JP3041716B2 - 浴用剤組成物 - Google Patents

浴用剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、複数の成分を含有する浴用剤組成物に関す
るものであり、又浴用機器と併用される浴用剤組成物に
関するものである。
〈従来の技術〉 たとえば従来、特開昭60−166607号公報において、ポ
リエチレングリコールを主体とした風呂の添加剤、いわ
ゆる浴用剤は周知である。
又、従来打錠形成された浴用剤のバインダーとして、
又は粉末状の浴用剤への色素の溶剤として、ポリエチレ
ングリコールは、広く利用されているものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、従来のポリエチレングリコール含有の浴用剤
は、下記問題点を有する。
a)高温及び/又は多湿時の安定性が悪く、粉末状の浴
用剤が、経時的に固形状に凝集、ブロッキングを生じる
ものであった。
b)ポリエチレングリコールの含量が50重量%いわゆる
主成分となる場合、皮膚刺激を有するものであった。
c)発泡成分としてポリエチレングリコールのみを用い
た浴用剤組成物を用い、浴用機器による発泡を助長しよ
うとする場合、泡立ちは良いが、泡切れが悪くお風呂上
がりに上がり湯を必要としたり、体を拭き取った後に
も、皮膚に残留し、入浴後も皮膚刺激を生じたりするも
のであった。
e)ポリエチレングリコールを主成分とする浴用剤組成
物では、入浴時の洗浄効果にとぼしいものであった。又
浴用機器と併用する場合においても浴用機器の本来有す
る洗浄効果を充分促進させ得るものではない等の問題を
有するものであった。
本発明は上記問題点を解消する浴用組成物を提供する
ことを目的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上記問題を解決すべく開発をすすめた結
果、下記成分を必要に応じ適宜選択して浴用剤組成物を
処方化することにより、高温及び/又は多湿時のブロッ
キングを防止でき、皮膚刺激性が緩和され、浴用機器と
併用する場合、泡立ち、泡切れが良く、更には、クリー
ミィーなキメの細かい微細な泡を発生し、洗浄効果、マ
ッサージ効果、温浴効果の優れた助長、促進を行なう浴
用剤組成物の完成に至った。ここでいう浴用機器とは、
浴湯に圧縮気体等を含む気泡を発生する浴用機器や、浴
槽中のお湯を循環させるごとく構成された浴用機器に関
するものであるが、これに限定されるものでなく、入浴
による洗浄、温浴、マッサージ等の入浴効果を高めるが
ごとく構成された浴用機器であれば良い。すなわち、本
発明によれば、ポリエチレングリコールと、陰イオン界
面活性剤及び/又は非イオン界面活性剤と、澱粉加水分
解物及び/又はケイ酸化合物とを含む浴用剤組成物が提
供される。
本発明に関する浴用剤組成物を更に詳しく説明する
と、本発明で使用するポリエチレングリコールは、50重
量%以下、好ましくは30重量%以下が良い。又使用する
ポリエチレングリコールのモル数は、日本汎用化粧品原
料集収載のポリエチレングリコールであれば使用可能で
あるが、4000〜100000更に好ましくは、4000〜20000が
良い。
次に使用する陰イオン界面活性剤及び/又は非イオン
界面活性剤は特に限定されるものではないが、好ましく
は、αオレフィンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸
ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリルニ
ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウ
レート、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンセチルエーテル、オキシエチレンオキシ
ロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル、アシルメチルタウリン酸ナトリウム塩、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ヤシ油脂肪
酸エチルエステルスルホン酸ナトリウムの内少なくとも
1種以上をポリエチレングリコールと組合せて配合する
のが良く、0.01〜15重量%好ましくは、0.1〜10重量%
程度の配合量が良い。
次に、ポリエチレングリコールのブロッキング防止剤
として、澱粉加水分解物及び/又はケイ酸化合物の内い
ずれか又は両方を0.01〜30重量%好ましくは、0.1〜20
重量%配合する。
ここで使用する、澱粉加水分解物としては、デキスト
リン,サイクロデキストリンが好ましく、また、ケイ酸
化合物としては、無水ケイ酸,メタケイ酸アルミン酸マ
グネシウムが好ましい。
次に酵素を0.01〜10重量%好ましくは0.1〜5重量%
含有させる。ここで使用する酵素は、皮膚表面の汚れを
分解する酵素であれば使用可能であるが、蛋白分解酵素
であれば植物起源、微生物起源、動物起源の蛋白分解酵
素の内、微生物起源の蛋白分解酵素が良く、更に好まし
くは、ASPプロテアーゼ、B.subプロテアーゼ、放線菌プ
ロテアーゼが良い。脂肪分解酵素であれば、微生物起源
の脂肪分解酵素が良い。複合酵素であれば、パンクレア
チンが良い。以上の構成により前記問題点を解決する浴
用剤組成物を得ることが可能となるが、製造方法は、特
に限定されるものではなく、最終商品中に各構成成分が
均一に分散されていれば良い。又以上の内容成分を有す
る浴用剤組成物を浴用機器と併用することにより、浴用
機器の有する効果を更に助長促進することが可能とな
る。
又上記浴用剤組成物は、必要に応じ、従来用いられて
いる浴用剤の基剤及び/又は有効成分、香料、色素等を
適宜配合できるものである。
〈作用〉 以上説明した構成により、本発明は、以下の作用を有
する。
a)ポリエチレングリコールと、陰イオン界面活性剤及
び/又は非イオン界面活性剤を配合することにより、従
来のポリエチレングリコール含有浴用剤の皮膚刺激を緩
和する。
b)ポリエチレングリコールのブロッキング防止剤とし
て、澱粉加水分解物及び/又はケイ酸化合物を配合する
ことにより、高温及び/又は多湿時の安定性の優れた浴
用剤組成物が得られ、物流条件の緩和、経時的品質の保
証が可能となる。
c)浴用剤組成物に酵素を配合することにより、従来の
浴用剤組成物よりも優れた洗浄性が得られる。
d)本発明に関する浴用剤組成物を浴用機器と併用する
ことにより、泡立ちが良く、泡切れも良く更には微細な
泡を発泡することができ、又浴用機器の本来有する洗浄
効果、温浴効果、マッサージ効果を助長又は促進させ
る。
e)従来のポリエチレングリコール含有浴用剤では、充
分な発泡効果を得るために50重量%以上のポリエチレン
グリコールを必要とするものであったが、本発明にかか
る入浴剤は、ポリエチレングリコールの配合量が50重量
%以下好ましくは30重量%以下で良く、従来よりも原価
的に低価格で浴用剤を得ることが可能となる。
f)従来のポリエチレングリコール含有浴用剤では、充
分な発泡効果を得るために50重量%以上のポリエチレン
グリコールを必要とするものであったが、本発明にかか
る入浴剤は、ポリエチレングリコールの配合量が50重量
%以下好ましくは30重量%以下で良く、浴湯へ投入した
ときに素早く溶解することが可能となった。
〈実施例〉 以下本発明をその実施例に基づき更に詳述する。
ポリエチレングリコールを含有する浴用剤組成物にお
いて、本発明にかかる浴用剤組成物と、従来の浴用剤組
成物について、高温及び/又は多湿時の物性安定性の比
較〔実施例1〕、皮膚刺激性(安全性)の比較〔実施例
2〕、浴用機器と併用することによる温浴効果、洗浄効
果、マッサージ効果、泡立ち、泡切れの比較〔実施例
3〕浴湯への溶解性の比較〔実施例4〕に関する評価を
行った。
以下、各実施例について結果を示すが、本発明はこの
実施例に限定されるものではなく、前記した本発明にか
かる浴用剤組成物であれば、同様の結果が得られるもの
である。
〔実施例1〕 表1に示す浴用剤組成物について、浴用剤組成物を所
定の容器に各100本充填した後密封し、室温及び温度40
℃,湿度70%の2つの保存条件に関して各々50本づつ保
存し、ポリエチレングリコールのブロッキング防止効果
を目視により判断した。結果を表2に示す。表2より明
らかに本発明品は高温及び/又は多湿時の物性安定性に
ついて、従来品よりも優れている。これは、澱粉加水分
解物及び/又はケイ酸化合物を配合することにより、ポ
リエチレングリコール分子の表面上に澱粉加水分解物及
び/又はケイ酸化合物が付着し、高温・多湿によるポリ
エチレングリコールの溶融による凝集(ブロッキング)
を防止することが可能となったものである。
〔実施例2〕 表3に示す浴用組成物について、浴用剤組成物を通常
使用濃度「家庭用浴槽180〜200に、20〜25gをよく溶
かして入浴する」の5倍の濃度の浴用組成物液につき、
24時間閉鎖のバッチテストを行った。実験は、各スポッ
トに試料を一定量滴下し、ただちに被験者の上膊内側部
に貼付し、24時間後除去する。除去後1時間,24時間,48
時間後の局所状態を下記の評価基準により評価するもの
で、結果を表4及び表5に示す。表4及び表5より明ら
かに、本発明に関する浴用組成物は、刺激性について、
従来品よりも優れていることが明確である。これは、ポ
リエチレングリコールの配合量を少なくしたことと、澱
粉加水分解物の皮膚保護効果によりポリエチレングリコ
ール又は界面活性剤の皮膚刺激性を減少するものであ
る。
〔評価基準〕
−:無反応 ++ :紅斑と浮腫又は紅斑と丘疹 ±:微弱な紅斑 +++:小水疱を認めるもの +:紅斑 ++++:大水疱又はびらんを認める
もの 〔実施例3〕 表6に示す浴用剤組成物について、浴湯へ圧縮空気挿
入し、発泡及び循環させるごとく構成された浴用機器と
併用した場合における実使用感テストをN=50を用いて
行った。結果を表7に示す。表7より明らかに本発明品
は温浴,洗浄,マッサージ,泡立ち,泡切れの効果に関
し従来品よりも優れている。これは、ポリエチレングリ
コールと界面活性剤の相乗効果により、微細な泡立ちが
可能となり、この微細な泡の発生により、皮膚表面を刺
激し、末消血管の拡張が向上され温浴効果を助長促進
し、且つ、この微細な泡により、マッサージ効果までも
助長促進されるものである。又、酵素を含有させること
で、泡の物理的洗浄に加え、汚れを落ちやすくすること
で洗浄効果を助長促進することが可能となるものであ
る。更に、浴用機器の停止後はすみやかな泡切れが可能
となることが明らかである。
〔実施例4〕 表8に示す浴用剤組成物について、浴湯投入時の溶解
性試験を、N=50のモニターを用いて確認した。浴用剤
組成物は、約200のお湯に、20gを投入し、浴湯の温度
は、40℃とした。結果を表9に示す。表9より明らかに
本発明品は、溶解性が従来品よりも優れていることが明
確である。
〈発明の効果〉 以上述べて来た如く、本発明によれば従来のポリエチ
レングリコール主体の浴用剤では得られなかった非ブロ
ッキング性を有すると共に、皮膚刺激性がなく、かつ泡
切れも良く、又入浴時の洗浄効果に優れると共に、更に
は浴用機器と併用した場合には浴用機器が本来有する発
泡、洗浄等の効能効果を十分に助長促進させる効果を奏
するものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸塩基反応により発泡させるための量の炭
    酸塩及び有機酸の両者を同時に含まず、発泡成分として
    のポリエチレングリコールを含み、浴用機器により発泡
    を助長させて使用する浴用剤組成物であって、 ポリエチレングリコールと、陰イオン界面活性剤及び/
    又は非イオン界面活性剤と、澱粉加水分解物及び/又は
    ケイ酸化合物とを含む浴用剤組成物。
  2. 【請求項2】更に酵素を含む請求項1に記載の浴用剤組
    成物。
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