JP3038243B2 - 音響透過性イヤホン - Google Patents

音響透過性イヤホン

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JP3038243B2
JP3038243B2 JP09512729A JP51272997A JP3038243B2 JP 3038243 B2 JP3038243 B2 JP 3038243B2 JP 09512729 A JP09512729 A JP 09512729A JP 51272997 A JP51272997 A JP 51272997A JP 3038243 B2 JP3038243 B2 JP 3038243B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は携帯用娯楽および個人の通信装置に関し、か
つ特にイヤホンを使用する着用可能な音響システムに関
する。
発明の背景 身体に着用しまたは身体の付近に携帯されるように個
人に使用するための可聴周波音出力を提供することが所
望される多くの場合がある。この可聴周波音出力は、携
帯用の娯楽、個人用の通信、義眼および同様な装置のた
めに使用することができる。これらの個人用の携帯用通
信および娯楽製品は、例えば、個人用電話(cellular
telephones)および携帯用電話、AMラジオおよびFMラジ
オ、カセットテーププレーヤーおよび携帯用ビデオシス
テムおよび個人モニタの可聴周波音部分を含む。
多数のこれらのシステムの可聴周波音出力は、典型的
には、耳内にまたは耳を覆うように物理的に配置された
トランスデューサ(別名は、スピーカー)、例えばイヤ
ホンおよびヘッドホンの使用を通じて着用者に提供され
る。イヤホンは、プライバシー、衣服とのより容易な統
合ならびにファッションおよび社会的な容認可能性のた
めの応対に関する関心(address concerns)を提供す
る。イヤホンは、また、マイクロホンと共に使用される
ときに、フィードバック制御の問題が大いに改良される
という付加的な利点を有する。さらに、イヤホンは、所
定の電気的な出力のために送り出される音圧レベル(SP
L)に関して効率的である。
着用者の耳を覆う着用可能な装置であるヘッドホン
は、優れた高い忠実性を有する可聴周波音を提供するこ
とができかつ適度な安楽感を与える。しかしながら、ヘ
ッドホンは、多くの社会的な状況に対してどちらかとい
えば妨害になるかつ周囲の音を減衰させる。
イヤホンならびにヘッドホンは、長時間着用すると、
しばしば、不愉快になる。また、イヤホンおよびヘッド
ホンは、周囲の音を遮断しまたは減衰させ、着用者が本
人の周囲との接触または連絡を失う。この点について
は、もしも着用者がランニング、車両の運転または機械
類の操作のような活動に従事していれば、このために安
全に対する考慮と妥協することになる。
また、着用者の耳の上にまたは耳を覆って配置される
いくつかの小型のイヤホン装置が今日使用されている
が、しかしこれらのイヤホンは、高い忠実性を有する音
を発生するためにヘッドホンと同様な程度に効率的では
なく、かつ周囲音を遮断し、着用者が本人の周囲との接
触または連絡を失う。
イヤバット(“earbud")イヤホンもまた、今日、携
帯用娯楽装置と共に使用されている。これらのイヤホン
は耳道と隣接して配置されかつ良好な可聴周波音の忠実
性を提供するが、とはいえ、これらのイヤホンを配置す
ることにより最良の性能を得るために感度が高くなる。
イヤバッドも、また長時間使用すると、一般的に不愉快
になりかつ着用者の周囲との可聴周波音接触の低下およ
び安全性を犠牲にして周囲音をしばしば遮断しかつ減衰
させる。
これらの携帯用の娯楽および個人用通信システムから
ステレオ出力、すなわち、2チャンネル音を提供するこ
とが一般に望ましい。ステレオは、娯楽の目的および空
間に起きる可聴周波音のその他の用途のために特に使用
される。ステレオ可聴周波音出力は、このシステムのた
めのより良好な高い忠実性を有する音を提供するために
通常使用される。しかしながら、小型のラウドスピカー
は、特に低周波範囲において広帯域の高い忠実性を有す
る音を創成するために不適切である。最適の高い忠実性
を有する音を得るためには、典型的には、特に低周波可
聴周波音範囲において正味の放射される強さの必要な減
少を確保するためにある形式の囲いが必要である。着用
可能なスピーカーについては、囲いが必要になると、問
題が発生する。囲いの容積は、一般に、極めて小さくか
つ囲いの音響的なこわさ(stiffness)がスピーカーの
挙動を支配する。その結果、共鳴周波数が高くなり、従
って、低周波応答が不十分になる。
可聴周波音を着用者の耳に提供するために一般的に使
用されるその他の装置は、補聴器を含む。この領域にお
ける発展により、長時間間隔の間に快適性を与える装置
が得られるが、しかし、これらの装置は、通常、フィー
ドバックを制御するために耳道に直接に入るかもしれな
い音を排除するために、特に設計されている。また、補
聴器は、主な話し言葉の周波数にわたって良好な可聴周
波音応答を提供しかつしばしば話し言葉の理解度を高め
るために低周波および高周波を特に強調することをやめ
るために特に志向されている。ある補聴器は、着用者の
耳の後方に配置されまたは1対の眼鏡のつるの耳当て部
分と一体に構成された電子モジュールまたはトランスデ
ューサモジュールを利用している。
常に眼鏡をかける人々、または時折サングラスまたは
安全眼鏡をかけることを望む人々、または読物、距離ま
たは同様な事項のために種々の眼鏡の組を切り替えるこ
とを必要とする人々は、耳の後部および眼鏡のつるモジ
ュールに関する問題に遭遇する。眼鏡が取り外されまた
は交換される都度、補聴器の可聴周波音の機能が消失す
るかもしれない。また、もしも補聴器が耳道インサート
を利用すれば、耳道インサートを取り外すことが必要に
なり、これは厄介な操作になることがある。さらに、も
しもこのモジュールが眼鏡のつると一体に構成されてい
なければ、眼鏡のつるおよび耳後部モジュールが干渉し
且つ不快感をひき起こすかまたは着用者の視界を損ない
またはゆがめるように眼鏡を位置決めするかもしれな
い。
発明の要約 本発明の一つの目的は、携行用の娯楽および個人通信
システム用の改良された音響システムを提供することに
ある。本発明の別の一つの目的は、特に可聴周波音低周
波数において高品質の音を提供する携帯用音響システム
を提供することにある。
本発明の別の一つの目的は、容易に着用可能でありか
つスポーツと関連した活動であろうと、またはその他の
活動であろうと、いずれにせよ、人の活動を妨害しない
着用可能な音響システムを提供することにある。本発明
のさらに一つの目的は、着用者の耳を覆い、従って、周
囲音を遮断するように配置されるべきヘッドホンまたは
スピーカーを必要としない着用可能な音響システムを提
供することにある。
本発明の付加的な一つの目的は、高品質の可聴周波音
を着用者に供給し、耳内にインサート(挿入部材)を提
供しかつさらに周囲音の十分な伝送を可能にする着用可
能な音響システムを提供することにある。本発明のさら
に一つの付加的な目的は、特にイヤホンを利用する現在
の着用可能な音響システムに付随するいくつかの問題お
よび欠点を解決する着用可能な音響システムを提供する
ことにある。
本発明のさらに一つの目的は、多数の(multiple)電
子的な可聴周波音モジュールを必要とすることなく眼鏡
またはサングラスを迅速にかつ便利に取替えることが可
能である着用可能な音響システムを提供することにあ
る。
本発明は、高品質の音を提供しかつたとえインサート
が着用者の耳に使用されていても着用者の周囲との接触
または連絡を維持する個人用音響システムを提供するこ
とにより、これらの目的を果たしかつ既知のシステムに
付随する問題を解決する。本発明は、各々が小さいチュ
ーブを通じて着用者の耳に可聴周波音を提供するために
配置された2つの空洞部を有する1つまたはそれ以上の
密封された室を有するモジュールを利用する。これらの
空洞部は、内部に2つの空洞部と直接に連絡するダイア
フラムを有する1つまたはそれ以上のトランスデューサ
が取り付けられている共通の壁部により分離されてい
る。トランスデューサが音響周波数において駆動される
ときに、該トランスデューサは空洞部の内部に音響圧力
を発生する。
この室は着用者の耳の後部または着用者の眼鏡のつる
部分内のいずれかに配置されたモジュール内に配置する
ことができる。ステレオシステムについては、モジュー
ルの一方が着用者の耳の各々のために提供される。電子
モジュールは、モジュールの一部分として含めることが
でき、または代替態様として、着用者の身体または衣服
上の別の一つの位置に配置することができかつ着用者の
耳と隣接して、例えば、耳の後部または眼鏡内に組み立
てられた状態で配置された1つまたはそれ以上の室に配
線により固定されている。
管状部材(「チューブ」)が可聴周波音信号を着用者
の耳に伝送するために使用されている。このチューブの
遠位端部は、その開放端部が耳道の入口の近くに位置決
めされるように配置されている。開放端部は、耳内に挿
入された音響透過性支持部材により耳内の所定位置に保
持されかつ安定化されている。この支持部材は、連続セ
ル気泡フォーム材料で製造されることが好ましくかつ安
楽感を増大するためにコーティングすることができる。
もしもコーティングが利用されれば、該コーティング
は、総合的な音響透過性を維持するために穿孔されてい
る。
室−チューブの形態のチューブの開放端部における音
響圧力は、一定のトランスデューサの入力のために、可
聴周波音の周波数よりも低い周波数(sub−audio freq
uencies)からピークが起きる室チューブヘルムホルツ
共鳴周波数まで名目上は一定である。その周波数以上の
周波数、典型的には、小型のイヤホンモジール用の1−
4Kにおいては、漸近応答が圧力においてオクターブロー
ルオフ当たり6dbである(音響の強さは12dbである)。
この漸近線上には、周波数が空洞部−チューブの形状
(geometry)により決定される一連の共鳴ピークが重ね
合わされている。これらの共鳴は、既知の音響補正技術
を使用することにより、実質的に減らすことができる、
この補正は、端部において閉ざされた平行なチューブお
よび音響減衰要素の使用を含むことになろう。また、こ
れらの共鳴を相補的な電気的な濾波を使用することによ
り、例えば、DSP(ディジタル信号処理)により補正す
ることが可能である。可聴周波音源の高い忠実度を有す
る再生を行うためには、高周波ロールオフを補正するこ
とが必要である。これは、活性フィルタによりまたはDS
Pにより、よく知られた技術を使用して電気的に実施す
ることができる。
別の一実施例においては、高周波音響ロールオフの補
正は、室−チューブモードにおける1つのトランスデュ
ーサに加えて別の1つのトランスデューサを提供するこ
とにより達成することができ、付加的なトランスデュー
サは、耳挿入部材内に直接に配置される。このトランス
デューサは、穿孔された圧電性材料から製造されること
が好ましい。また、圧電性材料は、チューブの端部のま
わりに配置することができ、かつさらに、環状部分に分
割することができかつ音響蠕動ポンプとして作用する。
2つのトランスデューサを有するシステムは、低周波を
室トランスデューサに導きかつ高周波を耳挿入トランス
デューサに導くクロスオーバー回路網から駆動されるこ
とが好ましく、相対的な駆動レベル(drive levels)
は、実質的に均一な応答を達成するために設定される。
眼鏡着用者との問題、または複数組の眼鏡をしばしば
取り替えることが必要な着用者との問題をなくすため
に、耳後部モジュールが提供されている。耳後部モジュ
ールは、着用者の眼鏡に迅速に取り付けられかつ着用者
の眼鏡から迅速に釈放されるために適合している。アダ
プタ機構が提供されている。このアダプタ機構は、眼鏡
を所望通りに迅速にかつ容易に取り外しかつ交換するこ
とができるように眼鏡のつるの端部をモジュールと連結
する。
本発明のこれらの目的およびその他の目的、特徴なら
びに利点は、添付した図面および添付した請求の範囲に
より考察したときに、本発明の以下の説明から明らかに
なろう。
図面の説明 図1はサンプル室、管状部材および耳挿入部材を使用
する本発明の一実施例を例示している。
図2は本発明に使用するための耳挿入部材の代替実施
例を例示している。
図3は耳挿入部材内に付加的なトランスデューサが組
み込まれた本発明の代替実施例を例示している。
図4は同様に耳挿入部材内または該耳挿入部材と隣接
した付加的なトランスデューサを使用する代替実施例を
例示している。
図5は耳挿入部材と隣接した付加的なトランスデュー
サを利用する本発明のさらに別の実施例を例示してい
る。
図6は耳の後部の電子モジュールを有する本発明の使
用法を例示している。
図7は1対の眼鏡のつるの中に組み込まれた電子モジ
ュールを有する本発明の使用法を例示している。
図8および図8Aは本発明に使用するための急速取替型
アダプタ機構を例示している。
図9は耳挿入部材の代替実施例を示し、かつ 図10は本発明に使用するためのクロスオーバー回路網
を示す。
本発明を実施するための最良のモード 個人用の通信システムから高い忠実度を有する性能を
達成するためには、低周波数、例えば、80Hzまたはそれ
以下における可聴周波音を発生することが望ましい。慣
用の設計の小さい囲いおよびその他のイヤホンは、この
目的のためには不十分である。高い忠実度を有する音を
発生しかつ必要な低周波数を提供するための一つのシス
テムが「低周波数応答が高められた標本化された室トラ
ンスデューサ」と題する1995年6月7日に発行された共
有の米国特許出願一連番号第08/482759号明細書に示さ
れている。この米国特許出願明細書の開示内容は、参考
のために本願明細書に包含されている。
その出願に示されたシステムにおいては、サンプリン
グ室が低周波可聴周波音を発生するために使用されてい
る。サンプリング室は、1対の空洞部を有しかつ音響圧
力が空洞部の一方または両方と連結されたチューブを通
じて提供される。チューブの開放端部が着用者の耳と隣
接して配置されたときに、このシステムの低周波聴力が
実質的に高められる。
室−チューブの形態のチューブの開放端部における音
響圧力は、一定のトランスデューサ入力のために、可聴
周波音周波数よりも低い周波数(sub−audio frequenc
ies)からピークが発生する室−チューブヘルムホルツ
共鳴周波数まで名目上一定である。その周波数以上の周
波数、典型的には、小型イヤホンモジュール用の1〜4K
Hzにおいては、漸近応答が圧力においてアクターブロー
ルオフ当たり6dbである(音響の強さは12dbである)。
この漸近線上には、周波数が空洞部−チューブの形状
(geometry)により決定される一連の共鳴ピークが重ね
合わされる。これらの共鳴は、既知の音響補正技術を使
用して実質的に減らすことができる。この補償は、端部
において閉ざされた平行なチューブおよび音響減衰要素
を使用することを含むことになろう。また、共鳴を相補
的な電気的な濾波を使用することにより、例えば、DSP
(ディジタル信号処理)により補償することが可能であ
る。音響源(audio source)の高い忠実性を有する再
生を行うためには、高周波ロールオフを補正することが
必要である。これは、能動フィルタまたはDSPにより、
よく知られた技術により電気的に実施することができ
る。
米国特許出願一連番号第482759号明細書に開示された
システムの好ましい使用法においては、可聴周波音シス
テム内でサンプル室が別個の高周波トランスデューサと
組み合わされている。この付加的なトランスデューサ
は、所望される場合に、より良好な高周波可聴周波音性
能を提供する。サンプル室は、低周波可聴周波音を非常
に良好に伝送する。しかしながら、空洞ヘルムホルツ共
鳴以上では、圧力伝達がオクターブ当たり6dbにおいて
低下する(音響の強さは12dbである)。共鳴周波数は、
典型的には、100〜200Hzまたはそれ以上である。
その結果、ある状況においては、可聴周波音出力が管
状部材を通じて供給されるサンプル室内のトランスデュ
ーサまたはトランスデューサの配列が高品質の音を発生
するために十分である。その他の場合には、サンプル室
からの可聴周波音を補足するために、付加的なトランス
デューサまたはトランスデューサの配列を提供すること
が望ましい。サンプル室と付加的なトランスデューサと
を組み合わせるための種々の回路網および回路図が米国
特許出願一連番号第482759号明細書に示されている。
本発明によれば、可聴周波音信号がサンプル室ならび
に耳挿入部材により耳道内に配置されかつ安定化された
管状部材を有するモジュールにより発生される。このよ
うなシステムの略図を図1に示してある。
図1においては、サンプル室10がモジュール12の中に
組み込まれている。管状部材14が一方の端部16において
サンプル室に取り付けられかつ他方の端部18において耳
挿入部材20に取り付けられている。小型のトランスデュ
ーサ22がサンプル室10内に配置されている。サンプル室
10は、2つの空洞部24および26に分割されている。空洞
部24は、大気圧の変化に同化するための少量の漏洩を除
いて、シールされている。第2空洞部26は、管状部材14
により外部と接続されている。トランスデューサ22は、
2つの空洞部24および26を分離する共通の壁部28に取り
付けられている。トランスデューサ22のダイアフラム
は、2つの空洞部の間の移動する境界として作用する。
空洞部24および26の容積は、空洞部の内部、従って、管
状部材14の開放端部において所定の音響圧力を発生する
ために適切な容積変動(volume displacement)を生ず
るトランスデューサを使用することに見合う最小容積を
有するように設計されている。
また、モジュール12は、増幅器、イコライザー等なら
びに好ましくは寿命が長い蓄電池である電源を含む電子
回路13を有する。前記の増幅器、イコライザーおよび電
源はこの技術において標準型である。また、モジュール
12は、図6に示すように耳後側モジュール100として形
成することができ、または図7に示すように、1対の眼
鏡124のつる122の端部に配置された電子モジュール120
として含めることができよう。
この点については、本発明は着用者の一つの耳用の個
人用通信システムとしてまたは着用者の両耳用の高い忠
実性を有するステレオシステムとして使用するために適
合している。後者のシステムにおいては、耳後部モジュ
ールまたは眼鏡つるモジュールが着用者の耳の両方と隣
接して配置されている。ステレオシステムについては、
2つのモジュールが適切な配線により共通の制御システ
ムと接続されている。この制御システムは、着用者の身
体の別の部分、例えば、腰または手首に配置されよう。
また、この点については、モジュールまたは1対のモジ
ュールへの制御システムからの信号の無線通信を使用す
ることが可能である。
本発明によれば、開放空洞部26から出てくるチューブ
14の端部18が配置され、それによりチューブ14の開放端
部が着用者の耳道の入口またはその付近に配置される。
チューブ14の開放端部は、耳挿入部材20により耳内の所
定位置に安定化される。耳挿入部材20は、個々の着用者
の耳に適合するように成形することができ、または耳道
の種々のサイズおよび形状のために成形可能でありかつ
使用可能であるインサートとすることができる。
耳挿入および支持部材20は、音響透過性材料、例え
ば、連続気泡フォーム材料から製造されている。音響透
過性材料は、音を該材料を通じて本質的に100%伝送可
能にする材料である。このようにして、着用者は、個人
用通信システムからの可聴周波音が管状部材14を通じて
供給されると同時に本人の周囲と関連した音を聞く能力
を有する。
厚さが数センチメートルまでの無視できる音響損失を
生ずる発泡材料が入手できる。管状材料14が例えば接着
剤を使用して発泡挿入部材20に直接に固定され、または
発泡材料に固定された取付け具にチューブを押し付ける
ことにより固定される。この形式の取付け具30は、例え
ば、図2に示してある。
耳挿入部材150の別の実施例は、図9に示してある。
成形されたハウジング152は、管状部材14の端部18に取
り付けられている。円形ハウジング152は、管状部材14
の端部を挿入するためのソケット154、環状のみぞ156お
よび円形のディスク158を有している。発泡挿入部材20
は、中央空洞部160、みぞ156に嵌合する第1部分162お
よびディスク158に嵌合する第2部分164を有する。発泡
挿入部材20は、このようにして、ハウジング132上の所
定位置に釈放可能に保持することができかつ柔軟な発泡
材料を手で操作することにより取替え等のために容易に
取り外すことができる。
ハウジング152は、任意の慣用のプラスチックまたは
金属材料、例えば、デルリン(Delrin)またはアルミニ
ウムで製造することができるが、アクリル材料から製造
されることが好ましい。
耳挿入部材のために使用される発泡性または音響透過
性材料は、着用者の耳内に気楽に嵌め込まれる形状に形
成されている。長時間使用することにより起こり得る不
快感または苛立ちを軽減するために、耳挿入部材を形成
する発泡性材料またはその他の材料は、高い可撓性を有
するプラスチック材料の薄い層32で被覆することができ
る。これは、図2に示してある。もしもコーティング32
が使用されれば、耳挿入部材の総合的な音響透過性を維
持するために、コーティング32は、広範囲に開口部34で
穿孔されている。この点については、着用者の耳と接触
する挿入部材の領域のみをコーティングすることが好ま
しいかもしれない。また、これにより着用者の耳と気楽
に適合するために挿入部材の最大の順応性を維持するこ
とができる。さらに、もしも減衰共鳴をひき起こすこと
がある2つの向かい合った穿孔された壁部がなければ、
挿入部材の十分な透過性を維持することができる。
本発明の代替実施例として、付加的なトランスデュー
サ40が管状部材および耳挿入部材と一体に構成されてい
る。これは図3に示してある。この実施例は、より良好
な高い周波数応答を提供する。前述したように、たとえ
低周波が本発明により極めて良好に伝送されるとして
も、空洞ヘルムホルツ応答が高周波におけるシステムの
効率を低減するかもしれない。
付加的なトランスデューサ40が利用される場合には、
該トランスデューサは、圧電性材料から製造されること
が好ましい。この点については、満足なプラスチック圧
電性材料はPVDFであるが、とはいえ、その他の同等の材
料を利用することができよう。このトランスデューサ
は、厚さが25ミクロン程度でありかつ直径がほぼ0.5cm
であることが好ましい。トランスデューサ40は、図3に
示すように、発泡耳挿入部材に直接に成形されまたは該
耳挿入部材に接着されることが好ましい。また、電子モ
ジュールからトランスデューサまでの電線またはコネク
タ42および43は、このようにして着用者の皮膚との接触
から保護される。
圧電性トランスデューサ40には、また、外部からの音
のための耳挿入部材全体の音響透過性を維持するために
複数の小孔または開口部44が明けられている。適切な穿
孔により、このシステムは、可聴スペクトル全体にわた
って1dbよりも小さい音響損失をうける。
所望されれば、音響減衰抵抗器を有する付加的な共鳴
補正管状部材をこのシステムに追加することができる。
これらはこの技術において知られている。また、前述し
たように、これらの付加的な構成部分は、適切なハウジ
ング、例えば、(図6および図7に示した)モジュール
100および120内に配置されることが好ましいが、必ずし
も必要ではない。
図4においては、付加的なトランスデューサ50を形成
する圧電性材料が管状部材14の端部18のまわりに巻き付
けられている。トランスデューサ50は、耳挿入部材20内
に配置されまたは耳挿入部材20の中に所望通りに成形さ
れることが好ましい。勿論、チューブ14の開放端部は、
着用者の耳道の入口との接近を維持するために配置され
ている。
電力がトランスデューサ50に適切な電線またはコネク
タ52および53により供給される。もしも電圧が管状部材
14を絞るように供給されるときには、例えば、インクジ
ェットプリンタにおいてよく知られているように、チュ
ーブ14が直径において伸縮して、チューブ14の内部に圧
力を発生する。これにより、このシステム用の所望の高
周波可聴周波音を発生することができる。
別の態様においては、圧電性材料を図5に示すように
環状の部分または部材54に分割することができる。環状
部材54は、管状部材14の端部18上に固定されまたは成形
されかつ電線またはコネクタ56により電子モジュールと
接続されている。電圧がチューブ14上の別個の部材54に
チューブ14内の音の速度に相当する適切な時間遅れで印
加されるときに、効果的な音響蠕動ポンプが創成され
る。また、この蠕動ポンプは、このシステムのために所
望された必要な可聴周波音周波数を発生するために使用
することができよう。
2つのトランスデューサを備えているシステムが低周
波を室トランスデューサに導きかつ高周波を耳挿入トラ
ンスデューサに導くクロスオーバー回路網から駆動され
ることが好ましい。2つの周波数の相対的な駆動レベル
は、総合的な本質的に均一な応答を達成するために設定
されることが好ましい。
本発明により使用することができるクロスオーバー回
路網180は、図10に示してある。可聴周波音信号Sは、
帯域フィラー181および182により低周波信号である第1
周波数帯域184および高周波信号である第2周波数帯域1
86に分割される。高周波信号は、増幅器188により増幅
されかつ圧電性トランスデューサ(PET)190を駆動する
ために使用される。同様に、低周波信号は、増幅器192
により増幅されかつサンプル室10内のトランスデューサ
22を駆動するために使用される。管状部材14は、室10と
接続されている。フィラー181および182は、アナログま
たはディジタル実施を行うことができる。
前述したように、本発明のシステムの電子的な構成部
分は、広範囲の種々の形状およびサイズで提供すること
ができかつ着用者上の広範囲の種々の位置に配置されよ
う。しかしながら、構成部分のすべては、図6に示すよ
うに、使用者の耳80の後方に取り付けられたモジュール
100と一体に構成され、または図7に示すように、眼鏡
モジュール120の中に一体に構成されることが好まし
い。図6においては、モジュール100はサンプル室10お
よび電子構成部分13、例えば、電源、増幅器および同様
な装置を含む。管状部材14は、一方の端部においてモジ
ュール100と連結されかつ他方の端部において耳挿入部
材20により耳道内に安定化されかつ配置されている。図
6においては、着用者の耳は、符号80で示してある。
図7においては、モジュール120が1対の眼鏡のつる1
22の端部に組み込まれかつ電子回路13のすべてを含むこ
とが好ましい。管状部材14が一方の端部においてモジュ
ール120と連結されかつ耳挿入部材20の内部の着用者の
耳80の耳道の入口に近接して配置されている。
前述したように、本発明は個人用の通信および娯楽用
装置ならびに軽量であり、容易に携帯可能であり、使用
者により着用可能でありかつ高品質の可聴周波音を提供
する補聴器装置のための改良されたシステムを提供す
る。該システム用の可聴周波音は、今日知られているい
くつかの種々の電子装置および機構により提供すること
ができよう。これらの装置は、個人用携帯用電話、個人
用通信装置(PCS)、AMおよびFMラジオ、カセットテー
ププレヤー、CDプレーヤー、個人用モニターおよびペー
ジングシステムならびに携帯用ビデオシステムを含む
が、これらに限定されない。
前述したように、耳の後部のモジュール内に組み込ま
れ、または1対の眼鏡の部分として組み込まれた携帯用
の着用可能な通信、娯楽用および/または補聴器システ
ムを利用することを望む着用者がしばしば問題に遭遇す
る。耳後部モジュールについても問題に遭遇する。その
理由は、耳の後部のモジュールが眼鏡の耳当ての配置を
妨げるからである。また、もしもモジュールが1対の眼
鏡のつるの中に組み込まれれば、着用者が1対のサング
ラス、ルーペ等に切り替えることを望むときに問題に遭
遇する。もしもモジュールが1対の眼鏡と一体に構成さ
れれば、このシステムの可聴周波音機能は、眼鏡が外さ
れる都度または着用者がおそらくは高価な電子モジュー
ルおよび音響モジュールの複製を得なければならない都
度除去される。また、このために、同時に耳挿入部材を
取り外すことが必要になり、これは厄介であるかもしれ
ない。
もしもモジュールと眼鏡とが一体に構成されていなけ
れば、眼鏡のつるおよび耳の後部のモジュールが干渉し
かつ不快感をひき起こし、または視界が損なわれまたは
ゆがめられるように眼鏡を配置することになろう。この
問題は、可聴周波音システムを長時間間隔の間使用する
ことが必要でありまたは所望されかつ一つまたは別の理
由で眼鏡のいくつかの取替または眼鏡の取外しが必要で
あるときに、特に厄介になる。
この理由で、アダプタ機構60が図8および図8Aに示す
ように利用されている。アダプタ60には、第1取付部材
62、第2取付部材64および結合された連結部材66、68が
組み込まれている。取付部材62が管状部材14に固定され
(またはモジュール100に固定されている)。取付部材6
4が眼鏡124′のつる122′の端部に取り付けられてい
る。つる122′は、耳当てを取り外すことにより短縮さ
れかつ管状部材70が短縮された端部と連結されている。
取付部材64が管状コネクタ70の部分として取り付けられ
または一体に構成されている。
連結部材66および68は、ベルクロ(velcro)型連結フ
ックおよびループ部材から製造されることが好ましい
が、しかし今日知られている任意の慣用の釈放可能なコ
ネクタ機構とすることができる。例えば、永久磁石およ
び組み合わされた鉄材料の組合わせを利用することがで
きよう。急速交換可能なアダプタ機構60により、ファス
ナーを単に取り付けまたは取り外すことにより、眼鏡12
4′をモジュール100または管状部材14に比較的に迅速に
かつ容易に連結することができる。
アダプタ部材62は、管状部材14と接着させまたはその
他の方法で固定することができる。この点については、
部材62を部材14に固定するために剥離型の接着剤を使用
することができよう。別の態様として、モジュール100
および管状部材14を成形されまたはその他の方法でその
構造体に一体に構成されたアダプタ部材62と共に製造す
ることができよう。
管状アダプタ70は、アダプタ部材60を種々のサイズお
よび形状の眼鏡フレームと共に使用することを容易にす
るために設けられている。この点については、標準の眼
鏡を使用して、つる122′が適切な箇所で切断されかつ
管状部材70が滑り嵌めのために設計された端部上に滑り
嵌めされる。もしも必要であれば、永久的な付けを保証
するために、接着剤を管状部材70の内部に供給すること
ができる。
理解されるように、もしも2つの耳後部モジュールが
利用されれば、1対の眼鏡のつるの両方を変更する必要
になろう。
1対の眼鏡をかけるときには、着用者は、単にアダプ
タ機構60の2つの部材を確実に結合させかつ滑り係合し
さえすればよい。眼鏡の取外しは簡単である。この点に
ついては、連結部材66および68を構成する連結材料は、
堅実な信頼性のある連結と耳後部モジュールを無理に移
動することなく容易に離脱される連結との間の最良の歩
み寄りが得られるように選択されるべきである。
本発明の特定の実施例を添付図面に例示しかつ上記の
詳細な説明に記載したが、本発明が開示した実施例に限
定されず、しかも請求の範囲から逸脱することなく前記
実施例の種々の再配列、変型および代替を実施すること
ができることを理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−162099(JP,A) 特開 昭58−6492(JP,A) 実開 昭55−148287(JP,U) 実公 昭37−211(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 25/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯用の着用可能な通信および娯楽用音響
    システムにおいて、 ハウジングと、 前記ハウジング内に配置された可聴周波音源とを備え、
    前記可聴周波音源は、閉ざされた第1空洞部と、第2空
    洞部と、第1空洞部および第2空洞部を分離する共通の
    壁部上に配置されている第1トランスデューサ部材とを
    有する室を備え、 さらに、前記可聴周波音源からの可聴周波音を着用者の
    耳に伝送するために前記第2空洞部と連絡する管状導管
    部材と、 前記導管部材に取り付けられている耳挿入部材とを備
    え、前記耳挿入部材は該耳挿入部材を通じて実質的に十
    分な音響伝送を可能にする音響透過性のフォーム状非消
    散部材から製造され、 さらに、圧電性材料から製造された第2トランスデュー
    サ部材を備え、前記第2トランスデューサ部材は穿孔さ
    れた出力トランスデューサでありかつ前記耳挿入部材上
    に配置され、 前記耳挿入部材が着用者の耳内に配置されているとき
    に、前記可聴周波音源からの可聴周波音が着用者に伝送
    されると共に、同時に、外部の周囲源からの可聴周波音
    もまた前記耳挿入部材を通じて前記着用者に伝送される
    携帯用音響システム。
  2. 【請求項2】前記音響透過性材料が連続気泡フォーム材
    料である請求の範囲第1項に記載のシステム。
  3. 【請求項3】前記ハウジングが耳後部モジュールを備え
    ている請求の範囲第1項に記載のシステム。
  4. 【請求項4】前記ハウジングが1対の眼鏡に取り付けら
    れるために適合している請求の範囲第3項に記載のシス
    テム。
  5. 【請求項5】携帯用の着用可能な通信および娯楽用音響
    システムにおいて、 ハウジングと、 前記ハウジング内に配置されているトランスデューサ部
    材とを備え、前記トランスデューサ部材は、閉ざされた
    第1空洞部と、第2空洞部と、第1空洞部および第2空
    洞部を分離する共通の壁部上に配置されている第1出力
    トランスデューサとを有する室を備え、 さらに、前記第1出力トランスデューサからの可聴周波
    音を着用者の耳に伝送するために前記第2空洞部と連絡
    する管状装置と、 前記管状装置に取り付けられた耳挿入部材とを備え、前
    記耳挿入部材は音響透過性のフォーム状非消散材料から
    製造されかつ外面を有し、 さらに、前記耳挿入部材の外面の少なくとも一部分を被
    覆する可撓性材料の層を備え、前記可撓性材料は該可撓
    性材料を通じて実質的に十分な音響伝送を可能にするた
    めに穿孔され、 さらに、圧電性材料から製造された第2出力トランスデ
    ューサを備え、 前記第2出力トランスデューサは穿孔されて前記耳挿入
    部材上に配置され、 前記耳挿入部材が着用者の耳内に配置されているとき
    に、前記第1トランスデューサからの可聴周波音が着用
    者に伝送されると共に、同時に、外部の周囲源からの可
    聴周波音もまた前記挿入部材を通じて前記着用者に伝送
    される携帯用の音響システム。
  6. 【請求項6】前記第2トランスデューサ部材が圧電性材
    料から製造されかつ第2トランスデューサ部材を通じて
    実質的に十分な音響伝送を可能にするために穿孔されて
    いる請求の範囲第5項に記載のシステム。
  7. 【請求項7】前記ハウジングが耳の後部のモジュールを
    備えている請求の範囲第5項に記載のシステム。
  8. 【請求項8】前記ハウジングが1対の眼鏡に取り付けら
    れるために適合している請求の範囲第7項に記載のシス
    テム。
  9. 【請求項9】携帯用の着用可能な通信および娯楽用音響
    システムにおいて、 ハウジングと、 前記ハウジング内に配置されたトランスデューサ装置と
    を備え、前記トランスデューサ装置は、閉ざされた第1
    空洞部と、第2空洞部と、第1空洞部および第2空洞部
    を分離する共通の壁部上に配置されている第1出力トラ
    ンスデューサとを有する室を備え、 さらに、前記第1出力トランスデューサからの可聴周波
    音を着用者の耳に伝送するために前記第2空洞部と連絡
    する管状部材と、 前記管状部材に取り付けられている耳挿入部材とを備
    え、前記挿入部材はフォーム状音響透過性部材から製造
    され、 さらに、前記耳挿入部材内に配置され圧電性材料から製
    造された第2出力トランスデューサを備え、前記耳挿入
    部材が着用者の耳内に配置されたときに、前記第1出力
    トランスデューサおよび穿孔された第2出力トランスデ
    ューサからの可聴周波音が着用者に伝送されると共に、
    同時に、外部の周囲源からの可聴周波音もまた前記挿入
    部材を通じて前記着用者に伝送される携帯用の音響シス
    テム。
  10. 【請求項10】前記第2出力トランスデューサが圧電性
    材料から製造されている請求の範囲第9項に記載のシス
    テム。
  11. 【請求項11】前記圧電性材料が該圧電性材料を通じて
    実質的に十分な音響伝送を可能にするために穿孔されて
    いる請求の範囲第10項に記載のシステム。
  12. 【請求項12】前記第1出力トランスデューサおよび第
    2出力トランスデューサが広帯域範囲の可聴周波音周波
    数を着用者に伝送し、前記第1出力トランスデューサが
    前記第2出力トランスデューサよりも低い帯域の可聴周
    波音周波数を伝送する請求の範囲第9項に記載のシステ
    ム。
  13. 【請求項13】携帯用の着用可能な耳の後部の通信およ
    び娯楽用音響システムにおいて、 耳の後部のハウジングと、 前記ハウジング内に配置されたトランスデューサ装置と
    を備え、前記トランスデューサ部材は、閉ざされた第1
    空洞部と、第2空洞部と、第1空洞部および第2空洞部
    を分離する共通の壁部上に配置されているトランスデュ
    ーサ部材とを有する室を備え、 さらに、前記トランスデューサ装置からの可聴周波音を
    着用者の耳に伝送するために前記第2空洞部と連絡する
    導管部材と、 前記導管部材に取り付けられている耳挿入部材とを備
    え、前記挿入部材は、該挿入部材を通じて実質的に十分
    な音響伝送を可能にする音響透過性のフォーム状非消散
    材料から製造され、 さらに、圧電性材料で作られた第2トランスデューサ部
    材を備え、前記第2トランスデューサ部材は穿孔された
    出力トランスデューサでありかつ前記耳挿入部材上に配
    置され、 前記耳挿入部材が着用者の耳内に配置されているとき
    に、前記トランスデューサ装置からの可聴周波音が着用
    者に伝送されると共に、同時に、外部周囲源からの可聴
    周波音もまた前記挿入部材を通じて前記着用者に伝送さ
    れる携帯用の音響システム。
  14. 【請求項14】前記ハウジングが1対の眼鏡に取り付け
    られるために適合している請求の範囲第13項に記載のシ
    ステム。
  15. 【請求項15】前記第2トランスデューサ部材が圧電性
    材料から製造されかつ該第2トランスデューサ部材を通
    じて実質的に十分な音響伝送を可能にするために穿孔さ
    れている請求の範囲第13項に記載のシステム。
  16. 【請求項16】前記第1出力トランスデューサおよび第
    2出力トランスデューサが広帯域範囲の可聴周波音周波
    数を着用者に伝送し、前記第1出力トランスデューサが
    前記第2出力トランスデューサよりも低い帯域の可聴周
    波音周波数を伝送する請求の範囲第13項に記載のシステ
    ム。
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