JP3055436B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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Description
等の空気調和装置に係り、特に、この空気調和装置に装
着されるエアフィルタにおける空気抵抗の均一化対策に
関する。
号公報に開示されているように、天井埋込型の空気調和
装置は、天井裏空間に据付けられた本体ケーシングと、
天井面に設置され、上記本体ケーシングの内部空間に連
通する吸込口及び吹出口を備えた化粧パネルとを備えて
おり、上記本体ケーシング内部の中央部に送風機が配置
され、この送風機の空気吹出し下流側に熱交換器が配置
されている。また、上記本体ケーシング内に吸込む空気
中の塵埃を除去するためのエアフィルタが吸込口に対向
して配置されている。そして、送風機の駆動により、化
粧パネルの吸込口から本体ケーシング内に吸込まれた室
内空気が、エアフィルタによって塵埃が除去された後、
送風機から熱交換器に向って吹出され、この熱交換器を
通過する際に温度調整されて空調空気となって化粧パネ
ルの吹出口から室内空間に供給される。
うな空気調和装置に装着されたエアフィルタは、図8に
示すように、吸込口(a)に対向配置されているため
に、このエアフィルタ(b)を通過する空気の風速(図
8に一点鎖線で風速分布を示す)は、その中央部におい
て極端に高くなっている。そして、このエアフィルタ
(b)における空気抵抗はフィルタエレメント(c)に
対する通過風速に比例しているために、フィルタエレメ
ント(c)の中央部分(図8の領域A)では空気抵抗が
極端に大きく、それ以外の側縁部分(図8の領域B,
B)では空気抵抗が小さくなっている。
対して空気が通過する際に発生する異音(送風音)は、
この空気抵抗の大きさによって左右される。つまり、フ
ィルタエレメント(c)の側縁部分では空気抵抗が小さ
いために送風音は殆ど発生しないものの、中央部分では
空気抵抗が大きいために送風音が著しく大きくなる。こ
のエアフィルタ(b)周辺部で発生する送風音を低減す
るためには送風機の能力を低下させる等してフィルタエ
レメント(c)を通過する全体の風速を低下させる必要
があるが、これでは十分な空調性能が得られなくなって
しまう。また、フィルタエレメント(c)の中央部での
単位時間当りの通過風量が著しく多いので、この部分に
塵埃が局部的に集積し、エアフィルタ(b)の洗浄を比
較的短い期間をおいて頻繁に行わねば塵埃捕集性能が著
しく劣化してしまうといった課題もあった。
であって、エアフィルタにおける空気抵抗及び通過風量
をその全面に亘って略均等にすることで、エアフィルタ
周辺部で発生する送風音の低減化、塵埃の捕集分布の均
等化を図ることを目的とする。
めに、請求項1記載の発明は、エアフィルタのフィルタ
エレメントにおける空気の通過のし易さを通過しようと
する空気の風速に応じて変更することによって空気抵抗
を略均等にした。
グ(2,6)に形成された吸込口(6b)と、上記ケー
シング(2,6)内部に収容され、略円形の空気導入口
(3c)と空気吹出口(3a)とを備えた送風機(3)
と、上記吸込口(6b)から吸込まれて送風機(3)の
空気導入口(3c)に至る空気の塵埃を除去するための
フィルタエレメント(16)を有するエアフィルタ
(8)とを備え、上記送風機(3)の駆動に伴って吸込
口(6b)から吸込んだ空気を、フィルタエレメント
(16)の通過によって浄化した後、温度調整し、空調
空気として室内に吹出すようにした空気調和装置を前提
としている。そして、上記エアフィルタ(8)は、中央
部分が両端部分よりも空気が流れてくる方向に突出した
略円弧状に湾曲形成され、このエアフィルタ(8)の円
弧中心が送風機(3)の空気導入口(3c)の略中心位
置(C)に設定されている。
面においてフィルタエレメント(16)の各部と送風機
(3)の空気導入口(3c)との距離が略均一になり、
フィルタエレメント(16)の各部に作用する送風機
(3)の空気導入口(3c)からの負圧が略均等にな
り、これによって、フィルタエレメント(16)全体に
亘って空気の流速が略均一になり、この流速によって決
定される空気抵抗も略均一となる。このため、空気抵抗
が局部的に大きいことによる送風音の発生が抑制され、
また、局部的に塵埃が集積することによる洗浄頻度の増
大もなくなる。
の空気調和装置において、フィルタエレメント(16)
は、吸込口(6b)において空気の風速が他の領域より
も高い所定領域に対応する部分が、上記他の領域に対応
する部分よりも空気を通過させ難い形状で形成されたも
のである。
空気の風速が他の領域よりも高い所定領域を流れる空気
の一部が他の領域に向うように変化してフィルタエレメ
ント(16)を通過する。これによって、フィルタエレ
メント(16)全体に亘って空気の流速が略均一にな
り、この流速によって決定される空気抵抗も略均一とな
る。このため、空気抵抗が局部的に大きいことによる送
風音の発生が抑制され、また、局部的に塵埃が集積する
ことによる洗浄頻度の増大もなくなる。
は2記載の空気調和装置において、エアフィルタ(8)
を吸込口(6b)に対向して配置させ、フィルタエレメ
ント(16)の中央部分を側縁部分よりも空気を通過さ
せ難い形状で形成する構成とした。
(6b)の中央部分を流れる空気の一部をフィルタエレ
メント(16)の側縁部分に通過させることで、フィル
タエレメント(16)全体に亘って空気の流速が略均一
になり、この流速によって決定される空気抵抗も略均一
となる。
の何れか1記載の空気調和装置において、フィルタエレ
メント(16)を、網状部材を所定の折曲げピッチでプ
リーツ状に折曲げて形成し、吸込口(6b)において空
気の風速が他の領域よりも高い所定領域に対応する部分
を、他の領域に対応する部分よりも折曲げピッチを小さ
く設定した構成としている。
域に向って流れる空気の一部が折曲げピッチの大きい領
域に流れることで空気の流速が略均一になる。つまり、
プリーツ状のフィルタエレメント(16)の折曲げピッ
チを部分的に変化させるといった簡単な構成でもって、
送風音の抑制、洗浄頻度の低減が図れる。
基いて説明する。
和装置(1)の斜視図、図2はその下面図(天井面に据
付けられた状態で室内側から見た図)であり、図3は図
2におけるIII-III 線に沿った断面の拡大図である。
(1)は、天井(R)に形成された開口(H)に挿入配置
されており、下方に開放する本体ケーシング(2)が天
井裏空間(S)に据付けられている。この本体ケーシン
グ(2)は天板(2a)と該天板(2a)の外縁部から
下方に延びる側板(2b)とを備えている。また、本体
ケーシング(2)内の中央部には、側方(紙面鉛直方
向)に開放する導入部としての吸込口(3c)と上方に
向って開放する吹出口(3a)とを備えた送風機(3)
が配設されている。
ング(3b)内に図示しないファンロータが収容された
シロッコファンで成っており、ファンロータの回転に伴
って吸込口(3c)から吸込んだ空気を吹出口(3a)
から上方に吹出す。尚、この送風機(3)は、その吸込
側と吹出側とを区画するファン天板(3d)によって後
述するドレンパン(5)に支持されている。
右両側(空気調和装置の幅方向の両側)には熱交換器
(4,4′)が配設されている。この熱交換器(4,
4′)は、室外機に冷媒配管(12)(図1参照)を介
して連結され、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転
時には凝縮器として機能し、送風機(3)から吐出され
た空気との間で熱交換を行って該空気を温度調整する。
また、熱交換器(4)の下側にはドレンパン(5)が配
設されており、冷房運転時に熱交換器(4)で発生した
凝縮水をドレンとして回収してドレンパイプ(13)に
排出するようになっている。
化粧パネル(6)が取付けられている。この化粧パネル
(6)は、その中央部に開口(6a)が形成されてお
り、該開口(6a)の中央部には該開口(6a)よりも
小形のカバーパネル(7)が配設され、該カバーパネル
(7)の両外側部分に、室内空気を本体ケーシング
(2)内部に導入するための空気吸込口(6b,6b)
が形成されている。
は、図1及び図2の如く、空気調和装置(1)の2箇所
に配設され、夫々が該空気調和装置(1)の長手方向
(図2の左右方向)に夫々延びている。
如く、その両側縁部が湾曲されて成るフック部(7a,
7a)が設けられており、このフック部(7a,7a)
が化粧パネル(6)に設けられた水平方向に延びる係止
ピン(6c,6c)に係止されて落下が防止された状態
で化粧パネル(6)に一体的に組付けられている。ま
た、本体ケーシング(2)内における空気吸込口(6
b,6b)に対向した位置には本実施形態において特徴
とする部材であるエアフィルタ(8)が設けられて、本
体ケーシング(2)内への塵埃の侵入を防止している。
における上下方向の両側縁部)には空気吹出口(6d,
6d)が夫々形成されている。この各空気吹出口(6
d,6d)は、化粧パネル(6)の外側縁部を形成する
外側部材(9)と、該外側部材(9)に対して所定間隔
を存した内側位置において平行に延びる内側部材(1
0)との間に形成されている。そして、この各空気吹出
口(6d,6d)により、上記熱交換器(4)において
生成された空調空気を室内空間に供給するようになって
いる。このようにして、空気吸込口(6b)、エアフィ
ルタ(8)、送風機(3)、熱交換器(4,4′)、空
気吹出口(6d)に亘って空気流通路(A)が形成され
ている。
部には、該各空気吹出口(6d,6d)から室内空間へ
吹出される空調空気の吹出方向を変更可能とする水平羽
根(11)が回動可能に配設されている。この水平羽根
(11)は、樹脂製で長尺の板材であって、その長手方
向の両側部に図示しない支持ピンが突設されており、こ
の支持ピンが化粧パネル(6)に回転自在に支持されて
おり、図示しないモータの駆動によって該支持ピンを回
動中心とした回動動作が行われるようになっている。
のエアフィルタ(8)について説明する。
に示すように(図4の(a)ではエアフィルタ(8)の
長手方向の中心線Lに対して図4(a)の上側部分の一
部を省略している)、断面が円弧状に形成されている。
詳しくは、フィルタ枠(15)とその内部に張られたフ
ィルタエレメント(16)とを備えている。
(8)の長手方向(図3の紙面鉛直方向、図4(a)の
上下方向)に沿って直線状に延びる一対の第1枠部(1
5a,15a)と、この各第1枠部(15a,15a)
の側端縁同士を連結すると共に、図4(a)の紙面奥行
き側(図4(b)の下側)に膨出するように湾曲された
一対の第2枠部(15b,15b)とを備えている。
手方向の中間位置の複数箇所(例えば3箇所)には、該
第1枠部(15a,15a)同士を連結する連結板(1
5c,15c,…)が架設されている。この連結板(1
5c)は上記第2枠部(15b)と同様に湾曲形成され
た板材で成っている。
b)及び連結板(15c,15c,…)の円弧中心は、
上記送風機(3)の吸込口(3c)の略中心点(図3の
点C)に設定されている。更に、上記第1枠部(15
a,15a)には、エアフィルタ(8)全体を本体ケー
シング(2)に係止するための係止片(15d,15
e)が突設されている。
枠部(15a)の長手方向の中央部には、図3の如くド
レンパン(5)に形成された図示しない溝に差込むこと
によって係止される外側係止片(15d)が、一方、図
4において左側に位置する第1枠部(15a)の長手方
向の2箇所には、図3の如く送風機(3)の下側に配置
された支持パネル(2c)に形成された図示しない溝に
差込むことによって係止される内側係止片(15e)が
夫々突設されている。
着時には、外側係止片(15d)をドレンパン(5)に
係止した後、内側係止片(15e)を支持パネル(2
c)に係止することにより行い、取外し時には、内側係
止片(15e)を支持パネル(2c)から抜取った後、
外側係止片(15d)をドレンパン(5)から抜取ると
いった簡単な動作で着脱が行える。
b)及び連結板(15c)によって囲まれた部分にフィ
ルタエレメント(16)が配設されている。このフィル
タエレメント(16)は、図5に示すように、樹脂製の
網材がプリーツ状に折り曲げられており、これが湾曲形
成された上記第2枠部(15b)に沿って湾曲配置され
ている。
は、外周囲の全体がフィルタ枠(15)に接合されてお
り、その幅方向(図5における左右方向)の複数箇所に
おいて互いに逆向きに交互に折り曲げられてなる折曲げ
部(16a,16a,…)を有し、フィルタエレメント
(16)全体としては、第2枠部(15b)に沿った湾
曲形状を呈している。このように、フィルタエレメント
(16)全体を湾曲形状とした場合、一般的な平板形状
とした場合と比較してフィルタエレメント(16)の表
面積の拡大化を図ることができ、塵埃除去能力の向上が
図れることになる。
の特徴としては、図5に示すように、折曲げ部(16
a,16a,…)同士の間隔寸法がフィルタ幅方向の中
央部と両側部とで異なっていることにある。詳しくは、
フィルタ幅方向の中央部では折曲げ部(16a,16
a,…)同士の間隔寸法(図5における寸法t1)が比
較的小さく設定されている一方、両側部では折曲げ部
(16a,16a,…)同士の間隔寸法(図5における
寸法t2)が比較的大きく設定されている。
く、両側部では折曲げピッチが大きく設定されている。
このような構成により、フィルタ幅方向の中央部ではフ
ィルタエレメント(16)の配設状態が比較的密になる
ように設定されているのに対し、両側部ではフィルタエ
レメント(16)の配設状態が比較的疎になるように設
定されている。即ち、空気吸込口(6b)において空気
流速の高い中央部分に対向する部分では空気を通過させ
難くするように密に、空気流速の低い両側部に対向する
部分では空気を通過させ易くするように疎に設定されて
いる。
(1)の運転動作について説明する。
に伴って、空気吸込口(6b)から本体ケーシング
(2)内に吸込まれた室内空気は、エアフィルタ(8)
によって塵埃が除去された後、送風機(3)を経て熱交
換器(4,4′)に流される。そして、この熱交換器
(4,4′)において冷媒との間で熱交換を行って温度
調整(冷房運転にあっては冷却、暖房運転にあっては加
熱)された後、空気吹出口(6d)から室内空間に吹出
されて該室内空間の空気調和を行う。
(6b)から吸込まれる空気がエアフィルタ(8)を通
過する際、該エアフィルタ(8)の幅方向の中央部に対
向する領域では風速が比較的高く、両側部に対向する領
域では低くなっている。ところが、本実施形態では、フ
ィルタ幅方向の中央部ではフィルタエレメント(16)
の配設状態が比較的密に設定されている一方、両側部で
はフィルタエレメント(16)の配設状態が比較的疎に
設定されているために、このフィルタ幅方向の中央部に
流れ込もうとする空気の一部の流線が両側部に向うよう
に変化し、これによって、フィルタ幅方向の両側部での
流量の増大に伴って流速が上昇する。
気の流速が略均一になり、この流速によって決定される
空気抵抗も略均一となる。つまり、全体の通過風量を変
化させることなしにエアフィルタ(8)全体に亘って空
気抵抗を略均一にすることができるために、従来のよう
に、空気抵抗が局部的に大きいことによる送風音の発生
を抑制することができ、空気調和装置(1)の静粛性の
向上を図ることができ、また、局部的に塵埃が集積して
しまうことが回避され、フィルタエレメント(16)全
体に亘って均等に塵埃を捕集することができるので、エ
アフィルタ(8)の洗浄頻度を低減することができる。
及び連結板(15c,15c,…)の円弧中心は、送風
機(3)の吸込口(3c)の略中心点(図3の点C)に
設定されているので、エアフィルタ(8)の幅方向の断
面においてフィルタエレメント(16)の各部に作用す
る負圧は略均等になり、これによっても通過風速が均等
になって空気抵抗の略均一化が図れる。
行ったエアフィルタ(8)周辺部での流線の解析結果に
ついて説明する。
フィルタ(8)の外側部分(図6における右側半分)の
フィルタエレメントを密に、内側部分(図6における左
側半分)のフィルタエレメントを疎にしたものである。
一方、図7は従来例に係るものであり、フィルタエレメ
ントを全体に亘って均等に配置したものである。これら
の図から解るように、従来例のものでは、空気吸込口
(6b)の中央部に対向する外側部分では風量が多く流
速が高くなっているのに対し、内側部分では流速が低く
なっており、この流速の高い部分で送風音の発生や塵埃
の局部的な集積が起っている。これに対し、本実施形態
のものでは、流速分布が略均等にされ、従来のような送
風音の発生や局部的な塵埃の集積が回避されることが確
認された。
和装置に、本発明を適用した場合について説明したが、
本発明は、これに限らず、天井吊下型や壁掛型等の種々
の空気調和装置に対して適用可能である。
ルタ(8)に対して樹脂製の網材がプリーツ状に折り曲
げられてなるフィルタエレメント(16)を備えさせる
ものとしたが、本発明は、これに限らず、一般的な平板
状のエアフィルタに対して適用したり、フィルタエレメ
ントのメッシュを変化させることで、空気が通過し易い
部分と通過し難い部分とを形成するようにしてもよい。
ば以下に述べるような効果が発揮される。
タを、中央部分が両端部分よりも空気が流れてくる方向
に突出した略円弧状に湾曲形成し、その円弧中心を送風
機の空気導入口の略中心位置に設定して、フィルタエレ
メントの各部と送風機の空気導入口との距離を略均一に
したために、上記フィルタエレメントの各部に作用する
負圧が略均等になり、これによって、フィルタエレメン
ト全体に亘って空気の流速が略均一になるので、空気抵
抗が局部的に大きいことによる送風音の発生が抑制され
て空気調和装置の静粛性の増大もなくなり、エアフィル
タの塵埃除去性能を長期間に亘って維持することができ
て、洗浄頻度の低減化を図ることができる。
レメントを、吸込口において空気の風速が他の領域より
も高い所定領域に対応する部分を、他の領域に対応する
部分よりも空気を通過させ難い形状で形成したために、
フィルタエレメント全体に亘って空気の流速を略均一に
することができ、この流速によって決定される空気抵抗
も略均一とすることができる。このため、空気抵抗が局
部的に大きいことによる送風音の発生が抑制されて空気
調和装置の静粛性の向上を図ることができると共に、局
部的に塵埃が集積することによる洗浄頻度の増大もなく
なり、エアフィルタの塵埃除去性能を長期間に亘って維
持することができて、洗浄頻度の低減化を図ることがで
きる。
高い吸込口の中央部分を流れる空気の一部をフィルタエ
レメントの側縁部分に通過させるようにしたために、フ
ィルタエレメント全体に亘って空気の流速が略均一にな
り、上述した請求項1記載の発明に係る効果と同様に、
この流速によって決定される空気抵抗の均一化に伴う空
気調和装置の静粛性の向上と洗浄頻度の低減化とを図る
ことができる。
のフィルタエレメントの折曲げピッチを空気の風速に応
じて変化させたために、簡単な構成で空気の通過し易い
部分と通過し難い部分とを形成でき、送風音の抑制、洗
浄頻度の低減を図るための実用性の高い構成を得ること
ができる。
装置の斜視図である。
る。
側面図である。
図である。
結果を示す図である。
示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーシング(2,6)に形成された吸込
口(6b)と、 上記ケーシング(2,6)内部に収容され、略円形の空
気導入口(3c)と空気吹出口(3a)とを備えた送風
機(3)と、 上記吸込口(6b)から吸込まれて送風機(3)の空気
導入口(3c)に至る空気の塵埃を除去するためのフィ
ルタエレメント(16)を有するエアフィルタ(8)と
を備え、 上記送風機(3)の駆動に伴って吸込口(6b)から吸
込んだ空気を、フィルタエレメント(16)の通過によ
って浄化した後、温度調整し、空調空気として室内に吹
出すようにした空気調和装置において、 上記エアフィルタ(8)は、中央部分が両端部分よりも
空気が流れてくる方向に突出した略円弧状に湾曲形成さ
れ、このエアフィルタ(8)の円弧中心が送風機(3)
の空気導入口(3c)の略中心位置(C)に設定されて
いることを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項2】 フィルタエレメント(16)は、吸込口
(6b)において空気の風速が他の領域よりも高い所定
領域に対応する部分が、上記他の領域に対応する部分よ
りも空気を通過させ難い形状で形成されていることを特
徴とする請求項1記載の空気調和装置。 - 【請求項3】 エアフィルタ(8)は吸込口(6b)に
対向して配置されており、フィルタエレメント(16)
は、中央部分が、側縁部分よりも空気を通過させ難い形
状で形成されていることを特徴とする請求項1または2
記載の空気調和装置。 - 【請求項4】 フィルタエレメント(16)は、網状部
材を所定の折曲げピッチでプリーツ状に折曲げて形成さ
れており、吸込口(6b)において空気の風速が他の領
域よりも高い所定領域に対応する部分が、他の領域に対
応する部分よりも折曲げピッチが小さく設定されている
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1記載の空気調
和装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP7205544A JP3055436B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 空気調和装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7205544A JP3055436B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0953855A JPH0953855A (ja) | 1997-02-25 |
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ID=16508658
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JP7205544A Expired - Fee Related JP3055436B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 空気調和装置 |
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JP2003074965A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-12 | Toshiba Kyaria Kk | 空気調和機 |
KR101151713B1 (ko) * | 2006-10-20 | 2012-06-15 | 삼성전자주식회사 | 환기장치 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP7205544A patent/JP3055436B2/ja not_active Expired - Fee Related
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