JP3046282B2 - 超音波美容器及び高周波美容器 - Google Patents

超音波美容器及び高周波美容器

Info

Publication number
JP3046282B2
JP3046282B2 JP10275632A JP27563298A JP3046282B2 JP 3046282 B2 JP3046282 B2 JP 3046282B2 JP 10275632 A JP10275632 A JP 10275632A JP 27563298 A JP27563298 A JP 27563298A JP 3046282 B2 JP3046282 B2 JP 3046282B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
liquid
frequency
head
liquid container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10275632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000102583A (ja
Inventor
元 松村
Original Assignee
株式会社ジャパンギャルズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ジャパンギャルズ filed Critical 株式会社ジャパンギャルズ
Priority to JP10275632A priority Critical patent/JP3046282B2/ja
Publication of JP2000102583A publication Critical patent/JP2000102583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3046282B2 publication Critical patent/JP3046282B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、超音波あるいは
高周波により肌の美容を行えるようにした超音波美容器
及び高周波美容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の超音波美容器あるいは高周波美
容器は、肌の美容目的で使用されているが、超音波美容
器は、皮膚に超音波を当てることでマッサージ効果を発
生させるようにし、他方、高周波美容器は、同じく皮膚
に高周波を当てることで温熱効果を発生させるようにし
たものである。即ち、この種の超音波美容器(あるいは
高周波美容器)は、器体ケースの外面に超音波ヘッド
(あるいは高周波ヘッド)を露出させ、超音波発生器
(あるいは高周波発生器)で発生させた超音波(あるい
は高周波)を該超音波ヘッド(あるいは高周波ヘッド)
から皮膚に伝達させ得るように構成されている。
【0003】ところで、超音波や高周波を皮膚に効率よ
く伝達するには、超音波ヘッド(高周波ヘッド)と皮膚
表面間に水分を介在させておく必要があり、従来の超音
波美容器(あるいは高周波美容器)を使用する場合は、
皮膚表面に水分(ジェル)を塗布した後、その水分付着
部分の肌に超音波ヘッド(あるいは高周波ヘッド)を接
触させるようにして行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の超音
波美容器あるいは高周波美容器を使用する場合、別体の
液容器(ジェル入り容器)で肌面に水分を塗布する必要
があるので、超音波(あるいは高周波)による美容作業
を行うのに2つの器具(超音波美容器又は高周波美容器
と液容器)が必要となって保管又は持ち運び等が繁雑に
なるとともに、美容作業時に液容器からの水分(ジェ
ル)の塗布作業と超音波美容器(又は高周波美容器)の
超音波ヘッド(又は高周波ヘッド)接触作業とを別々に
(持ち代えて)行わなければならないので、それらの作
業が面倒となるという問題があった。又、超音波美容器
(あるいは高周波美容器)の使用に先立って皮膚表面に
水分(ジェル)を塗布する場合、従来では例えば水分を
含浸させたスポンジ状のもので直接肌に塗布するように
しているが、水分塗布量が均一になりにくく(部分的に
必要量以上の水分が付着する)、水分量が多い部分では
液流れが生じるという問題もあった。
【0005】本願発明は、上記した従来の問題点に鑑
み、超音波美容器又は高周波美容器に液容器と噴霧装置
を一体的に組み込んで、コンパクト化及び美容作業時の
簡易化を図るとともに、皮膚に付着させる水分の液流れ
が起きないようにし得るようにした超音波美容器及び高
周波美容器を提供することを第1の目的とし、さらにそ
のような超音波美容器及び高周波美容器に肌のクレンジ
ング機能及び有効成分導入機能を付加させることを第2
の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。本願請求項1の発明 本願請求項1の発明は、超音波美容器を対象にしてい
る。この請求項1の超音波美容器は、器体ケースに、超
音波発生器で発生させた超音波を出力させる超音波ヘッ
ドと、液体を収容した液容器と、該液容器内の液体を霧
状に噴出させる噴霧装置とを備えて構成されている。
【0007】器体ケースは、プラスチック製で手に持っ
て使用できる大きさ(例えば長さが180mm、太さが4
0〜50mm程度)に成形されている。
【0008】超音波発生器及び電源(電池)は、器体ケ
ース内に組込んでもよいが、器体ケースとは別置きにし
たものでもよい。超音波ヘッドは、器体ケースの下面側
に露出させている。尚、超音波ヘッドから出力される超
音波は、例えば0.5〜3MHZの範囲で調節可能となって
いる。
【0009】液容器は、器体ケースに一体成形したもの
でもよいが、別容器のものを器体ケースに着脱自在に取
付けるようにすることもできる。この液容器内には、用
途に応じて水や化粧水が収容される。尚、液容器内の液
体は、例えばフエルトやスポンジのような保液材を介し
て液容器外に導出するようにするとよい。
【0010】噴霧装置としては、微***を多数形成した
振動板を圧電振動子で振動させるようにした超音波噴霧
装置を採用している。この場合、振動板の微***は、例
えば直径が0.1mm以下に形成するのが好ましい。そし
て、この超音波噴霧装置では、振動板の片面に液容器か
らの液体を保液材で導いた状態で、該振動板を振動させ
ることにより、液体を各微***を通して霧状に噴出させ
ることができる。尚、噴霧装置の作動スイッチは、器体
ケースを使用状態で握ったときに手指が位置する部分に
形成するとよい。この噴霧装置の噴霧口は、器体ケース
の下面側で超音波ヘッドに近接する位置(例えば超音波
ヘッドの前方近接位置)に形成すると使い勝手がよい。
【0011】この請求項1の超音波美容器は、次のよう
にして使用される。即ち、液体を収容した液容器を器体
ケースにセットし、該器体ケースを持って噴霧口を美容
したい位置の肌面に近接させた状態で噴霧装置(超音波
噴霧装置)を作動させる。すると、該噴霧装置により液
容器内の液体が噴霧口から霧状に噴出されて肌面に付着
するが、該噴霧されるミスト粒は極めて微小(例えば5
0μ程度)であり、一カ所によほど多量に噴霧しないか
ぎり液流れは生じない。そして、液体を霧状に付着させ
た肌面に超音波ヘッドを接触させた状態で超音波発生器
を作動させると、超音波ヘッドから超音波が出力される
が、このとき超音波ヘッドと肌面間に液体が皮膜状に介
在しているので、肌に対して超音波の伝達効率が良くな
り、肌へのマッサージ作用が良好に行われる。
【0012】このように、本願請求項1の超音波美容器
では、器体ケースに超音波ヘッドと液容器と噴霧装置と
を組付けているので、肌面に対して液体の塗布作業と超
音波によるマッサージ作業とを単一の機材で行える。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、上記請求項1の超音波美容器に
おいて、直流電源に接続された陰陽2つの電極端子のう
ちの一方の電極端子を超音波ヘッドに接続する一方、他
方の電極端子を器体ケースの外面の適所に取付けた電極
板に接続したことを特徴としている。尚、上記他方の電
極端子を接続している電極板は、器体ケースを握ったと
きに手に接触する位置に取付けられている。
【0013】この請求項2における各電極端子は、皮膚
の毛穴内の汚れを除去するクレンジング機能や、例えば
化粧水中の有効成分をイオン化させた状態で皮膚の真層
中まで押し込むことができるようにしたイオン導入機能
を有するものである。例えば皮膚の毛穴内の汚れは、一
般に+極性であり、超音波ヘッドが−極性となるように
電流の向きを設定することにより、該+極性の汚れを−
極性の超音波ヘッド側に電気的に吸引でき、クレンジン
グ機能を発揮する。又、イオン導入機能としては、詳し
くは特許第2667379号に開示されている。即ち、
皮膚の角質層の下には、水分の透過を阻止するバリアゾ
ーンがあって、水溶液のままでは有効成分がほとんど皮
膚内部(真層)に吸収されることがない。ところが、化
粧水の有効成分をイオン化させ、そのイオン化させた有
効成分を肌面において電気的に反発・吸引させることに
より、該有効成分を効率よく皮膚内部まで押込むことが
できる。尚、化粧水の有効成分は、+イオンの場合と−
イオンの場合とがあって、超音波ヘッド側の電極端子を
その化粧水有効成分のイオン極性と同じに設定する必要
があるが、電気回路中に電流の流れ方向を切換える切換
スイッチを設けて、各電極端子の極性を変更できるよう
にするとよい。本願請求項3の発明 本願請求項3の発明は、高周波美容器を対象にしてい
る。この請求項3の高周波美容器は、器体ケースに、高
周波発生器で発生させた高周波を出力させる高周波ヘッ
ドと、液体を収容した液容器と、該液容器内の液体を霧
状に噴出させる噴霧装置とを備えるとともに、噴霧装置
として、微***を多数形成した振動板を圧電振動子で振
動させるようにした超音波噴霧装置を使用したことを特
徴としている。
【0014】尚、この請求項3の発明の高周波美容器
は、上記請求項1の超音波美容器における超音波発生器
と超音波ヘッドとをそれぞれ高周波発生器と高周波ヘッ
ドに変更したものであり、その他の構成は請求項1のも
のと同じである。
【0015】この高周波美容器の場合も、高周波ヘッド
で出力される高周波を皮膚側に効率よく伝達させるのに
水分の介在が必要であり、器体ケースに液容器と噴霧装
置とを組付けておくと、水分を霧状に塗布する機能と高
周波ヘッドによる温熱機能とを単一の機材で達成でき
る。本願請求項4の発明 本願請求項4の発明は、上記請求項3の高周波美容器に
おいて、直流電源に接続された陰陽2つの電極端子のう
ちの一方の電極端子を高周波ヘッドに接続する一方、他
方の電極端子を器体ケースの外面の適所に取付けた電極
板に接続したことを特徴としている。
【0016】尚、この請求項4の発明の各電極端子の機
能は、上記請求項2のものと同じであり、この高周波美
容器では、高周波による温熱機能のほかに、各電極端子
によるクレンジング機能やイオン導入機能を付加でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本願
の実施形態を説明すると、図1〜図3には本願を超音波
美容器に適用した場合の実施形態を示し、図4には本願
を高周波美容器に適用した場合の実施形態を示してい
る。
【0018】図1〜図3に示す実施形態の超音波美容器
は、器体ケース1に、超音波発生器21で発生させた超
音波を出力させる超音波ヘッド22と、液体Wを収容し
た液容器3と、該液容器3内の液体Wを霧状(符号F)
に噴出させる噴霧装置4とを備えて構成されている。
【0019】この超音波美容器の電源11としては電池
が使用されている。又、該電池11及び超音波発生器2
1は、この実施形態では器体ケース1外に別置きにされ
ている。
【0020】器体ケース1は、プラスチック製で、例え
ば長さが180mm、太さが40〜50mm程度の大きさの
手持ち式に成形されている。
【0021】超音波ヘッド22は、器体ケース1の下面
側におけるやや前方寄りに露出させている。この超音波
ヘッド22は、超音波素子23と振動板24とを有し、
超音波発生器21で発生される超音波を超音波素子23
を介して振動板24から出力するようになっている。振
動板24は、導電性のある金属板であり、器体ケース1
の下面より僅かに突出させている。尚、超音波ヘッド2
2から出力される超音波は、例えば0.5〜3MHZの範囲
で調節可能となっている。
【0022】液容器3は、用途に応じて水あるいは化粧
水等の液体Wを収容するものであるが、比較的少容量の
容器が採用されている。この液容器3の蓋には、フエル
トやスポンジのような棒状の保液材31が容器内外に亘
って取付けらけている。そして、この液容器3は、器体
ケース1の上面部において、保液材31を下向きにした
状態で着脱自在にセットし得るようになっている。
【0023】噴霧装置4は、この実施形態では超音波に
よって液体を噴霧する形式のものが採用されている。こ
の超音波噴霧装置4は、圧電振動子41と該圧電振動子
41によって振動せしめられる振動板42とを有してい
る。圧電振動子41には、電池11からの電流が電流調
整ダイヤル13を介して供給され、該圧電振動子41が
励振されると振動板42が振動する。振動板42は、液
容器3の保液材31の下端部に接触していて、該保液材
31を介して液容器3内の液体Wを受け取るようになっ
ている。この振動板42は、極薄(例えば厚さが0.1〜
0.05mm)で適宜の面積(例えば20mm×20mm)を有し
ている。又、この振動板42には、多数の微***が形成
されている。この各微***は、例えば入口側(上面側)
の直径が0.1mmで、出口側の直径が0.02mm程度のテーパ
ー状になっていて、単に振動板42の上面側に液体が付
着しているだけでは、該液体が微***を通過することが
ない。
【0024】器体ケース1の側面には、噴霧スイッチ1
6が設けられている。そして、この噴霧スイッチ16を
押すと、圧電振動子41が励振されて振動板42が振動
し、該振動板42の上面側に付着している液体が振動板
42の各微***を通ってその下面側から霧状(図3の符
号F)に噴出せしめられるようになっている。尚、振動
板の微***を通過するミスト粒は50μ程度の微小粒径
となる。この噴霧装置4の噴霧口43は、器体ケース1
の下面側における前記超音波ヘッド22の前部寄り近接
位置に形成している。
【0025】又、この超音波美容器には、直流電源(電
池)11に接続された陰陽2つの電極端子のうちの一方
の電極端子51を超音波ヘッドの振動板24に接続する
一方、他方の電極端子52を器体ケース1の外面の適所
に取付けた電極板53に接続している。電極板53は、
器体ケース1の上面に取付けられていて、該器体ケース
1を握ったときに手に接触するようになっている。
【0026】この実施形態における各電極端子51,5
2は、皮膚の毛穴内の汚れを除去するクレンジング機能
や、例えば化粧水中の有効成分をイオン化させた状態で
皮膚の真層中まで押し込むことができるようにしたイオ
ン導入機能を有するものである。又、器体ケース1の上
面には、各電極端子51,52の極性を相互に変更させ
るための切換スイッチ(クレンジングスイッチ14、イ
オン導入スイッチ15)を設けている。そして、クレン
ジングスイッチ14をONにすると、超音波ヘッド22
の振動板24側の電極端子51が−極で電極板53側の
電極端子52が+極になり、逆にイオン導入スイッチ1
5をONにすると、該振動板24側の電極端子51が+
極で電極板53側の電極端子52が−極になるようにし
ている。尚、各電極端子51,52がそれぞれの極性に
なると、該各電極端子が接続されている振動板24及び
電極板53もそれぞれ同極性になる。
【0027】ところで、皮膚の毛穴に入っている汚れは
+イオンであり、振動板24側の極性を−極にすると、
電気的吸引作用により該汚れが振動板24側に吸引され
る。他方、化粧水の有効成分は、+イオンの場合と−イ
オンの場合とがある(一般に+イオンの方が多い)が、
該化粧水有効成分が+イオンの場合はイオン導入スイッ
チ15を0Nにした状態(振動板24が+極になる)で
行い、逆に化粧水有効成分が−イオンの場合はクレンジ
ングスイッチ14をONにした状態(振動板24が−極
になる)で行う。すると、化粧水有効成分のイオン極性
と振動板24の極性とが同じになり、イオン化された化
粧水有効成分が電気的反発作用によって皮膚内部に押し
込まれるようになる。
【0028】この第1実施形態の超音波美容器は、次の
ようにして使用される。まず、超音波マッサージのみを
行う場合には、液容器3内に液体Wを収容し、その液容
器3を器体ケース1にセットする。このとき、液容器3
の保液材31が噴霧装置4の振動板42の上面に接触
し、該液容器3内の液体Wが保液材31を介して振動板
42の上面に達する。尚、超音波マッサージのみを行う
場合には、液容器3内に収容される液体Wとして超音波
の伝達性が最も良好な水を使用すればよい。そして、器
体ケース1を持って、図3に示すように噴霧口43を美
容したい位置の肌面Aに近接させた状態で噴霧スイッチ
16をONにする。すると、噴霧装置4の圧電振動子4
1が励振されて振動板42が振動し、液体が該振動板4
2の多数の微***を通り、噴霧口43から霧状(符号
F)に噴出されて、そのミスト粒が肌面Aに付着する。
このミスト粒は極めて微小(例えば50μ程度)である
ため、一カ所によほど多量に噴霧しないかぎり液流れは
生じない。そして、液体を霧状に付着させた肌面Aに超
音波ヘッド22を接触させた状態で、超音波発生器21
を作動させると、超音波ヘッド22から超音波が出力さ
れる。このとき超音波ヘッド(振動板24)と肌面A間
に液体が皮膜状に介在しているので、肌に対して超音波
の伝達効率が良くなり、肌へのマッサージ作用が良好に
行われる。尚、このマッサージ作業は、噴霧装置4で液
体を噴霧しながら超音波発生器21を作動させ(超音波
ヘッド22から超音波を出力する)、器体ケース1を順
次前方に移動させるようにすると、ミスト付着作業とマ
ッサージ作業とを同時に行える。
【0029】このように、この超音波美容器では、器体
ケース1に超音波ヘッド22と液容器3と噴霧装置4と
を組付けているので、肌面Aに対して液体の塗布作業と
超音波によるマッサージ作業とを単一の機材で行え、使
い勝手が良好となる。
【0030】又、この実施形態の超音波美容器で、肌の
クレンジングを行う場合には、クレンジングスイッチ1
4をONすると、超音波ヘッド22の振動板24が−極
となる。そして、その状態で超音波ヘッド22を肌面A
に接触させると、毛穴内の汚れ(+極)が電気的吸引作
用により、超音波ヘッド(振動板24)側に引き寄せら
れて該毛穴内から除去される。尚、このとき、超音波発
生器21を作動させた状態で行うと、汚れ除去作用が一
層良好になる。
【0031】又、化粧水の有効成分をイオン導入させる
には、液容器3内に化粧水Wを収容し、該化粧水を噴霧
装置4で肌面Aに霧状に付着させる。そして、化粧水有
効成分のイオン極性(+極性の場合が多い)に応じて、
例えばイオン導入スイッチ15をONにし(超音波ヘッ
ド側の振動板24が+極になる)、器体ケース1を握っ
て(電極板53に手を接触させて)超音波ヘッド22を
肌面Aに接触させると、直流電流が人体を介して流れ
る。このとき、超音波ヘッド22の振動板24が化粧水
有効成分と同じ極性(+極)であるので、イオン化され
た化粧水有効成分が電気的反発作用によって皮膚内部ま
で押し込まれるようになる。尚、化粧水有効成分が−極
性の場合は、クレンジングスイッチ14をONにした状
態で行う。又、このイオン導入の場合も、超音波発生器
21を作動させながら行うようにしてもよい。
【0032】このように、この実施形態の超音波美容器
では、超音波ヘッド22によるマッサージ機能のほか
に、クレンジング機能とイオン導入機能を備えており、
1つの機材で多機能の使用形態を選択できる。
【0033】図4に示す第2実施形態は、高周波美容器
を対象にしている。この図4の場合は、図1〜図3の実
施形態の超音波発生器21に代えて高周波発生器61を
使用し、同じく超音波ヘッド22に代えて高周波ヘッド
62を使用する。高周波ヘッド62は、高周波素子63
と高周波発生板64とを有している。尚、この図4の実
施形態におけるその他の構成は、上記図1〜図3の実施
形態のものと同じである。
【0034】この高周波美容器は、高周波ヘッド62を
肌面Aに接触させ、該高周波ヘッド62から高周波を出
力させることで、皮膚内部を温め得るものであるが、こ
の高周波美容器の場合も、高周波ヘッド62で出力され
る高周波を皮膚側に効率よく伝達させるのに水分の介在
が必要である。そして、この高周波美容器でも、器体ケ
ース1に液容器3と噴霧装置4とを組付けているので、
水分を霧状に塗布する機能と高周波ヘッド62による温
熱機能とを単一の機材で達成し得る。尚、この高周波美
容器にも、上記図1〜図3の実施形態と同様に、肌に対
してクレンジング機能及びイオン導入機能を備えてお
り、高周波ヘッド62による温熱機能と同時にあるいは
単独でクレンジング作業あるいはイオン導入作業を行え
る。
【0035】
【発明の効果】本願発明の超音波美容器及び高周波美容
器は、次のような効果がある。本願請求項1の発明の効果 本願請求項1の超音波美容器は、器体ケース1に、超音
波発生器21で発生させた超音波を出力させる超音波ヘ
ッド2と、液体Wを収容した液容器3と、該液容器3内
の液体Wを霧状に噴出させる噴霧装置4とを備えるとと
もに、噴霧装置4として、微***を多数形成した振動板
42を圧電振動子41で振動させるようにした超音波噴
霧装置を使用したことを特徴としている。
【0036】従って、この請求項1の超音波美容器で
は、従来、別体であった液容器3を器体ケース1に一体
に集約でき、例えば保管時にコンパクトに収納できると
ともに、超音波による美容作業を単一の機材で行えるの
で使い勝手が良好となる。又、液容器3内の液体は、超
音波噴霧装置4により振動板42の多数の微***から霧
状に噴霧できるので、水分を肌面に均一且つ微粒子状態
で付着させることができ、肌面に付着させた水分が流れ
にくくなるという効果もある。本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の発明は、請求項1の超音波美容器におい
て、直流電源11に接続された陰陽2つの電極端子のう
ちの一方の電極端子51を超音波ヘッド22に接続する
一方、他方の電極端子52を器体ケース1の外面の適所
に取付けた電極板53に接続したことを特徴としてい
る。
【0037】従って、この請求項2の超音波美容器で
は、請求項1の効果に加えて、超音波ヘッド22を陰陽
何れかの極性にすることにより、肌の毛穴内の汚れを電
気的に吸引したり(クレンジング機能)、皮膚内部に化
粧水の有効成分を電気的に押込んだり(イオン導入機
能)することができるという効果がある。本願請求項3の発明の効果 本願請求項3の発明は、器体ケース1に、高周波発生器
61で発生させた高周波を出力させる高周波ヘッド62
と、液体Wを収容した液容器3と、該液容器3内の液体
Wを霧状に噴出させる噴霧装置4とを備えるとともに、
噴霧装置4として、微***を多数形成した振動板42を
圧電振動子41で振動させるようにした超音波噴霧装置
を使用したことを特徴としている。
【0038】従って、この請求項3の高周波美容器で
は、請求項1の場合と同様に、従来、別体であった液容
器3を器体ケース1に一体に集約でき、例えば保管時に
コンパクトに収納できるとともに、高周波による美容作
業を単一の機材で行えるので使い勝手が良好となる。
又、液容器3内の液体は、超音波噴霧装置4により振動
板42の多数の微***から霧状に噴霧できるので、水分
を肌面に均一且つ微粒子状態で付着させることができ、
肌面に付着させた水分が流れにくくなるという効果もあ
る。本願請求項4の発明の効果 本願請求項4の発明は、請求項3の高周波美容器におい
て、直流電源11に接続された陰陽2つの電極端子のう
ちの一方の電極端子51を高周波ヘッド62に接続する
一方、他方の電極端子52を器体ケース1の外面の適所
に取付けた電極板53に接続したことを特徴としてい
る。
【0039】従って、この請求項4の高周波美容器で
は、請求項3の効果に加えて、高周波ヘッド62を陰陽
何れかの極性にすることにより、上記請求項2と同様
に、肌の毛穴内の汚れを電気的に吸引したり(クレンジ
ング機能)、皮膚内部に化粧水の有効成分を電気的に押
込んだり(イオン導入機能)することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の超音波美容器の側面図である。
【図2】図1の超音波美容器の平面図である。
【図3】図2の超音波美容器のIII−III断面図である。
【図4】本願実施形態の高周波美容器の縦断面図(図3
相当図)である。
【符号の説明】
1は器体ケース、3は液容器、4は噴霧装置、11は電
源(電池)、21は超音波発生器、22は超音波ヘッ
ド、41は圧電振動子、42は振動板、43は噴霧口、
51は電極端子、52は電極端子、53は電極板、61
は高周波発生器、62は高周波ヘッドである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 23/02 A61H 33/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体ケース(1)に、超音波発生器(2
    1)で発生させた超音波を出力させる超音波ヘッド(2
    2)と、液体(W)を収容した液容器(3)と、該液容
    器(3)内の液体(W)を霧状に噴出させる噴霧装置
    (4)とを備えるとともに、 噴霧装置(4)として、微***を多数形成した振動板
    (42)を圧電振動子(41)で振動させるようにした
    超音波噴霧装置を使用した、 ことを特徴とする超音波美容器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、直流電源(11)に
    接続された陰陽2つの電極端子のうちの一方の電極端子
    (51)を超音波ヘッド(22)に接続する一方、他方
    の電極端子(52)を器体ケース(1)の外面の適所に
    取付けた電極板(53)に接続したことを特徴とする超
    音波美容器。
  3. 【請求項3】 器体ケース(1)に、高周波発生器(6
    1)で発生させた高周波を出力させる高周波ヘッド(6
    2)と、液体(W)を収容した液容器(3)と、該液容
    器(3)内の液体(W)を霧状に噴出させる噴霧装置
    (4)とを備えるとともに、 噴霧装置(4)として、微***を多数形成した振動板
    (42)を圧電振動子(41)で振動させるようにした
    超音波噴霧装置を使用した、 ことを特徴とする高周波美容器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、直流電源(11)に
    接続された陰陽2つの電極端子のうちの一方の電極端子
    (51)を高周波ヘッド(62)に接続する一方、他方
    の電極端子(52)を器体ケース(1)の外面の適所に
    取付けた電極板(53)に接続したことを特徴とする高
    周波美容器。
JP10275632A 1998-09-29 1998-09-29 超音波美容器及び高周波美容器 Expired - Fee Related JP3046282B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10275632A JP3046282B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 超音波美容器及び高周波美容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10275632A JP3046282B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 超音波美容器及び高周波美容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000102583A JP2000102583A (ja) 2000-04-11
JP3046282B2 true JP3046282B2 (ja) 2000-05-29

Family

ID=17558174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10275632A Expired - Fee Related JP3046282B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 超音波美容器及び高周波美容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3046282B2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100358865B1 (ko) * 2000-03-04 2002-10-31 주식회사 정훈기공 초음파 이온 마사지기
JP2002263199A (ja) * 2001-03-06 2002-09-17 Yoshiyasu Ito イオントフォレーシス用デバイス
US7883287B2 (en) 2007-05-10 2011-02-08 HCT Asia, Ltd Dispenser with thermal storage tip
FR2927235B1 (fr) * 2008-02-13 2010-02-19 Oreal Dispositif de pulverisation d'une composition cosmetique
FR2927234B1 (fr) * 2008-02-13 2011-10-21 Oreal Dispositif de pulverisation d'une composition cosmetique
KR101185481B1 (ko) * 2008-12-30 2012-10-02 (주) 케이.아이.씨.에이 초음파를 이용한 다기능 미안기
US8679039B2 (en) * 2010-10-12 2014-03-25 La Pierres, Inc. Ultrasonic device with integrated specimen dispenser
KR200464559Y1 (ko) 2010-10-27 2013-01-08 주식회사 아이젤크리에이티브 휴대용 이온 마사지기
JP5384575B2 (ja) * 2011-07-20 2014-01-08 パナソニック株式会社 ミスト発生装置及びこれを備えた美容装置
US9538828B2 (en) 2011-11-16 2017-01-10 Hct Packaging, Inc. Thermal storage cosmetic applicator
JP2013118952A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Dainippon Printing Co Ltd 噴霧デバイス用の液体カートリッジ、液体カートリッジパッケージ、噴霧デバイス及び噴霧デバイス用のメッシュ付容器
JP6297771B2 (ja) * 2012-07-09 2018-03-20 マクセルホールディングス株式会社 肌状態測定分析情報管理システム
JP5947649B2 (ja) * 2012-07-26 2016-07-06 株式会社テスコム 美容装置
KR101594443B1 (ko) * 2014-07-09 2016-02-17 (주)폭스앤플래닛 미용기기의 작동 제어장치 및 제어방법
WO2016036761A1 (en) 2014-09-02 2016-03-10 HCT Group Holdings Limited Container with dispensing tip
WO2016044266A1 (en) 2014-09-15 2016-03-24 HCT Group Holdings Limited Container with collapsible applicator
US9993059B2 (en) 2015-07-10 2018-06-12 HCT Group Holdings Limited Roller applicator
KR101661240B1 (ko) * 2016-03-15 2016-09-30 (주)하배런메디엔뷰티 앰플 직결형 갈바닉 미용기기
USD818641S1 (en) 2016-03-16 2018-05-22 HCT Group Holdings Limited Cosmetics applicator with cap
JP2017012834A (ja) * 2016-09-27 2017-01-19 日立マクセル株式会社 スキンケア装置
JP7411896B2 (ja) * 2020-02-21 2024-01-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 美容成分噴霧装置
JP2021132691A (ja) * 2020-02-21 2021-09-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 美容成分噴霧装置
JP7291893B2 (ja) * 2020-02-21 2023-06-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 美容成分噴霧装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000102583A (ja) 2000-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3046282B2 (ja) 超音波美容器及び高周波美容器
US11376426B2 (en) Hand-held device for electrically powered skin treatment
JP4633795B2 (ja) トリートメント装置
US5931859A (en) Facial toning system
JP2008531083A (ja) スキンケア器具
KR101578488B1 (ko) 핸드 필링기 및 이를 포함한 피부미용장치
JP4739698B2 (ja) マッサージ器具
TWI356735B (en) Atomization apparatus
JP2004121327A (ja) トリートメントプローブ
JP2004255018A (ja) 美肌装置
JPH09154910A (ja) 超音波美容装置
WO2024128657A1 (ko) 전기 세정 기능을 가지는 가정용 피부 클렌저
KR100607148B1 (ko) 휴대용 삭피 장치 및 휴대용 삭피 장치의 충전 연결 구조
JP4360734B2 (ja) 電子美肌器
JPH11309195A (ja) 噴射機能付き電動マッサージ装置
JPH11332943A (ja) 超音波美容プローブ
JP2003319835A (ja) 育毛ブラシ
JP2000262327A (ja) 超音波美肌装置
JP2007037969A (ja) 美容装置
JP2006192001A (ja) 超音波美容器
JP2000167009A (ja) 超音波美容器
JPH09173926A (ja) 薬液散布装置
JPS63288171A (ja) 低周波治療器用電極
JP2016043035A (ja) イオン導入機能付き振動美容器
KR200424259Y1 (ko) 피부관리장치

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees