JP3056850B2 - グラフ作成機能を持つ文書作成装置 - Google Patents

グラフ作成機能を持つ文書作成装置

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JP3056850B2
JP3056850B2 JP3248759A JP24875991A JP3056850B2 JP 3056850 B2 JP3056850 B2 JP 3056850B2 JP 3248759 A JP3248759 A JP 3248759A JP 24875991 A JP24875991 A JP 24875991A JP 3056850 B2 JP3056850 B2 JP 3056850B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表形式の数値データを
グラフ化し、図形として管理するグラフ作成機能を持つ
文書作成装置に係り、特に表形式の数値データをグラフ
化するデータ列に分割するのに好適なデータ列分割境界
決定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の文書作成装置(ワードプロセッ
サ)には、表形式の数値データをグラフ化し、図形とし
て管理するグラフ作成機能が搭載されているものが多
い。
【0003】この種の文書作成装置でグラフを作成する
には、まず文書中に表形式の数値データを作成しておく
必要がある。この数値データが設定される表形式(表形
式データ)は、図7に示すように、罫線文字で構成され
る縦および横の罫線(文字罫線、作表罫線)からなる罫
線枠によって作成される。このような構造の表形式で
は、数値データをグラフ化するデータ列に分割する際の
分割境界が罫線で示されるため、分割が簡単に行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のグラフ作成機能を持つ文書作成装置では、グラフ化の
対象となり得る数値データが設定される表形式データ
は、数値データをグラフ化するデータ列に分割する際に
分割境界が簡単に識別可能なように、罫線を用いて構成
(作成)される必要があった。しかし、罫線を用いて表
を作成することは煩雑であり、しかも表構成行を余分
(データ行+1行余分)に必要とするという問題があっ
た(図7の例では、5行分のデータ行の他に、横罫線の
ために5+1行、即ち6行分余分に必要)。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
その目的は、グラフ化の対象となり得る数値データが設
定される表形式データを罫線を用いずに構成しても、デ
ータ分割境界を簡単に識別して、データ列への分割が正
しく行える文書作成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一桁が全て
空白の空白列と行境界とによりデータ欄が区分され、そ
のデータ欄にグラフ化の対象となる得る数値データが設
定された表形式データを格納するための格納手段と、こ
の格納手段に格納されている表形式データ内でグラフ化
の対象とする数値データ範囲を指定するための範囲指定
手段と、この範囲指定手段によって指定された範囲内の
表形式データを対象に、桁単位で空白列を検出する空白
列検出手段とを備え、範囲指定手段によって指定された
範囲に入る表形式データ内の数値データ群を、空白列検
出手段によって検出された空白列で挟まれる、空白列を
含まない領域毎のデータ列に分割するようにしたことを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記の構成では、表形式(表形式データ)は、
同一桁が全て空白の空白列と行境界とによりデータ欄が
区分され、そのデータ欄にグラフ化の対象となる得る数
値データが設定される構造となっている。したがって、
範囲指定手段により、上記の構造の表形式内でグラフ化
の対象とする数値データ範囲が指定された場合には、そ
の指定範囲内の表形式を対象として、空白列検出手段に
より、桁単位で空白列を検出することにより、罫線を用
いていない表形式であっても、グラフ化するデータ列に
分割する際の分割境界(縦方向分割境界)を求めること
が可能となり、指定された範囲内の表形式の数値データ
群を、空白列検出手段によって検出された空白列で挟ま
れる、空白列を含まない領域毎のデータ列に分割するこ
とができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るグラフ作成機
能を搭載した文書作成装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1はCPU、2,3は同CPU1に
よりアクセスされるメモリ(RAM,ROM)である。
【0009】CPU1は、装置全体の制御を行うもの
で、RAM2、ROM3をアクセスして、入力指示に従
うプログラムの起動で、文書を作成するための周知のか
な漢字変換処理や文書編集処理、更には、この発明に直
接関係するグラフ作成処理を含む各種処理を実行するも
のである。
【0010】RAM2には、文書データを記憶するため
の文書バッファ21、および文書バッファ21に記憶さ
れる文書データに付随する各種図形データ(通常の図
形、更にはグラフ図形など)を記憶するための図形バッ
ファ22が設けられる。RAM2には更に、表形式の数
値データをグラフ化するために入力されたグラフ種類、
数値データ範囲、グラフ作成領域等の各種グラフ化デー
タを一時記憶するためのワークバッファ24等が設けら
れる。
【0011】ROM3には、文書作成装置の全ての動作
を規定する制御プログラムを記憶するためのプログラム
エリア31、かな漢字変換において参照される辞書デー
タを記憶するための辞書エリア32、およびフォントデ
―タが格納された文字パターンエリア33等が設けられ
ている。
【0012】プログラムエリア31には、かな漢字変換
プログラムを格納するのに用いられるかな漢字変換プロ
グラムエリア34、およびグラフモードにおいて表形式
の数値データを作成するグラフ表作成処理と、表形式の
数値データをグラフ化するグラフ描画処理とを行うため
のグラフ作成プログラムを格納するのに用いられるグラ
フ作成プログラムエリア35等が設けられている。グラ
フ作成プログラムエリア35に格納されているグラフ作
成プログラムには、表形式内でグラフ化の対象とする数
値データ範囲が指定された場合に、指定範囲内の表形式
の数値データ群を、グラフ化するデータ列に分割するた
めの分割処理プログラム36が含まれている。
【0013】4はキーボード(KB)、5はキーボード
インタフェース(KB−IF)である。6は表示器、7
は表示コントローラ(表示−CNT)、8は表示用RA
Mである。9はフロッピ―ディスク装置(FDD)、1
1はFDDインタフェース(FDD−IF)である。1
3はプリンタ装置(PRT)、14はプリンタインタフ
ェース(PRT−IF)である。
【0014】KB(キーボード)4は、利用者のキー操
作を受けて、文書作成・編集や図形作成・編集等に必要
な入力情報をKB−IF(キーボードインタフェース)
5を介してCPU1へ出力するものである。このKB4
には、文字キー、各種機能項目の指定や、文書編集や図
形編集時の位置または領域(範囲)指定等を行うための
上下左右のカーソルキー等に加えて、各種設定の確定を
指示するための[選択/実行]キー、処理の中断や確定
前の入力の取消し等を指示するための[取消し]キー等
を含む各種のファンクションキーが設けられている。
【0015】表示器6は、CRTや液晶ディスプレイ等
から構成されている。表示−CNT7は、CPU1の制
御の下に、表示用RAM8を用いて表示器6の表示制御
を行うものである。
【0016】FDD9は、CPU1の制御の下に、FD
D−IF11を介して、各種処理プログラムや文書(文
書データ)、図形(図形データ)等を保存したり外字
(JIS第1水準文字および第2水準文字以外の文字や
記号・マーク等をいう)等を記録するのに用いられる。
【0017】PRT13は、PRT−IF14を介し
て、文書バッファ21上に新規に作成された文書、或い
は文書バッファ21上で編集された文書、更にはFDD
9から本体内に読込まれて文書バッファ21に格納され
た文書、および図形バッファ22に格納された図形等の
印字を行うものである。
【0018】次に、上記構成による文書作成装置のグラ
フ描画処理の過程で実行されるデータ列分割処理につい
て、図2乃至図6を参照して説明する。なお、図2はデ
ータ;列分割処理を説明するためのフローチャート、図
3は罫線を用いない表形式データの一例を示す図、図4
は図3の表形式データに対する数値データ範囲の指定時
の画面例を示す図、図5は図3の表形式データを対象と
するデータ列分割のためのマークづけを示す図、図6は
図3の表形式データを対象とするデータ列分割結果を示
す図である。
【0019】まずグラフ描画とは、数値(数値データ)
が設定された表形式(表形式データ)から指定範囲の数
値データを拾い、グラフの種類等を設定することによ
り、文書の中にグラフ(グラフ図形)を作成する機能で
ある。したがって、グラフ描画を行うためには、数値が
設定された表形式が作成され、画面表示されている必要
がある。この表は、罫線(作表罫線、罫線文字)を使用
して作成されたものである必要はない。このグラフ描画
の対象となる表形式の数値データは、文書データ中に設
定され、RAM2内の文書バッファ21に通常の文字列
と共に記憶される。
【0020】ここで、文書データ中に設定されている表
形式データが、図3に示すようになっているものとす
る。図3の例では、表形式データが罫線(作表罫線、罫
線文字)を使用して作成されていないことに注意された
い。即ち、図3の表形式データは、同一桁が全て空白
(ここではスペース)の空白列(スペースコード列)と
行境界とによりデータ欄が区分され、そのデータ欄にグ
ラフ化の対象となる得る数値データが設定される構造と
なっている。ここで、スペースは必ずしもキー入力する
必要がない。これは、市販されている日本語ワードプロ
セッサなどの文書作成装置では、図3の表形式の第1行
を例にとると、第5桁にカーソルを合せて(第5桁を文
字入力位置として)文字(ここでは数値「1」)を入力
すると、第1桁〜第4桁の各桁に自動的にスペースが入
り、次に第12桁にカーソルを合せて文字(ここでは数
値「2」)を入力すると、第6桁〜第11桁の各桁に自
動的にスペースが入ることから明らかである。したがっ
て、図3の構造の表形式は、罫線を用いた図7の構造の
表形式より、簡単に作成できる。
【0021】さて、図3に示すような表形式データを対
象にグラフ化してグラフ図形を作成するには、KB4の
特定キーを操作してグラフ描画モードを設定し、グラフ
種類、グラフ化の対象とする数値データの範囲、グラフ
作成領域等の各種グラフ化データを例えば段階的に指定
入力する必要がある。本実施例では、グラフ化の対象と
する表形式データを含む文書が表示器6に表示されてい
る状態で、グラフ描画モードが設定されると、表示画面
はグラフ種類を選択するためのグラフ種類選択画面に切
替えられる。この状態でグラフ種類が選択されると、表
形式データを含む文書の表示画面に戻され、図4(a)
に示すように、表形式データ中のグラフ化したい数値デ
ータ範囲の始点を指定入力するための案内メッセージ
が、画面下方に表示される。
【0022】ユーザは、数値データ範囲の始点の指定入
力案内メッセージが表示されると、カーソルキーを操作
して、図4(a)に示す表示画面(の表形式)上で、グ
ラフ化したい数値データの範囲の始点をカーソル指定
し、[選択/実行]キーを押す。図4(a)では、表形
式の左上端の行/桁位置(斜線部)が始点としてカーソ
ル指定されている。
【0023】CPU1は、数値データ範囲の始点の指定
入力案内メッセージの表示状態で[選択/実行]キーが
押されると、その際にカーソル指定されている始点の情
報をワークバッファ24に格納する。同時にCPU1
は、数値データ範囲の始点の指定入力案内メッセージを
消して、図4(b)に示すように、数値データ範囲の終
点の指定入力をユーザに要求するための案内メッセージ
を表示する。
【0024】ユーザは、数値データ範囲の終点の指定入
力案内メッセージが表示されると、カーソルキーを操作
して、図4(b)に示す表示画面(の表形式)上で、グ
ラフ化したい数値データの範囲の終点をカーソル指定
し、[選択/実行]キーを押す。図4(b)では、表形
式の右下端の行/桁位置(斜線部)が終点としてカーソ
ル指定されている。
【0025】CPU1は、数値データ範囲の終点の指定
入力案内メッセージの表示状態で[選択/実行]キーが
押されると、その際にカーソル指定されている終点の情
報をワークバッファ24に格納する。そしてCPU1
は、グラフ作成プログラムエリア35に格納されている
グラフ作成プログラム中の分割処理プログラム36に従
う分割処理を、以下に述べるように実行する。
【0026】まずCPU1は、ワークバッファ24から
表形式の数値データ範囲の始点および終点の情報を得、
対象となる表形式上で分割境界を検出するためにチェッ
クしようとする行/桁(チェック行/桁)位置を始点に
セットする(ステップS1,S2)。
【0027】次にCPU1は、対象となる表形式データ
(ここでは、図3に示す表形式データ)上のチェック点
(の文字コード)がスペース(スペースコード)である
か否かを調べる(ステップS3)。ここでは、改行、改
頁などのコードも、スペースコードと同様に扱う。も
し、スペース(スペースコード)であれば、CPU1は
チェック点の行位置が終点の行位置に一致しているか否
かを調べ(ステップS5)、一致していなければ、チェ
ック点の行位置だけを1つ進めて(ステップS5)、ス
