JP3056907B2 - 建築板の製造方法 - Google Patents

建築板の製造方法

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JP3056907B2
JP3056907B2 JP5010692A JP1069293A JP3056907B2 JP 3056907 B2 JP3056907 B2 JP 3056907B2 JP 5010692 A JP5010692 A JP 5010692A JP 1069293 A JP1069293 A JP 1069293A JP 3056907 B2 JP3056907 B2 JP 3056907B2
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守男 林
博 柴崎
直 古市
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築板の製造方法に関
し、詳しくは片面に中質繊維板(Medium Den
sity Fiber Board)を備えた建築板の
製造方法に関し、更に詳しくは、片面に中質繊維板層を
備えながら、その反りを抑制し、かつ中質繊維板層の剥
離を回避し、中質繊維板層自体の厚みの変更を容易にお
こなおうとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、片面に中質繊維板を備えた建築板
を得るのに、基材合板に中質繊維板を積層している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中質繊維の
みを接着剤を介してプレス成形して得た中質繊維板を合
板基材に積層接着するのに、例えば熱圧プレス後に生じ
る中質繊維板の収縮作用にて建築板に反りが生じ、ま
た、両者の間に層間剥離が生じやすく、そして、中質繊
維板はそのプレス製造技術において、2.7mm以下に
薄く製作するのが困難であり、したがって、合板基材に
中質繊維板を積層した建築板においてはその厚さを一定
以下に薄くすることができないという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、片面に中質繊維
板層を備えた建築板の製造方法において、片面に中質繊
維板層を備えながら、建築板の反りを抑制し、中質繊維
板層の剥離を回避し、中質繊維板層自体の厚みの変更も
容易におこなえる建築板の製造方法を提供しようとする
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め突曲させ
た合板基材1の突曲面側に中質繊維3をまぶして中質繊
維3を接着剤を介して加圧接着させて成ることを特徴と
するものである。
【0006】
【作用】予め突曲させた合板基材1の突曲面側にまぶし
た中質繊維3を接着剤を介して加圧接着することで、か
かる加圧接着後の中質繊維3の硬化収縮にて合板基材1
の突曲面側を収縮させ、合板基材1において予めなされ
ている突曲状態と硬化収縮とが相殺し、中質繊維3を加
圧積層した建築板に反りが発生するのを効果的に抑制す
るのである。しかも、合板基材1にまぶす中質繊維3の
厚さを自在に調整して、中質繊維板層3aを備えた建築
板Aの厚さの変更を容易におこなう。そして、中質繊維
板を合板基材1に積層接着する構成のものに比べて、中
質繊維3を合板基材1にまぶして接着剤を介して加圧プ
レス成形する構成故、中質繊維板層3aの剥離を充分強
固に阻止する。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。合板基材1は、ラワン材、針葉樹(米松など)の材
質で、複数枚の単板をその繊維方向が直交する方向に積
層された普通合板を使用することができる。そして図2
(a)の3プライのもの、同図(b)の5プライのも
の、そして同図(c)における7プライの合板基材1に
おいて、表面単板aと裏面単板bとの厚みの比率を変更
することで、表面単板a側が突側となるように基材合板
1を突曲させることができるのである。そして、反りの
程度を表す矢高hは、3尺×6尺で、厚さが3プライ、
5プライ、7プライで2.5ミリ〜20ミリで、表面単
板aの厚さの比率を1.0にした場合、裏面単板bの厚
さの比率が0.9だと矢高は5〜15ミリ、裏面単板b
の厚さの比率が0.8だと矢高は20〜25ミリ、裏面
単板bの厚さの比率が0.7だと矢高は35〜40ミ
リ、裏面単板bの厚さの比率が0.6だと矢高は40〜
50ミリ、裏面単板bの厚さの比率が0.5だと矢高は
50〜60ミリ、裏面単板bの厚さの比率が0.4だと
矢高は80〜100ミリ、裏面単板bの厚さの比率が
0.3だと矢高は100〜110ミリとなる。そして、
かかる数値は樹種により多少の変動がある。かかる基材
合板1の反りは、単板を接着剤を介して積層するのに、
接着剤中の水分を吸水して単板が膨張し、その膨張の程
度は厚さが薄い程膨張の程度が大きい。そして膨張の程
度が大きい程、加熱加圧時に水分の飛散が多くて、その
分収縮が大きく、かかる大きい収縮にて基材合板1に反
りが生じるのである。
【0008】このように表面側が突になるように突曲さ
れて基材合板1の表面側に中質繊維3をまぶし、つま
り、合板基材1の下で、プレス基板2の上に中質繊維3
をその成型時の厚さが例えば0.5ミリ〜3.0ミリ程
度の厚さになるような厚さで敷きつめる。かかる中質繊
維3は、植物繊維をパルプ化し、短い繊維は2.0ミリ
〜3.0ミリ以下の粉状の繊維で、長い繊維は約10.
0ミリ程度のものである。そして、太さは0.05〜
0.15ミリ、又は0.1ミリ程度である。接着剤を1
5%程度含有させる。接着剤としては、JISにおける
1 基準の耐水試験をクリアするもの、すなわち、メラ
ミン、フェノール、エポキシ系樹脂を使用し、そしてT
2 基準の耐水試験をクリアするもの、すなわち、尿素系
の樹脂を使用する。そして加圧力は、30kg/cm2
程度で、時間は約1分〜5分で、平均2分〜3分程度で
あり、厚さが増すほど時間をかけるものである。図中c
は突板のような化粧シートである。
【0009】このように、予め突曲させた合板基材1の
突曲面側に中質繊維をまぶして中質繊維3を接着剤を介
して加圧接着させることで、加圧接着後の硬化収縮にて
合板基材1の突曲面側を収縮させ、合板基材1における
予め形造られている突曲状態と硬化収縮とが相殺し、中
質繊維3を加圧積層した建築板Aに反りが発生するのを
効果的に抑制するのである。しかも、合板基材1にまぶ
す中質繊維3の厚さを自在に調整して、中質繊維板層3
aを備えた建築板Aの厚さの変更を容易におこなえる。
更に、中質繊維板層3aの剥離を充分強固に阻止するの
であり、かかる場合、合板基材1に中質繊維3をまぶし
て加圧接着するから、中質繊維板の製造技術を利用で
き、合板基材1を使用してコストの低減を図るものであ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は上述のように、予め突曲させた
合板基材の突曲面側に中質繊維をまぶして中質繊維を接
着剤を介して加圧接着させているから、予め突曲された
合板基材1の突曲面側にまぶした中質繊維を接着剤を介
して加圧接着することで、かかる加圧接着後の硬化収縮
にて合板基材の突曲面側を収縮させ、合板基材における
予め形造られている突曲状態と硬化収縮とが相殺し、中
質繊維を加圧積層した建築板に反りが発生するのを効果
的に抑制することができるという利点がある。しかも、
加圧成形した中質繊維板を合板基材に積層する従来の構
成のものに比べて、合板基材にまぶす中質繊維の厚さを
自在に調整でき、中質繊維板層を備えた建築板の厚さの
変更を容易におこなえ、しかも中質繊維板層を合板基材
に積層接着する構成のものに比べて、中質繊維を合板基
材にまぶして接着剤を介して加圧プレス成形する構成
故、中質繊維板層の剥離を充分強固に阻止することがで
き、更に、合板基材1に中質繊維をまぶして加圧接着す
るから、中質繊維板の製造技術を利用でき、合板基材1
を使用してコストの低減を図ることができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、中質繊維を合板基材
の片面に形成する作用を示し、(a)は動作説明図、
(b)は製造された建築板の断面図である。
【図2】(a)は3プライの合板基材の断面図、(b)
は5プライの合板基材の断面図、(c)は7プライの合
板基材の断面図である。
【符号の説明】
1 合板基材 3 中質繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−42202(JP,A) 特開 平2−39926(JP,A) 特開 昭63−94841(JP,A) 特開 平6−220979(JP,A) 特公 昭42−7115(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/00 - 13/18 B27D 1/00 - 1/10 B32B 1/00 - 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め突曲させた合板基材の突曲面側に中
    質繊維をまぶして中質繊維を接着剤を介して加圧接着さ
    せることを特徴とする建築板の製造方法。
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