを進め、クリ
アタイミング信号12が1(1=ハイレベル、以下同
様)になるとクリアタイミング信号12の立上がりでカ
ウント値を全て0にクリアする構成になっている。
【0027】一方、プリセット型カウンタ6は、ロード
信号16が1の間はHD信号10の立下がりで通常通り
カウンタを進めるが、ロード信号16が0になると、ロ
ード信号16が0である期間中のHD信号10の立下が
りでプリセット値15のデータをカウント値としてプリ
セットする構成になっている。
【0028】クリア機能付カウンタ2とプリセット型カ
ウンタ6とはいずれもnビットの2進アップカウンタで
あり、クリア機能付カウンタ出力13およびプリセット
型カウンタ出力17とプリセット値15、そしてラッチ
回路3の出力であるラッチ回路出力14はいずれもn本
の信号線数である。
【0029】nビットのnの具体的数値は、2の(n−
1)乗の10進数値が種々のVGA、XGA信号の最大
水平走査線数よりも大きければいくつでも良いが、ここ
では説明を容易にするために仮に11ビットとする。ま
た現在入力されている映像信号の水平走査線数が525
本であると仮定し、図2における(e)クリア機能付カ
ウンタ出力13と(i)プリセット型カウンタ出力17
のカウント値と(f)ラッチ回路出力14および(g)
プリセット値15の値(10進数変換値)に関する各記
載もこの仮定に基づき記している。
【0030】ここで、図1の回路にVD信号9とHD信
号10とを入力すると、前に説明したタイミング動作に
より、まず、図2の(d)クリアタイミング信号12が
時刻t2の時点でクリア機能付カウンタ2をクリアする
ことにより、クリア機能付カウンタ出力13は11本の
データ全てが0にクリアされ、時刻t4の時点から新た
にHD信号10の立上がりによってクリア機能付カウン
タ2はカウント動作を行う。
【0031】クリア機能付カウンタ2のカウント動作が
1巡して再びt0の時点に至ると、入力されている映像
信号の水平走査線数が525本であると仮定しているの
でクリア機能付カウンタ出力13の2進数のデータ値は
LSBから順に0、0、1、1、0、0、0、0、0、
1、0となり、この値を10進数に換算すると524と
なる。
【0032】このクリア機能付カウンタ出力13の2進
数の値は図2の時刻t1の時点のラッチタイミング信号
11の立上がりによってラッチ回路3にラッチされラッ
チ回路出力14は次にラッチタイミング信号11の立上
がりが来るまで上記0、0、1、1、0、0、0、0、
0、1、0の値が固定される。
【0033】このラッチ回路出力14を反転回路4によ
って反転しプリセット値15となるが、ここでプリセッ
ト値15の2進数のデータ値はLSBから順に1、1、
0、0、1、1、1、1、1、0、1となり、この値を
10進数に換算すると1523となる。
【0034】次に図2の時刻t2の時点で(d)クリア
タイミング信号12がクリア機能付カウンタ2をクリア
してクリア機能付カウンタ出力13は11本のデータ全
てが再び0にクリアされるが、クリア機能付カウンタ出
力13は図1のOR回路A5にも入力しており、11本
のデータ全てが再び0にクリアされるのでOR回路出力
であるロード信号16は図2の時刻t2からt4の期間
0(ローレベル)となる。
【0035】従って、ロード信号16が0である図2の
時刻t2からt4の期間の間の時刻t3の時点のHD信
号10の立ち下がりによって、プリセット型カウンタ6
はそのカウント値、即ちプリセット型カウンタ出力17
に、10進数換算の値が1523であるプリセット値1
5がプリセットされる。そしてプリセット型カウンタ6
は、時刻t5以後に到来するHD信号10の立ち下がり
によって10進数換算値の1523に順次1を加算して
いく形でカウント動作を行う。
【0036】さらにカウント動作が一巡して、図2のt
1の時点でのプリセット型カウンタ出力17は、入力さ
れている映像信号の水平走査線数が525本であると仮
定しているので、1523+524=2047となり、
これを2進数表示にすれば11ビットのデータが全て1
(ハイレベル)である。
【0037】ここで通常であれば、図2のt3時点でプ
リセット型カウンタ出力17はクリアされて全て0(ロ
ーレベル)となるところであるが、前の説明と同じよう
に、この時点ではクリア機能付カウンタ出力13は11
本のデータ全てが再び0にクリアされ、ロード信号16
が0である図2の時刻t2からt4の期間の間の時刻t
3の時点のHD信号10の立ち下がりによって、再びプ
リセット型カウンタ出力17に10進数換算の値が15
23であるプリセット値15がプリセットされる。
【0038】この結果、プリセット型カウンタ6は時刻
