JPH03220542A - 透過式スクリーン - Google Patents
透過式スクリーンInfo
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- JPH03220542A JPH03220542A JP2016375A JP1637590A JPH03220542A JP H03220542 A JPH03220542 A JP H03220542A JP 2016375 A JP2016375 A JP 2016375A JP 1637590 A JP1637590 A JP 1637590A JP H03220542 A JPH03220542 A JP H03220542A
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- Japan
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- screen
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- lenticular
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Links
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Landscapes
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はビデオプロジェクタやスライドプロジェクタな
どに使用する透過式スクリーンに関する。
どに使用する透過式スクリーンに関する。
第4図はこの種の透過式スクリーンをプロジェクタに組
み込んだ基本配置を示す構成図である。
み込んだ基本配置を示す構成図である。
1は例えばビデオプロジェクタなどの投射機、2は透過
式スクリーン、2aはスクリーン材、3は観測者、4は
スクリーン材2の背面に形成されたフレネルレンズ、5
はスクリーン材2の表面に形成されたレンチキュラー面
である。
式スクリーン、2aはスクリーン材、3は観測者、4は
スクリーン材2の背面に形成されたフレネルレンズ、5
はスクリーン材2の表面に形成されたレンチキュラー面
である。
投射機1からの投射光は透過式スクリーン2に入射し、
フレネルレンズ4でスクリーン材2にほぼ垂直に進むよ
うに屈折され、ガラス粉末などの光拡散物質を混入した
スクリーン材2aで適度に拡散を受け、レンチキュラー
面5で更に左右(水平)方向に光拡散され、観測者3に
到達する。
フレネルレンズ4でスクリーン材2にほぼ垂直に進むよ
うに屈折され、ガラス粉末などの光拡散物質を混入した
スクリーン材2aで適度に拡散を受け、レンチキュラー
面5で更に左右(水平)方向に光拡散され、観測者3に
到達する。
従来の透過式スクリーンのスクリーン材2aは。
ビニル樹脂シートやアクリル(PMMA)樹脂板に光拡
散剤を塗布したり混入することにより形成している。ま
た、従来の、例えば、ビデオプロジェクタ用透過式スク
リーンは、背面にフレネルレンズを形成し、表面にレン
チキュラーを形成した1枚構成の、光拡散剤を混入した
PMMA樹脂板製透過式スクリーンと、更に透明のアク
リル樹脂板製のフレネルレンズとその前面側に接して配
置する特殊なレンチキュラー板とを組み合わせて成る2
枚構成の透過式スクリーンが知られている。
散剤を塗布したり混入することにより形成している。ま
た、従来の、例えば、ビデオプロジェクタ用透過式スク
リーンは、背面にフレネルレンズを形成し、表面にレン
チキュラーを形成した1枚構成の、光拡散剤を混入した
PMMA樹脂板製透過式スクリーンと、更に透明のアク
リル樹脂板製のフレネルレンズとその前面側に接して配
置する特殊なレンチキュラー板とを組み合わせて成る2
枚構成の透過式スクリーンが知られている。
上記のように構成された従来の透過式スクリーンには次
のような問題がある。
のような問題がある。
(1)投射器からの投射光や外来光がスクリーン表面で
反射される。特に複数枚構成の透過式スクリーンでは、
外来光を受けたとき各表面での反射光が合わさり、スク
リーンを白く浮き上がらせたり、投射光により、特にフ
レネルレンズにおいて、多重像が形成されたりし、従っ
てスクリーン画像のコントラストが低下し、解像度も劣
化し、ぼけた感じの画像が生じる。
反射される。特に複数枚構成の透過式スクリーンでは、
外来光を受けたとき各表面での反射光が合わさり、スク
リーンを白く浮き上がらせたり、投射光により、特にフ
レネルレンズにおいて、多重像が形成されたりし、従っ
てスクリーン画像のコントラストが低下し、解像度も劣
化し、ぼけた感じの画像が生じる。
(2)複数枚で構成された透過式スクリーンの場合、商
品輸送時の振動などにより、スクリーンが相互にこすれ
、白色粉を生じたり、傷が生じたりする。
品輸送時の振動などにより、スクリーンが相互にこすれ
、白色粉を生じたり、傷が生じたりする。
(3)PMMA樹脂に代表されるように、湿度が高いと
吸水膨張が生じ、スクリーンにそりなどの変形が生じる
。このようなスクリーンにそりが生じると投射画像がぼ
けたり、歪んだりする。特に、近年急成長している3管
式プロジェクションTVの場合は、赤(R)、緑(G)
、青(B)の各画像を異なる位置から投射し、スクリー
ン上で天然色画像を合成するようにしているので、上記
のような変形があると1色ずれが生じたり、画質が大幅
に劣化する。
吸水膨張が生じ、スクリーンにそりなどの変形が生じる
。このようなスクリーンにそりが生じると投射画像がぼ
けたり、歪んだりする。特に、近年急成長している3管
式プロジェクションTVの場合は、赤(R)、緑(G)
、青(B)の各画像を異なる位置から投射し、スクリー
ン上で天然色画像を合成するようにしているので、上記
のような変形があると1色ずれが生じたり、画質が大幅
に劣化する。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、スクリーン材表面にフッ素樹脂化合物の薄膜を形
成することにより、スクリーン表面での光反射を低減さ
せ、輸送時の振動による白色粉の発生を防止し、吸水に
よるスクリーンの寸法変化やそりなどを解消できる透過
式スクリーンを提供することを目的とする。
ので、スクリーン材表面にフッ素樹脂化合物の薄膜を形
成することにより、スクリーン表面での光反射を低減さ
せ、輸送時の振動による白色粉の発生を防止し、吸水に
よるスクリーンの寸法変化やそりなどを解消できる透過
式スクリーンを提供することを目的とする。
(111題を解決するための手段〕
本発明の透過式スクリーンは、投射機より投射された投
射光による画像を、投射機の反射側に位置する観測者に
より観測できるように表示する透過式スクリーンにおい
て、投射光の入射側と出射側に配置されたフレネルレン
ズ面とレンチキュラー面の少なくとも一方に、フッ素樹
脂化合物よりなる薄膜を形成したことを特徴とする。
射光による画像を、投射機の反射側に位置する観測者に
より観測できるように表示する透過式スクリーンにおい
て、投射光の入射側と出射側に配置されたフレネルレン
ズ面とレンチキュラー面の少なくとも一方に、フッ素樹
脂化合物よりなる薄膜を形成したことを特徴とする。
上記構成の透過式スクリーンにおいては、表面にフッ素
樹脂化合物の薄膜が形成されているので、反射が防止さ
れる。
樹脂化合物の薄膜が形成されているので、反射が防止さ
れる。
第1図は本発明による透過式スクリーンを背面投射装置
に応用した一実施例を示す構成図であり。
に応用した一実施例を示す構成図であり。
第4図における場合と対応する部位には同一の符号を付
すことにし、その説明は適宜省略する。
すことにし、その説明は適宜省略する。
スクリーン材2aはガラス粉末などの光拡散物質を混入
したアクリル(PMMA)樹脂板で、これによりフレネ
ルレンズ面4での屈折光は適切に拡散される。そして、
前面側に設けたレンチキュラー面5で更に大きく左右(
水平)方向に拡散され、前方(IIII者3側)に出射
される。図の透過式スクリーン2は水平中心断面を示し
たもので、レンチキュラー面5は上下方向に直線状のカ
マボッ形レンチキュラーを連接したち、のである。
したアクリル(PMMA)樹脂板で、これによりフレネ
ルレンズ面4での屈折光は適切に拡散される。そして、
前面側に設けたレンチキュラー面5で更に大きく左右(
水平)方向に拡散され、前方(IIII者3側)に出射
される。図の透過式スクリーン2は水平中心断面を示し
たもので、レンチキュラー面5は上下方向に直線状のカ
マボッ形レンチキュラーを連接したち、のである。
6は本発明の特徴をなす従来の透過式スクリーンの表面
に形成したフッ素樹脂化合物の薄膜である。フッ素樹脂
化合物には、例えば旭硝子株式会社製透明フッ累樹脂r
cYTOPJ (商!M)が使用される。このフッ素樹
脂化合物は、キャスト成膜可能であり、特殊なフッ素溶
剤に可溶である。この溶液にアクリル樹脂板などのスク
リーン構成部材を浸漬して引き上げ、乾燥させることに
より、屈折率1.34の低屈折率の透明薄膜を表面に容
易に形成することができる。
に形成したフッ素樹脂化合物の薄膜である。フッ素樹脂
化合物には、例えば旭硝子株式会社製透明フッ累樹脂r
cYTOPJ (商!M)が使用される。このフッ素樹
脂化合物は、キャスト成膜可能であり、特殊なフッ素溶
剤に可溶である。この溶液にアクリル樹脂板などのスク
リーン構成部材を浸漬して引き上げ、乾燥させることに
