JP3056966U - 光ケーブル通線さや管用の電気融着継手 - Google Patents

光ケーブル通線さや管用の電気融着継手

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JP3056966U
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fusion
tube
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JP1998006900U
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竜太 加藤
辰平 風間
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富士化工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さや管を保護する外管内に突起や段差等があ
っても抵抗なく外管内に引き込むことができ、接合作業
時間を短縮できる電気融着継手を提供する。 【解決手段】 光ケーブル通線のさや管外径より僅かに
大きい内径を有する管状の電気融着継手の両端部外壁
を、該継手中心部方向から両先端に向かって徐々に肉薄
に形成したことを特徴とする電気融着継手。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、光ケーブル通線用のさや管同士の接合に用いられる管状の電気融着 継手に関する。特に本考案は、接合作業時間を短縮できるとともに、さや管を保 護する外管内に突起や段差等があっても支障なくさや管内に引き込むことができ る電気融着継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
高度情報通信社会の推進に向けて、光ケーブル網の全国的整備が進んでおり、 この光ケーブルの敷設のために公共空間、すなわち道路、河川、下水道管等の公 共空間を効率的かつ公正な活用が図られている。 図2に示されるように、一般に、光ケーブル3は、通常さや管2に通線されて おり、さらに5〜6条を一単位として外管4内に収納され、保護されている。 そして接合すべきさや管は、さや管の末端部同士を突き合わせ、その突き合わ せ部分を熱可塑性樹脂製の管状電気融着継手で覆い、継手樹脂内に埋め込まれた 電熱線と、これに通電するためのターミナルピンからの通電による発熱によって 継手樹脂管内側を溶融させてさや管外面と融着させ、その後外管4内に引き込み まれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来型の電気融着継手は、通電による発熱によって継手樹脂を融解 する際に熱膨張することを抑える必要性から、継手の肉厚を厚くする必要があり 、このため、継手の内径と外径との差が大きくなり、継手端部が角張った状態と なっているものが普通である。また、電気融着継手は継手樹脂内部に埋め込まれ た電熱線に通電するために、該電熱線から継手樹脂内を通って外部に突出してい るターミナルピンが設けられているのが普通である。 従来型の電気融着継手は、上記のように、継手の両端部やターミナルピンのよ うな突出部分があったため、この継手によって接合したさや管を外管4内に引き 込む際に、外管4端部、外管内の突起や段差部に対して、さや管の前記継手部分 における肉厚の端部や外方に突出しているターミナルピンなどの突出部が引っ掛 かり、通線作業が滞ることが多かった。
【0004】 本考案は、上記のような突出部を持たない電気融着継手を提供することを目的 とするものである。 また、本考案は、従来型の電気融着継手に比べて、肉薄の電気融着継手を提供 することをも目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以下の各考案を包含する。 1.光ケーブル通線用のさや管の外径に僅かに大きい内径を有する管状の電気融 着継手であって、該継手中心部側の所定位置から両先端に向かって徐々に肉薄と なるように形成されていることを特徴とする電気融着継手。 2.前記電気融着継手は、該継手内部に配置された電熱線と一端が接合し、他端 は該継手側壁から外部に突出している抜き取り除去可能なターミナルピンを有す ることを特徴とする、1項記載の電気融着継手。 3.前記電気融着継手は、全長が100〜120mm、中心部の肉厚が5〜6m m、外径が70〜72mmで、継手両端部から中央側へ20〜22mmの位置か ら両先端部に向かって徐々に肉薄に形成されており、かつ該両先端部の肉厚が2 mm以下であることを特徴とする、1項又は2項に記載の電気融着継手。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の電気融着継手は、熱可塑性樹脂で製造されており、内部に電熱線が埋 設されている所定長さの肉薄の管体である。 本考案の電気融着継手は、管体の中心部方向から両端部に向かってテーパー状 〜楔状に先鋭化するように形成されていて、端部の段差が実質的に解消されてい る先端部形状を有している管体である。
【0007】 本考案の電気融着継手は、熱可塑性樹脂管中に埋設されている電熱線に一端部 が連結され、他端部は電源に接続される端子として熱可塑性樹脂管側壁外に突出 しているターミナルピンを有しており、該ターミナルピンは、熱可塑性樹脂管を さや管接合部を覆って熱融着することによって被覆固定した後、簡単に引き抜き 除去できるように熱可塑性樹脂管中に埋設されている。
【0008】 本考案の電気融着継手を形成する熱可塑性樹脂管を形成する材料としては、ポ リエチレン、ポリプロピレン等の樹脂が使用される。 本考案の電気融着継手に埋設されているターミナルピンは、樹脂中に埋設され ている電熱線にその一端が接合され、他端は樹脂管側壁外に突出するように配置 されており、通常、アルミニウム製やステンレス製のものが使用される。