t5以後に到来するHD信号10の立ち下がりによって
10進数換算値の1523に順次1を加算していく形で
カウント動作を再び繰り返し、以後この動作を順次巡回
的に繰り返す。
【0039】次に、プリセット型カウンタ出力17は論
理回路7を介して第2ミュート信号18を発生させる。
この論理回路7はAND、OR、NAND等の論理の組
合わせによるが、これによってVD信号9の開始以前の
任意の時点から第2ミュート信号18を発生させること
が可能である。例えば、プリセット型カウンタ出力17
のLSBから3ビット目から11ビット目までのAND
論理をとれば、図2(j)に示すように時刻t−3から
時刻t3までの期間ハイレベルを出力する第2ミュート
信号18を得ることができる。
【0040】そして、次段のOR回路B8によって、図
2の(b)VD信号9と(k)第1ミュート信号20と
(j)第2ミュート信号18とのOR論理をとることに
より、図2の(l)映像ミュート信号19が得られる。
図2から判るように(l)映像ミュート信号19は
(b)VD信号9の開始以前の時刻t−3に立上がり、
(b)VD信号9の終了以後も継続した後に時刻t4で
終了する。
【0041】従って、この(l)映像ミュート出力19
を映像ミュートに使用すれば垂直同期信号終了以後、開
始以前いずれにおいても映像ミュート信号を継続してミ
ュート余裕を持ち、垂直同期信号の時間遅延劣化に対し
て常に良好な映像ミュート動作が可能であり、なおかつ
水平走査線数に依存せず全てのVGA、XGA信号に対
応することが可能な映像信号垂直帰線期間の映像ミュー
ト処理が可能となる。
【0042】以上の動作説明は説明を容易にするため
に、クリア機能付カウンタ2とプリセット型カウンタ6
はいずれも11ビット、入力されている映像信号の水平
走査線数が525本であると仮定したが、本発明は原理
的には、プリセット型カウンタ6にクリア機能付カウン
タ2のカウント値の反転値をプリセットする構成なの
で、入力映像信号の水平走査線数2の10乗=2048
本以下であればどのようなVGA、XGA信号にも対応
可能である。
【0043】言い換えれば本発明では、入力映像信号の
水平同期信号と垂直同期信号に一定の巡回的な時間関係
がある水平走査線数2048本以下の信号であれば、ど
のようなVGA、XGA信号であっても、クリア機能付
カウンタ2とプリセット型カウンタ6が11ビットの場
合は、プリセット型カウンタ6のカウント値は必ず図2
の時刻t−3において2044、t1の時刻において2
047となり、垂直同期信号以前の時間関係がこれによ
って特定されるので、垂直同期信号開始時点以前に映像
ミュート信号を発生させることが可能になる。
【0044】また、水平走査線数2048本以上の信号
に対しては、単純にクリア機能付カウンタ2とプリセッ
ト型カウンタ6を11ビット以上にすれば、簡単に対応
可能なことは今までの説明から明白である。
【0045】さらに今までの説明では、各信号論理のハ
イレベル、ローレベル、1、0そして信号の立上がり、
立ち下がりを特定して説明したが、これらは説明を容易
にするためであって、各々の信号の一部または全てが逆
の論理であっても本発明の動作としては何ら支障なく動
作させることが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、水平同期
信号をカウントする第1、第2のカウンタ手段を設け、
第1のカウンタ手段を垂直同期信号期間に発生させたク
リアタイミング信号でクリアさせると共に、この第1の
カウンタ手段のカウント値の反転値で第2のカウンタ手
段をプリセットし、垂直同期信号を水平同期期間以上遅
延させた第1のミュート信号と、上記第2のカウンタ手
段のカウント値に基づいて発生させた垂直同期期間の開
始点以前の第2のミュート信号と、垂直同期信号とを合
成して映像ミュート信号を得るように構成した。
【0047】上記のように構成された本発明によれば、
垂直同期信号終了時点において映像ミュート信号を継続
してミュート余裕を持つのみでなく、垂直同期信号開始
時点以前にも映像ミュート信号を発生させているので、
従来方式では困難であった垂直同期信号の時間遅延劣化
に対して常に良好な映像ミュート動作を得ることができ
る効果が得られる。
【0048】また、水平走査線数に依存せず動作できる
ので、水平同期信号と垂直同期信号に一定の巡回的な時
間関係がある全てのVGA、XGA信号に対応すること
ができる。
【0049】また、第2のカウンタ手段の出力値をデコ
ードする論理手段の構成を変えることにより、垂直同期
信号の開始以前の任意の時点から映像ミュート信号を発
生することができる効果が得られる。
【0050】第1、第2のカウンタ手段のビット数を増
加させることのみで、非常に多くの水平走査線数を持つ
映像信号にも対応できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による映像ミュート発生回
路のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態による動作タイミング図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態の部分的動作タイミング図
である。
【図4】従来の垂直帰線期間の映像ミュート信号発生回
路の一例を示すブロック図である。
【図5】従来の垂直帰線期間の映像ミュート信号発生回
路の動作タイミング図である。
【符号の説明】
1 遅延論理回路 2 クリア機能付カウンタ 3 ラッチ回路 4 反転回路 5 OR回路A 6 プリセット型カウンタ 7 論理回路 8 OR回路B 9 VD信号 10 HD信号 11 ラッチタイミング信号 12 クリアタイミング信号 13 クリア機能付カウンタ出力 14 ラッチ回路出力 15 プリセット値 16 ロード信号 17 プリセット型カウンタ出力 18 第2ミュート信号 19 映像ミュート信号 20 第1ミュート信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号における垂直同期期間にハイレ
    ベルとなる垂直同期信号(VD信号)と水平同期期間に
    ハイレベルとなる水平同期信号(HD信号)が入力さ
    れ、 前記VD信号を前記HD信号の立ち上がり時刻t0で1
    水平同期期間遅延させ該時刻t0で立ち上がる第1ミュ
    ート信号を生成し、第1ミュート信号をさらに前記HD
    信号の時刻t0の次の時刻の立ち下がり時刻t1で遅延
    および反転させた波形dを生成し、前記第1のミュート
    信号と波形dのNAND論理をとったラッチタイミング
    信号を生成し、 前記時刻t1の次時刻に来るHD信号の立ち上がり時刻
    t2で波形dを遅延させた波形gを生成し、該波形gを
    さらに前記HD信号の時刻t2の次時刻の立ち下がり時
    刻t3で遅延および反転した波形iを生成し、前記波形
    gと該波形iのAND論理をとったクリアタイミング信
    号を生成し、 前記HD信号をカウントし、前記クリアタイミング信号
    によってクリアされるnビット2進数の第1のカウンタ
    手段と、 前記HD信号をカウントし、前記ラッチタイミング信号
    によって前記nビットの2進数が時刻t3でプリセット
    されるよう構成したnビット2進数の第2のカウンタ手
    段と、 前記第2のカウンタ手段のカウント値に基き、前記VD
    信号の開始時刻以前の時点で立ち上がり時刻t3で立ち
    下がる第2ミュート信号を発生するように構成した論理
    手段と、 前記第1ミュート信号と前記第2ミュート信号とのOR
    論理合成により映像ミュート信号を発生する合成手段
    と、 前記第2のカウンタ手段にプリセットする所定のnビッ
    トの2進数は時刻t0においての前記第1のカウンタ手
    段の2進数カウンタ値の反転値がプリセット値として入
    力されるように構成した論理反転手段とを備え、 前記映像ミュート信号発生動作を巡回的に繰り返すこと
    を特徴とする映像ミュート信号発生回路。
JP8323696A 1996-12-04 1996-12-04 映像ミュート信号発生回路 Expired - Lifetime JP3058103B2 (ja)

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JPH10161625A JPH10161625A (ja) 1998-06-19
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JP8323696A Expired - Lifetime JP3058103B2 (ja) 1996-12-04 1996-12-04 映像ミュート信号発生回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107710783A (zh) * 2015-06-16 2018-02-16 雅马哈株式会社 音频装置、音频***、和同步再现方法

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JPH10161625A (ja) 1998-06-19

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