JP3051635B2 - 化粧料繰り出し容器 - Google Patents

化粧料繰り出し容器

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JP3051635B2
JP3051635B2 JP6097759A JP9775994A JP3051635B2 JP 3051635 B2 JP3051635 B2 JP 3051635B2 JP 6097759 A JP6097759 A JP 6097759A JP 9775994 A JP9775994 A JP 9775994A JP 3051635 B2 JP3051635 B2 JP 3051635B2
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    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
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    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
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    • A45D2040/208Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder the relative movement being made by a rotating action, e.g. effected by a screw

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイブロウ・アイライ
ナー・リップライナー・アイシャドウ等の棒状化粧料を
組み込み、繰り出し機構によって棒状化粧料の必要量を
繰り出して使用することができる化粧料繰り出し容器で
あって、特に容器に落下衝撃が加わったときの棒状化粧
料への衝撃を軽減することのできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に化粧料は粘性が少なく弾性もない
ので、衝撃が加えられると、折損のおそれが大である。
特に直径が20mm程度の細い芯状の棒状化粧料を繰り
出すようにした化粧料繰り出し容器では、衝撃による棒
状化粧料の折損に対して充分な対策が必要である。かか
る課題に対処するために、棒状化粧料を保持するチャッ
ク部と押し棒を嵌合する嵌合部とを細径の連結部を介し
て一体成形した弾性のある合成樹脂製のチャックを内蔵
して、落下衝撃を吸収するようにした化粧料繰り出し容
器が発明されている(実公昭54−23491号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構造の化粧料繰り出し容器では、落下による横方向及び
軸方向からの衝撃をチャックが吸収するのであるが、連
結部が細径であるうえ、チャックが合成樹脂製であるの
で連結部は早期に疲労し、ついには折損してしまう。こ
の傾向は横方向の圧力に対して特に顕著である。
【0004】そして、上記のような合成樹脂製のチャッ
クは、単に棒状化粧料と押し棒とを弾性を利用して圧入
する構造であるから、衝撃を受けて押し棒や棒状化粧料
が前記のチャックから抜けてしまい、使用不可能になる
おそれがある。
【0005】本発明はチャックと押し棒とをばねで連結
するだけの簡単な構造で、僅かなスペースを要するだけ
の構造でありながら、衝撃発生時における軸方向や横方
向の圧力に対して寿命が大であり、棒状化粧料の抜けも
なく、長期にわたって安定的に使用可能な化粧料繰り出
し容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。 〈本発明の要旨〉本発明は、前端2に棒状化粧料15の
繰り出し穴1を有する前筒3と、前記前筒3に組み合わ
されて容器Aを構成する筒状体9と、前記容器Aの貫通
穴17内に収納されて長手方向に進退可能とされた押し
棒13と、前記棒状化粧料15を保持する保持部27を
32に有し前記貫通穴17内に収納されて長手方向
に進退可能とされたチャック16と、前記押し棒13を
移動させることで前記チャック16を移動させ前記保持
部27に保持された棒状化粧料15を前記繰り出し穴1
より繰り出す繰り出し機構とを具備する化粧料繰り出し
容器であって、前記チャック16は係合突部29a,2
9bを有し、前記押し棒13は係合突部25a,25b
を有し、一端が前記係合突部29a,29bに係合する
と共に他端が係合突部25a,25bに係合し、前記貫
通穴17内に収納されるコイルばねSを設け、このコイ
ルばねSを介して前記チャック16と前記押し棒13を
連結したことを特徴とする。要するに本発明では、貫通
穴17のように狭い個所に収納可能なコイルばね(ば
ね)Sを用いてチャック16と押し棒13を連結し、容
器全体に衝撃が加わった場合、軸方向および横方向の衝
撃をばねSで緩和(吸収)し、チャック16および棒状
化粧料15には伝えないようにしたものである。
【0007】〔チャック〕本発明で、前記チャック16
は前側32に棒状化粧料15を保持するとともに、押し
棒13と連動して軸方向に移動するものである。棒状化
粧料15を保持するにあたり、保持部27には複数のス
リット30a,30bを設けて可撓性を大きくすること
が好ましい。さらに、必要に応じて複数の保持用突起3
1a,31b,31c,31dを設けて保持力の一層の
強化を図ることもできる。
【0008】また、繰り出し機構が作用したときに、前
筒3に対して非回転状態で軸方向に移動させるべく、係
合部18が設けられる。この係合部18は前筒に軸方向
の溝が設けられた場合には突条が、そして前筒に軸方向
の突条が設けられた場合にはこれに対応する軸方向の溝
を設けることが好ましい。
【0009】その他、後述する前筒3に三角形、四角形
などの非円形断面の穴を設けた場合には、この非円形の
穴に対応する非円形の断面形状をチャックにもたせて、
前記の非円形の断面形状を係合部としてチャックを非回
転状態で軸方向に移動可能とすることもできる。勿論、
この非円形の断面に加えて前記のような軸方向の溝ある
いは突起を併設することもできる。さらに、チャック1
6と以下に述べる押し棒13とを連結するばねSの取り
付け座として小径の円筒状基部28を設けるのが好まし
い。
【0010】〔押し棒〕本発明で、押し棒13は繰り出
し機構の作用によって軸方向に移動し、前記チャック1
6と連動してチャック16を軸方向に移動させるもので
ある。そして、押し棒13と前記チャック16を連結す
るばねSの取り付け座となる小径の前端軸22を設ける
ことが好ましい。後述する筒状体9の内周面に設けられ
た螺旋溝6にねじ込まれる雄ねじ状の突起部10を押し
棒13に設け、前筒3と筒状体9との相対回転によって
押し棒13を軸方向に移動させるようにしたものが好ま
しい。なお、突起部10は前筒3と筒状体9との相対回
転に伴うトルクを受けることができればよいので、単純
な形状の突起でもよい。さらに、押し棒13は後端から
押圧力が加えられて軸方向に移動するノック式のもので
もよい。
【0011】〔ばね〕本発明で、前記チャック16と前
記押し棒13とを連結するばねSは例えば円筒コイルば
ねであることが好ましい。そして、このコイルばねが化
粧料繰り出し容器に加わった衝撃を吸収するのである。
特に、前筒3と押し棒13の対向端部が近接していると
押し棒13からの繰り出し運動がチャックに確実に伝わ
るので、このばねSにはコイルのピッチが狭くて密着し
ており、コイルの中心線の方向に引っ張り荷重を受ける
構造の引っ張りコイルばね14を用いるのが好ましい。
なお、使用条件によりコイルばねに、鼓形、樽形、円錐
形等のものを選択して使用することも可能である。
【0012】引っ張りコイルばね14は、付勢力によっ
て前筒3と押し棒13とを相互に近接させる。また、引
っ張りばねは細い直径のものでも衝撃吸収の役割を充分
に果たすので、引っ張りばねの外径を前筒3と押し棒1
3の外径と略同一に構成することが好ましい。このよう
にすると、前筒3と押し棒13を収容するだけの狭いス
ペースしかない前筒3の貫通穴17にも容易に装入でき
る。
【0013】また、引っ張りばねに代えて、コイルばね
のピッチ間隔が大でコイル中心線方向に圧縮荷重を受け
るような構造の圧縮ばね36を用いることもできる。圧
縮ばね36を用いると、棒状化粧料15には一定の圧力
が与えられることになるので、一定圧力で化粧料を所定
の部位に塗ることができ化粧が非常に楽になり、塗りむ
らを生ずることがない。
【0014】〔前筒〕本発明で、前記前筒3は棒状化粧
料15の繰り出し穴1を前端に開口したもので、この棒
状化粧料15の繰り出し穴1に向けて次第に外径が小と
なる先細形状のものが好ましい。また、前筒の後部に小
径の円筒部5を設け、この円筒部5に後述する筒状体9
を相対的に回転可能に嵌合することが好ましい。
【0015】また、前筒3の内周面には前記チャック1
6に設けられた係合部18と押し棒13に設けられた係
合部12と係合してこれらを非回転状態で軸方向に移動
可能とする案内部11が設けられる。すなわち前記案内
部11は、前記係合部18、12の形状に応じて軸方向
の溝あるいは突起を設ける。前筒3の後部にさらに細径
部5aを設け、前記の押し棒13の突起部10と係合す
る案内部11eを設けて、前記案内部11eを筒状体9
の螺旋溝6と並設することが好ましい。
【0016】さらに、前筒3と筒状体9との嵌合部21
にOリングを挿入して、前筒3と筒状体9の相対回転時
に適度の作動抵抗を生じさせることが好ましい。前記チ
ャック16あるいは押し棒13に三角形、方形、その他
の多角形の非円形断面を付与し、これに対応する非円形
の穴を形成して、上記チャック16と押し棒13を非回
転状態で軸方向に移動可能とすることもできる。
【0017】〔筒状体〕本発明で、前記筒状体9は前記
の前筒3と回転自在に嵌合されて容器Aを構成する。そ
して、内周面8に螺旋溝6が形成され、さらにこの螺旋
溝6は、押し棒13に設けられた突起部10が係合す
る。そしてOリング35を装入するための周段部40を
設けることができる。
【0018】〔繰り出し機構〕本発明では前記繰り出し
機構は、筒状体9の内周面8に形成された螺旋溝6と、
押し棒13に設けられ前記の螺旋溝6にねじ込まれる突
起部10と、前記押し棒13に設けられた係合部12
a,12bと係合して押し棒13を非回転状態で軸方向
に移動させる案内部11a,11bとから構成される。
そして前筒3と筒状体9との相対回転により押し棒13
を非回転で進退可能とする、いわゆるねじ式のものが好
ましい。
【0019】あるいは、繰り出し機構として、締めつけ
リング(図示せず)の作用によって強制的に放射方向内
方に移動してばねにより付勢された押し棒を複数の爪に
よって把持するチャックを有し、締めつけリングの作用
での停止によって前記の爪を開放可能とし、締めつけリ
ングの停止によって前記の爪を開放可能とし、開放時に
押し棒に加えられる押圧により順次押し棒を繰り出すよ
うにすることができ、これにともなって押し棒に連結さ
れたチャックに保持された棒状化粧料を繰り出すように
したシャープペンシルなどで慣用される、いわゆるノッ
ク式のものも含まれる。
【0020】<本発明の原材料>本発明に用いられたコ
イルばねSの原材料には、通常ばね鋼、硬鋼線、ピアノ
線、オイルテンパ線、ステンレス鋼線、黄銅線、洋白
線、リン青銅線、ベリリウム銅線、合成樹脂線などの材
料から選択して用いることができる。
【0021】
【作用】本発明は、落下等の衝撃が加わると、押し棒1
3とチャック16とを連結するばねSは軸方向および横
方向に緩衝作用を行い、衝撃を緩和する。また、軸方向
・横方向からの圧力に対して柔軟に対応する。ばねS
は、横方向から繰り返して加えられる圧力に対して充分
な疲労強度があり、早期に破損するようなことがなく、
安定的に作用する。また、上記ばねSに引っ張りばね1
4を用いた場合には、チャックと押し棒とが密着して押
し棒からの繰り出し力が確実に伝達する。これに代えて
圧縮ばね36を用いることもできる。この場合には、棒
状化粧料15は常に軸方向に付勢されて化粧料は一定の
圧力で押される。そのために、塗りむらのない化粧が可
能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0023】
【実施例1】第1の実施例を図1から図15を参照して
説明する。 〔実施例1の概要〕図1及び図2は本発明に係る化粧料
繰り出し容器Aの実施例の縦断側面図であって、図1は
棒状化粧料15が最大の繰り出し位置に達した状態を示
し、図2は棒状化粧料15の最大の引き込み位置にある
状態を示している。
【0024】図4及び図5に示すように、前筒3は前端
2に棒状化粧料15の繰り出し穴1を有し、前端2に向
かって外径が次第に先細に形成される。そして、前筒3
の中央から後端4に向けて小径の円筒部5が形成され
る。図7に示すように、螺旋溝6を設けた筒状体9の内
周面8に前筒3の小径の円筒部5を相対回転可能に嵌合
することにより容器Aが構成される。
【0025】前記容器Aの中に図9及び図10に示す押
し棒13を収容する。この押し棒13の後端側に雄ねじ
状の突起部10を設け、この突起部10を前記の螺旋溝
6にねじ込む。また、この押し棒13には係合部12で
ある一対の突状12a,12bを設けて、この突状12
a,12bを前筒3の内周面に設けた案内部11、すな
わち溝11a,11bに係合させる。
【0026】前記の押し棒13の先端には、図12及び
図13に示すように棒状化粧料15を保持するチャック
16が図8に示す引っ張りばね14を介して装着され
る。そして前記引っ張りばね14は、押し棒13とチャ
ック16とを連動可能に連結する。押し棒13とチャッ
ク16とは引っ張りばね14によって相互に近接する方
向に付勢されているので、押し棒13とチャック16の
対向端面22a,28aが近接している。また、チャッ
ク16には前筒3の案内部である軸方向の溝11a,1
1bと係合する一対の係合部である突条18a,18b
を有し、この突条が係合部を構成する。また、チャック
16はこの係合部によって非回転状態で軸方向に移動可
能に案内される。
【0027】さらに、図2に示すように前記の筒状体9
の螺旋溝6の端部34(図7参照)と前筒3の小径の円
筒部5の後端4(図4、図5参照)との間に圧縮ばね3
3が介装されていて、棒状化粧料15の最大繰り出し限
界に達した時に、押し棒13の突起部10が圧縮ばね3
3の付勢力に抗して螺旋溝6から外れる。
【0028】この時、突起部10は圧縮ばね33により
付勢されているので、螺旋溝6の端部34と接触して空
転する。また、突起部10と前記の螺旋溝6の端部34
が接して、圧縮ばねが異音を発して繰り出し限界に来た
ことを知らせる。この状態から前筒3と筒状体9を相対
的に逆回転させると、圧縮ばね33が突起部10を押圧
しているので、突起部10は螺旋溝6に容易にねじ込ま
れて、クラッチ作用を行うことになる。
【0029】そして、前筒3と筒状体9との相対回転に
よって上記の螺旋溝6とこれにねじ込まれた押し棒13
の突起部10によって、押し棒13は軸方向に移動す
る。本実施例ではいわゆるねじ式の繰り出し機構を用い
ている。
【0030】以下、本実施例の構成要素を詳細に説明す
る。 〔前筒の説明〕前筒3は図4から図6に示すように、前
端2に向けて外径が漸減する先細形状をしており、内部
に楕円形の貫通穴17が穿設されている。この貫通穴1
7は、先端2において棒状化粧料15の断面形状に対応
した小さな楕円形の棒状化粧料の繰り出し穴1となって
開口している。そして貫通穴17には2本の軸方向の溝
11a,11bが対向配置されていて、押し棒13とチ
ャック16を非回転で軸方向に摺動させるための案内部
となっている。また、後端には小径の円筒部5が設けら
れ、筒状体9との嵌合部21となる。円筒部5の外周面
に環状突起19が設けられ、筒状体9との相対回転の際
の案内と筒状体9の抜け止めの役割を果たす。
【0031】〔筒状体の説明〕筒状体9は図7に示すよ
う円筒状をなし、一側7の内周面8に前記前筒3の小径
の円筒部5が挿入されて、図1、図2に示すように前筒
3との相対回転が可能な嵌合部21を形成する。そし
て、筒状体9と前筒3との嵌合によって容器Aが構成さ
れる。さらに、筒状体9の内周面8には周溝20が設け
られていて、この周溝20に前記前筒3の小径の円筒部
5に設けられた環状突起19が嵌合する。かくて、上述
のように前筒3と筒状体9との相対回転の案内と相互の
抜け出し防止の役割を果たす。
【0032】さらに、筒状体9の他側26の内周面には
螺旋溝6が形成されていて、押し棒13に設けた突起部
10に雄ねじ状の突起10a,10bが螺旋溝6にねじ
込まれて、前筒3との相対回転によって押し棒13を軸
方向に移動させる、いわゆるねじ式繰り出し機構を構成
する。
【0033】〔押し棒の説明〕押し棒13は、図9から
図11に示すように前端にばねSの取り付け座となる小
径の前端軸22と、これよりも大径の軸部23が中間に
位置する。さらに、前記押し棒13の後端には突起部1
0を有し、この突起部10に雄ねじ状の突起10a,1
0bが設けられる。そして、この突起部10は図11に
拡大して示すように中心Oを通る線B−Bに平行に切除
された小判形の断面形状をなし、2条の雄ねじ状の突起
10a,10bが形成されている。また、前記の前端軸
22には外周に引っ張りばね14を組み込むための2条
の係合突部25a,25bを有する。中央の軸部23に
は係合部を形成する2条の軸方向の突条12a,12b
が形成されていて、係合部12を形成する。
【0034】〔チャックの説明〕チャック16は、図1
2から図15に示すように前端32に断面が楕円形の棒
状化粧料15を保持するために棒状化粧料の断面形状に
対応した楕円形の保持部27を有する。保持部27は周
囲が薄肉になっており、軸方向に複数のスリット30
a,30bを設けることによって可撓性が付与される。
なお、保持部27の奥部は円筒状の空洞部33となって
いる。保持部27の内側には4個の保持用突起31a〜
31dを有する。この保持用突起のために、棒状化粧料
15は保持部27の可撓性と相まって確実に保持され
る。
【0035】前記の保持部27は、前記前筒3の楕円形
の貫通穴17に対応する楕円形断面を有する。保持部2
7は前筒3の貫通穴17に摺動可能に挿通される。さら
に、一対の係合部すなわち突条18a,18bが前筒3
の案内部である軸方向の溝11a,11bと係合してお
り、チャック16は非回転で軸方向に摺動可能に案内さ
れる。
【0036】また、チャック16の後方にはばねSの取
り付け座となる小径の円筒状基部28が設けられ、この
基部の外周面には一対の係合突部29a,29bが設け
られている。この係合突部29a,29bは、上述の押
し棒13の2条の係合突部25a,25bと同様に引っ
張りばね14を組み込むためのものである。この引っ張
りばね14によってチャック16は、押し棒13側に付
勢された状態で押し棒13と連結され、押し棒13と連
動可能となる。
【0037】〔引っ張りばねの説明〕本実施例ではチャ
ック16と押し棒13を連結するばねSに引っ張りコイ
ルばね14を用いた。この引っ張りばね14は、図8に
示すように大径の本体14aと両端に小径部14b、1
4cを有する。この小径部14b,14cの内径aは同
一寸法であり、押し棒13に設けられた2条の係合突部
25a,25bの頭部の間隔b、及びチャック16の係
合突部29a,29bの頭部の間隔cよりも小さく形成
される。しかし、押し棒13の前端軸22の外径、及び
チャック16の円筒状基部28の外径dよりも僅かに大
となっている。
【0038】このような構造のために引っ張りばね14
を押し棒13の前端軸22に組み込むには、引っ張りば
ね14の小径部14bは押し棒13の係合突部25a,
25bによって内径が拡開されてから再び元の直径に戻
り、組み込みがなされる。このようにして、引っ張りば
ね14の小径部14は押し棒13の係合突部25a,
25bによって係止されるから、抜け出しが阻止され
る。
【0039】また、この引っ張りばね14の他端の小径
部14cをチャック16に組み込む場合も、ばね14の
小径部14cはチャック16の係合突部29a,29b
によって内径が拡径されて組み込まれてから再び元の直
径に戻る。このために引っ張りばね14は、チャック1
6の円筒状基部28の係合突部29a,29bによって
係止されて、抜け出しが阻止される。
【0040】また、引っ張りばね14によって連結され
た前筒3と筒状体9の対向端面22a、28aは引っ張
りばね14の付勢力によって相互に近接している。この
ために押し棒13の移動が直ちにチャック16に伝わ
る。
【0041】〔実施例1の作用・効果〕上記実施例は上
記のような構造を有するから、前筒3と筒状体9とを相
対回転させると、前筒3と筒状体9とで構成される容器
A内に組み込まれた押し棒13の突起10a,10bが
筒状体9の螺旋溝6にねじ込まれた状態で軸方向に移動
する。その時、押し棒13の係合部12、すなわち突条
12a,12bが前筒3の案内部11、すなわち軸方向
の溝11a,11bと係合して回転不能に案内される。
【0042】この際、引っ張りばね14によって連結さ
れたチャック16は一対の係合部18である突条18
a,18bが前筒3の軸方向の案内部11、すなわち溝
11a,11bに係合して非回転で軸方向に摺動可能に
案内される。そのためにチャック16は、棒状化粧料1
5を保持して軸方向に移動し、棒状化粧料15を繰り出
し穴1から繰り出す。
【0043】そして、繰り出し容器Aを誤って落下した
場合には、衝撃が筒状体9から押し棒13に伝わるが、
引っ張りばね14が軸方向及び横方向の衝撃を吸収す
る。また、引っ張りばね14はいずれの方向の衝撃に対
しても充分に対応することができるうえ、充分な強度が
あるので、繰り返して衝撃が加わっても従来品のごとく
早期に折損することはなく、寿命の長い棒状化粧料繰り
出し容器を提供することができる。
【0044】さらに、図1に示すように繰り出し限界に
達した時には、押し棒13の雄ねじ状の突起部10が螺
旋溝6から離脱するが、螺旋溝6の端部34と前筒3の
小径の円筒部5の端面4の間に組み込まれた圧縮ばね3
3がこの突起部10を押圧しているので異常音を発して
繰り出し限界であることを報せて、前筒3と筒状体9の
破損を防止する。また、前筒3と筒状体9とを逆回転さ
せると圧縮ばね33の作用で雄ねじ状の突起部10は螺
旋溝6に直ちにねじ込まれのであり、クラッチ機構とし
て働く。
【0045】また、上記のように引っ張りばね14の両
端に小径部14b,14cを設け、この直径を押し棒1
3の2条の係合突部25a,25bの頭部の間隔bとチ
ャック16の係合突部29a,29bの頭部の間隔cよ
りも小さく形成してあるので、両者の連結が強固になさ
れ、衝撃により離脱することはない。
【0046】また、引っ張りばね14は小径であっても
十分な強度と衝撃吸収力を有するので、引っ張りばねの
外径を押し棒13とチャック16との外径と同一または
小径とすることができるのであり、前筒3の貫通穴17
のように押し棒13とチャック16を挿入するだけのス
ペースしかない狭い個所であっても、押し棒13とチャ
ック16とを確実に組み込むことが可能となった。
【0047】さらに、チャック16の保持部27には複
数のスリット30と、保持用突起31a〜31dが設け
られているので、棒状化粧料15の保持が確実になり、
衝撃により棒状化粧料15が脱落するおそれはない。
【0048】
【実施例2】第2の実施例を図16を参照して説明す
る。 〔実施例2の概要〕この実施例は、その構成及び棒状化
粧料15の断面形状は実施例1と同様である。しかし、
図16(イ)に示すようにチャック16と押し棒13と
を連結するばねSとして、図16(ロ)に示すような圧
縮ばね36を用いた。また、前筒3と筒状体9の嵌合部
21にOリング35を介装した。さらに第1の実施例と
異なりクラッチ用の圧縮ばね33を有しない。この点で
第1の実施例と異なる構成を有する。その他の構成は前
記第1の実施例と同一である。
【0049】以下、本実施例の構成要素を詳細に説明す
る。 〔圧縮ばねの説明〕本実施例において前筒3と押し棒1
3とを連結するばねSとして用いられた圧縮ばね36
は、図8に示す引っ張りばね14の小径部26b,26
cと同一構造の小径部36b,36cを両端に設けた。
従って、第1の実施例と同様に小径部がチャック16と
押し棒13とを強固に連結することができる。
【0050】〔Oリングの説明〕Oリング35は断面が
略円形をなし、合成ゴム・天然ゴム・弾性のある合成樹
脂製であって、前筒3の小径の円筒部5に周溝37を設
け、この周溝37にOリング35を装入した。このた
め、前筒3に筒状体9を回転可能に嵌合すると、Oリン
グは嵌合面21において圧縮されて、前筒3と筒状体9
との相対回転の際に、適度な作動抵抗を生ずる。
【0051】〔実施例2の作用・効果〕第2の実施例は
上記のような構成を有するので、圧縮ばね36によって
連結されたチャック16は棒状化粧料15を保持して軸
方向に移動し、繰り出し穴1から棒状化粧料15を繰り
出す。そして、繰り出し容器Aを誤って落下した場合に
は衝撃が筒状体9に伝わるが、圧縮ばね36はいずれの
方向の衝撃に対しても充分に対応することができるか
ら、圧縮ばね36が軸方向及び横方向において衝撃を吸
収し、チャック16に保持されるから棒状化粧料15の
折損が防止される。また、圧縮ばねも充分な強度がある
ので、繰り返して衝撃が加わっても早期に折損すること
はなく、寿命の長い棒状化粧料繰り出し容器を提供す
る。
【0052】さらに、圧縮ばね36は押し棒13とチャ
ック16とを離反する方向に付勢するので、チャック1
6に保持された棒状化粧料15には所定の圧力がかか
り、棒状化粧料15を所定圧力で塗ることができる。こ
のために塗りむらのない化粧が可能となり、化粧が楽に
行える。
【0053】また、圧縮ばね36の両端に小径部36
b,36cを設け、この内径を押し棒13の2条の係合
突部25a,25bの頭部の間隔bとチャック16の係
合突部29a,29bの頭部の間隔cよりも小さく形成
してあるので、押し棒13とチャック16とが離脱する
ことがない さらに、Oリング35を前筒3と筒状体
9の嵌合部21に介装したので、嵌合 部においてO
リングが圧縮されて、前筒と筒状体との相対回転の際
に、適度な作 動抵抗を生じて、使い勝手がよくて安定
的な回転が確保される。
【0054】
【実施例3】 第3の実施例を図17から図19を参照
して説明する。 〔実施例3の概要〕本実施例において、棒状化粧料15
は図17(ハ)に示すところから明らかなように断面が
円形である。それに伴って、前筒3の先端に開口する繰
り出し穴1は、円形をなす、前記繰り出し穴1に続く前
筒3の貫通穴17も円形である。さらに、筒状体9の内
周面8に設けた螺旋溝6と、この螺旋溝6に係合する押
し棒13の突起部10を軸方向に案内する案内部11e
とは同一位置に並設されている。そして、押し棒13と
チャック16を連結するばねSに引っ張りばね14を用
いている。
【0055】以下に構成要素について説明するが、基本
的構造は前記の実施例1及び実施例2と略同一なので、
特徴点のみを説明する。 〔前筒の説明〕前筒3は内部に円形の貫通穴17が穿設
されている。この貫通穴17は、図17(ハ)に示すよ
うに、断面が円形の棒状化粧料15の断面形状に対応し
て形成されたもので、円形の棒状化粧料の繰り出し穴1
として先端に開口する。そして図18に示すように貫通
穴17には4本の軸方向の溝11a,11b、11c,
11dが設けられており、チャック16に形成された一
対の係合部18a,18bが前記の溝のいずれか2個の
溝に係合する。
【0056】前筒3の小径の円筒部5に続いてさらに細
径部5aが形成される。この細径部5aには案内部1
1、すなわち溝11eが形成される。また、前記溝11
eは筒状体9に設けられた螺旋溝6と同一位置にある。
【0057】〔Oリングの説明〕本実施例では、図16
に示す実施例2と同様に、Oリング35を前筒3と筒状
体9の嵌合部21に介装したものである。しかし、図1
7のB部を拡大して示す図19から明らかなように、本
実施例においてはOリング35は筒状体9の内周面8側
に端面39から軸方向に旋設された周段部40に嵌装さ
れる。Oリング35は周段部40内で圧縮され、前筒3
と筒状体9との相対回転の際に、適度の作動抵抗を生じ
させる。しかも、Oリング35は圧縮されて前筒3の端
面38を押圧するので、前筒3の端面38と筒状体9の
端面39との間には、適度の隙間41が形成される。
【0058】〔筒状体の説明〕筒状体9は図7に示すも
のと略同一であるが、図19に示すようにOリング35
を装入するための周段部40が前筒3の対向端面39と
対接する対向端面38に形成してある。
【0059】〔押し棒の説明〕押し棒13は、図17
(イ)、(ロ)から明らかなように、前記筒状体9の螺
旋溝9と係合する突起部10を後端に設ける。そして、
前記突起部10は上記のように前筒3に設けた前記の溝
11eに案内されているから、係合部12を兼ねること
ができるので、係合部を別に設ける必要がないのでその
分構造が簡単である。 〔チャックの説明〕チャッ
ク16は、図12と略同一の構造を有するが、前記のよ
うに棒状化粧料15は断面が円形であるために、棒状化
粧料の断面形状に対応した円形の保持部27を有する。
【0060】〔実施例3の作用・効果〕実施例3は上記
のような構成を有するので、容器Aを相対回転させる
と、押し棒13は螺旋溝6に係合する突起部10が前記
溝11eを介して案内されて軸方向に非回転状態で移動
する。そして、引っ張りばね14により押し棒13と連
結したチャック16が軸方向に移動することにより、棒
状化粧料15の繰り出し及び後退を行う。そして、繰り
出し容器Aを誤って落下した場合には、衝撃が筒状体9
から押し棒13に伝わるが、引っ張りばね14が軸方向
及び横方向の衝撃を吸収するという上記の実施例と同一
の効果を奏するさらに、筒状体9の内周面8に設けた螺
旋溝6と、押し棒13の突起部10を軸方向に案内する
係合部とを同一位置に並併設したのであるから、容器を
短くすることが可能であり、容器のコンパクト化が実現
する。そして、前筒3には4本の軸方向の溝11a,1
1b,11c,11dが等配されているので、チャック
16の突条18a,18bを前筒3の前記の軸方向の溝
に容易に係合することができて、組み込みが容易とな
る。
【0061】また、Oリング35は筒状体9の内周面8
側に端面39から軸方向に旋設された周段部40に嵌装
されるので、Oリング35は周段部40内で圧縮され、
前筒3と筒状体9との相対回転の際に、適度の作動抵抗
を生じさせるのみならず、Oリング35は圧縮されて前
筒3の端面38を押圧するので、前筒3の端面38と筒
状体9の端面39との間には適度の隙間41が形成され
る。そのため前筒3の端面38と筒状体9の端面39を
高い精度で加工する必要がなく、廉価な容器Aの提供が
可能となる。
【0062】そして、押し棒13の突起部10は螺旋溝
6と係合してトルクを受けると共に、案内部11と係合
するので、実施例1及び2のように係合部を設ける必要
がなく、簡単な構造でありながら軸方向に非回転状態で
確実に案内される。そのため、押し棒の構造が簡単で、
安価な化粧料繰り出し容器を提供することができる。
【0063】
【実施例4】第4の実施例を図21から図23を参照し
て説明する。 〔実施例4の概要〕第4の実施例は、引っ張りばね14
により押し棒13と連結したチャック16が軸方向に移
動することにより、棒状化粧料15の繰り出し及び後退
を行う。そして、上記の第1、3の実施例と同じくチャ
ック16と押し棒13とを連結するスプリングSに引っ
張りばね14を用いた。また、筒状体9に形成された螺
旋溝6を前筒3の後端4の位置まで形成した。このため
に、棒状化粧料15の最大繰り出し時に押し棒13の突
起部10が前筒の端面4に当接するようになっている 。 〔実施例4の作用・効果〕実施例4は、チャック
16と押し棒13とを連結するスプリングSに圧縮ばね
14を用いた点から生ずる各実施例と同一の効果を奏す
る。さらに螺旋溝6が前筒3の端面4の位置まで設けら
れているので、実施例1及び2に比して容器Aの寸法を
短くすることが可能となる。またOリング35を装入す
る構造は、実施例3と同一であるので、実施例3と同様
に適度な作動抵抗を生じさせるのみならず、前筒3の端
面38と筒状体9の端面39を高い精度で加工する必要
はない。
【0064】
【発明の効果】本発明はチャックと押し棒とをばねで連
結するだけの簡単な構造でありながら、衝撃発生時にお
ける軸方向や横方向の衝撃を十分に吸収することがで
き、棒状化粧料に折損が発生することが確実に防止され
た。しかも、ばねは衝撃発生時の圧力に対する疲労寿命
が大であるので、棒状化粧料の抜けもなく、長期にわた
って安定的に使用することのできる化粧料繰り出し容器
を提供することが可能となるという効果が生じる。
【0065】また、付加的構成要素としてチャックと押
し棒とを連結するばねに引っ張りばねを用いた場合に
は、前筒の貫通穴のように前筒3と押し棒13を挿入す
るだけの内径しかない狭い個所であっても、押し棒とチ
ャックとを確実に組み込むことが可能となるという効果
がある。
【0066】また、付加的構成要素としてチャックと押
し棒とを連結するばねに圧縮ばねを用いた場合には、圧
縮ばねは押し棒とチャックとを離反する方向に付勢する
ので、チャックに保持された棒状化粧料には所定の圧力
がかかり、化粧料を所定圧力で塗ることができる。この
ために塗りむらのない化粧が可能となり、化粧が楽に行
えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の化粧料繰り出し容器の最大繰り出
し時の切断側面図である。
【図2】図1のII方向から見た最大引き込み時の部分切
断面図である。
【図3】図2のIII 方向から見た先端面図である。
【図4】前筒の切断側面図である。
【図5】図4の前筒の部分切断側面図である。
【図6】図5のVI側から見た前筒の基部の拡大背面図で
ある。
【図7】筒状体の部分切断側面である。
【図8】第1実施例において用いられたチャックと押し
棒とを連結する引っ張りばねの切断側面図である。
【図9】押し棒の側面図である。
【図10】図9のX方向から見た押し棒の側面図であ
る。
【図11】図9のXI方向からみた押し棒の拡大正面図で
ある。
【図12】チャックの部分切断側面図である。
【図13】図12のXIII方向から見た部分切断側面図で
ある。
【図14】図12の右側から見た背面図である。
【図15】図12の左側から見た正面図である。
【図16】(イ)は第2実施例の化粧料繰り出し容器の
最大繰り出し時の切断側面図である。(ロ)は第2実施
例において用いられたチャックと押し棒とを連結する引
っ張りばねの切断側面図である。
【図17】(イ)は第3の実施例の最大引き出し時の切
断側面図である。(ロ)は押し出し棒13とチャック1
5をばねS(14)で連結した状態を示す側面図であ
る。(ハ)は図17の棒状化粧料15側かた見た正面図
である。
【図18】図17のXVIII −XVIII 線から見た斜視図で
ある。
【図19】図17の丸で囲んだ部分Bの切断面図であ
る。
【図20】図17のXX−XX線による断面図である。
【図21】第4の実施例の最大引き出し時の切断側面図
である。
【図22】図21のXXII−XXII線による断面図である。
【図23】図21のXXIII −XXIII 線による断面図であ
る。
【符号の説明】
1 棒状化粧料の繰り出し穴 2 前筒の前端 3 前筒 9 筒状体 13 押し棒 14 ばね(引っ張りばね) 15 棒状化粧料 16 チャック 26 ばね(引っ張りばね) 27 保持部 32 チャックの前端 35 Oリング 36 ばね(圧縮ばね) A 容器 S ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 40/20 A45D 40/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端2に棒状化粧料15の繰り出し穴1
    を有する前筒3と、前記前筒3に組み合わされて容器A
    を構成する筒状体9と、前記容器Aの貫通穴17内に収
    納されて長手方向に進退可能とされた押し棒13と、前
    記棒状化粧料15を保持する保持部27を前端32に有
    前記貫通穴17内に収納されて長手方向に進退可能と
    されたチャック16と、前記押し棒13を移動させるこ
    とで前記チャック16を移動させ前記保持部27に保持
    された棒状化粧料15を前記繰り出し穴1より繰り出す
    繰り出し機構とを具備する化粧料繰り出し容器におい
    て、前記チャック16は係合突部29a,29bを有し、 前記押し棒13は係合突部25a,25bを有し、 一端が前記係合突部29a,29bに係合すると共に他
    端が係合突部25a,25bに係合し、前記貫通穴17
    内に収納されるコイルばねSを設け、 このコイルばねSを介して前記チャック16と前記押し
    棒13を連結した ことを特徴とする化粧料繰り出し容
    器。
  2. 【請求項2】 前記コイルばねSは引っ張りばね14で
    あり、前記チャック16と前記押し棒13を引き合う方
    向に付勢する請求項1記載の化粧料繰り出し容器。
  3. 【請求項3】 前記コイルばねSは圧縮ばね36であ
    り、前記チャック16と前記押し棒13を離反する方向
    に付勢する請求項1記載の化粧料繰り出し容器。
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