JP3046314B2 - パッファ形ガス遮断器 - Google Patents

パッファ形ガス遮断器

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JP3046314B2
JP3046314B2 JP1179087A JP17908789A JP3046314B2 JP 3046314 B2 JP3046314 B2 JP 3046314B2 JP 1179087 A JP1179087 A JP 1179087A JP 17908789 A JP17908789 A JP 17908789A JP 3046314 B2 JP3046314 B2 JP 3046314B2
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礼二 小原
哲哉 中本
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は消弧室を改良したパッファ形ガス遮断器に関
する。
(従来の技術) 一般にパッファ形ガス遮断器は、遮断性能を高めるた
めにパッファ室のガス圧を高める必要がある。
そして、パッファ室のガス圧を高める方法として特開
昭62−143329号公報等で知られる如く、アークの熱エネ
ルギーを操作ロッドの同一周面上に設けた連通孔を介し
てパッファ室に導くものがある。
そして、この場合のガスの吸排気効率は連通孔の面積
で決定される。即ち、吸排気効率を向上させるために
は、連通孔を大径とする必要がある。他方、操作ロッド
の機械的強度は連通孔の孔径に反比例する。
このため、ガスの吸排気効率を高め同時に操作ロッド
の機械的強度を高めることができなかった。
(発明が解決しようとする課題) このように従来のパッファ形ガス遮断器においては、
操作ロッドの同一周面上に連通孔を設けているので、操
作ロッドの吸排気効率及び機械的強度を同時に高めるこ
とができず、小形でかつ信頼性の高いパッファ形ガス遮
断器を提供することができない。
本発明は上記の点を考慮して成されたもので、操作ロ
ッドの吸排気効率及び機械的強度を向上した小形で信頼
性の高いパッファ形ガス遮断器を提供することを目的と
する。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明においては、操作ロ
ッドに設けた連通孔を近接する連通孔が操作ロッドの周
方向に重ならないように連通孔の軸方向長以上の距離だ
け軸方向にずらし、パッファピストン内側端部に連通孔
に対応して切欠き部を形成した円筒状のガイドを気密に
固着している。
(作用) このように構成することにより、操作ロッドの有効断
面積を増加させて連通孔の面積を大きくし、連通孔の開
口状態を同じにすることができる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1図乃至第4図を参照して
説明する。
第1図は消弧室の遮断動作初期状態を、第2図は遮断
動作後期状態を、第3図は第1図の要部を、第4図は第
2図の要部を夫々示す。
第1図及び第2図において、1は固定接触子部であ
り、固定通電接触子3と、固定アーク接触子4とから構
成される。
また、2は固定接触子部1に対向配置された可動接触
子部であり、中空の操作ロッド5、この操作ロッド5に
固定されたパッファシリンダ6、可動アーク接触子8、
可動通電接触子9、絶縁ノズル10を備えている。
そして、パッファシリンダ6は、図示しない固定部に
固定されたパッファピストン7とで、パッファ室11を形
成している。
さらに、操作ロッド5の中空部5bは凸部5Cにより閉塞
されている。そして、操作ロッド5には中空部5bと遮断
初期にパッファ室11、遮断後期に外部と夫々連通する複
数の連通孔5aを設けている。
ここで、第3図を用いて連通孔5a及びパッファピスト
ン内側端部7aの構成を説明する。即ち、連通孔5aは近接
する連通孔を操作ロッド5の周方向に重ならないように
連通孔の軸方向長l以上の距離l0だけ軸方向に交互にず
らしている。
また、パッファピストン内側端部7aには操作ロッド5
の軸受を兼ねる円筒状のガイド14が気密に固着されてい
る。このガイド14は軸方向端部に連通孔5aに対応して切
欠き部14aを形成している。この切欠き部14aは軸方向長
をl1とし、操作ロッド5の周方向にに重ならないように
軸方向に交互にずらしている。そして、切欠き部14aの
一側はパッファ室11内に開口し、他側はパッファ室11外
に開口している。
次に本実施例の構成における作用効果を説明する。第
1図に示す遮断初期においては、固定アーク接触子4か
ら可動アーク接触子8が離れ両アーク接触子4,8間にア
ーク13が発生する。このとき、絶縁ノズル10内に固定ア
ーク接触子4が存在しているので、遮断能力はない。ま
た、操作ロッド5の連通孔5aは第3図に示す如く、パッ
ファ室11内と連通している。
そして、パッファ室11内の圧力はあまり上昇していな
いので、アーク13からのガスの膨張流は操作ロッド5の
中空部5bを通る熱ガス流12bとなり、急激にパッファ室1
1に流れ込む。同時に膨張流は熱ガス流12a,12cにも分流
する。
また、全ての連通孔5aはパッファ室11内に開口してい
るので、膨張流は操作ロッド5の中空部5b及び連通孔5a
を通る熱ガス流12bとして効果的にパッファ室11内に取
込まれる。従って、パッファ室11内のガスに有効に熱を
与え得る。これが、パッファピストン7とパッファシリ
ンダ6の本来の圧縮動作に加わり、パッファ室11の圧力
は更に高くなる。
その後第2図に示す遮断後期においては、パッファ室
11内の昇圧された絶縁ガスはガス流12となってアーク13
に吹付けられる。
このとき、アーク13への吹付け消弧に寄与した熱ガス
は、熱ガス流12a,12bとして排気される。
また、操作ロッド5に設けた全ての連通孔5aはガイド
14を通り抜けパッファ室11外の周囲に同時に開口する。
このため、熱ガスは熱ガス流12bとして効果的に排気さ
れる。
本実施例においては、連通孔5aを軸方向にずらして2
列に配置しているので、連通孔5aの面積を充分に確保す
ることができる。このため、熱ガスの排気効率を向上さ
せることができ、アーク13の消弧能力が向上する。しか
も、操作ロッド5の径を小さくすることも可能となり、
遮断器の小形軽量化が可能となる。併せて、可動部であ
る操作ロッド5の軽量化により、操作力の低減も図れ
る。
さらに、操作ロッド5の機械的強度に作用する操作ロ
ッド5の有効断面積を増加させることができ、操作ロッ
ド5の機械的強度が向上する。
また、切欠き部14aを有するガイド14を設けているの
で、全ての連通孔5aの開口状態を同じとすることがで
き、熱ガスの排気効率を更に高めることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、操作ロッド
に設けた連通孔を近接する連通孔が操作ロッドの周方向
に重ならないように連通孔の軸方向長以上の距離だけ軸
方向にずらし、パッファピストン内側端部に連通孔に対
応して切欠き部を形成した円筒状のガイドを気密に固着
しているので、操作ロッドの有効断面積を増加させて連
通孔の面積を大きくし、連通孔の開口状態を同じにする
ことができ、操作ロッドの排気効率及び機械的強度を向
上した小形で信頼性の高いパッファ形ガス遮断器を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示すパッファ形ガス遮断器
の遮断動作初期状態を示す断面図、第2図は第1図に示
すパッファ形ガス遮断器の遮断動作後期状態に示す断面
図、第3図は第1図に示すパッファピストン内径端部の
要部断面図、第4図は第2図に示すパッファピストン内
径端部の要部断面図である。 1……固定接触子部、2……可動接触子部、3……固定
通電接触子、4……固定アーク接触子、5……操作ロッ
ド、5a……連通孔、5b……中空部、5c……凸部、6……
パッファシリンダ、7……パッファピストン、7a……パ
ッファピストン内径端部、8……可動アーク接触子、9
……可動通電接触子、10……絶縁ノズル、11……パッフ
ァ室、12……ガス流、12a,12b,12c……熱ガス流、13…
…アーク、14……ガイド、14a……切欠き部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消弧性の絶縁ガスを充填した容器内に固定
    接触子部と可動接触子部とを接離自在に対向配置し、遮
    断時に前記可動接触子部に設けたパッファピストン及び
    パッファシリンダから形成したパッファ室にて圧縮され
    た絶縁ガスを絶縁ノズルに導き、前記固定接触子部の固
    定アーク接触子と前記可動接触子部の可動アーク接触子
    との間に発生するアークに吹付け消弧するとともに、前
    記パッファシリンダを駆動する中空の操作ロッドに遮断
    動作初期に操作ロッドの中空部と前記パッファ室と連通
    し、遮断動作後期に操作ロッドの中空部と前記容器のガ
    ス雰囲気を連通する連通孔を設けてなるものにおいて、
    前記連通孔は近接する連通孔を操作ロッドの周方向に重
    ならないように連通孔の軸方向長以上の距離だけ軸方向
    にずらし、前記パッファピストンの内側端部には軸方向
    端部に前記連通孔に対応して切欠き部を形成した円筒状
    のガイドを気密に固着したことを特徴とするパッファ形
    ガス遮断器。
JP1179087A 1989-07-13 1989-07-13 パッファ形ガス遮断器 Expired - Lifetime JP3046314B2 (ja)

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