テップS3のスペースチェックに戻る。ここで、行位置
が1つ進められた新たなチェック点がスペースであれ
ば、前記したように再びステップS4に進み、チェック
点の行位置が終点の行位置に一致しているか否かが調べ
られる。
【0028】したがって、表形式データ上の指定された
数値データ範囲内で、チェック点と同一桁(チェック
桁)が全てスペースとなっているならば、即ちスペース
列(スペースコード列)となっているならば、チェック
点の行位置が終点の行位置に進められるまで、以上のス
テップS5,S3,S4の処理が繰返されることにな
る。そして、ステップS4において、チェック点の行位
置が終点の行位置に一致していることが判別されると、
CPU1は、チェック桁が縦罫線に代わる縦方向分割境
界を表わすスペース列であるものとして、ワークバッフ
ァ24上で、チェック桁(現在の桁)にマーク(図5で
は、黒塗りの三角形)をつける(ステップS6)。
【0029】CPU1は、ステップS6を実行するとチ
ェック桁が終点の桁に達しているか否かを調べ(ステッ
プS7)、達していなければ、チェック桁を“現在の桁
位置+1”の値に、チェック行を始点に、それぞれ更新
する(ステップS8)。そしてCPU1はステップS3
以降の処理に戻り、新たなチェック桁がスペース列であ
るか否かを調べる。もし、チェック桁のうちの1点でも
スペースでないことが検出されたなら、その時点でステ
ップS3からステップS7に飛び、チェック桁がスペー
ス列であることが検出されたなら、チェック桁にマーク
をつけた後(ステップS6)、ステップS7に進む。
【0030】やがて、チェック桁が終点の桁に達し、ス
テップS7の判定がYESとなると、CPU1は表形式
データ上の指定された数値データ範囲内でのスペース列
(縦方向分割境界)の検出処理は終了したものと判断
し、先につけておいたマークのうち隣合うマークは1つ
にまとめる(ステップS9)。即ちCPU1は、隣合う
スペース列全体を1つの縦方向分割境界としてまとめ
る。
【0031】このようにして、罫線を用いずに作成され
た図3に示すような表形式データから、指定された数値
データ範囲内で同一桁が全てスペースとなる列を縦罫線
に代わるスペース列として全て抽出して図5に示すよう
にマークをつけ、隣合うスペース列が存在する場合に
は、それらを1つにまとめて縦方向分割境界とすること
により、図3に示すような表形式を、指定された数値デ
ータ範囲内で図6に示すように各データ欄(データ項
目)毎のデータ列に分割することができる。なお、表形
式を行毎に分割するには、行境界が横方向分割境界(仮
想横罫線)であることから、特別の処理を必要としな
い。
【0032】以上の説明では、検出されたスペース列に
ついて理解しやすいように、該当桁にマークをつけるよ
うにしていたがこれに限るものではなく、その桁情報を
持つようにしてもよい。この場合、隣合うマークを1つ
にまとめる処理に対応して、連続するスペース列の開始
桁と終了桁の情報だけを残せばよい。また、スペース列
を検出すると、その桁位置を1つの縦方向分割境界の開
始桁並びに終了桁とし、次の桁で続けてスペース列を検
出したならば、その終了桁を新たに検出したスペース列
の桁に更新することにより、連続するスペース列の開始
桁と終了桁の情報を持つようにすることも可能である。
【0033】また、以上の説明では、ユーザ指定の数値
データ範囲の始点および終点の桁がスペース列の桁に一
致している場合を例としているが、これに限るものでは
ない。例えば始点として、対象とするデータ欄の全桁、
および同データ欄の前側に連なる全スペース桁のうちの
任意桁を指定し、終点として、対象とするデータ欄の全
桁、同データ欄の次のスペース桁、および同データ欄の
前側に連なる先頭スペース桁を除く全スペース桁のうち
の任意桁を指定するようにしても構わない。但し、この
ような数値データ範囲の指定を許す場合には、ユーザ指
定の数値データ範囲の始点,終点の丸め処理を行って、
図6のフローチャートで示される処理で用いる始点,終
点に変更する必要がある。この丸め処理は、図6と同様
のアルゴリズムを用いてスペース列を検出することによ
り行える。
【0034】例えば、ユーザ指定の始点の丸め処理につ
いては次のように行う。まず、始点の桁をチェック桁と
し、そのチェック桁がスペース列(行の範囲は、ユーザ
指定の始点の行位置から終点の行位置まで)であるか否
かを調べる。もしスペース列でなければ、チェック桁を
前の桁に戻し、同様のチェックを行う。この動作を、ス
ペース列を検出するまで続ける。そして、最初に検出し
たスペース列の桁を、丸め後の始点の桁とする。
【0035】一方、ユーザ指定の終点の丸め処理につい
ては次のように行う。まず、終点の桁をチェック桁と
し、そのチェック桁がスペース列(行の範囲は、ユーザ
指定の始点の行位置から終点の行位置まで)であるか否
かを調べる。もし最初のチェック桁がスペース列でなけ
れば、チェック桁を次の桁に進め、同様のチェックを行
う。この動作を、スペース列を検出するまで続ける。そ
して、最初に検出したスペース列の桁を、丸め後の終点
の桁とする。一方、最初のチェック桁がスペース列であ
れば、チェック桁を前の桁に戻し、この新たなチェック
桁がスペース列でなければ、最初のチェック桁を丸め後
の終点の桁とする。もし、最初のチェック桁の前の桁も
スペース列であれば、最初のチェック桁より後の桁を順
にチェックし、スペース列でない桁から最初にスペース
列となる桁を検出し、その桁を丸め後の終点の桁とす
る。
【0036】また同様のアルゴリズムにより、数値デー
タ範囲の始点の指定入力時に、ユーザ指定の始点位置を
含むデータ欄全体を抽出して、例えば反転表示すること
も可能である。同様に、数値データ範囲の終点の指定入
力時に、ユーザ指定の終点位置を含むデータ欄全体を抽
出して、反転表示することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、表
形式(表形式データ)を、同一桁が全て空白の空白列と
行境界とによりデータ欄が区分される構造とし、このよ
うな構造の表形式を対象としてグラフ化したい数値デー
タ範囲が指定された場合に、その指定範囲内の表形式か
ら、桁単位で空白列を検出する構成としたので、罫線を
用いていない表形式であっても、グラフ化するデータ列
に分割する際の分割境界(縦方向分割境界)を求めるこ
とができ、指定された範囲内の表形式の数値データ群
を、検出された空白列で挟まれる、空白列を含まない領
域毎のデータ列に分割することができる。
【0038】即ち本発明によれば、グラフ化の対象とな
り得る数値データが設定される表形式データを罫線を用
いずに構成しても、データ分割境界を簡単に識別して、
データ列への分割が正しく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るグラフ作成機能を搭載
した文書作成装置の構成を示すブロック図。
【図2】同実施例におけるデータ列分割処理を説明する
ためのフローチャート。
【図3】罫線を用いない表形式データの一例を示す図。
【図4】図3の表形式データに対する数値データ範囲の
指定時の画面例を示す図。
【図5】図3の表形式データを対象とするデータ列分割
のためのマークづけを示す図。
【図6】図3の表形式データを対象とするデータ列分割
結果を示す図。
【図7】罫線を用いた一般的な表形式データの一例を示
す図。
【符号の説明】
1…CPU、2…RAM、3…ROM、4…キーボード
(KB)、6…表示器、21…文書バッファ、22…図
形バッファ、24…ワークバッファ、30…プログラム
エリア、35…グラフ作成プログラムエリア、36…分
割処理プログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/27 G06F 3/153 320 G06T 11/20 G06F 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表形式の数値データをグラフ化し、図形
    として管理するグラフ作成機能を持つ文書作成装置にお
    いて、 同一桁が全て空白の空白列と行境界とによりデータ欄が
    区分され、そのデータ欄にグラフ化の対象となる得る数
    値データが設定された表形式データを格納するための格
    納手段と、 この格納手段に格納されている表形式データ内でグラフ
    化の対象とする数値データ範囲を指定するための範囲指
    定手段と、 この範囲指定手段によって指定された範囲内の前記表形
    式データを対象に、桁単位で空白列を検出する空白列検
    出手段とを具備し、 前記範囲指定手段によって指定された範囲に入る前記表
    形式データ内の数値データ群を、前記空白列検出手段に
    よって検出された空白列で挟まれる、空白列を含まない
    領域毎のデータ列に分割するようにしたことを特徴とす
    る文書作成装置。
JP3248759A 1991-09-27 1991-09-27 グラフ作成機能を持つ文書作成装置 Expired - Lifetime JP3056850B2 (ja)

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