JP2000011508A - 記録媒体装着装置 - Google Patents

記録媒体装着装置

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JP2000011508A
JP2000011508A JP10182675A JP18267598A JP2000011508A JP 2000011508 A JP2000011508 A JP 2000011508A JP 10182675 A JP10182675 A JP 10182675A JP 18267598 A JP18267598 A JP 18267598A JP 2000011508 A JP2000011508 A JP 2000011508A
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tray
holder
recording medium
disk
clamper
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JP10182675A
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Inventor
Kenji Matsumoto
憲二 松本
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は記録媒体の挿入・イジェクト操作が
容易に行えると共に、装置の薄型化を図れることを課題
とする。 【解決手段】 ディスク装置11の装着装置12は、デ
ィスク装置11の筐体13から引き出されるトレー14
と、ディスクカートリッジが挿入されるホルダ15と、
ホルダ15をトレー14に収容される収容位置あるいは
トレー14から上方に突出する記録媒体挿入・イジェク
ト位置に移動可能に支持するクランパアーム16と、ク
ランパアーム16をトレー14の移動方向に応じて回動
させる伝達機構17とを有する。トレー14が所定距離
引き出されると、ガイドレール21が係止される。その
ため、ピニオン40が反時計方向に回動し始める。そし
て、ピニオン40に噛合するクランパアーム16が上方
に駆動される。このように、伝達機構17は、トレー1
4の引出し動作をクランパアーム16の回動動作に変換
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体装着装置に
係り、特に記録媒体を円滑に装着できるよう構成された
記録媒体装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデータベースやソフトウエアなど
の情報を記憶させる記憶媒体として、光ディスク装置の
レーザ式ピックアップにより再生されるディスク状の記
憶媒体が使用されている。また、光ディスク装置には、
例えばCD(コンパクト・ディスク)又はCD−RO
M等と呼ばれるディスクに記憶された情報を読み取る
「再生専用型」のものと、ディスクに情報を書き込むこ
とができる「書き込み可能型」のものとがある。そし
て、書き込み可能型には、1回だけ書き込み可能な
「追記型光ディスク装置(CD−R)」と、何回でも
書き込み可能な光磁気ディスク装置、相変化型ディスク
(PD,CD−RW)装置等の「書換え可能型光ディス
ク装置」がある。
【0003】そして、従来の光ディスク装置は上記〜
のディスク専用であるため、複数台の光ディスク装置
が必要であった。このような不便さを解消するため、例
えば異なる種類のディスクが同一のトレーに装着可能と
されたディスク装置の開発が進められている。この種の
異なる種類のディスクが装着される従来のディスク装置
としては、例えばCD−ROMとPD用ディスクが収納
されたディスクカートリッジが同一のトレーに装着可能
とされたものがある。
【0004】図15はCD−ROM又はディスクカート
リッジが装着可能とされた従来装置を説明するための分
解斜視図である。図15に示されるように、シャーシ1
上には、ディスクがクランプされるターンテーブル2及
び光ピックアップ3が配設されており、シャーシ1上部
にはCD−ROM又はディスクカートリッジ(共に図示
せず)が挿入されるトレー4が摺動可能に取り付けられ
ている。このトレー4は、CD−ROMが装着される内
トレー4aと、ディスクカートリッジが装着される外ト
レー4bとからなる2重構造とされており、外トレー4
bの内部に内トレー4aが昇降可能に取り付けられてい
る。
【0005】ディスクカートリッジを装着するときは、
ディスクカートリッジが内トレー4a上に載置されるた
め、内トレー4aが載置部として機能する。また、ディ
スクカートリッジは、外トレー4bの内部にガタツキの
ない状態で挿入されるため、内トレー4aの前面には、
カートリッジ取り出し用切欠4cが設けられている。よ
って、ディスクカートリッジをトレー4から取り出す際
は、トレー4の下方からカートリッジ取り出し用切欠4
cに指先を挿入させてディスクカートリッジの手前側端
部を内トレー4aから持ち上げた後、外トレー4bより
上方に突出したディスクカートリッジを把持してトレー
4から取り出していた。
【0006】尚、内トレー4aは、直径8cmのディス
クが載置される小径ディスク載置部4a1 と、直径12
cmのディスクが載置されるディスク載置部4a2 とを
有する。また、内トレー4aは、通常、CD−ROMを
支持する上動位置に附勢されているが、ディスクカート
リッジが装着されたときに下動するように取り付けられ
ている。
【0007】また、トレー4の上方には、シャーシ1上
部空間を覆う支持板5が取り付けられており、支持板5
の下面にはディスクカートリッジのシャッタを開成する
ためのシャッタ開成レバー6が支持されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の装置においては、カートリッジ取り出し用
切欠4cが内トレー4aに設けられているので、カート
リッジを取り出す際には、トレー4の下方からカートリ
ッジ取り出し用切欠4cに指先を挿入してカートリッジ
を持ち上げなければならないので、カートリッジの挿入
操作あるいは取り出し操作がやりにくく操作性が悪かっ
た。
【0009】図16(A)(B)は夫々ディスクカート
リッジが装着される従来装置の状態を示す縦断面図であ
る。また、図17(A)(B)は夫々ディスクが装着さ
れる従来装置の状態を示す縦断面図である。従来の装置
では、図16(A)(B)に示されるように、ディスク
7が収納されたディスクカートリッジ8が内トレー4a
に装着された場合、クランパ9が降下すると共にターン
テーブル2及びターンテーブル駆動用モータ10が上昇
してディスク7をターンテーブル2にクランプするよう
になっている。そのため、従来の装置では、クランパ9
を昇降させるためのスペースS1及びターンテーブル2
を昇降させるためのスペースS2を設ける必要があり、
その分装置の薄型化を図ることが難しかった。
【0010】また、図17(A)(B)に示されるよう
に、ディスク7が直接装着された場合もカートリッジ装
着時と同様にクランパ9が降下すると共にターンテーブ
ル2及びターンテーブル駆動用モータ10が上昇してデ
ィスク7をターンテーブル2にクランプするため、クラ
ンパ9を昇降させるためのスペースS1及びターンテー
ブル2を昇降させるためのスペースS2を設ける必要が
あり、その分装置の薄型化を図ることが難しかった。
【0011】特にノート型パソコンでは、CD−ROM
やディスクカートリッジを記憶媒体として使用するディ
スク装置を標準装備として内蔵させる傾向にあり、ディ
スク装置全体の薄型化が望まれていた。そこで、本発明
は上記課題を解決した記録媒体装着装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、記録媒体が交換される記録媒体交換位置
あるいは記録又は再生可能な装着位置に移動可能に設け
られたトレーと、前記トレーに回動可能に支持され、前
記記録媒体が挿入されて前記トレー内部の収容位置に収
容されるホルダと、前記トレーに設けられ、前記ディス
ク状記録媒体を回転駆動させるターンテーブルと、前記
ホルダが前記収容位置に移動したとき前記ディスク状記
録媒体を前記ターンテーブルにクランプするクランパ
と、前記クランパ及び前記ホルダを回動可能に支持する
支持部材と、前記トレーの移動に連動して前記クランパ
及び前記ホルダを前記トレーに収容される収容位置ある
いは前記トレーから突出する記録媒体挿入・イジェクト
位置に移動させるように前記支持部材を回動させる伝達
機構と、からなることを特徴とするものである。
【0013】従って、請求項1記載の発明によれば、ト
レーの移動に連動してクランパ及びホルダがトレーに収
容される収容位置あるいはトレーから突出する記録媒体
挿入・イジェクト位置に移動可能に支持され、トレーが
記録媒体交換位置に移動したとき記録媒体挿入・イジェ
クト位置に移動するため、記録媒体を円滑にホルダに挿
入でき、記録媒体の挿入及びイジェクト操作が容易に行
える。
【0014】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の記録媒体装着装置であって、前記伝達機構は、
前記トレーの移動方向に延在するように前記トレーに設
けられたラックと、該ラックに噛合するピニオンと、前
記支持部材に設けられ、前記ピニオンに噛合するギヤ部
と、よりなることを特徴とするものである。
【0015】従って、請求項2記載の発明によれば、ト
レーの移動に伴うラックの動作をピニオンを介して支持
部材に伝達して確実にクランパ及びホルダを回動させる
ことができ、これにより、ディスク状記録媒体を円滑に
ホルダに挿入でき、ディスク状記録媒体の挿入及びイジ
ェクト操作が容易に行える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明になる記録媒体装着
装置の一実施例が適用されたディスク装置の分解斜視図
である。また、図2はトレーを引出した状態の平面図で
ある。図1及び図2に示されるように、ディスク装置1
1は、パソコン(図示せず)等の外部記憶装置として使
用され、後述するようにディスク状記録媒体(例えばC
D−ROM又は、PD用ディスクカートリッジ、DVD
用ディスクカートリッジ等)が装着される装着装置12
を有する。
【0017】装着装置12は、ディスク装置11の筐体
13から引き出されるトレー14と、記録媒体が挿入さ
れるホルダ15と、ホルダ15をトレー14に収容され
る収容位置あるいはトレー14から上方に突出する記録
媒体挿入・イジェクト位置に移動可能に支持するクラン
パアーム(支持部材)16と、クランパアーム16をト
レー14の移動方向に応じて回動させる伝達機構17
と、クランパアーム16をトレー14上で回動可能に支
持するブラケット38,39とからなる。
【0018】尚、図1において、ブラケット38,39
は、トレー14に取り付けられた状態とトレー14から
分離された状態が併せて示してある。トレー14は、底
部が筐体13の内壁に対しA,B方向に摺動するように
取り付けられており、A方向に引き出されて記録媒体が
交換される記録媒体交換位置、又は筐体13内に収納さ
れ記録又は再生可能な装着位置に移動する。また、ホル
ダ15は、トレー14が記録媒体交換位置に移動したと
きトレー14より上方の記録媒体挿入・イジェクト位置
に移動し、トレー14が装着位置に移動したときトレー
内部の収容位置に移動する。
【0019】また、トレー14の上面には、ディスクが
装着されるターンテーブル18と、ターンテーブル18
を回転駆動するディスクモータ19と、ディスクに記録
された情報を光学的に読み取るピックアップ20とが設
けられている。図3(A)〜(D)はトレー14の平面
図、トレー14の収納状態の側面図、トレー14の引出
し状態の側面図、トレー14の背面図である。
【0020】図3(A)〜(D)に示されるように、ト
レー14は、上面にピックアップユニット取付け部14
aと、カートリッジ高さ位置規制部14bとが設けられ
ている。また、トレー14の上面両側には、ガイドレー
ル21が摺動可能に嵌合するガイド溝22がA,B方向
に延在形成されている。ガイドレール21は、筐体13
の内壁に設けられたガイド部13aに摺動可能に嵌合し
ており、トレー14がA,B方向に移動するのに連動し
て同方向に摺動しながらトレー14の両側を支持する。
【0021】尚、両側のガイドレール21の上面には、
ラック21aが形成されており、ラック21aは、後述
するようにピニオン40が噛合する。また、両側のガイ
ドレール21の側面には、筐体13の内壁に形成された
ガイド部13aに係止される係止部21bが突出してい
る。そのため、ガイドレール21は、トレー14が所定
距離引き出されるまでトレー14と共に移動し、係止部
21bがガイド部13aに当接した時点でトレー引出し
方向への移動が規制される。
【0022】図4(A)〜(D)はホルダ15の左側面
図、平面図、右側面図、背面図である。図4(A)〜
(D)に示されるように、ホルダ15は、天板15a
と、天板15aの両側より下方に曲げられた側板15
b,15cと、側板15b,15cの下端より水平方向
に曲げられた下板15d,15eと、天板15aの後部
より下方に曲げられた背板15fとからなる。
【0023】ホルダ15の天板15aには、CD−RO
M等のディスクが装着されるようにディスクの外径に対
応する半円形逃げ部15gが形成されている。また、下
板15d,15eにも、ディスクの外径に対応する円弧
状逃げ部15h,15iが形成されている。後述するデ
ィスクカートリッジ36は、下板15d,15eに載置
されるようにホルダ15内に挿入されるが、ディスク3
7を直接装着する場合には、ホルダ15の円弧状逃げ部
15h,15iからディスク37をターンテーブル18
に装着させる。
【0024】尚、ホルダ15の内部には、天板15aと
側板15b,15cと下板15d,15eとにより形成
された空間がカートリッジ挿入部23として設けられて
いる。カートリッジ挿入部23のA方向には、挿入口2
7が形成されている。このカートリッジ挿入部23に
は、後述するように挿入口27からPD用ディスクカー
トリッジ又はDVD用ディスクカートリッジ等が挿入さ
れる。
【0025】また、ホルダ15の天板15aの後部に
は、PD用ディスクカートリッジ又はDVD用ディスク
カートリッジのシャッタを開閉させるためのシャッタ開
閉レバー24を回動可能に支持する軸25が起立してい
る。そして、天板15aには、シャッタ開閉レバー24
の係合部24aが係合する円弧状のガイド溝26が設け
られている。
【0026】また、シャッタ開閉レバー24の先端に
は、ディスクカートリッジのシャッタの側部に当接する
円柱状の当接部24bがカートリッジ挿入部23内に突
出している。そのため、カートリッジがホルダ15の挿
入口27から挿入されるのに伴ってシャッタ開閉レバー
24がC方向に回動してシャッタを開き、カートリッジ
のイジェクト動作に伴ってシャッタ開閉レバー24がD
方向に回動してシャッタを閉じる。
【0027】さらに、ホルダ15の側板15b,15c
には、支持アーム16が連結される孔28が設けられて
いる。ホルダ15は、この孔28に挿通される軸29を
支点として上下方向に回動することができる。図5
(A)(B)はクランパアーム16の構成を説明するた
めの平面図、側面図である。
【0028】図5(A)(B)に示されるように、クラ
ンパアーム16は、ホルダ15の側板15b,15cを
平行に延在される腕部16a,16bと、腕部16a,
16bの先端間に横架された梁16cと、梁16cの中
央に揺動可能に支持されたクランパ30とからなる。ま
た、クランパアーム16の腕部16a,16bは、ホル
ダ15の軸29が嵌合する孔16d,16eと、トレー
14の両側より起立するブラケット31の軸32が嵌合
する孔16f,16gとを有する。そのため、クランパ
アーム16は、軸32を支点としてE,F方向に回動可
能に支持されており、ホルダ15がトレー14内に降下
することによりE方向に回動してクランパ30がカート
リッジ内のディスクをクランプする。
【0029】また、クランパアーム16は、腕部16
a,16bの端部にピニオン40が噛合する扇形ギヤ1
6h,16iが設けられている。この扇形ギヤ16h,
16iは、ピニオン40を介してトレー14の摺動動作
が伝達されると、ホルダ15及びクランパアーム16を
上方に回動させる。クランパアーム16に支持されたク
ランパ30は、ホルダ15より先端側に支持されている
ので、ホルダ15の挿入口27が上方を向くように回動
すると共にホルダ15の天板15aから上方に離間した
位置に変位する。また、ホルダ15が記録媒体挿入・イ
ジェクト位置に移動した際のクランパ30のホルダ15
に対する相対角度は、伝達機構17のギヤ比を変更する
ことにより任意に設定することができる。
【0030】図6(A)はホルダ15及びクランパアー
ム16が収容位置に保持された状態を示す側面図であ
る。また、図6(B)はホルダ15及びクランパアーム
16が挿入・イジェクト位置に上動した状態を示す側面
図である。図6(A)に示されるように、トレー14を
筐体13内に収容させる際は、ディスクカートリッジが
挿入されたホルダ15を下方に押圧して降下させると、
ホルダ15の下部の両側に設けられたマグネット34が
トレー14上の両側に設置されたソレノイド35の鉄心
35aに吸着される。そのため、ホルダ15及びクラン
パアーム16は、マグネット34とソレノイド35によ
り水平状態に保持されて筐体13内に収容される。
【0031】図6(B)に示されるように、装着された
ディスクカートリッジを取り出す際は、トレー14がA
方向に所定距離引き出されたときにソレノイド35が通
電されてマグネット34による吸着を解除してホルダ1
5及びクランパアーム16が上動可能な状態とする。ソ
レノイド35は、トレー14がA方向に移動してホルダ
15及びクランパアーム16が筐体13からA方向に引
き出されたとき、通電されてマグネット34の磁界をキ
ャンセルするような磁界を発生させる。
【0032】そのため、マグネット34によりトレー1
4に吸着されたホルダ15は、ソレノイド35によりロ
ック解除されて上方(F方向)に回動可能な状態とな
る。これにより、ホルダ15は、トレー14がさらにA
方向に引き出されると共に、伝達機構17により挿入口
27が上方を向くように傾斜した状態に回動する。よっ
て、ホルダ15内へのディスク又はディスクカートリッ
ジの挿入・イジェクト操作が容易に行える。よって、デ
ィスク又はディスクカートリッジの交換操作が円滑に行
える。
【0033】尚、ホルダ15がF方向に回動して傾斜し
た状態に変位するとき、ホルダ15の天板15aの後部
が筐体13の前端に当接してF方向の回動位置、すなわ
ち記録媒体挿入・イジェクト位置が位置決めされる。図
7(A)〜(C)はクランパアーム16を支持する一方
のブラケット38の側面図、平面図、背面図である。
【0034】図7(A)〜(C)に示されるように、ブ
ラケット38は、トレー14の上面に固定されるベース
38aと、ベース38aより下方に曲げられた切り起こ
し部38bと、ベース38aの側方より上方に曲げられ
た腕部38cとよりなる。また、ブラケット38の腕部
38cには、クランパアーム16の腕部16aの孔16
gに対向する孔38dが設けられている。この孔38d
及び孔16gには、A軸が挿通されクランパアーム16
の腕部16aを回動可能に支持する。
【0035】図8(A)〜(C)はクランパアーム16
を支持する他方のブラケット39の側面図、平面図、背
面図である。図8(A)〜(C)に示されるように、ブ
ラケット39は、トレー14の上面に固定されるベース
39aと、ベース39aより下方に曲げられた切り起こ
し部39bと、ベース39aの側方より上方に曲げられ
た腕部39cとよりなる。また、ブラケット39の腕部
39cには、クランパアーム16の腕部16bの孔16
hに対向する孔39dが設けられている。この孔39d
及び孔16hには、軸が挿通されクランパアーム16の
腕部16a,16bを回動可能に支持する。
【0036】さらに、腕部39cには、クランパアーム
16の扇形ギヤ16h,16i及びガイドレール21の
上面に形成されたラック21aに噛合するピニオン40
(図8(A)中、破線で示す)が取り付けられる凹部3
9eが設けられている。図9はディスクカートリッジの
一例を示す平面図である。図9に示されるように、ディ
スクカートリッジ36は、箱状に形成されたケース36
a内にディスク37(図9中、破線で示す)が収納され
ており、ケース36aの上下面にはディスク37を露出
させて光ピックアップ20による記録再生を可能とする
ため長方形状の開口36bが半径方向に延在形成されて
いる。さらに、ケース36aの上下面には、開口36b
を閉蓋するシャッタ36cがG,H方向に摺動可能に取
り付けられている。このシャッタ36cは、非装着時
は、バネ部材(図示せず)により開口36bを閉じる位
置に附勢されており、トレー14に挿入される過程でシ
ャッタ開閉レバー24によりH方向に摺動して開口36
bを開く。
【0037】ここで、本発明の要部を構成する上記伝達
機構17の構成について説明する。図10は伝達機構1
7の平面図である。また、図11は伝達機構17の側面
図である。図10及び図11に示されるように、伝達機
構17は、前述したガイドレール21の上面に形成され
たラック21aと、クランパアーム16の扇形ギヤ16
iと、ブラケット39に支持されラック21a及び扇形
ギヤ16iに噛合するピニオン40とから構成されてい
る。
【0038】従って、上記のように構成された伝達機構
17においては、トレー14がA方向に引き出されてラ
ック21aとピニオン40との間で相対変位が生じる
と、ピニオン40が回動し、その回動力が扇形ギヤ16
iに伝達される。その結果、A軸に支持されたクランパ
アーム16が上方(F方向)に回動して、B軸を介して
連結されたホルダ15を上方(F方向)に回動させると
共に、クランパ30をホルダ15より上方に変位させる
ことができる。
【0039】ここで、上記伝達機構17の動作について
説明する。図12はトレー14が引き出された途中の状
態を示す側面図である。また、図13は図12に示す位
置よりもさらにトレー14が引き出された状態を示す側
面図である。また、図14は図13に示す位置よりもさ
らにトレー14が引き出された状態を示す側面図であ
る。
【0040】図12に示されるように、トレー14は、
手動操作によりA方向にスライドして引き出される。こ
の位置では、ホルダ15及びクランパアーム16の後部
が筐体13内に残っており、前述したようにホルダ15
がマグネット34とソレノイド35との吸着により水平
な装着状態に保持されている(図6(A)参照)。図1
2に示す位置よりもさらにトレー14が引き出される
と、図13に示す位置に移動する。しかしながら、ホル
ダ15及びクランパアーム16は、まだ水平状態に保持
されている。
【0041】図13に示す位置よりもさらにトレー14
が引き出されると、図14に示す位置に移動する。この
ようにホルダ15及びクランパアーム16が筐体13か
ら引き出されると、ガイドレール21の端部から側方に
突出する係止部21bが、筐体13の内壁に形成された
ガイド部13aに係止される。そのため、ガイドレール
21の上面に形成されたラック21aが停止している状
態でピニオン40がブラケット39に支持された状態の
ままA方向に移動することになる。
【0042】これにより、ピニオン40が反時計方向に
回動し始める。そして、ピニオン40に噛合するクラン
パアーム16が上方(F方向)に駆動される。このよう
に、伝達機構17は、ラック21a、ピニオン40、扇
形ギヤ16iを介してトレー14の引出し動作をクラン
パアーム16の回動動作に変換するため、トレー14の
引出し動作に連動してクランパアーム16及びホルダ1
5を確実に上動させることができる。
【0043】その結果、図14に示されるように、A軸
に支持されたクランパアーム16は上方(F方向)に回
動すると共に、B軸を介して連結されたホルダ15を上
方(F方向)に回動させてディスクカートリッジ36が
挿入・イジェクトしやすい傾斜状態とする。これと同時
に、クランパアーム16に支持されたクランパ30は、
ホルダ15より上方に変位してディスクカートリッジ3
6が挿入・イジェクト操作を妨げない位置に退避する。
【0044】尚、上記A軸とB軸とがクランパアーム1
6の腕部16a,16bの長手方向で離間しているの
で、クランパアーム16の回動角度θ1 とホルダ15の
回動角度θ2 とは、θ1 >θ2 となる。また、クランパ
アーム16が角度θ1 回動すると、ホルダ15は天板1
5aの後部が筐体13の端部に当接してそれ以上上動し
ないように回動が規制される。
【0045】従って、クランパアーム16がF方向に所
定角度θ1 回動すると、ホルダ15は挿入口27を上方
に向くように所定角度θ2 傾斜した状態となり、記録媒
体挿入・イジェクト位置に至る。このとき、クランパア
ーム16に支持されたクランパ30は、ホルダ15から
F方向に所定角度θ3 回動して離間した位置にある。よ
って、クランパ30は、ホルダ15の天板15aからF
方向に離間した位置に変位しており、ディスクカートリ
ッジ36の挿入・イジェクト操作を妨げない位置に退避
している。
【0046】そのため、所定角度傾斜したホルダ15へ
のディスク37又はディスクカートリッジ36の挿入・
イジェクト操作を容易に行うことができ、ディスク37
又はディスクカートリッジ36の交換操作が円滑に行え
る。この場合、ディスクカートリッジ36は、シャッタ
36cが設けられた端部を先頭にしてシャッタ36cの
開閉方向と直交する向き、すなわちシャッタ36cの延
在方向に沿ってホルダ15の挿入口27(B方向)に挿
入される。また、ディスクカートリッジ36がホルダ1
5内に挿入される過程で、ディスクカートリッジ36の
シャッタ36cは、シャッタ開閉レバー24により開口
36bを開く位置(H方向)に摺動する。
【0047】上記のようにしてディスクカートリッジ3
6がホルダ15の正面側から挿入口27を通過してホル
ダ15内のカートリッジ挿入部23に挿入されるか、あ
るいはディスク37がホルダ15内のターンテーブル1
8に載置された後は、ホルダ15を下方に押圧する。こ
れにより、ホルダ15は、クランパアーム16の軸29
を中心にE方向に回動すると共に、クランパアーム16
も軸32を中心にE方向に回動する。
【0048】そして、ホルダ15がトレー14上に降下
してマグネット34がソレノイド35の鉄心35aに吸
着されると共に、クランパアーム16に支持されたクラ
ンパ30がディスク37をターンテーブル18に押圧し
てクランプする。その後、トレー14をB方向に押圧し
て筐体13内に摺動させて装着させる。このように、ホ
ルダ15を回動可能に支持するクランパアーム16にク
ランパ30が支持されているので、ホルダ15がトレー
14内に収容される過程でディスクはクランパ30とタ
ーンテーブル18との間でクランプされる。
【0049】そのため、トレー14が記録媒体交換位置
から記録又は再生可能な装着位置に移動する際には、既
にディスクがクランプされている。すなわち、トレー1
4が記録媒体交換位置に引き出された状態でディスクを
クランプできるので、クランパ30を昇降させるための
スペースを筐体13内に設ける必要がなく、その分装置
の薄型化を図ることができる。
【0050】尚、トレー14に装着される記録媒体は、
上記実施例のようなCD−ROM又はPD用ディスクカ
ートリッジ、DVD用ディスクカートリッジに限らず、
他のカード状記録媒体(例えばICカード等)、あるい
はディスク状記録媒体(例えば磁気ディスク、光磁気デ
ィスク、光ディスク等)が装着されるものにも適用でき
る。
【0051】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1の発明によれ
ば、トレーの移動に連動してクランパ及びホルダがトレ
ーに収容される収容位置あるいはトレーから突出する記
録媒体挿入・イジェクト位置に移動可能に支持され、ト
レーが記録媒体交換位置に移動したとき記録媒体挿入・
イジェクト位置に移動するため、装置の薄型化を図れと
共に、記録媒体を円滑にホルダに挿入でき、記録媒体の
挿入及びイジェクト操作が容易に行える。
【0052】また、請求項2記載の発明によれば、トレ
ーの移動に伴うラックの動作をピニオンを介して支持部
材に伝達して確実にクランパ及びホルダを回動させるこ
とができ、これにより、ディスク状記録媒体を円滑にホ
ルダに挿入でき、ディスク状記録媒体の挿入及びイジェ
クト操作が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体装着装置の一実施例が適
用されたディスク装置の分解斜視図である。
【図2】トレーを引出した状態の平面図である。
【図3】トレー14の構成を説明するための図である。
【図4】ホルダ15の構成を説明するための図である。
【図5】クランパアーム16の構成を説明するための図
である。
【図6】ホルダ15及びクランパアーム16の動作を示
す側面図である。
【図7】クランパアーム16を支持する一方のブラケッ
ト38の図である。
【図8】クランパアーム16を支持する他方のブラケッ
ト39の図である。
【図9】ディスクカートリッジの一例を示す平面図であ
る。
【図10】伝達機構17の平面図である。
【図11】伝達機構17の側面図である。
【図12】トレー14が引き出された途中の状態を示す
側面図である。
【図13】図12に示す位置よりもさらにトレー14が
引き出された状態を示す側面図である。
【図14】図13に示す位置よりもさらにトレー14が
引き出された状態を示す側面図である。
【図15】CD−ROM又はディスクカートリッジが装
着可能とされる従来装置を説明するための分解斜視図で
ある。
【図16】ディスクカートリッジが装着される従来装置
の状態を示す縦断面図である。
【図17】ディスクが装着される従来装置の状態を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
11 ディスク装置 12 装着装置 13 筐体 14 トレー 15 ホルダ 16 クランパアーム 17 伝達機構 18 ターンテーブル 19 ディスクモータ 20 ピックアップ 21 ガイドレール 21a ラック 22 ガイド溝 30 クランパ 38,39 ブラケット 40 ピニオン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が交換される記録媒体交換位置
    あるいは記録又は再生可能な装着位置に移動可能に設け
    られたトレーと、 前記トレーに回動可能に支持され、前記記録媒体が挿入
    されて前記トレー内部の収容位置に収容されるホルダ
    と、 前記トレーに設けられ、前記ディスク状記録媒体を回転
    駆動させるターンテーブルと、 前記ホルダが前記収容位置に移動したとき前記ディスク
    状記録媒体を前記ターンテーブルにクランプするクラン
    パと、 前記クランパ及び前記ホルダを回動可能に支持する支持
    部材と、 前記トレーの移動に連動して前記クランパ及び前記ホル
    ダを前記トレーに収容される収容位置あるいは前記トレ
    ーから突出する記録媒体挿入・イジェクト位置に移動さ
    せるように前記支持部材を回動させる伝達機構と、 からなることを特徴とする記録媒体装着装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記伝達機構は、 前記トレーの移動方向に延在するように前記トレーに設
    けられたラックと、 該ラックに噛合するピニオンと、 前記支持部材に設けられ、前記ピニオンに噛合するギヤ
    部と、 よりなることを特徴とする記録媒体装着装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7328441B2 (en) * 2005-03-21 2008-02-05 Lite-On It Corporation Optical disc drive
CN111435264A (zh) * 2019-01-15 2020-07-21 阿里巴巴集团控股有限公司 服务器机柜、安装有存储介质盒的托盘和存储服务器

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