JP3052704B2 - フロントデフレクタ - Google Patents

フロントデフレクタ

Info

Publication number
JP3052704B2
JP3052704B2 JP5304914A JP30491493A JP3052704B2 JP 3052704 B2 JP3052704 B2 JP 3052704B2 JP 5304914 A JP5304914 A JP 5304914A JP 30491493 A JP30491493 A JP 30491493A JP 3052704 B2 JP3052704 B2 JP 3052704B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front deflector
deflector
pipe
shape
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5304914A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07156840A (ja
Inventor
卓男 山口
伸洋 鈴木
雅洋 富永
賢幸 田嶋
学 玉村
勝 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP5304914A priority Critical patent/JP3052704B2/ja
Publication of JPH07156840A publication Critical patent/JPH07156840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3052704B2 publication Critical patent/JP3052704B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントウインドウガ
ラス下部周辺の走行風の整流を行なうフロントデフレク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】フロントデッキに設けられる自動車用の
フロントデフレクタは、一般的にフロントウインドウガ
ラス下部周辺に流れる走行風の流れを整える整流機能を
発揮させるために設けられている。これらフロントデフ
レクタは一般に硬質のプラスチックで成形され、形状は
車両のボンネットやフロントウインドウガラスの形状
(3次曲面)に沿った形となっている。このため、車種
に応じた形状のフロントデフレクタが射出成形によって
形成され、フロントデフレクタは直接または取付部材を
介して車体に固定されるようになっている(実公昭51
−24923号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフロントデフレ
クタは車種毎に形成されているため、射出成形に用いる
型を車種に応じて製作する必要があった。このため、準
備費用が嵩みコスト高を招いていた。本発明は上記状況
に鑑みてなされたもので、複数種の車種に適用可能なフ
ロントデフレクタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、車幅方向に延びてフロントウインド
ウガラスの下部に設けられる変形自在な半硬質材製のデ
フレクタ本体と、デフレクタ本体に沿って長手方向に形
成される芯材取付部と、車幅方向に延びてボンネットの
後端に沿った形状の所望形状に形成されデフレクタ本体
の芯材取付部に嵌合されることによりデフレクタ本体を
前記ボンネットの後端に沿った形状の所望形状に形成せ
しめる芯材とを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】車種に応じた形状の芯材を準備し、デフレクタ
本体に形成された芯材取付部に芯材を取付けることでデ
フレクタ本体を芯材に沿った形状、即ち車種に応じた形
状に変形させる。
【0006】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係るフロントデ
フレクタを備えた車両の外観、図2には図1中のII−II
線矢視を示してある。
【0007】図1に示すように、自動車(車両)1のボ
ンネット2とフロントウインドウガラス(フロントウイ
ンドウ)3の間には外気導入口4が形成され、外気導入
口4にはフロントデフレクタ5が設けられ、フロントデ
フレクタ5は車両1の車幅方向に延びて設けられてい
る。
【0008】図2に示すように、カウルボックス6には
フロントデフレクタ5が止めねじ7によって固定されて
いる。フロントデフレクタ5は、車両走行時にボンネッ
ト2上を流れる気流を車室8内に導くように下方に延び
るガイド部9と、気流をフロントウインドウ3の上部へ
導くようにフロントウインドウ3に沿って上方に延びる
整流部10とで構成されている。ガイド部9と整流部1
0の分岐部11は、外気導入口4の開口前縁となるボン
ネット2の後端縁(フードアウタヘミング部)より若干
上方に設定され、分岐部11とボンネット2の後縁部と
の間には車高方向に若干の隙間が存在するようになって
いる。
【0009】デフレクタ本体としてのフロントデフレク
タ5の裏側には芯材取付部としてのパイプ挿入穴12が
車幅方向に沿って設けられ、パイプ挿入穴12には形状
を規制し、例えば金属等で加工成形される芯材としての
パイプ13が挿入されている。フロントデフレクタ5は
半硬質材の樹脂製で、パイプ13の形状は、ボンネット
2の後端の形状に沿った3次元形状(所望形状)となっ
ている。パイプ挿入穴12にパイプ13を挿入すること
により、フロントデフレクタ5はパイプ13の形状、即
ちボンネット2の後端の形状に沿った3次元形状に変形
される(所望形状に形成せしめる)。つまり、フロント
デフレクタ5は、パイプ13が挿入されるパイプ挿入穴
12が変形自在な本体に設けられた構成になっている。
【0010】フロントデフレクタ5は押出し成形によっ
て形成され、複数の車種に対して同一形状となってい
る。パイプ13は車種毎に準備され、各車種に対応した
3次元形状となっている。つまり、車種が変更になった
場合、車種に対応したパイプ13をフロントデフレクタ
5に形成されたパイプ挿入穴12に挿入し、デフレクタ
としての形状を成形する。その後、そのフロントデフレ
クタ5をブラケットを介して止めねじ7により車両1に
取付けることで、フロントデフレクタ5を異なる車種の
3次元形状に沿わすことができる。
【0011】従って、フロントデフレクタ5を成形する
ための型を車種毎に準備する必要がなくなり、型の種類
を大幅に減少させることができる。
【0012】図3,及至図6に基づいてフロントデフレ
クタの他の実施例を説明する。図3,図4には本発明の
他実施例に係るフロントデフレクタの断面、図5には図
4で示したフロントデフレクタ33の斜視、図6には図
4中のパイプ32の斜視を示してある。尚、図1,図2
