JP3056026U - 電子レンジ用容器 - Google Patents
電子レンジ用容器Info
- Publication number
- JP3056026U JP3056026U JP1998005878U JP587898U JP3056026U JP 3056026 U JP3056026 U JP 3056026U JP 1998005878 U JP1998005878 U JP 1998005878U JP 587898 U JP587898 U JP 587898U JP 3056026 U JP3056026 U JP 3056026U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- groove
- sheet
- microwave oven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】加熱調理の進行工程中で発生する蒸気で蓋体が
吹き上げや内容物が蓋体に多く付着を防止し、蓋体の一
部開封の表示や開封の手間を省く。 【解決手段】ポリエチレンテレフタレート樹脂シート若
しくはポリエチレンテレフタレート樹脂加工製厚紙にて
形成される容器体１とポリエチレンテレフタレート樹脂
から形成されて前記容器体１に被着するシート製蓋体２
とからなる電子レンジ用容器ａにおいて、容器体１に
は、側壁３とこの側壁３から張り出された張出周縁部４
に、膨脹した蒸気が流出するＵ字形状の流出溝５を設
け、これと交差するように放出溝６が形成され、シート
製蓋体２には、半切込７を底辺とし不連続部９を設けた
傾斜切目８とで略三角形状に構成される被着片１０を形
成し、流出溝５と放出溝６を被う。
吹き上げや内容物が蓋体に多く付着を防止し、蓋体の一
部開封の表示や開封の手間を省く。 【解決手段】ポリエチレンテレフタレート樹脂シート若
しくはポリエチレンテレフタレート樹脂加工製厚紙にて
形成される容器体１とポリエチレンテレフタレート樹脂
から形成されて前記容器体１に被着するシート製蓋体２
とからなる電子レンジ用容器ａにおいて、容器体１に
は、側壁３とこの側壁３から張り出された張出周縁部４
に、膨脹した蒸気が流出するＵ字形状の流出溝５を設
け、これと交差するように放出溝６が形成され、シート
製蓋体２には、半切込７を底辺とし不連続部９を設けた
傾斜切目８とで略三角形状に構成される被着片１０を形
成し、流出溝５と放出溝６を被う。
Description
【０００１】
本考案は電子レンジ用容器に関する考案である。
【０００２】
従来の熱可塑性樹脂製包装容器としては、種々のものが製造販売されている 。しかも包装容器として成型製造に使用される熱可塑性樹脂製シートとしては 、ポリエチレンテレフタレート・ポリエチレン・ポリプロピレン等多数の熱可 塑性樹脂製シート
【０００３】 調理済食品や冷凍食品の普及と電子レンジやオーブンの使用によって、食品 を包装容器に収納したまま電子レンジで加熱調理加工し、そのまま包装容器を 食器として使用している。 而して、加熱調理の効率を向上させるべく包装容器に蓋体やフイルムを被着 していると加熱調理の進行工程中で発生する蒸気で蓋体が吹き上げられたり、 内容物が蓋体に多く付着したりする難点があった。 近時、蓋体を一部改良し、予め蓋体の一部を開封することを促すことや蓋体に 熱可塑性樹脂製フイルムを使用し容器の縁部に被着する手段が採用されている 。これが為に蓋体の一部を開封をする手間や蓋体の一部を開封を促す『容器使 用上の文言」を印刷する必要等の課題もあった。 そこで、本考案では従来の電子レンジ用容器の前記の課題を解決し、電子レン ジに使用する容器として、加熱調理効率を低下させることなく、蓋体（シート 蓋を含む）を被着することのできる容器を提供することを目的とする。
【０００４】
ポリエチレンテレフタレート樹脂シート若しくはポリエチレンテレフタレー ト樹脂加工製厚紙にて形成される容器体１とポリエチレンテレフタレート樹脂 から形成されて前記容器体１に被着するシート製蓋体２とからなる電子レンジ 用容器ａにおいて、 容器体１には、側壁３とこの側壁３から張り出された張出周縁部４に、膨脹し た蒸気が流出するＵ字形状の流出溝５を設け、この流出溝５と交差するように 放出溝６が形成され、シート製蓋体２には、半切込７を底辺とし不連続部９を 設けた傾斜切目８とで略三角形状に構成される被着片１０を形成し、この被着 片１０で流出溝５と放出溝６を被う手段で課題を解決する。
【０００５】
本考案の実施例を図面に従って説明すると、 図１は、本考案に係る電子レンジ用容器の斜視図で、 図２は、本考案に係る電子レンジ用容器の要部の部分拡大斜視図で、 図３は、本考案に係る電子レンジ用容器の要部の拡大平面図で、 図４は、図３のＡ−Ａ線の断面図で、 図５の（ａ）は本考案に係るシート製蓋体が容器体の張出周縁部に被着してい る状態を示す部分拡大断面図で、同（ｂ）は本考案に係るシート製蓋体が容器 体の張出周縁部より剥がれる状態を示す部分拡大断面図である。 １は、電子レンジ用となる容器体で、この容器体１は紙製容器で、その内外面 は耐熱性のある熱可塑性樹脂のポリエチレンテレフタレート（以下単にＰＥＴ という）がラミネートされている。この樹脂はＰＥＴの他にポリプロピレンや ポリエチレンでも本考案の目的を達成できる。又これらの単体でも同様に目的 を達成できる。２は、シート製蓋体で、この蓋体２もＰＥＴ等の樹脂で製造さ れる。３は、容器体１の側壁で、４は容器体１の側壁３から張出された張出周 縁部である。５は、側壁３と張出周縁部４に形成されるＵ字状の流出溝で、容 器体１内で食品の加熱調理中で発生する膨脹した蒸気が容器体１外に向かって 流れ出る。このＵ字状の流出溝５は膨脹した蒸気が容器体１外に向かって流れ 出る為の形状に任意に変更し得るもので、Ｖ字形状や半円形でも目的を達成で きる。６は、流出溝５と直交するように張出周縁部４に形成され、流出溝５に 流れ出た膨脹した蒸気の一部が放出する半円形の放出溝である。この放出溝６ も前記流出溝５と同様に膨脹した蒸気が容器体１外に向かって放出される形状 に任意に変更し得るもので、Ｖ字形状やＵ字状でも目的を達成できる。 流出溝５と放出溝６は図示では１個で説明したが、相対向する位置の側壁３ と張出周縁部４にもこれらを付設して、２個以上の付設とすることも発生する 膨脹蒸気量によっては好ましい。図１の場合、流出溝５は容器体１の側壁３か ら張出された張出周縁部４の略中央の位置に達するまで設けられている。この 流出溝５は側壁３と平行し、この溝５と直交し、長手方向にも膨脹した加圧蒸 気が放出される放出溝６が形成される。この流出溝５と放出溝６とを被うよう にシート製蓋体２が張出周縁部４に被着されている。 このシート製蓋体２には、半切込７を底辺として不連続部９を設けた２本の 斜傾切目８とで略三角形状の被着片１０が構成され、この被着片１０が流出溝 ５と放出溝６の大部分を被い、残余部分はシート製蓋体２で被われている。尚 、半切込７はシート製蓋体２の裏面に付設される。 容器体１の形状としては、方形、円形、三角形のいずれの形状でも良く、こ れらの側壁３から張出周縁部４が設けられ、シート製蓋体２を張出周縁部４に 被着できるものであれば良い。
【０００６】 上記の構成による電子レンジ用容器によるとシート製蓋体２を容器体１に被 着したまま電子レンジに入れて使用しても加熱調理の進行に伴う加圧蒸気は蒸 気流出用になる流出溝５に加圧蒸気を流出させつつ、さらに放出溝６にも加圧 蒸気を放出させて、放出する一部の加圧力により張出周縁部４に被着したシー ト製蓋体２を剥がしつつ他の加圧蒸気を矢標方向（図３に図示）に進めさせて 被着片１０を形成する斜傾切目８より加圧蒸気を流放出させて、その圧力によ り同様に張出周縁部４からシート製蓋体２を剥がすことにより、シート製蓋体 ２が加圧を受けるのをやわらげて、吹き上げられたり、内容物がこの蓋体２に 多く付着したりするのを防いで使用できる。
【０００７】
上記構成の電子レンジ用容器によると、容器体及びシート製蓋体が前記の材 質からなるので、電子レンジで直接使用しても十分耐熱性が維持でき、加熱調 理が進んで加圧蒸気が多量に発生してもこれを前記蓋体の流出溝と放出溝や切 目から確実に流放出できて、シート製蓋体の被着をしたまま電子レンジによる 高い加熱調理効果を保持できて、蒸気によるシート製蓋体の吹上げ離脱や同蓋 体に多くの内容物の付着を防止できる効果を奏する。 加え、流出溝は側壁から張出延設形成したので、蒸気を流出するのに適し、放 出溝や切目によって蒸気をやわらげて流放出するのに適している。
【提出日】平成１０年８月１０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【０００２】
従来の熱可塑性樹脂製包装容器としては、種々のものが製造販売されてい る。しかも包装容器として成型製造に使用される熱可塑性樹脂製シートとし ては、ポリエチレンテレフタレート・ポリエチレン・ポリプロピレン等多数 の熱可塑性樹脂製シートが使用されている。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】 調理済食品や冷凍食品の普及と電子レンジやオーブンの使用によって、食品を 包装容器に収納したまま電子レンジで加熱調理加工し、そのまま包装容器を食器 として使用している。 而して、加熱調理の効率を向上させるべく包装容器に蓋体やフイルムを被着し ていると加熱調理の進行工程中で発生する蒸気で蓋体が吹き上げられたり、内容 物が蓋体に多く付着したりする難点があった。 近時、蓋体を一部改良し、予め蓋体の一部を開封することを促すことや蓋体に熱 可塑性樹脂製フイルムを使用し容器の縁部に被着する手段が採用されている。こ れが為に蓋体の一部を開封をする手間や蓋体の一部を開封を促す『容器使用上の 文言』を印刷する必要等の課題もあった。 そこで、本考案では従来の電子レンジ用容器の前記の課題を解決し、電子レンジ に使用する容器として、加熱調理効率を低下させることなく、蓋体（シート蓋を 含む）を被着することのできる容器を提供することを目的とする。
【図１】 本考案に係る電子レンジ用容器の斜視図
【図２】 本考案に係る電子レンジ用容器の要部の部分
拡大斜視図
拡大斜視図
【図３】 本考案に係る電子レンジ用容器の要部の拡大
平面図
平面図
【図４】 図３のＡ−Ａ線の断面図
【図５】 （ａ）は本考案に係るシート製蓋体が容器体
に被着している状態を示す部分拡大断面図、（ｂ）は本
考案に係るシート製蓋体が容器体より剥がれる状態を示
す部分拡大断面図
に被着している状態を示す部分拡大断面図、（ｂ）は本
考案に係るシート製蓋体が容器体より剥がれる状態を示
す部分拡大断面図
