JP3049601B2 - 段差解消スロープ - Google Patents

段差解消スロープ

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JP3049601B2
JP3049601B2 JP9243567A JP24356797A JP3049601B2 JP 3049601 B2 JP3049601 B2 JP 3049601B2 JP 9243567 A JP9243567 A JP 9243567A JP 24356797 A JP24356797 A JP 24356797A JP 3049601 B2 JP3049601 B2 JP 3049601B2
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幹雄 五十嵐
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幹雄 五十嵐
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面相互間又は床
面と建家との段差を解消するための段差解消スロープに
関する。
【0002】
【従来の技術】床面相互間又は床面と建家に段差がある
場合、車椅子及び足の不自由な人の通行が困難である。
そこで、従来、段差解消スロープとして、例えば実開平
6−43125号公報に示すものが提案されている。こ
の構造は、踏み板部の一方の一端を床面に固定し、該踏
み板部の他方の一端を段差を有する建家等にブラケット
で固定して傾斜させ、この踏み板部の床面に当接する一
方の端面に三角形状の厚さを持った踏み板導入部を当接
させ、該踏み板導入部を床面に固定した構造となってい
る。また踏み板部の下面ほぼ中央部を高さ調整脚で支持
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車椅子の通
行で一番理想的な傾斜角度は6度と言われている。しか
るに、上記従来技術は、1枚の踏み板部を段差を有する
場所に取付けたものであり、また踏み板部の長さには限
度があるので、段差が大きい時は、傾斜角度が必然的に
大きくなり好ましくない。これを解消するには、複数枚
の踏み板部を連続して配設して緩やかな傾斜にすること
が考えられる。しかし、上記従来技術は、単に踏み板部
の下面を高さ調整脚で支持したものであり、踏み板部と
高さ調整脚との支持構造については何ら配慮されていな
いので、複数枚の踏み板部を連続して配設するには、安
全性の点で問題があった。
【0004】また高さ調整脚の高さの調整は、床面と踏
み板部間の狭い空間で踏み板部の横方向から、即ち腹這
いになって行わなければならなく、作業に困難生が伴
う。上記従来技術のように高さ調整脚が1個の場合は作
業の労力はそれほどではないとしても、安全確保のため
に多数の高さ調整脚を設置した場合には、非常な労力と
なる。
【0005】本発明の課題は、段差の大小に係わらず緩
やかな傾斜角度が得られ、かつ作業生及び安全性に優れ
た段差解消スロープを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第1の手段は、下板の表面に張り合わせられ
た上板とより成るスロープ板と、前記下板の裏面に固定
された傾斜角度ブロックと、この傾斜角度ブロックを支
持して該傾斜角度ブロックの高さを調整する高さ調整脚
とを備え、前記下板には、複数個の孔が設けられ、前記
傾斜角度ブロックは、一定の傾斜角度を有し前記下板の
孔に連通する孔が設けられ、前記高さ調整脚は、床面に
直接又は床面に設けられた脚部安定板上に載置される支
持部と、この支持部に回転自在に支承され、上端部が前
記傾斜角度ブロックの孔に挿入され、かつ上端にドライ
バー等の工具が係合する係合部が形成された雄ねじ部
と、この雄ねじ部に螺合し該雄ねじ部を回すことにより
上下動する雌ねじ部と、この雌ねじ部の上端に設けられ
前記傾斜角度ブロックを支持する傾斜角度ブロック支持
部とから成ることを特徴とする。
【0007】上記課題を解決するための本発明の第2の
手段は、上記第1の手段において、前記スロープ板の前
記上板の表面には、砂状防水塗装が施されていることを
特徴とする。
【0008】上記課題を解決するための本発明の第3の
手段は、上記第1の手段において、設置された前記スロ
ープ板の側面に沿って手摺りが設けられていることを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1乃至
図3により説明する。本実施の形態は、スロープ板1
0、傾斜角度ブロック20、高さ調整脚30及び脚部安
定板40とから構成されている。
【0010】スロープ板10は、上板11と下板12と
から成っており、上板11及び下板12は、それぞれ9
00mm×900mmの大きさと成っている。上板11
は、例えば耐水性構造用合板を使用する。下板12には
複数個(例えば5個)の孔13が貫通して設けられ、例
えば合板を使用する。
【0011】傾斜角度ブロック20は、裏面21に対し
て表面22が約6度傾斜した傾斜面となっており、裏面
21に対して垂直に孔23が設けられている。
【0012】高さ調整脚30は、支持部31と、この支
持部31に回転自在に支承された雄ねじ部32と、この
雄ねじ部32に螺合した雌ねじ部33とから成ってい
る。雄ねじ部32の上端にはドライバーの先端が係合す
る溝34が形成され、雌ねじ部33の上端には傾斜角度
ブロック20を支持する傾斜角度ブロック支持部35が
設けられている。
【0013】脚部安定板40は、高さ調整脚30を載置
する樹脂製板又はセメント成形板より成っている。
【0014】なお、傾斜角度ブロック20の孔23は雄
ねじ部32の頭部より若干大きく、下板12の孔13は
孔23と同じか又は若干大きく形成されている。
【0015】次に施工方法について説明する。予め、下
板12の各孔13にそれぞれ傾斜角度ブロック20の孔
23を合わせ、下板12の裏面に傾斜角度ブロック20
を接着剤又は釘等により固定しておく。段差解消スロー
プの通路予定地において、高さ調整脚30を設置する場
所のみを水平に整地し、脚部安定板40を設置する。
【0016】次に下板12に取付けられた傾斜角度ブロ
ック20を裏返した状態で、該傾斜角度ブロック20の
孔23に高さ調整脚30の雄ねじ部32の上部を合わ
せ、高さ調整脚30の傾斜角度ブロック支持部35を傾
斜角度ブロック20に接着剤又は釘等により固定する。
そして、一体と成った下板13、傾斜角度ブロック20
及び高さ調整脚30を裏返して高さ調整脚30を脚部安
定板40上に載置し、高さ調整脚30の支持部31の下
面を脚部安定板40に接着剤又は釘等により固定する。
このようにして、建家の出口から通路予定地の終点まで
下板12を複数枚(図示は6枚)設置する。この場合、
各下板12間に隙間ができるだけ生じないようにする。
【0017】次に下板12の孔13の上方よりドライバ
ー等を入れて高さ調整脚30の溝34に係合させ、雄ね
じ部32を回す。雄ねじ部32を回すと、雌ねじ部33
が上下動し、傾斜角度ブロック支持部35の高さが調整
される。即ち、各高さ調整脚30の傾斜角度ブロック支
持部35の高さを調整し、各下板12を連続した傾斜に
する。この調整完了後に各下板12上に上板11を接着
剤又は釘等により取付ける。
【0018】この場合、下板12のつなぎ目と上板11
のつなぎ目は合致しないように、例えば450mmづつ
ずらして取付けることにより、より通路の安定性を保つ
ことができる。その後、上板11の表面を砂状防水塗装
14をする。また必要とされる場合は、スロープ板10
の側面に沿って手摺り50を設ける。
【0019】なお、高さ調整脚30の高さ調整範囲には
限度があるので、スロープ板10と床面との間隔に応
じ、その間隔に適合した高さ調整脚30を使用する。本
実施の形態の場合には、4種類程度準備すればよい。上
記実施の形態においては、床面に脚部安定板40を設け
た場合について説明したが、床面が既に安定した整地の
場合には、脚部安定板40は設けなくてもよいことは言
うまでもない。また高さ調整脚30の雄ねじ部32の上
端にはドライバー等が係合する溝34を設けたが、六角
ボルトの工具が係合する六角穴を設けてもよい。
【0020】このように、下板12の裏面には傾斜角度
ブロック20が固定され、傾斜角度ブロック20を複数
個の高さ調整脚30の傾斜角度ブロック支持部35で支
持し、かつ高さ調整脚30の雄ねじ部32の上端部が傾
斜角度ブロック20の孔23に挿入された構造となって
いるので、下板12及び上板11を複数枚連続して緩や
かな傾斜で配設しても、安全性が確保される。
【0021】また下板12、傾斜角度ブロック20には
連通した孔13、23が設けられ、高さ調整脚30の雄
ねじ部32の上端にはドライバー等の工具が挿入される
溝34等の係合部が設けられているので、下板12の上
方より孔13、23にドライバー等の工具を挿入して雄
ねじ部32を回し、傾斜角度ブロック20、即ち下板1
2の高さを調整することができ、作業性に優れている。
【0022】また上板11が合板よりなる場合には、表
面に砂状防水塗装14を施すことにより、雨の日でも安
心して通行できるようになる。また設置されたスロープ
板10の側面に沿って手摺り50を設けると、より一層
安心して通行できるようになる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、下板の表面に張り合わ
せられた上板とより成るスロープ板と、前記下板の裏面
に固定された傾斜角度ブロックと、この傾斜角度ブロッ
クを支持して該傾斜角度ブロックの高さを調整する高さ
調整脚とを備え、前記下板には、複数個の孔が設けら
れ、前記傾斜角度ブロックは、一定の傾斜角度を有し前
記下板の孔に連通する孔が設けられ、前記高さ調整脚
は、床面に直接又は床面に設けられた脚部安定板上に載
置される支持部と、この支持部に回転自在に支承され、
上端部が前記傾斜角度ブロックの孔に挿入され、かつ上
端にドライバー等の工具が係合する係合部が形成された
雄ねじ部と、この雄ねじ部に螺合し該雄ねじ部を回すこ
とにより上下動する雌ねじ部と、この雌ねじ部の上端に
設けられ前記傾斜角度ブロックを支持する傾斜角度ブロ
ック支持部とから成るので、段差の大小に係わらず緩や
かな傾斜角度が得られ、かつ作業生及び安全性に優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の段差解消スロープの一実施の形態を示
す斜視図である。
【図2】スロープ板の斜め下方より見た斜視図である。
【図3】要部の一部断面斜視図である。
【符号の説明】
10 スロープ板 11 上板 12 下板 13 孔 14 砂状防水塗装 20 傾斜角度ブロック 23 孔 30 高さ調整脚 31 支持部 32 雄ねじ部 33 雌ねじ部 34 溝 35 傾斜角度ブロック支持部 40 脚部安定板 50 手摺り

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下板の表面に張り合わせられた上板とよ
    り成るスロープ板と、前記下板の裏面に固定された傾斜
    角度ブロックと、この傾斜角度ブロックを支持して該傾
    斜角度ブロックの高さを調整する高さ調整脚とを備え、
    前記下板には、複数個の孔が設けられ、前記傾斜角度ブ
    ロックは、一定の傾斜角度を有し前記下板の孔に連通す
    る孔が設けられ、前記高さ調整脚は、床面に直接又は床
    面に設けられた脚部安定板上に載置される支持部と、こ
    の支持部に回転自在に支承され、上端部が前記傾斜角度
    ブロックの孔に挿入され、かつ上端にドライバー等の工
    具が係合する係合部が形成された雄ねじ部と、この雄ね
    じ部に螺合し該雄ねじ部を回すことにより上下動する雌
    ねじ部と、この雌ねじ部の上端に設けられ前記傾斜角度
    ブロックを支持する傾斜角度ブロック支持部とから成る
    ことを特徴とする段差解消スロープ。
  2. 【請求項2】 前記スロープ板の前記上板の表面には、
    砂状防水塗装が施されていることを特徴とする請求項1
    記載の段差解消スロープ。
  3. 【請求項3】 設置された前記スロープ板の側面に沿っ
    て手摺りが設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の段差解消スロープ。
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