JP3054243U - 自動車用ドアのシーリングスクリーン - Google Patents

自動車用ドアのシーリングスクリーン

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JP3054243U
JP3054243U JP1998003991U JP399198U JP3054243U JP 3054243 U JP3054243 U JP 3054243U JP 1998003991 U JP1998003991 U JP 1998003991U JP 399198 U JP399198 U JP 399198U JP 3054243 U JP3054243 U JP 3054243U
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JP
Japan
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base material
bulging portion
screen
sheet member
welded
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Application number
JP1998003991U
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English (en)
Inventor
義之 中田
Original Assignee
義之 中田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車用ドアのシーリングスクリーンの膨出部
を二重の膜構造としてシーリング母材と一体的に成形す
ることにより、コスト低減を図る。 【解決手段】一枚のシートとして裁断されたスクリーン
母材1の膨出部3の形成位置に、補強用シート部材2を
外付けし溶着して、前記スクリーン母材1と一体に膨出
部3を成形する。補強用シート部材2は、スクリーン母
材1と同一素材からなり、ドアインナパネルの開口部の
外形状よりやや大きめに裁断され、スクリーン母材1の
膨出部3の形成位置に外付け定置後、金属製熱板を当接
して加圧しながら全面加熱することにより溶着される。
膨出部3は、溶着直後の補強用シート部材2に成形用金
型を当てて溶着部の周縁4を冷却・固化するとともに、
真空成形によりスクリーン母材1を内壁として一体的に
補強用シート部材側2に膨出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、膨出部のみを二重の膜構造として形成した自動車用ドアのシーリン グスクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ドアのシーリングスクリーンの膨出部は、車室内(ドアトリム)側か らドアインナパネルの開口部の内部に張り出して該開口部の全周縁に密着し閉塞 するために三次元的に形成されるものであるが、従来は、スクリーン母材を膨出 部の形成位置でドアインナパネルの開口部に相当する形状に打抜き、別途カップ 状に形成した膨出部用成形品を片面から溶着することにより形設されてきた。こ の製造方法の概略を図3に、膨出部の断面構造を図4に示す。
【0003】 この場合、溶着部40に溶着不良が発生してしまうと部材間(母材1'と膨出部用 成形品30)が不連続となりシーリング効果に悪影響を及ぼすという問題があった 。
【0004】 また、母材1'から打ち抜かれた抜きカス10(打ち抜き片)や、膨出部用成形品 30を抜き取った後のシート材20は、再生原料とするしかなく、直接的な材料の歩 留りという点では向上が期待できないものであった。
【0005】 さらに、別体として提供される部材を裁断後接合(溶着)するので、工数を要 するという問題もあった。
【0006】 こうしたなかで、膨出部を有する三次元的なシーリングスクリーンを一体成形 により製造したものがある。
【0007】 しかしながら、一体成形によると、膨出部は母材部分より肉薄となるので、こ れを見越して、原板として供給される被加工材(母材)の板厚を厚くとっておか なければならない。したがって、成形(膨出加工)に寄与しなかった残余の母材 部分では過剰な材料を使用したものとなっており、無駄が生じていることになる 。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
近年、この種の自動車用部品においては、低コスト化への要請が一層強くなっ てきており、上記従来技術では対応に限界があるといわざるを得ない。
【0009】 本考案はこのような事情に鑑みなされたものであって、上記課題を解消し、膨 出部のみを二重の膜構造として形成することにより、全体として製造コストを低 減した自動車用ドアのシーリングスクリーンを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するために本考案は、改善された膨出部を有する自動車用ドアのシ ーリングスクリーンであって、一枚のシートとして裁断されたスクリーン母材の 膨出部の形成位置に、補強用シート部材を外付けし溶着して、前記スクリーン母 材と一体に膨出部を成形してなり、前記膨出部のみを二重の膜構造としたことを 特徴とするものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を一実施例とともに添付図面を参照して以下説明する。
【0012】 図1は製造方法の概略を示す説明図であり、図2は膨出部の構造を示す断面図 である。
【0013】 図示するように、一枚のシートとして裁断されたスクリーン母材(1)の膨出 部(後述の3)の形成位置(11)に、補強用シート部材(2)を外付けし溶着す る。
【0014】 具体的には、補強用シート部材(2)は、スクリーン母材(1)と同一素材と し、ドアインナパネル〔図示省略〕の開口部の外形状よりやや大きめに裁断し、 スクリーン母材(1)の膨出部(後述の3)の形成位置(11)に外付け定置後、 金属製熱板(5)[図では便宜的に断面視とした。]を当接して加圧しながら全 面加熱することにより溶着される。
【0015】 そして、スクリーン母材(1)と一体に膨出部(3)を成形する。
【0016】 具体的には、溶着直後の補強用シート部材(2)に成形用金型〔図示省略〕を 当てて溶着部の周縁(4)を冷却・固化するとともに、真空成形によりスクリー ン母材(1)を内壁として一体的に補強用シート部材(2)側に膨出させて膨出 部(3)を形成している。
【0017】 これにより、三次元的な形状のシーリングスクリーン(X)を、一体成形の場 合と同様に膨出部(3)を連続面として形成し、かつ、該膨出部(3)のみを二 重の膜構造とすることができる。しかも、材料の無駄が無く低コスト化が果たせ るので、産業上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシーリングスクリーンの製造方法の概
略を示す説明図である。
【図2】同じく膨出部の構造を示す部分拡大断面図であ
る。
【図3】従来のシーリングスクリーンの製造方法の概略
を示す説明図である。
【図4】同じく膨出部の構造を示す部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スクリーン母材 11 膨出部の形成位置 2 補強用シート部材 3 膨出部 4 溶着部の周縁 5 金属製熱板 X シーリングスクリーン(本考案) 1' スクリーン母材 20 シート材 30 膨出部用成形品 40 溶着部 Y シーリングスクリーン(従来例)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製のシート素材からなり、
    ドアインナパネルの開口部を閉塞するための膨出部を三
    次元的に形成して、前記ドアインナパネルとドアトリム
    との間に膜状に接着・配置し、前記ドアインナパネルの
    車室内側をシールするようにした自動車用ドアのシーリ
    ングスクリーンの改善において、一枚のシートとして裁
    断されたスクリーン母材の膨出部の形成位置に、補強用
    シート部材を外付けし溶着して、前記スクリーン母材と
    一体に膨出部を成形してなり、前記膨出部のみを二重の
    膜構造としたことを特徴とする自動車用ドアのシーリン
    グスクリーン。
  2. 【請求項2】 補強用シート部材が、スクリーン母材と
    同一素材からなり、ドアインナパネルの開口部の外形状
    よりやや大きめに裁断され、スクリーン母材の膨出部の
    形成位置に外付け定置後、金属製熱板を当接して加圧し
    ながら全面加熱することにより溶着されるものであり、
    膨出部が、溶着直後の補強用シート部材に成形用金型を
    当てて溶着部の周縁を冷却・固化するとともに、真空成
    形によりスクリーン母材を内壁として一体的に補強用シ
    ート部材側に膨出させたものである請求項1記載の自動
    車用ドアのシーリングスクリーン。
JP1998003991U 1998-05-21 1998-05-21 自動車用ドアのシーリングスクリーン Expired - Lifetime JP3054243U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04134628U (ja) * 1991-05-31 1992-12-15 三輪精機株式会社 過給用ノズル付き吸気バルブ装置
JP2005047377A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 自動車ドア用のシーリングスクリーン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04134628U (ja) * 1991-05-31 1992-12-15 三輪精機株式会社 過給用ノズル付き吸気バルブ装置
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