JP3036604U - 自動電子メール装置 - Google Patents

自動電子メール装置

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JP3036604U
JP3036604U JP1089796U JP1089796U JP3036604U JP 3036604 U JP3036604 U JP 3036604U JP 1089796 U JP1089796 U JP 1089796U JP 1089796 U JP1089796 U JP 1089796U JP 3036604 U JP3036604 U JP 3036604U
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清 室井
肇 嘉藤
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株式会社ネットスタッフ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に相手端末装置の確認を行うことによ
って正確に所望の相手端末装置へデータを転送すること
ができるようにする。 【解決手段】 モデム機能5を有し、ファクシミリデー
タ転送手順又は汎用データ転送手順により電話網9を介
して他の端末機から自動的にデータを受信し、この受信
データを第1記憶手段6に記憶した後、記憶データを制
御手段7の制御により任意の送信先端末機へ転送する自
動電子メール装置において、第2記憶手段24に予め自
動電子メール装置の自己端末ID及び複数の通信相手端
末機の相手端末IDを記憶し、照合手段23の照合動作
により着信時に得られた相手端末IDが第2記憶手段2
4に登録されていることが確認されれば発信元端末機へ
自己端末IDと共に通信可能通知を返送すると共に、制
御手段7が発信元端末機からデータを受信して第1記憶
手段6に記憶するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は公衆電話網等を介して送受信される電子メール及びファクシミリデー タを一旦蓄積し、所望の宛先へ自動転送する自動電子メール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来の自動電子メール装置を示し、その説明を行う。 図4において、符号1は自動電子メール装置であり、NCU(Network Control Unit)等を用いた電話網インタフェース3と、RS232C等の標準的な外部イ ンタフェース4と、モデム(変復調)機能部5と、データ蓄積用メモリ6と、制 御部7とを具備して構成されている。
【0003】 また、電話網インタフェース3には公衆電話網(音声又はデータ伝達用の回線 網)9が接続され、外部インタフェース4にはパソコン(パーソナルコンピュー タ)10或いはLAN(Local Area Network)を介してパソコン10が接続されて いる。
【0004】 モデム機能部5は、制御部7の制御によって電話網インタフェース3を介して 公衆電話網9から送信されてくるアナログ信号をディジタル信号(データ)に変 換し、この変換されたデータをデータ蓄積用メモリ6へ出力すると共に、制御部 7の制御によってデータ蓄積用メモリ6から読み出されたデータをアナログ信号 に変換し、この変換されたアナログ信号を電話網インタフェース3へ出力するも のである。
【0005】 データ蓄積用メモリ6は、制御部7の書き込み制御に応じてモデム機能部5を 介して送られてくる公衆電話網9からのデータを記憶すると共に、外部インタフ ェース4を介して送られてくるパソコン10からのデータを記憶し、また、制御 部7の読み出し制御に応じてモデム機能部5又は外部インタフェース4へデータ を出力するものである。
【0006】 このような構成において、パソコン10が電源オン状態の場合に、公衆電話網 9に接続された図示せぬ相手側のパソコン又はファクシミリ装置(以降、双方を 相手端末機と呼ぶ)から着信があった場合に、通信プロトコルである汎用データ 転送手順又はファクシミリ転送手順が送受信端末機間で同期状態であれば、その 着信により受信されたアナログの電子メール信号又はファクシミリ信号がモデム 機能部5でデータに変換された後、外部インタフェース4を介してパソコン10 へ送出される。
【0007】 一方、パソコン10が電源オフ状態の場合に相手端末機から着信があったとす ると、そのアナログの電子メール信号又はファクシミリ信号がモデム機能部5に おいてデータに変換され、この変換されたデータが制御部7の制御によってデー タ蓄積用メモリ6に一旦記憶される。
【0008】 その後、利用者がパソコン10の電源をオンとし、データ蓄積用メモリ6の記 憶データを読み込む指示をパソコン10のキーボードから行うことによって、そ の指示コマンドに応じた制御部7の制御でデータ蓄積用メモリ6に記憶されたデ ータが外部インタフェース4を介してパソコン10に読み込まれる。 これによって、パソコン10が電源オフの場合に公衆電話網9を介して相手端 末機から電文等が送信されてきても、それを受信することができる。
【0009】 次に、パソコン10から電子メールデータ又はファクシミリデータを公衆電話 網9を介して相手端末機に送信する場合は、相手端末機の電話番号を指定した後 、汎用データ転送手順又はファクシミリ転送手順を実行する。
【0010】 この際、送信先の相手端末機がオン状態であり、且つ通信プロトコルが相手端 末機との間で同期状態であれば、自動電子メール装置1から公衆電話網9を介し て相手端末機へ電子メール又はファクシミリデータが送信される。
【0011】 一方、相手端末機がオフ状態となっている場合は、相手端末機へ送信される電 子メールデータ又はファクシミリデータがデータ蓄積用メモリ6に記憶される。 そして、相手端末機がオン状態となって受信手順が実行された時点で、データ蓄 積用メモリ6に記憶されたデータが相手端末機へ送信されることになる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の自動電子メール装置1においては、送信側装置と受 信側装置との間で、通信プロトコルの同期がとれた場合に双方の装置を接続して データの転送を行うようになっているが、相手端末機の確認を行う機能が無いた め、間違った相手装置にデータ転送を行ってしまう問題があった。
【0013】 本考案は、このような点に鑑みてなされたものであり、自動的に相手端末機の 確認を行うことによって正確に所望とする相手端末機へデータを転送することが できる自動電子メール装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
第1の請求項の自動電子メール装置は、モデム機能を有し、ファクシミリデー タ転送手順又は汎用データ転送手順により電話網を介してデータ処理及び通信処 理機能を有する他の端末機から自動的にデータを受信し、この受信データを第1 記憶手段に記憶し、この記憶データを制御手段の制御によって任意の送信先端末 機へ電話網を介して転送するものであり、自動電子メール装置の固有番号である 自己端末ID及び複数の通信相手端末機の固有番号である複数の相手端末IDを 記憶する第2記憶手段と、着信時に送信されてきた相手端末IDが第2記憶手段 に登録されているか否かを照合により確認し、登録されていれば発信元端末機へ 自己端末IDと共に通信可能通知を返送する照合手段とを具備し、照合手段によ り相手端末IDの登録が確認された際に、制御手段が発信元端末機からデータを 受信して第1記憶手段に記憶することを特徴としている。
【0015】 第2の請求項の自動電子メール装置は、第1記憶手段に、カードインタフェー スを介して着脱自在なカード型不揮発記憶手段を接続し、第1記憶手段とカード 型不揮発記憶手段との記憶内容を制御手段の記憶制御によって常時等しくなるよ うにすることを特徴としている。
【0016】 第3の請求項の自動電子メール装置は、第2記憶手段に、複数の相手端末ID の代わりに複数の利用者IDを記憶し、照合手段が着信時に送信されてきた利用 者IDが第2記憶手段に登録されているか否かを照合により確認し、登録されて いれば発信元端末機へ自己の利用者IDと共に通信可能通知を返送すると共に制 御手段が発信元端末機からデータを受信して第1記憶手段に記憶するようにした ことを特徴としている。
【0017】 第4の請求項の自動電子メール装置は、発信元端末機から受信したデータの配 信先、配信を行う時刻、及び配信を行う優先度を示す複数の配信経路データを記 憶する第3記憶手段と、第1記憶手段に記憶された受信データ中の配信先を示す 識別子と、この識別子に対応する配信経路データが第3記憶手段に登録されてい るか否かを判定し、登録時に配信経路データに従って配信先端末機へ受信データ を転送し、未登録時に該受信データの配信不可能を示すメッセージを発信元端末 機へ返送する制御を行う経路制御手段とを具備したことを特徴としている。
【0018】 第5の請求項の自動電子メール装置は、経路制御手段が、未登録時に所定の宛 先へ受信データを転送するようにしたことを特徴としている。
【0019】 第6の請求項の自動電子メール装置は、経路制御手段が配信経路データに従っ て配信先端末機へ転送する受信データに対して配信先端末機のフォーマットに合 わせるデータ処理を行うデータ処理手段を具備したことをことを特徴としている 。
【0020】 第7の請求項の自動電子メール装置は、モデム機能を有し、ファクシミリデー タ転送手順又は汎用データ転送手順により電話網を介してデータ処理及び通信処 理機能を有する他の端末機から自動的にデータを受信し、この受信データを第1 記憶手段に記憶し、この記憶データを制御手段の制御によって任意の送信先端末 機へ電話網を介して転送するものであり、発信元端末機から受信したデータの配 信先、配信を行う時刻、及び配信を行う優先度を示す複数の配信経路データを記 憶する第2記憶手段と、第1記憶手段に記憶された受信データ中の配信先を示す 識別子と、この識別子に対応する配信経路データが第2記憶手段に登録されてい るか否かを判定し、登録時に所定の宛先へ該受信データを転送する経路制御手段 とを具備したことを特徴としている。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。図1は本考案の 第1実施形態による自動電子メール装置のブロック構成図である。この図におい て図4に示した従来例の各部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省 略する。
