JP3049003U - ヨーヨー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊戯するときのアクションに面白さを加える
工夫を施した新規のヨーヨーを提供する。 【解決手段】 左右一対の円盤形状側体１、２を僅かに
離してその中心を短軸３の両端に回転不能に固定し、短
軸３における左・右側体１、２の間の個所に操作紐４の
基端を結着し、左・右各側体１、２に短軸３のボス部
５、６を中心とする中空室７、８を設け、これ等左・右
の中空室７、８に回転アーム９を装入してその中心個所
を上記ボス部５、６に回転自在として支承し、この回転
アーム９の両端部におもり１０、１１を固定して成るも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ヨーヨーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来知られているこの種のヨーヨーは、左右一対の円盤形状側体１、２を僅か に離してその中心を短軸３の両端に回転不能に固定し、短軸３における左・右側 体１、２の間の個所に操作紐４の基端を結着しただけの形式、すなわち本考案に 係るヨーヨーにおける回転おもりを有していない形式のものであった。このため に遊戯におけるアクションが単調で面白さに欠けている嫌いがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、遊戯するときのアクションに面白さを加える工夫を施した新規のヨ ーヨーを提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係るに係るヨーヨーは、左右一対の円盤形 状側体１、２を僅かに離してその中心を短軸３の両端に回転不能に固定し、短軸 ３における左・右側体１、２の間の個所に操作紐４の基端を結着し、左・右各側 体１、２に短軸３のボス部５、６を中心とする中空室７、８を設け、これ等左・ 右の中空室７、８に回転アーム９を装入してその中心個所を上記ボス部５、６に 回転自在として支承し、この回転アーム９の両端部におもり１０、１１を固定し て成るものであり、 そして、消音用のコイルバネ２０を装備したものであり、 また、回転アーム９の回転角を規制するためのピン２７を設けたものである。

【０００５】

【考案の効果】

本考案に係るヨーヨーは、上記のような構成であるので、左・右側体１、２と 短軸３から成る本体部１２が操作紐４により操作される場合において下降から上 昇にまたは上昇から下降に変えるときには、おもり１０、１１付きの回転アーム ９と本体部１２との回転が当該アーム９の慣性によって瞬間のズレを起して、従 来のヨーヨーとは異ったアクションを行う面白さがあり、また本考案においてお もり１０、１１の遠心力が本体部１２の回転たとえばスピード、動作等に変化を 与えるものであって、全体として従来の形式のものでは得ることのできないよう な遊戯の面白さを現出する好ましい効果を奏するものであり、しかも消音用コイ ルバネ２０の作用によって回転アーム９がガタつき音を出すことがなくなり、不 快感のない遊戯を可能とするものであり、またピン２７と回転アーム９との衝合 による反動によって下降から上昇への切替がスムーズになされるものであって失 敗の少ない遊戯ができるものである。

【０００６】

【実施例】

図に示す実施例は、透明の硬質プラスチックを以て構成した左右一対の円盤状 側体１、２を僅かに離してその中心を短軸３の両端に回転不能に固定し、短軸３ における左・右側体１、２の間の個所に操作紐４の基端を結着すると共に左・右 側体１、２の外面に凹所１３を設け且つこの各凹所１３の開口に透明プラスチッ ク製蓋体１４を係止爪１６と段部１７による係止によって嵌着することによって 、短軸３のボス部５、６を中心とする中空室７、８を形成し、またボス部５、６ に二重周壁の皿形状体１８を回転自在に嵌着すると共にこの皿形状体１８の二重 周壁部１９に消音用のコイルバネ２０を嵌入して当該コイルバネ２０の両端を凹 所１３の底面と二重周壁１９部分の底面に軽く圧接させることによって、皿形状 体１８の底壁２１の外面の中心点を予め上記蓋体１４の内面の中心に設けた尖頭 突起２２に軽く押し当て、これにより皿形状体１８の遊びによりカタカタと発音 することを防止するようにすると共に当該皿形状体１８の両側に突出板部２３、 ２４を一体に突設して回転アーム９を形成し、この回転アーム９の突出板部２３ 、２４の先端個所に孔２５、２６を設けてこれ等孔２５、２６に球形金属おもり １０、１１を抜出不能として嵌着固定し、更に上記凹所１３の底面の外周に突出 板部２３、２４の先端個所が衝合して回転アーム９の回転角を規制する４本の突 ピン２７を四方配置で設けたものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】操作紐を省いて示す全体の側面図である。

【図２】図１Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図３】図１Ｂ−Ｂ線に沿う断面図である。

【図４】操作紐および蓋体を省いて示す全体の側面図で
ある。

【符号の説明】

１、２ 円盤状側体 ３ 短軸 ４ 操作紐 ５、６ ボス部 ７、８ 中空室 ９ 回転アーム １０、１１ おもり １２ 本体部 １３ 凹所 １４ 蓋体 １６ 係止爪 １７ 段部 １８ 皿形状体 １９ 二重周壁部 ２０ コイルバネ ２１ 底壁 ２２ 尖頭突起 ２３、２４ 突出板部 ２５、２６ 孔 ２７ 突ピン

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右一対の円盤形状側体１、２を僅かに
   離してその中心を短軸３の両端に回転不能に固定し、短
   軸３における左・右側体１、２の間の個所に操作紐４の
   基端を結着し、左・右各側体１、２に短軸３のボス部
   ５、６を中心とする中空室７、８を設け、これ等左・右
   の中空室７、８に回転アーム９を装入してその中心個所
   を上記ボス部５、６に回転自在として支承し、この回転
   アーム９の両端部におもり１０、１１を固定して成るこ
   とを特徴とするヨーヨー。
2. 【請求項２】 消音用のコイルバネ２０を装備したこと
   を特徴とする請求項１記載のヨーヨー。
3. 【請求項３】 回転アーム９の回転角を規制するための
   ピン２７を設けたことを特徴とする請求項１記載のヨー
   ヨー。