JP3040120U - 植物用表示札 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの情報を記載することが可能で、記入事
項の変更や交換を容易なものにする。 【解決手段】 植物の絵等の所望の絵柄が形成された板
状の表示板１２と、表示板１２の裏面に着脱自在に取り
付けられた補助表示板１８と、表示板１２に固定され表
示板１２を保持する脚部２４を備える。補助表示板１８
に商品についての情報を記載可能に形成する

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、植木鉢等に植えられている植物の近傍に立て、その植物の名前等 を表示する植物用表示札に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、植木鉢やプランターに植えられている植物の名前等を表示する札として プラスチック板を打ち抜いたもの等があり、この札には植物の名前や植えた日付 け、管理方法等が記録されていた。そしてこの札を植木鉢やプランターの土に差 し込み、植物の近傍に立てていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術の場合、記入する面積に限界があり情報量が限られていた。さ らに、記入事項を書き替えることはできず、また記入事項の追加や記入された細 かい文字を読む際は、その都度札を植木鉢やプランターから引き抜いて行なわ泣 ければならず、不便であった。

【０００４】 この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、多くの情報を 記載することが可能で、記入事項の変更や交換が容易な植物用表示札を提供する ことを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、花や植物全体の絵等の所望の絵柄が形成された板状の表示板と、 上記表示板の裏面に着脱自在に取り付けられた補助表示板と、上記表示板に固定 され上記表示板を保持する脚部が設けられ、上記補助表示板には商品についての 付随的な情報や詳細な情報を記載可能な植物用表示札である。

【０００６】 また、上記表示板の表面には、鉢植え等された植物の絵が表示され、上記表示 板の裏面には、上記補助表示板の周縁部の一部を係止する枠部材が取り付けられ 、この枠部材の内側に上記補助表示板が差し込まれているものである。さらに、 上記脚部は一または複数の棒状の部材を接続可能に構成されている。

【０００７】 この考案の植物用表示札は、補助表示板の両面に情報を記入することが可能で 、また複数の補助表示板を設けることもでき、多くの情報が着脱及び書き換え自 在に記録される。そしてこの補助表示板を表示板から取り外し、記入事項を読ん だり内容の変更や交換を行う。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図１〜図３ は、この考案の一実施形態の植物用表示札１０を示したもので、真鍮製の板状の 表示板１２を有し、表示板１２の表側面には植物の名前や形を描いた絵柄１４が 形成されている。表示板１２の裏面側には、金属製等の枠部材１６が設けられ、 枠部材１６の内側には塩化ビニール製等の矩形の補助表示板１８が２枚差し込ま れている。表示板１２の大きさは例えば縦６５ｍｍ、横７０ｍｍで、補助表示板 １８の大きさは例えば縦３０ｍｍ、横５５ｍｍである。そして、枠部材１６は補 助表示板１８の下端部と、下端部に略直角な両側縁部を覆うコの字型に取り付け られている。

【０００９】 表示板１２の裏側面で枠部材１６の下方には係合突起２０が形成され、係合突 起２０の中には表示板１２の方に斜め上方へ向かってネジ穴２２が形成されてい る。ネジ穴２２には、ネジが長手方向延長線上に突出して形成された棒材である 脚部２４が取り付けられ、脚部２４は表示板１２に対して斜め下方に突出してい る。

【００１０】 この実施形態の植物用表示札１０の使用方法は、図３に示すように植物２６が 植えられている植木鉢２８の中の土３０表面に、脚部２４を略垂直に差し込み、 表示板１２が斜め上向きになるように立てる。これにより表示板１２は絵柄１４ が描かれた面が斜め上方を向き、見やすい位置となる。また、補助表示板１８に は植えた日付等を記入し枠部材１６に差し込む。

【００１１】 この実施形態の植物用表示札１０によれば、補助表示板１８に多くの情報を記 載することができ、そして必要なときに補助表示板１８を表示板１２から取り外 し、記入事項を読んだり新たに記入したりすることができる。そして表示板１２ は真鍮製で高級感があり、また耐久性に優れているため、補助表示板１８を新し いものと取り替えて植えた日等の記入事項を変更し、繰り返し使用することもで きる。また、表示板１２の絵柄１４が形成された面が斜め上方を向いているため 、植木鉢２６を低い位置に置いても表示板１２が見やすく便利である。脚部２４ は、土２８に差し込む位置を調節することができ、表示板１２の高さも自由に変 えることができる。

【００１２】 なお、この発明の植物用表示札１０は上記各実施形態に限定されるものではな く、各部材の素材や表示板１２の形、絵柄１４のデザイン等適宜変更可能である 。脚部の本数や補助表示板の枚数は自由で、補助表示板１８を係止する部材も枠 部材１６以外にクリップやポケット等、簡単に補助表示板１８を着脱することが 可能なものであれば良い。また、脚部の長さや本数は適宜設定可能であり、複数 本接続可能にしても良い。

【００１３】

【考案の効果】

この考案の植物用表示札は、表示板の裏面に着脱自在な補助表示板を設けこの 補助表示板に多くの情報を記録することができ、また補助表示板を取り替えるこ とにより情報を交換、変更することが可能である。また、脚部を斜めに設け、表 示板を上向きにすることができるので、鉢植えに差した際にその表を見易いもの にすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態の植物用表示札の正面図
である。

【図２】この一実施形態の植物用表示札の右側面図であ
る。

【図３】この一実施形態の植物用表示札の使用状態を示
す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 植物用表示札 １２ 表示板 １４ 絵柄 １６ 枠部材 １８ 補助表示板 ２０ 係合突起 ２２ ネジ穴 ２４ 脚部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所望の絵柄が形成された板状の表示板
   と、上記表示板の裏面に着脱自在に取り付けられた補助
   表示板と、上記表示板に固定され上記表示板を保持する
   脚部が設けられ、上記補助表示板には商品についての情
   報を記載可能なことを特徴とする植物用表示札。
2. 【請求項２】 上記表示板の表面には、所定の植物の
   絵が表示され、上記表示板の裏面には、上記補助表示板
   の周縁部の一部を係止する枠部材が取り付けられ、この
   枠部材の内側に上記補助表示板が差し込まれていること
   を特徴とする請求項１記載の植物用表示札。
3. 【請求項３】 上記脚部は、上記表示板に対して斜め
   下方に突出して設けられ、一または複数の部材により構
   成されていることを特徴とする請求項１記載の植物用表
   示札。