１……容器体 ２……シート製蓋体 ３……
側壁 ４……張出周縁部 ５……流出溝 ６……
放出溝 ７……半切込 ８……斜傾切目 ９……
不連続部 １０……被着片 ａ……電子レンジ用容器
側壁 ４……張出周縁部 ５……流出溝 ６……
放出溝 ７……半切込 ８……斜傾切目 ９……
不連続部 １０……被着片 ａ……電子レンジ用容器
Claims (1)
- 【請求項１】ポリエチレンテレフタレート樹脂シート若
しくはポリエチレンテレフタレート樹脂加工製厚紙にて
形成される容器体１とポリエチレンテレフタレート樹脂
から形成されて前記容器体１に被着するシート製蓋体２
とからなる電子レンジ用容器ａにおいて、 容器体１には、側壁３とこの側壁３から張り出された張
出周縁部４に、膨脹した蒸気が流出するＵ字形状の流出
溝５を設け、この流出溝５と交差するように放出溝６が
形成され、シート製蓋体２には、半切込７を底辺とし不
連続部９を設けた傾斜切目８とで略三角形状に構成され
る被着片１０を形成し、この被着片１０で流出溝５と放
出溝６を被うことを特徴とする電子レンジ用容器
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998005878U JP3056026U (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 電子レンジ用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998005878U JP3056026U (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 電子レンジ用容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3056026U true JP3056026U (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=43190014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1998005878U Expired - Lifetime JP3056026U (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 電子レンジ用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3056026U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8245869B2 (en) | 2006-04-04 | 2012-08-21 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Packaging container for microwave oven and process for manufacturing the same |
| WO2017169964A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | キョーラク株式会社 | 電子レンジ用容器 |
| JP2018020850A (ja) * | 2017-11-08 | 2018-02-08 | アテナ工業株式会社 | 電子レンジ加熱食品用容器 |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP1998005878U patent/JP3056026U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8245869B2 (en) | 2006-04-04 | 2012-08-21 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Packaging container for microwave oven and process for manufacturing the same |
| WO2017169964A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | キョーラク株式会社 | 電子レンジ用容器 |
| JP2017178430A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | キョーラク株式会社 | 電子レンジ用容器 |
| CN107264994A (zh) * | 2016-03-31 | 2017-10-20 | 京洛株式会社 | 微波炉用容器 |
| TWI634059B (zh) * | 2016-03-31 | 2018-09-01 | 京洛股份有限公司 | Microwave container |
| CN107264994B (zh) * | 2016-03-31 | 2020-06-23 | 京洛株式会社 | 微波炉用容器 |
| JP2018020850A (ja) * | 2017-11-08 | 2018-02-08 | アテナ工業株式会社 | 電子レンジ加熱食品用容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |