JP3035337U - 褥瘡洗浄器 - Google Patents

褥瘡洗浄器

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JP3035337U
JP3035337U JP1996009622U JP962296U JP3035337U JP 3035337 U JP3035337 U JP 3035337U JP 1996009622 U JP1996009622 U JP 1996009622U JP 962296 U JP962296 U JP 962296U JP 3035337 U JP3035337 U JP 3035337U
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JP
Japan
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pressure ulcer
hollow cover
cleaning
nozzle
patient
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Application number
JP1996009622U
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English (en)
Inventor
正敏 宇賀神
Original Assignee
株式会社三幸製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、大がかりな装置を必要とせず
に、いかなる部位の褥瘡にも対応できる褥瘡洗浄器を得
ることを課題とする。 【解決手段】 患者の褥瘡を覆うことのできる中空カバ
ー1に、褥瘡に洗浄液を吹き付けるノズル7と、洗浄汚
液を回収するための回収管10とを取り付けて、褥瘡洗
浄器を構成する。 【作用】 中空カバーを褥瘡部分にあてがうことによ
り、簡便に褥瘡の洗浄することができる。そして、ノズ
ルから吹き出された洗浄水は飛散することなく中空カバ
ー1内に止まり、洗浄汚液は回収されるので、任意の場
所で措置ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、いわゆる寝たきりの患者が、特に自力での寝返りが困難な患者が 特定の箇所に圧迫を受けることによって生じる褥瘡を洗浄するための器具に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来褥瘡を洗浄するための装置としては、褥瘡洗浄液の噴出装置、汚液の回収 装置をベッドに組込んだものが提案されている(実公平4−34829号)。こ の技術は、ベッドのマット部分をくりぬいて洗浄液を噴出するノズルを取り付け たもので、このノズルから寝かせた患者の患部に洗浄液を噴出し、洗浄汚液はノ ズルの下方に取り付けた受け具に流下させるようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術は、ベッドをくりぬいて組込む構造であるから、専用のベッド を用意しなければならず、広く普及できるものではない。また、褥瘡が発生する 部位は様々であり、一人の患者の複数の部位に褥瘡は発生する。しかしながら、 ベッドに組込まれた装置においては、洗浄液の噴出位置がノズル取り付け位置に 限られてしまうために、患者を動かして褥瘡部分をノズルに対応した位置に合せ なければならず、介護者に取って重労働であり、また動かされる患者に取っても 負担であった。 この考案は、大掛かりな装置を必要とせず、かつ如何なる部位の褥瘡にも対応 できる褥瘡洗浄器を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の褥瘡洗浄器は、一端が開口して患者の褥瘡を覆うことのできる中空 カバーに、褥瘡に洗浄液を吹き付けるノズルと、洗浄汚液を回収する回収管の一 端を取り付け、前記回収管の他端に洗浄汚液の回収容器を取り付けて構成したも のである。 前記ノズルは、中空カバーのノズル取付部に取り付けられたノズル装着用の弾 性部材に設けられたノズル装着孔に着脱自在に装着すると(請求項2)、取り扱 いが便利であるが、中空カバーに一体的に固着したものでも、着脱自在としたも のでもよい。 前記中空カバーの開口縁には、シリコン樹脂など柔らかく弾性のある素材を取 り付け、患者との密着性を向上させると、洗浄液の漏れが可及的に防止でき、か つ取り外して消毒もできるので好ましい(請求項3)。 前記中空カバーの開口縁はカール形状とし、患者の体への当接力が分散される ようにすると(請求項3)、弾性材を取り付けなくとも患者の体への当接状態が 向上する。 洗浄汚液の回収は、汚液を回収容器へ自然落下させるようにしても、回収容器 には吸引ポンプを取り付けて、ポンプの吸引力を利用して回収するようにしても よい(請求項5)。
【0005】
【作用】
この考案の装置は、中空カバーを患者の褥瘡を覆うようにして患者に密着させ た状態で、ノズルから褥瘡に向けて洗浄液を噴出して褥瘡を洗浄する。 洗浄液は患者に噴き付けられた後、洗浄汚液として中空カバーに戻り、回収管 を経て回収容器へ回収される。 なお、肉の落ちた患者に中空カバーを水密に接触させることは事実上無理であ るから、適宜タオルなどを介在させて洗浄液の漏れは防止することになる。
【0006】
【考案の実施の形態】
中空カバー1は、患者の褥瘡2を覆えるように一端を開口部3としたカップ状 であって、合成樹脂ブロー成型品などで構成した本体1aの開口縁にシリコン樹 脂製のリング1bを着脱自在に取り付けて構成してある。前記開口縁は外カール しており、リング1bを外した状態でも、患者の体に広い面積で柔らかく当たる ようにしてある。図中符号15は取っ手である。 この中空カバー1の前記開口部3の対向側にはノズル装着孔4が形成してある 。また中空カバー1の下部には汚液回収孔5が形成してあり、中空カバー1の下 部内面は前記汚液回収孔5に向けて傾斜をなしている。
【0007】 この中空カバー1のノズル装着部にはゴム製の弾性部材13が取り付けてある 。この弾性部材13の中央に前記ノズル装着孔4が形成してあり、このノズル装 着孔4から放射状に切れ込み4aを形成して、ノズルの着脱が容易としてある。 そして、前記ノズル装着孔4に洗浄液噴出装置6のノズル7が着脱自在に取り付 けてある。
【0008】 この洗浄器噴出装置6は、ノズル7と洗浄液タンク8とを有し、外部のコンプ レッサー9に接続してある。前記ノズル7は患者の褥瘡2に洗浄液を噴き付ける もので、洗浄液の液流の力によってノズルの中心軸を中心として回転するように なっている。また、洗浄液の噴出状態が、シャワー状、ジェット状、霧状など選 択可能とし、患部の状態などに適した噴出状態とすることができるようにしてあ る。なお、これらノズルの回転構造、噴出状態を変更可能とする構造は公知技術 を利用する。
【0009】 前記中空カバー1の汚液回収孔5には汚液回収管10の一端が接続してあり、 その他端は汚液回収容器11に接続してある。この汚液回収容器11の口部は密 閉されており、吸引ポンプ12の吸引管14が接続してある。
【0010】 この実施形態の装置を使用して褥瘡を洗浄する場合、まず中空カバー1の開口 部3を患者にあてがって褥瘡2を覆う。このとき、開口部3にシリコン製のリン グ1bが取り付けてあるので、比較的容易にかつ患者に圧迫感や傷みを感じさせ ることなく開口部3を患者に密着させることが可能であるが、必要によりタオル などを介在させる。 次いで、ノズル7から洗浄液(例えば生理食塩水)を噴出させると、洗浄液が 褥瘡2に当り、褥瘡が洗浄される。この時の噴出状態は褥瘡の状態によって最適 のものを選択する。 患者の褥瘡に当った洗浄液は、汚液となって中空カバー1に戻り、汚液回収管 10を経て汚液回収容器11へ流入する。このとき、中空カバー1の下部を汚液 回収孔5へ向けて傾斜とし、かつ吸引ポンプ12を接続したので、洗浄汚液はス ムーズに回収される。
【0011】 この実施形態では、中空カバー1の開口部3に弾性のあるリング1bを取り付 けたので、患者に柔らかい感触で密着させることができる。またこのリング1b が着脱自在なので、患者ごとにリング1bを交換したり、使用の都度消毒しうる ことができ、衛生的である。 また、この実施形態ではノズル7を着脱自在としたので、中空カバー1とノズ ル7とを個別に取り扱うことができ、中空カバーの消毒などに便利である。なお 、ノズルからの洗浄液の噴き出しは、コンプレッサーによらずに手動式としても よい。
【0012】 この実施形態では、中空カバーに取っ手15を設けたので、作業がし易いが、 取っ手はなくともよい。また、中空容器開口部にリングを取り付けること、ある いは口縁をカールさせることは必須要件ではない。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、中空カバーによって褥瘡を覆いつつ洗浄液を噴出し、かつ 洗浄汚液を回収することとしたので、洗浄汚液が飛散ることがなく、周囲を汚す ことなく洗浄作業ができる。したがって、ベッド上に限らず任意の場所で洗浄措 置をすることができる。また、中空カバーで褥瘡を覆うこととしたので、褥瘡の 位置がどこであっても容易に対応でき、ベッドに組込んだ装置のように患者を装 置に合せて動かしたり、無理な体勢を強いることもない。 そして、極めて簡易な装置であるから、病院でも家庭でも手軽に使用すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案実施形態の概略を示す斜視図であ
る。
【図2】 同じく中空カバーの断面図である。
【図3】 同じくノズル装着部の拡大図である。
【符号の説明】
1 中空カバー 1b リング 2 褥瘡 3 開口部 4 ノズル装着孔 5 汚液回収孔 6 洗浄液噴出装置 7 ノズル 8 洗浄液タンク 9 コンプレッサー 10 汚液回収管 11 汚液回収容器 12 吸引ポンプ 13 弾性部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の褥瘡を覆うことのできる一端が開
    口した中空カバーと、この中空カバーに取り付けられ、
    褥瘡に洗浄液を吹き付けるノズルと、中空カバーの下部
    に取り付けられ、洗浄汚液を排出する排出管と、前記排
    出管の他端に取り付けられた洗浄汚液の回収容器、とで
    構成された褥瘡洗浄器
  2. 【請求項2】 中空カバーのノズル取付部にはノズル装
    着用の弾性部材が取り付けられ、この弾性部材に設けら
    れたノズル装着孔にノズルが着脱自在に装着された、請
    求項1記載の褥瘡洗浄器
  3. 【請求項3】 中空カバーの開口縁には弾性材が着脱自
    在に取り付けられ、中空カバーの開口縁と患者との密着
    性が向上するようにした、請求項1又は2に記載の褥瘡
    洗浄器
  4. 【請求項4】 中空カバーの開口縁はカール形状とし、
    患者の体への当接面積が広くなるようにした、請求項1
    ないし3の何れかに記載の褥瘡洗浄器
  5. 【請求項5】 回収容器には吸引ポンプを取り付けた、
    請求項1ないし4の何れかに記載の褥瘡洗浄器
JP1996009622U 1996-09-03 1996-09-03 褥瘡洗浄器 Expired - Lifetime JP3035337U (ja)

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