JP3054510U - ダイヤレスカード盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード盤の内部には電池、ＤＴＭＦ信号出力
用発信体、増幅器、発音体が組み込まれ、其れ其れ電子
回路で繋がれていて、２０桁前後の長いＩＤ番号が記憶
されているのをスイッチを入れることで音声信号として
変換出力し、電話機の受話器のマイク部に送出させるこ
とで、ダイヤル操作をすることなく、通話を可能とする
ダイヤレスカード盤を提供することを目的とする。 【構成】 カード盤のスイッチを入れることで小型ボタ
ン電池の電力が流れ、ＩＤ番号、相手先き電話番号そし
て使用できるメモリ等が入力されているＤＴＭＦ信号出
力用発信体から音声信号が変換出力され、増幅器を通
り、搬出音声レベルや明瞭度を高めたスピーカを発音体
として音で送出できるダイヤレスカート盤。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電話を使用する際、電話機の受話器のマイク部にカード盤を押し当 てることでダイヤル操作を省き、電話として通話を可能とするダイヤレスカード 盤に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、信号を音に変換する器具として、すでに販売されているこの種の音響カ プラー等が挙げられるが、伝送するデータ信号をいったん音に変換し、電話機の 受話器を介して電話回線に送出する一方、送られてきた信号も受話器から聞こえ る音を拾って電気信号に変換するアダプターであって、

【０００３】 電話機に挿入してダイヤルし、回線を繋ぐテレフォンカードと結びついたもの でなく、

【０００４】 ましてや相手先きの電話番号まで入力しておき、音声信号による自動ダイヤル が可能である等というようなものではない。

【０００５】

【考案の解決しようとする課題】

上述した従来技術には、次ぎの問題点がある。音響カプラーは、以前は、ユー ザーが勝手に電話回線にモデムを直結することができなかったため、広く市井に 用いられていた。

【０００６】 しかし、信号を音に変換する中間において発音体であるスピーカーとマイクが 駢列状に介在するため、データー信号を音声信号に変換出力する時、外部の雑音 の影響を受け易く、誤送信である伝送エラーとなる確率が高かった。モデムの利 用が自由化した現在では、殆ど使用されなくなった。

【０００７】 テレホンカードは、回線を繋ぐ使用代金である効果の肩替りだけのものであり 、カードを挿入してダイヤルしなければ電話が通じない面倒さがある。

【０００８】 又近来、多種多様な電話サービスが開始され、いろいろと数字をダイヤルしな ければならないが、覚えられない程の数字の桁が多く、ダイヤルするのに大変で あった。ＩＤ番号も長くなり、小型で安価にできるカードの普及が考えられたが 、入力が困難で問題になっていた。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

本考案における前記従来技術の問題点を解決することの目的手段は、ダイヤレ スカード盤を提供することであり、

【００１０】 その作用効果となる理由は、電話を掛ける際いちいち電話先き番号を確認し、 ダイヤルするが、以外と確率の高い誤送信の時には再度のダイヤルをしなければ ならない。急ぐ時や同じ所へ幾度もダイヤルする時の面倒さを省くことができれ ば最良となることであり、１６桁から２０桁の長いＩＤ番号が入力可能であれば 多種多様のこれからも開発発表されるであろう、サービスの記憶できない桁数を ダイヤルできることからダイヤレスカード盤のようなものが適すると考えられる 。

【００１１】

【作 用】

本考案で提供するダイヤレスカード盤は、相手先き番号等又通信サービスに使 用される番号の、１６桁から２０桁前後の長いＩＤ番号を入力可能とし、ＤＴＭ Ｆ信号出力発信体が音として変換出力する音声信号を電話機の受話器のマイク部 に押し当てて、送出させることで電話機のダイヤル操作をすることなく、相手先 きに掛けることが出来るものである。

【００１２】 本考案の前記構成は、以下の構成部より成る。カード盤のスイッチを入れるこ とにより、小型ボタン電池より流れる電力は、ＤＴＭＦ信号出力用発信体に入り 、内部データーであるＤＴＭＦ信号用番号とするＩＤ番号をメモリー素子は、専 用ＩＣ内のＣ−ＭＯＳタイプのＳＲＡＭ（Ｓｔａｔｉｃ Ｒａｍｄｏｍ Ａｃｃ ｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）メモリーとして、ＩＤ番号のＤＴＭＦ信号を音声信号と して変換出力させ、増幅器を通り、出力音声信号レベルと明瞭度を改善した圧電 素子又はダイナミックスピーカーを発音体として音で送出させる。

【００１３】 それから電力は、スイッチを回り、増幅器を通り、電池へと回る。

【００１４】 カード盤は、電話機の受話器のマイク部に接触面を改良して押し当てられるこ とで音声信号を送出し、

【００１５】 自動ダイヤルが成されることで、ダイヤル操作が省かれるダイヤレスカード盤 となる。

【００１６】 以上、説明した作用に関しては、更に考案の実施例の欄で詳述する。

【００１７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図によって説明する。

【００１８】 図１は、本考案の具体例の配線展開図である。

【００１９】 図１により説明すると、ダイヤレスカード盤１は、スイッチ１０を入れると、 小型ボタン電池１１から電力が流れ、ＩＤ番号やメモリが入力されているＳＲＡ Ｍメモリ内蔵のＤＴＭＦ信号ジェネレータであるＤＴＭＦ信号出力用発信体１２ から音声信号が変換出力され、増幅器１３を通り、発音体１４に送出する。

【００２０】 図２は、本考案の発音体１４を設けた、ダイヤレスカード盤１の斜視図である 。

【００２１】 図３は、本考案のスイッチ１０を設けた、ダイヤレスカード盤１を受話器２０ のマイク部２１に押し当てている状態の斜視図である。

【００２２】

【考案の効果】

本考案では、多種多様の電話サービスを使いこなすのに、又電話を掛けるのに 、必要とする１６桁から２０桁前後の長いＩＤ番号を入力可能なカード盤のＤＴ ＭＦ信号出力用発信体から内蔵電池の電力がスイッチを入れて流れることで音声 信号を変換出力し、増幅器を通り、スピーカーを発音体として音で送出させるこ とでダイヤルの操作をすることなく、容易に可能とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の具体例の配線展開図である。

【図２】 本考案の裏部の斜視図（厚さ５ｍ／ｍ・縦９
０ｍ／ｍ・横５０ｍ／ｍの直方体で表部にスイッチ、裏
部に発音体用スピーカーを設けている。）である。

【図３】 本考案を電話機の受話器のマイク部に押し当
てた状態の斜視図である。

【符号の説明】

１． ダイヤレスカード盤 １０． スイッチ １１． 小型ボタン電池 １２． ＤＴＭＦ信号出力用発信体 １３． 増幅器 １４． 発音体 ２０． 受話器 ２１． マイク部

【手続補正書】

【提出日】平成１０年６月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 国内外電話用ダイヤレスカード盤（以
   後、カード盤）で、該カード盤の内部に小型ボタン電池
   （リチューム電池又アルカリマンガン電池）、ＤＴＭＦ
   （Ｄｕａｌ Ｔｏｎｅ Ｍｕｌｔｉ Ｆｒｅｑｕｅｎｃ
   ｙ：多重周波数）信号出力用発信体、ＡＭＰ（Ａｍｐｌ
   ｉｆｉｅｒ：増幅器）、発音体（圧電素子又ダイナミッ
   クスピーカー）が組み込まれ、其れ其れが電子回路で繋
   がれていることを特徴としたダイヤレスカード盤。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のカード盤は、通信サー
   ビスに使用される１６桁から２０桁前後の番号をＩＤ
   （Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ：識別）番号として記
   憶を可能とし、該カード盤上のスイッチを入れること
   で、ＩＤ番号が音声信号として変換出力するのを受話器
   又送話器のマイク部に押し当てて、送出させることがで
   きることを特徴としたダイヤレスカード盤。
3. 【請求項３】 請求項１に記載のカード盤は、公衆電話
   等の所謂、電話機よりダイヤルすることなく、相手先き
   又アクセスポイントまで掛けることができる自動ダイヤ
   ル型カード盤としたことを特徴とするダイヤレスカード
   盤。