JP3042063B2 - マイクロ波回路 - Google Patents
マイクロ波回路Info
- Publication number
- JP3042063B2 JP3042063B2 JP3217710A JP21771091A JP3042063B2 JP 3042063 B2 JP3042063 B2 JP 3042063B2 JP 3217710 A JP3217710 A JP 3217710A JP 21771091 A JP21771091 A JP 21771091A JP 3042063 B2 JP3042063 B2 JP 3042063B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parallel plate
- nrd guide
- hole
- microwave
- microwave circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Waveguides (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波回路に関
し、特にハイブリッドコンポーネントとNRD(Non
radiative dielectric)ガイド
とを電気的に接続したマイクロ波回路に関する。
し、特にハイブリッドコンポーネントとNRD(Non
radiative dielectric)ガイド
とを電気的に接続したマイクロ波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波回路における下出しヘ
ッダーを用いたハイブリッドICのマイクロ波信号ピン
を電気的にNRDガイドへ接続する方法は未だ実現され
ていない。NRDガイドは、特にミリ波帯以上に使用し
て効果的である。他方、ミリ波帯以上でのマイクロ波コ
ンポーネントである増幅器、発振器、ミクサ等は半導体
ペアチップを使用した集積回路化を行うことにより所期
の特性を得る事ができる。したがってNRDガイドとマ
イクロ波コンポーネントとの電気的な接続は極めて重要
な技術となっていた。
ッダーを用いたハイブリッドICのマイクロ波信号ピン
を電気的にNRDガイドへ接続する方法は未だ実現され
ていない。NRDガイドは、特にミリ波帯以上に使用し
て効果的である。他方、ミリ波帯以上でのマイクロ波コ
ンポーネントである増幅器、発振器、ミクサ等は半導体
ペアチップを使用した集積回路化を行うことにより所期
の特性を得る事ができる。したがってNRDガイドとマ
イクロ波コンポーネントとの電気的な接続は極めて重要
な技術となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のハイブ
リッドコンポーネントとNRDガイドとの接続方法はN
RDガイドが比較的新しいミリ波帯の伝送路でもあり、
所望の接続技術が開発されていなかった。
リッドコンポーネントとNRDガイドとの接続方法はN
RDガイドが比較的新しいミリ波帯の伝送路でもあり、
所望の接続技術が開発されていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロ波回路
は平行平板導体の間隔が所望周波数の波長λに対してλ
/2以下に配置され前記平行平板導体の間にはさまれて
直方体の形状を有する2個の誘電体ストリップを対向し
て挿入したNRDガイドと、2個の前記誘電体ストリッ
プのそれぞれの対向する端面からλd/4(入dは誘電
体ストリップ中の波長)の位置に設けた第1の穴と、前
記第1の穴に位置を合わせた平行平板導体の第2の穴と
を有し、ハイブリッドICからマイクロ波信号ピンが出
ている下出しヘッダを前記NRDガイドの平行平板導体
の外面に取り付け、前記マイクロ波信号ピンを前記第1
の穴および第2の穴に挿入している。
は平行平板導体の間隔が所望周波数の波長λに対してλ
/2以下に配置され前記平行平板導体の間にはさまれて
直方体の形状を有する2個の誘電体ストリップを対向し
て挿入したNRDガイドと、2個の前記誘電体ストリッ
プのそれぞれの対向する端面からλd/4(入dは誘電
体ストリップ中の波長)の位置に設けた第1の穴と、前
記第1の穴に位置を合わせた平行平板導体の第2の穴と
を有し、ハイブリッドICからマイクロ波信号ピンが出
ている下出しヘッダを前記NRDガイドの平行平板導体
の外面に取り付け、前記マイクロ波信号ピンを前記第1
の穴および第2の穴に挿入している。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a),(b)は本発明の一実施例の平面図お
よび図1(a)のA−A断面図、図2はNRDガイドと
の結合部の拡大図である。図1において、1はマイクロ
波信号ピン4が下に突き出している下出しハイブリッド
IC、2A,2BはNRDガイドを形成する上下2枚の
平行平板導体、3は平行平板導体2A,2Bにはさまれ
てNRDガイドを形成する誘電体ストリップ、4は2本
のマイクロ波信号ピン、5は平行平板導体2Aを貫通す
る穴、6は誘電体ストリップ3のめくらの穴である。下
出しハイブリッドIC1を平行平板導体2に取りつけ、
マイクロ波信号ピン4を穴5,穴6に挿入する。穴5
は、マイクロ波信号ピン4と同軸線路を形成するので、
マイクロ波信号ピン径と、穴5の径とで所望のインピー
ダンスが定まる。平行平板導体2A,2Bの間はλ/2
以下の間隔であり、NRDガイドの伝搬モードの内、最
低次のLSE01モードが、その磁界分布の点からマイ
クロ波信号ピン4と交又して強く結合できる。他方、も
う一つの最低次モードのLSM01モードは磁界分布が
マイクロ波信号ピン4と平行になり、ピン4と交又しな
いので、結合が非常に弱い。LSE01モードとの結合
度は、図1の長さlをNRDガイド中の伝搬信号の波長
λdとした時に、ほぼλd/4にした時に結合が強く出
来る。さらに、マイクロ波信号ピン4以外のバイアス供
給等のピン7があり、NRDガイド外部から、ピン7に
バイアスを供給する。この際にNRDガイドの信号伝搬
に支障が出ない様に、誘電体ストリップ3の端部を金属
板9としてピン7との結合をしゃ断している。NRDガ
イドと、マイクロ波信号ピン4との結合の調整は図2に
示すように、必要に応じてマイクロ波信号ピン4に導体
プローブ8を装着する事により調整する。
る。図1(a),(b)は本発明の一実施例の平面図お
よび図1(a)のA−A断面図、図2はNRDガイドと
の結合部の拡大図である。図1において、1はマイクロ
波信号ピン4が下に突き出している下出しハイブリッド
IC、2A,2BはNRDガイドを形成する上下2枚の
平行平板導体、3は平行平板導体2A,2Bにはさまれ
てNRDガイドを形成する誘電体ストリップ、4は2本
のマイクロ波信号ピン、5は平行平板導体2Aを貫通す
る穴、6は誘電体ストリップ3のめくらの穴である。下
出しハイブリッドIC1を平行平板導体2に取りつけ、
マイクロ波信号ピン4を穴5,穴6に挿入する。穴5
は、マイクロ波信号ピン4と同軸線路を形成するので、
マイクロ波信号ピン径と、穴5の径とで所望のインピー
ダンスが定まる。平行平板導体2A,2Bの間はλ/2
以下の間隔であり、NRDガイドの伝搬モードの内、最
低次のLSE01モードが、その磁界分布の点からマイ
クロ波信号ピン4と交又して強く結合できる。他方、も
う一つの最低次モードのLSM01モードは磁界分布が
マイクロ波信号ピン4と平行になり、ピン4と交又しな
いので、結合が非常に弱い。LSE01モードとの結合
度は、図1の長さlをNRDガイド中の伝搬信号の波長
λdとした時に、ほぼλd/4にした時に結合が強く出
来る。さらに、マイクロ波信号ピン4以外のバイアス供
給等のピン7があり、NRDガイド外部から、ピン7に
バイアスを供給する。この際にNRDガイドの信号伝搬
に支障が出ない様に、誘電体ストリップ3の端部を金属
板9としてピン7との結合をしゃ断している。NRDガ
イドと、マイクロ波信号ピン4との結合の調整は図2に
示すように、必要に応じてマイクロ波信号ピン4に導体
プローブ8を装着する事により調整する。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、NRDガ
イドの最低次モードLSE01モードと下出しハイブリ
ッドICとを電気的に結合でき、特にミリ波帯以上の分
野でのマイクロ波回路の構成において、NRDガイドと
ハイブリッドICの接続が小型化かつ低損失特性で実現
できる効果がある。
イドの最低次モードLSE01モードと下出しハイブリ
ッドICとを電気的に結合でき、特にミリ波帯以上の分
野でのマイクロ波回路の構成において、NRDガイドと
ハイブリッドICの接続が小型化かつ低損失特性で実現
できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例の平面図(a)および図1
(a)のA−A断面図(b)である。
(a)のA−A断面図(b)である。
【図2】本実施例のNRDガイドとの結合部の拡大図で
ある。
ある。
1 下出しハイブリッドIC 2A,2B 平行平板導体 3 誘電体ストリップ 4 マイクロ波信号ピン 5,6 穴 7 ピン 8 金属プローブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 5/08 H01P 3/16 JICSTファイル(JOIS)
Claims (2)
- 【請求項1】 平行平板導体の間隔が所望周波数の波長
λに対してλ/2以下に配置され前記平行平板導体の間
にはさまれて直方体の形状を有する2個の誘電体ストリ
ップを対向して挿入したNRDガイドと、2個の前記誘
電体ストリップのそれぞれの対向する端面からλd/4
(λdは誘電体ストリップ中の波長)の位置に設けた第
1の穴と、前記第1の穴に位置を合わせた平行平板導体
の第2の穴とを有し、ハイブリッドICからマイクロ波
信号ピンが出ている下出しヘッダを前記NRDガイドの
平行平板導体の外面に取り付け、前記マイクロ波信号ピ
ンを前記第1の穴および第2の穴に挿入していることを
特徴とするマイクロ波回路。 - 【請求項2】 前記ハイブリッドICのバイアス電源接
続用ピンを前記NRDガイドの対向する2個の誘電体ス
トリップの間に突き出すよう配置し、前記誘電体ストリ
ップの対向する端面に前記平行平板導体に連接された金
属板を取り付けていることを特徴とする請求項1記載の
マイクロ波回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217710A JP3042063B2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | マイクロ波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217710A JP3042063B2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | マイクロ波回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563410A JPH0563410A (ja) | 1993-03-12 |
JP3042063B2 true JP3042063B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=16708527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217710A Expired - Lifetime JP3042063B2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | マイクロ波回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042063B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4871201B2 (ja) * | 2007-04-27 | 2012-02-08 | アンリツ株式会社 | 誘電体漏れ波アンテナ |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP3217710A patent/JP3042063B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電子通信学会技術報告 MW86−72 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563410A (ja) | 1993-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3732508A (en) | Strip line to waveguide transition | |
US3995239A (en) | Transition apparatus | |
US4837529A (en) | Millimeter wave microstrip to coaxial line side-launch transition | |
US4425549A (en) | Fin line circuit for detecting R.F. wave signals | |
US4150345A (en) | Microstrip coupler having increased coupling area | |
JP4671458B2 (ja) | 信号線対ウエーブガイド用トランスフォーマ | |
CN216773484U (zh) | 一种微带耦合器及电子装置 | |
US5559480A (en) | Stripline-to-waveguide transition | |
JP3042063B2 (ja) | マイクロ波回路 | |
JP2682589B2 (ja) | 同軸マイクロストリップ線路変換器 | |
JPH08250911A (ja) | 高周波気密モジュール | |
JP2003174305A (ja) | 伝送線路および送受信装置 | |
JPS61174801A (ja) | 高周波電子機器 | |
JPS6153885B2 (ja) | ||
US7049903B2 (en) | Transition from a coaxial transmission line to a printed circuit transmission line | |
JP3723687B2 (ja) | Nrdガイドと誘電体導波管との接続構造 | |
US6842084B2 (en) | Transition from a coaxial transmission line to a printed circuit transmission line | |
JPH03129902A (ja) | 多層ストリップ線路 | |
JP2000174515A (ja) | コプレーナウェーブガイド−導波管変換装置 | |
JPH0590806A (ja) | 導波管/ストリツプ線路変換器 | |
JPH06132709A (ja) | 導波管/ストリップ線路変換器 | |
KR20050097897A (ko) | 동축선로-마이크로스트립선로의 결합장치 | |
JP4035089B2 (ja) | Nrdガイド | |
KR20010091158A (ko) | 마이크로스트립 대 도파관 천이 구조 및 이 천이 구조를이용한 로컬 다중점 분산 서비스 장치 | |
JPS63283202A (ja) | マイクロ波線路装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000208 |