JP3052209U - ディスクカートリッジのバネ係止機構 - Google Patents

ディスクカートリッジのバネ係止機構

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JP3052209U
JP3052209U JP1998002418U JP241898U JP3052209U JP 3052209 U JP3052209 U JP 3052209U JP 1998002418 U JP1998002418 U JP 1998002418U JP 241898 U JP241898 U JP 241898U JP 3052209 U JP3052209 U JP 3052209U
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shell
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JP1998002418U
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Inventor
英夫 林田
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有限会社レイニックス・インターナショナル
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 バネ脚端部の挿入案内溝の側壁に突起構造を
設ける以外のディスクカートリッジに於けるバネの飛び
出し防止機構を提供する。 【解決手段】 バネ脚端部103の挿入案内溝11の底
面13に突起構造18を設ける事によって従来の手法と
は別個な手段で同様なバネの飛び出し防止効果を得る事
が可能となった。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 [考案の属する技術分野] 本考案は光磁気ディスクなどの記録用媒体を収納するディスクカートリッジの 構造及び機構に関するものであり、詳細にはカートリッジのシャッターを開閉す るためのバネの端部の係止機構に関するものである。
【0002】 [従来の技術] 従来の光磁気ディスクカートリッジに於いてシャッター板の開閉はこれを取り 付けた“スライダー”と呼称される摺動用滑動子の一端部とシェル構造の一部に 設けられたバネ固定用座との間に略“V”字型をしたコイルバネを配置する事で 行われており、このコイルバネの両脚の固定機構は、スライダー側に於いてはカ ートリッジ組立行程最終段階でのバネ挿入行程に於いてバネ端を固定座に案内す るバネ脚端部案内溝と、この案内溝の終端部に構成されるバネ脚端部固定座によ り構成され、一方シェル側に於いてもバネ挿入時のバネ端部案内用の溝及び最終 的な固定用の固定座をもって構成するのが一般的である。
【0003】 光ディスクカートリッジの外観は図1に示す如くB面側シェル(1)、A面側 シェル(21)の結合により構成される内部空間に記録ディスクを包含し、記録 ヘッドや駆動モーターのスピンドルアクセス窓などを開閉する為のB面側シャッ ター板(61)、A面側シャッター板(81)及びこれと一体的に結合されてシ ェルと嵌合して摺動するスライダー(図2 40)などを主構成要素として組立 てられている。 B面側シェルにはその他書込禁止検知部(2)やラベル貼付用凹面(3)を有 し、A面側シェルには書込禁止キー操作部(22)、ラベル貼付用凹面(23) などの他、基準穴(24)、アラインメント穴(25)、A面側シャッター下部 抑え板(26)などが構成されている。
【0004】 図2にA、B各面シェルの内部構造を示す。両シェル内部には円形壁(8、2 8)を有し、両シェルはその結合機構(7、27)により結合されている。この 結合はネジ止め方式や超音波溶着などの方法で行われている。シェル外面を摺動 するシャッター板(61、81)は図2(a)に示す如きスライダー(40)と 一体的に構成され、このスライダー部(40)は延伸部(41)を有していて、 これを含む両端部にシェル構造と嵌合して滑動する滑子(42、44)が設けら れている。
【0005】 本考案の対象となるバネ(100)両端の固定部位は片側がスライダー側バネ 端固定構造(45)として示されるものであり、他側がシェル側バネ端固定構造 (10)として図2(a)に示される部位である。基本的な構造はスライダー側 、シェル側共に共通の考え方で構成されるので本説明に於いてはシェル側のバネ 端固定構造のみについて説明する。 図3(a)及び(b)には現在用いられる概述のバネ飛び出し防止の機構の例 を示した。シェル側のバネ端部固定構造(10)は、カートリッジ組立て後にバ ネを自動挿入器などにより外部より挿入する為、通常バネ端部が自動的に固定位 置(12)に向かって移行する様に案内する為の案内溝(11)が設けられ、略 90度に折曲げた脚端部(103)を固定位置(12)に案内する構造を有して いる。バネ脚端部の固定位置(12)への移動は両脚の設計角度より狭められつ つ挿入されるバネが開こうとする自らの力により自動的に固定位置(12)へ向 かう様に案内溝(11)を構成する。
【0006】 ところで“V”字型コイルバネは寸法上などの各種制約があり、比較的余裕の 無い設計を余儀なくされ、またカートリッジは可搬型であるため不用意に落下さ せる可能性があり、規定による落下テストなどによりバネが飛び出し脱離する様 な事があってはならない。通常シャッターの閉位置でのバネ両脚の構成する角度 が十分大きければかなりの落下衝撃でも所謂“腓返り”状態でコイル部がシェル 外部に飛び出す事はないが、シェル内部構造等との干渉でバネ脚の長さが十分取 れない場合などにはシャッター閉位置でのバネ両脚の構成する角度が小さくなり 、カートリッジ頂部を下にした落下衝撃により、バネの最大質量を占めるコイル 部分が外方に飛び出す場合があり得る。
【0007】 図3(b)にこの現象に対処する現行の機構を示す。説明の都合上90度に折 り曲げられた先端部分(103)の長さ方向とほぼ直角に交わる面を案内溝の底 面(13)、底面とほぼ直角に交わり90度折曲げ部の周囲を囲む全ての面を案 内溝の側壁(14、15など)と呼ぶ。図3(b)に例示したものはカートリッ ジのドライブ装置への挿入方向と直角な側壁面(14、15)を有し、その挿入 側側壁面(14)に側壁より突出した90度折曲げ部の離脱防止用突起構造(1 6)を持たせた例であり、同様に挿入方向とは反対側の案内溝(11)の側壁面 (15)に離脱防止用突起構造(17)を設けたものを同時に示したものである 。この突起構造は片方のみでも良く、両方を設けても良い。この様に従来技術に 於いては略90度に曲げられたバネ脚先端部の長手方向とは直角方向に突出する 構造部を挿入案内溝の側壁に設ける事によって飛び出し防止機構としてきた。こ の構造部の構成面はカートリッジの駆動装置への挿入側の側壁であるか、又はそ の反対側の側壁であるものに限られていた。
【0008】 [考案が解決しようとする課題] 本考案は、上記概述した飛び出し防止機構とは異なる別個の機構を創出するも のであり、上述の機構に対する代案を提供するものである。
【0009】 [課題を解決するための手段] 本来この様なコイルバネの衝撃による飛び出し防止は第一要因である“腓返り ”を防止するため、その最大質量の集中部であるコイル部が衝撃を受けても規定 の範囲を超えてシェル外方に移動しない様、コイル部上部に移動を規制する壁な どを設けて阻止する方法を講ずるが、実際には自動バネ挿入時に壁が邪魔になり 易いため、両端部の移動を阻止して“腓返り”を防止しようとするものである。 本考案によるバネの飛び出し防止機構は従来案内溝(11)の側壁(14、1 5など)に設けられていたバネ端部(103)の移動防止用の突起構造物を案内 溝(11)の底面(13)部に構成することを特徴とする。 [考案の実施の形態]
【0010】 図4及び図5に示す様に本考案による機構もバネの挿入時にバネ端部が案内誘 導される為の案内溝(11)とそれに沿ってバネ端部が移動する案内溝側壁(1 4、15)とを有しており、バネ端部はバネの開こうとする力に因り案内溝最深 部の側壁に押しつけられて固定位置(12)に固定される。本考案では図4及び 図5中に示した様に、バネ端部の抜け防止機能を有する移動防止用の突起状構造 物が高さhにて案内溝(11)の底面(13)に設けられる。図4に於いては突 起状構造物(18)の位置はカートリッジのドライブ装置への挿入方向の側壁( 14)に偏った位置の案内溝底面(13)に設けられており、この突起状構造物 (18)と概側壁(14)との隔離距離は最短部に於いてバネ端部の直径φより 狭く構成されていれば良い。これによってバネ端部(103)はカートリッジ挿 入方向の案内溝側壁(14)に沿っては抜ける方向に移動できない。挿入方向と 反対側の側壁(15)近傍にこの様な移動防止機構を設ければその側壁(15) に沿ったバネ端の移動は阻止可能である。
【0011】 図5に示すものは本考案の別の形態である。図5中断面A−Aに示す様に本形 態では案内溝の底面(13)からバネ固定位置(12)に向かって底面が傾斜を 持って次第に突出して来る構造を有し、バネ固定位置(12)はこの最大突出高 さhより低い底面(13)を有するバネ固定座を構成する事によって、バネ固定 位置(12)の近傍でバネ脚部の離脱に対する阻止壁を構成するものである。 図4及び図5に示した案内溝底面(13)に設ける突起状構造(18)の高さ hは周囲の側壁(14、15など)と同じ高さであっても良く、その最小高さは バネ脚(102)がこれと直角方向にずれ得る寸法許容範囲とバネ先端折曲げ部 (103)の長さbとにより設計的に決定すれば良い。
【0012】 [考案の効果] 本考案により従来のバネ飛び出し防止機構とは異なる別個の機構が創出され、 従来技術を用いられない場合の代替えが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)光磁気ディスクカートリッジのB面側か
ら見た外観を示す斜視図。 (b)光磁気ディスクカートリッジのA面側から見た外
観を示す斜視図。
【図2】(a)B面側シェルの内面を示す平面図にスラ
イダー断面図を併記した図。 (b)A面側シェルの内面を示す平面図。
【図3】従来技術によるバネ端固定構造を説明する平面
図、矢視図(N)及び断面図(A−A断面)。 (a)通常用いられる構造を示す図。 (b)通常用いられる変型構造を示す図。
【図4】本考案によるバネ端固定構造を説明する平面
図、矢視図(N)及び断面図(A−A断面)。
【図5】本考案によるバネ端固定構造の変型を説明する
平面図、矢視図(N)及び断面図(A−A断面)。
【符号の説明】
1 B面側シェル 2 書込禁止検知部 3 B面ラベル部 7 B面側係合機構 8 B面側円形壁 10 シェル側バネ端固定構造 11 案内溝 12 固定位置 13 案内溝底面 14 案内溝上側側壁 15 案内溝下側側壁 16 上側突起構造 17 下側突起構造 18 底側突起構造1 19 底側突起構造2 21 A面側シェル 22 書込禁止操作部 23 A面ラベル部 24 基準穴 25 アラインメント穴 26 シャッター下部押さえ 27 A面側係合機構 28 A面側円形壁 30 A面側バネ脚用空間 40 スライダー部 41 スライダー延伸部 42 シャッター閉側滑子 43 レバー圧接部 44 シャッター開側滑子 45 スライダー側バネ端固定構造 61 B面側シャッター板 70 シャッター頭頂結合部 81 A面側シャッター板 100 バネ 101 バネコイル部 102 シェル側バネ脚部 103 バネ脚折曲げ部 112 スライダー側バネ脚部 h 突起構造の高さ b バネ端折曲げ部の長さ φ バネ線径

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生用ディスク媒体を内部に収納
    し、記録再生用ヘッド及びディスク駆動用モーターなど
    のアクセスの為の窓部を有し、この窓部を摺動して開閉
    可能に覆う、スライダー部分を含めたシャッター機構
    と、これを非使用時に閉方向へ付勢するための略“V”
    字型コイルバネを有し、バネはその両脚部先端を各々ス
    ライダー端部及びシェルの一部に係止する為コイル面の
    構成する平面に対し略90度の角度で曲げられたコイル
    バネであるディスクカートリッジに於いて、バネ挿入用
    の案内溝の底部から溝の高さ方向に突出した構造物を有
    するする事を特徴とするバネの飛び出し防止機構を備え
    たディスクカートリッジ。
JP1998002418U 1998-03-11 1998-03-11 ディスクカートリッジのバネ係止機構 Expired - Lifetime JP3052209U (ja)

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