JP3048742B2 - 新規な造塩体染料およびインキ組成物 - Google Patents

新規な造塩体染料およびインキ組成物

Info

Publication number
JP3048742B2
JP3048742B2 JP4076643A JP7664392A JP3048742B2 JP 3048742 B2 JP3048742 B2 JP 3048742B2 JP 4076643 A JP4076643 A JP 4076643A JP 7664392 A JP7664392 A JP 7664392A JP 3048742 B2 JP3048742 B2 JP 3048742B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
salt
ink
parts
basic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4076643A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05279593A (ja
Inventor
嵩 小野
龍哉 柳生
哲已 赤瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orient Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Orient Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orient Chemical Industries Ltd filed Critical Orient Chemical Industries Ltd
Priority to JP4076643A priority Critical patent/JP3048742B2/ja
Priority to US08/035,596 priority patent/US5281264A/en
Priority to DE1993611420 priority patent/DE69311420T2/de
Priority to EP19930105293 priority patent/EP0563907B1/en
Publication of JPH05279593A publication Critical patent/JPH05279593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3048742B2 publication Critical patent/JP3048742B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/16Writing inks
    • C09D11/17Writing inks characterised by colouring agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B69/00Dyes not provided for by a single group of this subclass
    • C09B69/02Dyestuff salts, e.g. salts of acid dyes with basic dyes
    • C09B69/04Dyestuff salts, e.g. salts of acid dyes with basic dyes of anionic dyes with nitrogen containing compounds
    • C09B69/045Dyestuff salts, e.g. salts of acid dyes with basic dyes of anionic dyes with nitrogen containing compounds of anionic azo dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/03Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder
    • C09D11/037Printing inks characterised by features other than the chemical nature of the binder characterised by the pigment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筆記具用インキ、記録用
インキ、スタンプ用インキおよび印刷用インキに有用な
新規な造塩体染料に関し、特に、アルコールおよびグリ
コールのような親水性有機溶剤に対する溶解性に優れた
黄色ジスアゾ造塩体染料、および造塩可能な黄色酸性染
料と塩基性染料との組み合わせによる各色の造塩体染料
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙のような被記録材に記録を
行うための筆記記録用およびインクジェット記録用イン
キ、または印刷用インキとして、種々の染料または顔料
を液媒体やバインダーに溶解若しくは分散させた組成物
が利用されている。
【0003】このなかで、有機顔料分散型インキは耐光
性のような堅牢特性に優れる利点を有する。しかしなが
ら、この種の顔料分散型インキにおいては、顔料が経時
的に沈降および凝集し易い。したがって、製造工程にお
いて分散加工のような繁雑な変質防止処理が必要とな
り、製造コストが上昇する。
【0004】一方、染料を溶解した油性インキや水性イ
ンキの製造工程には厄介な分散加工処理を必要としな
い。したがって、染料溶解型インキは顔料分散型インキ
よりも簡便に製造可能である。しかしながら、染料溶解
型の油性インキには溶剤毒性の問題があり、染料溶解型
の水性インキには乾燥が遅く汎用性に欠ける問題があ
る。したがって、近年ではアルコールのような親水性溶
剤に対する溶解性に優れた染料が求められている。
【0005】このような要求を可及的に満足し得る染料
としては、例えば、オーラミンおよびローダミンのよう
な塩基性染料と酸性染料との造塩体、塩基性染料を脂肪
酸等で処理したもの、スルホン基のような水可溶性基を
有する含金属錯塩染料、および酸性染料(例えば、アシ
ッドイエロー23、42およびアシッドレッド73等)を有機
アミンで処理したもののような種々のアルコール可溶性
染料が知られている。
【0006】しかしながら、従来のアルコール可溶性染
料を用いた油性インキは、温度および湿度のような環境
条件が変化した場合の経時溶解安定性、および筆跡の堅
牢性(耐光性および耐水性)などが共に不十分である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題を解決するものであり、その目的とするところは、ア
ルコールやグリコールのようなアルコール系親水性有機
溶剤に対する溶解性に優れており、経時溶解安定性およ
び筆跡の堅牢性(耐光性および耐水性)に優れたインキ組
成物を提供可能な鮮明色の新規な造塩体染料を提供する
こと、並びにこれを含有するインキ組成物を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、式
【0009】
【化3】
【0010】[式中、Ka+はC6〜C20のアミンカチオンも
しくは塩基性染料カチオンであり、nはKa+の数を示す1
〜4の整数である。]で示す構造を有する造塩体染料を
提供するものであり、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0011】本発明の式(I)で示す構造を有する造塩体
染料は、式
【0012】
【化4】
【0013】[式中、Mは水素またはアルカリ金属であ
る。]で示す構造を有するカルボキシル基とスルホン基
とを有するジスアゾ水溶性染料(以降はアニオン成分と
称する。)を、アミンもしくは塩基性染料(以降はカチオ
ン成分と称する。)と造塩させることにより得ることが
好ましい。
【0014】本発明に用いうるアニオン成分は水溶性染
料である。これはビス-ジアゾ化可能な4,4'-シクロヘキ
シリデンジ-o-トルイジン(4,4'-Cyclohexylidenedi-o-t
oluidine)をベース(以降はC-ベースと称する。)として
用い、少なくともカルボキシル基とスルホン基とを有す
るピラゾロン誘導体(例えば、1-(スルホフェニル)-3-カ
ルボキシ-5-ピラゾロン)をカップリング成分として用い
る造塩可能な黄色色素である。このアニオン成分は、上
記C-ベース(1モル)をビス-ジアゾ化し、次いでピラゾ
ロン誘導体(2モル)とカップリングすることにより得ら
れる。
【0015】本発明のアニオン成分は酸塩析することに
より反応系から酸形態で容易に分離できる。ナトリウム
塩またはカリウム塩の形態で本発明のアニオン成分を分
離した場合は、アルコール-塩酸水中で処理することに
より酸形態に変換可能である。
【0016】C-ベースは、例えば、英国特許1,183,544
号に記載の方法により合成される。即ち、シクロヘキサ
ノンと0-トルイジンとを塩酸酸性水溶液中で90〜120℃
および8〜15時間反応させることにより得られる。得ら
れた粗製のC-ベースは所望により、有機溶剤で精製され
る。未精製C-ベースを中間体として使用した場合には、
鮮明色の色素が得られないことがある。
【0017】本発明にカチオン成分として用いうるアミ
ンは炭素数の合計が6〜20の範囲の脂肪族もしくは脂環
族アミン、アルカノールアミン誘導体、ジアミン誘導
体、およびグアニジンおよびグアニジン誘導体が好まし
い。炭素数6以下の水混和性のジメチルアミン、ジエチ
ルアミン、プロピルアミンおよびエタノールアミン等を
用いると、得られる造塩体染料が親油性に欠けるので本
発明の目的を達成できない。
【0018】本発明にカチオン成分として好適に用いう
るアミンの具体例には、遊離アミンの形で、ヘキシルア
ミン、ペンチルアミン、オクチルアミン、2-エチルヘキ
シルアミン、ジ-(2-エチルヘキシル)アミンおよびドデ
シルアミンのような脂肪族アミン;シクロヘキシルアミ
ンおよびジ-シクロヘキシルアミンのような脂環族アミ
ン;3-プロポキシプロピルアミン、ジ-(3-エトキシプロ
ピル)アミン、3-ブトキシプロピルアミン、オクトオキ
シプロピルアミンおよび3-(2-エチルヘキシルオキシ)プ
ロピルアミンのようなアルコキシアルキルアミン;N-シ
クロヘキシルエタノールアミン、N-ドデシルエタノール
アミンおよびN-ドデシルイミノ-ジ-エタノールのような
アルカノール基含有アミン;ジエチルアミノプロピルア
ミンおよびジブチルアミノプロピルアミンのようなジア
ミン;1,3-ジフェニルグアニジン、1-o-トリルグアニジ
ンおよびジ-o-トリルグアニジンのようなグアニジン(誘
導体);などが挙げられる。
【0019】また、本発明のカチオン成分として各種の
塩基性染料を用いることもできる。本発明に用いうる塩
基性染料は鮮明色および優れた耐光性を有するものであ
れば特に限定されない。しかしながら、一般に、塩基性
染料には鮮明色を有するものは多いけれども耐光性に優
れるものが少ない。したがって、本発明に特に好適に用
いうる塩基性染料としては、比較的耐光堅牢なローダミ
ン系およびトリフェニルメタン系のような塩基性染料が
挙げられる。
【0020】アルコールおよびグリコール系溶剤に優れ
た溶解性を示し、且つ鮮明色および優れた耐光性を有す
る本発明の造塩体染料を得るためには、以下に例示する
塩基性染料が特に好適に用いうる。
【0021】C.I.ベーシック イエロー2 C.I.ベーシック イエロー11 C.I.ベーシック イエロー51 C.I.ベーシック オレンジ2 C.I.ベーシック オレンジ21 C.I.ベーシック オレンジ22 C.I.ベーシック レッド1 C.I.ベーシック レッド12 C.I.ベーシック レッド13 C.I.ベーシック バイオレット10 C.I.ベーシック バイオレット1 C.I.ベーシック ブルー7 C.I.ベーシック ブルー1
【0022】本発明の式(II)で示す構造を有するアニオ
ン成分をカチオン成分としてのアミンおよび/または塩
基性染料で造塩することにより本発明のアルコール可溶
性染料が得られる。この造塩操作には当業者に周知の全
ての方法を用いうる。例えば、本発明のアニオン成分と
しての水溶性アニオン染料(式(II))1モルを水に溶解し
て2〜10%溶液とした後、これに、陰イオン染料の酸基
の数に相当するモル数のカチオン成分としてのアミンも
しくは塩基性染料の水溶液を滴下し、ついで、酸性雰囲
気下で1〜5時間撹拌することにより本発明のアルコー
ル可溶性染料が得られる。
【0023】この際に、アニオン成分1モルに対して4
モルまでのカチオン成分を使用可能である。カチオン成
分の使用量が4モルを上回ると、未反応カチオン成分が
混入し得るので脱塩等の水洗工程に長時間を要し、好ま
しくない。アミンを用いて造塩する場合には、4モル程
度の量でカチオン成分を用いることが特に好ましい。一
方、塩基性染料を用いて造塩する場合には、好ましくは
2〜4モル、更に好ましくは3〜4モルの量でカチオン
成分を使用することにより所望の溶解性を有する造塩体
染料が得られる。
【0024】カチオン成分としてアミンを用いる場合
は、カチオン成分は、一般に、無機酸(例えば、塩酸や
硫酸)塩または有機酸(例えば、蟻酸や酢酸)塩の形態で
用いられる。しかしながら、遊離アミンの形態で直接添
加することにより反応させてもよい。
【0025】中和量のカチオン成分を特に必要としない
理由は明らかでないが、カルボキシル基の極性はスルホ
ン基の極性に比べ小さいので、アルコールおよびグリコ
ールに対する溶解性に実質的に影響を及ぼさないためと
考えられる。一般に、スルホン基はカルボキシル基に比
べ優先的若しくは選択的に塩基性物質により造塩され
る。このようにして得られる本発明の造塩体染料は所望
によりカルボキシル基を遊離酸の形で残し得るので、広
範囲の親水性有機溶剤に対する親和性または溶解性に優
れる。
【0026】また、本発明は、式(I)で表わされる造塩
体染料と油性液媒体とを含有するインキ組成物を提供す
る。本発明のインキ組成物に用いうる油性液媒体はアル
コールおよび/またはグリコール(グリコールのエーテル
または、エステルを含む。)を主成分とする有機溶剤で
あることが好ましい。インキ液媒体がアルコール性溶剤
を主体とする無公害インキを提供できるからである。
【0027】本発明の油性液媒体に用いうるアルコール
系有機溶剤としては、1価のアルコール(例えば、エタ
ノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノ
ール、アミルアルコール、ベンジルアルコール、シクロ
ヘキサノールおよびジアセトンアルコールのようなアル
コール; エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ルおよびジプロピレングリコールモノエチルエーテルの
ようなグリコールのモノアルキルエーテル; およびエチ
レングリコールモノアセテートおよびプロピレングリコ
ールモノアセテートのようなグリコールのモノアセテー
ト等)、および2価のアルコール(例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリメチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールお
よびブタンジオールのようなグリコール等)等が挙げら
れる。
【0028】本発明では、低毒性または無毒性のエタノ
ール、n-プロパノール、イソプロパノール、ベンジルア
ルコール、エチレングリコール、フエニルグリコール、
プロピレングリコールモノアルキルエーテルおよび乳酸
エステルのような有機溶剤を適宜混合することにより、
環境衛生上問題のないインキを調製できる。
【0029】本発明の油性液媒体にはアルコール系有機
溶剤の他にも、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチルの
ような乳酸エステルをインク組成物の全量に対して30
重量%を下回る量で併用できる。また、N−(2−ヒド
ロキシエチル)−2−ピロリドン、N−メチルピロリド
ン、2−ピロリドンのようなピロリドンをインク組成物
の全量に対して15重量%を下回る量で併用できる。
【0030】本発明のインキ組成物は、インキ組成物全
重量に対して1〜30重量%、好ましくは5〜10重量%の
本発明の造塩体染料を、60〜95重量%、好ましくは75〜
85重量%の上記有機溶剤と5〜15重量%、好ましくは8
〜12重量%のインク用樹脂とからなる液媒体に(加熱)溶
解後、濾過することにより得られる。この際に、必要に
応じて、ノニオン系界面活性剤や防錆剤のような添加剤
を少量加えてもよい。
【0031】本発明のインキ組成物中に含有される造塩
体染料の量はインキの用途に依存して種々に異なる。一
般に、ボールペン用としては、15〜25重量%、マーキン
グペン用としては、5〜15重量%、インクジェット記録
用としては、3〜10重量%の量で用いられる。
【0032】本発明のインキ組成物に好適に使用できる
インク用樹脂はアルコール可溶性であれば特に限定され
ない。例えば、この種のインキ用樹脂として汎用される
ビニルピロリドンの低縮合物、アルキッド樹脂、アクリ
ル樹脂、フェノール樹脂、スチレンマレイン酸樹脂、ケ
トン樹脂およびロジン樹脂などが例示できる。
【0033】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。また、特に
ことわらない限り部は重量基準であり、mol数は100%換
算の値である。
【0034】実施例1〜6では本発明の造塩体染料の調
製を説明する。
【0035】
【実施例1】中間体C-ベースの合成 o-トルイジン160部(1.5mol)と塩酸100部とを撹拌混合し
て後、シクロヘキサノン50部(0.5mol)を加え、90〜110
℃で8時間撹拌することにより縮合反応させた。次に45
%苛性ソーダ水溶液50部を加え、水蒸気蒸留により未反
応o-トルイジンを回収した後に冷却することにより固体
状の中間体4,4'-シクロヘキシリデン-o-トルイジンを得
た。この中間体を溶剤精製して白色結晶物100部を得
た。
【0036】得られた中間体C-ベースの高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)の分析結果を図1に示す。
【0037】中間体C-ベースのHPLC分析条件 カラム:RP-18、5μ(4.7mm径、150mm長) 温度:50℃ 流量:1.3ml/mil 検出波長:254nm キャリヤー:CH3CN 65ml H2O 35ml トリエタノールアミン 1ml CH3COOH 3ml (0.02N、KH2PO3) 試料濃度:10mg/10mlキャリヤー 注入量:5μl
【0038】アニオン成分の合成 得られた中間体88部(0.3mol)を常法によりビスアゾ化
し、1-(スルホフェニル)-3-カルボキシ-5-ピラゾロン17
0部(0.6mol)とpH=7.5〜8.5(アルカリ側)でカップリング
した後に、酸・塩析、濾過、水洗および乾燥することに
より、黄色のアニオン成分(Na塩)200部を得た。薄層ク
ロマト(TLC)分析の結果、1スポットであることを確認
した。
【0039】TLC分析条件 展開溶媒:ピリジン/n-ブタノール/水=1/1/1 薄層:DC-Fertigplotten cellulose F(MERCK社製)
【0040】造塩体染料の合成 得られたアニオン成分88部(0.1mol)を水に溶解した後、
これを濾過することにより5%溶液とした。
【0041】これに撹拌下、カチオン成分としての3-(2
-エチルヘキシル)プロピルアミン75部(0.4mol)の酢酸水
溶液を、pH=3〜4で50分を要して滴下し、5〜10℃で
3時間撹拌して黄色造塩体染料(染料例1)135部を得た
(n平均値2.5)。得られた染料は2≦n≦3の造塩体染料
であることを確認した。
【0042】この染料の構造を以下の式に示し、色相お
よび最大吸収波長(λmax)を表1に示す。可視吸収スペ
クトル(メタノール溶媒中)を図2に示す。
【0043】
【化5】
【0044】[式中、2≦n≦3である。]
【0045】
【実施例2および3】実施例1で用いた3-(2-エチルヘ
キシル)プロピルアミンの代わりにそれぞれ表1に示す
カチオン成分(0.4mol)を用いること以外は実施例1と同
様にして、実施例2および3の造塩体(染料例2および
3)を得た。
【0046】それぞれの造塩体染料の構造を以下の式に
示し、色相および最大吸収波長(λm ax)を表1に示す。
【0047】
【化6】
【0048】[式中、2≦n≦3である。]
【0049】
【化7】
【0050】[式中、3≦n≦4である。]
【0051】
【実施例4】実施例1で得られたアニオン成分88部(0.1
mol)を水に溶解した後、これを濾過することにより5%
色素溶液を調製した。
【0052】これに撹拌下、カチオン成分としてのロー
ダミン6GCP(C.I.ベーシックレッド)140部(0.3mol)を3
%水溶液としたものを濾過した。その後、この溶液をpH
=2〜4で、50分を要して滴下し、40〜50℃で3時間撹
拌した。次いで温度を65℃とし、粗粒子化した後、濾
過、水洗および乾燥することにより以下の式に示す構造
を有する粉末状の赤色造塩体(染料例4)200部を得た。
得られた染料は以下の式に示す2≦n≦3の造塩体染料
であることを確認した。色相および最大吸収波長
max)を表1に示す。
【0053】
【化8】
【0054】[式中、2≦n≦3である。]
【0055】また、この染料の可視吸収スペクトル(メ
タノール溶媒中)を図3に示す。
【0056】
【実施例5】実施例4で用いたローダミン6GCP(C.I.ベ
ーシックレッド)の代わりに表1に示すカチオン成分ロ
ーダミン4G(C.I.ベーシックレッド)190部(0.4mol)を用
いること以外は実施例4と同様にして、赤色の造塩体
(染料例5)を得た。
【0057】得られた染料は、以下の式に示す構造を有
することを確認した。色相および最大吸収波長(λmax)
を表1に示す。
【0058】
【化9】
【0059】[式中、2≦n≦3である。]
【0060】
【実施例6】実施例4で用いたローダミン6GCP(C.I.ベ
ーシックレッド)の代わりに表1に示すカチオン成分メ
チルバイオレット(C.I.ベーシックバイオレット)145部
(0.4mol)を用いること以外は実施例4と同様にして、青
紫色の造塩体(染料例6)を得た。
【0061】得られた染料は、以下の式に示す構造を有
することを確認した。色相および最大吸収波長(λmax)
を表1に示す。
【0062】
【化10】
【0063】[式中、2≦n≦3である。]
【0064】
【比較例1〜4】アニオン成分として式
【0065】
【化11】
【0066】で示す構造を有するアシッドイエロー42
(C.I.Acid Yellow42)を用いること以外は実施例1と同
様にして、表1に示すカチオン成分(アミンまたは塩基
性染料)を用いてそれぞれ造塩することにより、以下の
式に示す構造の造塩体染料(比較染料例1〜4)を得た。
【0067】
【化12】
【0068】
【化13】
【0069】
【化14】
【0070】
【化15】
【0071】
【表1】 カチオン成分 造塩体染料 (アミンまたは塩基性染料) 色相 λmax(nm) 実施例1 3-(2-エチルヘキシルオキシ)フ゜ロヒ゜ルアミン 黄色 458 実施例2 2-エチルヘキシルアミン 黄色 460 実施例3 1,3-シ゛フェニルク゛アニシ゛ン 黄色 460 実施例4 ロ-タ゛ミン6GCP 赤色 528 実施例5 ロ-タ゛ミン4G 赤色 528 実施例6 メチルハ゛イオレット 青紫色 580 比較例1 3-(2-エチルヘキシルオキシ)フ゜ロヒ゜ルアミン 黄色 422 比較例2 1,3-ジフェニルク゛アニシ゛ン 黄色 422 比較例3 ロ-タ゛ミン6GCP 赤色 525 比較例4 メチルハ゛イオレット 青紫色 578
【0072】
【実施例7】本実施例では、実施例1〜6で得られた造
塩体染料(染料例1〜6)および比較例1〜4で得られた
造塩体比較染料例1〜4のアルコール性有機溶剤に対す
る溶解性を説明する。
【0073】溶剤100部をマグネットスターラーで撹拌
しながら、これに染料を添加し、濾紙(東洋濾紙No.2)に
スポットすることにより、飽和濃度を調べた。なお、エ
チレングリコールおよび混合溶媒(フェニルグリコー
ル:ベンジルアルコール:オレイン酸=4:1:1)を溶
剤として用いた試料については、70〜80℃に加温して行
った。得られた結果を表2に示す。
【0074】表2に於ける数値は、それぞれの造塩体染
料の各溶剤に対する溶解度を重量%で示したものであ
る。
【0075】
【表2】 実施例および比較例の 造塩体染料 エタノ-ル n-フ゜ロハ゜ノ-ル エチレンク゛リコ-ル 混合溶媒a 染料例1 25 20 30 40 染料例2 10 5 30 35 染料例3 10 5 30 30 染料例4 15 10 30 40 染料例5 20 15 30 40 染料例6 10 5 30 40 比較染料例1 7 3 15 10 比較染料例2 5 3 15 15 比較染料例3 5 2 15 20 比較染料例4 1 1 10 30 a フェニルグリコール:ベンジルアルコール:オレイン酸=4:1:1
【0076】実施例8〜10では本発明の造塩体染料を用
いて調製したアルコールマーキングペン用インキの特性
を説明する。
【0077】
【実施例8】 造塩体染料(染料例1) ・・・6部 エタノール ・・・69部 ベンジルアルコール ・・・5部 乳酸エチル ・・・10部 ケトン樹脂 ・・・10部
【0078】上記の配合物を40℃で均一に混合溶解する
ことにより黄色のインキを調製した。このインキの経時
安定性を低温/高温器(商品名:INCUBATOR、三洋電機社
製)にて調べたところ、3ケ月間のテスト(温度範囲-10
〜50℃、60分間隔で繰返し)に於いても染料の析出およ
びインキ組成物の増粘は認められなかった。また、筆跡
の耐水性および耐光性は表3に示す通り良好であった。
【0079】
【実施例9】 造塩体染料(染料例4) ・・・7部 エタノール ・・・71部 ベンジルアルコール ・・・5部 乳酸エチル ・・・10部 フェノール樹脂 ・・・7部
【0080】上記の配合物を60℃で均一に混合溶解し、
精密濾過することにより赤色インキを得た。実施例8と
同様にして経時安定性を調べたところ、染料のような析
出およびインキの増粘は認められなかった。また、筆跡
の耐水性および耐光性は表3に示す通り良好であった。
【0081】
【実施例10】 造塩体染料(染料例6) ・・・6部 エタノール ・・・71部 ベンジルアルコール ・・・5部 乳酸エチル ・・・10部 フェノール樹脂 ・・・8部
【0082】上記の配合物を60℃で均一に混合溶解し、
精密濾過することにより紫青色インキを得た。実施例A
と同様にして経時安定性を調べたところ、染料のような
析出およびインキの増粘は認められなかった。また、筆
跡の耐水性および耐光性は表3の示す通り良好であっ
た。
【0083】
【実施例11】本実施例では本発明の造塩体染料を用い
て調製した油性ボールペン用インキの特性を説明する。
【0084】 造塩体染料(染料例1) ・・・2部 造塩体染料(染料例4) ・・・10部 含金属錯塩染料(商品名:Vslifast Orange 2210、 オリエント化学工業社製) ・・・11部 フェニルグリコール ・・・38部 ベンジルアルコール ・・・9.5部 活性剤(商品名:プライサーフP-208、 第一工業製薬社製) ・・・5.5部 ポリビニルピロリドン ・・・3部 ケトン樹脂(商品名:ハイラック、日立化成社製) ・・・21部
【0085】上記の配合物を60℃で均一に混合溶解し、
