JP3035190B2 - エーテル化多価アルコール脂肪酸エステル及びその製造方法 - Google Patents

エーテル化多価アルコール脂肪酸エステル及びその製造方法

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JP3035190B2 JP7147258A JP14725895A JP3035190B2 JP 3035190 B2 JP3035190 B2 JP 3035190B2 JP 7147258 A JP7147258 A JP 7147258A JP 14725895 A JP14725895 A JP 14725895A JP 3035190 B2 JP3035190 B2 JP 3035190B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それ自身化粧料等の基
剤、乳化剤、潤滑剤、油剤などとして有用で、かつ同様
の用途に用いられるグリセリルエーテル化多価アルコー
ル又はヒドロキシアルキルエーテル化多価アルコールの
製造用中間体としても有用なエーテル化多価アルコール
脂肪酸エステル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
香粧品や化粧品の基剤、乳化剤、潤滑剤、油剤等とし
て、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ソルビタ
ンエステルのポリオキシアルキレンエーテル等のポリオ
ールエーテル類や、アルキルエーテル化多価アルコール
が用いられている。
【0003】しかし、これらのうちポリオールエーテル
類は、酸化エチレン、酸化プロピレン等の酸化アルキレ
ンの付加反応により製造されているが、得られる生成物
は種々のポリオキシアルキレン鎖長を有するものの混合
物で、高純度品を合成するのは困難であり、化粧品、香
粧品等の用途に使用する場合には十分な性能が得られな
いことがあった。また、アルキルエーテル化多価アルコ
ールの中には、一部良好な性質を有する化合物も存在す
るが(グリセリルエーテル化多価アルコール及びヒドロ
キシアルキルエーテル化多価アルコール、特開平5−9
84号公報)、その多くは、融点の高い固体であった
り、親水基と親油基のバランスが不適当で水への均一な
分散が困難であったり、各種溶剤との相溶性が劣るなど
の場合があった。
【0004】従って、化粧料等の基剤、乳化剤、潤滑
剤、油剤等として、より優れた性能を有し、安価で容易
に製造できる化合物の開発が望まれていた。
【0005】ところで、上記グリセリルエーテル化多価
アルコール又はヒドロキシアルキルエーテル化多価アル
コールは、従来、グリシジルエーテル等のエポキシ化合
物と多価アルコールを、触媒存在下、反応させることに
より製造されている。このため、エーテル化多価アルコ
ールは、エポキシ化合物が1モル反応した1モル付加
体、2モル反応した2モル付加体等、エーテル化度の異
なった各種エーテル化多価アルコールの混合物として得
られる。しかし、かかるエーテル化度(付加モル数)の
差により化合物の特性が異なるため、用途に応じてそれ
ぞれ均質なエーテル化度を有するエーテル化多価アルコ
ールを用いるのが望ましい。例えば、化粧料成分として
は1モル付加体が好ましく、かかる1モル付加体含量の
高いものを得るには、エポキシ化合物に対する多価アル
コールの過剰率を上げる必要があり、このため生産性が
低くならざるを得ないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、多価アルコール脂肪
酸エステルにエポキシ化合物を反応させて得られる後記
エーテル化多価アルコール脂肪酸エステル(1)は、従
来化粧料成分として用いられているエーテル化多価アル
コールの製造中間体として有用で、該化合物(1)を経
由することにより効率良く所望のエーテル化度のエーテ
ル化多価アルコールを製造することができると共に、そ
れ自体としても化粧料の基剤、乳化剤、潤滑剤、油剤等
として優れた性能を有するものであることを見出し、本
発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、次の一般式(1)で表
されるエーテル化多価アルコール脂肪酸エステルに係る
ものである。 G(A)x(B)y (1) 〔式中、Gはヒドロキシル基を3個以上有する多価アル
コールにおけるすべてのヒドロキシル基の水素原子を除
いた残基を示し、x個のAは同一でも異なってもよく次
の一般式
【0008】
【化7】
【0009】(RはR′又は-CH2OR′(R′は炭素数6
〜36の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル
基)を示す。)で表される基を示し、y個のBは同一で
も異なってもよく水素原子又は炭素数1〜11のアシル
基を示し、少なくとも1つがアシル基である。x及びy
はその和がGにおける多価アルコールのヒドロキシル基
の数となるそれぞれ1以上の数を示す。〕
【0010】本発明のエーテル化多価アルコール脂肪酸
エステル(1)は、例えば下記反応式に従って、多価ア
ルコール脂肪酸エステル(2)とエポキシ化合物(3)
とを反応させることにより製造される。
【0011】
【化8】
【0012】(式中、G、A、B、x、y及びRは前記
と同じ意味を示し、zはGにおける多価アルコールのヒ
ドロキシル基の数を示し、z個のBには少なくとも1個
ずつの水素原子及びアシル基が含まれる。)
【0013】本反応で用いられる多価アルコール脂肪酸
エステル(2)は、従来公知の方法で合成される。例え
ばヒドロキシル基を3個以上有する多価アルコールと、
脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸クロライド、脂肪酸無
水物等とを、無溶媒下又はトルエン、キシレン等の溶媒
中、無触媒下又はp−トルエンスルホン酸、硫酸、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、リン
酸ナトリウム等の触媒、好ましくは酢酸ナトリウムの存
在下、100〜200℃で反応させることにより、多価
アルコール脂肪酸エステル(2)が得られる。また、多
価アルコール脂肪酸エステルと多価アルコールをエステ
ル交換させることによっても多価アルコール脂肪酸エス
テル(2)が得られる。
【0014】本反応に用いられるヒドロキシル基を3個
以上有する多価アルコールとしては、例えばペンタエリ
スリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトー
ル、グリコシド類、グリセリン、下記の一般式
【0015】
【化9】
【0016】(式中、aは2〜20の数を示す。)で表
されるポリグリセリン、エリスリトール、イノシトー
ル、キシリトール、ジペンタエリスリトール、トリペン
タエリスリトール、ヘプチトール、オクチトール、1,
2,3,4−ペンタンテトロール、1,3,4,5−ヘ
キサンテトロール、ソルビタン、マンニタン、ラフィノ
ース、ゲンチアノース、キシロース、ガラクトース、マ
ンノース、マルトース、ソルビオース、マルトトリオー
ス、マルトテトラオース、マルトペンタオース、α−シ
クロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シク
ロデキストリン、ショ糖、フルクトフラノース、フルク
トピラノース、グルコピラノース、これらのアルキレン
オキシド付加体等が挙げられる。
【0017】これらのうち、グリコシド類としては、例
えば(a)グルコース、ガラクトース、フルクトース、
マンノース、キシロース等の単糖類、マルトース、イソ
マルトース、乳糖、ショ糖等の二糖類、あるいはセルロ
ース、デンプン、アミロース等の多糖類と、(b)メタ
ノール、エタノール、プロパノール、オクタノール、デ
シルアルコール、ドデシルアルコール、オレイルアルコ
ール、2−エチルヘキサノール等のアルコール類又はエ
チレングリコール、プロピレングリコール、グリセリ
ン、エリスリトール、ソルビトール等の多価アルコール
類とを、酸触媒の存在下に反応せしめる公知の手段によ
り得られたものを挙げることができる。具体的には、メ
チルグルコシド、エチルグルコシド、プロピルグルコシ
ド、オクチルグルコシド、デシルグルコシド、ドデシル
グルコシド、オレイルグルコシド、2−エチルヘキシル
グルコシド、メチルマルトシド、エチルマルトシド等の
アルキルグリコシド類;2−ヒドロキシプロピルグルコ
シド、2,3−ジヒドロキシプロピルグルコシド、2−
ヒドロキシエチルグルコシド等のヒドロキシアルキルグ
リコシド類;メトキシエチルグルコシド、エトキシエチ
ルグルコシド等のアルキルエーテルグリコシド類;マル
チトール、ラクチトール等の還元末端が還元されたオリ
ゴ糖類などを挙げることができる。
【0018】また、ポリグリセリンは、ジグリセリン、
トリグリセリン、テトラグリセリン、ペンタグリセリン
等に代表されるような、グリセリンを公知の方法により
縮合して得られるポリグリセリンである。本発明に使用
されるポリグリセリンは、グリセリンの平均縮合度aが
2〜20のポリグリセリンであるが、縮合度の高いポリ
グリセリンを使用した場合、親水性が高くなりすぎて十
分な性能が得られない場合があるため、好ましくはaが
2〜10、さらに好ましくはaが2〜4であるポリグリ
セリンを使用することが望ましい。
【0019】また、これらの多価アルコールのアルキレ
ンオキシド付加体を、ヒドロキシル基を3個以上有する
多価アルコールとして使用する場合、アルキレンオキシ
ドの炭素数は2〜4が好ましく、その水酸基あたりの平
均付加モル数は1〜10モルが好ましい。
【0020】これらの多価アルコールのうち、好ましい
ものとしてペンタエリスリトール、ソルビトール、マン
ニトール、グリコシド類、グリセリン、ポリグリセリン
及びこれらのアルキレンオキシド付加体、さらに好まし
いものとしてペンタエリスリトール、グリセリン及びa
=2〜4のポリグリセリン、特に好ましいものとしてペ
ンタエリスリトールが挙げられる。ヒドロキシル基を3
個以上有する多価アルコールは、単独で、又は2種以上
を組み合わせて使用することができる。
【0021】さらに、本発明で用いられる多価アルコー
ル中には、目的物に対応する多価アルコール以外の不純
物が含まれる場合があるが、実用上問題がなければ不純
物を含んだまま使用してもよく、製品の性能、品質等の
向上が必要な場合には、従来公知の精製法で精製して使
用することができる。
【0022】例えば、ペンタエリスリトール中には、ペ
ンタエリスリトールが縮合したジペンタエリスリトール
やトリペンタエリスリトールが含まれている場合があ
り、また、ソルビトールやマンニトール中には、少量の
グルコース等の還元糖が含まれている場合があり、この
まま使用するとこれら不純物の脂肪酸エステルが少量副
生するが、必要に応じて晶析操作などにより精製してか
ら使用することができる。
【0023】これらの多価アルコールと反応させる脂肪
酸、脂肪酸エステル、脂肪酸クロライド、脂肪酸無水物
等としては、脂肪酸部分が炭素数1〜11のものであれ
ばいずれも用いることができるが、加水分解後の後処理
のしやすさから、炭素数2〜4のもの、特に酢酸が好ま
しい。また、エステル交換による場合に多価アルコール
と反応させる多価アルコール脂肪酸エステルとしては、
上記のように多価アルコールと脂肪酸等を反応させて得
られたものを用いることができる。
【0024】以上のようにして得られる多価アルコール
脂肪酸エステル(2)は、多価アルコール、多価アルコ
ールに脂肪酸が1モル付加したモノエステル体、2モル
付加したジエステル体等の各種エステル体の混合物とし
て得られるが、かかる混合物をそのまま反応に用いても
通常支障はない。しかし、特に高純度品が必要な場合
は、クロマトグラフィー等による精製を行い、単離すれ
ばよい。
【0025】ここで、ペンタエリスリトールモノアセテ
ートを製造する場合の反応を例示すれば以下の通りであ
る。すなわち、下記反応式Aに従って、ペンタエリスリ
トールに対し1〜3モル倍の酢酸を無溶媒下、又はトル
エン、キシレン等の溶媒中、必要により酢酸ナトリウム
等の触媒存在下、還流温度で反応させるか、又は下記反
応式Bに従って、ペンタエリスリトールに対し0.5〜
2モル倍のペンタエリスリトールテトラアセテートを無
溶媒下、又はトルエン、キシレン等の溶媒中、必要によ
り酢酸ナトリウム等の触媒存在下、還流温度で反応させ
ることによりペンタエリスリトールモノアセテートを主
体とする混合物が得られる。
【0026】
【化10】
【0027】本発明で用いられるエポキシ化合物(3)
は、次の一般式(3a)又は(3b)
【0028】
【化11】
【0029】(式中、R′は前記と同じ意味を示す。)
で表されるものであるが、一般式(3b)で表されるグ
リシジルエーテルが好ましい。またR′のアルキル基と
しては、分岐鎖のものがより好ましい。当該アルキル基
の特に好ましいものとして、次の一般式(イ)又は
(ロ)
【0030】
【化12】
【0031】(式中、p及びqは、その和が13〜33
となるそれぞれ0〜33の整数を示し、r及びsは、そ
の和が11〜31となるそれぞれ0〜31の整数を示
す。)で表される基が挙げられ、更に一般式(イ)で表
される基が好ましい。また、R′のアルケニル基として
は、ヘキサデセニル基、オクタデセニル基(特にオレイ
ル基)等が好ましい。
【0032】好ましいR′の具体例としては、ヘキシル
基、オクチル基、ヘキサデシル基、メチルペンタデシル
基、メチルヘキサデシル基、メチルヘプタデシル基(イ
ソステアリル基)、メチルオクタデシル基、メチルベヘ
ニル基、エチルヘキサデシル基、エチルオクタデシル
基、エチルベヘニル基、ブチルドデシル基、ブチルヘキ
サデシル基、ブチルオクタデシル基、ヘキシルデシル
基、ヘプチルウンデシル基、オクチルドデシル基、デシ
ルドデシル基、デシルテトラデシル基、ドデシルヘキサ
デシル基、テトラデシルオクタデシル基、ヘキサデセニ
ル基、オクタデセニル基(特にオレイル基)等が挙げら
れる。
【0033】本発明で用いられる多価アルコール脂肪酸
エステル(2)とエポキシ化合物(3)との反応モル比
は、目的とするエーテル化多価アルコール脂肪酸エステ
ル(1)のエーテル化度によって適宜選択することがで
きる。例えば、1モル付加体含量の高いものを得る場
合、1.0:1.0〜5.0:1.0の比率で多価アル
コール脂肪酸エステル(2)を過剰とするのが好まし
く、1モル付加体の生成量及び多価アルコール脂肪酸エ
ステル(2)の回収を考慮すれば、1.2:1.0〜
3.0:1.0の比率とするのが好ましい。また、2モ
ル付加体含量の高いものを得る場合は0.4:1.0〜
1.0:1.0の比率でエポキシ化合物(3)を過剰と
するのが好ましく、2モル付加体の生成量を考慮すれ
ば、0.5:1.0〜0.7:1.0の比率とするのが
特に好ましい。
【0034】この反応は、無溶媒で行うことができる
が、原料の混合を助ける目的で有機溶媒を使用すること
もできる。かかる有機溶媒としては、ヘキサン、トルエ
ン、キシレン、クロロホルム、2−メチル−2−プロパ
ノール、シクロヘキサン、酢酸エチル、ジメチルスルホ
キシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン等が挙げられ、多価アルコー
ル脂肪酸エステル(2)に対して0.1〜10.0倍量
用いるのが好ましい。
【0035】また、触媒としては、一般にエポキシ基の
反応触媒として知られている酸触媒又は塩基触媒を用い
ることができるが、塩基触媒を用いると、副反応である
生成したエーテル化多価アルコール脂肪酸エステル
(1)のエーテル結合の分解反応や水酸基の脱水反応を
抑制できるため、塩基触媒を用いるのが好ましい。塩基
触媒としては、特に限定されないが、反応性及び経済性
の点から、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムメチラート、ナトリウムエチラート、水素化ナトリ
ウム、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等が好ましく、
特に酢酸ナトリウムが好ましい。これら塩基触媒は、多
価アルコール脂肪酸エステルに対して0.01〜20.
0重量%、特に0.1〜10.0重量%の範囲で用いる
のが好ましい。
【0036】この反応は、50〜250℃、好ましくは
80〜200℃で行われる。反応温度が50℃未満では
反応速度が遅く、250℃を超えると生成物が着色して
しまうので好ましくない。
【0037】なお、本反応において、反応系中に水分が
存在するとエポキシ化合物(3)のエポキシ基が水と反
応してグリセリルエーテル等が副生するので、多価アル
コール脂肪酸エステル(2)を加熱溶解させるか、又は
有機溶媒に多価アルコール脂肪酸エステル(2)を溶解
又は分散させた後、加熱して乾燥窒素ガスを吹き込んだ
り、減圧下で加熱脱水したりして水分を除去してから、
エポキシ化合物(3)を加えて反応させるのが好まし
い。
【0038】また、本反応においては、エポキシ化合物
(2)に対する反応点が2カ所あるため、得られるエー
テル化多価アルコール脂肪酸エステル(3)は、前記の
2種類の構造のA基を有する混合物となる。すなわち、
ペンタエリスリトールモノアセテートを原料として1モ
ル付加体を得る場合の反応を例示すれば以下の通りであ
る。
【0039】
【化13】
【0040】反応終了後、反応液から中和、ろ過、蒸
留、抽出等の方法により本発明のエーテル化多価アルコ
ール脂肪酸エステル(1)が得られるが、このものはモ
ノエーテル体、ジエーテル体等、各種エーテルからなる
混合物である。本発明化合物(1)は、さらに精製する
ことなく、混合物のまま、化粧料中に配合することもで
き、またエーテル化多価アルコールの製造中間体として
使用することもできるが、必要に応じてシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー、溶媒抽出等の常法に従って化粧
料成分として好ましいモノ又はジエーテル体に精製して
用いることもできる。
【0041】本発明化合物(1)を化粧料成分として使
用する場合、本発明化合物(1)の配合量は化粧料中に
0.1〜20重量%、特に0.5〜10重量%が好まし
い。
【0042】本発明化粧料には、上記本発明化合物
(1)のほかに通常の化粧料に用いられる成分、例えば
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、それ以上のポリエチレングリコール
類、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
それ以上のポリプロピレングリコール類、1,3−ブチ
レングリコール、1,4−ブチレングリコール等のブチ
レングリコール類、グリセリン、ジグリセリン、それ以
上のポリグリセリン類、ソルビトール、マンニトール、
キシリトール、マルチトール等の糖アルコール類、グリ
セリン類のエチレンオキシド(以下、「EO」と略
記)、プロピレンオキシド(以下、「PO」と略記)付
加物、糖アルコール類のEO、PO付加物、ガラクトー
ス、グルコース、フルクトース等の単糖類とそのEO、
PO付加物、マルトース、ラクトース等の多糖類とその
EO、PO付加物などの多価アルコール;流動パラフィ
ン、スクワラン、ワセリン、固形パラフィン等の炭化水
素、オリーブ油、ホホバ油、月見草油、ヤシ油、牛脂等
の天然油、イソプロピルミリステート、セチルイソオク
タノエート、ジカプリン酸ネオペンチルグリコールなど
のエステル油、メチルシリコーン、メチルフェニルシリ
コーン等のシリコーン油、イソステアリン酸、オレイン
酸等の高級脂肪酸などの油性成分;ポリオキシエチレン
(以下、「POE」と略記)アルキルエーテル、POE
分岐アルキルエーテル、POEソルビタンエステル、P
OEグリセリン脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、
ソルビタンエステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性
剤、リン酸系、スルホン酸系、硫酸系、カルボン酸系な
どの陰イオン性界面活性剤、その他両性界面活性剤、陽
イオン性界面活性剤等;ビタミン類、トリクロサン、ト
リクロロカルバン等の殺菌剤、グリチルリチン酸ジカリ
ウム、酢酸トコフェロール等の抗炎症剤、ジンクピリチ
オン、オクトピロックス等の抗フケ剤、賦活剤、紫外線
吸収剤などの薬剤;メチルパラベン、ブチルパラベン等
の防腐剤、アルキルアミンオキサイド、脂肪酸アルカノ
ールアミド等の増泡剤、無機塩類、ポリエチレングリコ
ールステアレート、エタノール等の粘度調整剤、パール
化剤、香料、色素、酸化防止剤;モンモリロナイト、サ
ポナイト、ヘクライト、ビーガム、クニビア、スメクト
ンなどの水膨潤性粘土鉱物;カラギーナン、キサンタン
ガム、アルギン酸ナトリウム、プルラン、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の多糖
類、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン
等の合成高分子などの他の高分子;酸化チタン、カオリ
ン、マイカ、セリサイト、亜鉛華、タルク等の体質顔
料、ポリメチルメタクリル酸、ナイロンパウダー等の高
分子粉体などの顔料等を、本発明の効果を損なわない範
囲で適宜配合することができる。
【0043】本発明化粧料は、通常の方法により製造す
ることができ、その剤型は液体状、クリーム状、固形
状、粉末状等任意の剤型とすることができるが、特に液
体状又はクリーム状とすることが好ましい。
【0044】また、本発明化合物(1)をエーテル化多
価アルコールの製造中間体として使用する場合は、本発
明化合物(1)を酸触媒又は塩基性触媒の存在下、好ま
しくは塩基性触媒の存在下、加水分解することにより、
エーテル化多価アルコールが容易に得られる。
【0045】
【実施例】以下、実施例を挙げてさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
以下の参考例及び実施例におけるガスクロマトグラフィ
ーは、島津社製GC−14Aにより、充填としてSil
icon SE 1%(φ2.6mm×0.5m)を用い
て行った。
【0046】参考例1 ペンタエリスリトールモノア
セテートの合成 ペンタエリスリトール408g(3mole)、ペンタエリ
スリトールテトラアセテート309g(1mole)及び酢
酸ナトリウム0.4gを2リットルの4つ口フラスコに
入れ、窒素雰囲気下170℃で2時間攪拌しながら反応
させ、ペンタエリスリトールモノアセテート混合物71
7gを得た。この混合物の組成をガスクロマトグラフィ
ーにより分析した結果を表1に示す。
【0047】参考例2 ペンタエリスリトールモノアセ
テートの合成 ペンタエリスリトール544g(4mole)及び酢酸36
0g(6mole)を2リットルの4つ口フラスコに入れ、
3時間還流させた。その後、減圧下、酢酸を留去させ、
ペンタエリスリトールモノアセテート混合物664gを
得た。この混合物の組成をガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】表1より、参考例1及び参考例2のいずれ
の方法によっても同一組成のものが得られることがわか
る。
【0050】参考例3 ペンタエリスリトールジアセ
テートの合成 ペンタエリスリトール136g(1mole)、ペンタエリ
スリトールテトラアセテート304g(1mole)及び酢
酸ナトリウム0.4gを1リットルの4つ口フラスコに
入れ、窒素雰囲気下170℃で2時間攪拌しながら反応
させ、ペンタエリスリトールジアセテート混合物440
gを得た。この混合物の組成をガスクロマトグラフィー
により分析した結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】参考例4 ペンタエリスリトールモノブ
チレートの合成 ペンタエリスリトール136g、酪酸132g及び酢酸
ナトリウム0.4gを500mlの4つ口フラスコに入
れ、2時間還流させた。溶媒を留去することにより、ペ
ンタエリスリトールモノブチレート混合物224gを得
た。この混合物の組成をガスクロマトグラフィーにより
分析した結果を表3に示す。
【0053】
【表3】
【0054】実施例1 参考例1で得られたペンタエリスリトールモノアセテー
ト混合物71.3gと酢酸ナトリウム0.04gを30
0mlの4つ口フラスコに入れ、170℃に加熱して溶解
させた。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、イソステア
リルグリシジルエーテル65.2gを30分かけ滴下し
た後、170℃で6時間攪拌しながら反応させた。次い
で、得られた生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ヘキサン:アセトン=1:1)にて分
離精製し、ペンタエリスリトールモノイソステアリルグ
リセリルエーテルモノアセテート(液体クロマトグラフ
ィー分析にて純度99%以上)34g(収率33%)を
得た。 鹸化価112(計算値111)1 H-NMR(CDCl3):δ(ppm) 3.3〜4.0(m,-OCH2-,-CHOH-), 2.1(s,-OCOCH3),1.3〜1.6
(b,-CH2-,-CH-), 0.9(m,-CH3) IR(液膜)cm-1:ν(-OH) 3200〜3400 ν(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3) 2850, 2920 ν(C=O)1750, 1250 ν(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3) 1375, 1460 ν(-C-O-)1110, 1035, 1010
【0055】実施例2 参考例3で得られたペンタエリスリトールジアセテート
混合物44gと酢酸トリウム0.21gを200mlの4
つ口フラスコに入れ、130℃に加熱して溶解させた。
その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、イソステアリルグリ
シジルエーテル33gを30分かけ滴下した後、130
℃で6時間攪拌しながら反応させた。次いで、得られた
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ヘキサン:アセトン=1:1)にて分離精製し、ペ
ンタエリスリトールモノイソステアリルグリセリルエー
テルジアセテート(液体クロマトグラフィー分析にて純
度99%以上)20g(収率37%)を得た。 鹸化価205(計算値206)1 H-NMR(CDCl3):δ(ppm) 3.3〜4.1(m,-OCH2-,-CHOH-), 2.1(s,-OCOCH3), 2.2(s,-
OCOCH3),1.3〜1.6(b,-CH2-,-CH-), 0.9(m,-CH3) IR(液膜)cm-1:ν(-OH) 3200〜3400 ν(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3) 2850, 2920 ν(C=O)1740, 1250 ν(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3) 1375, 1460 ν(-C-O-)1110, 1035, 1010
【0056】実施例3 参考例2で得られたペンタエリスリトールモノアセテー
ト混合物35.7gと酢酸ナトリウム0.02gを20
0mlの4つ口フラスコに入れ、170℃に加熱して溶解
させた。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、オクチルグ
リシジルエーテル18.6gを30分かけ滴下した後、
170℃で6時間攪拌しながら反応させた。次いで、得
られた生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ヘキサン:アセトン=1:1)にて分離精
製し、ペンタエリスリトールモノオクチルグリセリルエ
ーテルモノアセテート(液体クロマトグラフィー分析に
て純度99%以上)12g(収率34%)を得た。 鹸化価155(計算値154)1 H-NMR(CDCl3):δ(ppm) 3.3〜4.0(m,-OCH2-,-CHOH-), 2.1(s,-OCOCH3), 1.3〜1.
6(b,-CH2-,-CH-),0.9(m,-CH3) IR(液膜)cm-1:ν(-OH) 3200〜3400 ν(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3) 2850, 2920 ν(C=O)1750, 1250 ν(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3) 1375, 1460 ν(-C-O-)1110, 1035, 1010
【0057】実施例4 参考例4で得られたペンタエリスリトールモノブチレー
ト混合物41gと酢酸ナトリウム0.02gを200ml
の4つ口フラスコに入れ、130℃に加熱して溶解させ
た。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、ステアリルグリ
シジルエーテル33gを30分かけ滴下した後、130
℃で6時間攪拌しながら反応させた。次いで、得られた
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ヘキサン:アセトン=1:1)にて分離精製し、ペ
ンタエリスリトールモノステアリルグリセリルエーテル
モノブチレート(液体クロマトグラフィー分析にて純度
99%以上)18g(収率34%)を得た。 鹸化価105(計算値105)1 H-NMR(CDCl3):δ(ppm) 3.3〜4.0(m,-OCH2-,-CHOH-), 2.2(q,-OCOCH2), 1.3〜1.
6(b,-CH2-,-CH-),1.0(m,-CH3) IR(液膜)cm-1:ν(-OH) 3200〜3400 ν(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3) 2850, 2920 ν(C=O)1740, 1250 ν(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3) 1375, 1460 ν(-C-O-)1110, 1035, 1010
【0058】実施例5 参考例1で得られたペンタエリスリトールモノアセテー
ト混合物70.9gと酢酸ナトリウム0.04gを30
0mlの4つ口フラスコに入れ、170℃に加熱して溶解
させた。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、オレイルグ
リシジルエーテル64.3gを30分かけ滴下した後、
170℃で6時間攪拌しながら反応させた。次いで、得
られた生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ヘキサン:アセトン=1:1)にて分離精
製し、ペンタエリスリトールモノオレイルグリセリルエ
ーテルモノアセテート(液体クロマトグラフィー分析に
て純度99%以上)30g(収率30%)を得た。 鹸化価112(計算値111)1 H-NMR(CDCl3):δ(ppm) 5.34(m,-CH=CH-), 4.05(s,-CH2-OCO-), 3.3〜4.0(m,-OC
H2-,-CHOH-),2.03(b,-CH2-C=), 1.8(s,-OCOCH3), 1.3〜
1.6(b,-CH2-,-CH-),0.9(m,-CH3) IR(液膜)cm-1:ν(-OH) 3200〜3400 ν(アルケンCH伸縮)3048 ν(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3) 2850, 2920 ν(C=O)1750, 1250 ν(C=C伸縮)1644 ν(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3) 1375, 1460 ν(-C-O-)1110, 1035, 1010
【0059】実施例6 参考例1で得られたペンタエリスリトールモノアセテー
ト混合物48g及び酢酸ナトリウム0.1gを200ml
の4つ口フラスコに入れ、170℃に加熱して、溶解さ
せた。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、2−ヘキサデ
シルオキシラン27gを30分かけ加えた後、170℃
で6時間攪拌しながら反応させた。次いで、得られた生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ヘキサン:アセトン=1:2)にて分離精製し、モ
ノ−2−ヒドロキシステアリルペンタエリスリルエーテ
ルモノアセテート(液体クロマトグラフィー分析にて純
度99%以上)13g(収率30%)を得た。 鹸化価139(計算値139)1 H-NMR(CDCl3):δ(ppm) 3.3〜4.0(m,-OCH2-,-CHOH-), 2.1(s,-OCOCH3), 1.3〜1.
7(b,-CH2-),0.9(m,-CH3) IR(液膜)cm-1:ν(-OH) 3200〜3400 ν(伸縮)(-CH-,-CH2-,-CH3) 2860, 2920 ν(C=O)1750, 1250 ν(変角)(-CH-,-CH2-,-CH3) 1380, 1460 ν(-C-O-)1110, 1040, 1005
【0060】実施例7 実施例1〜6で得られた本発明化合物を用い、表4に示
す組成のヘアリンス剤を製造し、そのリンス性能を調べ
た。結果を表4に示す。 (製造方法)70℃に加熱した水に、同温度に加熱して
溶解した成分を加え、攪拌して混合させた後、攪拌しな
がら室温まで冷却し、ヘアリンス剤を得た。 (評価方法)今までにコールドパーマ、ブリーチ等の美
容処理を行ったことのない日本人女性の毛髪20g(長
さ15cm)を束ね、この毛髪束をアニオン活性剤を主成
分とする市販シャンプーで洗浄処理し、表4に示すヘア
リンス剤2gを均一に塗布し、次いで30秒間流水です
すぎ洗いした後、タオルドライを行った。この湿潤状態
の毛髪束について、柔軟性、平滑性及び油性感を官能評
価した。評価基準は、特に優れているものは◎、良好な
ものは○、普通のものは△、劣るものは×、とした。
【0061】
【表4】
【0062】参考例5 参考例1で得られたペンタエリスリトールモノアセテー
ト混合物713gと酢酸ナトリウム0.41gを3リッ
トルの4つ口フラスコに入れ、170℃に加熱して溶解
させた。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、イソステア
リルグリシジルエーテル652gを30かけ滴下した
後、170℃で6時間攪拌しながら反応させた。反応終
了後、n−ブタノール924gと16%水酸化ナトリウ
ム水溶液1100gを加え70℃で1時間加水分解を行
った。分層後、有機層を0.5%ボウ硝水1600g
で、洗浄し、有機層からn−ブタノールを留去してイソ
ステアリルグリセリルエーテル化ペンタエリスリトール
840gを得た。このものの組成をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した結果を表5に示す。
【0063】参考例6 参考例3で得られたペンタエリスリトールジアセテート
混合物44gと酢酸ナトリウム0.21gを200mlの
4つ口フラスコに入れ、130℃に加熱して溶解させ
た。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、イソステアリル
グリシジルエーテル33gを30分かけ滴下した後、1
30℃で6時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、
n−ブタノール47gと16%水酸化ナトリウム水溶液
110gを加え70℃で1時間加水分解を行った。分層
後、有機層を0.5%ボウ硝水160gで、洗浄し、有
機層からn−ブタノールを留去してイソステアリルグリ
セリルエーテル化ペンタエリスリトール42gを得た。
このものの組成をガスクロマトグラフィーにより分析し
た結果を表5に示す。
【0064】参考例7 参考例3で得られたペンタエリスリトールジアセテート
混合物44gと酢酸ナトリウム0.21gを200mlの
4つ口フラスコに入れ、170℃に加熱して溶解させ
た。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、イソステアリル
グリシジルエーテル33gを30分かけ滴下した後、1
70℃で6時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、
n−ブタノール47gと16%水酸化ナトリウム水溶液
110gを加え70℃で1時間加水分解を行った。分層
後、有機層を0.5%ボウ硝水160gで、洗浄し、有
機層からn−ブタノールを留去してイソステアリルグリ
セリルエーテル化ペンタエリスリトール42gを得た。
このものの組成をガスクロマトグラフィーにより分析し
た結果を表5に示す。
【0065】比較参考例1 ペンタエリスリトール1090g、ジメチルスルホキシ
ド2720g及び48%水酸化ナトリウム水溶液16.
3gを5リットルの4つ口フラスコに入れ、90℃に加
熱して溶解させた。その後、減圧下、水及びジメチルス
ルホキシドの混合物約120gを留出させ、反応系中の
水分を除去した。次に乾燥窒素を吹き込み、110℃に
昇温した後、イソステアリルグリシジルエーテル652
gを2時間かけ滴下した後、110℃で3時間攪拌しな
がら反応させた。反応終了後、反応液に硫酸9.7gを
加えて触媒を中和した。次に、減圧下、80℃でジメチ
ルスルホキシドを完全に留去し、残留物に99%エタノ
ールを加えて析出した未反応のペンタエリスリトールを
ろ別した。得られたろ液から減圧下でエタノールを留去
した後、残留物に酢酸エチル1000ml及び水1000
mlを加えて抽出操作を行った。分層後、有機層から酢酸
エチルを留去して、イソステアリルグリセリルエーテル
化ペンタエリスリトール842gを得た。このものの組
成をガスクロマトグラフィーにより分析した結果を表5
に示す。
【0066】比較参考例2 ペンタエリスリトール使用量を545gとし、反応を1
70℃で行う以外は比較例1と同様にして、イソステア
リルグリセリルエーテル化ペンタエリスリトール780
gを得た。このものの組成をガスクロマトグラフィーに
より分析した結果を表5に示す。
【0067】
【表5】
【0068】参考例8 ペンタエリスリトールの代わりにグリセリン4モルを用
いる以外は参考例2と同様にして得たグリセリンモノア
セテート混合物53.6gと水酸化ナトリウム0.4g
を200mlの4つ口フラスコに入れ、130℃に加熱し
て溶解させた。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、オク
チルグリシジルエーテル37.2gを2時間かけ滴下し
た後、130℃で4時間攪拌しながら反応させた。反応
終了後、ヘキサン100gと16%水酸化ナトリウム水
溶液110gを加え70℃で1時間加水分解を行った。
分層後、有機層を0.5%ボウ硝水160gで洗浄し、
有機層からヘキサンを留去してオクチルグリセリルエー
テル化グリセリン60.9gを得た。このものの組成を
ガスクロマトグラフィーにより分析した結果を表6に示
す。
【0069】比較参考例3 グリセリン920g、水酸化ナトリウム水溶液8.0g
を2リットルの4つ口フラスコに入れ、110℃に加熱
して溶解させた。その後、減圧下、水及びグリセリンの
混合物約20gを留出させ、反応系中の水分を除去し
た。次に乾燥窒素を吹き込み、110℃に昇温した後、
オクチルグリシジルエーテル37.2gを2時間かけ滴
下した後、110℃で5時間攪拌しながら反応させた。
反応終了後、反応液に硫酸9.9gを加えて触媒を中和
した。次に、減圧下、グリセリンを完全に留去し、残留
物に酢酸エチル300ml及び水1000mlを加えて抽出
操作を行った。分層後、有機層から酢酸エチルを留去し
て、オクチルグリセリルエーテル化グリセリン60.2
gを得た。このものの組成をガスクロマトグラフィーに
より分析した結果を表6に示す。
【0070】
【表6】
【0071】参考例9 ペンタエリスリトールの代わりにメチルグルコシド4モ
ルを用いる以外は参考例2と同様にして得たメチルグル
コシドモノアセテート混合物94.4g、ジメチルスル
ホキシド200g及び水酸化カリウム2.8gを500
mlフラスコに入れ、120℃に加熱して溶解させ、乾燥
窒素ガスを吹き込んで水及びジメチルスルホキシドを約
20g留出させて、反応系中の水分を除去した。これに
2−ヘプチルウンデシルグリシジルエーテル33gをフ
ラスコ内へ2時間かけて滴下した後、120℃にて6時
間攪拌しながら反応させた。反応終了後、イソブタノー
ル200gと16%水酸化ナトリウム水溶液110gを
加え30℃で1時間加水分解を行った。分層後、有機層
を0.5%ボウ硝水160gで洗浄し、有機層からイソ
ブタノールを留去して2−ヘプチルウンデシルグリセリ
ルエーテル化メチルグルコシド56gを得た。このもの
の組成をガスクロマトグラフィーにより分析した結果を
表7に示す。
【0072】比較参考例4 メチルグルコシド194g、ジメチルスルホキシド40
0g及び水酸化カリウム2.8gを1リットルフラスコ
に入れ、120℃に加熱して溶解させ、乾燥窒素ガスを
吹き込んで水及びジメチルスルホキシドを約50g留出
させて、反応系中の水分を除去した。これに2−ヘプチ
ルウンデシルグリシジルエーテル33gをフラスコ内へ
2時間かけて滴下した後、120℃にて6時間攪拌しな
がら反応させた。反応終了後、反応混合物に酢酸3gを
加えて触媒を中和した後、ジメチルスルホキシドを減圧
下80℃にて完全に蒸留除去し、残渣にエタノール10
00mlを加えて析出したメチルグルコシドをろ別した。
ろ液よりエタノールを留去して2−ヘプチルウンデシル
グリセリルエーテル化メチルグルコシド56gを得た。
このものの組成をガスクロマトグラフィーにより分析し
た結果を表7に示す。
【0073】
【表7】
【0074】参考例10 ペンタエリスリトールの代わりにテトラグリセリン4モ
ルを用いる以外は参考例2と同様にして得たテトラグリ
セリンモノアセテート混合物95g及び水酸化カリウム
1.0gを300mlフラスコに入れ、100℃に加熱し
て溶解させた。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、イソ
ステアリルグリシジルエーテル33gをフラスコ内へ2
時間かけて滴下した後、110℃にて4時間攪拌しなが
ら反応させた。反応終了後、n−ブタノール100gと
16%水酸化ナトリウム水溶液110gを加え70℃で
1時間加水分解を行った。分層後、有機層を0.5%ボ
ウ硝水160gで洗浄し、有機層からn−ブタノールを
留去してイソステアリルグリセリルエーテル化テトラグ
リセリン61gを得た。このものの組成をガスクロマト
グラフィーにより分析した結果を表8に示す。
【0075】比較参考例5 テトラグリセリン157g、N−メチルピロリドン10
0g及び水酸化カリウム1.0gを300mlフラスコに
入れ、100℃に加熱して溶解させ、乾燥窒素ガスを吹
き込んで水及びN−メチルピロリドンを約10g留出さ
せて、反応系中の水分を除去した。これにイソステアリ
ルグリシジルエーテル33gをフラスコ内へ5時間かけ
て滴下した後、110℃にて4時間攪拌しながら反応さ
せた。反応終了後、反応混合物に酢酸1.5gを加えて
触媒を中和した後、N−メチルピロリドンを減圧下、8
0℃にて完全に蒸留除去し、残渣にメチルエチルケトン
500mlと水1000mlを加えて抽出操作を行った。得
られたメチルエチルケトン可溶部よりメチルエチルケト
ンを減圧下で留出して、イソステアリルグリセリルエー
テル化テトラグリセリン61gを得た。このものの組成
をガスクロマトグラフィーにより分析した結果を表8に
示す。
【0076】
【表8】
【0077】参考例11 参考例2で得られたペンタエリスリトールモノアセテー
ト混合物713g及び酢酸ナトリウム0.41gを3リ
ットルの4つ口フラスコに入れ、170℃に加熱して溶
解させた。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、2−ヘキ
シルオキシラン256gを30分かけて加えた後、17
0℃で6時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、n
−ブタノール600gと16%水酸化ナトリウム水溶液
1100gを加え80℃で1時間加水分解を行った。分
層後、有機層を0.5%ボウ硝水1600gで洗浄し、
有機層からブタノールを留去して2−ヒドロキシオクチ
ルエーテル化ペンタエリスリトール475gを得た。こ
のものの組成をガスクロマトグラフィーにより分析した
結果を表9に示す。
【0078】比較参考例6 ペンタエリスリトール545g、ジメチルスルホキシド
2720g及び48%水酸化ナトリウム水溶液16.3
gを5リットルの4つ口フラスコに入れ、90℃に加熱
して溶解させた。その後、減圧下、水及びジメチルスル
ホキシドの混合物約120gを留出させ、反応系中の水
分を除去した。次に乾燥窒素を吹き込み、170℃に昇
温した後、2−ヘキシルオキシラン256gを2時間か
けて加えた後、170℃で3時間攪拌しながら反応させ
た。反応終了後、反応液に硫酸9.7gを加えて触媒を
中和した。次に、減圧下、80℃でジメチルスルホキシ
ドを完全に留去し、残留物に99%エタノールを加えて
析出した未反応のペンタエリスリトールをろ別した。得
られたろ液から減圧下でエタノールを留去した後、残留
物に酢酸エチル1000ml及び水1000mlを加えて抽
出操作を行った。分層後、有機層から酢酸エチルを留去
して、2−ヒドロキシオクチルエーテル化ペンタエリス
リトール410gを得た。このものの組成をガスクロマ
トグラフィーにより分析した結果を表9に示す。
【0079】
【表9】
【0080】参考例12 参考例1で得られたペンタエリスリトールモノアセテー
ト混合物704gと酢酸ナトリウム0.4gを3リット
ルの4つ口フラスコに入れ、170℃に加熱して溶解さ
せた。その後、乾燥窒素ガスを吹き込み、オレイルグリ
シジルエーテル647gを30分かけ滴下した後、17
0℃で6時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、n
−ブタノール920gと16%水酸化ナトリウム水溶液
1100gを加え70℃で1時間加水分解を行った。分
層後、有機層を0.5%ボウ硝水1600gで洗浄し、
有機層からn−ブタノールを留去してオレイルグリセリ
ルエーテル化ペンタエリスリトール810gを得た。こ
のものの組成をガスクロマトグラフィーにより分析した
結果を表10に示す。
【0081】比較参考例7 ペンタエリスリトール1090g、ジメチルスルホキシ
ド2720g及び48%水酸化ナトリウム水溶液16.
3gを5リットルの4つ口フラスコに入れ、90℃に加
熱して溶解させた。その後、減圧下、水及びジメチルス
ルホキシドの混合物約120gを留去させ、反応系中の
水分を除去した。次に乾燥窒素を吹き込み、110℃に
昇温した後、オレイルグリシジルエーテル648gを2
時間かけ滴下した後、110℃で3時間攪拌しながら反
応させた。反応終了後、反応液に硫酸9.5gを加えて
触媒を中和した。次に、減圧下、80℃でジメチルスル
ホキシドに硫酸9.5gを加えて触媒を中和した。次
に、減圧下、80℃でジメチルスルホキシドを完全に留
去し、残留物に99%エタノールを加えて析出した未反
応のペンタエリスリトールをろ別した。得られたろ液か
ら減圧下でエタノールを留去した後、残留物に酢酸エチ
ル1000ml及び水1000mlを加えて抽出操作を行っ
た。分層後、有機層から酢酸エチルを留去して、オレイ
ルグリセリルエーテル化ペンタエリスリトール833g
を得た。このものの組成をガスクロマトグラフィーによ
り分析した結果を表10に示す。
【0082】
【表10】
【0083】
【発明の効果】本発明のエーテル化多価アルコール脂肪
酸エステル(1)は、化粧料成分として用いられるエー
テル化多価アルコールの製造中間体として有用で、該化
合物(1)を経由することにより効率良く所望のエーテ
ル化度のエーテルアルコールを製造できると共に、それ
自体化粧料の基剤、乳化剤、潤滑剤、油剤等として優れ
た性能を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 69/33 C07C 69/33 C07H 13/06 C07H 13/06 (56)参考文献 特開 昭54−160314(JP,A) 特開 昭56−12340(JP,A) 特開 平5−984(JP,A) 特開 昭51−41442(JP,A) 特開 昭58−134049(JP,A) 特開 昭63−278541(JP,A) 特開 平3−163043(JP,A) 特開 平5−124921(JP,A) 特表 平5−500662(JP,A) 米国特許3380831(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 69/18 A61K 7/00 C07C 69/21 C07C 69/30 C07C 69/33 C07H 13/06 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1)で表されるエーテル化
    多価アルコール脂肪酸エステル。 G(A)x(B)y (1) 〔式中、Gはヒドロキシル基を3個以上有する多価アル
    コールにおけるすべてのヒドロキシル基の水素原子を除
    いた残基を示し、x個のAは同一でも異なってもよく次
    の一般式 【化1】 (RはR′又は-CH2OR′(R′は炭素数6〜36の直鎖
    又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基)を示す。)
    で表される基を示し、y個のBは同一でも異なってもよ
    く水素原子又は炭素数1〜11のアシル基を示し、少な
    くとも1つがアシル基である。x及びyはその和がGに
    おける多価アルコールのヒドロキシル基の数となるそれ
    ぞれ1以上の数を示す。〕
  2. 【請求項2】 一般式(1)中のBが、水素原子又は炭
    素数2〜4のアシル基である請求項1記載のエーテル化
    多価アルコール脂肪酸エステル。
  3. 【請求項3】 一般式(1)中のGが、ペンタエリスリ
    トール、ソルビトール、マンニトール、グリコシド類、
    グリセリン及び次の一般式 【化2】 (式中、aは2〜20の数を示す。)で表されるポリグ
    リセリン並びにこれらのアルキレンオキサイド付加物か
    ら選ばれる多価アルコールのすべてのヒドロキシル基か
    ら水素原子を除いた残基である請求項1又は2記載のエ
    ーテル化多価アルコール脂肪酸エステル。
  4. 【請求項4】 一般式(1)中のGが、ペンタエリスリ
    トール、グリセリン及び次の一般式 【化3】 (式中、bは2〜4の数を示す。)で表されるポリグリ
    セリンから選ばれる多価アルコールのすべてのヒドロキ
    シル基から水素原子を除いた残基である請求項1又は2
    記載のエーテル化多価アルコール脂肪酸エステル。
  5. 【請求項5】 一般式(1)において、R′が次の一般
    式(イ)又は(ロ) 【化4】 (式中、p及びqは、その和が13〜33となるそれぞ
    れ0〜33の整数を示し、r及びsは、その和が11〜
    31となるそれぞれ0〜31の整数を示す。)で表され
    るアルキル基である請求項1〜4のいずれかに記載のエ
    ーテル化多価アルコール脂肪酸エステル。
  6. 【請求項6】 一般式(1)においてR′がオレイル基
    である請求項1〜4のいずれかに記載のエーテル化多価
    アルコール脂肪酸エステル。
  7. 【請求項7】 次の一般式(2) G(B)z (2) (式中、Gはヒドロキシル基を3個以上有する多価アル
    コールにおけるすべてのヒドロキシル基の水素原子を除
    いた残基を示し、Bは水素原子又は炭素数1〜11のア
    シル基を示し、zはGにおける多価アルコールのヒドロ
    キシル基の数を示す。z個のBには、少なくとも1個ず
    つの水素原子及びアシル基が含まれる。)で表される多
    価アルコール脂肪酸エステルと、次の一般式(3) 【化2】 〔式中、RはR′又は-CH2OR′(R′は炭素数6〜36
    の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基)を示
    す。〕で表されるエポキシ化合物を反応させることを特
    徴とする次の一般式(1) G(A)x(B)y (1) 〔式中、G及びBは前記と同じ意味を示し、x個のAは
    同一でも異なってもよく次の一般式 【化3】 (Rは前記と同じ意味を示す。)で表される基を示し、
    y個のBは同一でも異なってもよく少なくとも1つがア
    シル基である。x及びyはその和がzとなるそれぞれ1
    以上の数を示す。〕で表されるエーテル化多価アルコー
    ル脂肪酸エステルの製造法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載のエーテ
    ル化多価アルコール脂肪酸エステルを含有する化粧料。
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