より、屈折率1.34の低屈折率の透明薄膜を表面に容
易に形成することができる。
このように低屈折率の膜をPMMAの表面に成膜すると
、境界面での反射率rは次式 %式%)) かられかるように、半減し、従ってそれに対応して透過
光量が増え、明るい画像が得られる。
、境界面での反射率rは次式 %式%)) かられかるように、半減し、従ってそれに対応して透過
光量が増え、明るい画像が得られる。
また、膜厚を1100n程度にコントロールすることに
より表面反射率を大幅に低減させることができる。
より表面反射率を大幅に低減させることができる。
このように表面反射率の減少した膜は、第2図に示す複
数枚構成の透過式スクリーンにおいてより効果的に使用
できる。それは、透過式スクリーンを複数枚構成とする
と、外来光を受けたとき。
数枚構成の透過式スクリーンにおいてより効果的に使用
できる。それは、透過式スクリーンを複数枚構成とする
と、外来光を受けたとき。
各表面での反射光が重なり、スクリーンを白く浮き上が
らせたり、投射光の場合に、特にフレネルレンズにおい
て多重像が形成されたりすることにより、スクリーン画
像のコントラストが低下し、解像度も劣化し、画像がぼ
けた感じになるからである。
らせたり、投射光の場合に、特にフレネルレンズにおい
て多重像が形成されたりすることにより、スクリーン画
像のコントラストが低下し、解像度も劣化し、画像がぼ
けた感じになるからである。
第2図は、このような複数枚構成の透過式スクリーンに
本発明による透過式スクリーンを適用した他の実施例を
示す断面図である。図において、2′は複数枚構成の透
過式スクリーン、4′ aは背面側に設けられたアクリ
ル樹脂などの透明樹脂製のフレネルレンズ、4’ b
は同心円状のフレネルレンズ面である。5’ aはフ
レネルレンズ4′aの前方に配置されたレンチキュラー
板、5′ b、5’ cはそれぞれレンチキュラー板5
’ bの背面および前面に設けられた背面レンチキュ
ラー面および前面レンチキュラー面、5’ dはレンチ
キュラー板5’ aの前方に設けられ、レンチキュラー
板5’ aによる集光のため、投射光が通過しない範
囲に設けられたブラックストライプである。6′はフレ
ネルレンズ4’ a、レンチキュラー板5a、透明板
7の各々の背面と前面に成膜された本発明によるフッ素
欄脂化合物のi膜である。レンチキュラー板5’ aの
前方に配設された透明板7の17面7aには、上下方向
の光拡散指向特性を広げるための水平方向に直線状のい
わゆるかまぼこ状レンチキュラー8が形成されている。
本発明による透過式スクリーンを適用した他の実施例を
示す断面図である。図において、2′は複数枚構成の透
過式スクリーン、4′ aは背面側に設けられたアクリ
ル樹脂などの透明樹脂製のフレネルレンズ、4’ b
は同心円状のフレネルレンズ面である。5’ aはフ
レネルレンズ4′aの前方に配置されたレンチキュラー
板、5′ b、5’ cはそれぞれレンチキュラー板5
’ bの背面および前面に設けられた背面レンチキュ
ラー面および前面レンチキュラー面、5’ dはレンチ
キュラー板5’ aの前方に設けられ、レンチキュラー
板5’ aによる集光のため、投射光が通過しない範
囲に設けられたブラックストライプである。6′はフレ
ネルレンズ4’ a、レンチキュラー板5a、透明板
7の各々の背面と前面に成膜された本発明によるフッ素
欄脂化合物のi膜である。レンチキュラー板5’ aの
前方に配設された透明板7の17面7aには、上下方向
の光拡散指向特性を広げるための水平方向に直線状のい
わゆるかまぼこ状レンチキュラー8が形成されている。
レンチキュラー板5’ aのピッチPおよび背面レンチ
キュラー面5’ bと前面レンチキュラー面5’ c
の間の厚さtがP″:tの関係を満足するとき、投射光
の良好な指向特性が得られる。従って、スクリーン画像
の解像度を上げるためPを小さくするとtも薄くなる。
キュラー面5’ bと前面レンチキュラー面5’ c
の間の厚さtがP″:tの関係を満足するとき、投射光
の良好な指向特性が得られる。従って、スクリーン画像
の解像度を上げるためPを小さくするとtも薄くなる。
一般のテレビ放送(NTSC,PAL、SECAM方式
など)に透過式スクリーンを使用する場合、対角50イ
ンチのスクリーンとすると、P=1mmでも十分な解像
度が得られるが、例えばハイビジョンに代表されるHD
TVの場合は、およそP2O,5mmが要求される。
など)に透過式スクリーンを使用する場合、対角50イ
ンチのスクリーンとすると、P=1mmでも十分な解像
度が得られるが、例えばハイビジョンに代表されるHD
TVの場合は、およそP2O,5mmが要求される。
従って、tもほぼt≦0.5mmが要求されることにな
り1強度、剛性の点で不満足になる。このため、レンチ
キュラー板5’ aを、強度、剛性が十分大きいフレ
ネルレンズ4’ aと透明板7の間に挾持し、二重構
造にする。一般のテレビ放送画像を受信する場合、第2
図に示した構成から透明板7を除いた2枚構成のスクリ
ーンを使用することができるが、これはレンチキュラー
板5’ aの強度や剛性が実用上はぼ十分確保される
ことによる。
り1強度、剛性の点で不満足になる。このため、レンチ
キュラー板5’ aを、強度、剛性が十分大きいフレ
ネルレンズ4’ aと透明板7の間に挾持し、二重構
造にする。一般のテレビ放送画像を受信する場合、第2
図に示した構成から透明板7を除いた2枚構成のスクリ
ーンを使用することができるが、これはレンチキュラー
板5’ aの強度や剛性が実用上はぼ十分確保される
ことによる。
なお、かまぼこ状レンチキュラー8は、上下方向の光拡
散と指向特性を改良するために設けられたが、レンチキ
ュラー板5’ aに混入した光拡散物質により上下方
向の光拡散と指向特性の要求が満たされる場合は、透明
板7の背面にかまぼこ状レンチキュラー8を設ける必要
はない。従って平面でよく、単純なガラス板が利用でき
る。
散と指向特性を改良するために設けられたが、レンチキ
ュラー板5’ aに混入した光拡散物質により上下方
向の光拡散と指向特性の要求が満たされる場合は、透明
板7の背面にかまぼこ状レンチキュラー8を設ける必要
はない。従って平面でよく、単純なガラス板が利用でき
る。
第3図は3原色投射装置のスクリーンに色ずれが生じた
場合の状況を示す概略断面図であり、図において1−R
,1−G、1−Bは、それぞれ。
場合の状況を示す概略断面図であり、図において1−R
,1−G、1−Bは、それぞれ。
赤色(R)、緑色(G)、青色(B)画像を投射する投
射器、2′は正常な透過式スクリーン、2′nはたわみ
の生じた透過式スクリーンである。
射器、2′は正常な透過式スクリーン、2′nはたわみ
の生じた透過式スクリーンである。
透過式スクリーンが2′のように正常な場合、投射器1
−Rl1−0.1−Bからの赤、緑、青色画像は正常ス
クリーン2′上の点Aに正しく合成され正常な天然色画
像を与える。しかし、スクリーンが2″′のようにたわ
むと、対応する三色の画像点は、それぞれ1図の点AR
,AG、 ABに収束され、色ずれが生じる。
−Rl1−0.1−Bからの赤、緑、青色画像は正常ス
クリーン2′上の点Aに正しく合成され正常な天然色画
像を与える。しかし、スクリーンが2″′のようにたわ
むと、対応する三色の画像点は、それぞれ1図の点AR
,AG、 ABに収束され、色ずれが生じる。
従来は透過式スクリーンの材料としてPMMA樹脂を一
般に使用していたが、このようなアクリル樹脂は吸水率
が0.3%と高く、空気中の湿度も吸収する。このため
スクリーンの前面側が吸水膨張する。もし背面側の吸水
率と差があれば、図示の透過式スクリーン2″′のよう
にそることになり、上記のような色ずれが生じることに
なる。
般に使用していたが、このようなアクリル樹脂は吸水率
が0.3%と高く、空気中の湿度も吸収する。このため
スクリーンの前面側が吸水膨張する。もし背面側の吸水
率と差があれば、図示の透過式スクリーン2″′のよう
にそることになり、上記のような色ずれが生じることに
なる。
本発明によるフッ素化合物薄膜を表面に成膜すれば、こ
のフッ素化合物の吸水率は0.01%と非常に小さく、
水分が透過し難いので、アクリル樹脂を本体に用いても
たわみは殆んど発生しない。
のフッ素化合物の吸水率は0.01%と非常に小さく、
水分が透過し難いので、アクリル樹脂を本体に用いても
たわみは殆んど発生しない。
以上説明したように、本発明によれば、透過式スクリー
ンの表面にフッ素樹脂化合物の薄膜を形成するようにし
たので、投射光や外来光のスクリーン表面での反射率を
下げることができる。従って投射画像のコントラストを
向上させ、多重像の形成を軽減させ、解像度を高めると
共に、画像の輝度を向上させ、鮮鋭度を大幅に向上させ
得る効果がある。特に膜厚を約1100nにコントロー
ルすることによりこれらの作用を最良にできる効果があ
る。
ンの表面にフッ素樹脂化合物の薄膜を形成するようにし
たので、投射光や外来光のスクリーン表面での反射率を
下げることができる。従って投射画像のコントラストを
向上させ、多重像の形成を軽減させ、解像度を高めると
共に、画像の輝度を向上させ、鮮鋭度を大幅に向上させ
得る効果がある。特に膜厚を約1100nにコントロー
ルすることによりこれらの作用を最良にできる効果があ
る。
また、複数枚を重ねて構成する透過式スクリーンに本発
明によるフッ素樹脂化合物を適用すれば。
明によるフッ素樹脂化合物を適用すれば。
スクリーン相互間の、輸送などで生じる振動に起因する
こすれやぶつかりによる白色粉の発生や損傷を防止でき
る効果がある。
こすれやぶつかりによる白色粉の発生や損傷を防止でき
る効果がある。
更に、吸水によるスクリーンの寸法変化やそりなどの変
形を防止できる効果がある。
形を防止できる効果がある。
第1図は本発明による透過式スクリーンを背面投射装置
に応用した一実施例を示す構成図、第2図は複数枚構成
の透過式スクリーンに本発明による透過式スクリーンを
適用した場合の他の実施例の構成を示す断面図、第3図
は3原色投射装置のスクリーンに色ずれが生した場合の
状況を示す概略断面図、第4図は従来の透過式スクリー
ンの基本配置を示す概略構成図である。 2・・・透過式スクリーン、2a・・・スクリーン部材
、4・・・フレネルレンズ面、5・・・レンチキュラー
面、6・・・薄膜。
に応用した一実施例を示す構成図、第2図は複数枚構成
の透過式スクリーンに本発明による透過式スクリーンを
適用した場合の他の実施例の構成を示す断面図、第3図
は3原色投射装置のスクリーンに色ずれが生した場合の
状況を示す概略断面図、第4図は従来の透過式スクリー
ンの基本配置を示す概略構成図である。 2・・・透過式スクリーン、2a・・・スクリーン部材
、4・・・フレネルレンズ面、5・・・レンチキュラー
面、6・・・薄膜。
Claims (1)
- 投射機より投射された投射光による画像を、投射機の反
射側に位置する観測者により観測できるように表示する
透過式スクリーンにおいて、前記投射光の入射側と出射
側に配置されたフレネルレンズ面とレンチキュラー面の
少なくとも一方に、フッ素樹脂化合物よりなる薄膜を形
成したことを特徴とする透過式スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016375A JPH03220542A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 透過式スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016375A JPH03220542A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 透過式スクリーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03220542A true JPH03220542A (ja) | 1991-09-27 |
Family
ID=11914548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016375A Pending JPH03220542A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 透過式スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03220542A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05134318A (ja) * | 1991-11-15 | 1993-05-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 透過型スクリーンおよびその製造方法 |
EP0573843A2 (en) * | 1992-06-08 | 1993-12-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Lens holder and method for making a thin film |
JPH06180474A (ja) * | 1992-12-14 | 1994-06-28 | Mitsubishi Electric Corp | 透過型スクリーンおよびその製造方法 |
KR20020051179A (ko) * | 2000-12-22 | 2002-06-28 | (주)빛과함께 | 무반사 양면 투과형 투사 스크린 및 그 제조방법 |
WO2004003661A1 (ja) * | 2002-06-27 | 2004-01-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | プロジェクションスクリーン及びプロジェクションディスプレイ装置 |
WO2006080518A1 (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-03 | Kuraray Co., Ltd. | 透過型スクリーン及び塗布装置 |
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