JP3044078U - 支柱足場 - Google Patents

支柱足場

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JP3044078U
JP3044078U JP1997005265U JP526597U JP3044078U JP 3044078 U JP3044078 U JP 3044078U JP 1997005265 U JP1997005265 U JP 1997005265U JP 526597 U JP526597 U JP 526597U JP 3044078 U JP3044078 U JP 3044078U
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拓一郎 石原
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石原機械工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段差の形成を伴うことなく、支柱足場におけ
る足場板の交差組み立てを可能とする。 【構成】 建地13i、13o に設けられた受具14への脚状の
連結具16の嵌入により、腕木17、布18が建地に対してそ
れぞれ水平方向に架設されるとともに、腕木へのフック
22の係止により、作業床となる足場板19が水平に架設可
能となっている。そして、受具14が、連結具16を平面上
のほぼ90°離反した4方位置に嵌入、保持可能とする中
空の有底円筒体として成形され、交差方向に延びる腕木
17、布18の連結具をこの共通の受具の対応箇所に嵌入す
ることによって、段差のない状態での足場板19の交差組
み立てが可能となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、鋼管等からなる少なくとも建地、腕木および布を組み合わせ、腕 木、布のいずれかへの各端部の連結によって、作業床となる足場板を架設可能と する支柱足場に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、鋼管等からなる種々の棒材等を垂直方向、水平方向に組み合わせ、 水平方向に延びた鋼管等間に、作業床となる足場板を架設して形成する、いわゆ る支柱足場(鋼管足場、単管足場等ともいう)が、建築現場等において構築され る足場として近年多く使用されている。この種の支柱足場によれば、建築物に応 じたバリエーションに富んだ形状で、強度的に優れた安全性の高い足場が簡単、 容易に構築できるとともに、分解、運搬および保管管理も簡単に行える。
【0003】 この種の支柱足場として、たとえば、建築物の壁面に対する内方位置、外方位 置に離間並置された2本1組の建地を、壁面に沿った複数箇所で垂直方向に立設 し、この建地に設けられた受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を 1組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それぞれ水平方向に架設し て組み立てる構成が知られている。そして、この構成の支柱足場においては、通 常、壁面に沿って離反した隣接する建地の平行の腕木への各端部の連結によって 、作業床となる足場板が水平に架設可能となっている。
【0004】 このような支柱足場においては、下方に延びた脚状の連結具が、腕木、布の各 端末にそれぞれ一体的に固着され、建地の所定箇所に設けられた平面略コ字形状 の中空の受具への連結具の嵌入によって、腕木、布が、対応する建地に連結可能 、つまり対応する建地間に架設可能となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、公知の支柱足場における建地の受具は、腕木、布の連結具を個別に 嵌入可能とする単体として形成され、90°離反して延びる方向での腕木、布の連 結、架設、および、略L 形状やクロス形状での交差を含む足場板の連続した架設 を考慮して、この単体の受具が、通常、建地の回りで、ほぼ90°ずつ等間隔に離 反した4ヶ所に配設され、建地周面への各側壁端の溶着によって固着されている 。
【0006】 ここで、建地となる鋼管等の直径はさほど大きくなく、また、腕木、布の連結 具の幅は建地の直径と大きく相違しないため、建地の回りでほぼ90°離反した4 つの受具を同一の高さに並置配列することは難しい。そして、建地への受具毎の 溶着スペースも確保できないことから、4つの受具は、通常、ほぼ180 °離反し た位置の受具を同じ高さとした段違いの位置において、建地の周面に固着されて いる。
【0007】 しかしながら、腕木、布は、このような段違いの受具への連結具の嵌入のもと で建地に対して組み付けられ、特に、ほぼ90°離反した交差方向に延びる腕木間 等には、この受具の高さのずれに相当する段差が生じるため、この高さのずれた 腕木から各方向に延びる足場板間、つまり足場板の交差部分には、これに対応す る同等の段差が生じることになる。
【0008】 このような、足場板の交差部分における段差は、歩行時または作業時でのつま ずき等の原因となるため、作業の安全性の低下を招く虞れがある。
【0009】 この考案は、段差の形成を伴うことなく、足場板の交差組み立ての可能な支柱 足場の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この考案の支柱足場によれば、建築物の壁面に対 する内方位置、外方位置に離間並置された2本1組の建地が、壁面に沿った複数 箇所で垂直方向に立設され、この建地に設けられた受具への対応する脚状の連結 具の嵌入により、腕木が1組の建地間で、布が壁面に沿った方向の建地間で、そ れぞれ水平方向に架設して組み立てられるとともに、この腕木、布のいずれかへ の各端部のフックの係止、連結により、作業床となる足場板が水平に架設可能と なっている。
【0011】 そして、建地の受具が、少なくとも腕木、布の連結具を平面上のほぼ90°離反 した4方位置に嵌入可能、かつ当該位置で保持可能とする上面の開口した略カッ プ型の有底中空体として成形され、その底壁中央に設けられた挿通孔への建地の 挿通を伴って、建地の回りに取り付けられることによって、段差のない状態での 腕木、布、ひいては足場板の交差組み立てが可能となる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの考案の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】 図1ないし図3に示すように、この考案に係る支柱足場10においては、鋼管等 の棒材からなる建地13i、13o が、受具14をその周面の所定位置に一体的に有して それぞれ形成され、この受具への連結具16の嵌入のもとで、腕木17および布18が 建地に対して水平方向に連結、架設されるとともに、平行な腕木間に、作業床と なる足場板19が架設可能となっている。
【0014】 図1、図3を見るとわかるように、建築物の壁面(図示しない)に対する内方 位置、外方位置に、たとえば、2本1組の建地13i、13o が、図示の建地13i-1、13 o-1 、建地13i-2、13o-2 および建地13i-3、13o-3 等のように離間並置され、これ らの内外1組の建地は、当該壁面に沿って等間隔毎に配設されている。そして、 この内外1組の建地13i、13o 間、たとえば建地13i-1、13o-1 間等に腕木17が、壁 面に沿って離反した建地間、たとえば建地13i-2、13i-3 間等に布18が、受具14を 介してそれぞれ架設されている。
【0015】 図1に示すように、受具14は、建地13i、13o の回りで、たとえば、軸線方向に 離反した等間隔毎の複数箇所に設けられている。そして、建地13i、13o の下端に 、たとえば、アジャスト機能(高さ調整機能)を有するベース金具20が設けられ 、このベース金具による建地の個別の高さ調整によって、足場板19の水平が確保 可能となっている。
【0016】 なお、この図1中においては省略しているが、このような支柱足場10において は、建築物の壁面に沿って離反した内方位置の隣接する建地13i 間、たとえば建 地13i-2、13i-3 間等、または外方位置の隣接する建地13o 間、たとえば建地13o- 2、13o-3 間等に、略X 形状等に組み立てられた交差筋交いが架設され、この交差 筋交いによる建地の固定によって、支柱足場が強固に組み立てられる。
【0017】 また、図1ないし図3に示すように、足場板19(19-1x、19-1y、19-2)は、その各 端部の離間した複数箇所、たとえば2ヶ所に、フック22を一体的に有して形成さ れ、腕木17へのフックの係止による各端部の連結のもとで、離間した平行の腕木 間に架設可能となっている。フック22は、腕木17に上方から係止可能な、たとえ ば略逆U 形状に成形されている。
【0018】 図1、図3に示すように、建築物の同一の壁面に沿って延びる隣接した足場板 19-1x の対向端のフック22、または、足場板19-1x、19-2の対向端のフック22は、 通常、共通の腕木17(17x-2、17x-3)に係止される。この場合、隣接する足場板19 (19-1x、19-2)は、フック22の厚み程度だけ互い違いにずれて架設される。
【0019】 なお、図1、図3に示すように、たとえば、一般形状の足場板19(19-1x、19-1y ) が建築物の壁面に沿って略L 形状に交差して延びる場合においては、この交差 部分に隙間ができるため、この隙間に対応した形状の交差部分用の足場板19-2が 、当該部分に配設される。
【0020】 そして、図2に示すように、建地13i、13o と同様の鋼管等からなる腕木17、布 18は、下方に延びた脚状の連結具16をその各端末に一体的に有して形成され、建 地の受具14への、上方からの連結具の嵌入により、建地に対して連結可能となっ ている。
【0021】 ここで、図2、図3に加えて図4を見るとわかるように、この考案においては 、建地13i、13o の受具14が、上面の開口した略カップ型の有底中空体、たとえば 、腕木17、 布18の連結具16を平面上のほぼ90°離反した4方位置に上方から嵌入 可能、かつ当該位置で保持可能とする中空の有底円筒体として成形されている。 そして、底壁14a の中央に設けられた挿通孔24への建地13i、13o の挿通を伴って 、受具14は、建地の回りに、たとえば、挿通孔周縁の溶接のもとで固着されてい る。
【0022】 図2および図4に示す、建地13i-2 の場合を見るとよくわかるように、この考 案においては、平面上のほぼ90°離反した方向にそれぞれ延びる腕木17(17x-2、1 7y-2) 、布18(18y-1) であっても、その連結具16のいずれもが、建地13i の同一 の受具14に嵌入できるため、建地から延びた腕木、布は、いずれも同一の高さで 保持される。つまり、たとえば、図1および図3中に示す腕木17x-1、17x-2 と腕 木17y-2 とのように、腕木が建地13i(13i-1、13i-2)からほぼ90°に交差する方向 に延びる場合においても、この交差する腕木間に段差は生じない。
【0023】 そのため、腕木17x-1、17x-2 間に架設された足場板19-2と、腕木17y-2 に一端 部のフック22を係止させて足場板19-1y、19-2に対する交差方向に延びる足場板19 -1x との間に段差は生じない。なお、足場板19-1y は、足場19-2の一端部と共通 の腕木17x-2 へのフック22の係合のもとで連続して架設されるため、この足場板 19-1y と足場板19-2間に段差のないことは、当然自明である(図1、図3参照) 。
【0024】 上記のように、この考案の支柱足場10によれば、足場板19(19-1x、19-1y、19-2) の交差部分に段差が生じないため、歩行中あるいは作業中におけるつまずき等が 確実に防止でき、作業の安全性が向上する。
【0025】 そして、連結具毎の4つの単体の受具を建地に個別に溶着する公知の構成と異 なり、この考案においては、単一の受具14を、1ヶ所につき1回の溶着のもとで 建地13i、13o にそれぞれ固着すれば足りるため、建地の生産工程が簡単化でき、 生産性が向上する。
【0026】 また、受具14への連結具16の嵌入のもとで建地13i、13o 間に腕木17、布18がそ れぞれ連結、架設可能であるとともに、腕木へのフック22の係止によって足場板 19が架設可能であるため、支柱足場10の構築が一層容易となる。
【0027】 ここで、この考案の実施の形態においては、交差部分用の足場板19-2を利用し て組み立てた支柱足場10を例示しているが、これに限定されず、図3に示す組み 立て状態から交差部分用の足場板19-2および腕木17y-2 を省略して、たとえば、 図5に示すように、足場板19-1x、19-1y を直接的に交差させる構成としてもよい 。
【0028】 図5の組み立て状態においては、足場板19-1x のフック22が腕木17y-1 に係止 され、この足場板の延出方向に位置する建地13i-4、13o-4 間の腕木17y-3 との間 に、足場19-1x は架設される。なお、この場合においては、建地13i-1 が削除さ れるため、腕木17x-1 も省略される(図3参照)。
【0029】 また、腕木17への連結に限定されず、たとえば、図6に示すように、布18を利 用して、足場板19-1x を足場板19-1y に対する交差方向に架設する構成としても よい。この場合においては、腕木17y-1、17y-2、17x-2 が省略される(図3参照) 。
【0030】 つまり、この考案においては、交差する方向に延びた腕木17、布18のいずれも が、同一の高さに保持できるため、腕木、布および足場板19のいかなる組み合わ せのもとでも、その交差部分に段差は生じない。従って、支柱足場10の構成のバ リエーションが豊富に得られるとともに、いかなるバリエーションのもとでも作 業床となる足場板19での歩行および作業の安全性が十分に確保できる。
【0031】 ところで、上述した実施の形態においては、受具14の内方対向部への連結具16 の嵌入のもとで、腕木17を内方位置、外方位置の建地13i、13o 間に架設し、この 腕木を共用して足場板19を連続的に架設させる構成を例示しているが、これに限 定されず、たとえば、図7に示すように、個別の腕木へのフック22の係止を介し て、足場板を連続的に架設する構成としてもよい。
【0032】 図7に加えて図8を見るとわかるように、この構成においては、連結具16が、 腕木17の軸線にその長手面を沿わせて配置、固定され、建地13i、13o を挟んだ背 後対向部での受具14へのそれぞれの嵌入によって、建地13i-2、13o-2 における腕 木17x-2、17x-2'、および、建地13i-2、13o-2 における腕木17x-3、17x-3'のように 、各腕木がそれぞれ架設される。そして、対応する腕木17への各端部のフック22 の個別の係止によって、足場板19が架設可能となっている。
【0033】 このような構成においても、たとえば、腕木17x-2、17x-2'と腕木17y-2 との連 結具16が同一の受具14に嵌入、保持されることから、この交差する腕木間での段 差が発生せず、これによって、交差方向に延びる足場板19-1x、19-1y、19-2間の段 差が防止できるため、この構成においても、この考案の上述した実施の形態と同 様の効果が十分に確保できる。
【0034】 なお、図7を見るとわかるように、この実施の形態においては、連結具16が腕 木17の直径方向の中心位置から左右にずれて配置されているが、これに限定され ず、腕木の当該中心位置に、連結具を配置する構成としてもよい。しかし、連結 具16を腕木17の直径方向の中心位置からずれて配置しても、腕木の各端末の連結 具は直径方向の中心位置に対して同一方向にずれるため、建地13i、13o を挟んだ 背後対向部のいずれのサイドにおいても、腕木の共用化がはかられることはいう までもない。
【0035】 また、図4に示すように、このような構成においては、受具14の開口端を腕木 17、布18に係合させることなく、底壁14a での連結具16の直接的な支持によって 、腕木、布からの荷重をその底壁で直接に受けることが好ましい。このような、 建地13i、13o の周面に底壁14a の固着された略カップ型の受具14においては、そ の底壁の強度は開口端の強度よりも強いため、腕木17、布18からの荷重をその底 壁で直接的に受けることによって、腕木、布に対する受具の強度が確実に高く維 持できる。
【0036】 なお、図4に一点鎖線で示すように、建地13i、13o の周面に略リング状のスト ッパ26を一体的に設け、このストッパ上への底壁14a の部分的な載置のもとで、 受具14を建地の回りに固着すれば、受具の強度が確実に増加する。そして、この ストッパ26に受具14を載置することによって、建地13i、13o に対する受具の安定 度が増大し、これによって、建地に対する腕木17、布18、ひいては足場板19の安 定感の向上がはかられる。
【0037】 更に、この実施の形態においては、受具14を建地13i、13o に対して溶着してい るが、受具が建地に対して下降不能であれば足りるため、溶着に限定されず、た とえば、建地の直径方向に貫通させた係止ピン等によって、受具を建地に対して 係止する構成としてもよい。
【0038】 また、受具の底壁14a に設けた挿通孔24を介して、受具が建地13i、13o に直接 的に固着されているが、これに限定されず、たとえば、図9に示すように、建地 の挿通可能な口径を持つサポートパイプ28を、挿通孔での溶着等によって底壁に 一体的に固定し、このサポートパイプ内への建地の挿通を伴って、受具14を建地 の回りに取り付ける構成としてもよい。
【0039】 このような構成によれば、建地13i、13o の回りへのサポートパイプ28の配設に より、建地周面への接触面積が増大するため、建地に対する受具14の倒れが確実 に阻止できる。従って、建地13i、13o に対する受具14の取り付けの安定度が一層 向上する。
【0040】 そして、この考案の実施の形態においては、受具14を中空の有底円筒体として 具体化しているが、受具は、平面上のほぼ90°離反した4方位置に連結具16の嵌 入可能な略カップ型の有底中空体であれば足りるため、有底円筒体に限定されず 、たとえば、図10(A) に示す平面略四角形、図10(B) に示す平面略八角形等 の多角柱状の有底中空体として、受具を成形してもよい。
【0041】 しかしながら、図2に示すような中空の有底円筒体として、受具14を成形すれ ば、受具での連結具16の嵌入、保持位置が限定されないため、水平方向での建地 13i、13o の向き、つまり角度を厳密に設定する必要がない。従って、建地13i、13 o の配設の際の作業性が向上される。
【0042】 更に、平面上のほぼ90°離反した4方位置に限定されず、たとえば、図11に 示すような、この4方位置のうちの3方位置で連結具16を嵌入、保持可能な平面 形状の有底中空体として、受具14を成形してもよい。このような構成とすれば、 受具14を建地13i、13o に溶着する場合に、底壁の挿通孔24の周縁に加えて、内方 に折曲された周壁14b の端末を建地に溶着できるため、溶着によって受具を建地 に固着する場合においては、建地に対する受具の安定度の増大化が容易に可能と なる。
【0043】 ここで、この考案の実施の形態においては、その嵌入のみによって連結具16を 受具14で保持しているが、これに限定されず、たとえば、図12に示すように、 腕木17、布18に設けた係止手段30による建地13i、13o あるいは受具への腕木、布 の係止のもとで、連結具、つまりは腕木、布を受具、ひいては建地に離脱不能に 係止、保持する構成としてもよい。
【0044】 図12に示すように、係止手段30として、たとえば、一対のフック片30a、30b での建地13i、13o の狭持によって当該建地に係止可能な、略手錠式フックが例示 でき、この略手錠式フックは、鎖、ワイヤ等の可撓性連結部材32を介して腕木17 、布18にそれぞれ連結されている。このような略手錠式フック(係止手段)30は 、図示のように、受具14の下方位置に係止される。
【0045】 このような略手錠式フック30を腕木17、布18に備えた構成によれば、建地13i、 13o に対する略手錠式フックの係止のもとで、受具14に対する連結具16の浮き上 がり、つまりは離脱が確実に防止できるため、支柱足場10の安全性が一層向上す る。
【0046】 ここでは、略手錠式フック30を腕木17、布18に設ける構成を例示しているが、 これに限定されず、略手錠式フックを建地13i、13o に連結し、この略手錠式フッ クによる、腕木、布の係止によって、建地の受具14に対する腕木、布の連結具16 の離脱を防止する構成としてもよい。
【0047】 また、係止手段を略手錠式フック30として例示しているが、一対のフック片に よって建地13i、13o を狭持可能であれば足りるため、略手錠式に限定されず、た とえば、偏倚手段によって一対のフック片を幅狭方向に偏倚する略はさみ式に、 係止手段を構成してもよい。
【0048】 更に、係止手段30は建地13i、13o を狭持する構成に限定されず、たとえば 図 13に示すように、受具14の底壁14a の下面に係止可能なフック片34a を下端に 一体に有して腕木17、布18に基片上端34b の固着された板ばね34から、係止手段 を構成してもよい。この場合、フック片34a は、図示のように上方に鋭角的に折 曲される。
【0049】 このような板ばね(係止手段)34においては、受具14への連結具16の嵌入と同 時に、受具の下壁14a の下面へのフック片34a の係止が得られるため、組み立て 作業の煩雑化を伴うことなく、受具からの連結具の浮き上がりが確実に防止でき る。
【0050】 なお、図示のような中空形状に、連結具16を形成した場合においては、受具14 の直径方向に貫通する係止ピンを係止手段とし、この係止ピンでの受具、連結具 の連続した挿通によって、受具からの連結具の浮き上がりを阻止することも可能 である。
【0051】 また、この考案の実施の形態においては、足場板のフック22が略逆U 形状とし て具体化されているが、上方からの引っ掛けのもとで腕木17、布18に係止可能な 構成であれば足りるため、これに限定されず、たとえば、腕木等を上下方向から 狭持可能とする上下一対のフック片を備えた略手錠式フックを、足場板のフック として利用してもよい。
【0052】 このような構成によれば、腕木17等からのフック22の浮き上がりが確実に阻止 できるため、足場板19の安全性が一層向上する。
【0053】 なお、腕木17等を上下方向から狭持可能であれば足りるため、略手錠式フック に限定されず、たとえば、略はさみ式フックを、フック22として足場板19に設け てもよい。
【0054】 ここで、たとえば、図14に示すように、受具の底壁14a に、雨水等を逃がす ための水抜き孔36を穿孔することが好ましい。この構成によれば、受具14の内部 での雨水等の滞留が阻止できるため、雨水等の滞留に起因する錆、腐食の発生等 が確実に防止できる。
【0055】 なお、水抜き孔36は、受具14の内部に侵入した雨水等を外部に排水すれば足り るため、その形状、数および穿孔位置等は、図示の限りでなく、多種多様に構成 できる。
【0056】 また、図12〜図14においては、中空の有底円筒体としてなる受具14を例示 して、対応する変形例をそれぞれ説明しているが、上述した図10(A)、(B) に示 す平面略四角形、平面略八角形等のような他形状の有底中空体においても、同様 の構成が適用可能であることはいうまでもない。
【0057】 そして、この考案の実施の形態においては、足場板19を略L 形状に交差させる 場合を例示しているが、これに限定されず、たとえば、足場板をクロス型に交差 させる場合においても、この考案が応用できることはいうまでもない。
【0058】 なお、この実施の形態においては、腕木17、布18の連結具16の嵌入、保持可能 な構成として、受具14を具体化しているが、腕木、布の連結、架設に限定されず 、たとえば、上述した交差筋交いの取り付けの際に、この受具を利用してもよい 。この場合、この略X 状の交差筋交いの各端末に、腕木17、布18と同様の連結具 16がそれぞれ設けられることはいうまでもない。
【0059】 また、建地13i、13o 、腕木17、布18となる棒材として鋼管を例示しているが、 これらは棒材であれば足りるため、鋼管に限定されず、アルミ管等の他の管材や 、中実の棒材を、建地、腕木、布等に使用してもよい。
【0060】 上述した考案の実施の形態は、この考案を説明するためのものであり、この考 案を何等限定するものでなく、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施された ものも全てこの考案に包含されることはいうまでもない。
【0061】
【考案の効果】
上記のように、この考案に係る支柱足場によれば、同一の受具で連結具を保持 することによって、交差方向に延びる腕木、布であっても、その間の高さのずれ は生じないため、足場板の交差部分における段差が確実に排除できる。従って、 足場板における、歩行中あるいは作業中でのつまずき等が確実に防止でき、作業 の安全性が向上する。
【0062】 そして、単一の受具を、1ヶ所につき1回の溶着のもとで建地にそれぞれ固着 すれば足りるため、建地の生産工程が簡単化でき、生産性が向上する。
【0063】 また、受具への連結具の嵌入のもとで建地間に腕木、布がそれぞれ連結、架設 可能であるとともに、腕木あるいは布へのフックの係止によって足場板が架設可 能であるため、支柱足場の構築が一層容易となる。
【0064】 更に、交差する方向に延びた腕木、布のいずれもが、同一の高さに保持できる ため、腕木、布および足場板のいかなる組み合わせのもとでも、その交差部分に 段差は生じない。従って、支柱足場の構成のバリエーションが豊富に得られると ともに、いかなるバリエーションのもとでも作業床となる足場板での歩行および 作業の安全性が十分に確保できる。
【0065】 そして、有底の中空円筒体として受具を成形すれば、受具での連結具の嵌入、 保持位置が限定されず、水平方向での建地の向きを厳密に設定する必要がないた め、建地の配設の際の作業性が向上される。
【0066】 更に、建地の周面に略リング状のストッパを一体的に設け、このストッパ上へ の底壁の部分的な載置のもとで、受具を建地の回りに固着すれば、受具の強度が 確実に増加する。そして、このストッパに受具を載置することによって、建地に 対する受具の安定度が増大し、これによって、建地に対する腕木、布の安定感の 向上がはかられる。
【0067】 また、建地の挿通可能な口径を持つサポートパイプを、挿通孔での溶着等によ って底壁に一体的に固定すれば、建地周面への接触面積が増大するため、建地に 対する受具の倒れが確実に阻止できる。従って、建地に対する受具の取り付けの 安定度が一層向上する。
【0068】 更に、平面上でほぼ90°離反した4方位置のうちの3方位置に連結具の嵌入、 保持可能な有底の中空形状に、受具を成形すれば、底壁の挿通孔の周縁に加えて 、内方に折曲された周壁の端末を建地に固着することが可能となるため、受具を 建地に溶着する場合において、建地に対する受具の安定度の増大化が容易に可能 となる。
【0069】 また、腕木、布あるいは建地に、所定の係止手段を設ければ、受具からの連結 具の浮き上がり、離脱が防止できるため、支柱足場における安全性が一層向上さ れる。
【0070】 そして、足場板のフックを、上下方向からの狭持によって腕木等に係止可能な 構成とすれば、腕木等からのフックの離脱が阻止できるため、この点からも、支 柱足場の安全性が十分に確保できる。
【0071】 更に、受具の底壁に水抜き孔を穿孔すれば、受具の内部で雨水等の滞留が阻止 できるため、雨水等の滞留に起因する錆、腐食の発生等が確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組み立て状態の一例を示す、この考案に係る支
柱足場の一部破断の概略斜視図である。
【図2】受具を中心とした、支柱足場の部分分解斜視図
である。
【図3】図1の組み立て状態における、支柱足場の一部
破断の概略平面図である。
【図4】建地に対する腕、布の連結部分における、受具
の破断を伴った支柱足場の概略部分側面図である。
【図5】組み立て状態の変形例を示す、図3に類似す
る、支柱足場の一部破断の概略平面図である。
【図6】組み立て状態の別の変形例を示す、図3に類似
する、支柱足場の一部破断の概略平面図である。
【図7】組み立て状態の更に別の変形例を示す、図3に
類似する、支柱足場の一部破断の概略平面図である。
【図8】図7の組み立て状態における、受具を中心とし
た、図2に類似する支柱足場の部分分解斜視図である。
【図9】受具の一変形例を示す、建地に対する腕、布の
連結部分での、図4に類似した支柱足場の概略部分側面
図である。
【図10】受具の別の変形例を示す各概略斜視図であ
る。
【図11】受具の更に別の変形例を示す、受具を中心と
した、図2に類似する支柱足場の部分分解斜視図であ
る。
【図12】腕木(布)に設けた係止手段の一例を示す、
支柱足場の概略部分斜視図である。
【図13】腕木(布)に設けた係止手段の別の例を示
す、支柱足場の概略部分斜視図である。
【図14】受具に穿孔した水抜き孔の一例を示す、受具
の概略平面図である。
【符号の説明】
10 支柱足場 13i、13o 建地 14 受具 14a 受具の底壁 16 連結具 17(17x-1〜17x-3、17y-1、17y-2) 腕木 18(18y-1) 布 19(19-1x、19-1y、19-2) 足場板 22 フック 24 挿通孔 26 ストッパ 28 サポートパイプ 30 略手錠式フック(係止手段) 32 可撓性連結部材 34 板ばね(係止手段) 34a 板ばねのフック片 36 水抜き孔

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の壁面に対する内方位置、外方位
    置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿っ
    た複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられた
    受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を1
    組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それ
    ぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 前記足場板が、腕木、布に係止可能なフックを各端部の
    離間位置にそれぞれ一体的に有して形成されるととも
    に、 建地の前記受具が、少なくとも腕木、布の前記連結具を
    平面上のほぼ90°離反した4方位置のうちの少なくとも
    3方位置に上方から嵌入可能、かつ当該位置で保持可能
    とする上面の開口した略カップ型の有底中空体として成
    形され、その底壁中央に設けられた挿通孔への建地の挿
    通を伴って、建地の回りに取り付けられた支柱足場。
  2. 【請求項2】 建築物の壁面に対する内方位置、外方位
    置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿っ
    た複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられた
    受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を1
    組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それ
    ぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 前記足場板が、腕木、布に係止可能なフックを各端部の
    離間位置にそれぞれ一体的に有して形成されるととも
    に、 建地の前記受具が、少なくとも腕木、布の前記連結具を
    平面上のほぼ90°離反した4方位置に上方から嵌入可
    能、かつ当該位置で保持可能とする上面の開口した中空
    の有底円筒体として成形され、その底壁中央に設けられ
    た挿通孔への建地の挿通を伴って、建地の回りに取り付
    けられた支柱足場。
  3. 【請求項3】 建築物の壁面に対する内方位置、外方位
    置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿っ
    た複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられた
    受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を1
    組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それ
    ぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 前記足場板が、腕木、布に係止可能なフックを各端部の
    離間位置にそれぞれ一体的に有して形成され、 前記建地の所定の箇所の周面に、略リング状のストッパ
    が一体的に有して形成されるとともに、建地の前記受具
    が、少なくとも腕木、布の前記連結具を平面上のほぼ90
    °離反した4方位置のうちの少なくとも3方位置に上方
    から嵌入可能、かつ当該位置で保持可能とする上面の開
    口した略カップ型の有底中空体として成形され、底壁中
    央に設けられた挿通孔への建地の挿通を伴った、前記ス
    トッパ上への底壁の少なくとも部分的な載置のもとで、
    受具が建地の回りに取り付けられた支柱足場。
  4. 【請求項4】 建築物の壁面に対する内方位置、外方位
    置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿っ
    た複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられた
    受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を1
    組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それ
    ぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 前記足場板が、腕木、布に係止可能なフックを各端部の
    離間位置にそれぞれ一体的に有して形成され、 建地の前記受具が、少なくとも腕木、布の前記連結具を
    平面上のほぼ90°離反した4方位置のうちの少なくとも
    3方位置に上方から嵌入可能、かつ当該位置で保持可能
    とする上面の開口した略カップ型の有底中空体として成
    形されるとともに、建地の挿通可能な口径を持つサポー
    トパイプが、その底壁中央の挿通孔に一体的に固定さ
    れ、このサポートパイプ内への建地の挿通を伴って、受
    具が建地の回りに取り付けられた支柱足場。
  5. 【請求項5】 建築物の壁面に対する内方位置、外方位
    置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿っ
    た複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられた
    受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を1
    組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それ
    ぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 前記足場板が、腕木、布に係止可能なフックを各端部の
    離間位置にそれぞれ一体的に有して形成され、 建地の前記受具が、少なくとも腕木、布の前記連結具を
    平面上のほぼ90°離反した4方位置のうちの少なくとも
    3方位置に上方から嵌入可能、かつ当該位置で保持可能
    とする上面の開口した略カップ型の有底中空体として成
    形され、その底壁中央に設けられた挿通孔への建地の挿
    通を伴って、建地の回りに取り付けられるとともに、 対応する建地、受具の少なくともいずれかへの係止によ
    って当該受具からの連結具の離脱を阻止する係止手段
    が、腕木、布にそれぞれ設けられた支柱足場。
  6. 【請求項6】 建築物の壁面に対する内方位置、外方位
    置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿っ
    た複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられた
    受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を1
    組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それ
    ぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 前記足場板が、腕木、布に係止可能なフックを各端部の
    離間位置にそれぞれ一体的に有して形成され、 建地の前記受具が、少なくとも腕木、布の前記連結具を
    平面上のほぼ90°離反した4方位置のうちの少なくとも
    3方位置に上方から嵌入可能、かつ当該位置で保持可能
    とする上面の開口した略カップ型の有底中空体として成
    形され、その底壁中央に設けられた挿通孔への建地の挿
    通を伴って、建地の回りに取り付けられるとともに、 連結具および腕木、あるいは布の少なくともいずれかへ
    の係止によって連結具を受具に離脱不能に保持する係止
    手段が、建地、受具のいずれかに設けられた支柱足場。
  7. 【請求項7】 建築物の壁面に対する内方位置、外方位
    置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿っ
    た複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられた
    受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を1
    組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それ
    ぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 前記足場板が、腕木、布に係止可能なフックを各端部の
    離間位置にそれぞれ一体的に有して形成され、 建地の前記受具が、少なくとも腕木、布の前記連結具を
    平面上のほぼ90°離反した4方位置のうちの少なくとも
    3方位置に上方から嵌入可能、かつ当該位置で保持可能
    とする上面の開口した略カップ型の有底中空体として成
    形され、その底壁中央に設けられた挿通孔への建地の挿
    通を伴って、建地の回りに取り付けられるとともに、 足場板の前記フックが、上下方向からの狭持のもとで腕
    木、布に対して係止可能に形成された支柱足場。
  8. 【請求項8】 建築物の壁面に対する内方位置、外方位
    置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿っ
    た複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられた
    受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を1
    組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それ
    ぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 前記足場板が、腕木、布に係止可能なフックを各端部の
    離間位置にそれぞれ一体的に有して形成され、 建地の前記受具が、少なくとも腕木、布の前記連結具を
    平面上のほぼ90°離反した4方位置のうちの少なくとも
    3方位置に上方から嵌入可能、かつ当該位置で保持可能
    とする上面の開口した略カップ型の有底中空体として成
    形され、その底壁中央に設けられた挿通孔への建地の挿
    通を伴って、建地の回りに取り付けられるとともに、 当該受具の底壁に、少なくとも単数の水抜き孔が穿孔さ
    れた支柱足場。
  9. 【請求項9】 建築物の壁面に対する内方位置、外方位
    置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿っ
    た複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられた
    受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を1
    組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、それ
    ぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 建地の前記受具が、少なくとも腕木、布の前記連結具を
    平面上のほぼ90°離反した4方位置のうちの少なくとも
    3方位置に上方から嵌入可能、かつ当該位置で保持可能
    とする上面の開口した略カップ型の有底中空体として成
    形され、その底壁中央に設けられた挿通孔への建地の挿
    通を伴って、建地の回りに取り付けられるとともに、 前記腕木が、前記1組の建地の受具の内方対向部間に架
    設され、この腕木への、各端部の離間位置にそれぞれ一
    体的に設けられた複数のフックの係止によって、足場板
    を、前記壁面に沿って離反した隣接する建地の平行の腕
    木間に架設可能とした支柱足場。
  10. 【請求項10】 建築物の壁面に対する内方位置、外方
    位置に離間並置された2本1組の建地を、当該壁面に沿
    った複数箇所で垂直方向に立設し、この建地に設けられ
    た受具への対応する脚状の連結具の嵌入により、腕木を
    1組の建地間で、布を壁面に沿った方向の建地間で、そ
    れぞれ水平方向に架設して組み立てるとともに、この腕
    木、布の対応するいずれかへの各端部の連結により、作
    業床となる足場板を水平に架設可能とする支柱足場であ
    り、 建地の前記受具が、少なくとも腕木、布の前記連結具を
    平面上のほぼ90°離反した4方位置のうちの少なくとも
    3方位置に上方から嵌入可能、かつ当該位置で保持可能
    とする上面の開口した略カップ型の有底中空体として成
    形され、その底壁中央に設けられた挿通孔への建地の挿
    通を伴って、建地の回りに取り付けられるとともに、 前記腕木が、前記1組の建地の受具の、建地を挟んだ背
    後対向部間にそれぞれ架設され、この腕木への、各端部
    の離間位置にそれぞれ一体的に設けられた複数のフック
    の係止によって、足場板を、前記壁面に沿って離反した
    隣接する建地の平行の腕木間に架設可能とした支柱足
    場。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3472296B1 (ja) 2003-06-12 2003-12-02 英一 東田 足場組立セット
JP2016204983A (ja) * 2015-04-22 2016-12-08 東日本旅客鉄道株式会社 階段仮設足場
JP2017203375A (ja) * 2017-07-19 2017-11-16 晃輝 平山 くさび緊結式足場用支柱及びそれを用いた支柱構造
JP2021050490A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 平和技研株式会社 仮設足場の構造及びこれに用いる連結金具

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