JP3048430U - コンクリート型枠組立用継手金具 - Google Patents

コンクリート型枠組立用継手金具

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JP3048430U
JP3048430U JP1997003703U JP370397U JP3048430U JP 3048430 U JP3048430 U JP 3048430U JP 1997003703 U JP1997003703 U JP 1997003703U JP 370397 U JP370397 U JP 370397U JP 3048430 U JP3048430 U JP 3048430U
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信夫 樋口
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樋口 松枝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合板などのコンクリート型枠板材の端と端の
継ぎ合わせ組立、解体を迅速にできるようにすると共
に、熟練を要せず誰でも位置ずれなく組立てて、仕上が
り精度の向上や工期の短縮及び工費の低減をはかる。 【解決の手段】 四角形の各辺に開先した組立用切欠穴
と広口を有する組立用長円穴を設けたプレート1と、該
プレートの組立用切欠穴と長円穴の位置間隔に合致する
ように両端部を直角に曲げたボルト2と、該ボルトに両
端を曲げて係止するようにした型枠幅の保持金具3、及
び前記プレート1とボルト2をコンクリート型枠の継ぎ
合わせ部の形状に応じて変形させてなる各種プレートと
ボルトによりコンクリート型枠の種々の継ぎ合わせに適
合できるようにして組立てるコンクリート型枠組立用継
手金具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は合板(ベニヤ板)などの木質板の端面を継ぎ合わせて組立てるコンク リート型枠において、継ぎ合わせ部に合った形状に変形させて組立てられるよう にしたコンクリート型枠組立用継手金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
コンクリートの擁壁や壁などの大掛かりで画一化できない型枠の組立てにおい ては、現場で型枠板材を切断したり、継ぎ足したりして、現場組立状況に即した 型枠の組立が要求されることが多いため、合板(ベニヤ板)などの木質板を継ぎ 合わせて行っているのが一般的である。 そして、この木質板を継ぎ合わせて型枠を組立てるのに、従来より、桟木を枠 組みして製作した継ぎ合わせ用型枠を、前記木質板の継ぎ合わせ部の端と端に釘 止めしておいて、前記継ぎ合わせ用型枠の桟木どうしを互いに釘止めすることに より、コンクリート型枠を組立てていた。
【0003】 しかしながら、継ぎ合わせ用型枠を釘止めして、型枠を組立てるやり方は、釘 止め時に位置ずれが生じやすく、経験や熟練を要するばかりか、型枠の組立や解 体に時間を要するなどして、工期の短縮や工費の低減が図れないこと、及び位置 ずれにより、継ぎ合わせ部に段差ができて、きれいに仕上がらなかったり、コン クリート流入時の内圧により型枠幅が変動して仕上がり寸法が一定しないなどの 課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決すべく、木質板の継ぎ合わせによるコンクリート型 枠の組立において、平面やコーナーなどの各種継ぎ合わせ部の形状や組立状態に 適合した継手金具を提供することにより、経験や熟練を要することなく、短時間 で組立や解体ができるようにして、工期の短縮や工費の低減をはかると共に、継 ぎ合わせ部の位置ずれやコンクリートの流入時の内圧により型枠幅の変動を防止 して、寸法精度の一定した仕上がりが得られるようにしたもので、解決手段は以 下のとおりである。すなわち、
【0005】 (1)四角形の各辺に複数の組立用穴を設けたプレートと、該プレートの組立 用穴の位置間隔に合致するように両端部を同一方向に曲げたボルトと、該ボルト に両端部を同一方向に曲げて係止するようにした型枠幅の保持金具、及び前記プ レートとボルトを型枠板材の継ぎ部に合わせて変形してなることを特徴とするコ ンクリート型枠組立用継手金具である。
【0006】 (2)四角形のプレートの各辺に、開先した組立用切欠穴と相対する二辺に広 口を有する組立用長円穴を対称に設けてなることを特徴とする(1)記載のコン クリート型枠組立用継手金具で、型枠のコーナー継ぎ合わせ部に合わせて変形さ せたプレートとボルトを組付ける時、ボルトの先端部がプレートの組立用穴に当 たらないように逃がして、着脱しやすいようにした継手金具とするものである。
【0007】 (3)前記(2)における開先した組立用切欠穴と、広口を有する組立用長円 穴の縁部にリブを凸設してなることを特徴とする(1)記載のコンクリート型枠 組立用継手金具で、薄い金属板を使用して、組立用穴を切欠穴や長円穴にする時 、組立用穴部の強度を補強して変形しにくくすると共に、締付けナットをプレー ト面より浮かすことにより、締付けナットの着脱を容易にした継手金具とするも のである。
【0008】 (4)前記(2)及び前記(3)に記載のプレートの縦、横いずれかの中心線 より直角に曲げてなることを特徴とする(1)記載のコンクリート型枠組立用継 手金具で、コンクリート型枠のコーナー部の外曲がり角や内曲がり角の型枠板材 の継ぎ合わせに適合した継手金具とするものである。
【0009】 (5)前記(2)及び前記(3)に記載のプレートの縦、横いずれかの中心線 より型枠板材の厚さに応じて、変位させて直角に折り曲げるか、若しくは、前記 縦、横いずれかの中心線より折り曲げたいずれか片側の組立用切欠穴と長円穴の 位置を型枠板材の厚さに応じて変位させてなることを特徴とする(1)記載のコ ンクリート型枠組立用継手金具で、コンクリート型枠のコーナー部の外曲がり角 や内曲がり角を継ぎ合わせる時、型枠板材の厚みを考慮して適合するようにした 継手金具とするものである。
【0010】 (6)前記(2)及び前記(3)に記載のプレートの縦、横いずれかの中心線 より分断してなることを特徴とする(1)記載のコンクリート型枠組立用継手金 具で、コンクリート型枠の上端部や下端部における型枠板材の平面継ぎ合わせに 適合した継手金具とするものである。
【0011】 (7)前記(4)及び前記(5)に記載の直角に折り曲げてなるプレートの中 心より分断してなることを特徴とする(1)記載のコンクリート型枠組立用継手 金具で、コンクリート型枠のコーナー部の外曲がり角や内曲がり角の上端部や下 端部における継ぎ合わせに適合した継手金具とするものである。
【0012】 (8)両端部を同一方向に直角に曲げたボルトの中心より、両端部曲げ方向と 同一、若しくは、反対方向に直角に曲げてなることを特徴とする(1)記載のコ ンクリート型枠組立用継手金具で、コンクリート型枠のコーナー部の外曲がり角 や内曲がり角の継ぎ合わせに適合した継手金具とするものである。
【0013】 (9)両端部を同一方向に直角に曲げたボルトの中心より、型枠板材の厚さに 応じて、変位させて両端部曲げ方向と同一、若しくは、反対方向に直角に折り曲 げてなることを特徴とする(1)記載のコンクリート型枠組立用継手金具で、コ ンクリート型枠のコーナー部の外曲がり角や内曲がり角の型枠板材の厚さを考慮 して継ぎ合わせる場合に適合する継手金具とするものである。
【0014】 (10)両端部を同一方向に曲げた保持金具の曲げ根元の内側に切欠溝を設け て、該切欠溝をボルトの切欠溝に嵌めて係止させて、型枠幅を保持してなること を特徴とする(1)記載のコンクリート型枠組立用継手金具で、コンクリート流 入時のコンクリートの内圧により型枠幅が変動しないようにした継手金具である 。
【0015】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を一実施例を示す図面に基づいて説明すると、図1,図2 ,図3に示すように、本考案は、四角形の各辺に複数の組立用穴を設けたプレー ト1と、該プレートの組立用穴の位置間隔に合致するように両端部を同一方向に 直角に曲げたボルト2と、該ボルトに両端部を同一方向に曲げて係止するように した型枠幅の保持金具3、及び前記プレート1と前記ボルト2を型枠板材の継ぎ 部に合わせて変形させたものにより構成される。
【0016】 プレート1は四角形の金属製薄板で、各辺に開先した組立用切欠穴イ,イ,ロ ,ロ,ハ,ハ,ハ,ハを設け、相対する二辺に広口の逃しをつけた組立用長円穴 ニ,ニ,ホ,ホを対称にして設ける。 又、前記プレートには中心穴ヘを設け、継ぎ合わせ組立時の基準穴、及び既存 の型枠幅の保持金具(図示せず)が取り付けられるように配慮し、四方のスペー ス部に釘付け用穴トを設けて、仮止めやボルトで組立てられないような時に使用 できるように配慮する。
【0017】 ボルト2は両端に螺子を加工して、同一方向に直角に曲げた寸法Bが、前記プ レート1に設けられた組立用切欠穴や長円穴の位置間隔Aに合致するようにする 。前記ボルト2には型枠幅の保持金具を係合させる切欠溝2aを両端部又は中心 部に設ける(本実施例では両端部に設けてある)が、保持金具を使用する必要の ない箇所や施工現場等の型枠の組立においては、前記切欠溝2aは設けなくても 良い。 保持金具3は、両端部を同一方向に曲げて、両端曲げ根元の内側に切欠溝3a ,3aを設け、前記ボルト2の両端部又は中心部に設けた切欠溝2aに嵌めて係 止し、型枠幅が保持できるようにする。
【0018】 前記プレートの組立用穴は、薄い金属板を使用して、切欠穴や長円穴にすると 、穴部の強度が低下し、ボルトと締付けナット又は締付け具で繰り返し着脱する と変形しやすい。その場合は、プレートを図4に示す1Aのように、組立用切欠 穴と長円穴にリブ1a,1bを凸設したものとする。前記組立用切欠穴と長円穴 は、縁部にリブを凸設することにより補強されるので、変形しにくくなって耐久 性が向上すると共に、締付けナット又は締付け具をプレート面より浮かした状態 で組立てられるので、着脱が容易で迅速にできる。
【0019】 前記プレート1及び1Aは、横中心線X−X,縦中心線Y−Yのいずれかの中 心線より直角に折り曲げて、例えばプレート1の中心線X−X,Y−Yより直角 に折り曲げて、図5、図6に示すようなプレート1B,1Cのように変形させて 、コンクリート型枠板材のコーナー部の継ぎ合わせ組立てに適合したものにする 。前記プレート1Bは型枠板材に、該プレートの組立用切欠穴や長円穴の位置に 合わせてボルト先を通して組立てる組立穴をあける場合は、プレート1及び1A の縦、横いずれかの中心線より折り曲げたもので良いが、予め型枠板材に端面よ り同一寸法でボルト先を通して組立てる組立穴をあけて行う場合は、前記縦、横 いずれかの中心線より型枠板材の厚さに応じて変位させた位置で直角に折り曲げ るか、若しくは、前記中心線より折り曲げたいずれか片側の組立用切欠穴や長円 穴の位置を型枠板材の厚さに応じて変位させて設け、コンクリート型枠板材のコ ーナー部の継ぎ合わせ組立てに適合したものにする。 又、リブを凸設したプレート1Aの折り曲げの場合、外曲がりコーナー用はリ ブが外側へ凸設するようにして折り曲げ、内曲がりコーナー用はリブが内側へ凸 設するようにして折り曲げる。
【0020】 又、前記プレート1及び1Aは、横中心線X−X、縦中心線Y−Yのいずれか の中心線より分断して、例えばプレート1の中心線X−Xより分断して、図7に 示すプレート1Dのように変形させ、コンクリート型枠の上端部や下端部の型枠 板材の平面継ぎ合わせ組立てに適合したものにする。
【0021】 更に、プレート1及び1Aを上記のようにコンクリート型枠のコーナー部の継 ぎ合わせ組立てに適合させて直角に折り曲げて変形した一例を示す図5、図6の プレート1B,1Cを中心Z−Zより分断して、図8、図9に示すようなプレー ト1E、プレート1Fに変形して、コンクリート型枠のコーナー部の内曲がり角 や外曲がり角の上端部と下端部の継ぎ合わせ組立てに適合したものにする。
【0022】 図2に示すボルト2は、両端部の曲げ方向と同一方向に、中心より直角に折り 曲げて図10に示すボルト2Aのように変形する。或いは、型枠板材の厚さに応 じて、前記中心位置より変位させて、同様に折り曲げて変形する。 又、前記ボルト2は両端部の曲げ方向と反対方向に、中心より直角に折り曲げ て図11に示すボルト2Bのように変形する。或いは、型枠板材の厚さに応じて 、前記中心位置より変位させて、同様に折り曲げて変形する。
【0023】 以上のように図2におけるボルト2を変形させて、コンクリート型枠のコーナ ー部の内曲がり角や外曲がり角の継ぎ合わせ部に、プレート1及び1Aを直角に 折り曲げて変形したプレートを当てて、内曲がり角の継ぎ合わせ部に当てたプレ ートの場合は、前記ボルト2Aを、外曲がり角に当てた場合は、前記ボルト2B を型枠内から通して、締付けナット又は締付け具により締付けて組立てる。そし て、予め型枠板材の端面より同一寸法でボルト先を通して組立てる組立穴をあけ て行う場合は、型枠板材の厚さに応じて、中心より変位して折り曲げたプレート とボルトを対応させて組立てる。
【0024】 次に本考案のコンクート型枠組立用継手金具を用いて、型枠を組立てる場合の 実施例の一部を示す図12に基づいて説明すると、合板(ベニヤ板)などの木質 板を使用した型枠板材W1,W2,・・・W12の継ぎ合わせ組立てにおいて、 型枠板材W1,W2,W3,W4の4枚の平面継ぎ合わせ組立てにおいては、プ レート1を前記4枚の型枠板材の端部にプレート1の中心穴ヘを基に等分にかか るようにして当て、ボルト2,2により型枠板材W1とW2,W3とW4の横継 ぎで型枠内からボルト先を前記プレートの組立用切欠穴イ,イ,ロ,ロにそれぞ れ通して、締付けナット4,4,4,4又は既存の締付け具(図示せず)で締付 けて組立てる。或いは、ボルト2,2を型枠板材W1とW3、W2とW4の縦継 ぎにして、ボルト先をプレートの組立用切欠穴ハ,ハ,ハ,ハに通して組立てる こともできるし、組立用切欠穴ハの縦、横間隔を同一にして、該組立用切欠穴を 用いて横継ぎしても良い。
【0025】 コンクリート型枠の上端部の型枠板材W1とW2及び反対側のW9とW10の 各2枚の継ぎ合わせ組立においては、プレート1の縦、横いずれかの中心線より 分断してなるプレート1Dを、2枚の型枠板材の端部に等分にかかるようにして 当て、ボルト2,2により型枠板材W1とW2、W9とW10の横継ぎでボルト 先を型枠内から通して締め付けナット又は既存の締付け具で締付けて組立てる。 前記ボルト2,2には、保持金具3の両端部を係止して、型枠幅がコンクリート 型枠内に流入した時の内圧により変動しないようにする。前記保持金具3は、型 枠板材の強度が充分で、コンクリート流入による内圧で型枠板材の変形の恐れが ない箇所や施工現場型枠組立においては用いなくても良い。
【0026】 コンクリート型枠のコーナー部の継ぎ合わせ組立においては、プレート1の縦 、横いずれかの中心線より直角に折り曲げてなるプレート1B,1Cをコーナー 部の外曲がり角はプレート1Bを当てて型枠板材W1とW5、W3とW7をボル トの中心より両端曲げ部と反対方向に折り曲げてなるボルト2B,2Bの横継ぎ により、前記プレート1Bの組立用切欠穴イ,イ,ロ,ロにそれぞれボルト先を 通して、締付けナット又は既存の締付け具で組立て、内曲がり角はプレート1C を当てて、型枠板材W5とW6、W7とW8をボルト2の中心より両端曲げ部と 同一方向に折り曲げてなるボルト2A,2Aの横継ぎにより、前記プレート1C の組立用長円穴ニ,ニ,ホ,ホにそれぞれボルト先を通して、締付けナット又は 既存の締付け具で組立てる。組立用切欠穴及び長円穴にリブを凸設してなるプレ ートの場合、外側へ凸設させて使用する。
【0027】 コンクリート型枠コーナー上端部の継ぎ合わせ組立においては、プレート1B ,1Cを中心より分断してなるプレート1E,1Fをコーナー上端部の外曲がり 角と内曲がり角に当て、外曲がり角はプレート1Eを当てて型枠板材W1とW5 及び反対側のW11とW12を、ボルト2の中心より両端曲げ部と反対方向に折 り曲げてなるボルト2Bの横継ぎにより、前記プレート1Eの組立用切欠穴イ, イにそれぞれボルト先を通して、締付けナット又は既存の締付け具で組立て、内 曲がり角はプレート1Fを当てて、型枠板材W5とW6及び反対側のW9とW1 1をボルト2の中心より両端曲げ部と同一方向に折り曲げてなるボルト2Aの横 継ぎにより、前記プレート1Fの組立用長円穴ホ,ホにそれぞれボルト先を通し て、締付けナット又は既存の締付け具で組立てる。
【0028】 コーナー部の組立てにおいては、外曲がり部のプレート1B,1Eに用いるボ ルト2Bは、ボルト先が外側へ拡がった形となっており、そのためにプレートの 組立穴は開先した切欠穴にして対応し、内曲がり部のプレート1C,1Fに用い るボルト2Aは、ボルト先が内側へ狭まった形となっており、そのためにプレー トの組立穴は広口の逃しをつけた長円穴にして対応することにより着脱を容易に する。 又、コーナー部の型枠板材の継ぎ合わせにおいて、型枠板材の端面より同一寸 法位置にボルトを通す組立穴を予めあけて組立てる場合は、型枠板材の厚さによ りプレートの組立用穴位置やボルトの折り曲げ位置が合わなくなってくるため、 プレートとボルトの折り曲げ位置やプレートの組立用穴位置を型枠板材に予め設 けられた組立穴位置に合致するように変位させて実施する。組立用切欠穴及び長 円穴にリブを凸設してなるプレートの場合、外曲がりコーナー用プレートは外側 へ凸設させ、内曲がりコーナー用プレートは内側へ凸設させる。
【0029】
【考案の効果】
本考案は、合板などの木質板を継ぎ合わせて、コンクリート型枠を組立てるの に、継ぎ合わせ部に適合した金属製の継手金具を使用して、組立や解体時の着脱 を容易にすると共に、現場の組立状態に適合した金具を迅速に提供できるように したことにより、経験や熟練を要することなく、短時間でコンクリート型枠の組 立てや解体ができて、工期の短縮や工費の低減に極めて有効である。 又、継ぎ合わせ部は、金属プレート面で面一になるように押さえて組立てられ ると共に、型枠幅の保持金具により、コンクリート流入時の内圧で型枠幅が変動 することなく、寸法の一定した均一で滑らかな仕上がり面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るコンクリート型枠組立用継手金
具のプレートの実施例を示す斜視図である。
【図2】 本考案に係るコンクリート型枠組立用継手金
具のボルトの実施例を示す斜視図である。
【図3】 本考案に係るコンクリート型枠組立用継手金
具の保持金具の実施例を示す斜視図である。
【図4】 図1におけるプレート1の組立用切欠穴及び
組立用長円穴にリブを凸設してなるプレートの斜視図で
ある。
【図5】 図1におけるプレート1の横中心線X−Xよ
り直角に折り曲げてなるプレートの斜視図である。
【図6】 図1におけるプレート1の縦中心線Y−Yよ
り直角に折り曲げてなるプレートの斜視図である。
【図7】 図1におけるプレート1の横中心線X−Xよ
り分断してなるプレートの斜視図である。
【図8】 図5におけるプレート1BのZ−Zより分断
してなるプレートの斜視図である。
【図9】 図6におけるプレート1CのZ−Zより分断
してなるプレートの斜視図である。
【図10】 図2におけるボルト2を両端部曲げ方向と
同一方向に曲げてなるボルトの斜視図である。
【図11】 図2におけるボルト2を両端部曲げ方向と
反対方向に曲げてなるボルトの斜視図である。
【図12】 本考案のコンクリート型枠組立用継手金具
により、型枠を組立てた実施例の一部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F プレート 1a,1b リブ 2,2A,2B ボルト 2a,3a 切欠溝 3 保持金具 4 締付けナット イ,ロ,ハ 組立用切欠穴 ニ,ホ 組立用長円穴 ヘ 中心穴 ト 釘付け用穴 W1,W2,W3,W4,W5,W6,W7,W8,W
9,W10,W11,W12 型枠板材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項7】 四角形のプレートの各辺に、開先した組
立用切欠穴と、相対する二辺に広口を有する組立用長円
穴を対称に設けてなるプレート及び該プレートに設けた
組立用切欠穴と組立用長円穴にリブを凸設してなるプレ
ートの縦、横いずれかの中心線及び該中心線より型枠板
材の厚さに応じて変位させて直角に折り曲げてなるプレ
ートの中心より分断してなることを特徴とする請求項
又は請求項5記載のコンクリート型枠組立用継手金具。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形の各辺に複数の組立用穴を設けた
    プレートと、該プレートの組立用穴の位置間隔に合致す
    るように両端部を同一方向に直角に曲げたボルトと、該
    ボルトに両端部を同一方向に曲げて係止するようにした
    型枠幅の保持金具、及び前記プレートとボルトを型枠板
    材の継ぎ合わせ部に合わせて変形してなることを特徴と
    するコンクリート型枠組立用継手金具。
  2. 【請求項2】 四角形のプレートの各辺に、開先した組
    立用切欠穴と相対する二辺に広口を有する組立用長円穴
    を対称に設けてなることを特徴とする請求項1記載のコ
    ンクリート型枠組立用継手金具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載における開先した組立用切
    欠穴と、広口を有する組立用長円穴の縁部にリブを凸設
    してなることを特徴とする請求項1記載のコンクリート
    型枠組立用継手金具。
  4. 【請求項4】 請求項2及び請求項3に記載のプレート
    の縦、横いずれかの中心線より直角に折り曲げてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠組立用
    継手金具。
  5. 【請求項5】 請求項2及び請求項3に記載のプレート
    の縦、横いずれかの中心線より型枠板材の厚さに応じ
    て、変位させて直角に曲げるか、若しくは、前記縦、横
    いずれかの中心線より折り曲げたいずれか片側の組立用
    切欠穴と長円穴の位置を型枠板材の厚さに応じて変位さ
    せてなることを特徴とする請求項1記載のコンクリート
    型枠組立用継手金具。
  6. 【請求項6】 請求項2及び請求項3に記載のプレート
    の縦、横いずれかの中心線より分断してなることを特徴
    とする請求項1記載のコンクリート型枠組立用継手金
    具。
  7. 【請求項7】 請求項4及び請求項5に記載の直角に折
    り曲げてなるプレートの中心より分断してなることを特
    徴とする請求項1記載のコンクリート型枠組立用継手金
    具。
  8. 【請求項8】 両端部を同一方向に直角に曲げたボルト
    の中心より、両端部曲げ方向と同一、若しくは、反対方
    向に直角に折り曲げてなることを特徴とする請求項1記
    載のコンクリート型枠組立用継手金具。
  9. 【請求項9】 両端部を同一方向に直角に曲げたボルト
    の中心より、型枠板材の厚さに応じて、変位させて両端
    部曲げ方向と同一、若しくは、反対方向に直角に折り曲
    げてなることを特徴とする請求項1記載のコンクリート
    型枠組立用継手金具。
  10. 【請求項10】 両端部を同一方向に曲げた保持金具の
    曲げ根元の内側に切欠溝を設けて、該切欠溝をボルトの
    切欠溝に嵌めて係止させて、型枠幅を保持してなること
    を特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠組立用継
    手金具。
JP1997003703U 1997-04-01 1997-04-01 コンクリート型枠組立用継手金具 Expired - Lifetime JP3048430U (ja)

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