【0022】 図1に符号21で示す第1実施形態の自動電子メール装置が、図4に示した従 来例の自動電子メール装置1と異なる点は、データ蓄積用メモリ6にPCカード インタフェース22を接続すると共に、制御部7に端末ID認証照合部23を接 続し、更に、端末ID認証照合部23に端末ID認証用データ蓄積部24を接続 したことにある。
【0023】 PCカードインタフェース22、端末ID認証照合部23及び端末ID認証用 データ蓄積部24は制御部7によって制御されるようになっており、また、PC カードインタフェース22には、PCカード型不揮発メモリ25が差し込まれて 接続されている。
【0024】 データ蓄積用メモリ6及びPCカード型不揮発メモリ25には、フラッシュメ モリ等の可動部分を持たない不揮発性メモリを用いる。これは、ハードディスク を用いた場合、その可動時にリセット等を行うと可動部分に障害が発生し、記憶 データが破壊されることがあるので、それを防止するためである。
【0025】 また、データ蓄積用メモリ6とPCカード型不揮発メモリ25との記憶内容は 制御部7の制御によりPCカードインタフェース22を介して常時相互に転送さ れ、同期が取られるようになっている。
【0026】 PCカード型不揮発メモリ25は、ノートブックタイプのコンピュータに用い るインタフェース規格に対応するものであり、取り外して他のコンピュータに差 し込むことができるようになっている。
【0027】 端末ID認証用データ蓄積部24は、不揮発性メモリを用いたものであり、自 動電子メール装置21の固有番号である自己端末IDと、通信相手端末機の固有 番号である複数の相手端末IDとを記憶するものである。
【0028】 端末ID認証照合部23は、相手端末機からの着信時に公衆電話網9を介して 通信プロトコルに応じて送信されてきた相手端末IDが、端末ID認証用データ 蓄積部24に登録されているか否かを照合によって確認し、登録されていれば発 信元端末機へ自己端末IDと共に通信が可能であることを返送するものである。 また、その通信可能の返送後に、制御部7の制御によって相手端末機からのデー タを通信プロトコルに応じて受信し、データ蓄積用メモリ6に記憶するようにな っている。
【0029】 このような構成において、パソコン10が電源オフ状態の場合に相手端末機か ら公衆電話網9を介して着信があったとすると、まず、端末ID認証照合部23 によって相手端末機から通信プロトコルに応じて送信されてきた相手端末IDが 端末ID認証用データ蓄積部24に登録されているか否かが照合される。
【0030】 この照合の結果、相手端末IDが端末ID認証用データ蓄積部24に登録され ていれば、発信元端末機へ自己端末IDと共に通信が可能であることが返送され る。この返送後に、制御部7の制御によって相手端末機からのデータが受信され 、データ蓄積用メモリ6に記憶される。
【0031】 その後、利用者がパソコン10の電源をオンとし、データ蓄積用メモリ6の記 憶データを読み込む指示をパソコン10のキーボードから行うことによって、そ の指示コマンドに応じた制御部7の制御でデータ蓄積用メモリ6に記憶されたデ ータが外部インタフェース4を介してパソコン10に読み込まれる。この動作に よって、パソコン10が電源オフの場合に公衆電話網9を介して相手端末機から 電文等のデータが送信されてきても、それを受信することができる。
【0032】 また、上述した構成においては、相手端末IDを端末ID認証用データ蓄積部 24に予め登録しておき、着信時に送られてきた相手端末IDと照合を行うよう にしているが、相手端末ID及び自己端末IDの代わりに個々の利用者IDを登 録しておき、利用者IDの照合を行うようにしてもよい。
【0033】 以上説明した第1実施形態の自動電子メール装置25によれば、送受信端末機 の接続時に、従来から存在した通信プロトコルの同期確認の他に、通信相手端末 機のID又は利用者のIDの確認を行ってからデータ転送を行うようにしたので 、従来のように間違った相手端末機にデータを転送するといったことがなくなる 。
【0034】 またデータ蓄積用メモリ6の記憶データ内容と常時その記憶内容が等しくなる ように制御されるPCカード型不揮発メモリ25を、データ蓄積用メモリ6に接 続されたPCカードインタフェース22に着脱自在に接続できるようにしたので 、容易にPCカード型不揮発メモリ25を取り外してノートブックタイ等のコン ピュータに接続し、相手端末機からの受信データを再生する事が可能となる。
【0035】 更に、自動電子メール装置21が何らかの障害によって停止した場合でも各メ モリに不揮発性メモリを使用しているのでリセットすることによって停止直前の 状態に復旧することができる。
【0036】 次に、第2実施形態による自動電子メール装置の説明を図2を参照して行う。 図2に示す第2実施形態の自動電子メール装置30が図1に示した第1実施形態 の自動電子メール装置21と異なる点は、第1実施形態の構成要素の他に経路制 御データ蓄積メモリ31と経路制御部32とを設けたことにある。
【0037】 但し、経路制御データ蓄積メモリ31は、データ蓄積用メモリ6と共に不揮発 性メモリである共有メモリ33に設けられている。また、図1に示した端末ID 認証照合部23及び端末ID認証用データ蓄積部24は図2ではその記載を省略 してある。
【0038】 経路制御データ蓄積メモリ31は、発信元端末機から受信したデータの配信先 、配信を行う時刻、及び配信を行う優先度を示す複数の配信経路データを記憶す るものである。例えば、その配信経路データには、配信先Aに16時にデータを 転送する指示がなされており、同16時に他の配信先Bにデータを転送する指示 がなされている場合には、配信先Aに先にデータを転送する優先指示がなされて いる。
【0039】 経路制御部32は、第1実施形態で説明したようにデータ蓄積用メモリ6に記 憶された受信データ中の配信先を示す識別子と、この識別子に対応する配信経路 データが経路制御データ蓄積メモリ31に登録されているか否かを判定し、登録 されていれば配信経路データに従って配信先端末機へそのデータを転送する制御 を行うものである。また、識別子に対応する配信経路データが登録されていない 場合は、データの配信が行えないことを示すメッセージを発信元端末機へ返送す る制御を行うようになっている。
【0040】 また、データ蓄積用メモリ6にデータを蓄積した際のデータ受信済み及び、そ のデータの送信待ちは、発光ダイオード等の表示手段によって表示するように構 成する。
【0041】 このような構成において、公衆電話網9を介して外部から着信があったとする と、第1実施形態で説明したように、端末ID認証照合部23により相手端末I D又は利用者IDの登録確認が行われ、制御部7の制御により相手端末機からの データが受信され、データ蓄積用メモリ6に記憶される。
【0042】 この後、経路制御部32の制御によって、データ蓄積用メモリ6に記憶された 受信データ中の識別子に対応する配信経路データが経路制御データ蓄積メモリ3 1に登録されているか否かが判定される。この判定結果、登録されていれば配信 経路データに従って配信先端末機へそのデータが転送される。
【0043】 この転送は、同配信経路データに指定された配信時刻及び配信優先度に従って 行われる。例えば、配信先Aに20時にデータが転送され、この際、同20時に 他の配信先Bにデータを優先的に転送する指示がなされていれば、配信先Bにデ ータが転送された後、配信先Aにデータが転送される。
【0044】 一方、前記した判定結果、識別子と同内容の配信経路データが登録されていな い場合は、経路制御部32の制御によって、データの配信が行えないことを示す メッセージが発信元端末機へ返送される。
【0045】 或いは、識別子に対応する配信経路データが登録されていない場合に、経路制 御部32が予め設定された宛先へ受信データを転送する制御を行うようにしても よい。この場合の宛先とは、例えば中央局のような全ての端末機へデータ転送を 行うことが可能な局を指す。
【0046】 以上説明した第2実施形態の自動電子メール装置30によれば、第1実施形態 と同様な効果の他に、受信データを転送する端末機への配信経路を確認した後に データ転送を行うことができるので、間違った相手端末機にデータを配信すると いったことがなくなる。
【0047】 また、配信先端末機が確認できない場合は発信元端末機へ転送不可能なメッセ ージを返送するので発信元端末機の利用者がその旨を認識することができる。或 いは、発信元が転送したい端末機へデータ転送を行うことが可能な宛先へデータ を転送するので、確実なデータ転送を行うことができる。 更には、データ受信済み及びそのデータの送信待ちを表示手段で一目で確認す ることができる。
【0048】 以上説明した第2実施形態の変形例として、端末ID認証照合部23及び端末 ID認証用データ蓄積部24を取り除き、着信後、相手端末ID又は利用者ID の登録確認無しに制御部7の制御により相手端末機からのデータをデータ蓄積用 メモリ6に記憶し、この後に、経路制御部32がデータ蓄積用メモリ6に記憶さ れた受信データの識別子に対応する配信経路データが経路制御データ蓄積メモリ 31に登録されていることを確認し、登録時に配信先端末機へデータの転送を行 い、未登録時に予め設定された宛先へ受信データを転送する制御を行うように構 成してもよい。
【0049】 次に、第3実施形態による自動電子メール装置の説明を図3を参照して行う。 図3に示す第3実施形態の自動電子メール装置40が図2に示した第2実施形態 の自動電子メール装置30と異なる点は、第2実施形態の構成要素の他にデータ 処理部41を設けると共に、プログラム蓄積用メモリ42を共有メモリ33中に 設けたことにある。
【0050】 データ処理部41は、経路制御部32の制御によって配信経路データに応じた 配信が行われるデータ蓄積用メモリ6中の受信データを、配信先端末機のフォー マットに合わせるためのデータ処理を行うものである。
【0051】 プログラム蓄積用メモリ42は、不揮発性メモリを用いたものであり、データ 処理部41がデータ処理を行うためのプログラムを記憶するものである。また、 経路制御部32及び端末ID認証照合部23の各々が処理動作を行うためのプロ グラムも記憶するようにしてもよい。
【0052】 このような構成において、公衆電話網9を介して外部から着信があったとする と、第1実施形態で説明したように、端末ID認証照合部23により相手端末I D又は利用者IDの登録確認が行われ、制御部7の制御により相手端末機からの データが受信され、データ蓄積用メモリ6に記憶される。
【0053】 この後、第1実施形態で説明したように経路制御部32の制御によって、デー タ蓄積用メモリ6に記憶された受信データ中の識別子に対応する配信経路データ が経路制御データ蓄積メモリ31に登録されているか否かが判定されるが、この 際、登録されていることが判定された場合、その登録されている受信データに対 してデータ処理部41が、プログラム蓄積用メモリ42に記憶されたプログラム に応じて配信先端末機のフォーマットに合わせるためのデータ処理を行う。 その後、データ処理が行われた受信データが経路制御部32の制御によって配 信経路データに応じた配信先端末機へ転送される。
【0054】 以上説明した第3実施形態の自動電子メール装置40によれば、第2実施形態 と同様な効果の他に、様々な電子メール及びファクシミリ装置のプロトコルに柔 軟に対応することができる。但し、ファクシミリの規格は、ITU−T(国際電 気通信連合)のGIII に対応するものとする。
【0055】 また、第1〜第3実施形態の自動電子メール装置21,30,40によれば、 電子メール及びファクシミリの自動送受信、蓄積交換が可能となる。更に、電子 メール及びこれを用いた電子出版物やダイレクトメールの宅配・引き取りサービ スに用いることができる。これは、例えば通信教育の添削、電子新聞・週刊誌の 配達、リアルタイムダイレクトメール若しくはファクシミリサービスの置き換え 等である。更には、電子メール及びファクシミリデータを持ち運ぶことも可能と なる。
【0056】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の自動電子メール装置によれば次に記述するよう な効果が得られる。 自動的に相手端末機の確認を行うことによって正確に所望とする相手端末機へ データを転送することのできる効果がある。 受信データを自動電子メール装置に着脱自在に装着される不揮発性メモリに記 憶させることによってデータの持ち運びが可能となり、他の端末機で受信データ を再生する事ができる効果がある。 受信データを転送したい端末機への配信経路を確認した後にデータ転送を行う ことができるので、間違った相手端末機にデータを配信するといったことがなく なる効果がある。 配信先端末機が確認できない場合は発信元端末機へ転送不可能なメッセージを 返送するので発信元端末機の利用者がその旨を認識することができ、或いは、発 信元が転送したい端末機へデータ転送を行うことが可能な宛先へデータを転送す るので、確実なデータ転送を行うことができる効果がある。 様々な電子メール及びファクシミリ装置のプロトコルに柔軟に対応することが できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態による自動電子メール装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本考案の第2実施形態による自動電子メール装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】本考案の第3実施形態による自動電子メール装
置の構成を示すブロック図でる。
【図4】従来例による自動電子メール装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1,21,30,40 自動電子メール装置 3 電話網インタフェース 4 外部インタフェース 5 モデム機能部 6 データ蓄積用メモリ 7 制御部 9 公衆電話網 10 パソコン 22 PCカードインタフェース 23 端末ID認証照合部 24 端末ID認証用データ蓄積部 25 PCカード型不揮発メモリ 31 経路制御データ蓄積メモリ 32 経路制御部 33 共有メモリ 41 データ処理部 42 プログラム蓄積用メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 3/50 H04M 11/00 303 11/00 303

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モデム機能を有し、ファクシミリデータ
    転送手順又は汎用データ転送手順により電話網を介して
    データ処理及び通信処理機能を有する他の端末機から自
    動的にデータを受信し、この受信データを第1記憶手段
    に記憶し、この記憶データを制御手段の制御によって任
    意の送信先端末機へ電話網を介して転送する自動電子メ
    ール装置において、 自動電子メール装置の固有番号である自己端末ID及び
    複数の通信相手端末機の固有番号である複数の相手端末
    IDを記憶する第2記憶手段と、 着信時に送信されてきた相手端末IDが前記第2記憶手
    段に登録されているか否かを照合により確認し、登録さ
    れていれば発信元端末機へ前記自己端末IDと共に通信
    可能通知を返送する照合手段とを具備し、 前記照合手段により前記相手端末IDの登録が確認され
    た際に、前記制御手段が発信元端末機からデータを受信
    して前記第1記憶手段に記憶することを特徴とする自動
    電子メール装置。
  2. 【請求項2】 前記第1記憶手段に、カードインタフェ
    ースを介して着脱自在なカード型不揮発記憶手段を接続
    し、該第1記憶手段と該カード型不揮発記憶手段との記
    憶内容を前記制御手段の記憶制御によって常時等しくな
    るようにすることを特徴とする請求項1記載の自動電子
    メール装置。
  3. 【請求項3】 前記第2記憶手段に、前記複数の相手端
    末IDの代わりに複数の利用者IDを記憶し、前記照合
    手段が着信時に送信されてきた利用者IDが前記第2記
    憶手段に登録されているか否かを照合により確認し、登
    録されていれば発信元端末機へ自己の利用者IDと共に
    通信可能通知を返送すると共に前記制御手段が発信元端
    末機からデータを受信して前記第1記憶手段に記憶する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動電子メ
    ール装置。
  4. 【請求項4】 前記発信元端末機から受信したデータの
    配信先、配信を行う時刻、及び配信を行う優先度を示す
    複数の配信経路データを記憶する第3記憶手段と、前記
    第1記憶手段に記憶された受信データ中の配信先を示す
    識別子と、この識別子に対応する配信経路データが該第
    3記憶手段に登録されているか否かを判定し、登録時に
    配信経路データに従って配信先端末機へ該受信データを
    転送し、未登録時に該受信データの配信不可能を示すメ
    ッセージを該発信元端末機へ返送する制御を行う経路制
    御手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載の自
    動電子メール装置。
  5. 【請求項5】 前記経路制御手段が、前記未登録時に所
    定の宛先へ前記受信データを転送するようにしたことを
    特徴とする請求項4記載の自動電子メール装置。
  6. 【請求項6】 前記経路制御手段が配信経路データに従
    って配信先端末機へ転送する受信データに対して該配信
    先端末機のフォーマットに合わせるデータ処理を行うデ
    ータ処理手段を具備したことをことを特徴とする請求項
    4記載の自動電子メール装置。
  7. 【請求項7】 モデム機能を有し、ファクシミリデータ
    転送手順又は汎用データ転送手順により電話網を介して
    データ処理及び通信処理機能を有する他の端末機から自
    動的にデータを受信し、この受信データを第1記憶手段
    に記憶し、この記憶データを制御手段の制御によって任
    意の送信先端末機へ電話網を介して転送する自動電子メ
    ール装置において、 前記発信元端末機から受信したデータの配信先、配信を
    行う時刻、及び配信を行う優先度を示す複数の配信経路
    データを記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段に
    記憶された受信データ中の配信先を示す識別子と、この
    識別子に対応する配信経路データが該第2記憶手段に登
    録されているか否かを判定し、登録時に所定の宛先へ該
    受信データを転送する経路制御手段とを具備したことを
    特徴とする自動電子メール装置。
JP1089796U 1996-10-07 1996-10-07 自動電子メール装置 Expired - Lifetime JP3036604U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1089796U JP3036604U (ja) 1996-10-07 1996-10-07 自動電子メール装置

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US7962554B2 (en) 2001-03-08 2011-06-14 Fujitsu Limited E-mail management system, mail server, forwarding method and medium

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