【0009】 本考案の電気融着継手は、熱可塑性樹脂管が従来の熱可塑性樹脂管に比べて肉 薄に形成されている。本考案の熱可塑性樹脂管が肉薄に形成されていてもなお、 通電による熱融着中に樹脂管体の熱膨張を抑制することができるのは、通電によ る熱融着時に生起する樹脂管の熱膨張が、該熱可塑性樹脂管の外部を覆ってアル ミ製又はスチール製の管状バンドで締めつけ固定することによって実質的に防止 できることによる。
【0010】
【実施例】
以下に添付図面を参照して、本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案の電気融着継手を用いてさや管同士の突き合わせ部を覆った状 態を示す断面図であり、図2は、光ケーブル3を収納したさや管2を6条づつ外 管4内に収納した状態を示す断面図である。 図2に示すように、光ケーブル3は、通常さや管2内に通線されており、さら にその6条を一単位として外管4内に収納され、保護されている。 そして図1に示すように、さや管2は、光ケーブル3を収納した状態で接合す べき一方のさや管2Aと他方のさや管2Bの端部同士を突き合わせ、その突き合 わせ部分Xの周囲を覆う長さの熱可塑性樹脂製の電気融着継手1で覆われ、継手 樹脂内に埋め込まれた電熱線5へのターミナルピン6からの通電によって加熱溶 融される継手側樹脂によって該継手内面と融着され固定されている。
【0011】 上記の電気融着継手1は、好ましくは5〜6mm程度の厚みを有しており、そ の両端部から中央方向にかけての外壁部の一定距離(Y)の部分7が端部方向に 向かって楔型〜テーパー状に端部が先鋭端部となるように形成されている。端部 付近のテーパー状〜楔型の先端部7は、両端部から中央方向に約20mm〜25 mm程度の長さの部分に形成されていることが好ましく、その先端は殆ど厚みが 感じられない程に先鋭に形成されていることがより好ましい。
【0012】 ターミナルピン6は、長さ13mm〜15mm、直径4mm程度のアルミニウ ム製やステンレス製ピンから形成されていて先端部は樹脂内に埋設されている電 熱線に接続されており、その端部をペンチ等の適当な引き抜き工具により把持し て引き抜くことができるように、端部を樹脂外に突出させて樹脂中に埋設されて いる。
【0013】 次に、上記のやや肉薄の本考案の電気融着継手の装着工程を説明する。 先ず、内径60mm、長さ120mm、中央部の厚み5〜6mmの継手樹脂管 1の端部から20mm中心部側の位置を起点とし、両先端部に向かって徐々に肉 薄に形成され、最先端の肉厚が2mmとなるように形成されているポリエチレン 製の電気融着継手1を用意し、この電気融着継手1を外径60mmの光ケーブル さや管2A、2B同士の継ぎ目Xを覆って配置する。次に、この電気融着継手1 の外部にスチール製管状バンド(図示せず)を巻き付けて締めつけ固定する。次 いで、ターミナルピン6から電熱線5に通電して電気融着継手1の内面側樹脂を 溶融させてさや管2A、2Bの突き合わせ部Xを含む周辺外壁と継手内面とを接 着する。次いで、ターミナルピン6をペンチで挟んで引き抜き除去する。
【0014】 このようにして得られる電気融着継手によって突き合わせ部分が接着固定され たさや管2は、該さや管をPVC等によって製造されている外管4中に通線する 作業を行っても、さや管の継ぎ目部分に大きな段差部や突出部がないため、外管 内や外管入口端部での引っ掛かりがなく、スムーズに通線作業を行うことができ る。 また、電気融着継手の外面にスチール製管状バンドを巻き付けて締めつけ固定 して通電融着を行うため、比較的肉薄であるにも係わらず、電気融着継手自体が 熱膨張を起こすことがなく、熱融着作業後にスチール製バンドを取り外した後も 電気融着継手部分全体の盛り上がりが小さく、外管への通線作業時に外管内の突 起や外管口端部への引っ掛かりも殆どない。
【0015】
【考案の効果】
本考案により、従来型の電気融着継手の継手の両端部段差やターミナルピンの ような突出部分がないあったため、光ケーブルのさや管の接続作業が円滑に行わ れるようになり、通線作業が滞ることがなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気融着継手を説明する破断面図。
【図2】光ケーブルを収納したさや管を外管内に通線し
た状態を示す図。
【符号の説明】
1:電気融着継手、2:さや管、3:光ケーブル、4:
外管、5:電熱線、6:ターミナルピン、7:継手端
部、X:さや管突き合わせ部、Y:継手端部長さ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ケーブル通線のさや管外径より僅かに
    大きい内径を有する管状の電気融着継手であって、該継
    手中心部側の所定位置から両先端に向かって徐々に肉薄
    となるように形成されていることを特徴とする電気融着
    継手。
  2. 【請求項2】 前記電気融着継手は、該継手内部に配置
    された電熱線と一端が接合し、他端は該継手側壁から外
    部に突出している抜き取り除去可能なターミナルピンを
    有することを特徴とする、請求項1記載の電気融着継
    手。
  3. 【請求項3】 前記電気融着継手は、全長が100〜1
    20mm、中心部の肉厚が5〜6mm、外径が70〜7
    2mmで、継手両端部から中央側へ20〜22mmの位
    置から両先端部に向かって徐々に肉薄に形成されてお
    り、かつ該両先端部の肉厚が2mm以下であることを特
    徴とする、請求項1又は請求項2に記載の電気融着継
    手。
JP1998006900U 1998-08-24 1998-08-24 光ケーブル通線さや管用の電気融着継手 Expired - Lifetime JP3056966U (ja)

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