JP3041318B2 - 半導体装置のボンディング装置 - Google Patents

半導体装置のボンディング装置

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JP3041318B2
JP3041318B2 JP4118739A JP11873992A JP3041318B2 JP 3041318 B2 JP3041318 B2 JP 3041318B2 JP 4118739 A JP4118739 A JP 4118739A JP 11873992 A JP11873992 A JP 11873992A JP 3041318 B2 JP3041318 B2 JP 3041318B2
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Mitsubishi Electric Corp
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体チップの突起
電極とリードとを加熱下で圧着させるボンディング装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体チップの上面に形成される突起電
極と、実装用テープのリードとをボンディングするTA
B(Tape Automated Bonding) 法を適用した実装例を図
を用いて説明する。図7はTAB法によって実装された
従来の半導体チップを示す斜視図である。図において、
1は半導体チップ、2はこの半導体チップ1の上面に形
成された突起電極、3は実装テープ(図示せず)のリー
ドで、突起電極2と電気的、機械的に接続されている。
このように、突起電極2とリード3とのボンディングを
行なうと、半導体チップ1の持つ能動機能をリード3に
取り出すことが可能となる。したがって、たとえば外部
端子と電気的に配線されているパッドを有する基板上
に、リード3を半田付け等に接続することによって、半
導体チップ1はその能動機能を外部端子から送り出すこ
とができ、半導体装置としての機能を発輝する。
【0003】TAB技術におけるボンディング方法を図
を用いて説明する、図8は、TAB技術におけるボンデ
ィング方法の一例の全突起電極と全リードを一括で熱圧
着するギャング・ボンディング法を説明する概略図であ
る。図において、4は約15mm×15mmの半導体チップ
1を載せるボンディング・ステージ、5はボンディング
・ツール、6はステージ4の固定具である。図8(a)
において、ステージ4上に半導体チップ1を載置し、突
起電極2とリード3を位置合わせする。次に、図(b)
において、約500℃に昇温させたツール5を、全突起
電極2(材質は例えばAu)および全リード3(材質は
例えばSn,Au等)に押しつける。この熱および押し
つけ力により、突起電極2とリード3は熱圧着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のボン
ディング方法では、図8(c)に示すように、ツール5
の熱がチップを介してステージ1に達し、ステージ1内
で温度分布が生じ、ステージが上へ凸形状に反るという
現象がみられた。この現象により、図8(d)に示すよ
うにボンディング後のチップの各辺中央付近のバンプチ
ップコーナのそれとにはリードに高さの差Hcが生じて
いた。つまり中央付近のチップの電極リードはコーナ付
近のものに比較しつぶれすぎる結果となった。このつぶ
れすぎは、隣接バンプとの接触や、バンプ下地破壊の原
因となり、半導体装置の不良となるという問題点があっ
た。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、チップ内のHcのバラツキを
減少させることを目的とし、ひいては、隣接バンプの接
触やバンプ下地破壊という不良が発生しにくいボンディ
ング方法および装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のボンディング装
置は、突起電極を有する半導体チップをボンディングス
テージ上に載置し、リードを前記突起電極上に重なるよ
うに配置した状態で、所定の温度に加熱されたボンディ
ングツールによって重ね合わされたリードと突起電極と
を加圧することによってリードと突起電極とを圧着する
装置である。上記のボンディングステージは、直径30
mm以上で、厚さが10mm以上の円柱形状を有し、F
αρC/λ[単位:cal/(℃・mm 4 )]がSKS−3のそれ
よりも小さい材料で形成されていることを特徴とする。
ここで、αは線膨張係数1/℃、ρは密度gr/mm 3 、C
は比熱cal/(gr・℃)、λは熱伝導率cal/(mm・s・℃)
である。また、Fは次の場合の熱流束[cal/(mm 2
s)]である。25℃のボンディングステージの上に半導
体チップを載せて、実装用のテープのリードをその半導
体チップに圧着するために500℃のボンディングツー
ルでボンディングステージ側に押し付けたとき、半導体
チップを介してボンディングステージに流入する、単位
面積[mm 2 ]当り、単位時間[s]当りの熱流束[cal/
(mm 2 ・s)]である。
【0007】
【作用】このボンディングステージの形状は、直径30
mm以上で、厚さが10mm以上の円柱形状とする。こ
の形状のため、従来のボンディングステージに比べて大
型となり、剛性が向上してステージ反りを拘束する。ま
た、このように、ボンディングステージを大型にすれ
ば、熱が外側にも伝わることになり、ステージ表面が盛
り上がる膨張が減少する。さらに、このボンディングス
テージの材料として、FαρC/λがSKS−3のそれ
より小さい材料をを用いることにより、図6に示すよう
に、圧着後の突起電極とリードとを合わせた高さに関し
て、ステージ中央で圧着されたものと、ステージの端で
圧着されたものとの差Hcを1.83未満とすることが
できる。
【0008】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
よって説明する。図1(a)はボンディング前の状態を
示す概略図でステージ全体温度を285℃に設定した場
合を示す。なおこの時のステージ温度の285℃はこの
実施例におけるボンディング装置の構成上の制約からな
されたものである。また図示しないが従来例と同様にス
テージ4は固定具で図示しないボンディング装置架台に
精度良く固定されている。そしてボンディング時間は3
秒間でなされている。次に数値解析を行った結果図1
(b)に示したボンディングが完了した直後には、ステ
ージ上面温度が360.4℃になる。この時ステージ下
面温度は285℃に保持されている。この解析結果ステ
ージ上面と下面との温度差ΔTは75.4℃となる。こ
のような温度差(温度分布)を有するステージを下面固
定として数値解析した結果1.61μmの反り量である
ことがわかった。この反り量を有するステージでチップ
のボンディングが為されているため上記した電極リード
の高さの差Hcが、反り量零の場合に比較してその反り
量の分だけ、つまり1.61μmのばらつきを有するも
のと考えられる。なお、この一実施例のステージ形状は
図4に示すものであり、材質はSKS−3(合金工具
鋼)としている。またステージの加熱法は特に記載して
ないが、通常のヒータ加熱等によるものである。
【0009】なお、上記実施例では、装置の制約上から
ステージ温度が285℃となっているが、その制約が無
くなればツール温度(この場合500℃)と等しくする
とステージ内の温度分布が無くなり、反り発生のない、
Hcのばらつきの無いボンディングを行うことは言うま
でもない。
【0010】このような本願発明の一実施例に対し図2
に示す従来の方法では、ステージ温度が25℃である。
この場合は、ボンディングの完了する時にはステージ表
面温度が131.4℃になることが数値解析により求ま
った。その結果、温度差ΔTは106.4℃となり、こ
のときの反り量は2.27μmである。(数値解析値)
したがって、Hcのばらつきが2.27μmであると考
えられる。この場合の材質もSKS−3、形状は図3に
示すものである。
【0011】このように、本発明によれば、従来のボン
ディング装置によるリード電極の高さの差Hcのばらつ
きが2.27μmであったものが、本願発明のそれでは
1.61μmに減少させることができる。
【0012】実施例2.また、この発明の第2の実施例
を図3を用いて説明する。図3は、30mmφ、10mmt
のステージ(大ステージ)を示す。この場合でのステー
ジ反り量は、1.83μmであることが数値解析より求
まった、材質はSKS−3、温度は25℃である。これ
に対し、従来のステージ形状(小ステージ)である図4
の場合は、ステージ反り量が前述のように2.27μm
である。これは、従来のステージに比べて本発明のステ
ージ(図3)は大型であるため、剛性が向上しステージ
反りを拘束するためと考えられる。また、ステージを大
型にすれば熱が外側へも伝わることになり、ステージ表
層部の面方向への膨張が減少したのも理由の一つと考え
られる。図5(a)(b)に大、小ステージのボンディ
ング作業完了時点(3秒後)の温度分布と変形を示す。
このように、第2の実施例によれば、Hcのばらつきを
2.27μmから1.83μmへ減少させることが可能
となる。尚、ステージ形状を30mmφ以上、10mmt以
上とすれば更にHcは減少すると考えられる。
【0013】実施例3. また、この発明の第3の実施例を図6を用いて説明す
る。図6は、ステージ材に関するFαρC/λとHcの
関係を示す。ここでFは熱流束、αは線膨張係数、ρ
は密度、Cは比熱、λは熱伝導率である。このFαρC
/λの小さな材料を選べば、Hcが小さいことが数値解
析により判明した。図中では、窒化ケイ素が最もHcが
小さく、0.59μmであることがわかる。この場合の
形状は、図3に示すものであり、温度は25℃である。
尚、その他の材質の例が図6に示されており、従来材質
であるSKS−3は1.83μm、フォルステライトは
3.59μmである。このように、本発明によれば、F
αρC/λの小さな材質を選択すればHcが小さくな
り、たとえば、窒化ケイ素を用いればHcが0.59μ
mに向上する。
【0014】実施例4.上記実施例1〜3ではステージ
材を同一材質で図3の形状のものについて示したが、ス
テージにヒートシンク部を設け反り量を少くする構造を
採用しても同様の効果が得られる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によればHcのば
らつきを小さくすることが可能となり、隣接バンプの接
触やバンプ下地破壊という不良が発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の1つである、ステージ温度を
昇温する場合のボンディング前後の温度分布概略図
【図2】従来の、ステージ温度を昇温しない場合の、ボ
ンディング前後の温度分布概略図
【図3】本発明の実施例の1つである、ステージ形状を
30mmφ、10mmtにした場合のステージ外観概略図
【図4】従来の、ステージ形状外観概略図
【図5】図3(a)(b)のボンディング直後の温度分
布と変形を示す図
【図6】FαρC/λとHcの関係を示す図
【図7】TAB法によって実装された半導体チップを示
す斜視図
【図8】Hcのばらつきが生じる理由を示す概略図
【符号の説明】
1 半導体チップ 2 突起電極 3 リード 4 ボンディング・ステージ 5 ボンディング・ツール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安永 雅敏 伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機株式 会社 エル・エス・アイ研究所内 (56)参考文献 特開 平4−171739(JP,A) 特開 平3−206635(JP,A) 実開 昭63−112339(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突起電極を有する半導体チップをボンデ
    ィングステージ上に載置し、リードを前記突起電極上に
    重なるように配置した状態で、所定の温度に加熱された
    ボンディングツールによって重ね合わされた前記リード
    と前記突起電極とを加圧することによってリードと突起
    電極とを圧着するボンディング装置において、 前記ボンディングステージは、直径30mm以上で、厚
    さが10mm以上の円柱形状を有し、FαρC/λ[単
    位:cal/(℃・mm 4 )]がSKS−3のそれよりも小さい
    材料で形成されていることを特徴とする、半導体装置の
    ボンディング装置。ここで、αは線膨張係数[1/
    ℃]、ρは密度[gr/mm 3 ],Cは比熱[cal/(gr・
    ℃)]、λは熱伝導率[cal/(mm・s・℃)]である。ま
    た、Fは次の場合の熱流束[cal/(mm 2 ・s)]である。
    25℃のボンディングステージの上に半導体チップを載
    せて、実装用のテープのリードをその半導体チップに圧
    着するために500℃のボンディングツールでボンディ
    ングステージ側に押し付けたとき、半導体チップを介し
    てボンディングステージに流入する、単位面積[mm 2
    当り、単位時間[s]当りの熱流束[cal/(mm 2 ・s)]
    である。
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