JP3040686B2 - 液晶デバイス製造装置 - Google Patents

液晶デバイス製造装置

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JP3040686B2
JP3040686B2 JP7063956A JP6395695A JP3040686B2 JP 3040686 B2 JP3040686 B2 JP 3040686B2 JP 7063956 A JP7063956 A JP 7063956A JP 6395695 A JP6395695 A JP 6395695A JP 3040686 B2 JP3040686 B2 JP 3040686B2
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賢三 神永
正明 鈴木
裕史 櫻田
淳 堤
昭 西岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶デバイス製造装置
に関し、さらに詳しくは、欠陥のない液晶デバイスを効
率良くかつ簡便に製造することができ、小型で取り扱い
の容易な液晶デバイス製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、各
種の液晶デバイスが開発され、製品化されている。液晶
デバイスとしては、たとえば液晶セル、液晶ディスプレ
イ等がある。液晶セルは、たとえばガラス板、絶縁膜、
電極等を積層してなる積層体同士をスペーサを介して一
体化してなる液晶空セルにおいて、積層体とスペーサと
により形成された空間内に液晶を充填することにより得
られる。液晶ディスプレイは、たとえば液晶セルを複数
積層することにより得られる。従来においては、積層
体、液晶空セル、液晶セル等を剛体プレスを用いて圧着
することにより、各種の液晶デバイスを製造していた。
【0003】しかしながら、液晶デバイスにおける電極
等は一般的に複雑な網目状のパターンに形成されている
ので、液晶デバイスの圧着を剛体プレスにより高圧下で
行うと、液晶デバイスにおけるガラス層と前記電極等と
が接触する面と接触しない面との境界に応力が集中し、
そこからガラス層が破損してしまう。特に、液晶空セ
ル、液晶セル、液晶ディスプレイ等の場合、スペーサが
設けられている部分の内側は、中空あるいは液晶が充填
されている状態となっているので、ガラス層が不均一な
応力を受け、破損し易い。その結果、液晶漏れが生じた
りし、欠陥のある液晶デバイスが数多く製造され、液晶
デバイスを製造しても著しくその歩留が悪いという問題
がある。
【0004】また、剛体プレスを用いた場合、そのプレ
ス面の平行度が十分でなく、均一な圧着を行うことがで
きず、液晶デバイスにおいて層剥れが生じ易いという問
題もある。特に、液晶デバイスにおける層数が増える
程、圧着時における密度差が顕著になるのでその影響が
大きい。このため多層構造の液晶デバイスを圧着する場
合には、圧着不良による欠陥品が数多く生じ易く、歩留
が悪くなるという問題がある。剛体プレスによる圧着
は、加圧した時に金型に歪みを生じるので、上型と下型
との作用位置によって力の加わり方が異なることがあ
り、加圧力の不均一を生じ易くなり、これまた層剥れの
原因になっている。さらに、剛体プレスは高圧に耐え得
る構造を必要とし、そのために大型で複雑な構造となっ
ているので取り扱いに不便である。
【0005】この発明は、前記要望に応え、前記従来に
おける問題を解決することを目的とする。この発明は、
高品質の液晶デバイスを効率良くかつ簡便に製造するこ
とができ、小型で取り扱いの容易な液晶デバイス製造装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための前記請求項1に記載の発明は、一方が開放された
素材収容空間と圧力媒体収容空間とを備えてなり、かつ
前記素材収容空間と前記圧力媒体収容空間とを隔絶し、
前記圧力媒体収容空間内に充填された圧力媒体の加圧力
を前記素材収容空間内に配置された素材に伝達するよう
に、前記素材収容空間における開放部とは反対側に配置
された弾性部材を有する圧力伝達手段を備えてなる圧力
容器本体、加圧時に前記圧力容器本体に対して固定さ
れ、前記素材収容空間を閉塞し、前記素材を押圧する平
滑面を有する押え部材、および前記圧力容器本体内を加
熱する加熱手段を備えてなることを特徴とする液晶デバ
イス製造装置であり、前記請求項2に記載の発明は、
方が開放された素材収容空間と圧力媒体収容空間とを備
えてなり、かつ前記素材収容空間と前記圧力媒体収容空
間とを隔絶し、前記圧力媒体収容空間内に充填された圧
力媒体の加圧力を前記素材収容空間内に配置された素材
に伝達するように、前記素材収容空間における開放部と
は反対側に配置された弾性部材を有する圧力伝達手段を
備えてなる圧力容器本体、加圧時に前記圧力容器本体に
対して固定され、前記素材収容空間を閉塞し、前記素材
を押圧する平滑面を有する押え部材、前記素材収容空間
内に気体を導入し、かつ排出する気体導入排出手段、前
記素材収容空間内を前記気体導入排出手段により減圧に
するときに、前記素材収容空間内の気体を前記気体導入
排出手段により排出可能にする通気確保手段、および前
記圧力容器本体内を加熱する加熱手段を備えてなること
を特徴とする液晶デバイス製造装置である。
【0007】さらに、前記液晶デバイス製造装置の好ま
しい態様としては、前記圧力伝達手段が、前記素材収容
空間と前記圧力媒体収容空間とを隔てて配設され、かつ
多数の貫通穴を備えてなる支持部材と、前記支持部材の
前記素材収容空間側の表面に配設されたシール部材と、
前記シール部材の表面に配設された弾性部材とを備えて
なる液晶デバイス製造装置、前記通気確保手段が、前記
圧力伝達手段における、前記素材収容空間に向かう面に
形成された溝である液晶デバイス製造装置、前記通気確
保手段が、前記圧力伝達手段における、前記素材収容空
間に向かう面であって、前記素材の載置される領域以外
の領域に形成された溝である液晶デバイス製造装置、前
記通気確保手段が、前記素材を収容可能とした開口空間
部を備えて前記素材収容空間内で前記圧力伝達手段の上
面に配置可能に形成されたスペーサにおける、前記押え
部材の平滑面に向かう面に形成された溝である液晶デバ
イス製造装置、前記通気確保手段が、前記素材を収容可
能とした開口空間部を備えて前記素材収容空間内で前記
圧力伝達手段の上面に配置可能に形成されたスペーサに
おける前記押え部材の平滑面に向かう面に設けられた網
部材である液晶デバイス製造装置、などを挙げることが
できる。
【0008】
【作用】前記請求項1に記載の液晶デバイス製造装置
は、以下のように作用する。すなわち、素材収容空間内
に素材を配置する。押え部材における平滑面で、素材収
容空間を閉塞する。圧力媒体収容空間内に圧力媒体を充
填する。圧力媒体収容空間内が加圧される。圧力伝達手
段における弾性部材が、圧力媒体収容空間内に充填され
た圧力媒体の加圧力を素材に伝達し、素材を押圧する。
押え部材における平滑面が素材を押圧する。加熱手段が
圧力容器本体内を加熱する。素材が圧着され、液晶デバ
イスが製造される。
【0009】前記請求項2に記載の液晶デバイス製造装
置は、以下のように作用する。すなわち、素材収容空間
内に素材を配置する。押え部材における平滑面で、素材
収容空間を閉塞する。気体導入排出手段が、素材収容空
間内の気体を排気する。素材収容空間が減圧状態とな
る。素材収容空間は、押え部材における平滑面によって
気密に閉塞される。圧力媒体収容空間内に圧力媒体を充
填する。圧力伝達手段における弾性部材が、圧力媒体収
容空間内に充填された圧力媒体の加圧力を素材に伝達
し、素材を押圧する。押え部材における平滑面が素材を
押圧する。弾性部材と平滑面とにより素材が加圧され
る。
【0010】このとき、素材が配置されていない弾性部
材の領域と前記押え部材の平滑面との間に空間が存在す
る。さらに、気体導入排出手段により素材収容空間内の
気体を排気し、圧力媒体収容空間内に圧力媒体を充填す
ると、弾性部材は平滑面に向かって膨満する。前記空間
の容積が減少する。弾性部材が平滑面に接触する。この
間、弾性部材と平滑面とにより素材が加圧される。
【0011】この加圧の際、通気確保手段により、気体
導入排出手段による素材収容空間内の気体の排気を行う
ための流路が確保されるので、気体導入排出手段による
素材収容空間内の排気が引き続き行われる。加熱手段が
圧力容器本体内を加熱する。この加熱と、弾性部材およ
び平滑面による加圧とにより、素材からガスが発生す
る。このガスは、通気確保手段を経て気体導入排出手段
により排気される。その結果、素材が密に圧着され、ボ
イドのない液晶デバイスが製造される。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下、この発明の液晶デバイス製造装置の
第1の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は、この発明の液晶デバイス製造装置
の一実施例を示す断面概略説明図である。図1に示す実
施例1の液晶デバイス製造装置は、圧力容器本体1と気
体供給排出装置とヨーク5と電熱ヒータとを有する。
【0014】圧力容器本体1は、第1本体6と第2本体
7と弾性部材3と圧力媒体供給手段21E(これについ
ては図5を参照)とを有する。
【0015】第1本体6は、互いに平行な2つの平面を
有する円盤状の部材である。第1本体6は、図1および
図2に示すように、第1本体6の中心軸と共通の中心軸
を有する円盤状の貫通孔8を有する。したがって、この
第1本体6は、高さの小さな環状体であると言える。
【0016】第1本体6には、Oリング38および気体
導入排出路41が設けられている。Oリング38は、第
1本体6における一端面に形成された環状の溝に装着さ
れる。気体導入排出路41は、第1本体6における内周
面であってOリング38が設けられた端面側に開口する
第3開口部39と第1本体6における外周面に開口する
第4開口部40とを連通した状態に設けられる。
【0017】第2本体7は、互いに平行な2つの平面を
有し、かつ第1本体6と同じ外径を有する円盤状の部材
である。第2本体7には、第1本体6の中心軸の中心軸
と共通の中心軸を有し、第1本体6における貫通孔8の
内径と同じ内径を有する凹部9が形成されている。
【0018】第1本体6は、前記凹部9が上を向いた状
態で配置された第2本体7の上に、前記Oリング38が
上を向くようにして積み重ねられる。このとき、第1本
体6における貫通孔8と第2本体7における凹部9とに
よって、円筒形状の凹陥部が形成される。
【0019】図2に示すように、第1本体6に接触する
第2本体7の上端面には、凹部9側に向かって傾斜し、
凹部9を囲繞するように環状に形成された環状テーパ面
10と、環状テーパ面10の下端から水平に前記凹部9
に連続するように環状に形成された環状水平面11とが
設けられている。このため、前記第2本体7の上端面に
第1本体6を積み重ねると、第1本体6の下端面と、そ
の下端面に対して平行な環状水平面11と、環状テーパ
面10とによって間隙が形成される。この間隙におい
て、第1本体6の下端面と前記環状テーパ面10とによ
って形成される部分が、バックアップリング装着部12
である。バックアップリング装着部12は、その縦断面
の形状がくさび型である。また、第1本体6の下端面と
前記環状水平面11とによって形成される部分が、シー
ル部材装着部13である。シール部材装着部13は、そ
の縦断面の形状が長方形である。
【0020】バックアップリング装着部12には、その
縦断面の形状がバックアップリング装着部13における
縦断面の形状と同じであるバックアップリング14が装
着される。この実施例において、バックアップリング1
4は金属製である。なお、バックアップリング14は、
加圧時に塑性変形可能な、あるいは弾性変形可能な材質
で形成されていれば特にその材質に制限はない。バック
アップリング14の材質としては、各種の熱可塑性樹
脂、各種の金属、各種のゴムなどを挙げることができ、
加圧力に応じて適宜に選択することができる。
【0021】図3に示されるように、弾性部材3は、シ
ール部材15と支持部材16と弾性体15Aとを有して
なる。
【0022】シール部材15は肉薄の円盤状部材であ
り、この実施例においてはゴム製である。なお、シール
部材15は、弾性および耐圧性を有し、加圧媒体による
圧力を伝達可能な材質であれば特に制限はない。
【0023】支持部材16は肉薄の円盤状部材である。
支持部材16には、その盤面に多数の貫通穴17が形成
されている。この実施例において、支持部材16は金属
製である。
【0024】図2に示されるように、この実施例におい
てシール部材15は、支持部材16上に同心に配置され
た場合において、支持部材16と接していないシール部
材15の周縁部が、支持部材16の裏面に折り返され、
支持部材16と一体化されている。この支持部材16と
一体化されたシール部材15の周縁部が、シール部材装
着部13に装着される。その結果、支持部材16と一体
化されたシール部材15が、圧力容器本体1内に張設さ
れる。このとき、支持部材16は、圧力容器本体1内に
おいてシール部材15の中央部が下方に垂れ下がり、あ
るいは下方に湾曲するのを防止し、圧力媒体収容空間1
8に充填された圧力媒体19の圧力を前記開口部17を
介してシール部材15に伝達する機能を有する。
【0025】弾性体15Aは円盤状部材であり、この実
施例においてはゴム製である。なお、弾性体15Aは、
弾性および耐圧性を有し、加圧媒体の圧力を伝達するこ
とのできる限りその材質に特に制限がない。弾性体15
Aには、図3および図4に示すように、その一方の盤面
に、その中心から放射状に配列された溝15Bが形成さ
れている。この溝15Bが通気確保手段の一例をなす。
溝15Bは、弾性体15Aの周縁部からの所定の長さL
を有する。前記長さLは、弾性体15Aの盤面におい
て、素材24が載置される領域以外の領域に溝15Bが
形成されるように決定される。この弾性体15Aは、そ
の溝15Bが上を向くようにしてシール部材15上に載
置される。なお、通気確保手段は、弾性部材3におけ
る、後述の素材収容空間20に向かう面に設けられた溝
として形成することができる。
【0026】圧力容器本体1内に弾性部材3を形成する
と、第1本体6と第2本体7とによって形成される凹陥
部が二つの空間に分割される。この二つの空間の内、第
2本体7の凹部9と弾性部材3とにより形成される空間
が、圧力媒体収容空間18であり、第1本体6の貫通孔
8と弾性部材3とにより形成される空間が、素材収容空
間20である。素材収容空間20内における弾性部材3
上には素材24が配置される。この実施例においては、
素材24は液晶セルを所定枚数重ねてなる集合体であ
る。前記素材としては、ガラス板、絶縁膜、電極等を重
ねてなる液晶空セル構成部材、前記積層体同士をスペー
サを介して重ねてなる液晶空セル前駆体、液晶空セルを
所定枚数重ねてなる集合体など、加熱加圧成形により液
晶デバイスとすることができるものであれば特に制限は
ない。
【0027】なお、この実施例において第1本体6は、
後述するヨーク5における平滑面46によって素材収容
空間20が閉塞された場合に、前記平滑面46と素材収
容空間20内に配置された素材24の上面とが接する高
さに設計される。第1本体6におけるOリング38が設
けられた上端面を前記平滑面46で覆うと、Oリング3
8と前記平滑面46とにより、素材収容空間20内が気
密に閉塞される。
【0028】圧力媒体供給手段21Eは、図5に示すよ
うに、圧力媒体導入排出路21と、圧力媒体貯留槽21
Aと、配管Pと、第1ポンプ21Bと、第2配管P2
と、バルブVと、第2ポンプ21Cとを有する。
【0029】圧力媒体導入排出路21は、第2本体7の
底面に開口する第1開口部22と、第2本体7の外周面
に開口する第2開口部23とを連通する。圧力媒体貯留
槽21Aは、圧力容器本体1の外部に設置され、圧力媒
体19を内部に収容している。配管Pは、圧力媒体貯留
槽21Aから第2開口部23へ圧力媒体19を導入す
る。第1ポンプ21Bは、配管Pの途中に設けられ、圧
力媒体19を前記圧力媒体導入排出路21に圧送し、強
制排出する。第2配管P2 は、配管Pの途中で分岐し、
前記圧力媒体貯留槽21Aに連絡する。バルブVおよび
第2ポンプ21Cは、第2配管P2 の途中に設けられ
る。この圧力媒体供給手段21Eにより、圧力媒体収容
空間18内に圧力媒体19が充填される。
【0030】この発明においては、圧力伝達手段は弾性
部材3と圧力媒体供給手段21Eとを有して形成され
る。この圧力伝達手段においては、支持部材16が存在
することにより、素材24は確固として支持され、シー
ル部材15があるので素材収容空間20と圧力媒体収容
空間18とが液密に隔絶され、圧力媒体収容空間18内
の圧力媒体19が素材収容空間20内に漏洩することが
ない。圧力媒体収容空間18内に充填された圧力媒体1
9の加圧力が、前記支持部材16における多数の貫通穴
17を通じて前記シール部材15および弾性体15Aに
加わり、シール部材15および弾性体15Aを介して素
材24に伝達される。なお、圧力伝達手段は、弾性体1
5Aを省略して、支持部材16シール部材15とによ
って形成してもよい。この場合、シール部材15が圧力
伝達手段における弾性部材となる。
【0031】なお、この圧力容器本体1はフレーム(図
示せず。)によって支持されている。圧力容器本体1
は、この実施例においては円盤状であるが、設計上四角
盤状であってもよい。
【0032】図5に示されるように、気体供給排出装置
(図示せず。)は、前記第4開口部40に接続された配
管P1 と、配管P1 の一端に接続され、気体を送り出
し、排出することのできるポンプ(図示せず。)とを備
える。この気体供給排出装置は気体導入排出路41に接
続される。この実施例においては、気体導入排出手段
は、気体導入排出路41と気体供給排出装置とを有して
形成される。
【0033】ヨーク5は、図1および図6に示すよう
に、4つの平板によって形成される。ヨーク5は、垂直
に立設された一対の垂直部42と、その垂直部42の上
部および下部で水平に架け渡すように平行に設けられた
上部水平部43および下部水平部44とを有してなる。
これら一対の垂直部42、上部水平部43および下部水
平部44は一体化されている。この実施例においては、
上部水平部43における、ヨーク5の内側に位置する面
が平滑面46である。このヨーク5が、この発明おける
押え部材となる。
【0034】ヨーク5において、上部水平部43および
下部水平部44と一対の垂直部42で形成される開口部
(以下「作用開口部45」と称する。)とは、圧力容器
本体1を収容するに必要な大きさを有する。換言する
と、圧力容器本体1をこの作用開口部45内に収容した
場合に、前記平滑面46が圧力容器本体1の上面に接す
る位置にあり、下部水平部44の上面が圧力容器本体1
の下面に位置し、一対の垂直部42の相互の間隔が前記
圧力容器本体1の直径よりも十分に大きな長さになるよ
うに設計される。
【0035】この実施例においてヨーク5は、水平に配
置された一対のレール(以下「水平レール47」と称す
る。)上を跨座して摺動するガイド47A、およびその
駆動源としてのシリンダー48を備えている。このた
め、圧力容器本体1における素材収容空間20内に素材
24を配置する際には、ヨーク5を圧力容器本体1から
退避した位置に自動的に水平移動させることができる。
また、加圧成形をする際には、ヨーク5の作用開口部4
5が圧力容器本体1を収容することができる位置に、ヨ
ーク5を自動的に水平移動させることができる。このヨ
ーク5は、前記駆動源を駆動しないときは、固定配置さ
れている。なお、ヨーク5の駆動源として、電動モータ
を使用してもよい。
【0036】電熱ヒータ(図示せず。)は、この実施例
においては、ヨーク5における一対の垂直部42、上部
水平部43および下部水平部44の内部に設けられる。
この電熱ヒータが、この発明における加熱手段である。
なお、加熱手段としては、圧力容器本体1内に収容され
た素材24を加圧操作する間に、素材24を加熱するこ
とができるように設計される限り、その構造には特に制
限がない。
【0037】なお、図6において、49は装置全体を支
持し、固定するためのフレームであり、50は装置全体
の動作を制御し、また動作制御を支持するための操作ボ
ックスである。
【0038】次に、この液晶デバイス製造装置を用いた
液晶デバイスの製造について説明する。
【0039】まず、初期状態としてヨーク5を圧力容器
本体1から退避した位置に待機させる。圧力容器本体1
の凹陥部を開口し、露出させておく。圧力容器本体1の
素材収容空間20におけるシール部材15上に、弾性体
15Aを安置する。このとき、シール部材15は支持部
材16と一体になっているので、シール部材15上に弾
性体15Aを安置しても、シール部材15が下方に下が
ることもなく、確固としてシール部材15上に安置され
る。次いで、弾性部材15A上に素材24を配置する。
素材24は、液晶セルを所定枚数重ねてなる集合体であ
る。この実施例においては、前記集合体は仮圧着されて
いるが、仮圧着をせずに、それぞれ分離して存在する液
晶セルを一枚一枚弾性部材15A上に配置してもよい。
【0040】シリンダー48を駆動し、ヨーク5を水平
レール47に沿って水平移動させ、ヨーク5における作
用開口部45内に圧力容器本体1を収容する。ヨーク5
における平滑面46により、圧力容器本体1における素
材収容空間20は、閉塞される。このとき、気体導入排
出手段を駆動させる。気体導入排出路41から素材収容
空間20内の気体が吸引排気される。素材収容空間20
内が減圧になる。これに伴い、弾性部材15Aが、平滑
面46に向かって膨満し、場合によっては弾性部材15
Aの上表面が平滑面46に接する。その際、弾性部材1
5Aの上表面には溝15Bが形成されているから、溝1
5Bを通じて素材収容空間20内の気体が円滑に排気さ
れ続ける。さらに、気体導入排出路41の第3開口部3
9は第1本体6の内周面上端に開口しているので、膨満
する弾性部材15Aが前記平滑面46に接しても、溝1
5Bと第3開口部39とにより、素材収容空間20内の
気体は、円滑に排気される。
【0041】気体導入排出手段の駆動させる一方、圧力
媒体供給手段により圧力媒体導入排出路21を介して圧
力媒体収容空間18内に圧力媒体19を充填する。圧力
媒体収容空間18内の圧力が所定圧力に到達すると、圧
力媒体供給手段による圧力媒体収容空間18内への圧力
媒体19の充填を停止する。圧力媒体19の所定圧力
は、支持部材16における貫通穴17を通して弾性部材
15Aに印加される。圧力媒体19の所定圧力は、弾性
部材15Aおよび素材24を介して前記平滑面46を押
し上げるように作用するが、ヨーク5は固定配置されて
いるので上昇することはない。したがって、圧力媒体1
9の所定圧力により、素材24は、弾性部材15Aと平
滑面46とにより挟まれた状態で加圧される。素材24
を加圧する圧力は、通常0.5〜9kg/cm2 程度で
ある。
【0042】なお、この発明においては、この実施例に
示されるように、素材24を加圧する圧力が前述のよう
に小さいので、圧力容器本体1の凹陥部内に嵌合する蓋
体ないし蓋部材を必要とせず、その分装置構造の簡単化
が達成される。
【0043】この加圧中、ヨーク5内に設けられた電熱
ヒータによる加熱を行う。電熱ヒータによる熱が、ヨー
ク5および圧力容器本体1に伝導し、これによって素材
24が加熱加圧される。素材24を加熱する温度は、通
常100〜220℃程度である。
【0044】素材24の加熱加圧により、素材24中か
らガスが発生することがある。ところが、気体供給排出
装置により素材収容空間20内の気体を排気しているの
で、発生したガスは、弾性部材15Aの上表面に形成さ
れた溝15Bおよび気体導入排出路41を通じて圧力容
器本体1の外部に排気される。このため、加熱加圧中に
素材24内で発生するガスが残留することがない。その
結果、ボイドや亀裂などを有する不良品の液晶デバイス
が製造されることがない。
【0045】このような加熱加圧処理をすることによ
り、素材24が一体的に圧着される。その結果、液晶デ
ィスプレイが製造される。
【0046】所定時間の加熱加圧処理が終了したとき、
圧力媒体供給装置を駆動することにより、圧力媒体導入
排出路21を通じて圧力媒体収容空間18内に充填され
ている圧力媒体19を、圧力媒体収容空間18内の圧力
が常圧に戻るまで、排出させる。この圧力媒体19の排
出と共に、あるいは圧力媒体収容空間18内の圧力が常
圧に戻ってから、気体供給排出装置を駆動させることに
より、素材収容空間20内に気体を導入する。この気体
の導入により、素材収容空間20側に膨満していた弾性
部材15Aが支持部材16側に押し戻され、もとの平坦
な平面を有するように、元に戻る。次に、シリンダー4
8を再び駆動することにより、ヨーク5を退避させる。
このとき、素材収容空間20内には気体が導入されてい
るので、ヨーク5を圧力容器本体1から退避させる際
に、弾性部材15Aが平滑面46側に引っ張られること
もないので、弾性部材15Aの亀裂を生じることもな
い。加熱加圧により圧着された液晶デバイスを圧力容器
本体1内から取り出す。
【0047】液晶デバイスを素材収容空間20内から取
り出した状態においては、弾性部材15Aの平滑面46
側の平面が膨れ上がっていず、平らな平面状態になって
おり、亀裂等の損傷もないので、直ちに次の液晶デバイ
スの製造を開始することができる。
【0048】この実施例1の液晶デバイス製造装置は以
下の効果を奏する。
【0049】(1) 蓋部材を用いず、その代わりに押え部
材を蓋部材として兼用するので、装置を小型化すること
ができ、また、その取り扱いを容易にすることができ
る。さらに、押え部材の平滑面で圧力容器本体における
素材収容空間を閉塞する際に前記素材収容空間内の排気
を行う必要がなく、操作が簡単である。
【0050】(2) 剛体プレスにより液晶デバイスを製造
する場合の問題点を解消することができる。すなわち、
液晶デバイスにおける層間を均一に圧着することができ
る。そのため液晶デバイスにおける層剥れを防止するこ
とができる。ガラス層が破損するのを防止することがで
きる。そのため欠陥のない液晶デバイスを歩留よく製造
することができる。前記歩留としては、機械プレスの場
合に比し、約1.5倍以上向上させることができる。
【0051】(3) 弾性部材の上表面に溝を設けているの
で、素材収容空間内を減圧にすることにより弾性部材が
膨満して弾性部材の上表面が押え部材の平滑面に接する
ようなことがあったとしても、素材を収容した空間を有
効に所定の減圧度にすることができる。
【0052】(4) 加熱加圧成形の際に発生するガスが、
弾性部材に設けた溝を通じて除去されるので、ボイドや
気泡の発生等を招くことがなく、高品質の液晶デバイス
を効率よく製造することができる。
【0053】(5) 加圧操作の後に押え部材を容易に脱着
することができる。押え部材を圧力容器本体から退避す
るときに、弾性部材を引っ張ることによる、弾性部材の
破損を招くこともない。したがって、故障が少ない。
【0054】(6) 加熱加圧操作の終了後には、弾性部材
の加圧操作による膨れが解消しているので、弾性部材を
交換することなく次の素材の加熱加圧成形操作を開始す
ることができ、効率良くかつ簡便に多数の液晶デバイス
を連続的に製造することができる。
【0055】なお、実施例1の液晶デバイス製造装置
は、前記気体導入排出手段および通気確保手段を設けて
いるが、この発明においては、これらは必要に応じて適
宜に選択して用いればよく、用いない場合においてもこ
の発明の目的を達成することができる。ただし、前記気
体導入排出手段および通気確保手段を用いない場合に
は、前記(3) 〜(6) の効果が奏されないこともあるの
で、この発明においては、これらを用いる態様が好まし
い。
【0056】(実施例2)図7は、この発明の液晶デバ
イス製造装置の一実施例を示す断面概略説明図である。
【0057】実施例2の液晶デバイス製造装置は、前記
実施例1の液晶デバイス製造装置において、ヨーク5を
平板状のヨーク5aに代え、圧力容器本体1を、前記水
平レール47上を跨座して摺動するガイド47A、およ
びその駆動源としてのシリンダー48(図6参照)を備
えた圧力容器本体1に代えた外は実施例1の液晶デバイ
ス製造装置と同じである。したがって、各部材の詳細
は、前記実施例1における説明を参照することにより容
易に理解される。
【0058】実施例2において、ヨーク5aは圧力容器
本体1の上端面と接する高さの位置に固定して配置され
ている。ヨーク5aの板面のうち圧力容器本体1の上端
面に接する面が、平滑面46である。このヨーク5aが
押え部材である。圧力容器本体1は、その凹陥部が開口
する位置から前記平滑面46により閉塞される位置まで
水平レール47上を自動的に水平移動することができ
る。
【0059】この実施例においては、前記ヨーク5aが
押さえ部材を構成している。
【0060】なお、前記ヨーク5aは、圧力容器本体1
の上端面に対し、わずかのクリアランスをもって配置さ
れ、加熱加圧成形の際に、圧力容器本体1の凹陥部を閉
塞するために下降し、前記平滑面46と圧力容器本体1
の上端面とが接する位置で固定されるように設計しても
よい。
【0061】実施例2の液晶デバイス製造装置は、前記
実施例1の液晶デバイス製造装置と同様の機能・作用を
有する。したがって、実施例2の液晶デバイス製造装置
を用いると、前記実施例1と同様に液晶デバイスを製造
することができる。実施例2の液晶デバイス製造装置
は、前記実施例1の液晶デバイス製造装置と同様の優れ
た効果を奏するが、さらに実施例1の液晶デバイス製造
装置に比し、ヨーク5aを簡略化することができるの
で、装置全体を小型化・簡略化することができる。
【0062】(実施例3)図8に示されるように、実施
例3の液晶デバイス製造装置は、前記実施例1の液晶デ
バイス製造装置におけるヨーク5を、平板状に形成され
た上部ヨーク5bおよび下部ヨーク5cに代え、下部ヨ
ーク5cの上面に圧力容器本体1を固定的に載置した外
は、実施例1の液晶デバイス製造装置と同じである。
【0063】前記下部ヨーク5cは、前記水平レール4
7上を跨座して摺動するガイド47A、およびその駆動
源としてのシリンダー48(図6におけるのと同じ)を
備えている。
【0064】前記上部ヨーク5bは、圧力容器本体1の
上端面と接する高さの位置に固定して配置されている。
前記上部ヨーク5bの板面のうち圧力容器本体1の上端
面に接する面が、平滑面である。この上部ヨーク5bが
押え部材である。圧力容器本体1は、凹陥部が上向きに
開口した状態で前記下部ヨーク5c上に固定されてい
る。このため、圧力容器本体1は、凹陥部が開口する位
置から前記平滑面46により閉塞される位置まで水平レ
ール47上を自動的に水平移動することができる。な
お、前記下部ヨーク5cはその上面に圧力容器本体1を
固定してこれを載置しているので、この下部ヨーク5c
は前記圧力容器本体1に対して載置台としての機能、前
記圧力容器本体1を固定する基台としての機能をも有し
ている。
【0065】なお、前記上部ヨーク5bは、圧力容器本
体1の上端面に対し、わずかのクリアランスをもって配
置され、加熱加圧成形の際に、圧力容器本体1の凹陥部
を閉塞するために下降し、前記平滑面と圧力容器本体1
の上端面とが接する位置で固定されるように設計しても
よい。
【0066】実施例3の液晶デバイス製造装置は、前記
実施例1の液晶デバイス製造装置と同様の機能・作用を
有する。したがって、実施例3の液晶デバイス製造装置
を用いると、前記実施例1と同様に液晶デバイスを製造
することができる。実施例3の液晶デバイス製造装置
は、前記実施例1の液晶デバイス製造装置と同様の優れ
た効果を奏する。
【0067】(実施例4)図9は、この発明の液晶デバ
イス製造装置の一実施例を示す断面概略説明図である。
実施例4の液晶デバイス製造装置は、図9に示されるよ
うに、圧力伝達手段を備える圧力容器本体1aと気体供
給排出装置とヨーク5dとを有する。
【0068】図9に示されるように、前記圧力容器本体
1aは、その構造および配置状態ないし姿勢状態等の点
で、前記実施例1の液晶デバイス製造装置における圧力
容器本体1と異なる。
【0069】先ず、この圧力容器本体1aは、弾性体1
5Aを用いず、シール部材15の表面に溝15Bが形成
されている。この溝15Bは、素材24中に存在する可
能性のある気体あるいは素材収容空間20内に存在する
気体の排気を円滑に行えるように形成されていれば良
く、たとえば実施例1におけるのと実質的に同じに形成
されている。なお、この圧力容器本体1aに設けられた
気体供給排出装置は、前記実施例1におけるのと実質的
に同様である。
【0070】前記ヨーク5dは、上面が平滑面46であ
る。このヨーク5dは、その位置不変に固定されていて
も良く、また、水平移動可能に形成されていても良い。
【0071】前記圧力容器本体1aは、その凹陥部が下
を向いた状態で、前記ヨーク5dにおける平滑面46上
に配置される。前記圧力容器本体1aは、図示しないシ
リンダーにより上下動可能になっており、任意の位置で
固定される。
【0072】前記ヨーク5は前記実施例2と同様に、そ
の内部に電熱ヒータが設けられている。したがって、各
部材の詳細については、前記実施例1および実施例2に
おける説明を参照することにより容易に理解される。
【0073】次に、実施例4の液晶デバイス製造装置を
用いた液晶デバイスの製造について説明する。
【0074】まず、初期状態として圧力容器本体1aを
ヨーク5dの上方に位置させる。この状態ではヨーク5
dの平滑面46から所定の距離だけ離れた上方に圧力容
器本体1aの凹陥部が存在し、凹陥部の開口部が平滑面
46に向かって開口している。
【0075】ヨーク5dの平滑面46における所定の箇
所に素材24を配置する。なお、前記素材24は、前記
実施例1におけるのと同様のものを用いることができ
る。この実施例4においては、素材24は、ガラス層、
電極、絶縁膜等を積層してなる積層体同士をスペーサを
介して重ね合わせてなる液晶空セル前駆体である。前記
液晶空セル前駆体は仮圧着されている。
【0076】圧力容器本体1aに備えられたシリンダー
(図示せず。)を駆動し、圧力容器本体1aにおける凹
陥部内に前記液晶空セル前駆体が収容されるように圧力
容器本体1aを下降させる。圧力容器本体1aにおける
下端面と前記平滑面46とが接する位置に圧力容器本体
1を固定配置する。すると、圧力容器本体1における素
材収容空間20は、前記平滑面46により閉塞される。
このとき、素材24は圧力容器本体1の素材収容空間2
0内に収容され、その一端は平滑面46と接し、他端は
シール部材15と接している。
【0077】気体導入排出手段の一部を構成する気体導
入排出路41から素材収容空間20内の気体が吸引排気
される。素材収容空間20内が減圧になる。これに伴
い、シール部材15が、平滑面46に向かって膨満し、
平滑面46に接する。なお、図9においては理解を容易
にするために圧力容器本体1aにおける凹陥部の深さを
大きくして描いてあるが、その凹陥部の開口部からシー
ル部材15Aまでの深さは液晶空セル前駆体の厚みに実
質的に同じであるから、非常に小さな深さ寸法に設計さ
れる。したがって、素材収容空間20内を減圧にする
と、前記シール部材15Aは膨満して容易に平滑面46
に密着するのである。
【0078】その際、シール部材15の表面には溝15
Bが形成されているから、溝15Bを通じて素材収容空
間20内の気体が円滑に排気され続ける。さらに、気体
導入排出路41の第3開口部39は第1本体6の内周面
下端に開口しているので、膨満するシール部材15が平
滑面46に接しても、溝15Bと第3開口部39とによ
り、素材収容空間20内の気体は、円滑に排気される。
【0079】気体導入排出手段を駆動させる一方、圧力
媒体供給手段により圧力媒体導入排出路21を介して圧
力媒体収容空間18内に圧力媒体19を充填する。圧力
媒体収容空間18内の圧力が所定圧力に到達すると、圧
力媒体供給手段による圧力媒体収容空間18内への圧力
媒体19の充填を停止する。圧力媒体19の所定圧力
は、支持部材16(図2を参照)における貫通穴17
(図2を参照)を通してシール部材15に印加される。
圧力媒体19の所定圧力は、シール部材15および素材
24を介して平滑面46を押し下げるように作用する
が、ヨーク5は固定配置されているので下降することは
ない。したがって、圧力媒体19の所定圧力により、素
材24は、シール部材15と平滑面46とにより挟まれ
た状態で加圧される。素材24を加圧する圧力は、通常
1〜2kg/cm2 程度である。この加圧中、ヨーク5
d内に設けられた電熱ヒータによる加熱を行う。電熱ヒ
ータによる熱が、ヨーク5dおよび圧力容器本体1に伝
導し、これによって素材24が加熱加圧される。素材2
4を加熱する温度は、通常140〜160℃程度であ
る。
【0080】素材24の加熱加圧により、素材24中か
らガスが発生することがある。ところが、気体供給排出
装置により素材収容空間20内の気体を排気しているの
で、発生したガスは、シール部材15の表面に形成され
た溝15Bおよび気体導入排出路41を通じて圧力容器
本体1aの外部に排気される。このため、加熱加圧中に
素材24内で発生するガスが残留することがない。その
結果、ボイドや亀裂などを有する不良品の液晶デバイス
が製造されることがない。
【0081】このような加熱加圧処理をすることによ
り、素材24が一体的に圧着され、液晶空セルが製造さ
れる。
【0082】所定時間の加熱加圧処理が終了したとき、
圧力媒体供給装置を駆動することにより、圧力媒体導入
排出路21を通じて圧力媒体収容空間18内に充填され
ている圧力媒体19を、圧力媒体収容空間18内の圧力
が常圧に戻るまで、排出させる。この圧力媒体19の排
出と共に、あるいは圧力媒体収容空間18内の圧力が常
圧に戻ってから、気体供給排出装置を駆動させることに
より、素材収容空間20内に気体を導入する。この気体
の導入により、素材収容空間20側に膨満していたシー
ル部材15が支持部材16側に押し戻され、もとの状態
に戻る。次に、圧力容器本体1aに備えられたシリンダ
ーを再び駆動し、圧力容器本体1aを上昇させる。この
とき、素材収容空間20内には気体が導入されているの
で、圧力容器本体1aを上昇させる際に、シール部材1
5が平滑面46側に引っ張られることもないので、シー
ル部材15の亀裂を生じることもない。ヨーク5dにお
ける平滑面46上には、液晶空セル前駆体を圧着してな
る液晶空セルが存在する。
【0083】実施例4においては、素材24を平滑面4
6上に自動的に配置し、完成品の液晶デバイスを平滑面
46上から自動的に移動させることができる手段を設け
ることにより、液晶デバイスの連続的製造を効率よく行
うことができる。
【0084】実施例4の液晶デバイス製造装置は、前記
実施例1の液晶デバイス製造装置と同様の効果を奏す
る。
【0085】(実施例5)図10は、この発明の液晶デ
バイス製造装置の一実施例を示す断面概略説明図であ
る。実施例5の液晶デバイス製造装置は、図10に示さ
れるように、その構造等の点で、例えば、この圧力容器
本体1bにおいて、ヨーク5eはその下面が平滑面46
であること、弾性体15Aは、前記ヨーク5eの平滑面
46に向かう面に、図3に示されるたような溝15Bが
形成されていないこと、前記平滑面46で素材収容空間
20を閉塞した場合に、弾性部材15Aの上面と平滑面
46とに挟まれた空間内の、素材24が占めていない領
域に、スペーサ4が介装されていること、およびこのス
ペーサ4における、前記平滑面46に向かう面に溝4A
が設けられている点等において、前記実施例1の液晶デ
バイス製造装置と異なる。したがって、各部材の詳細
は、前記実施例1における説明を参照することにより容
易に理解される。
【0086】前記スペーサ4は、図10および図11に
示されるように、環状の板状体であり、その表面に断面
V字形の溝4Aを有する。そして、このスペーサ4は、
素材24の平面形状よりも大きな平面形状たとえば方形
あるいは円形(この実施例5では円形である。)の収容
開口部4Bを備えてなる。
【0087】なお、スペーサ4の材質としては硬質ゴム
などを挙げることができる。また、溝14Aは、素材を
収容する空間、換言すると収容開口部4Bから気体を有
効に排除することのできる機能を有する限り、どのよう
な断面形状を有していようが、スペーサ4の表面に何本
形成されようがそれは問題にならない。例えばスペーサ
4の表面に、内側から外側に向かって放射状に複数本の
溝が形成されていても良く、また、溝4Aの断面は、図
12に示すように方形であっても半円形であっても良
い。
【0088】このようにスペーサ4を設けておくと、前
記実施例1におけるように、素材収容空間20内を減圧
にし、加熱加圧成形時に加圧媒体収容空間18内に加圧
媒体19を充填することにより、弾性体15Aが膨満
し、膨満した弾性体15Aが平滑面46の下面に接する
程の過度の変形を受けることが、防止される。スペーサ
4を介装することにより、弾性体15Aが過度の変形あ
るいは歪みを生じないので、弾性体15Aの破損をそれ
だけ少なくすることができる。
【0089】スペーサ4の上面には溝4Aが設けられて
いるので、素材収容空間20内を減圧にすることによ
り、スペーサ4の上面と平滑面24の下面とが密着する
としても、溝4Aを通じて、素材24の存在する領域の
気体を有効に排出することができる。これによって、加
熱加圧成形時に、素材24から発生するガスを有効に圧
力容器本体20外に排出することができ、ボイドや亀裂
のない液晶デバイスを容易に製造することができる。な
お、実施例5の液晶デバイス製造装置においても、前記
実施例1の液晶デバイス製造装置とほぼ同様の作用効果
が奏される。
【0090】(実施例6)図13は、この発明の液晶デ
バイス製造装置の一実施例を示す断面概略説明図であ
る。実施例6の液晶デバイス製造装置は、図13に示さ
れるように、素材24の平面形状と実質的に同じ平面形
状の収容空間4Bを有するスペーサ4を使用する点で前
記実施例5の液晶デバイス製造装置と異なる。
【0091】実施例6の液晶デバイス製造装置において
も、スペーサ4に溝4Aを設けているので、前記実施例
5の液晶デバイス製造装置とほぼ同様の作用効果が奏さ
れる。
【0092】実施例6の液晶デバイス製造装置において
特筆する作用効果は、弾性体15Aと平滑面46とによ
り挟まれた空間全体が実質的に素材24とスペーサ4と
で占められているので、加圧成形時あるいは、非加圧成
形時における減圧操作時に、弾性部材15Aの膨満が極
力抑制されるから、弾性部材15Aの変形疲労による破
損が極力少なくなる。換言すると、実施例6の液晶デバ
イス製造装置においては、弾性部材3の破損が極めて少
なく、弾性部材3を長持ちさせることができる。なお、
実施例6の液晶デバイス製造装置においても、前記実施
例5の液晶デバイス製造装置とほぼ同様の作用効果が奏
される。
【0093】(実施例7)図14は、この発明の液晶デ
バイス製造装置の一実施例を示す断面概略説明図であ
る。実施例7の液晶デバイス製造装置は、図14および
図15に示されるように、素材24の平面形状と実質的
に同じ平面形状の収容空間4Bを有するスペーサ4を、
外側スペーサ4Cと内側スペーサ4Dとの二枚一組で形
成したことが、前記実施例6の液晶デバイス製造装置と
異なる。
【0094】前記内側スペーサ4Dは、素材24の平面
形状と実質的に同じ平面形状を有する収容空間4Bを有
し、円形盤状体である。この内側スペーサ4Dの上面に
複数の溝4aが刻設されてなる。一方、外側スペーサ4
Cは、前記内側スペーサ4Dの平面形状と実質的に同じ
円形の開口部を有する環状盤体である。この外側スペー
サ4Cにおいてもその上面に複数の溝4Aが刻設されて
なる。そして、この溝4aおよび溝4Aは、外側スペー
サ4Cの開口部に内側スペーサ4Dを嵌め込んだとき
に、一連の溝となるように、設けられている。
【0095】二枚一組のスペーサ4の利点は、次のとお
りである。収容空間4Bの異なる複数種の内側スペーサ
4Dを多数用意しておくと、外側スペーサ4Cの開口部
に適宜に選択した内側スペーサ4Dを取り替えるだけ
で、同じ液晶デバイス製造装置を使用して大きさの異な
る液晶デバイスを製造することができる。なお、実施例
7の液晶デバイス製造装置においても、前記実施例6の
液晶デバイス製造装置とほぼ同様の作用効果が奏され
る。
【0096】(実施例8)実施例8の液晶デバイス製造
装置は、溝を備えた内側スペーサ4Dを用いる代わり
に、図16に示されるように、溝を設けていない内側ス
ペーサ4Fを使用し、その内側スペーサ4Fにおける、
平滑面46に向かう面に網部材4G例えば金網を配置し
た点において、前記実施例7の液晶デバイス製造装置と
異なる。
【0097】この網部材4gおよび外側スペーサ4Cに
おける溝4Aは通気確保手段を構成する。
【0098】網部材4gの利点は、溝を設けた内側スペ
ーサと溝を設けた外側スペーサとを使用するときには、
溝の位置合わせが必要であるが、網部材4Gを設けるこ
とによりそのような位置合わせが不溶になることであ
る。なお、実施例8の液晶デバイス製造装置において
も、前記実施例7の液晶デバイス製造装置とほぼ同様の
作用効果が奏される。
【0099】(実施例9)実施例9の液晶デバイス製造
装置は、前記実施例1の液晶デバイス製造装置における
圧力媒体供給手段21Eが2基のポンプ21Bおよび2
1Cを使用するに対し、図17に示されるように、実施
例9の液晶デバイス製造装置における圧力媒体供給手段
21Fは1基のポンプを使用するという点などで、前記
実施例1の液晶デバイス製造装置と異なる。
【0100】実施例9の液晶デバイス製造装置における
圧力媒体供給手段21Fは、第2開口部23に接続され
て圧力媒体貯留槽21Aに至る配管Pの途中に第1ポン
プ21Bを介装し、その第1ポンプ21Bと前記第2開
口部23との間の配管Pに第1バルブV1 を介装し、そ
の第1ポンプ21Bと圧力媒体貯留槽21Aとの間の配
管に第2バルブV2 を介装し、第1バルブV1 と第2開
口部23との間の配管Pに、第3バルブV3 を介装する
迂回管P3 の一端を接続し、その迂回管P3 の他端は、
第1ポンプ21Bと第2バルブV2 との間の配管Pに接
続し、第1ポンプ21Bと第1バルブV1 との間の配管
Pには、先端を圧力媒体貯留槽21Aに引き込み、かつ
途中に第4バルブV4 を介装する支管P4 を結合してな
る。
【0101】このような圧力媒体供給手段21Aにおい
ては、圧力媒体収容空間18内に圧力媒体19を充填す
るときには、第1バルブV1 および第2バルブV2 を開
放状態にし、その余のバルブV3 ,V4 を閉鎖状態にす
る。そして、第1ポンプ21Bを駆動すると、配管Pを
介して圧力媒体収容空間18内に圧力媒体19が圧入さ
れる。圧力媒体収容空間18内に圧入されている圧力媒
体19を排出するには、第1バルブV1 および第2バル
ブV2 を閉鎖状態にし、その余のバルブV3 およびV4
を開放状態にする。そうすると、圧力媒体19は迂回管
3 、第1ポンプ21Bおよび支管P4 を通って圧力媒
体貯留槽21Aに排出される。
【0102】実施例9の液晶デバイス製造装置における
圧力媒体供給手段を採用すると、ポンプの数を1基にす
ることができるので、装置構成の簡単化および装置の小
型化を達成することができる。なお、実施例9の液晶デ
バイス製造装置においても、前記実施例1の液晶デバイ
ス製造装置とほぼ同様の作用効果が奏される。
【0103】
【発明の効果】この発明の液晶デバイス製造装置による
と、 (1) 蓋部材を用いず、その代わりに押え部材を蓋部材と
して兼用するので、装置を小型化することができ、ま
た、その取り扱いを容易にすることができる。さらに、
押え部材の平滑面で圧力容器本体における素材収容空間
を閉塞する際に前記素材収容空間内の排気を行う必要が
なく、操作が簡単である。
【0104】(2) 剛体プレスにより液晶デバイスを製造
する場合の問題点を解消することができる。すなわち、
液晶デバイスにおける層間を均一に圧着することができ
る。そのため液晶デバイスにおける層剥れを防止するこ
とができる。ガラス層が破損するのを防止することがで
きる。そのため欠陥のない液晶デバイスを歩留よく製造
することができる。前記歩留としては、機械プレスの場
合に比し、約1.5倍以上向上させることができる。
【0105】(3) 弾性部材の上表面に溝を設けているの
で、素材収容空間内を減圧にすることにより弾性部材が
膨満して弾性部材の上表面が押え部材の平滑面に接する
ようなことがあったとしても、素材を収容した空間を有
効に所定の減圧度にすることができる。
【0106】(4) 加熱加圧成形の際に発生するガスが、
弾性部材に設けた溝を通じて除去されるので、ボイドや
気泡の発生等を招くことがなく、高品質の液晶デバイス
を効率よく製造することができる。
【0107】(5) 加圧操作の後に押え部材を容易に脱着
することができる。押え部材を圧力容器本体から退避す
るときに、弾性部材を引っ張ることによる、弾性部材の
破損を招くこともない。したがって、故障が少ない。
【0108】(6) 加熱加圧操作の終了後には、弾性部材
の加圧操作による膨れが解消しているので、弾性部材を
交換することなく次の素材の加熱加圧成形操作を開始す
ることができ、効率良くかつ簡便に多数の液晶デバイス
を連続的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の液晶デバイス製造装置の一
実施例を示す断面概略説明図である。
【図2】図2は、図1に示す液晶デバイス製造装置にお
ける第1本体と第2本体との重ね合わせ部分を示す部分
断面説明図である。
【図3】図3は、図1に示す液晶デバイス製造装置にお
いて弾性部材を装着した状態を示す一部断面説明図であ
る。
【図4】図4は、上表面に溝を刻設してなる弾性部材の
一例を示す一部斜視図である。
【図5】図5は、2基のポンプを採用してなる圧力媒体
供給手段の一例を示す概略説明図である。
【図6】図6は、図1に示す液晶デバイス製造装置を上
から見た状態を示す概略説明図である。
【図7】図7は、この発明の液晶デバイス製造装置の一
実施例を示す断面概略説明図である。
【図8】図8は、この発明の液晶デバイス製造装置の一
実施例を示す概略断面説明図である。
【図9】図9は、この発明の液晶デバイス製造装置の一
実施例を示す概略断面説明図である。
【図10】図10は、溝を有するスペーサを使用した液
晶デバイス製造装置の一例を示す一部断面説明図であ
る。
【図11】図11は、溝を有するスペーサを示す一部斜
視図である。
【図12】図12は、スペーサに設けられた溝の形態を
示す断面概略説明図である。
【図13】図13は、溝を有する他のスペーサを使用し
た液晶デバイス製造装置の一例を示す一部断面説明図で
ある。
【図14】図14は、溝を有する内側スペーサと外側ス
ペーサとからなる2枚一組のスペーサを使用した液晶デ
バイス製造装置の一例を示す一部断面説明図である。
【図15】図15は、図14に示す液晶デバイス製造装
置における2枚一組のスペーサの一例を示す一部斜視図
である。
【図16】図16は、溝を有する外側スペーサと網部材
を有する内側スペーサとからなるスペーサの一例を示す
一部斜視図である。
【図17】図17は、1基のポンプを採用してなる圧力
媒体供給手段の一例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1,1a,1b・・・圧力容器本体、3・・・弾性部
材、4・・・スペーサ、5,5a,5d,5e・・・ヨ
ーク、5b・・・上部ヨーク、5c・・・下部ヨーク、
6・・・第1本体、7・・・第2本体、8・・・貫通
孔、9・・・凹部、10・・・環状テーパ面、11・・
・環状水平面、12・・・リング状装着部、13・・・
弾性部材装着部、14・・・バックアップリング、15
・・・シール部材、16・・・支持部材、17・・貫通
穴、18・・・圧力媒体収容空間、19・・・圧力媒
体、20・・・素材収容空間、21・・・圧力媒体導入
排出路、22・・・第1開口部、23・・・第2開口
部、P・・・配管、24・・・素材、38・・・Oリン
グ、39・・・第3開口部、40・・・第4開口部、4
1・・・気体導入排出路、42・・・垂直部、43・・
・上部水平部、44・・・下部水平部、45・・・作用
開口部、46・・・平滑面、47・・・水平レール、4
7A・・・ガイド、48・・・シリンダー、49・・・
フレーム、50・・・操作ボックス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻田 裕史 東京都東村山市野口町2−16−2 日機 装株式会社 東村山製作所内 (72)発明者 堤 淳 東京都東村山市野口町2−16−2 日機 装株式会社 東村山製作所内 (72)発明者 西岡 昭 東京都東村山市野口町2−16−2 日機 装株式会社 東村山製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−57221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1339 505 G02F 1/13 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が開放された素材収容空間と圧力媒
    体収容空間とを備えてなり、かつ前記素材収容空間と前
    記圧力媒体収容空間とを隔絶し、前記圧力媒体収容空間
    内に充填された圧力媒体の加圧力を前記素材収容空間内
    に配置された素材に伝達するように、前記素材収容空間
    における開放部とは反対側に配置された弾性部材を有す
    る圧力伝達手段を備えてなる圧力容器本体、 加圧時に前記圧力容器本体に対して固定され、前記素材
    収容空間を閉塞し、前記素材を押圧する平滑面を有する
    押え部材、および前記圧力容器本体内を加熱する加熱手
    段を備えてなることを特徴とする液晶デバイス製造装
    置。
  2. 【請求項2】 一方が開放された素材収容空間と圧力媒
    体収容空間とを備えてなり、かつ前記素材収容空間と前
    記圧力媒体収容空間とを隔絶し、前記圧力媒体収容空間
    内に充填された圧力媒体の加圧力を前記素材収容空間内
    に配置された素材に伝達するように、前記素材収容空間
    における開放部とは反対側に配置された弾性部材を有す
    る圧力伝達手段を備えてなる圧力容器本体、加圧時に前
    記圧力容器本体に対して固定され、前記素材収容空間を
    閉塞し、前記素材を押圧する平滑面を有する押え部材、
    前記素材収容空間内に気体を導入し、かつ排出する気体
    導入排出手段、前記素材収容空間内を前記気体導入排出
    手段により減圧にするときに、前記素材収容空間内の気
    体を前記気体導入排出手段により排出可能にする通気確
    保手段、および前記圧力容器本体内を加熱する加熱手段
    を備えてなることを特徴とする液晶デバイス製造装置。
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