JP3054641U - 計量部を設けた包装用袋の構造 - Google Patents

計量部を設けた包装用袋の構造

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JP3054641U
JP3054641U JP1998003891U JP389198U JP3054641U JP 3054641 U JP3054641 U JP 3054641U JP 1998003891 U JP1998003891 U JP 1998003891U JP 389198 U JP389198 U JP 389198U JP 3054641 U JP3054641 U JP 3054641U
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shaped main
flange portion
packaging bag
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JP1998003891U
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Inventor
浩一郎 村松
Original Assignee
株式会社相生発酵
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋状容器本体を切断することなく、所望形状
あるいは大きさの計量器を得ることができ、計量部を切
除した後の容器本体は通常と全く変わらず、安心して使
用でき、外観性及び使用感に優れた計量部を設けた包装
用袋の構造を提供する。 【解決手段】 袋状本体11の注出部15を有する一辺
W側に該袋状本体を構成する表面部材12及び裏面部材
13によってフランジ部20を一体に延設し、前記フラ
ンジ部に前記注出部と連通する所定形状の中空部25を
形成して重合するとともに、前記注出部15又は中空部
25を横断する切断指示線30を設けて、前記フランジ
部分21を袋状本体11より分離して前記中空部25に
よって内容物の計量器Mとすることができるようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は計量部を設けた包装用袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば入浴剤等の袋状容器に一回分の使用量を計量するための計量部が付設さ れることがある。これは一回分の使用量が定められた前記入浴剤等の計量を袋状 容器においても簡単かつ容易にできるようにしたものである。近年、スタンディ ングパウチと呼ばれる自立性の袋状容器の出現とともに、このような計量器を容 器に付属する要請がある。
【0003】 従来提案されているこの種袋状容器の構造としては、例えば実用新案登録第3 010979号公報に開示されるように、袋状容器本体の上部隅部に切断指示線 を設けて当該隅部を切断分離するようにし、分離された該隅部によって計量器と するものが知られている。
【0004】 上の先行技術によれば、簡単容易に計量器が得られるメリットがある。しかし ながら、この先行技術にあっては、袋状容器の本体部分を切断分離するので容器 本体の注出開口が必要以上に大きくなるきらいがある。ときには、容器本体の上 部半分ないしはそれ以上切断開口することになって、内容物を当該計量器に注出 するときにあふれたりしないように注意する必要がある。また、上部隅部を切断 するので、容器本体の上縁のみならず側縁も開口されることになるので、内容物 、特に液状物にあっては、わずかな傾斜でこぼれたりするおそれがある。
【0005】 このような問題のために、袋状本体の上隅部に計量部を設けることはその大き さあるいは形状において自ずと限界がある。 さらに、容器本体の上隅部を切断したものはその外観性が悪く、保管や継続使 用に際して不快感や不安定感を生ずる。 さらにまた、切り取られた計量器の形状は底部が頂点となる不安定な逆三角錐 形状となるので人の手に必ずしも持ちやすいとはいえず、使用感にいまひとつ欠 けるところがあった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上の点に鑑みなされたもので、袋状容器本体を切断することなく、 所望形状あるいは大きさの計量器を得ることができ、計量部を切除した後の容器 本体は通常と全く変わらず、安心して使用でき、外観性及び使用感に優れた計量 部を設けた包装用袋の構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1の考案は、袋状本体の注出部を有する一辺側に該袋状本体 を構成する表面部材及び裏面部材によってフランジ部を一体に延設し、前記フラ ンジ部に前記注出部と連通する所定形状の中空部を形成して重合するとともに、 前記注出部又は中空部を横断する切断指示線を設けて、前記フランジ部分を袋状 本体より分離して前記中空部によって内容物の計量器とすることができるように したことを特徴とする計量部を設けた包装用袋の構造に係る。
【0008】 また、請求項2の考案は、請求項1において、前記注出部が袋状本体の上部に 設けられ前記中空部が上部フランジ部に形成されている計量部を設けた包装用袋 の構造に係る。
【0009】 さらに、請求項3の考案は、請求項1又は2において、前記袋状本体が自立性 容器である計量部を設けた包装用袋の構造に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の一実施例を示す包装用袋の正面図、図2はその使用時におい て袋状本体とフランジ部を分離した正面図、図3はフランジ部分の中空部によっ て計量器を形成した斜視図、図4はその断面図である。
【0011】
【実施例】
以下、図面とともにこの考案の実施例を説明する。 図示した実施例は液状入浴剤のための袋状容器10であって、下部に底板部材 14を有し内容物の充填によって自立することができる自立性の包装用袋、いわ ゆるスタンディングパウチと呼ばれているものである。袋状の容器本体11を構 成する材質は内容物との関係で様々なものが選択使用されるが、例えばポリエチ レン、ポリプロピレン等の合成樹脂フィルムに、アルミニウム箔や紙等がラミネ ートされたもので、これらのラミネートフィルムからなる表面部材12と裏面部 材13及び底板部材14を熱溶着しシール(ヒートシール)し、所定袋形状とし たものである。なお、図中斜線符号Sで示すのはヒートシール部である。
【0012】 図1に図示したように、この考案では、袋状本体11の注出部15を有する一 辺側Wに該袋状本体11を構成する表面部材12及び裏面部材13によってフラ ンジ部20が一体に延設される。図示の実施例では注出部15は袋状本体11の 上部のほぼ中央に設けられている。
【0013】 このフランジ部20は、前記注出部15と連通する所定形状の中空部25が形 成されて重合シールSされている。実施例では、中空部25は矩形に形成されて いるが、計量部の容量あるいはデザイン的に台形や多角形としてもよい。 とともに、フランジ部20においては、前記注出部15又は中空部25を横断 する切断指示線30が設けられる。切断指示線30は、図のような矢印や点線あ るいは鋏図形等を表示して行われ、指示線30の端縁には切断を容易にするため にノッチ35を設けることが望ましい。なお、図の例では、切断指示線30は中 空部25を横断して設けられているが、中空部25の大きさや形状によっては注 出部15を横断するようにしてもよい。 図の符号31,32は中空部25の外側に設けられた計量器Mのための第2切 取指示線である。
【0014】 図2は、この切断指示線30より切断して、フランジ部分21を袋状本体11 より分離した図である。図のように、中空部25(又は注出部15)を横断する 切断指示線30に沿って切断することによって、袋状本体11には注出部15の 注出開口15Aが、フランジ部分21には中空部25の開口25Aがそれぞれ形 成される。ちなみに、図の例では注出部15の幅aより注出開口の幅bが大きく 形成されるが、内容物の注出は内側の注出部15の幅aによって規制されるので 、注出部15がむやみに大きくなるわけではない。
【0015】 図3は分離したフランジ部分21の中空部25によって計量器Mを作成した斜 視図、図4はその断面図である。図のように、フランジ部分21の中空部開口2 5Aを上側にして、中空部25の表面部材12及び裏面部材13ならびにヒート シール部Sによって袋状の計量器Mが得られる。これによって内容物の1回分を 計量する。なお、フランジ部分21の余剰部分を第2切取指示線31,32より 切除してもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案構造によれば、袋状本体の一辺側に延 設されたフランジ部に、注出部と連通する中空部を設けて計量器となすものであ るから、袋状本体の注出部以外を切断する必要がない。従って、容器本体の注出 開口部が必要以上に大きくなることがない。また、前記した隅部を切断する先行 技術のように隣接する2辺を切断しないので、内容物の注出に煩わしさを与える ことがない。特に、特に内容物が液状物の場合には、上部のみを切断して側部を 開口することを避けることができるので、わずかな傾斜で内容物がこぼれたりす ることが防止できる。
【0017】 さらに、この考案構造にあっては、フランジ部に計量器を形成する中空部を設 けたので、中空部すなわち計量器の大きさや形状を自由に設定することができる 。加えて、容器本体を切断しないので、計量部を切除した後の容器本体は通常と 全く変わらず、外観性が向上し、保管や継続使用に際しも心地よく使用すること いができる。 このように、この考案の包装用袋の構造にあっては、容器の製造及び使用にお いて、機能的にまた外観において、さらに使用感においても優れたものを提供す ることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す包装用袋の正面図で
ある。
【図2】その使用時において袋状本体とフランジ部を分
離した正面図である。
【図3】フランジ部分の中空部によって計量器を形成し
た斜視図である。
【図4】図3の断面図である。
【符号の説明】
10 包装用袋 11 袋状本体 12 表面部材 13 裏面部材 15 注出部 20 フランジ部 21 フランジ部分 25 中空部 30 切取指示線 35 ノッチ M 計量器 S ヒートシール部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状本体の注出部を有する一辺側に該袋
    状本体を構成する表面部材及び裏面部材によってフラン
    ジ部を一体に延設し、前記フランジ部に前記注出部と連
    通する所定形状の中空部を形成して重合するとともに、
    前記注出部又は中空部を横断する切断指示線を設けて、
    前記フランジ部分を袋状本体より分離して前記中空部に
    よって内容物の計量器とすることができるようにしたこ
    とを特徴とする計量部を設けた包装用袋の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記注出部が袋状本
    体の上部に設けられ前記中空部が上部フランジ部に形成
    されている計量部を設けた包装用袋の構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記袋状本体
    が自立性容器である計量部を設けた包装用袋の構造。
JP1998003891U 1998-06-03 1998-06-03 計量部を設けた包装用袋の構造 Expired - Lifetime JP3054641U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015024856A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 富士特殊紙業株式会社 小分け皿付包装用袋

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