で示した部材と同一部材には同一符号を示してある。
【0013】図3に示すように、ボンネット2にはブラ
ケット21が取付けられ、ブラケット21には芯材とし
てのパイプ22が車幅方向に沿って固定されている。パ
イプ22の形状は、ボンネット2の後端の形状に沿った
3次元形状となっている。フロントデフレクタ23は、
ガイド部24と整流部25とで構成され、半硬質材の樹
脂製となっている。フロントデフレクタ23には芯材挿
入部としての切欠穴26が車幅方向に沿って設けられ、
パイプ22を切欠穴26に挿入することにより、フロン
トデフレクタ23はボンネット2に沿った形状に成形さ
れる。即ち、切欠穴26にパイプ22を挿入し、ブラケ
ット21をボンネット2に取付けることにより、フロン
トデフレクタ23は車両に取付けられる。
【0014】図3で示したフロントデフレクタ23も、
前述同様に複数の車種に対して同一形状となっており、
パイプ22は車種毎の形状に対応した3次元形状となっ
ている。従って、共通形状のフロントデフレクタ23の
切欠穴26に車種毎のパイプ22を挿入することによ
り、フロントデフレクタ23を車種の形状に合った3次
元形状に沿わせることができる。また、フロントデフレ
クタ23は、ブラケット21を介してボンネット2に取
付けられているため、車両への取付けが容易に行なえ
る。
【0015】図4、図5、図6に示すように、カウルボ
ックス6にはブラケット31が取付けられ、ブラケット
31には芯材としてのパイプ32が車幅方向に沿って固
定されている。パイプ32の形状は、図6に示すよう
に、ボンネット2の後端の形状に沿った3次元形状とな
っている。パイプ32の両端は図示しないエンジンの冷
却水路に連通され、パイプ32内にはエンジンを冷却し
た温水が循環されるようになっている。フロントデフレ
クタ33は、図5に示すように、ガイド部34と整流部
35とで構成され、半硬質材の樹脂製となっている。フ
ロントデフレクタ33には芯材取付部としての嵌合溝3
6が車幅方向に沿って形成され、嵌合溝36をパイプ3
2に嵌合することでフロントデフレクタ33はカウルボ
ックス6に取付けられる。即ち、パイプ32に嵌合溝3
6を嵌合することにより、フロントデフレクタ33は車
両のボンネットに沿った形状に成形され取付けられる。
【0016】図4及至図6で示したフロントデフレクタ
33も、前述同様に複数の車種に対して同一形状となっ
ており、パイプ32は車種毎の形状に対応した3次元形
状となっている。従って、車種毎のパイプ32をブラケ
ット31を介してカウルボックス6に取付け、共通形状
のフロントデフレクタ33の嵌合溝36をパイプ32に
嵌合することにより、フロントデフレクタ33を車種の
形状に合った3次元形状に沿わせることができる。ま
た、パイプ32内にはエンジンを冷却した温水が循環さ
れるようになっているため、パイプ32が温められてフ
ロントデフレクタ33に融雪機能を持たせることができ
る。
【0017】尚、上記実施例では芯材としてパイプを用
いたが、芯材の形状としては三角柱、四角柱等他の形状
を用いることも可能である。また、芯材の材料も金属に
限定されるものではない。
【0018】
【発明の効果】本発明のフロントデフレクタは、形状を
規制する芯材が取付けられる芯材取付部を変形自在な本
体に設けたので、車種に応じた形状の芯材を準備し、芯
材取付部に芯材を取付けることで車種に応じた形状にフ
ロントデフレクタを変形させることができる。この結
果、共通のフロントデフレクタを複数車種に共用するこ
とができ、フロントデフレクタを成形するための型を車
種毎に準備する必要がなくなり、型の種類を大幅に減少
させてコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフロントデフレクタを
備えた車両の外観図。
【図2】図1中のII−II線矢視図。
【図3】本発明の他実施例に係るフロントデフレクタの
断面図。
【図4】本発明の他実施例に係るフロントデフレクタの
断面図。
【図5】図4で示したフロントデフレクタの斜視図。
【図6】図4中のパイプの斜視図。
【符号の説明】
1 自動車(車両) 2 ボンネット 3 フロントウインドウガラス(フロントウインドウ) 4 外気導入口 5,23,33 フロントデフレクタ 12 パイプ挿入穴 13,22,32 パイプ 26 切欠穴 36 嵌合溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 伸洋 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社 岡 崎事業所内 (72)発明者 富永 雅洋 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社 岡 崎事業所内 (72)発明者 田嶋 賢幸 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社 岡 崎事業所内 (72)発明者 玉村 学 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 小池 勝 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−39002(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 35/00 - 37/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に延びてフロントウインドウガ
    ラスの下部に設けられる変形自在な半硬質材製のデフレ
    クタ本体と、デフレクタ本体に沿って長手方向に形成さ
    れる芯材取付部と、車幅方向に延びてボンネットの後端
    に沿った形状の所望形状に形成されデフレクタ本体の芯
    材取付部に嵌合されることによりデフレクタ本体を前記
    ボンネットの後端に沿った形状の所望形状に形成せしめ
    る芯材とを備えたことを特徴とするフロントデフレク
    タ。
JP5304914A 1993-12-06 1993-12-06 フロントデフレクタ Expired - Fee Related JP3052704B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5304914A JP3052704B2 (ja) 1993-12-06 1993-12-06 フロントデフレクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5304914A JP3052704B2 (ja) 1993-12-06 1993-12-06 フロントデフレクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07156840A JPH07156840A (ja) 1995-06-20
JP3052704B2 true JP3052704B2 (ja) 2000-06-19

Family

ID=17938827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5304914A Expired - Fee Related JP3052704B2 (ja) 1993-12-06 1993-12-06 フロントデフレクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3052704B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113844551B (zh) * 2021-09-28 2022-11-18 浙江零跑科技股份有限公司 一种自适应乘用车扰流板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07156840A (ja) 1995-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3717823B2 (ja) 自動車用ドアミラー
US4365826A (en) Steering column supporting structure for motor vehicle
US4619073A (en) Adjustable shutter assembly and method of making the same
US6347823B1 (en) Vehicle front end panel with horn cover
JPH1170887A (ja) 車両のユニットを通気するための装置
US6006459A (en) Vehicle license plate cover
JP3052704B2 (ja) フロントデフレクタ
US5845960A (en) Rear spoiler
JP3324423B2 (ja) デフロスタの風量分配調整装置
JP3437752B2 (ja) 空気ダクト屈曲部の空気案内構造
JP3174102B2 (ja) 自動車の前部構造
US4771679A (en) Air box construction for automotive vehicles
JP3085302B1 (ja) デフロスタノズル
JPS6152007B2 (ja)
JPH0415124A (ja) 自動車フロント部の冷却風取入構造
JPS6232119Y2 (ja)
CN219077155U (zh) 一种前保险杠蒙皮结构
KR0122656Y1 (ko) 자동차 대시패널에 장착되는 그릴구조
KR100381471B1 (ko) 자동차의 라디에이터 그릴
CN212022338U (zh) 一种适应不同尺寸的汽车车身的仪表板结构
JPS641163Y2 (ja)
JP2512035Y2 (ja) 自動車の走行風導入構造
KR100435274B1 (ko) 자동차의 라디에이터구조
JPH0437008Y2 (ja)
JP2000326722A (ja) 空調装置用のダクト構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000307

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees