JP3037444B2 - フラットケーブル - Google Patents

フラットケーブル

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JP3037444B2
JP3037444B2 JP41043990A JP41043990A JP3037444B2 JP 3037444 B2 JP3037444 B2 JP 3037444B2 JP 41043990 A JP41043990 A JP 41043990A JP 41043990 A JP41043990 A JP 41043990A JP 3037444 B2 JP3037444 B2 JP 3037444B2
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flat cable
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reinforcing plate
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宏史 吉永
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタの印字ヘッド部
等の接続に使用されるテープ電線等のフラットケーブル
に関し、特に柔軟性が優れたフラットケーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のフラットケーブルの一例と
してテープ電線を示す断面図である。
【0003】平板状の導体1(平角導体)はその両端部
を除く部分が絶縁体2により被覆されている。この導体
1はその長さ方向に安定して極めて薄くすることが困難
であるという製造上の制約から、通常、その厚さが約
0.035乃至 0.1mmのものが使用されている。露出する部
分の導体1上及びその近傍の絶縁体2上には、補強板3
が被着されている。この補強板3は導体1の両端部にお
ける強度を補強するために設けられている。また、フラ
ットケーブルの両端部に位置する導体1及び補強板3は
所定のコネクタに嵌合され、これによりコネクタの端子
と導体1とが電気的に接続されるため、導体1及び補強
板3の厚さtは双方合わせて例えば約 0.3mmに設定す
る。
【0004】このように構成されるフラットケーブル
は、その両端部がプリンタの印字ヘッド部等に接続さ
れ、その中央部が必要に応じて柔軟に屈曲するようにな
っている。また、フラットケーブルの両端部には補強板
3が設けられているため、この両端部において導体1が
折れ曲がって破断することはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフラットケーブルは、導体1の厚さが約 0.035
乃至 0.1mmとその全長に亘って同一厚さに形成されてい
るため、その柔軟性が極めて悪いという問題点がある。
【0006】例えば、フラットケーブルをプリンタの印
字ヘッド部の接続に使用する場合、フラットケーブルは
その両端部が夫々機器及びプリンタの印字ヘッド部に固
定され、印字ヘッド部の高速移動に伴って、フラットケ
ーブルの中央部はU字状の屈曲を繰り返し受ける。しか
し、従来のフラットケーブルは柔軟性が悪いため、繰り
返し受ける屈曲により疲労断線が発生しやすい。更に、
近年の電子機器の小型化に伴って、上述のU字屈曲の曲
げ径が小さくなり、フラットケーブルの使用条件が益々
厳しくなっている。そこで、電子機器を高速化できると
共に、接続の信頼性を向上させることができる長寿命の
フラットケーブルの開発が要望されている。
【0007】なお、苛酷な屈曲条件下では、上述のフラ
ットケーブルを使用することが困難であるので、このフ
ラットケーブルの替わりに柔軟性が優れた高価なフレキ
シブルプリントサーキット(以下、FPCという)を使
用せざるを得ない。
【0008】一方、導体1の厚さを全体的に薄くするこ
とによりフラットケーブルの柔軟性を向上させようとす
ると、フラットケーブルに接続するコネクタとの接続の
関係上、補強板3の厚さを厚くする必要があるため、補
強板3は従来とは異なった特殊タイプのものが必要にな
る。このため、フラットケーブルの製造コストが著しく
高くなるという問題点がある。
【0009】また、導体1の厚さを薄くすると、導体1
自体の機械的強度及び絶縁体2との間の接着強度が著し
く低下し、コネクタとの接続部における耐力が低下す
る。そうすると、このフラットケーブルはコネクタとの
間の接続の挿抜に対する耐久力が低下し、実用に供し得
ない。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、柔軟性が優れていると共に、製造コストが
低いフラットケーブルを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフラットケ
ーブルは、屈曲を繰り返し受ける用途に使用され、平板
状の導体を絶縁体により被覆したフラットケーブルにお
いて、前記導体はその屈曲部分を偏平化加工して両端部
の接続部よりも薄くしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明においては、導体は屈曲される部分の厚
さが両端部の接続部のそれに比して薄く成形されてい
る。このため、本発明に係るフラットケーブルは屈曲部
分における柔軟性が優れている。また、前記導体の接続
部の厚さは、従来のフラットケーブルの導体の厚さと同
様にすることができる。このため、コネクタとの接続部
における耐力が低下することはない。また、前記導体上
に補強板等を設け、この補強板及び導体を所定の大きさ
のコネクタ等に嵌入することにより、前記導体と前記コ
ネクタの端子とを相互に接続する場合、前記補強板は従
来と同様の厚さのものを使用することができる。従っ
て、特殊な補強板を使用する必要がないので、フラット
ケーブルの製造コストが増大することはない。これによ
り、屈曲部分における柔軟性が優れたフラットケーブル
を低コストで製造することができる。
【0013】本発明によれば、屈曲条件が苛酷であるプ
リンタの印字ヘッド部等の接続において、高価なFPC
の替わりに、安価なフラットケーブルを使用することが
できる。
【0014】なお、本発明においては、前記導体は前記
屈曲部分の厚さが0.01mm未満であると、この屈曲部分に
おいて破断する虞があり、前記屈曲部分の厚さが0.05mm
を超えると、柔軟性が不十分になる。従って、前記導体
の前記屈曲部分の厚さは0.01乃至0.05mmにすることが好
ましい。
【0015】また、上述の如く柔軟性を得るため前記屈
曲部分を薄く成形しても、フラットケーブルとしての導
電性は十分に確保される。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0017】図1は本発明の実施例に係るテープ電線を
示す断面図である。
【0018】平板状の導体1はその長さ方向中央の屈曲
部分4(長さ;L)において偏平化加工され、この屈曲
部分4の厚さがその両側部分の厚さに比して薄く成形さ
れている。この導体1はその両側部分の厚さが通常約
0.035乃至 0.1mmであり、その屈曲部分4の厚さが例え
ば約0.01乃至0.05mmになっている。なお、屈曲部分4の
厚さ及び長さLはテープ電線の用途に応じて適切なもの
にする。また、この屈曲部分4は通常の平角導体の中央
部分のみを圧延加工することによって成形することがで
きる。しかし、この屈曲部分4の成形方法はこれに限ら
ず種々の方法が考えられる。
【0019】そして、複数の導体1は同一平面内に並列
に配置され、この導体1の両端部を除く部分が絶縁体2
により被覆されている。また、露出する部分の導体1上
及びその近傍の絶縁体2上には、補強板3が被着されて
いる。
【0020】このように構成されるテープ電線において
は、導体1は比較的薄く成形された屈曲部分4における
柔軟性が優れている。また、導体1の両端部の接続部の
厚さが従来と同様であるため、コネクタとの接続部にお
ける耐力が低下することはない。更に、補強板3は従来
と同様の厚さのものを使用することができ、特殊なもの
を製造する必要がない。
【0021】従って、本実施例によれば、屈曲条件が苛
酷であるプリンタの印字ヘッド部等の接続に安価なフラ
ットケーブルを使用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ラットケーブルの導体はその屈曲部分を偏平化加工して
両端部の接続部よりも薄くしたから、この屈曲部分にお
ける柔軟性が優れている。また、前記導体上に設ける補
強板は従来と同様のものを使用することができる。従っ
て、本発明に係るフラットケーブルは柔軟性が優れてい
ると共に、その製造コストが低い。
【0023】これにより、屈曲条件が苛酷であるプリン
タの印字ヘッド部等の接続において、高価なFPCの替
わりに、安価なフラットケーブルを使用することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るテープ電線を示す断面図
である。
【図2】従来のテープ電線を示す断面図である。
【符号の説明】
1;導体 2;絶縁体 3;補強板 4;屈曲部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲を繰り返し受ける用途に使用され、
    平板状の導体を絶縁体により被覆したフラットケーブル
    において、前記導体はその屈曲部分を偏平化加工して両
    端部の接続部よりも薄くしたことを特徴とするフラット
    ケーブル。
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JP4842634B2 (ja) * 2005-12-26 2011-12-21 矢崎総業株式会社 フラット回路体
JP5520848B2 (ja) * 2011-01-28 2014-06-11 新日鉄住金化学株式会社 フレキシブル回路基板の製造方法

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