精密濾過することにより赤色インキを得た。実施例8と
同様にして経時安定性を調べたところ、染料の析出およ
びインキの増粘は認められなかった。また、筆跡の耐水
性および耐光性は表3に示す通り良好であった。
【0086】
【比較例5】実施例8で用いた本発明の造塩体(染料例
1)の代わりに比較染料例1を用いること以外は実施例
8と同様にして黄色インキを得、経時安定性、筆跡の耐
水性および耐光性を評価した。結果を表3に示す。
【0087】
【比較例6】実施例9で用いた本発明の造塩体(染料例
4)の代わりに比較染料例3を用いること以外は実施例
9と同様にして赤色インキを得、経時安定性、筆跡の耐
水性および耐光性を評価した。結果を表3に示す。
【0088】
【比較例7】実施例10で用いた本発明の造塩体(染料例
6)の代わりに比較染料例4を用いること以外は実施例1
0と同様にして紫青色インキを得、経時安定性、筆跡の
耐水性および耐光性を評価した。結果を表3に示す。
【0089】
【表3】 アルコールマーカーペン用 インキの 筆跡の 筆跡の インキ 経時安定性 耐水性 耐光性 実施例8 ◎ ◎ ◎ 実施例9 ◎ ◎ △ 実施例10 ○ ○ ○ 比較例5 × ◎ ◎ 比較例6 × × × 比較例7 × ○ ○
【0090】
【比較例8】実施例11で用いた本発明の造塩体(染料例
1および4)の代わりにそれぞれ比較染料例1および3
を用いること以外は実施例11と同様にして赤色インキを
得、経時安定性、筆跡の耐水性および耐光性を評価し
た。結果を表4に示す。
【0091】
【表4】 油性ボールペン用 インキの 筆跡の 筆跡の インキ 経時安定性 耐水性 耐光性 実施例11 ◎ ◎ ○ 比較例8 × △ △
【0092】経時安定性評価法 インキ30mlをガラス瓶に採り、低温/高温器(商品名:INC
UBATOR、三洋電機社製)にて、3ケ月間テスト(温度範囲
-10〜50℃、60分間隔で繰返し)した後、染料のような析
出およびインキの増粘の有無を観察し、以下の基準によ
り評価した。 評価基準 ◎:優良 ○:良 △:やや不良 ×:
不良
【0093】耐水性評価法 インキをペンにセットし、JIS P3201(筆記用紙)に筆記
して、筆記30分後、蒸留水に24時間浸漬し、引き上げ風
乾後、筆跡を観察し、以下の基準により評価した。 評価基準 ◎:優良 ○:良 △:やや不良 ×:
不良
【0094】耐光性評価法 インキをペンにセットし、JIS P3201(筆記用紙)に筆記
後、ロングライフ・フェードメータ(カーボンアーク式)
中で、5時間光照射して、筆跡を観察し、以下の基準に
より評価した。 評価基準 ◎:優良 ○:良 △:やや不良 ×:
不良
【0095】
【発明の効果】アルコールやグリコールのようなアルコ
ール系親水性有機溶剤に対する溶解性に優れており、経
時溶解安定性および筆跡の堅牢性(耐光性および耐水性)
に優れたインキ組成物を提供可能な鮮明色の新規な造塩
体染料、並びにこれを含有するインキ組成物が提供され
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られた中間体C-ベースの高速液
体クロマトグラムである。
【図2】 実施例1で得られた造塩体染料例1の可視吸
収スペクトルである。
【図3】 実施例4で得られた造塩体染料例4の可視吸
収スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09D 11/16 C09D 11/16 (56)参考文献 特開 昭59−226072(JP,A) 特開 昭60−215082(JP,A) 特開 昭58−67756(JP,A) 米国特許5068319(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 69/04 C09B 35/03 C09B 35/205 C09B 69/06 C09D 11/02 C09D 11/16 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、Ka+はC6〜C20のアミンカチオンもしくは塩基性
    染料カチオンであり、nはKa+の数を示す1〜4の数であ
    る。]で示す構造を有する造塩体染料。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 [式中、Mは水素またはアルカリ金属である。]で示す構
    造を有する水溶性染料とC6〜C20のアミンもしくは塩基
    性染料とを反応させることにより得られる、請求項1記
    載の造塩体染料。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の造塩体染料と油性液媒体
    とを含有するインキ組成物。
JP4076643A 1992-03-31 1992-03-31 新規な造塩体染料およびインキ組成物 Expired - Fee Related JP3048742B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4076643A JP3048742B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 新規な造塩体染料およびインキ組成物
US08/035,596 US5281264A (en) 1992-03-31 1993-03-23 Salt-forming type dye and ink composition
DE1993611420 DE69311420T2 (de) 1992-03-31 1993-03-30 Salzbildender Farbstoff sowie diesen enthaltende Tinte
EP19930105293 EP0563907B1 (en) 1992-03-31 1993-03-30 Salt-forming type dye and ink composition containing it

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4076643A JP3048742B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 新規な造塩体染料およびインキ組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05279593A JPH05279593A (ja) 1993-10-26
JP3048742B2 true JP3048742B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=13611072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4076643A Expired - Fee Related JP3048742B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 新規な造塩体染料およびインキ組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5281264A (ja)
EP (1) EP0563907B1 (ja)
JP (1) JP3048742B2 (ja)
DE (1) DE69311420T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014105459A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Minami Total Plaster Co Ltd ロール巻きシート材の引出し長さ測定器具
KR102115095B1 (ko) * 2018-10-25 2020-05-26 허승택 인테리어 필름 재단기

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5342439A (en) * 1993-09-24 1994-08-30 Hewlett-Packard Corporation Bleed resistance of dyes by counter-ion substitution
US5425805A (en) * 1994-03-02 1995-06-20 Scitex Digital Printing, Inc. Waterfast dyes for ink jet recording fluids
US7094277B2 (en) 2001-10-31 2006-08-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Counterion use for reduction of decap and for improvement of durability of inkjet images
JP2004352918A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Pentel Corp 油性緑色インキ
US7674327B2 (en) * 2004-10-27 2010-03-09 Global Printing Solutions, Inc. Flexographic ink compositions
US7997712B2 (en) * 2007-02-06 2011-08-16 Xerox Corporation Phase change inks containing colorant compounds
JP5687445B2 (ja) * 2010-07-12 2015-03-18 ゼネラル株式会社 インクジェットインク

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5068319A (en) 1990-03-29 1991-11-26 Hoechst Celanese Corporation Biz-diazotized diaryl diamine coupled dyes having improved solubility in organic solvent

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB814605A (en) * 1954-07-26 1959-06-10 Hoechst Ag Disazo dyestuffs derived from 1-phenyl-5-pyrazolone-3-carboxylic acid
DE1132673B (de) * 1958-05-23 1962-07-05 Cfmc Verfahren zur Herstellung von in Firnissen und organischen Loesungs-mitteln loeslichen Farbstoffen
DE1195887B (de) * 1962-10-04 1965-07-01 Bruno V Zychlinski Dr Ing Verfahren zur Herstellung von Farbstoffen
JPS5767677A (en) * 1980-10-15 1982-04-24 Ricoh Co Ltd Ink composition for ink jet recording
US4432900A (en) * 1980-11-14 1984-02-21 Scott Paper Company Cationic dyestuff printing inks
JPS59226072A (ja) * 1983-06-07 1984-12-19 Ricoh Co Ltd 水性インク組成物
JPS60215082A (ja) * 1984-04-10 1985-10-28 Ricoh Co Ltd 水性インク組成物
JPS61101572A (ja) * 1984-10-23 1986-05-20 Ricoh Co Ltd 水性インク
JPS62156180A (ja) * 1985-12-28 1987-07-11 Ricoh Co Ltd インクジエツト記録用水性インク

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5068319A (en) 1990-03-29 1991-11-26 Hoechst Celanese Corporation Biz-diazotized diaryl diamine coupled dyes having improved solubility in organic solvent

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014105459A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Minami Total Plaster Co Ltd ロール巻きシート材の引出し長さ測定器具
KR102115095B1 (ko) * 2018-10-25 2020-05-26 허승택 인테리어 필름 재단기

Also Published As

Publication number Publication date
DE69311420T2 (de) 1998-02-05
EP0563907B1 (en) 1997-06-11
EP0563907A1 (en) 1993-10-06
JPH05279593A (ja) 1993-10-26
US5281264A (en) 1994-01-25
DE69311420D1 (de) 1997-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3423784B2 (ja) 油性黒色インキ組成物
DE3734528A1 (de) Verwendung von farbmitteln fuer aufzeichnungsfluessigkeiten
JP3048742B2 (ja) 新規な造塩体染料およびインキ組成物
EP0539178B1 (en) Waterfast Dye and Aqueous Ink
JPH10306221A (ja) アントラピリドン化合物、水性インク組成物及び着色体
JP3725204B2 (ja) 新規トリフェニルメタン系造塩体染料及びインキ組成物
JP2986614B2 (ja) アルコール可溶性染料およびそれを含むインキ組成物
US20100089284A1 (en) Colorant compound and ink including the colorant compound
EP1160291A1 (de) Azofarbstoffe, deren Herstellung und Verwendung
JP4744029B2 (ja) 油性インキ組成物及びその用途
US4734489A (en) Trisazo compounds useful in producing water-resistant ink compositions
JP3162096B2 (ja) 造塩体染料の濃厚液組成物及びインキ組成物
JP2001240764A (ja) 新規造塩体染料及びこれを含有する油性ボールペンインキ
JP3074068B2 (ja) 水溶性チオフェンジスアゾ染料を含有する水性インキ組成物
EP0475154A1 (de) Disazofarbstoffe deren Kupplungskomponenten aus der Reihe der Hydroxysulfonylnaphthaline stammen
JP3105323B2 (ja) 黒色アニオン性染料、その組成物、このような染料又は組成物からなるインキ、基材の印刷法及び印刷された紙
JP2001019866A (ja) アザメチン造塩体染料の製造方法および油溶性染料インキ
JP2986609B2 (ja) アゾ液体染料およびそれを含むインキ組成物
JPH0153976B2 (ja)
EP0645435B1 (en) Trisazo dye, process for producing the same and aqueous ink composition containing the same
JP3299845B2 (ja) トリスアゾ染料およびこれらを含有する水性インキ組成物
JP3464502B2 (ja) 新規ジスアゾ染料およびこれらを含有する水性インク組成物
JP3248814B2 (ja) 油性赤色インキ組成物
JP3204570B2 (ja) ジスアゾ化合物及びこの化合物を含有するインキ組成物
JPH0873789A (ja) 油性青色インキ組成物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees