JP3057796B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP3057796B2
JP3057796B2 JP3093419A JP9341991A JP3057796B2 JP 3057796 B2 JP3057796 B2 JP 3057796B2 JP 3093419 A JP3093419 A JP 3093419A JP 9341991 A JP9341991 A JP 9341991A JP 3057796 B2 JP3057796 B2 JP 3057796B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数枚のディスクを交換
再生できるようにしたディスクプレーヤに関し、特に車
載用として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】情報信号が記録されたディスク、例えば
デジタル・オーディオ・ディスクから情報信号の再生を
行うディスクプレーヤにあって、夫々にディスクが載置
される複数のディスクトレイが段載収納されたディスク
カートリッジが着脱自在に装着されるようになされ、斯
かるディスクカートリッジからディスク再生部にディス
クを選択供給するディスクチェンジャー機構を備えるも
のが用いられている。このようなディスクチェンジャー
機構を備えるディスクプレーヤにおいては、ディスクチ
ェンジャー機構の一部を形成し、ディスクカートリッジ
が装着されるカートリッジ装着部とディスク再生部との
間で直線移動可能とされたトレイ引出し機構により、デ
ィスクカートリッジからディスクトレイが、それに載置
されたディスクの全体がディスクカートリッジ外に位置
するものとなるようにして、ディスク再生部側に引き出
され、斯かる引出し位置に置かれたディスクトレイに載
置されたディスクが上昇移動せしめられてディスク再生
部に装着され、読取手段によるディスクからの情報信号
の読取り、すなわち再生が行われるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
ディスクプレーヤを自動車等に搭載して使用するとき
は、車体の振動が内部機構、特に再生機構に加わり、再
生に悪影響を与えることになるので、内部機構は浮動状
態で保持する必要がある。しかし、内部機構を浮動状態
にするとディスクカートリッジの着脱動作が不安定にな
り、この着脱が確実に行なえなくなる。本発明はかかる
点に鑑みてなされたもので各機構が備えられたシャーシ
を外匣体に対して、ディスクカートリッジの着脱時は固
定状態と、ディスク再生時に浮動状態に保持して振動の
悪影響を受けないようにしたディスクプレーヤを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明に係るディスクプレーヤは、開口部が設け
られ、ディスクが積層状で進退動作可能に収納支持さ
れ、且つ複数のディスクが夫々開口部から進出する第1
の位置と、後退収納される第2の位置とを取り得るもの
とされるディスクカートリッジが装着されるカートリッ
ジ装着部を形成したメカニカルシャーシと、メカニカル
シャーシに対してディスクカートリッジの複数のディス
クの積層方向に移動可能に配され、ディスク再生装置が
搭載された移動シャーシと、ディスクカートリッジを挿
入する挿入口が形成され、メカニカルシャーシが内壁面
との間に所定の間隔を置いて収納されてこのメカニカル
シャーシを浮動状態に支持する外匣体とを有し、移動シ
ャーシに、ディスクカートリッジの複数のディスクを1
枚ごとに第1の位置と第2の位置に進退動作させる進退
駆動部材と、第1の位置をとるディスクの任意の1枚の
ディスクをディスク再生装置に対してチャッキングする
チャッキング機構を備えるとともに進退駆動部材とチャ
ッキング機構を駆動する駆動機構を備え、メカニカルシ
ャーシに、外匣体の内壁面の少なくともディスクカート
リッジの挿脱方向に対向する2面およびディスクカート
リッジに対するディスクの進退方向に対向する2面に対
して接離可能に当接されるロック部材を配し、ロック部
材に駆動機構の駆動力を伝達し、ロック部材を外匣体の
内壁面に対し、ディスクの第2の位置をとる状態で当接
動作し、ディスクの第1の位置をとるチャッキング状態
で離隔動作するように構成したものである。
【0005】
【作用】本発明に係るディスクプレーヤは、前述のよう
に構成したことにより、ディスクカートリッジに対しデ
ィスクがディスク再生装置に対応する進出位置から後退
収納位置をとる状態でメカニカルシャーシは、これが浮
動状態で収納支持される外匣体に対しその内壁面の少な
くとも4面にロック部材が当接して確実に固定状態で保
持される。従って、ディスクのディスクカートリッジへ
の後退収納動作が安定して行われ、ディスクはディスク
カートリッジに確実に収納でき、また、ディスクカート
リッジのメカニカルシャーシのカートリッジ装着部に対
する着脱時もメカニカルシャーシが外匣体に固定状態で
保持された外匣体と一体化されて安定して確実に行うこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するに、本発明
をディスクオートチェンジャープレーヤに適用した場合
について説明する。
【0007】図1及び図2は本発明を適用したディスク
オートチェンジャープレーヤの一例の要部を示す。図に
おいて、1は外匣体を示し、小型、例えば奥行215〜
230mm、幅80〜95mm、高さ150〜160m
mの直方体状に形成されて、その上面側の一半部位に、
複数枚のディスクが積層状に収納されるディスクカート
リッジの挿入口1aが形成されている。この外匣体1内
に各機構が搭載されるメカニカルシャーシ(以下メカシ
ャーシという)2が弾性吊懸部材3と緩衝支持部材4に
より耐振状に支持される。
【0008】メカシャーシ2は両側面プレート2a,2
bと前後面プレート2c,2dとから四辺形枠状に形成
され、この一半部2A側には外匣体1の挿入口1aに対
応してディスクカートリッジを装着するカートリッジ装
着部5を形成してカートリッジのロック・イジェクト機
構6が備えられている。また、他半部2B側にはディス
ク再生装置7及びディスク搬送機構8が搭載される移動
シャーシ9が移動駆動機構10によりカートリッジ装着
部5に対してディスクの積層方向に移動されるように備
えられている。
【0009】このメカシャーシ2のカートリッジ装着部
5に備えられるロック・イジェクト機構6は、ディスク
カートリッジに係合されるロックピン11が突設され、
中央部において軸ピン12によりカートリッジ装着部5
の外面、すなわち、一半部2A側の一側面プレート部2
1 の外面に回動可能に軸着され、先端部13aが他半
部2B方向へ延出されるロックレバー13と、このロッ
クレバー13と同一面上においてガイドピン14a,1
4bに沿って摺動可能に配され、ロックレバー13の後
端部13bとトーションスプリング15を介して連結さ
れるロック解除操作レバー(以下操作レバーという)1
6と、カートリッジ装着部5の内側に配され、基端部に
おいて一半部2A側の両側面プレート部2a1 ,2b1
間に軸17により軸着されて常時テンションスプリング
18によりディスクカートリッジを押し出す方向に偏倚
回動されるイジェクトレバー19と、ロックレバー13
の先端部13aの一方の側縁に対応して両側面プレート
2a,2b間に軸着され、後述するディスクカートリッ
ジのディスクトレイが引き出された状態で回転されてロ
ックレバー13の先端に突設された係合ピン13cに当
接し、このロックレバー13の回動を阻止してイジェク
ト誤動作を防止するイジェクト防止板20から構成され
ている。また、このカートリッジ装着部5には操作レバ
ー16に対応してイジェクトスイッチSeとディスクカ
ートリッジ内のディスクDの収納状態を検出するディス
ク検出スイッチSdが備えられている。
【0010】また、移動シャーシ9の移動駆動機構10
は、メカシャーシ2の他半部2B側の一側面プレート部
2a2 に取り付けられる移動用モータ21と、移動シャ
ーシ9に対角線方向に対応して螺挿され、一側面プレー
ト部2a2 とこれと対応する他側面プレート部2b2
跨がって軸支される二本の送りねじ22,23と、この
二本の送りねじ22,23に移動用モータ21の回転を
伝達するギア部材24とから構成されている。
【0011】すなわち、図3に示すように、移動用モー
タ21の軸にウォーム25が取り付けられ、一方、二本
の送りねじ22,23の一側面プレート部2a2 側の端
部にはそれぞれ駆動ギア22a,23aが固着されいて
る。そして、一側面プレート部2a2 にウォーム25と
噛合しウォームギアを構成するウォームホィール26
と、このウォームホィール26の小径ギア26aに噛合
する大径のセンタギア27と、このセンタギア27と前
述した駆動ギア22a,23aとの間に位置し、駆動ギ
ア22a,23aに噛合する大径歯部28a,29aと
センタギア27に噛合する小径歯部28b,29bとか
らなる伝達ギア28,29を軸着することにより、伝達
ギア部材24を構成して移動用モータ21の回転を二本
の送りねじ22,23に伝達するように成されている。
これにより、送りねじ22,23は移動用モータ21に
よって同時に回転駆動される。この二本の送りねじ2
2,23は移動シャーシ9に固定された雌ねじ部材30
a,30bに螺合されており、この両送りねじ22,2
3が移動用モータ21により同時に回動駆動されること
によって、移動シャーシ9はカートリッジ装着部5に対
して平行に変位移動される。なお、他方の雌ねじ部材3
0bは半欠状に形成されており、送りねじ23を移動シ
ャーシ9に挿通した状態でこの送りねじ23に螺合して
移動シャーシ9に固着できるように成されている。
【0012】この様にカートリッジ装着部5に対して移
動される移動シャーシ9に搭載されるディスク再生装置
7は、ディスクDを支持して回転させるディスク回転機
構31と、光学読取り機構32と、ディスク回転機構3
1のターンテーブル31aに対してディスクDをチャッ
キングするチャッキング機構33とから構成される。こ
のうち、ディスク回転機構31はターンテーブル31a
とスピンドルモータ31bから、また光学読取り機構3
2は光学ピックアップ32aとスレッドモータ32bを
有する送り部材と、この送り部材を制御する制御回路基
板から構成されている。
【0013】一方、チャッキング機構33は、チャッキ
ングアームプレート33aの先端部にターンテーブル3
1aに対応されるマグネット式チャッキング部材34を
取り付けて形成されており、チャッキングアームプレー
ト33aは基端部に軸孔33a1 が形成されて、この軸
孔33a1 を移動シャーシ9に植立された支持軸35に
スライドボス36を介して嵌挿すると共に、この軸孔3
3a1 から離れた部位に係合凹部33a2 を形成して移
動シャーシ9に突設された係合ピン37に係合させ、ま
た、この軸孔33a1 の周囲部には摺接片33a3 が形
成されており、この摺接片33a3 を前述した支持軸3
5に軸支されたカムギア38のカム面38aに摺接させ
てある。このカムギア38はギア部38bに切欠ギア部
38b1 が形成され、また、カム面38の周囲部には円
筒カム部38cが形成されている。このように形成され
るチャッキング機構33はチャッキングアームプレート
33aがカムギア38の回転されることにより、摺接片
33a3 を介してカム面38aに倣って移動、すなわ
ち、ディスク再生装置7に対してほぼ平行に接離移動さ
れて、チャッキング部材34がターンテーブル31aに
対して接離される。このチャッキングアームプレート3
3aは摺接片33a3 がカムギア38のカム面38aに
常時圧接状に摺接されるように押圧部材39によりディ
スク再生装置7側へ押圧偏倚させてある。この押圧部材
39は基端部を支持軸35側に取り付けて、チャッキン
グアームプレート33aの外面側のほぼ中央部にかけて
当接する押圧片と、この押圧片チャッキングアームプレ
ート33a側へ付勢するスプリングから構成されてい
る。
【0014】また、カムギア38は図4に示すように、
カム面38aの形成面と相反する面においてカムベース
40に固着され、このカムベース40の中心に嵌着され
たカムベースボス41を支持軸35に回転可能に嵌挿す
ることにより支持軸35に軸支されており、また、前述
したチャッキングアームプレート33aの軸孔33a1
に嵌合されるスライドボス36はカムベースボス41に
軸方向に摺接可能に嵌挿される。
【0015】そして、ディスク回転機構31のターンテ
ーブル31aの周囲に位置してほぼ馬蹄形状のディスク
押さえ42が配され、このディスク押さえ42は前述し
たカムギア38の回転により動作される駆動部材43に
よりターンテーブル31aに対してその軸方向に移動さ
れて前述したチャッキングアームプレート33aのチャ
ッキング部材34とにより、ディスクDを挟持してター
ンテーブル31aに対接させ、また離隔させるように成
されている。なお、このディスク押さえ42はターンテ
ーブル31aの後方、すなわち裏面方向に常時移動され
るように偏倚されている。このディスク押さえ42の駆
動部材43はカムギア38のカムベース40に軸支され
たコロ44に係合されてカムギア38の回転により摺動
されるディスク押さえ駆動レバー45と、この駆動レバ
ー45に重なるように配され、この摺動動作により起伏
動作されるディスク押さえ回動アーム46と、この回動
アーム46を駆動レバー45側へ押圧する回動アーム押
さえばね47から構成されている。このうち、駆動レバ
ー45の基端部にはコロ44に係合するガイド孔45a
が形成され、先端部には四辺形状の窓孔45bが形成さ
れている。一方、回動アーム46は基端が移動シャーシ
9側に係合される係合部46aとして形成され、先端部
に駆動レバー45の窓孔45bに対応して摺接部46b
が***状に形成されており、この回動アーム46は基端
を移動シャーシ9側に固着された押さえばね47により
駆動レバー45に圧接され、また、この駆動レバー45
は回動アーム46との間にリターンスプリング48が懸
架されてリターン方向に付勢され、常時窓孔45bが回
動アーム46の摺接部46bに対応、すなわち、摺接部
46bが窓孔45bに入り込むように成されている。
【0016】このように構成される駆動部材43の回動
アーム46の先端面部46cがディスク押さえ42の基
端面部42aと対向させて、この基端面部42aに突設
した突押し部材49を介在させてあり、駆動レバー45
がカムギア38の回転によりコロ44を介して摺動させ
るとその窓孔45bの縁部45b1 が回動アーム46の
摺接部46bに当接することになり、すなわち、摺接部
46bが窓孔45bの縁部45b1 に乗り上げることに
なって、回動アーム46は押さえばね47の偏倚力に抗
して係合部46aを支点として先端部が駆動レバー45
から離れるように起上回動されることにより、ディスク
押さえ42は突押し部材49を介して押されターンテー
ブル31aの表面位置より前方へ離れるように移動され
て、前述した如くチャッキング部材34とによりディス
クDを挟持する状態となる(図5参照)。そして、カム
ギア38がさらに回転することによりチャッキングアー
ムプレート33aを介してチャッキング部材34がター
ンテーブル31aに接近するように移動されると共に、
駆動アーム45はコロ44による押圧が解除されてリタ
ーンスプリング48の付勢力でリターンされてその窓孔
45bが回動アーム46の摺接部46bに対応すること
になり、回動アーム46は倒伏回動されてディスク押さ
え42の突押しを解除し、このため、ディスク押さえ4
2もターンテーブル31aの後方側へ移動することにな
ってディスクDはターンテーブル31aに対接されてチ
ャッキングされることになる(図6参照)。
【0017】次に、カムギア38の回転駆動機構50を
図4を参照して説明する。この回転駆動機構50は、移
動シャーシ9の裏面側に取り付けられる駆動モータ51
と表面側から裏面側に渡って軸支される伝達ギア群52
から構成される。すなわち、駆動モータ51の軸にウォ
ーム53が取り付けられ、このウォーム53に噛合する
ウォームホィール54の小ギア部54aに中間ギア55
が噛合され、この中間ギア55に伝達ギア56が噛合さ
れてこの伝達ギア56の軸57にプランジャ58により
連動アーム59を介して切換動作される切換アーム60
がボス61により軸支されており、この切換アーム60
には表側ギア62aと裏側ギア62bからなる切換ギア
62を軸63により軸支して裏側ギア62bを伝達ギア
56に噛合させてある。一方、移動シャーシ9の表面側
には駆動ギア64が軸65にボス66を介して軸支さ
れ、このボス66に駆動ギアアーム67を取り付けて駆
動ギア64に噛合する駆動中間ギア68をフリクション
軸着し、この駆動中間ギア68をカムギア38のギア部
38bの切欠ギア部38b1 に噛合させて、このカムギ
ア38に駆動モータの回転を伝達し回転駆動するように
成されている。
【0018】また、移動シャーシ9の表面側において
は、図7に示すように、前述した送りねじのうち、一方
の送りねじ22にガイドメタル69を介してボス70を
嵌挿し、このボス70に軸筒71を回転可能に嵌挿し、
この軸筒71にディスク搬送機構8のディスク引出し駆
動ギア(以下引出し駆動ギアという)72を嵌着すると
共に、ギアアーム73を取り付けてこのギアアーム73
を引出し駆動ギア72に噛合する駆動中間ギア74をフ
リクション軸支させてある。この引き出し駆動ギア72
には前述した切換アーム60の切欠動作により切換えギ
ア62の表側ギア62aが噛合されて駆動モータ51の
回転が伝達され、これにより駆動中間ギア74が回転さ
れて後述するディスクカートリッジのトレイを引き出し
回動させるように成されている。
【0019】また、軸筒71にはディスクDの周縁を保
持するホールドプーリ75を軸ピン76により軸支した
ホールドアーム77が回動可能に軸支されて引っ張りコ
イルスプリング78によりカートリッジ装着部5側へ回
動偏倚されており(図1参照)、ディスクカートリッジ
のトレイが引き出し回動される際にトレイ内のディスク
Dの周縁がホールドプーリ75に当接し、これによりデ
ィスクDはトレイ内に押し込まれるように保持されてこ
の状態でトレイが引き出されることにより、ホールドア
ーム77は引っ張りコイルスプリング78の偏倚力に抗
して旋回されてディスクDはトレイと共に安定してディ
スク再生装置7側へ搬送されることになる。このホール
ドアーム77の旋回によりディスク引出し検出スイッチ
Saが作動されて、ディスクDの引出しが確認される。
【0020】そして、ディスクDがチャッキング位置、
すなわち、図5、図6及び図8に示すようにターンテー
ブル31aとチャッキングアームプレート33aのチャ
ッキング部材34との間に位置された状態でカムギア3
8が切換アーム60の切換動作により駆動モータ51の
駆動力が伝達されて回転され、これにより、前述のごと
くチャッキングアームプレート33aがターンテーブル
31a方向に移動されると共に、ディスク押さえ42が
ターンテーブル31aの前方へ移動されてチャッキング
部材34とによりディスクDを挟持する。一方、この動
作に連動して、ホールド解除板79がカムギア38の円
筒カム面38cにより押圧されて外方に回動され、この
ホールド解除板79の回動により、ホールドアーム77
は軸ピン76を介して外方へ押圧回動されてホールドプ
ーリ75がディスクDの周縁から離れた状態で保持され
る(図17参照)。この状態でカムギア38がさらに回
転されることにより、前述の如くチャッキングアームプ
レート33aはディスク押さえ42と共にディスクDを
挟持したままターンテーブル31a側へ移動されて、デ
ィスクDをトレイから取り出しターンテーブル31a上
に載置させてチャッキング部材34によりチャッキング
する。この状態で、ディスク押さえ42は駆動部材43
の駆動レバー45がコロ44による押圧が解除されるこ
とにより、リターンスプリング48の偏倚力により復帰
されて回動アーム46の押圧が解除されることにより、
ディスク押さえ42は突押し部材49を介しての押上げ
が解除されてターンテーブル31の後方に移動されるこ
とになってディスクDから離れる(図6参照)。このよ
うにしてディスクDがターンテーブル31a上にチャッ
キングされることにより、ディスク再生装置7により再
生が行われる。また、ディスクDの再生終了後は、前述
した動作の逆動作により、トレイに収容されこのトレイ
と共にカートリッジ装着部5内のディスクカートリッジ
内に収納される。
【0021】以上のように、カートリッジ装着部5を形
成し、ディスク再生装置7及びディスク引出し機構8が
搭載される移動シャーシ9を備えたメカシャーシ2は外
匣体1に対して耐振状、すなわち、揺動に支持されてい
るため、不使用時、ディスクカートリッジのカートリッ
ジ装着部5に対する着脱時においてはメカシャーシ2を
外匣体1に対して固定状態で保持する必要があり、この
ため、メカシャーシ2に保持機構80が備えられてい
る。この保持機構80は、メカシャーシ2の両側面プレ
ート2a,2bの所要部位、本例に於いては下側の前後
端部と下端中央部に、連結杆81を介して連結されるロ
ックフック82a,82bを回転状態で端縁が外匣体1
の前後面及び底面の内面側に当接するように軸着し、ま
た、両側面プレート2a,2bの上端中央部には回転状
態で外匣体1の上面に穿設された係合孔1bに係合され
るロックフック83a,83bを軸着して、これらのロ
ックフックを連動して同時に回転させ、メカシャーシ2
を外匣体1に対してロック保持するように構成されてい
る。
【0022】すなわち、これらのロックフックのうち、
一側面プレート2a側のロックフック82a1 ,82a
2 ,82a3 及び83aは、図10に示すように、軸着
部を中心とするギア部841 ,842 ,843 及び85
を有し、前端側及び上端側のロックフック82a1 及び
83aのギア部841 及び85は周面に直接形成され、
後端側及び下端側のロックフック82a2 及び82a3
のギア部842 及び843 は別体に形成されて固着され
連動部材86により連動動作されるように成されてい
る。この連動部材86は前端側のロックフック82a1
の近傍に位置して軸支された駆動ギア87と後端側及び
下端側のロックフック82a2 及び82a3 のギア部8
2 及び843 にそれそれ噛合するラック歯88a,8
8b及び88cが形成され、一側面プレート2aに対し
て前後方向に摺動可能に係合されるロックリンク88
と、下端側のロックフック82a3 のギア部843 と上
端側のロックフック83aのギア部85にそれぞれ噛合
するラック歯89aと89bが形成され、ロックリンク
88に対して直交方向に摺動される連動リンク89とか
ら構成されるている。また、前端側のロックフック82
1 のギア部841 と駆動ギア87の間には駆動中間ギ
ア90が介在噛合されている(図11参照)。
【0023】そして、駆動ギア87には、前述した移動
シャーシ9を貫通する駆動軸91の一端が固着され、こ
の駆動軸91は、他端が他側部プレート2b側に軸支さ
れるもので、例えば断面六角形の角柱状に形成されてお
り、移動シャーシ9上に支持されて前述したカムギア3
8のギア部38bに噛合される駆動伝達ギア92が軸方
向には摺動自在で周方向には係合されるように嵌挿され
ている。この駆動伝達ギア92は、移動シャーシ9に対
して他のギア群と共に押さえプレート93により押さえ
られて支持されている。
【0024】以上のように構成される保持機構80は、
常時、各ロックフック82a(82a1 ,82a2 ,8
2a3 ),83a及び82b(82b1 ,82b2 ,8
2b3 ),83bは、外匣体1の内面側に当接されてこ
れにより、メカシャーシ9を固定状態で保持されてい
る。従って、ディスクカートリッジをカートリッジ装着
部5に対して安定して確実に着脱できることになる。そ
して、ディスクDのチャッキング動作において、前述し
た如く、カムギア38が回転されるとこれに噛合される
駆動伝達ギア92が回転されてこれと一体的に駆動軸9
1も回動され、この駆動軸91と一体に駆動ギア87が
回転されてこの回転が駆動中間ギア90を介して前端側
のロックフック82a1 に伝達されると共に、ロックリ
ンク88がそのラック歯88aの噛合により摺動され、
この摺動によりラック歯88b及び88cを介して後端
側及び下端側のロックフック82a2 及び82a3 に伝
達されてそれぞれのロックフックが回転される。この下
端側のロックフック82a3 の回転により、連動リンク
89がそのラック歯89aの噛合により摺動されて、上
端側のロックフック83aも回転される。このように回
転される一側面2a側のロックフックの回転は連結杆8
1を介して他側面2b側のロックフック82b1 ,82
2 ,82b3 に伝達され、また、上端側のロックフッ
ク83bにはロックフック82b3 から連結片を介して
伝達されて、両側面2a,2bのロックフックは同時に
回転されてそれぞれの端縁の外匣体1の対応する内面に
対する当接、または係合が解除される。これにより、メ
カシャーシ2は外匣体1に対して浮動状態で支持される
ことになって外匣体1からの振動の伝達が阻止され、デ
ィスクDの再生が安定して確実に行なわれることにな
る。また、ディスクDの再生終了後戻し動作に連動し
て、前述した動作と逆動作により、ロックフックが外匣
体1の内面に当接されてメカシャーシ2は外匣体1に対
して再び固定状態となる。
【0025】以上のように構成されるメカシャーシ2の
カートリッジ装着部5に装着されるディスクカートリッ
ジとしては、例えば、図13及び図14に示される如く
のものが用いられる。この図13及び図14に示される
ディスクカートリッジ100は、匣体101を有してお
り、この匣体101は表面板102と裏面板103とか
ら構成され、この匣体100内には、回動可能に軸着さ
れ、それぞれにディスクDが収容される複数のトレイ1
04が積層状態で収納されるように成されている。この
それぞれのトレイ104は、平板状で裏面側にディスク
収容部105が凹状に形成され、前縁側から中央部にか
けてほぼV字状の凹部106が形成されており、一側部
の一部分にディスクDの周縁が露出される切欠部105
aが形成され、また、収容部105の周面部の切欠部1
05aに対向する部位と後部にディスク係合部105b
が形成されている。そして、このトレイ104の匣体1
01に軸107により軸着される軸着部104aの前縁
側に前述したディスク搬送機構8の引出し駆動ギア72
に噛合する駆動中間ギアが噛合されるギア部108を形
成してあり、また、軸着部104aと相対する他側縁部
には位置決め部104bが形成されている。このように
形成されるトレイ104は、匣体101との間にトーシ
ョンスプリング109が懸架されて、常時、匣体101
内に収納されるように偏倚されている。
【0026】また、匣体101の裏面板103には前縁
側から中央部方向に湾曲状の凹部110が形成されて、
この凹部110を閉塞する蓋体111が前述したトレイ
104を軸着する軸107に軸着されており、この蓋体
111は開放時に凹部111から逃げる形状に形成さ
れ、軸着部111aの前縁側に、前述したカートリッジ
装着部5内、すなわちメカシャーシ2の一半部A側の一
側面プレート部2a1 に突設された蓋板開放突子94に
当接される係合部112が形成されている。そして、こ
の蓋体111は常時、裏面板103の凹部110を閉塞
するように、一端を裏面板103に止着されたトーショ
ンスプリング113より偏倚されており、この蓋板11
1は凹部110の閉塞状態で自由端部111bが裏面板
103の前縁端側に位置される表面板102との連結杆
114において係止されるように成されている。
【0027】また、匣体101の表面板102と裏面板
103間には、トレイ104が収納された状態でディス
ク収容部105の切欠部105aから露出されるディス
クDの周縁が当接されるディスク押さえ杆115が架設
されており、裏面板103の外面側の一側縁部には前述
したカートリッジ装着部5に備えられるロックレバー1
3に突設されるロックピン11に係合される係合凹部1
16が形成されている。
【0028】以上のように構成されるディスクカートリ
ッジ100を前述したオートチェンジャープレーヤに装
着するには、図16に示すように匣体101をその一側
面101a側から前述したプレーヤ外匣体1の挿入口1
aに挿入してメカシャーシ2のカートリッジ装着部5に
装着する。この匣体101の装着は匣体101をカート
リッジ装着部5に押し込むことによりロック・イジェク
ト機構6のイジェクトレバー19が押圧されてテンショ
ンスプリング18の偏倚力に抗して倒伏回動されると共
にロックピン11がロックレバー13のトーションスプ
リング15による弾性的揺動により係合部116に係合
され、これにより匣体101はカートリッジ装着部5内
にロック保持される。この匣体101の装着動作時に蓋
体111は、その軸着部111a側の係合部112がカ
ートリッジ装着部5内に突設された蓋板開放突子94に
当接係合されて押圧される状態となってトーションスプ
リング113の偏倚力に抗して回動され、裏面板103
の凹部110が開放される(図17参照)。このように
して、ディスクカートリッジの匣体101がカートリッ
ジ装着部5に装着された状態で各トレイ104のギア部
108は移動シャーシ9に搭載されるディスク搬送機構
8の引出し駆動ギア72に噛合する駆動中間ギア74の
移動位置に対応され、また各トレイ104に収容される
ディスクDの周縁が切欠部105aを通して前述したデ
ィスク検出スイッチSdに当接することにディスクDの
収容有無が検出される。
【0029】このように、カートリッジ装着部5に装着
されるディスクカートリッジ100の匣体101に積層
状に収納されたトレイ104のそれぞれに収容された複
数のディスクDのうち、選択されたディスクDを再生す
るにあたっては、前述した如くディスクDの指定により
ディスク再生装置7及びディスク搬送機構8が搭載され
た移動シャーシ9の移動駆動機構10の移動用モータ2
1が駆動されて二本の送りねじ22,23に伝達ギア部
材24を介して回転が伝達される。この送りねじ22,
23の回転により移動シャーシ9は待機位置から指定さ
れたディスクDに対応すべく、すなわちディスク搬送機
構8が指定されたディスクDの収容されるトレイ104
に対応する位置まで移動されてこのトレイ104のギア
部108に引出し駆動ギア72に噛合された駆動中間ギ
ア74が噛合された状態で停止される。また、この状態
では引出し駆動ギア72には、プランジャ58のオフ作
動によって切換アーム60が切換動作されて切換ギア6
2の表側ギア62aが噛合されている。
【0030】そして、この状態で移動用モータ21が停
止されると共に、駆動モータ51が始動され、この駆動
モータ51の回転が伝達ギア56及び切換ギア62を介
して引出し駆動ギア72に伝達され駆動中間ギア74が
回転される。これにより、図17に示すようにトレイ1
04が、駆動中間ギア74と噛合状態にあるギア部10
8を介して軸107による軸着部104aを中心として
回転されて匣体101内の収納位置から外方へ引き出さ
れ、移動シャーシ9の表面側に移動されてその位置決め
部104bがメカシャーシ2の前面プレート2cに形成
された位置規制面2c1 に当接してトレイ引出し位置に
位置規制される。この状態でトレイ104は凹部106
がチャッキング機構33のチャッキングアームプレート
33aに対応することになって、チャッキング動作に支
障となることはない。
【0031】以上のトレイ104の引出し回転時におい
てこのトレイ104内に収容されるディスクDは周縁が
前述した如くホールドプーリ75に当接して、これによ
り収容部105内に押し込まれる状態となることによっ
て、収容部105内においてディスク係合部105bに
係合されて安定して保持され、トレイ104と一体的に
チャッキング方向に搬送される。このようにしてディス
クDは所定のチャッキング位置まで搬送された状態で前
述の如くホールドプーリ75による押圧が解除されるこ
とにより、収容部105の内面及びディスク係合部10
5bから離れる。この状態で、プランジャ58がオン作
動されて切換アーム60が切換動作され、切換ギア62
の表側ギア62aが駆動ギア64に噛合されてこの駆動
ギア64に駆動モータ51の回転が伝達される。この駆
動ギア64の回転によりカムギア38が駆動中間ギア6
8を介して回転駆動されたチャッキング機構33が作動
され、ディスクDがターンテーブル31aに対してチャ
ッキングされる。このディスクDのチャッキング動作は
前述の如く行われる。また、このチャッキング動作に連
動して保持機構80の各ロックフック82a,83a及
び82b,83bは前述した如く回転されて外匣体1の
内面から離れメカシャーシ2は匣体1に対して浮動状態
となる。
【0032】このようにして、選択されたディスクDは
トレイ104と共にその一部が匣体101内に残存させ
た状態でターンテーブル31aに対してチャッキングさ
れるものであり、このチャッキングされたディスクDは
スピンドルモータ31bにより回転されて、光学読取り
機構32の光学ピックアップ32aがスレッドモータを
有する送り部材による移動により情報信号の読取り、す
なわち再生が行われる。
【0033】次に、光学読取り機構32によるディスク
Dからの情報信号の読取り、すなわち再生が終了した後
には、駆動モータ51がディスクチャッキング動作時と
は逆転される。これにより駆動ギア64が逆回転され、
駆動中間ギア68がギアアーム67を介して揺動されて
カムギア38の切欠ギア部38b1 にその他端側から噛
合し、カムギア38が逆の方向に回転される。このカム
ギア38の逆回転により、チャッキング機構33はチャ
ッキング動作時とは逆動作されて、ディスクDがターン
テーブル31aから離脱され、トレイ引出し位置に待機
するトレイ104に収容されると共に、このディスクD
にホールドプーリ75が、ホールドアーム77のホール
ド解除板79による係止解除と引っ張りコイルスプリン
グ78の偏倚力により圧接し、ディスクDはトレイ10
4内に再び係合状態で保持される。このディスクDのチ
ャッキング解除、トレイ104への戻し動作に連動して
保持機構80の各ロックフックは再び外匣体1の内面側
に当接してメカシャーシ2は外匣体1に対して固定状態
となる。
【0034】このようにディスクDがトレイ104に戻
された状態、すなわち、チャッキング解除によりプラン
ジャ58がオフ作動されて切換ギア62が再び引出し駆
動ギア72に噛合され、この引出し駆動ギア72は駆動
モータ51により逆回転駆動されて、駆動中間ギア74
もこれに伴って逆方向に回転される。そこで、トレイ1
04は逆回転される駆動中間ギア74にギア部108が
噛合することにより逆方向に回動、すなわち、匣体10
1に向って回動されて匣体101内に収納され、前述し
た状態で保持される。その後、モータ51が停止される
と共に、移動用モータ21が始動されて移動駆動機構1
0が作動状態とされ、移動シャーシ9が次に選択された
ディスクDが載置されたトレイ104の引出しを行うた
めの位置、あるいはメカシャーシ2の一側面2aに近接
する待機位置において停止される。
【0035】以上のようにカートリッジ装着部5に装着
されたディスクカートリッジ100の匣体101に収納
されたトレイ104を引出し、これに収容されるディス
クDの再生を行うが、匣体101内の最下段、すなわち
裏面板103に近接して位置するトレイ104に収容さ
れたディスクDについて再生装置7側へ搬送し、チャッ
キング及び再生を行う場合は裏面板103の前側部に凹
部110が形成され、これが開放されていることにより
移動シャーシ9を裏面板103が支障となることなくト
レイ104に対応移動させることができる。従って、裏
面板103と最下段のトレイ104の間隔を極小するこ
とができて、これによりディスクカートリッジ100全
体の幅すなわち、ディスクDの積層収納方向の寸法を低
減できてプレーヤの小型化が可能になる。
【0036】以上のように構成される本例においては、
カートリッジ装着部5に装着されるディスクカートリッ
ジ100はその匣体101内に、ディスクDが収容され
る複数のトレイ104が回転可能で積層状に収納され
て、回転状態で引き出されるようになされ、このディス
クカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着す
ることにより、ロック・イジェクト機構6のロックレバ
ー13によりロックされる。このディスクカートリッジ
100に対してトレイ104の積層方向にディスク再生
装置7及びディスク搬送機構8が搭載された移動シャー
シ9が移動駆動機構10により移動される。この移動シ
ャーシ9を移動させてディスク搬送機構8を所望のディ
スクDが収容されたトレイ104に対応させ引き出し駆
動ギア72の回転により駆動中間ギア74に噛合するギ
ア部108を介してトレイ104を回転させてディスク
Dをディスク再生装置7のディスク回転機構31に対応
させると共にカムギア38の回転によりチャッキング機
構33によりチャッキングさせて再生を行う。この再生
の終了後は前述と逆の動作によりディスクDトレイ10
4と共に匣体101内に戻される。また、カートリッジ
装着部5からのディスクカートリッジ100の取り出し
は、ロック・イジェクト機構6の操作レバー16を押圧
操作することにより、ディスクカートリッジ100はロ
ックレバー13によるロックが解除されて、イジェクト
レバー19により押し出される。このように構成され、
動作される各機構は215〜230mm×80〜95m
m×150〜160mmの寸法の外匣体1内に内蔵され
るのでディスクオートチェンジャープレーヤは小型化さ
れて自動車のコックピット等の狭い場所にも他の操作に
支障となることなく設置できる。
【0037】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はこの実施例に限定されるものではなく本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。例え
ば、前述した実施例の場合は、縦位置、すなわち、ディ
スクDは垂直状態で収納されて、この垂直状態で再生が
行われるように成されているが、横位置、すなわち、水
平状態で積層収納され、再生されるように構成できるも
のである。
【0038】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によるデ
ィスクプレーヤは、開口部が設けられ、ディスクが積層
状で進退動作可能に収納支持され、複数のディスクが夫
々開口部から進出する第1の位置と、後退収納される第
2の位置とを取り得るものとされるディスクカートリッ
ジが装着されるメカニカルシャーシに対して、ディスク
再生装置が搭載された移動シャーシをディスクカートリ
ッジの複数のディスクの積層方向に移動可能に配し、こ
のメカニカルシャーシを、ディスクカートリッジを挿入
