JP3049974B2 - 交通量計測装置及び交通量計測方法 - Google Patents

交通量計測装置及び交通量計測方法

Info

Publication number
JP3049974B2
JP3049974B2 JP4307388A JP30738892A JP3049974B2 JP 3049974 B2 JP3049974 B2 JP 3049974B2 JP 4307388 A JP4307388 A JP 4307388A JP 30738892 A JP30738892 A JP 30738892A JP 3049974 B2 JP3049974 B2 JP 3049974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
measurement
vehicle
average
type sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4307388A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06162387A (ja
Inventor
恭一 北川
慎一 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP4307388A priority Critical patent/JP3049974B2/ja
Publication of JPH06162387A publication Critical patent/JPH06162387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3049974B2 publication Critical patent/JP3049974B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、存在検知型センサの
出力に基づいて、計測単位時間毎の交通量、車両が道路
を占有している時間占有率、車両の平均速度などを計測
する交通量計測装置及び交通量計測方法に関し、特に、
速度計測型センサを数多く用いることなく、車両の平均
車長を必要に応じて補正して、より正確に車両平均速度
を計測することのできる交通量計測装置及び交通量計測
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路上を走行する車両の交通量を計測す
るには、従来より存在検知型センサを利用していた。図
5は、この存在検知型センサ21による車両検知領域d
〔m〕と道路上を走行する車両22との関係を図示した
ものである。車両22は、図5の左から右に向かって走
行しており、車両の先頭部分が検知領域に達すると検知
信号が立ち上がり、車両が検知領域を通過し終わると検
知信号が立ち下がる。
【0003】かかる検知信号について、計測単位時間に
わたって検知信号数を計数すると車両の走行台数が把握
され、また、検知信号のON時間tの総和などに基づい
て時間占有率が把握される。一方、各車両の速度Vは、
予め決定されている平均車長L〔m〕と、検知領域d
〔m〕と、検知ON時間t〔mS〕とに基づいて、(式
1)のように算出される。 V=3600×(L+d)/t 〔Km/h〕……(式1) また、計測単位時間について車両の平均速度VH は、 VH =3600×(L+d)×N/(t1 +t2 +t3 +……+t j ) 〔Km/h〕……(式2) と算出される。ここで、Nは計測単位時間当たりの交通
量であり、t j 〔mS〕は台目の車両についての検知
ON時間である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
交通量計測装置の場合、車両の平均車長L〔m〕は固定
値であるので、実際の計測対象地点における大型車の比
率が、予定した比率と異なった場合には、算出される平
均速度の計測誤差となるという問題点がある。ここで、
例えば、曜日ごとに大型車の比率を考慮して平均車長L
を可変にすることはできるが、この場合も平均車長が固
定値であることには変わりがなく、対策として不十分で
ある。
【0005】一方、存在検知型センサの他に、それぞれ
の場所に速度計測型センサを設置することもできるが、
それでは機器費が高騰することになるので妥当でない。
この発明は、この問題点に着目してなされたものであっ
て、安価な構成でありながら、より正確に車両の平均速
度を計測することのできる交通量計測装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、この発明に係る交通量計測装置は、複数の計測地
点に設置され、各車両が通過するに要する時間を各地点
ごとに計測する存在検知型センサと、上記計測地点中
の少なくとも一か所に設置され、各車両の走行速度を計
測する速度計測型センサと、予め定める平均車長と前
記存在検知型センサの各出力とに基づいて、計測単位時
間ごとに、各計測地点での車両平均速度を算出する平均
速度算出手段と、前記速度計測型センサの出力と、そ
の地点における前記存在検知型センサの出力とに基づい
て、補正間隔時間ごとに前記平均車長の値を補正する補
正手段とを特徴的に備えている。
【0007】
【作用】存在検知型センサは、複数の計測地点に設置
され、各車両が通過するに要する時間tj(i)を各地点i
ごとに計測する。速度計測型センサは、上記計測地点
中の少なくとも一か所に設置され、各車両の走行速度
を計測する。
【0008】平均速度算出手段は、予め定める平均車
長Lと前記存在検知型センサの各出力とに基づいて、計
測単位時間ごとに、各計測地点での車両平均速度VH(i)
を算出する。算出方法は任意であるが、例えば、計測時
間内におけるtj(i)の総和T (j) と通過車両台数N (j)
とに基づいて、計測地点iでの車両平均速度VH(i)を算
出すれば良い。
【0009】補正手段は、計測単位時間の整数倍であ
補正間隔時間ごとに動作して、前記平均車長Lの値を
補正する。具体的な補正方法は、特に限定されないが、
例えば、前記速度計測型センサの出力に基づいて計測単
位時間ごとの両平均速度VSを求め、この平均速度V
Sと、同一計測単位時間の前記平均速度算出手段の算出
結果である代表地点での車両平均速度VH(i) とを比較
、車両平均速度V H(i) が車両平均速度VSに一致する
ように、前記存在検知型センサの出力から、平均車長L
の値を補正すれば良い。
【0010】このように、この発明では、補正間隔時間
ごとに平均車長Lが補正されるので、算出される車両平
均速度VH(i)は、その精度が高い。つまり、大型車と小
型車の比率などが変化しても、その変化に対応して平均
車長Lの値が変わるので、各計測地点では、より正確な
車両平均速度VH(i)を算出することができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づいて、この発明を更に詳
細に説明する。図1は、この発明の一実施例である交通
量計測装置を示すブロック図である。この装置は、地点
1〜地点9に設置される存在検知型センサS1 〜S
9 と、地点5に設置される速度計測型センサS10と、各
センサS1 〜S 9 の出力を受けて後述する演算によって
各地点iの車両平均速度VH(i)を算出する平均速度演算
部1などで構成されている。交通量計測装置としては、
他に交通量や時間占有率を算出する部分、及び、交通状
況を表示する部分などが存在するが、これらについては
従来装置と同様であるので説明を省略する。
【0012】図2は、各センサS1 〜S10の設置場所を
図示したものであり、存在検知型センサS1 〜S9 の設
置間隔が〔m〕であり、計測区間が8×〔m〕であ
ることを示している。そして地点5は、この計測区間8
×の代表的な地点(例えば計測中間地点)であるの
で、速度計測型センサS10を配置している。なお、既設
のものがあればそれを流用する。
【0013】図1において、存在検知信号は、車両がセ
ンサの検知領域に達してから検知領域を通過し終わるま
での間、Hレベルを維持する信号である(図5参照)。
また、速度検知信号は、走行車両の速度に比例してON
時間が変化する信号であるか、或いは、ダブルセンサか
らの速度情報を含んだ信号である。次に、図1の構成か
らなる交通量計測装置について、走行車両の平均車長L
を補正する手順や、車両の平均速度VH(i)を算出する手
順を説明する(図3など参照)。
【0014】平均速度演算部1は、サンプリング時間ご
とに(例えば20mS)、存在検知センサSi (i=1
〜9)の出力である存在検知信号を取り込み、検知ON
時間tj(i)(図5参照)などを計測し、通過車両の台数
(i) や検知ON時間tj(i)の総和T(i) を各地点iご
とに求めてゆく。また、地点5では、速度計測型センサ
10の出力に基づいて各車両の走行速度を求めてゆく。
【0015】そして、計測単位時間(例えば5分)に達
すると、平均速度演算部1は、各地点i(iは1〜9)
における走行車両の総和N(i) と、検知ON時間の総和
(i ) =t1(i)+t2(i)+……+tj(i)+……とに基づ
いて、各地点i毎に平均速度VH(i)を算出する(図3の
ステップST1〜ステップST4参照)。つまり、i地
点における平均速度VH(i)は、 VH(i)=(L+d)×N(i) ×3600/T(i) ……(式3) であり、(式3)に基づいて地点1から地点9における
平均速度VH(i)を求めてゆく。尚、dは検知領域〔m〕
であり、Lは平均車長〔m〕であるが、最初の計算で
は、平均車長Lに初期値L0 を用いる。
【0016】次に、平均速度演算部1は、速度計測型セ
ンサS10の出力に基づいて算出される平均速度VSに、
地点5での車両平均速度V H(5) が一致するように、(式
4)により平均車長Lの値を補正する(ステップST
5)。 L={V H(5)×T(5) /(N(5) ×3600)}−d……(式4) なお、T(5) は地点5における検知ON時間tj(5)の総
和であり(5) =t1(5)+t2(5)+……+tj(5)+…
…で与えられる。
【0017】このようにして、今回の計測単位時間にお
けるデータに基づいて平均車長Lの値が補正されるの
で、次回の計測単位時間では、いま補正された平均車長
Lに基づいてステップST1〜ステップST4の演算が
され、その後、改めてステップST5の処理によって平
均車長Lの値が補正されるのである。なお、図3の説明
では、計測単位時間毎に平均車長Lを補正する旨説明し
たが、この発明はこれに限定される必要はなく、例え
ば、計測単位時間の整数倍を補正間隔としても良い。
【0018】図4は、計測単位時間の5回毎に、平均車
長Lを補正する場合を図示したものであり、最初の補正
間隔時間TH1(T1 〜T5 )では、初期値L0 に基づい
て平均速度VH1を算出するが、第2回目の補正間隔時間
TH2(T6 〜T10)では、(式4)によって補正された
平均車長Lに基づいて各地点での単位時間平均速度VH2
を算出する。それ以降についても同様である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る交
通量計測装置及び交通量計測方法では、交通量計測区間
における代表的な地点に速度計測型センサを配置し、存
在検知型センサの出力に基づいて求まる車両平均速度
、速度計測型センサの出力に基づいて求まる車両平均
速度に一致するように、補正間隔時間ごとに補正する
とにより、その時の平均車長の変化に追従させている。
そして、次回の計測からは、その平均車長に基づいて各
計測地点での車両平均速度を求めるので、大型車の比率
に追従した精度の高い車両平均速度を得ることができ
る。また、速度計測型センサを1つ備えるだけで良いの
で装置を安価に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である交通量計測装置のブ
ロック図である。
【図2】存在検知型センサと速度計測型センサとの配置
場所を図示した図面である。
【図3】図1の装置の動作を説明する為のフローチャー
トである。
【図4】図1の装置の別の動作を説明する為の図面であ
る。
【図5】存在検知型センサと通過車両と検知信号との関
係を図示した図面である。
【符号の説明】
1 平均速度演算部(平均速度算出手段、
補正手段) S1 〜S9 存在検知型センサ S10 速度計測型センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 G08G 1/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の計測地点に設置され、各車両が通過
    するのに要する時間を各地点ごとに計測する存在検知型
    センサと、 上記計測地点中の少なくとも一か所に設置され、各車両
    の走行速度を計測する速度計測型センサと、 予め定める平均車長と前記存在検知型センサの各出力と
    に基づいて、計測単位時間ごとに、各計測地点での車両
    平均速度を算出する平均速度算出手段と、 前記速度計測型センサの出力と、その地点における前記
    存在検知型センサの出力とに基づいて、補正間隔時間ご
    とに前記平均車長の値を補正する補正手段とを備えるこ
    とを特徴とする交通量計測装置。
  2. 【請求項2】 複数の計測地点に設置された存在検知型セ
    ンサから各車両が通過するのに要する時間を各地点ごと
    に計測し、上記計測地点中の少なくとも一か所に設置さ
    れた速度計測型センサから各車両の走行速度を計測し、
    予め定める平均車長と前記存在検知型センサの各出力と
    に基づいて、計測単位時間ごとに、各計測地点での車両
    平均速度を算出し、前記速度計測型センサの出力と、そ
    の地点における前記存在検知型センサの出力とに基づい
    て、補正間隔時間ごとに前記平均車長の値を補正するこ
    とを特徴とする交通量計測方法。
JP4307388A 1992-11-18 1992-11-18 交通量計測装置及び交通量計測方法 Expired - Fee Related JP3049974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4307388A JP3049974B2 (ja) 1992-11-18 1992-11-18 交通量計測装置及び交通量計測方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4307388A JP3049974B2 (ja) 1992-11-18 1992-11-18 交通量計測装置及び交通量計測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06162387A JPH06162387A (ja) 1994-06-10
JP3049974B2 true JP3049974B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=17968455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4307388A Expired - Fee Related JP3049974B2 (ja) 1992-11-18 1992-11-18 交通量計測装置及び交通量計測方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3049974B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6693557B2 (en) 2001-09-27 2004-02-17 Wavetronix Llc Vehicular traffic sensor
US7426450B2 (en) 2003-01-10 2008-09-16 Wavetronix, Llc Systems and methods for monitoring speed

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06162387A (ja) 1994-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4807127A (en) Vehicle location detecting system
US6147626A (en) Determination of zero-angular-velocity output level for angular velocity sensor
US4999783A (en) Location detecting method
EP2482036B1 (en) Course guidance system, course guidance method, and course guidance program
JP3112405B2 (ja) 車両位置検出装置
JPH0216446B2 (ja)
JP3295009B2 (ja) 車両位置補正装置
JP3049974B2 (ja) 交通量計測装置及び交通量計測方法
US20010029409A1 (en) Method for identifying a stationary state of a vehicle
JP3095189B2 (ja) ナビゲーション装置
JPH09115087A (ja) 交通所要時間算出装置
JP3012503B2 (ja) 車両位置検出装置
JPH06229772A (ja) 積分型センシング装置
JP3521072B2 (ja) 移動体の車速及び車輌長測定方法
JPH06288776A (ja) 方位検出装置
JPH11306482A (ja) 交通量計測装置及びその方法
JPH08161686A (ja) 感知器データを用いる渋滞計測方法
JP3152546B2 (ja) 車載ナビゲーション装置
JP2541531B2 (ja) 駐車検出方法
JP3602226B2 (ja) 通過車両台数計測方法および装置
US20230211792A1 (en) Reverse direction traveling detection apparatus and reverse direction traveling detection method
JPH08313261A (ja) 車両用方位検出装置
JP2974933B2 (ja) 車両の走行位置検出装置
JP2965714B2 (ja) 旅行時間決定方法
KR101759847B1 (ko) 교통량 측정 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120331

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees