JP3053367B2 - パネル式コンテナ - Google Patents

パネル式コンテナ

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JP3053367B2
JP3053367B2 JP8167500A JP16750096A JP3053367B2 JP 3053367 B2 JP3053367 B2 JP 3053367B2 JP 8167500 A JP8167500 A JP 8167500A JP 16750096 A JP16750096 A JP 16750096A JP 3053367 B2 JP3053367 B2 JP 3053367B2
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守 島本
重行 犬塚
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株式会社ジャック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナに関する
ものであり、主として内部に搬送物を収容しトラックに
載置されるトラック用コンテナや、地面に載置され仮設
事務所等にも利用できる、多用途に使用可能なコンテナ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のコンテナは、内部に
搬送物を収容し、トラックに載置固定され、目的地まで
搬送物を搬送する為に幅広く使用されるに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンテナでは、内部に搬送物を収容して、トラック等に
載置し目的地まで移動して、搬送物を積み下ろした後、
一台のトラックで一つのコンテナを移動させる必要があ
った。つまり、上記従来のコンテナにあっては解体して
運搬することができず、内部が空のコンテナであっても
一台のトラックで移動させる必要があった。
【0004】上述の問題点に鑑み、本出願人は先に実願
平7−10521号に示す如く各パネルを組立解体可能
なパネル式コンテナを発明した。
【0005】該パネル式コンテナは不使用時には解体し
て運搬することができるとともに、組み立てるに際して
背面パネル、正面パネルを立設して側面パネルを係止手
段によって自立させた状態で各パネルの固定を行いうる
ものであり、その組立作業等が極めて容易であった。
【0006】しかしながら、上記パネル式コンテナにあ
っても、底面パネル上に背面パネル、正面パネル、側面
パネルを順次立設させていく必要があった。
【0007】また、木材又はダンボールを材料とする折
りたたみ包装容器としては、特開昭63-248642 号公報記
載の折りたたみ包装容器が公知であり、該折りたたみ包
装容器は、正面パネルと、背面パネルと、内側に折曲可
能な二つの側面パネルと、背面パネルに夫々回動自在に
連結された底及び蓋とからなり、これにより平行6面体
が組立又は折り畳むことができるものであった。
【0008】しかるに、該公報記載の折りたたみ包装容
器にあっては、底の周辺に沿って出っ張りが設けられて
なり、該出っ張りに正面パネル及び側面パネルが載るこ
とで平行6面体の組立状態を維持するものゆえ、該出っ
張りから正面パネル等が離脱することで不意に側面パネ
ルが折れ曲がるおそれがあった。つまり、正面パネル及
び側面パネルを浮かせた後に出っ張りに嵌め込むことで
平行6面体を組立てるものゆえ、背面パネルは底に対し
て背面側に90度以上傾動するように設けられており、こ
のため組立状態で背面パネルが背面側へ傾動してしまう
と正面パネル及び側面パネルが浮き上がり、側面パネル
が不意に折れ曲がるおそれがあった。
【0009】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたもので、不使用時には折り畳んで容
易に運搬することができ、組立・折畳作業を容易に行う
ことができ、しかも組立状態を確実に維持できるパネル
式コンテナを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係るパネル式コンテナは、少なくとも正面パネ
ル10、背面パネル20、側面パネル30とからコンテナ本体
1が形成されてなるパネル式コンテナであって、前記パ
ネル10,・・・が隣接するパネル30,・・・と回動自在に夫々連
結され、側面パネル30は内側に折り曲げに形成され、し
かも前記コンテナ本体1は側面パネル30の伸長時に該パ
ネル30の底部に位置する底面部材40を有し、該底面部材
40には側面パネル30伸長時に側面パネル30の内面と当接
可能な側面固定部材34を挿脱自在な孔部42が形成される
とともに、前記側面パネル30には前記側面固定部材34を
保持可能な保持部36が形成され、かつ前記正面パネル10
に設けられた突出体17と、前記底面部材40に設けられた
係止部材45とからなる係止手段46が設けられ、前記側面
パネル30の伸長時に前記突出体17を前記係止手段46に係
止してなることを特徴とする。
【0011】上記構成からなるパネル式コンテナにあっ
ては、側面パネル30を伸長して、コンテナ本体1 を伸長
せしめてコンテナとして使用することができるととも
に、不使用時には側面パネル30を内側に折り曲げること
により、正面パネル10が背面パネル20側に移動して、コ
ンテナ本体1 を折り畳んで収容することができる。ま
た、底面部材40には側面パネル30伸長時に側面パネル30
の内面と当接可能な側面固定部材34を挿脱自在な孔部42
が形成されてなるので、側面パネル30伸長時に底面部材
40の孔部42に側面固定部材34を挿通することで、側面パ
ネル30の内面と側面固定部材34が当接し、組立てられた
コンテナ本体1 の側面パネル30の内側への折れ曲がりを
的確に防止することができる。
【0012】ここで孔部42は側面固定部材34を側面パネ
ル30の内面と当接可能に挿入可能であれば特に形成する
位置は問わないが、側面パネル30伸長時における側面パ
ネル30の折れ曲がり部分(ヒンジ部分)の内側に隣接し
て孔部42を形成するならば、側面パネル30伸長時に孔部
42に側面固定部材34を挿通することで、側面パネル30の
折れ曲がり部分(ヒンジ部分)と側面固定部材34が当接
するので、的確に側面パネル30の折れ曲がりを防止する
ことができる。
【0013】さらに側面パネル30に側面固定部材34を
保持可能な保持部36が形成されているので、側面パネル
30伸長時に孔部42に挿通された側面固定部材34が側面パ
ネル30の保持部36により保持されることとなり、側面固
定部材34が側面パネル30より離反することを防止でき、
側面パネル30の内側への折れ曲がりを的確に防止するこ
とができる。
【0014】特にかかるパネル式コンテナにあって
は、折れ曲がり部分をヒンジから構成し、該ヒンジに保
持部36を形成することが好ましく、これにより側面パネ
ル30伸長時に孔部42に挿通された側面固定部材34がヒン
ジ32の保持部36により保持されるので、より的確に側面
パネル30の折れ曲がりを防止することができ、しかもヒ
ンジに形成するものゆえ保持部の形成(製造)が容易で
ある。
【0015】さらにコンテナ本体1 が側面パネル30伸
長時に各パネル10, …上方に載置される天井パネルを有
する場合、側面固定部材34の上端部にはコンテナ組立時
に天井パネルの下面と略当接可能な折曲部34a が形成す
ることが好ましい。これにより側面パネル30を伸長して
天井パネルを載置した際に、側面固定部材34が天井パネ
ルと当接して、コンテナ本体1 の使用時における側面固
定部材34の孔部42からの離脱を防止することができる。
尚、折曲部34a 及び天井パネルが略当接可能とはコンテ
ナ組立時に両者が完全に当接する場合のみならず、一定
間隙(側面固定部材34が孔部に挿入される長さ以内)を
有する場合も含まれる。
【0016】また、本発明に係るパネル式コンテナは
底面部材40に側面パネル30伸長時に正面パネル10の上方
への浮き上がりを防止可能な係止手段46が設けられて
るので、側面パネル30を伸長した際に底面部材40の係止
手段46によって正面パネル10の上方への浮き上がりを防
止できるので、側面パネル30を伸長してコンテナを使用
している際に正面パネル10及び側面パネル30が浮き上が
ることがない。
【0017】特に底面部材40に伸長した側面パネル30
の内面と当接可能な側面固定部材34を挿脱自在な孔部42
を形成することが好ましく、該構成を採用することによ
り、側面パネル30が伸長し突出体17が係止片45a により
係止されている際に孔部42に側面固定部材34を挿通する
と、側面パネル30の内面と側面固定部材34が当接して、
側面パネル30の内側への折れ曲がりを防止できるので突
出体17が係止片45a より離脱することがない。
【0018】また正面パネル10に側方より突出体17を
突設し、底面部材40に係止部材45を上方に向けて突設
し、該係止部材45に側面パネル30伸長時に突出体17を上
方より係止可能な係止片45a を形成して、該係止片45a
より前記係止手段46を構成することが好ましく、該構成
を採用するならば、係止片45a で突出体17を係止するこ
とで正面パネル10及び側面パネル30が浮き上がりを防止
でき、しかも突出体17を正面パネル10の側方に設けたの
で、各パネル10, …を折り畳む際に突出体17が邪魔にな
ることがない。
【0019】さらに、このように係止片45a より係止手
段46を構成した場合にあっては、底面部材40に正面パネ
ル10の下端背面部と当接可能な当接部48を形成して、係
止片45a を側面パネル30が伸長する際に突出体17を係入
すべく背面側を上方に傾斜して形成することもできる。
該構成を採用することにより、コンテナ本体1 を折畳状
態から組立てるに際して側面パネル30を伸長しつつ正面
パネル10を当接部48の正面側に落とし込むことで係止片
45a に突出体17が係入され、その後側面固定部材34を孔
部42に挿通せしめコンテナとして使用することができ
る。しかも、コンテナとして使用している際に、突出体
17は係止片45a により係止されるので正面パネル10及び
側面パネル30の浮き上がりが防止されるとともに、正面
パネル10の下端背面部と当接する当接部48により該パネ
ル10の背面側への移動も阻止されるため、コンテナ使用
時に正面パネル10に作用する背面側への力が側面固定部
材34に過剰に働くことを防止できる。
【0020】また、本発明に係るパネル式コンテナは、
請求項記載の如く、正面パネル10が水平方向に回動自
在な扉体62と該扉体62の下方に位置する下枠10e とを有
し、下枠10e には扉体62閉塞時に扉体62を閉塞する扉閉
塞部材64を挿脱自在な扉用孔部66が形成され、扉閉塞部
材64が扉体62に上下動自在に保持された構成を採用する
こともできる。該構成からなる請求項記載のパネル式
コンテナは、扉体62を閉塞した後に扉体62に保持された
扉閉塞部材64を下方に移動せしめ、扉閉塞部材64を下枠
10e の扉用孔部66に挿通せしめることで扉体62の開放を
防止できる。特に、扉閉塞部材64が挿通される扉用孔部
66は正面パネル10の下枠10e に形成されてなるので、コ
ンテナ本体1 の折り畳む際にも扉体62の閉塞状態を維持
することができる。
【0021】特に、請求項記載のパネル式コンテナ
は、コンテナ本体1 が側面パネル30伸長時に各パネル1
0, …上方に載置される天井パネルを有する場合に、扉
閉塞部材64の上端部に天井パネル50の下面と略当接可能
な平面部64a を形成する構成を採用することが好まし
く、これにより天井パネルを載置した際に、扉閉塞部材
64が天井パネルと当接して、コンテナ本体1 の使用時に
おける側面固定部材34の孔部42からの離脱を防止するこ
とができる。ここで、平面部64a 及び天井パネルが略当
接可能とはコンテナ組立時に両者が完全に当接する場合
のみならず一定間隙(扉閉塞部材64が扉用孔部66に挿入
される長さ以内)を有する場合も含まれる。尚、該平面
部64a と天井パネルとを扉閉塞部材64が扉用孔部66に挿
入される長さ以上の間隔を設けることにより、天井パネ
ルを側面パネル30等の上に載上したままで、扉体62を開
閉することもできる。
【0022】さらに、本発明に係るパネル式コンテナ
は、請求項記載の如く、正面パネル10が下方に位置す
る下枠10e を有してなり、底面部材40には、側面パネル
30伸長時に下枠10e の前面と当接可能な下枠止め67が上
方に向けて突設された構成を採用することもできる。該
構成からなる請求項記載のパネル式コンテナは、下枠
止め67によって下枠10e の変形を防止することが可能で
ある。即ち、コンテナ本体1 を組立て正面パネル10側よ
りフォークリフト等で内部に荷物を収容又は搬出するに
際して、フォークリフト等が下枠10e にぶつかったとし
ても、下枠止め67が下枠10e の前面と当接しているの
で、該下枠止め67によって衝撃を吸収することができ、
下枠10eの変形を防止することができる。
【0023】また、請求項記載のパネル式コンテナ
は、請求項記載の如く、底面部材40には回動軸22を介
して回動自在に連結された回動部材24が連結され、該回
動部材24には背面パネル20が立設されて、底面部材40に
背面パネル20が回動自在に連結されてなり、且つ該回動
部材24はパネル折畳状態で正面パネル10が回転軸22より
背面パネル20側に位置する幅L を有してなり、しかも正
面パネル10は回転軸22から前記下枠止め67の長さ以内の
高さである構成を採用することもできる。該構成からな
る請求項記載のパネル式コンテナは、コンテナ本体1
の天井パネル50を背面パネル20の背面側に回動し、側面
パネル30を折り曲げた後、背面パネル20を底面部材40側
に回動することで、底面部材40上に各パネル10, …を載
上して収容することができ、一方、収容状態のコンテナ
本体1 の背面パネル20を起立せしめ、側面パネル30を伸
長し、天井パネル50を回動することにより使用可能なコ
ンテナを提供することができる。特に、正面パネル10は
回転軸22から前記下枠止め67の長さ以内の高さであるの
で、コンテナ本体1 を折り畳む際に底面部材40より突設
された下枠止め67が邪魔になることがない。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係るパネル式コンテナの
実施形態について、以下、図1乃至図13に示す如きパ
ネル式コンテナについて説明する。
【0025】<第一実施形態>まず、図1乃至図9に示
す如きパネル式コンテナについて説明する。該パネル式
コンテナは、一枚の正面パネル10、一枚の背面パネル2
0、二枚の側面パネル30、一枚の天井パネル50及び底面
部材40とからコンテナ本体1 が構成されてなる。尚、こ
こで、各パネル10, …は、平板状部材と、該平板状部材
の両端に取付けられたアルミ製の枠材10a,…とから構成
されている。
【0026】前記正面パネル10の両端部の枠材10a は側
面パネル30の一方の枠材30a と回動自在に連結されてお
り、また背面パネル20の両端部の枠材20a は側面パネル
30の他方の枠材30a と回動自在に連結されており、しか
も側面パネル30は夫々中央部にヒンジ32を有して内側方
向に折り曲げ可能に構成されている。具体的には、図2
に示すように、正面パネル10の枠材10a に鍔部10c を有
する凹状部10b が形成され、側面パネル30の枠材30a に
は湾出部30c を有する略円筒状の突出部30b が形成さ
れ、前記凹状部10b に該突出部30b が嵌合されて、互い
に90度回動可能に構成されている。尚、背面パネル20
と側面パネル30との枠体20a,30a の関係も上記正面パネ
ル10と側面パネル30との枠材10a,30a と同様であるの
で、説明を省略する。
【0027】また、前記側面パネル30は、二つのパネル
体31,31 がヒンジ32により180度回動自在に連結され
て、内側に折り曲げ可能に形成されている。具体的に
は、パネル体31に前記枠材30a の他端で枠材31a が夫々
取付けられ、該枠材31a には湾出部31c を有する略円筒
状の突出部31b が形成され、ヒンジ32には鍔部32c を有
する凹状部32b が形成され、該凹状部32b に該突出部31
b が嵌合されて、ヒンジ32とパネル体31とが互いに90
度回動可能に構成されてなり、これによりパネル体31,3
1 同士は180度回動可能に連結されている。
【0028】さらに、該ヒンジ32には内面側より突出鍔
部35,35 が突設されており、該突出鍔部35,35 により板
状の側面固定部材34を保持可能に構成されている。
【0029】また、前記背面パネル20には、図3に示す
ように、その上端部背面側にヒンジ52が固着されてお
り、該ヒンジ52には天井パネル50の上面が固着されてお
り、これにより天井パネル50は背面パネル20の上端部と
回動自在に連結されてなる。
【0030】さらに、前記底面部材40は、従来より既存
のパレット49の上面に、図4に示すように平板状部材41
をビス等により固定して形成されている。尚、図4に於
いて43はビス等を挿通する為に平板状部材41に穿設され
たビス用孔である。
【0031】該平板状部材41には、その両側部に方形状
の穿孔がなされており、該穿孔に孔部42,42 を有するア
ミル部材44が嵌着されている。該アルミ部材44の孔部42
は、図5に示すように側面パネル30伸長時に前記ヒンジ
32の突出鍔部35,35 の下方、つまりヒンジ32の内側に隣
接するように設けられている。これにより該突出鍔部3
5,35 に側面固定部材34を保持せしめ下方にスライドさ
せることで孔部42に側面固定部材34の下端部を挿着でき
るように構成されている。尚、第一実施形態に於いて該
突出鍔部35,35 が請求項に於ける保持部36に相当す
る。
【0032】さらに、該側面固定部材34は、側面パネル
30の高さと略同一の長さを有し、且つその上端部には図
1及び図6に示すように外側に折り曲げられた折曲部34
a が形成されており、該折曲部34a はコンテナ組立時に
天井パネル50の下面と当接可能に設けられている。
【0033】前記平板状部材41は、図4に示すようにパ
レット49よりもその前後長さが短く、背面側においてパ
レット49が上面側に露出すべくパレット49の前面と面一
で固定されている。そして、この上面側が露出したパレ
ット49の背面側には、図7に示すように回動軸22を有す
る枠体21がビス21a により固着されており、該回転軸22
には背面パネル20が立設される回動部材24が回動自在に
連結されており、これにより背面パネル20が床部材40に
対して起伏可能に設けられている。具体的には、前記枠
体21には略円筒状の回転軸22が前方側より突設されてお
り、前記回動部材24の一端部には該回転軸22が嵌入され
る起伏用凹状部24b が形成されてなり、該起伏用凹状部
24b に回転軸22が嵌合されており、起伏用凹状部24b は
鍔部24c を有し且つ回転軸22は湾出部22c を有し、連結
部材24と枠体21とが90度回動可能に構成されている。
【0034】また、連結部材24は前記起伏用凹状部24b
の他端部において揺動用凹状部24eが突設されており、
背面パネル20の下端にはアルミからなる下端枠材20e が
固着され、該下端枠材20e の下方から略円筒状の突出部
20f が突設されており、該突出部20f が揺動用凹状部24
e に嵌合され、背面パネル20は連結部材24に対して揺動
可能に設けられている。具体的には、背面パネル20の略
円筒状の突出部20f は湾出部20g を有し、連結部材24の
揺動用凹状部24e は鍔部24e を有しており、背面パネル
20が連結部材24に対して背面側に約5度傾動すべく設け
られている。
【0035】さらに、連結部材24の起伏用凹状部24b か
ら揺動用凹状部24e までの距離は、側面パネル30を折り
畳んだ際に正面パネル10が起伏用凹状部24b(回転軸22)
より揺動用凹状部24e(背面パネル20) 側に位置するだけ
十分の幅Lを有している。
【0036】また、前記正面パネル10の平板状部材は、
図1に示すようにヒンジ11により連結された上下二枚の
板材12,13 により形成されており、上方側の板材12を下
方の板材13に対して回動させることにより、組み立てら
れたコンテナ本体1 の開閉が可能に構成されている。具
体的には、上方の板材12は、両端部が正面パネル10の枠
材10a と連結されておらず、正面パネル10の枠材10a,10
a の上端部に回動自在に取付けられたブラケット15,15
により支持されており、該ブラケット15,15 を上方側に
回動して上方の板材12の支持を開放することにより、上
方側の板材12が前方側に回動してコンテナ本体1 が開放
されるように構成されている。尚、第一実施形態に於い
てはブラケット15,15 は天井パネル50の下面と当接可能
に設けており、天井パネル50による上面閉塞時には該正
面パネル10の開放されないように構成されている。
【0037】さらに、前記底面部材40の正面側表面に、
図4及び図9に示すように、側面パネル30伸長時に正面
パネル10の下方の板材13の下端背面部と当接可能な当接
部48が突設されている。
【0038】また、正面パネル10の両側の枠材10a,10a
の下方部には図1、図6、図8及び図9に示すように側
方から夫々突出体17が突設されている。さらに、底面部
材40にはその前方両隅部にL字状の係止部材45が上方に
向けて突設されており、該係止部材45には背面側が開口
した溝部45b が穿設されており、側面パネル30伸長時に
図9に示すように該溝部45b の上縁部の係止片45a に突
出体17の軸部17a は係止される。ここで、前記係止片45
a は、側面パネル30を伸長し、正面パネル10の板材13が
当接部48を乗り越えて正面側に落ち込む際に突出体17を
係入すべく、図9に示すように背面側を上方に傾斜して
形成されている。つまり、第一実施形態に於いて該係止
片45a が請求項記載の係止手段46に相当する。
【0039】第一実施形態に於けるパネル式コンテナ
は、以上の構成からなり、以下の方法によって使用され
る。
【0040】まず、図8に示す如く収容されたパネル式
コンテナを目的地まで運搬した後、折り畳まれた正面パ
ネル10、背面パネル20、側面パネル30及び天井パネル50
を図7に示すように回動部材24により回動軸22を中心に
回動して起立せしめる。
【0041】次に、正面パネル10を正面側に引出し、側
面パネル30を伸長せしめる。この際に背面パネル20が背
面側に約5度傾動させて行うことにより、正面パネル10
及び側面パネル30と底面部材40との摩擦を回避すること
ができる。そして、側面パネル30の伸長により正面パネ
ル10が当接部48付近に達すると、背面パネル20を背面側
に傾動せしめつつ正面パネル10を正面側に引出して正面
パネル10を当接部48の正面側に落とし込む。これによ
り、図9に示すように突出体17が溝部45b に挿入され
る。
【0042】このように、正面パネル10を当接部48の正
面側に落とし込んだ後に、図6に示すように孔部42に側
面固定部材34の下端部を挿着する。そして、内部に荷物
を収容せしめた後に、天井パネル50を図3に示すように
正面側に回動すると、図1に示す如きパネル式コンテナ
が組み立てられる。さらに必要がある場合は、この組み
立てられたパネル式コンテナの天井パネル50上に他のコ
ンテナを載置することも可能である。
【0043】このようにして組み立てられたパネル式コ
ンテナは、上記と逆の手順で解体される。つまり、天井
パネル5 を背面側に回動し、側面固定部材34を孔部42よ
り離脱して、背面パネル20を背面側に傾動させて側面パ
ネル30を折り曲げ正面パネル10を当接部48の背面側に移
動し、さらに側面パネル30を折畳み正面パネル10を回転
軸22の背面側まで位置せしめ、折畳まれた各パネル10,
…を前方側に倒すことにより、図8に示す如くコンテナ
本体1 を折り畳んで収容することができる。
【0044】第一実施形態のパネル式コンテナは、上述
の如く使用できるので、以下の利点を有する。
【0045】第一実施形態のパネル式コンテナは、上述
の如く組み立ててコンテナとして使用することができる
とともに、不使用時には各パネル10, …を折り畳んでコ
ンパクトに収容することができる。
【0046】また、上述の如き組立・折畳作業でコンテ
ナを組立・収容することができるので、その作業性が極
めて容易であるという利点を有する。
【0047】さらに、側面パネル30を伸長してコンテナ
を使用している際に突出体17を係止片45a により係止す
ることで、正面パネル10及び側面パネル30が浮き上がり
を防止できる利点を有する。しかも、該突出体17は正面
パネル10の側方に設けられているので、各パネル10, …
を折り畳む際に突出体17が邪魔にならない。つまり突出
体17は側面パネル30に設けることも可能であるが、例え
ば側面パネル30のパネル体31に設けた場合にあっては折
畳状態において突出体17が他方のパネル31と当接してし
まい、かかる問題を回避する為に突出体17と他方のパネ
ル31と当接を回避する何らかの手段が必要となるのであ
る。
【0048】また、平板状部材41の孔部42に側面固定部
材34を挿着することにより、ヒンジ32の内面に側面固定
部材34が当接し、側面パネル30の内側への折れ曲がりを
阻止するので、コンテナとして使用している際に不用意
に側面パネル30が折れ曲がることがなく、且つ突出体17
が係止片45a より離脱することもなく、組立状態を確実
に維持できるという利点を有する。
【0049】特に、側面固定部材34をヒンジ32の保持部
36により保持するものゆえ不用意に側面固定部材34がヒ
ンジ32より離反することを防止でき、より的確に側面パ
ネル30の折れ曲がりを防止でき、しかも保持部36をヒン
ジ32に形成するものゆえにその製造が容易である。
【0050】さらに、天井パネル50を側面パネル30上に
載置した際に側面固定部材34が天井パネル50と当接する
ので、側面固定部材34の孔部32からの離脱が防止され
る。
【0051】また、側面パネル30伸長時に当接部48が正
面パネル10の板材13の下端背面部と当接するので、コン
テナ使用時及び正面パネル10の開閉時等に正面パネル10
に作用する力を当接部48により吸収することができ、こ
れにより正面パネル10に作用する力が孔部42に挿着した
側面固定部材34に過剰に働くことを防止でき、組立状態
をより確実に維持できる。
【0052】<第二実施形態>次に、本発明の他の実施
形態として、第一実施形態と正面パネル10及び底面部材
40の具体的構造の相違するパネル式コンテナを図10乃
至図13を参酌しつつ説明する。尚、正面パネル10以外
の各パネル20,30,50の具体的構成、及び、各パネル10,
…、底面部材40の相互間の連結は第一実施形態と同様で
あるので説明を省略する。
【0053】第二実施形態のパネル式コンテナの正面パ
ネル10にあっては、左右両側の横枠10d,10d 、該横枠10
d,10d の下端部と固着された下枠10e 、及び横枠10d,10
d に水平方向に回動自在に夫々連結された左右一対の扉
体61,62 とから構成され、該扉体61,62 によって正面側
を開閉自在に設けられている。ここで扉体61,62 は、平
面視L字状の横枠10d,10d と、前記側面パネル30のヒン
ジ32と略同様の構成からなる扉用ヒンジ63,63 を介し
て、水平方向に回動自在に連結されている。
【0054】また、該扉体61,62 は、扉用ヒンジ63,63
の反対側の自由端部に扉枠61a,62aを有してなり、該扉
枠61a,62a は扉体閉塞時に互いに嵌まり合う形状に形成
されている。具体的には図12に示す如く、右扉体61の
扉枠61a は扉枠本体61b の背面側より自由端側(図面左
側)に突出した突出部61c を有し、左扉体62の扉枠62a
は扉枠本体62b の正面側より自由端側(図面右側)に突
出した突出部62c を有し、扉体閉塞時に右扉体61の突出
部61c が左扉体62の扉枠本体62b と、左扉体62の突出部
62c が右扉体61の扉枠本体61b と夫々当接すべく構成さ
れている。
【0055】さらに、右扉体61の下端正面から、右扉体
61の閉塞時に図10及び図13に示す如く下枠10e の前
面部と当接可能な戸当たり61d が突設されており、これ
により右扉体61を背面側に回動した際に戸当たり61d が
下枠10e の前面部と当接して右扉体61の閉塞状態が得ら
れ、その後左扉体62を背面側に回動することで左扉体62
が右扉体61と嵌まり合い左右扉体61,62 の閉塞状態が得
られるよう構成されている。尚、左扉体62の下端前面か
らも下枠10e の前面部と当接可能な戸当たり62d が突設
されており、これらの戸当たり61d,62d は、前記下枠10
e に当接可能な垂下部分と、該垂下部分から水平に背面
側に屈曲した各扉体61,62 の厚み分の幅を有する水平部
分と、該水平部分から垂直に立ち上がった垂直部分とか
らなり、該垂直部分が各扉体61,62 の背面と接合される
ことにより、夫々扉体61,62 の下端正面から下方に突設
されている。
【0056】また、前記左扉体62の扉枠本体61b には図
12に示すように板状の扉閉塞部材64を保持可能な鍔部
65,65 が突設されており、下枠10e には図11に示すよ
うに左扉体62の閉塞時に該鍔部65,65 の下方に扉用孔部
66が形成されている。これにより、鍔部65,65 に保持さ
れた扉閉塞部材64を下方にスライドさせることで扉用孔
部66に側面固定部材34の下端部を挿着でき、左扉体62の
閉塞状態が維持されるよう構成されている。尚、該左扉
体62の閉塞状態の維持により左扉体62と嵌まり合う右扉
体61が正面側に回動できず、扉体61,62 の閉塞状態が維
持される。
【0057】さらに、扉閉塞部材64は、正面パネル10の
高さと略同一の長さを有し、且つその上端部には図12
に示すように内側に折り曲げられた水平部64a 及び該水
平部64a の背面側より下方に垂下した屈曲部64b が形成
されている。ここで水平部34a はコンテナ組立時に天井
パネル50の下面と当接可能に設けられ、屈曲部64b は扉
体閉塞時に右扉体61の突出部61c を保持可能に形成され
ている。
【0058】前記底面部材40は、第一実施形態と同様
に、孔部42を有する平板状部材41をパレット49の上面に
固定して形成されており、該パレット49に取付けた回動
軸22を有する枠体21を介して背面パネル20と回動自在に
連結されている。ここで、第二実施形態に於いて突出体
17を係止する係止部材45の係止片45a は略水平に形成さ
れている。つまり、第二実施形態に於いては当接部48を
設けていないため係止片45a を上方に傾斜して形成する
ことを要せず、正面パネル10及び側面パネル30が浮き上
がりをより確実に防止できる。
【0059】さらに、底面部材40には、図12に示すよ
うにその前面略中央に二箇所、側面パネル30伸長時に前
記正面パネル10の下枠10e の前面と当接可能な下枠止め
67,67 が上方に向けて突設されている。尚、前記正面パ
ネル10は平板状部材41の前後長さと略同様の高さを有し
てなり、これにより正面パネル10は回転軸22から前記下
枠止め67の長さ以内の高さに形成されている。
【0060】第二実施形態のパネル式コンテナは以上の
構成からなり、第一実施形態と同様の方法によって組立
・解体され、第一実施形態と略同様の利点を有する。
【0061】また、第二実施形態のパネル式コンテナに
あっては、扉閉塞部材64を挿脱自在な扉用孔部66が形成
されてなるので、扉体62を閉塞した後に扉体62に保持さ
れた扉閉塞部材64を下方に移動せしめ、扉閉塞部材64を
下枠10e の扉用孔部66に挿通せしめることにより、扉体
62の開放を防止できるという利点を有する。
【0062】さらに、扉閉塞部材64を扉体62に保持する
ものゆえ扉閉塞部材64を別途保管等する必要がなく、扉
閉塞部材64が天井パネル50を側面パネル30上に載置した
際に天井パネル50と当接するので扉用孔部66からの離脱
が防止される。また、扉閉塞部材64は閉塞時に右扉体61
を保持可能な屈曲部64b を有するので、該屈曲部64b に
よっても右扉体61の背面側の回動を的確に防止できる。
【0063】また、扉閉塞部材64が挿通される扉用孔部
66は正面パネル10の下枠10e に形成されてなるので、コ
ンテナ本体1 の折り畳む際にも扉体62の閉塞状態を維持
することができる。
【0064】尚、上記の各実施形態のパネル式コンテナ
は、以上の構成からなる為、上述の如き利点を有した
が、本発明に係るパネル式コンテナは上記実施形態に限
定されるものではなく、側面パネル30が内側に折り曲げ
可能に形成され、コンテナ本体1 が側面パネル30伸長時
に該パネル30の底部に位置する底面部材40を有し、該底
面部材40には側面パネル30伸長時に側面パネル30の内面
と当接可能な側面固定部材34を挿脱自在な孔部42が形成
されててなるパネル式コンテナであれば、本発明の範囲
に属する。
【0065】即ち、上記何れの実施形態に於いては、正
面パネル10を開閉可能に設けたものについて説明した
が、本発明は必ずしもこれに限定されるものでなく、正
面パネル10が開閉できないものであっても本発明の範囲
に属し、また正面パネル10以外のパネル20, …を開閉可
能に設けることも適宜設計変更可能である。
【0066】また、上記第二実施形態に於いては、右扉
体61を閉塞した後に左扉体62を閉塞することによって端
部が互いに嵌まり合うよう形成され、左扉体62を側面固
定部材34によって固定するものについて説明したが、逆
に左扉体62を閉塞した後に右扉体61を閉塞することで互
いに嵌まり合い、閉塞する際に後から閉じられる右扉体
61を側面固定部材34によって固定するものであっても、
上記第二実施形態と同様の利点を有する。
【0067】さらに、底面部材40も上記実施形態のもの
に限定されず、例えば底面部材40を各パネル10, …の下
方にのみ位置するアルミ枠から構成することも可能で、
該底面部材40の具体的構成は適宜設計変更可能である。
尚、底面部材40に、正面パネル10を前面側に引き出す際
に突出体17がスライド可能なスライド溝を設けることも
でき、これにより正面パネル10の引出しがより容易とな
る。
【0068】また、その他の具体的構成も上記実施形態
のものに限定されるものでなく、本発明の意図する範囲
で適宜設計変更自在である。
【0069】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るパネル式コ
ンテナは、各パネル同士が回動自在に連結され、側面パ
ネルが折り曲げ可能に形成されているので、側面パネル
を折り曲げてコンテナ本体を折り畳んで収容することで
不使用時には容易に運搬することができ、該組立・折畳
作業を容易に行うことができるという効果を奏するとと
もに、底面部材に側面固定部材を挿脱自在な孔部が形成
されてなるので、側面パネル伸長時に底面部材の孔部に
側面固定部材を挿通すると、側面パネルの内面に側面固
定部材が当接して、該側面パネルの内側への移動を阻止
するので、コンテナとして使用している際に不用意に側
面パネルが折れ曲がることがないという効果を有する。
【0070】また側面パネルに側面固定部材を保持す
る保持部を形成した為、孔部に挿通された側面固定部材
を側面パネルの保持部により保持することで、側面固定
部材が側面パネルより離反することがなく、コンテナ使
用時に側面パネルが不用意に折れ曲がることを的確に防
止できるという効果を奏する。
【0071】さらに底面部材に係止手段を設けたもの
ゆえ、側面パネルを伸長した際に係止手段で正面パネル
の上方への浮き上がりを防止でき、正面パネル等の浮き
上がりによる側面固定部材の離脱のおそれがないという
効果を奏する。
【0072】また、請求項記載のパネル式コンテナ
は、扉体の開放により内部に荷物を収容又は搬出するこ
とができるとともに、扉閉塞部材を下枠の孔部に挿通せ
しめることで不用意に扉体が開放されることを的確に防
止でき、特に孔部は正面パネルの下枠に形成されてなる
ので、コンテナ本体の折り畳むに際しても扉閉塞部材に
よって扉体を閉塞しておくことができるという効果を有
する。
【0073】さらに、請求項記載のパネル式コンテナ
は、底面部材に正面パネルの下枠の前面と当接可能な下
枠止めを突設してなるので、該下枠止めによって下枠の
変形を防止することが可能であり、下枠の変形等により
コンテナ本体の組立又は折畳が不可能になることを防止
できるという効果を奏する。
【0074】また、請求項記載のパネル式コンテナ
は、側面パネルを内側に折り曲げて折り畳んだ後に、下
枠止めが邪魔になることなく背面パネルを底面部材側に
回動させることができ、これにより不使用時に底面部材
上に各パネルを折り畳み運搬することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のパネル式コンテナの組
立状態の概略を示す斜視図。
【図2】同実施形態のパネル式コンテナの折畳状態に於
ける正面パネル、背面パネル及び側面パネルの連結状態
を示す要部拡大端面正面図。
【図3】同実施形態のパネル式コンテナの背面パネルと
天井パネルとの連結状態を示す要部拡大端面側面図で、
(イ)は天井パネルを側面パネル等に載上した状態を示
す要部拡大端面側面図、(ロ)は天井パネルを側面パネ
ル等に背面側に回動した状態を示す要部拡大端面側面
図。
【図4】同実施形態のパネル式コンテナの底面部材の斜
視図。
【図5】同実施形態のパネル式コンテナの側面パネルの
伸長状態に於ける要部拡大断面平面図。
【図6】同実施形態のパネル式コンテナの組立状態から
天井パネルを開放した状態の概略を示す斜視図。
【図7】同実施形態のパネル式コンテナの回動部材の回
動状態を示す要部拡大端面側面図で、(イ)は正面パネ
ル等が立設されている状態を示す要部拡大端面側面図、
(ロ)は正面パネル等が正面側に倒された状態を示す要
部拡大端面側面図。
【図8】同実施形態のパネル式コンテナの折畳状態の概
略を示す斜視図。
【図9】同実施形態のパネル式コンテナの側面パネル伸
長状態に於ける要部拡大側面図。
【図10】本発明の第二実施形態のパネル式コンテナの
の組立状態から天井パネルを開放した状態の概略を示す
斜視図。
【図11】同実施形態のパネル式コンテナの要部拡大正
面図。
【図12】同実施形態のパネル式コンテナの要部拡大断
面平面図。
【図13】同実施形態のパネル式コンテナの底面部材の
斜視図。
【符号の説明】
1…コンテナ本体、10…正面パネル、 10e …下枠、
17…突出体 20…背面パネル、 22…回動軸、 24…回動部材、
30…側面パネル 32…ヒンジ、 34…側面固定部材、34a …折曲部、
36…保持部 40…底面部材、 42…孔部、 45…係止部材、
45a …係止片 46…係止手段、 48…当接部、 50…天井パネ
ル、 61…扉体 64…扉閉塞部材、 66…扉用孔部 67…下枠止め L…回転軸と背面パネルとの間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−15583(JP,A) 特開 平6−80142(JP,A) 特開 平5−278784(JP,A) 実開 昭53−129637(JP,U) 実開 昭52−130851(JP,U) 登録実用新案3025616(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 88/12 B65D 88/52 B65D 19/02 - 19/20 B65D 6/18 - 6/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも正面パネル(10)、背面パネル
    (20)、側面パネル(30)とからコンテナ本体(1)が形成さ
    れてなるパネル式コンテナであって、前記パネル(10,・・
    ・)が隣接するパネル(30,・・・)と回動自在に夫々連結さ
    れ、側面パネル(30)は内側に折り曲げに形成され、しか
    も前記コンテナ本体(1)は側面パネル(30)の伸長時に該
    パネル(30)の底部に位置する底面部材(40)を有し、該底
    面部材(40)には側面パネル(30)伸長時に側面パネル(30)
    の内面と当接可能な側面固定部材(34)を挿脱自在な孔部
    (42)が形成されるとともに、前記側面パネル(30)には前
    記側面固定部材(34)を保持可能な保持部(36)が形成さ
    れ、かつ前記正面パネル(10)に設けられた突出体(17)
    と、前記底面部材(40)に設けられた係止部材(45)とから
    なる係止手段(46)が設けられ、前記側面パネル(30)の伸
    長時に前記突出体(17)を前記係止手段(46)に係止してな
    ることを特徴とするパネル式コンテナ。
  2. 【請求項2】 前記正面パネル(10)が水平方向に回動自
    在な扉体(62)と該扉体(62)の下方に位置する下枠(10e)
    とを有してなり、且つ前記下枠(10e)には扉体(62)を閉
    塞する扉閉塞部材(64)を挿脱自在な扉用孔部(66)が形成
    されてなり、しかも前記扉閉塞部材(64)は扉体(62)に上
    下動自在に保持されてなる請求項1に記載のパネル式コ
    ンテナ。
  3. 【請求項3】 前記正面パネル(10)が下方に位置する下
    枠(10e)を有してなり、前記底面部材(40)には、側面パ
    ネル(30)伸長時に該下枠(10e)の前面と当接可能な下枠
    止め(67)が上方に向けて突設されてなる請求項1又は2
    に記載のパネル式コンテナ。
  4. 【請求項4】 前記底面部材(40)には回動軸(22)を介し
    て回動自在に連結された回動部材(24)が連結され、該回
    動部材(24)には背面パネル(20)が立設されて、底面部材
    (40)に背面パネル(20)が回動自在に連結されてなり、且
    つ該回動部材(24)はパネル折畳状態で正面パネル(10)が
    回転軸(22)より背面パネル(20)側に位置する幅(L)を有
    してなり、しかも正面パネル(10)は回転軸(22)から前記
    下枠止め(67)の長さ以内の高さである請求項3記載のパ
    ネル式コンテナ。
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