JP3053769B2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP3053769B2
JP3053769B2 JP8191441A JP19144196A JP3053769B2 JP 3053769 B2 JP3053769 B2 JP 3053769B2 JP 8191441 A JP8191441 A JP 8191441A JP 19144196 A JP19144196 A JP 19144196A JP 3053769 B2 JP3053769 B2 JP 3053769B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータの回転
力(トルク)をねじ機構を含む駆動系を介してクランプ
部材の軸方向運動に変換してワークのクランプ及びクラ
ンプ解除を行うクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、こ
の種のクランプ装置としては、例えば特公昭49ー18
86号公報にに開示された運動変換装置が知られてい
る。この運動変換装置は、図3に示すように、ハウジン
グ1内に、その軸線方向に移動可能かつ回転不能に支持
された負荷支持筒1aを設けている。この負荷支持筒1
aを微速度で駆動するには、ハウジング1の外側に取り
付けた電動モータ2のハウジング1内に突出した出力軸
2aに固着されるピニオンギア2bと、出力軸2aに遊
嵌されるピニオンギア2cとを、それらの間に設けられ
たクラッチ2dによって連結した状態で電動モータ2を
駆動することにより行われる。電動モータ2の駆動によ
り、ピニオンギア2bに噛合されたギア1eにて、負荷
支持筒1aに対してナット1bを介して連結される送り
ねじ1cが回転駆動される。また、ピニオンギア2cに
噛合されたギア1fにて、ハウジング1に対して回転可
能に支持され、ナット1bを回転不能かつ中心軸先端方
向に移動可能に保持する筒体1dが回転駆動される。こ
のとき、両ピニオンギア2b,2cの歯数がわずかに異
なっているため、送りねじ1cの回転速度とナット1b
の回転速度とが少し異なることになる。そのため、ナッ
ト1b及びこれに連動する負荷支持筒1aが、両回転速
度の差に応じた微速度で駆動され、その推力は、モータ
2の回転力に比例し、かつ速度の減速割合に逆比例して
増大する。
【0003】また、負荷支持筒1aを早送りするとき
は、クラッチ2dを外してピニオンギア2cを遊動さ
せ、ハウジング1内に設けられたブレーキ2eによりピ
ニオンギア2cを回動不能に固定した状態で電動モータ
2を駆動する。これにより、ナット1bの回転が規制さ
れた状態で、送りねじ1cが回転駆動されるため、負荷
支持筒1aが送りねじ1cの回転速度に対応した速度で
早送りされる。
【0004】しかし、この運転変換装置は、クランプ力
がモータの回転力及び減速比で定まる値しか得られな
い。また、この運転変換装置は、速度を切り替えるため
の構造が複雑で、かつ機構要素のギア、クラッチ、ブレ
ーキ等が高価である。そのため、運転変換装置は大型で
かつ重量も大になり、装置の取り扱いが煩雑になると共
に、価格も高価になるという問題がある。
【0005】また、他のクランプ装置としては、例えば
図4に示すものが知られている。このクランプ装置は、
クランプ作動においては、電動モータ3の回転がタイミ
ングベルト3aを介して推力受けボス4に伝達され、推
力受けボス4の回転がその一端に同軸的に結合された推
力シャフト5に伝達される。推力シャフト5は、外周面
に推力シャフトおねじ5aが形成されており、推力シャ
フトおねじ5aには推力ナット6が推力ナットめねじ6
aにより螺合されている。これにより、推力シャフト5
の回転が、推力ナット6の前後進運動に変換され、推力
ナット6に同軸的に取り付けた推力ロッド7に伝えら
れ、推力ロッド7の先端に取り付けた結合金具7aによ
りワークのクランプが行われる。
【0006】また、推力受けボス4の一端外周には回転
エネルギ吸収用の皿ばね8が軸方向に設けられている。
そして、クランプが行われた後に、推力ロッド7の停止
による推力ナット6の運動が推力シャフト5及び推力受
けボス4の逆方向への移動に変換され、その変位により
皿ばね8が収縮する。そして、推力受けボス4の他端が
所定位置に達して皿ばね8の歪量が所望の値になると、
これが推力値検出スイッチ8aにより検出され、それに
応じて無励磁作動型電磁ブレーキ(NBブレーキ)9の
ブレーキ力が電動モータ3に加えられる。無励磁作動型
電磁ブレーキ9が保持状態になると、電動モータ3への
通電が停止される。そして、電動モータ3の停止後は、
皿ばね8の歪力により、推力ロッド7が押されて、ワー
クのクランプが継続して行われる。また、クランプ解除
作動においては、無励磁作動型電磁ブレーキ9のロック
を解除し、電動モータ3を逆転させることにより、クラ
ンプを解除させている。以上に説明したように、このク
ランプ装置は、構造が簡潔であるため、小型軽量でかつ
安価に提供される。
【0007】しかし、このクランプ装置の場合、推力値
検出スイッチ8aよる歪量の検出後、無励磁作動型電磁
ブレーキ9による電動モータ3の保持までに、マグネッ
トスイッチ機器や、ブレーキ自身の動作遅れのために3
0〜100msec程度の時間がかかり、さらに実際に
は無励磁作動型電磁ブレーキ9が保持されたことの確認
信号は出力されないので、保持の時間をタイマ等で安全
をみて計測して制御するようにしているため、保持時間
が上記時間の2倍以上になる。そのため、電動モータ3
に過大な電流が流れ、電動モータ3の無駄な発熱が大き
くなるという問題がある。
【0008】また、推力ロッド7が停止しクランプ状態
になったときに、電動モータ3は高速回転を行っている
ので、皿ばね8に電動モータ3及び駆動系の非常に大き
な回転運動エネルギが瞬時に貯えられることになる。そ
の結果、皿ばね8に回転運動エネルギが貯えられたこと
が推力値検出スイッチ8aにより検出され、電動モータ
3に無励磁作動型電磁ブレーキ9のブレーキ力が加えら
れる。しかし、無励磁作動型電磁ブレーキ9が電動モー
タ3の保持状態に達する前に、皿ばね8の大きな逆方向
の戻し力が、電動モータ3の回転力に打ち勝って電動モ
ータ3を逆方向に回転させる。そのため、皿ばね8は、
貯えられた回転運動エネルギを有効に保持することがで
きず、結局皿ばね8に貯えられるエネルギは、電動モー
タ3の発生する始動回転力に相当する値程度にまで減少
してしまうという問題がある。
【0009】これに対し、無励磁作動型電磁ブレーキ9
のブレーキ力を少し早く加えようとして、タイマを用い
て予測的に無励磁作動型電磁ブレーキ9を制御すること
も考えられる。しかし、回転運動エネルギが貯えられる
瞬間にタイミングを完全に合わせることは不可能で、タ
イミングが早すぎれば、電動モータ3の回転エネルギ
は、無励磁作動型電磁ブレーキ9のディスクに熱となっ
て吸収され、皿ばね8に移行して蓄積されることがな
く、遅すぎれば上記と全く同じになり、その結果、安定
した大きなクランプ力が得られない。本発明は、上記し
た問題を解決しようとするもので、簡潔な機構によりク
ランプ力を電動モータの始動回転力相当より格段に大き
くすることができるクランプ装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために上記請求項1に係る発明の構成上の特
徴は、電動モータの回転力をねじ機構を含む駆動系を介
してクランプ部材の軸方向運動に変換し、かつクランプ
部材によるワークのクランプ開始後の電動モータの回転
力と電動モータ及び駆動系の回転運動エネルギをエネル
ギ蓄積手段に蓄積し、エネルギ蓄積手段に蓄積されたエ
ネルギを用いてクランプ部材により電動モータ停止後の
ワークのクランプを行うクランプ装置であって、同軸的
にかつ径方向に互いに重なり合った内輪と外輪とを有
し、内輪及び外輪の内の一方に電動モータの回転軸を固
定すると共に、内輪及び外輪の他方に無励磁作動型電磁
ブレーキを取り付け、電動モータによるクランプ駆動時
においては、内輪及び外輪の内の一方の回転が自由状態
にされると共に内輪及び外輪の他方が無励磁作動型電磁
ブレーキによりロックされ、電動モータによるクランプ
解除駆動時においては、無励磁作動型電磁ブレーキによ
る内輪及び外輪の他方のロックが解除される一方向回転
クラッチを設け、クランプ部材によりワークのクランプ
が開始された後、エネルギ蓄積手段に規定のエネルギが
蓄積された後に電動モータの通電を停止させるようにし
たことにある。
【0011】上記のように請求項1に係る発明を構成し
たことにより、クランプ作動においては、電動モータの
回転によりクランプ部材がワークに接触してクランプ作
動を開始すると、その後に電動モータがオフにされる
が、電動モータの回転力及び電動モータの高速回転によ
り駆動系に保持された慣性力による回転運動エネルギ
は、エネルギ蓄積手段に貯えられる。無励磁作動型電磁
ブレーキは、クランプ作動前からロックがかかってお
り、ブレーキ動作の遅れによる問題はなく、電動モータ
の回転力及び電動モータの高速回転により駆動系に保持
された慣性力による回転運動エネルギは、逆回転のロス
なしにエネルギ蓄積手段に貯えられる。
【0012】そのため、このエネルギ蓄積手段に貯えら
れたエネルギの大きさは、非常に大きなものであり、電
動モータの始動回転力による値に比べて10倍程度にも
なる。必要な場合には、電動モータの回転軸に付加慣性
モーメントを追加すればわずかなコストでさらにエネル
ギ蓄積量を増大できる。そして、電動モータの通電停止
によっても、電動モータの回転軸は一方向回転クラッチ
の内輪または外輪に固定されており、一方向回転クラッ
チの他方が無励磁作動型電磁ブレーキによりロックされ
ているので、電動モータの逆転が防止されるため、エネ
ルギ蓄積手段に貯えられたエネルギは全量がクランプ力
として外部に作用する。そして、電動モータの停止後
に、エネルギ蓄積手段に貯えられたエネルギに基づいて
クランプ部材により強力なクランプ作動が行われる。
【0013】一方、ワーククランプ解除駆動において
は、無励磁作動型電磁ブレーキによる一方向回転クラッ
チの内輪及び外輪の他方のロックが解除されることによ
り、電動モータの逆方向の回転が自由になる。そのた
め、電動モータが逆方向への駆動を開始することによ
り、直ちにワークのクランプ解除が行われる。その結
果、請求項1の発明によれば、クランプ装置のクランプ
力を電動モータの始動回転力より格段に大きくすること
ができる。さらに、電動モータを小さくできる等、クラ
ンプ装置を簡易な構成にすることができるので、装置の
製造コストを安価にすることができる。
【0014】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載のクランプ装置において、
エネルギ蓄積手段を弾性部材により構成したことにあ
る。上記のように請求項2に係る発明を構成したことに
より、クランプ部材がクランプ作動を開始し、電動モー
タの通電が停止された後、電動モータの回転力及び電動
モータの高速回転により駆動系に保持された慣性力によ
る回転運動エネルギが弾性部材に効率よく貯えられる。
その結果、請求項2の発明によれば、請求項1の発明の
効果に加えて、大きなクランプ力が確実に得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明すると、図1は、同実施形態に係るクラ
ンプ装置を一部破断正面図により概略的に示したもので
ある。クランプ装置は、同軸的に配設された円筒形の第
1推力フレーム11及び第1推力フレーム11よりわず
かに外径の大きい第2の推力フレーム12を設けてい
る。第1フレーム11の前端には、筒状の前ブラケット
13aが嵌着されている。第1推力フレーム11と第2
推力フレーム12の間には、ドーナツ状の中間ブラケッ
ト13bが設けられ、その両端に、第1推力フレーム1
1と第2推力フレーム12を外嵌することにより、第1
推力フレーム11と第2推力フレーム12は連結されて
いる。第2推力フレーム12の他端には筒状の後ブラケ
ット13cが挿着固定されている。後ブラケット13c
の他端側には、一端が封止された筒状の後カバー13d
が外嵌により固定されている。
【0016】後カバー13dの外周面には、推力値リー
ドスイッチ13d1 が設けられている。推力値リードス
イッチ13d1 は、後述する推力値磁石42の接近を検
出する磁気センサであり、間接的に皿ばねに駆動系のエ
ネルギが貯えられたことを検知するものである。ただ
し、磁気センサに限らず他の類似のセンサを用いてもよ
い。第1推力フレーム11の軸線方向中間位置及び後端
近傍位置には、前及び後ストローク値検出スイッチ11
a,11bが設けられている。前及び後ストローク値検
出スイッチ11a,11bは、後述する推力ナット52
の前進端位置及び後進端位置を検出する磁気センサであ
る。ただし、磁気センサに限らず光電センサ等の類似の
センサを用いてもよい。
【0017】第2推力フレーム12の他端近傍には、周
方向に長い平面視で四角形の連結開口部12aが形成さ
れている。連結開口部12aの第1推力フレーム11側
には、軸線に対して直角方向に延びた円盤部14aが設
けられ、円盤部14aの外周部及び連結開口部12aの
他端側には連結開口部12aから延出されたリング状の
円筒部14bが設けられている。円盤部14aには同心
位置に開口部14a1が形成されている。円筒部14b
の開口側周縁には、同一径の円筒状で一端が封止された
ブレーキカバー14cの開口端側が固着されており、前
記円盤部14a及び円筒部14bと共に円筒形のハウジ
ング14を構成している。
【0018】円盤部14aの外面側の開口部14a1 の
周囲には、電動モータ20がハウジング14内に回転軸
21を突出させて取り付けられている。電動モータ20
としては、直流機が望ましいが、その他誘導機、同期機
等であってもよい。回転軸21には、一端に同軸的に形
成された嵌合孔22aを有するブレーキシャフト22が
外嵌されて固定されている。ブレーキシャフト22は、
軸方向中間部に段差を設けており、嵌合孔22a側であ
る大径部22bと、反対側の小径部22cとに分けられ
ている。大径部22bには、駆動用スプロケット23が
外嵌することにより固定されている。小径部22cに
は、一方向回転クラッチ24が、小径部22cを内輪と
するように直接挿入されている。一方向回転クラッチ2
4は、大径部22bとの間に設けたブレーキシャフト軸
受25a及び小径部22cの先端近傍に設けた止め輪2
5bにより小径部22cに位置決めされている。
【0019】一方向回転クラッチ24の外輪部24b
は、円筒部14bに支持された円筒形状の無励磁作動型
電磁ブレーキ26のハブ26aに固定されている。無励
磁作動型電磁ブレーキ26は、無通電で無励磁状態にあ
り、このときハブ26aとスプライン結合されているブ
レーキディスク26bの両面のライニング26cが、ア
マチュア26dと固定側ディスク26eによって強固に
挟持されており、一方向回転クラッチ24の外輪部24
bがロック状態にされる。また、無励磁作動型電磁ブレ
ーキ26は、通電によりブレーキディスク26bとライ
ニング26cが、アマチュア26dと固定ディスク26
eから離されて、ハブ26aが無拘束状態にされ、一方
向回転クラッチ24の外輪部24bはロック解除状態に
される。
【0020】そして、電動モータ20がクランプ駆動時
においてクランプ方向に回転するとき、一方向回転クラ
ッチ24は、外輪部24bが無励磁作動型電磁ブレーキ
26によってロックされているときに、小径部22c
が、外輪側24bにより拘束されずクランプ方向に回転
できるように配置されている。したがって、小径部22
cは、電動モータ20のクランプ駆動と反対方向の回転
に対しては、外輪部24bによりロックされるようにな
っている。
【0021】第2推力フレーム12は、一端から他端に
かけて順次3段部12b〜12dに形成されている。第
1段部12bには、一端側から順に第1推力受け軸受3
1及び皿ばね32が内壁面に接触して同軸的に配設され
ている。第1推力受け軸受31の外輪及び皿ばね32
は、皿ばね32がわずかに収縮した状態で、第2推力受
け軸受33の外輪に押し付けられており、第1推力受け
軸受31側にて内壁面に取り付けられた止め輪12b1
により位置決めと推力受けが行われている。第2段部1
2cには、第2推力受け軸受33が第2段部12cより
わずかに縮径された第3段部12dとの境界に押し付け
られ位置決めと推力受けが行われかつ第2段部12cの
内周面に接触して同軸的に配設されている。第1推力受
け軸受31及び第2推力受け軸受33の外輪と第2推力
フレーム12の嵌め合いはゆるく、軸線方向にスムーズ
に移動できる。第3段部12dは、連結開口部12a位
置から後端に至る部分12d1 が大きく拡径されてお
り、上記後ブラケット13cが挿着されている。また、
連結開口部12aから第2段部12c方向の中間に至る
部分はわずかに拡径された段部12d2 になっている。
【0022】第3段部12dには、連結開口部12aを
中心として、被駆動用スプロケット34が配設されてい
る。被駆動用スプロケット34は、軸方向の中央にベル
ト装着部34aを設け、両端が一対の凹部34bになっ
ている。両凹部34bには、一対のスプロケット軸受3
4b1 が巻装されており、被駆動用スプロケット34は
スプロケット軸受34b1 を介して段部12d2 及び後
ブラケット13cに回転自在に挿着されている。被駆動
用スプロケット34は、内周面に軸方向に延びた複数の
スプライン溝34a1 を設けている。そして、被駆動用
スプロケット34には、上記駆動用スプロケット23と
の間を連結するタイミングベルト35が巻装されてい
る。後ブラケット13cの内壁面には、ラジアル軸受3
6が同軸的に挿着されており、後ブラケット13cの後
端のフランジ部13c1 と止め輪13c2 とに挟まれて
位置決めされている。
【0023】第2推力フレーム12から後カバー13d
にかけての軸心位置には、推力受けボス41が配設され
ている。推力受けボス41は、薄肉の円筒形状で、上記
位置決めされた被駆動用スプロケット34のスプライン
溝34a1 との対応位置に線状のスプライン凸部41a
を設けている。推力受けボス41は、スプライン凸部4
1aをスプライン溝34a1 に嵌合することにより、軸
方向に移動可能にかつ径方向に移動不能に被駆動用スプ
ロケット34に係合している。また、推力受けボス41
は、第2推力受け軸受33及びラジアル軸受36の内周
面に接触しかつ軸線方向に摺動可能な状態で支持されて
いる。また、推力受けボス41は、第1推力フレーム1
1側の端部に、第1推力受け軸受31に係合する止め輪
41bを設けており、軸方向中間位置に第2推力受け軸
受33に係合する止め輪41cを設け、両止め輪により
位置決め及び推力受けを行っている。推力受けボス41
の後端側には、円環形状の推力値磁石42が外嵌されて
いる。
【0024】推力受けボス41の第1推力フレーム11
側の端部の内周には、軸心位置に設けた丸棒形状の推力
シャフト51の一端側が結合固定されている。推力シャ
フト51は、他端側が第1推力フレーム11内に向けて
延び、その外周面に推力シャフトおねじ部51aを有し
ている。推力シャフト51の外周には円筒形の推力ナッ
ト52が推力ナットめねじ部52aにより螺合されてい
る。推力ナット52は、軸線方向略中間の外周位置に鍔
部52bを設けている。鍔部52bの第2推力フレーム
12側には、推力ナット52の位置を検出するために用
いられるストローク値磁石52cが取り付けられてい
る。推力ナット52の鍔部52bに対して前方側には、
筒状のスライドメタル53が設けられている。スライド
メタル53は、内壁が推力ナット52の外径と同一にな
っており、一端のみが軸心方向に延びたフランジ部53
aになっている。スライドメタル53は、外周側が、第
1推力フレーム11に摺動可能に接触しており、推力ナ
ット52に外嵌されて、リング状の押え板53bを介し
てねじ53cにより鍔部52bに固定されている。
【0025】スライドメタル53のフランジ部53aに
は薄肉の管状の推力ロッド54が同軸的に当接され、上
記押え板53bにより圧着されている。推力ロッド54
は、先端が第1推力フレーム11の外側に突出してお
り、前ブラケット13aの中央内周にはめ込まれたリン
グ状のメタル軸受58を介して前ブラケット13aに同
軸的に支持されている。前ブラケット13aの先端内周
にはダストシール55が挿着されている。推力ロッド5
4の先端は、結合金具56により封着されており、結合
金具56には、外部結合用ねじ56aが設けられてい
る。外部結合用ねじ56aが外部クランプ機構と結合さ
れることにより、推力ロッド54の回転が止められて、
電動モータ20の回転が、推力ロッド54の軸線方向へ
の直線運動に変換されるようになっている。
【0026】つぎに、以上のように構成した実施形態の
動作について説明する。まず、クランプ動作を行う場
合、無励磁作動型電磁ブレーキ26はロックした状態の
ままで、電動モータ20をオンさせることにより、回転
軸21は一方向回転クラッチ24により拘束されていな
いので、高速回転を開始し、回転が駆動用スプロケット
23、タイミングベルト35を介して被駆動用スプロケ
ット34に伝達される。被駆動用スプロケット34の回
転により、推力受けボス41及びこれに一体的に固定さ
れた推力シャフト51が回転する。推力シャフト51の
回転が、推力ナット52に伝達され、推力ナット52に
一体的に固定された推力ロッド54が前進を開始する。
そして、推力ロッド54に取り付けられた結合金具56
を介し外部クランプ機構を動作させる。ワーク(図示し
ない)がクランプされると、推力ナット52と共に移動
するストローク値磁石52cが、前ストローク値リード
スイッチ11aを作動させ、クランプ位置完了信号を発
信する。
【0027】電動モータ20は、推力ロッド54の停止
後も、通電が続けられ、電動モータ20の回転力と慣性
力によりしばらくは高速で回転し続ける。推力ロッド5
4は、停止したままなので、電動モータ20の回転によ
り、推力受けボス41及び推力シャフト51が回転しな
がら、被駆動用スプロケット34との係合部分を滑って
後退する。このとき、第1推力受け軸受31の外輪は軸
線方向に摺動して皿ばね32を圧縮する。皿ばね32は
第3段部12dに押し付けられて収縮し、皿ばね32に
電動モータ20の回転力及び推力受けボス41、推力シ
ャフト51等の駆動系の慣性力による回転運動エネルギ
が貯えられる。この皿ばね32への回転運動エネルギの
蓄積は、推力値検出スイッチ13d1 によって検出さ
れ、推力値完了信号が発信される。先に発信されたクラ
ンプ位置完了と推力値完了の2信号がアンド条件で満た
されると、電動モータ20はオフされる。このとき、電
動モータ20は、一方向回転クラッチ24により、クラ
ンプ方向の逆方向への回転が阻止されているので、皿ば
ね32に貯えられたエネルギが、電動モータ20の逆転
により放出されることが無い。
【0028】そのため、電動モータ20の高速回転によ
る駆動系の慣性力によりエネルギは効率よく皿ばね32
に貯えられる。この皿ばね32に蓄積されたエネルギに
より、電動モータ20停止後に、推力ロッド54が押さ
れて、ワークのクランプが行われる。皿ばね32に貯え
られたエネルギによる推力ロッド54の押圧力は、電動
モータ20の始動回転力による場合の10倍程度の大き
さにすることも可能であり、クランプが非常に強力に行
われる。また、始動回転力の小さい小型電動モータを用
いても、大きなクランプ力が得られる。
【0029】なお、皿ばね32の反力が、無励磁作動型
電磁ブレーキ26の保持力を上回った時は、無励磁作動
型電磁ブレーキ26のハブ26aが逆回転させられ、皿
ばね32に貯えられたエネルギの一部が放出される。た
だし、この皿ばね32に貯えられたエネルギの放出によ
り、不必要なクランプ力は、無励磁作動型電磁ブレーキ
26のブレーキハブ面で摩擦熱となって放出されるた
め、電動モータ20の回転軸21、ブレーキシャフト2
2、推力ロッド54等に過大な力が加わることが防止さ
れる。そのため、クランプ装置に外部から異常な力が加
わるように場合にも、過大な力が熱となって放出される
ので、回転軸21等が保護され、クランプ装置の信頼性
が高められると共にクランプ装置を長寿命にすることも
できる。この場合、無励磁作動型電磁ブレーキ26の保
持力を選択することにより、無励磁作動型電磁ブレーキ
26の最大クランプ力を規制できるので、過大応力の大
きさに対応することができる。
【0030】つぎに、クランプ解除動作を行う場合、ま
ず無励磁作動型電磁ブレーキ26に通電して、ブレーキ
ディスク26b、ライニング26cをアマチュア26d
と固定側ディスク26eから離すことにより、一方向回
転クラッチ24の外輪部24bのロック状態を解除す
る。その後、電動モータ20に通電して、クランプ動作
とは逆方向に回転させる。これにより、推力ロッド54
は、後退を開始し、ワークのクランプ状態が解除され
る。推力ロッド54が後退し、後ストローク値検出スイ
ッチ11bがストローク値磁石52cを検出すると、電
動モータ20の通電が停止され、無励磁作動型電磁ブレ
ーキ26の通電も停止される。なお、この状態では、電
動モータ20のクランプ動作方向への動きは、無拘束状
態であるが、電動モータ20として直流機を用いれば、
ブラシ摩擦抵抗によりクランプ動作方向の動きは抑制さ
れる。直流機以外の電動モータを用いる場合や外部クラ
ンプ機構の重量が大きく自重でクランプ動作方向に落下
する場合には、クランプ解除時の回転軸に遊び防止用と
して、無励磁作動型電磁ブレーキを用いることもでき
る。
【0031】つぎに、上記実施形態の変形例について図
2により説明する。上記実施形態においては、推力受け
ボスに取り付けられて外周におねじの形成された推力シ
ャフトの回転を、めねじを設けた推力ナットの運動に変
換し、推力ナットに一体で設けられた推力ロッドにより
クランプが行われるようになっている。これに対し、変
形例においては、図2に示すように、推力受けボス61
に直接取り付けられた内周に推力ナットめねじ部62a
を設けた推力ナット62の回転を、推力シャフト63の
外周に設けた推力シャフトおねじ部63aを介して推力
シャフト63の軸線方向の移動に変換し、クランプを行
うようにしたものである。
【0032】以上のように構成した変形例においても、
上記実施形態に示したクランプ装置と同様のクランプ効
果が得られる。また、推力シャフト63、推力ナット6
2、推力受けボス61を含む推力フレーム64の径が大
きくなり、実施形態のクランプ装置に比べて構造的にや
や強度が劣るが、推力伝達構造が簡略化される。
【0033】なお、上記実施形態においては、一方向回
転クラッチの内輪側に電動モータの回転軸を固定してい
るが、その代わりに、一方向回転クラッチの外輪側に電
動モータの回転軸を固定し、内輪側を無励磁作動型電磁
ブレーキによりロックし、電動モータのクランプ駆動時
に、外輪側がフリーになるようにしてもよい。
【0034】また、電動モータの回転を推力受けボスに
伝達する手段として、タイミングベルトを用いている
が、その他、伝導器、チェーン、ギヤを用いることもで
きる。さらに、電動モータと推力受けボスとは同軸位置
に配置して伝導器をなくすることもできる。
【0035】さらに、上記実施形態においては、電動モ
ータの回転を、推力ロッドの拘束により直線方向の前後
進に変換し、クランプ及びクランプ解除を行うようにし
ているが、推力ロッドの先端に減速ギア等を設けること
により、推力ロッドの回転を利用してクランプを行うよ
うにしてもよい。
【0036】なお、上記実施形態においては、電動モー
タの回転エネルギ等を蓄積する手段として皿ばねを用い
ているが、その他、コイルばね、ゴム、樹脂等の弾性体
を用いることもできる。また、皿ばね等の代わりに、エ
ネルギ蓄積手段として駆動系の歪例えばベルトの伸び、
ハブ、ロッド、シャフト等のねじれ、たわみ等を用いる
ことができる。
【0037】また、皿ばねに蓄積するエネルギをさらに
増大させたいときには、電導モータの回転軸にフライホ
イール等を取り付けて慣性モーメントを高くするように
すればよい。なお、クランプ装置の具体的形状等につい
ては上記実施形態に限るものではなく、目的用途等に応
じて適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るクランプ装置を
概略的に示す一部破断正面図である。
【図2】変形例であるクランプ装置を概略的に示す一部
破段正面図である。
【図3】従来例であるクランプ装置を概略的に示す一部
破断正面図である。
【図4】他の従来例であるクランプ装置を概略的に示す
一部破断正面図である。
【符号の説明】
11…第1推力フレーム、11a,11b…前及び後ス
トローク値検出スイッチ、12…第2推力フレーム、1
2a…連結開口部、13a…前ブラケット、13b…中
間ブラケット、13c…後ブラケット、13d…後カバ
ー、14…ハウジング、14a1 …開口部、20…電動
モータ、21…回転軸、22…ブレーキシャフト、22
c…小径部、23…駆動用スプロケット、24…一方向
回転クラッチ、24b…外輪部、26…無励磁作動型電
磁ブレーキ(NBブレーキ)、31…第1推力受け軸
受、32…皿ばね、33…第2推力受け軸受、34…被
駆動用スプロケット、34a1 …スプライン溝、35…
タイミングベルト、41…推力受けボス、51…推力シ
ャフト、51a…推力シャフトおねじ部、52…推力ナ
ット、52a…推力ナットめねじ部、52c…ストロー
ク値磁石、53…スライドメタル、54…推力ロッド、
56…結合金具、56a…外部結合用ねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−308837(JP,A) 特開 昭61−90842(JP,A) 特開 平6−114662(JP,A) 特開 平10−9362(JP,A) 特開 昭49−116457(JP,A) 特開 平5−180299(JP,A) 実開 昭60−191753(JP,U) 実開 昭54−146489(JP,U) 実公 昭64−4624(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/152 F16H 25/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの回転力をねじ機構を含む駆
    動系を介してクランプ部材の軸方向運動に変換し、かつ
    同クランプ部材によるワークのクランプ開始後の前記電
    動モータの回転力と同電動モータ及び前記駆動系の回転
    運動エネルギをエネルギ蓄積手段に蓄積し、同エネルギ
    蓄積手段に蓄積されたエネルギを用いて前記クランプ部
    材により前記電動モータ停止後のワークのクランプを行
    うクランプ装置であって、 同軸的にかつ径方向に互いに重なり合った内輪と外輪と
    を有し、前記内輪及び外輪の内の一方に前記電動モータ
    の回転軸を固定すると共に、前記内輪及び外輪の他方に
    無励磁作動型電磁ブレーキを取り付け、前記電動モータ
    によるクランプ駆動時においては、前記内輪及び外輪の
    内の一方の回転が自由状態にされると共に前記内輪及び
    外輪の他方が前記無励磁作動型電磁ブレーキによりロッ
    クされ、前記電動モータによるクランプ解除駆動時にお
    いては、前記無励磁作動型電磁ブレーキによる前記内輪
    及び外輪の他方のロックが解除される一方向回転クラッ
    チを設け、前記クランプ部材によりワークのクランプが
    開始された後、前記エネルギ蓄積手段に規定量のエネル
    ギが蓄積された後に前記電動モータの通電を停止させる
    ようにしたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のクランプ装置にお
    いて、前記エネルギ蓄積手段を弾性部材により構成した
    ことを特徴とするクランプ装置。
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