JP3033966U - 電磁リレー - Google Patents

電磁リレー

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JP3033966U
JP3033966U JP1996007277U JP727796U JP3033966U JP 3033966 U JP3033966 U JP 3033966U JP 1996007277 U JP1996007277 U JP 1996007277U JP 727796 U JP727796 U JP 727796U JP 3033966 U JP3033966 U JP 3033966U
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armature
electromagnetic relay
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JP1996007277U
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Inventor
雅之 柳
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宮本警報器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用頻度が高い場合でも作動不良等のトラブ
ル発生を減少させ、高寿命化が図れる安価な電磁リレー
を得ることを課題とする。 【解決手段】 磁心にコイルを巻いた電磁石の磁力によ
って接離動作を行う接極子と、接極子によって開閉され
る接点部を有する電磁リレーにおいて、磁心、接極子の
内、少なくとも1つ以上の部品の表面処理を磁化されな
い硬質材で行うとともに、接極子を接点部に極力近接す
るよう延長し、可動側、固定側いずれかの接点部を常時
マグネットギャップの維持できる厚さにした電磁リレー
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電磁リレーの高寿命化に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁リレーとしては、例えば図4に示すように、鉄心(2)にコイル( 1)を巻いた電磁石の励磁の有無によって接離動作を行う接極子(3)と、接極 子(3)によって開閉される可動側接点部(5)と、この接点部(5)と接触す る固定側接点部(6)を有するものがある。 そして、このような電磁リレーにおいては、接極子(3)と鉄心(2)の表面 を共に亜鉛メッキ処理している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電磁リレーにあっては使用頻度の高い用途の 場合、接点部が磨耗し、接点接触面積が減少したり、接極子と鉄心の衝突面の表 面処理がはがれたりした。特に亜鉛は脆弱なため衝撃等ではがれやすい。 また、接点部の厚さが磨耗して薄くなると、直ちにマグネットギャップがゼロ になってしまうため、接点部導通不良や接点部開離不能が生じ、発熱によってリ レーやコネクタを溶損することがあった。 具体的に例をあげると、例えばタクシー等の営業車に使用する電磁リレーの場 合、ラジエーターファンリレーではリレーが作動せずオーバーヒートし、ヘッド ランプリレーではリレーが作動し放しでバッテリーがあがり、エアコンリレーで はリレーが作動せずエアコンが効かないといった問題があった。 そこで本考案は、使用頻度が高い場合でも作動不良等のトラブル発生を減少さ せ、高寿命化が図れる安価な電磁リレーを得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上のような目的を達成するために、次のような電磁リレーを提供 するものである。 すなわち、磁心にコイルを巻いた電磁石の磁力によって接離動作を行う接極子 と、接極子によって開閉される接点部を有する電磁リレーにおいて、磁心、接極 子の内、少なくとも1つ以上の部品の表面処理を磁化されない硬質材で行ったこ とを特徴とする電磁リレーである。 そして、接極子を接点部に極力近接するよう延長し、可動側、固定側いずれか の接点部を常時マグネットギャップの維持できる厚さにしたことを特徴とするも のである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案における電磁リレーの一実施例を示す正面図であり、図2は同 じく側面図である。また、図3は接点部の説明図である。 図において、(1)はコイル、(2)は鉄心であり、鉄心(2)にコイル(1 )を巻いて電磁石を構成している。(3)は接極子であり、接極子(3)に取り 付けられた板バネ(4)の先端には可動側接点部(5)が設けられている。 この可動側接点部(5)は、電磁石の励磁の有無によって接離動作を行う接極 子(3)によって揺動し、固定側接点部(6)と接触したり、離れたりする開閉 動作を行うものである。
【0006】 従来、この鉄心(2)及び接極子(3)の表面は亜鉛メッキ処理されていたが 、亜鉛は脆弱なため、接極子(3)の接離動作の衝撃等によって、はがれやすい ものであった。 また、電磁リレーを高寿命化するため、従来は主に接点部の材質を高融点のも のにしたり、接点部の厚みをアップさせたりする等の工夫が施されていたが、こ れらの場合は高価になりやすい。 そこで、本考案は、安価でありながら、高寿命化が図れる電磁リレーを提供す るものであって、鉄心(磁心)、接極子の内、少なくとも1つ以上の部品の表面 処理を磁化されない硬質材で行うようにしたものである。なお、ここで言う磁化 されない硬質材とは、例えばクロムやニッケル等である。 これによれば、鉄心、接極子の表面処理のはがれがなく、表面処理の厚さ分の ギャップを維持することができる。 また、本考案においては、接極子(3)を可動側接点部(5)に極力近接する ように延長したため、接点部の放熱を助長することができるものである。 なお、このとき接極子(3)や板バネ(4)の厚さをアップすればさらに効果 が増す。
【0007】 また、可動側、固定側のいずれかの接点部が接触により磨耗して薄くなっても 、常にマグネットギャップを維持できるように、可動側、固定側いずれかの接点 部の厚さを厚く構成したため、たとえ片方の接点部が磨耗して無くなりかけたと しても、もう片方の接点部が残っている限り、接点接触面積を維持することがで きるようになっている。ただし、本考案においては、前述のように接点部の放熱 助長効果が大きいため、接点部は磨耗しにくい。 なお、マグネットギャップとは、図3で示すように、可動側接点部(5)が接 触した瞬間の接極子(3)と鉄心(2)の空隙(a)のことである。
【0008】 以上のように、本考案は、鉄心、接極子の内、少なくとも1つ以上の部品の表 面を磁化されない硬質材でメッキ処理して、はがれないようにするとともに、接 極子を接点部近くまで延長し、接点部の放熱を助長するようにしたものである。 そして、一方の接点部が磨耗しても、常にマグネットギャップが確保できるよ うに、少なくとも一方の接点部の厚さを厚く設定し、接点接触面積を維持できる ようにしたものである。 したがって、安価でありながら電磁リレーの高寿命化が図れるという効果が得 られる。 ちなみに、本考案の電磁リレーを実際に使用したら耐久寿命が従来の約3倍に なった。
【0009】
【考案の効果】 本考案によれば、安価であるにもかかわらず、高寿命化が図れる電磁リレーを 得ることができる。 また、接極子を接点部近くまで延長したため接点部の放熱が助長されるし、常 にマグネットギャップが確保されるので、接点導通不良や接点開離不能といった トラブルが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における電磁リレーの正面図
【図2】同上の側面図
【図3】接点部の説明図
【図4】従来の電磁リレーの正面図
【符号の説明】
1 コイル 2 鉄心 3 接極子 4 板バネ 5 可動側接点部 6 固定側接点部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁心にコイルを巻いた電磁石の磁力によ
    って接離動作を行う接極子と、接極子によって開閉され
    る接点部を有する電磁リレーにおいて、磁心、接極子の
    内、少なくとも1つ以上の部品の表面処理を磁化されな
    い硬質材で行ったことを特徴とする電磁リレー。
  2. 【請求項2】 前記接極子を接点部に極力近接するよう
    延長したことを特徴とする請求項1に記載の電磁リレ
    ー。
  3. 【請求項3】 可動側、固定側いずれかの接点部を常時
    マグネットギャップの維持できる厚さにしたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の電磁リレー。
JP1996007277U 1996-07-25 1996-07-25 電磁リレー Expired - Lifetime JP3033966U (ja)

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