する挿入口が形成された外匣体に、この内壁面との間に
所定の間隔を置いて収納して浮動状態に支持し、移動シ
ャーシにはディスクカートリッジの複数のディスクを1
枚ごとに進出する第1の位置と後退収納する第2の位置
に進退動作させる進退駆動部材と、第1の位置をとるデ
ィスクの任意の1枚のディスクをディスク再生装置に対
してチャッキングするチャッキング機構を備えるととも
に進退駆動部材とチャッキング機構を駆動する駆動機構
を備え、メカニカルシャーシは外匣体の内壁面の少なく
ともディスクカートリッジの挿脱方向に対向する2面お
よびディスクカートリッジに対するディスクの進退方向
に対向する2面に対して接離可能に当接されるロック部
材を配し、このロック部材に駆動機構の駆動力を伝達
し、ロック部材を外匣体の内壁面に対し、ディスクの第
2の位置をとる状態で当接動作し、ディスクの第1の位
置をとるチャッキング状態で離隔動作するように構成し
たことにより、ディスクカートリッジに対しディスクが
ディスク再生装置に対応する進出位置から後退収納位置
をとる状態でメカニカルシャーシは、これが浮動状態で
収納支持される外匣体に対しその内壁面の少なくとも4
面にロック部材が当接して確実に固定状態で保持され
る。従って、ディスクのディスクカートリッジへの後退
収納動作が安定して行われ、ディスクはディスクカート
リッジに確実に収納でき、また、ディスクカートリッジ
のメカニカルシャーシのカートリッジ装着部に対する着
脱時もメカニカルシャーシが外匣体に固定状態で保持さ
れた外匣体と一体化されて安定して確実に行うことがで
きる。そして、ディスクの再生時にはディスク再生装置
に対するディスクの進出動作とチャッキング動作に連動
してメカニカルシャーシの外匣体に対する固定保持が解
除されてメカニカルシャーシは浮動状態となり、ディス
クの再生が外匣体の振動に影響を受けることなく安定し
て確実に行え、特に車載用ディスクプレーヤが適用して
その効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクプレーヤの一部省略した側面図
【図2】一部省略した平面図
【図3】移動機構の斜視図
【図4】駆動機構の断面図
【図5】チャッキング機構の断面図
【図6】チャッキング機構の動作状態の断面図
【図7】搬送機構の断面図
【図8】駆動機構の側面図
【図9】移動機構の一部分の断面図
【図10】保持機構の斜視図
【図11】保持機構の一部分の側面図
【図12】保持機構の一部分の平面図
【図13】ディスクカートリッジの一部省略した側面図
【図14】ディスクカートリッジの一部省略した断面図
【図15】ディスクカートリッジの一部分の断面図
【図16】ロック・イジェクト機構の側面図
【図17】ディスクのチャッキング状態の説明図
【符号の説明】
1 外匣体 1a 挿入口 2 メカシャーシ 5 カートリッジ装着部 6 ロック・イジェクト機構 7 ディスク再生装置 8 ディスク搬送機構 9 移動シャーシ 10 移動駆動機構 31 ディスク回転機構 32 光学読取り機構 33 チャッキング機構 38 カムギア 50 回転駆動機構 80 保持機構 91 駆動軸 92 駆動伝達ギア 100 ディスクカートリッジ 101 匣体 103 裏面板 104 トレイ 108 ギア部 110 凹部 111 蓋体 D ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/22 - 17/30 G11B 17/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部が設けられ、ディスクが積層状で
    進退動作可能に収納支持され、且つ上記複数のディスク
    が夫々上記開口部から進出する第1の位置と、後退収納
    される第2の位置とを取り得るものとされるディスクカ
    ートリッジが装着されるカートリッジ装着部を形成した
    メカニカルシャーシと、 上記メカニカルシャーシに対して上記ディスクカートリ
    ッジの上記複数のディスクの積層方向に移動可能に配さ
    れ、ディスク再生装置が搭載された移動シャーシと、 上記ディスクカートリッジを挿入する挿入口が形成さ
    れ、上記メカニカルシャーシが内壁面との間に所定の間
    隔を置いて収納されてこのメカニカルシャーシを浮動状
    態に支持する外匣体とを有し、 上記移動シャーシに、上記ディスクカートリッジの上記
    複数のディスクを1枚ごとに上記第1の位置と上記第2
    の位置に進退動作させる進退駆動部材と、上記第1の位
    置をとる上記ディスクの任意の1枚のディスクを上記デ
    ィスク再生装置に対してチャッキングするチャッキング
    機構を備えるとともに上記進退駆動部材と上記チャッキ
    ング機構を駆動する駆動機構を備え、 上記メカニカルシャーシに、上記外匣体の内壁面の少な
    くとも上記ディスクカートリッジの挿脱方向に対向する
    2面および上記ディスクカートリッジに対する上記ディ
    スクの進退方向に対向する2面に対して接離可能に当接
    されるロック部材を配し、 上記ロック部材に上記駆動機構の駆動力を伝達し、上記
    ロック部材を上記外匣体の上記内壁面に対し、上記ディ
    スクの上記第2の位置をとる状態で当接動作し、上記デ
    ィスクの上記第1の位置をとるチャッキング状態で離隔
    動作するようにしたことを特徴とするディスクプレー
    ヤ。
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