JP3047578B2 - 透過型スクリーン - Google Patents

透過型スクリーン

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JP3047578B2
JP3047578B2 JP3324198A JP32419891A JP3047578B2 JP 3047578 B2 JP3047578 B2 JP 3047578B2 JP 3324198 A JP3324198 A JP 3324198A JP 32419891 A JP32419891 A JP 32419891A JP 3047578 B2 JP3047578 B2 JP 3047578B2
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lenticular lens
lens sheet
fresnel lens
light
sheet
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隆夫 川口
宏 宮井
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透過型スクリーンに関す
る。特にTN型液晶パネルにより構成されたリア型液晶
プロジェクター用の透過型スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】TVプロジェクターに使用される透過型
スクリーンは画面の明るさ、均一性、水平方向の視野の
広さ、垂直方向の光損失の少なさ等の性能を満たすた
め、性能が最も優れているものとしてフレネルレンズシ
ートとブラックストライプ付きレンチキュラーレンズシ
ートの2枚から構成されるものが多く使用されている。
【0003】従来の透過型スクリーンの構成を図3に示
し、説明する(例えば、特公平3ー52049号公報参
照)。すなわち、フレネルレンズシート21とブラック
ストライプ付きレンチキュラーレンズシート22の2枚
のレンズシートを組み合わせてある。フレネルレンズシ
ート21には、入射側のフレネルレンズ21aと出射側
のヘアライン加工面21bから構成されている。ヘアラ
イン加工面21bは、レンチキュラーレンズに替えて設
けたもので投写画面の垂直方向の拡散特性を付与するも
のである。このヘアライン加工面21bは、垂直拡散特
性(αv )(光軸上の最大輝度を1としたとき、輝度が
1/2以上である角度範囲を表す。)が±4゜以下で形
成されている。一方、レンチキュラーレンズシート22
の入射側にヘアライン加工面のフェアラインの加工方向
に直交する方向をレンチキュラーレンズの長手方向とし
たレンチキュラーレンズ22aが構成されている。レン
チキュラーレンズ22aは、通常水平拡散特性(αH )
が±35゜〜±50゜とし、左右の視野を広げている。
出射側にはレンチキュラーレンズの非集光部にブラック
ストライプ22bを設けてある。ブラックストライプ2
2bは、迷光の遮断、出射側での外光の反射の低減の作
用を有している。
【0004】上記構成によると水平方向のみならず垂直
方向の拡散特性をも規制した透過型スクリーンが得られ
ている。さらに、どの方向に対しても解像度が下がるこ
となく、モアレや反射像のない優れた画質が得られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の透過型スクリ
ーンを液晶プロジェクター用に使用した場合、下記の課
題を有していた。すなわち、液晶プロジェクター用TN
型液晶パネルは各画素毎の薄膜トランジスターおよび駆
動用配線を具備しているので液晶の動作しない領域があ
る。この領域を遮光するためにブラックマトリックスと
呼ばれる遮光層を設けている。このブラックマトリック
スと透過型スクリーンのブラックストライプとの相互作
用により投写画面上にモアレが発生するという課題であ
る。CRTタイプのプロジェクターではCRTにブラッ
クマトリックスがないので上記の課題はなく、液晶プロ
ジェクターで新たに発生した課題である。
【0006】上記課題の対策として、ブラックストライ
プのピッチを細かくする方法があるが、ブラックストラ
イプのピッチに対応してレンチキュラーレンズのピッチ
を小さくする必要がある。この場合、レンチキュラーレ
ンズおよびブラックストライプは成型加工を行うため微
細加工は困難である。たとえば、40インチスクリーン
で水平画素数640の場合、1.3mmピッチにてブラ
ックマトリックスがスクーン上に投影される。ブラック
ストライプとのモアレを防止するためには、0.2〜
0.3mm以下の微細なピッチのブラックストライプお
よびレンチキュラーレンズが必要とされる。したがっ
て、加工コストが高価なものとなる。また、微細なピッ
チなため、投写画面が光沢がなくなり、きれの悪い画面
になるという課題を有していた。本発明は、上記の課題
をTN型液晶プロジェクターが偏光成分のみで構成され
ているとう点に着目し解決したものである。本発明の目
的は加工コストが廉価でありしかも光沢がありきれの良
い投写画像の得られる透過型スクリーンを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる透過型スクリーンは、フレネルレンズ
シートとレンチキュラーレンズシートの2枚のレンズシ
ートを組み合わせてあって、しかも前記フレネルレンズ
シートは一方の面にのみフレネルレンズが形成されてお
り、このフレネルレンズシートの前記フレネルレンズ形
成面とは反対の面に第1のレンチキュラーレンズあるい
は方向性を有するヘアライン加工面を設け、前記レンチ
キュラーレンズシートは、前記フレネルレンズシートに
対抗する面に前記第の1レンチキュラーレンズの長手方
向と直交する方向に長手方向を有する第2のレンチキュ
ラーレンズを形成し、この第2のレンチキュラーレンズ
と反対の面は1/4波長板と偏光板が順次積層してい
る。
【0008】
【作用】この構成による作用は次のようになる。すなわ
ち、TN液晶を用いた液晶プロジェクターは液晶の特性
から投写光は通常直線偏波からなっている。したがっ
て、液晶プロジェクターの投影光を投写光学系において
1/4波長板を用いて右円偏光あるいは左円偏光に変換
する。たとえば、左円偏光に投写光が変換された場合に
ついて述べる。投写光は、フレネルレンズにより光束が
集光され、第1レンチキュラーレンズあるいはヘアライ
ン加工面にて±5゜の拡散を受ける。
【0009】つぎに、第2レンチキュラーレンズおよび
光拡散剤により水平方向および垂直方向に拡散を受け
る。この透過光は、1/4波長板を通過することにより
再度直線偏光に変換され、上記直線偏光の偏光軸と一致
した偏光軸を有する偏光板を透過する。したがって、投
写光は偏光板の透過率にかかるロスのみで画面を表示す
ることができる。
【0010】一方、外光は自然光であるので右円偏光と
左円偏光からなり、偏光板を透過することにより光量は
1/2となる。続いて1/4波長板により例えば、左円
偏光に変換されるべく設定すると拡散剤で反射された外
光は右円偏光に変化し、再度1/4波長板を透過したの
ち偏光板の吸収軸方向に偏光方向を持つ直線偏光変換さ
れるので、外光は完全に吸収される。したがって、投写
画像はほとんど外光の影響を浮けない。
【0011】以上の構成であれば、ブラックストライプ
がないので液晶パネルのブラックマトリックスとの相互
作用によるモアレの発生がない。さらに、表面が偏光板
で構成されているので、投写画像は光沢がありしかもキ
レの良いものである。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。
【0013】(図1)は、本発明の構成を示す斜視図で
ある。フレネルレンズシート11は投写光の入射側にサ
ーキュラーフレネルレンズ11を形成し、出射側には全
面に水平方向に第1レンチキュラーレンズ11bが形成
している。レンチキュラーシート12は、入射側の面の
全面に垂直方向、つまり前記フレネルレンズシート11
の第1のレンチキュラーレンズの長手方向と直行する方
向、に第2レンチキュラーレンズ12aを形成し、出射
側に1/4波長板12bと偏光板12cを順次積層した
ものである。レンチキュラーレンズシート12は光拡散
剤12dを内部に設け可視化させている(図2)。光拡
散剤12dは、レンチキュラーレンズシート12の垂直
拡散特性(αV)を±5゜〜±10゜に制御するように
拡散剤の添加量および表面光拡散層を調整している。ま
たレンチキュラーレンズシート12の垂直拡散特性を持
たせるには、(図1)に示すように出射側に光拡散層1
2dを設けてもよいし、あるいはこれらを併用してもよ
い。
【0014】以上の構成より、液晶パネルからの投写光
をあらかじめ1/4波長板で円偏光に変換して評価した
結果、モアレの発生もなくしかもブラックストライプが
ないので投写画像は透明感かありしかもキレの良い画像
を得ることができた。黒表示においても外光の影響はほ
とんど受けないことを確認した。本実施例ではフレネル
レンズシートには、レンチキュラーレンズを使用したが
ヘアライン加工面を用いても同等の効果が得られる。
【0015】さらに偏光板表面に無反射コートを施すこ
とによりさらに画質を向上させることができる。表面保
護のためハードコーティングを施しても本発明にかかる
効果には問題はない。
【0016】
【発明の効果】本発明の構成にかかる透過型スクリーン
を液晶プロジェクターに用いると、モアレがなく、また
透明感があり、しかも外光の影響をほとんど受けないた
めに、しまりのあるキレの良い優れた画質を得られると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の透過型スクリーンの斜視図
【図2】本発明の一実施例のレンチキュラーレンズシー
トの断面図
【図3】従来の透過型スクリーンの示す斜視図
【符号の説明】
11 フレネルレンズシート 11a サーキュラーフレネルレンズ 11b 第1のフレネルレンズ 12 レンチキュラーレンズシート 12a 第2のレンチキュラーレンズ 12b 1/4波長板 12c 偏光板 12d 光拡散層 21 フレネルレンズシート 21a フレネルレンズ 21b ヘアライン加工面 22 レンチキュラーレンズシート 22a レンチキュラーレンズ 22b 遮光層(ブラックストライプ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−78840(JP,A) 実開 昭58−5030(JP,U) 実開 平3−5147(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートの2枚のレンズシートを組み合わせ、かつ
    前記フレネルレンズシートは一方の面にのみフレネルレ
    ンズが形成されており、このフレネルレンズシートの前
    記フレネルレンズ形成面とは反対の面に第1のレンチキ
    ュラーレンズあるいは方向性を有するヘアライン加工面
    を設け、前記レンチキュラーレンズシートは、前記フレ
    ネルレンズシートに対抗する面に前記第の1レンチキュ
    ラーレンズの長手方向と直交する方向に長手方向を有す
    る第2のレンチキュラーレンズを形成し、この第2のレ
    ンチキュラーレンズと反対の面は1/4波長板と偏光板
    が順次積層したことを特徴とする透過型スクリーン。
  2. 【請求項2】 レンチキュラーレンズシートは光拡散剤
    を内部に有することを特徴とする請求項1記載の透過型
    スクリーン。
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