JP3033872U - サイド駒とローレットピンの圧接部構造 - Google Patents

サイド駒とローレットピンの圧接部構造

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JP3033872U
JP3033872U JP1996007902U JP790296U JP3033872U JP 3033872 U JP3033872 U JP 3033872U JP 1996007902 U JP1996007902 U JP 1996007902U JP 790296 U JP790296 U JP 790296U JP 3033872 U JP3033872 U JP 3033872U
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neck
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JP1996007902U
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Inventor
庄介 大川
Original Assignee
株式会社バンビ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はサイド駒とローレットピンの新規な
圧接部構造を提供することを目的とするものである。 【構成】 本考案はサイド駒に設ける連結孔の外側にわ
ずかに偏心した小径孔部を設け、他方ローレットピンの
ローレット部の外側に凹環部を挟んで該小径孔部よりや
や太径の首部と該首部の外側にガイド用の先細傾斜面を
設け、該ローレットピンをガイド用の先細傾斜面より前
記の連結孔に打込み、該ローレットピンをローレット部
の連結孔の孔壁への圧接と、前記首部の小径孔部への曲
折圧入の２段階にて圧接するようにしたことを特徴とす
るサイド駒とローレットピンの圧接部構造にある。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
この考案はサイド駒とローレットピンの圧接部構造、詳しくはローレットピン とサイド駒間を２段階圧接するようにした圧接部構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、時計バンドを連結形成するためのそれぞれのサイド駒とローレットピン は図６に示すように中間の中駒1aとつなぎ駒1bに連通するサイド駒１の連結孔２ にローレットピン３を打込みして連結孔２の孔壁にローレット部４を圧接させて 固定するようにしている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、連結孔２の孔壁とローレット部４の圧接は使用時の回転による 摩耗などによって圧接が緩んでしばしばローレットピン３が連結孔２より抜出す るという課題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案はサイド駒に設ける連結孔の外側にわずかに偏心した小径孔部を設け、 他方ローレットピンのローレット部の外側に凹陥部を挟んで該小径孔部よりやや 太径の首部と該首部の外側にガイド用の先細傾斜面を設け、該ローレットピンを ガイド用の先細傾斜面より前記の連結孔に打込み、該ローレットピンをローレッ ト部の連結孔の孔壁への圧接と、前記首部の小径孔部への曲折圧入の２段階にて 圧接して固定するようにして、かかる課題を解決しようとするものである。
【０００５】
【考案の実施の形態】
以下図面に基づいて説明する。
【０００６】 図１に示すように、サイド駒１に内外両端から穿孔して内側に長尺の連結孔２ 、外側に短尺にて且つ連結孔２にわずかに偏心するとともにやや小径とする小径 孔部2aを設ける。他方ローレットピン３は両側のローレット部４の外側に幅狭の 凹環部５を挟んで小径孔部2aよりわずかに太径で且つ小径孔部2aより長尺の首部 ６を設けている。７は首部６の外側に設けるガイド用の先細傾斜面、８は先細傾 斜面７の外側に続く細径端部である。
【０００７】 ローレットピン３を細径端部８よりサイド駒１の連結孔２に打込むと、図３に 示すように首部６はガイド用の先細傾斜面７の先導にて首部６より細い凹環部５ をもとに小径孔部2aの偏心に沿って曲折して且つ小径孔部2a内に圧入して挿着す ることとなる。しかして首部６の小径孔部2aの外端より突出する部分は図５に示 すように小径孔部2a端にて切断するのである。この切断と研磨によって小径孔部 2a端と首部６端は合わせ目が消えて単一の平滑面を形成することとなる。
【０００８】
【考案の効果】
本考案は以上のようにして、サイド駒に設ける連結孔の外側にわずかに偏芯し た小径孔部を設け、他方ローレットピンのローレット部の外側に凹環部を挟んで 該小径孔部よりやや太径の首部を設けて、ガイド用の先細傾斜面より連結孔に打 込むことにより、ローレット部の孔壁への圧接と、首部の曲折を伴った小径孔部 への圧接の２段階にて圧接することとなるので、首部の曲折によって使用時にお けるローレットピンの回転が防止され、したがってローレット部の摩耗が回避さ れるとともに２段階圧接の作用によってローレットピンの抜出はまったく生じな いという効果を生ずる。
【０００９】 また首部の突出部を小径孔部端にて切断し磨くことにより、サイド駒の外端面 をローレットピンの打込みの痕跡のない恰も単一のムク駒のような平滑面に形成 することができるという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本考案のローレットピンとサイド駒の構造を
示す断面図である。
【図２】 ローレットピンの打込み過程で先細傾斜面が
小径孔部に接面した状態を示す部分拡大断面図である。
【図３】 先細傾斜面の案内により首部が凹環部をもと
に曲折しつつ小径孔部に圧入してゆく状態を示す部分拡
大断面図である。
【図４】 圧入完了時の部分拡大断面図である。
【図５】 小径孔部より突出した部分の首部を切断して
研磨した状態を示す部分拡大断面図である。
【図６】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
１はサイド駒 1aは中駒 1bはつなぎ駒 ２は連結孔 2aは小径孔部 ３はローレットピン ４はローレット部 ５は凹環部 ６は首部 ７は先細傾斜端面 ８は細径端部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 サイド駒に設ける連結孔の外側にわずか
    に偏心した小径孔部を設け、他方ローレットピンのロー
    レット部の外側に凹環部を挟んで該小径孔部よりやや太
    径の首部と該首部の外側にガイド用の先細傾斜面を設
    け、該ローレットピンをガイド用の先細傾斜面より前記
    の連結孔に打込み、該ローレットピンをローレット部の
    連結孔の孔壁への圧接と、前記首部の小径孔部への曲折
    圧入の２段階にて圧接するようにしたことを特徴とする
    サイド駒とローレットピンの圧接部構造。
  2. 【請求項２】 首部を圧入する小径孔部より長く形成し
    て、該首部の小径孔部の外端より突出する部分を小径孔
    部端にて切断し、小径孔部と首部端間を磨き合わせ平滑
    面とする請求項１記載の構造。
JP1996007902U 1996-07-22 1996-07-22 サイド駒とローレットピンの圧接部構造 Expired - Lifetime JP3033872U (ja)

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