JP2529327B2 - 金属部品間の塑性結合方法 - Google Patents

金属部品間の塑性結合方法

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JP2529327B2
JP2529327B2 JP63006139A JP613988A JP2529327B2 JP 2529327 B2 JP2529327 B2 JP 2529327B2 JP 63006139 A JP63006139 A JP 63006139A JP 613988 A JP613988 A JP 613988A JP 2529327 B2 JP2529327 B2 JP 2529327B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属部品間の塑性結合方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、第4図に示すように結合用凹部aを有する被結
合部品bに対して、板金製結合部品cを塑性結合する場
合、被結合部品bに対して板金製結合部品cを、被結合
部品bの結合用凹部aと板金製結合部品cの結合部dと
が対向するように配置し、該板金製結合部品cの結合部
近傍eを押圧することで、該板金製結合部品cの金属を
前記結合用凹部aに流入させて両部品b,cの塑性結合を
行なっていた。
(発明が解決しようとする課題) この従来の場合、結合用凹部aを設ける縦幅fは板金
製結合部品cの押圧後の板厚g以下であるため、結合用
凹部aが小さかった。そのため、結合用凹部aへの金属
流入量が少なく、また、板金製結合部品cの結合部近傍
の板厚が肉薄になって所要の結合強度を満足するのが困
難であるという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明の上記課題を解決するための手段は、嵌合状態
の金属製の2つの部品を塑性結合する金属部品間の塑性
結合方法として、被結合部となる嵌合部位に結合用凹部
が形成された被結合部品に対して、結合部となる嵌合部
位の近傍に両部品の塑性結合方向に対してほぼ直交する
方向に突出する突条部が形成された結合部品を、上記被
結合部と結合部とが対向するように配置し、上記結合部
品の突条部の反結合部側の側方部を押圧保持した状態
で、上記突条部をパンチで押圧して、該パンチによる押
圧方向に対してほぼ直交する方向に塑性流動させること
で、上記結合用凹部内に金属を流入させて両部品を塑性
結合するものとする。
(作用) 上記の構成により、結合部品の突条部はその反結合部
側が押圧保持された状態でのパンチによる押圧により結
合部側へ押し延ばされるよう塑性流動変形し、その余剰
金属が被結合部品の結合用凹部に流入して、両部品が塑
性結合する。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
本発明は第1図および第2図に示すように、被結合部
となる嵌合部位にローレット加工した結合用凹部1aが形
成された被結合部品としてのインナー部品1に対して、
結合部2aとなる嵌合部位の近傍に塑性結合方向に対して
ほぼ直交する方向に突出する突条部としてのリブ2bが形
成され、かつ歯2dを有する板金製スプライン部品2を、
結合用凹部1aと結合部2aとが対向するように配置し、該
スプライン部品2のリブ2bに対して結合部2aとは反対側
のリブ側方部2cをプレッサー10で押圧保持した後、リブ
2bをパンチ9dで押圧して、該パンチ9dによる押圧方向に
対してほぼ直交する方向に塑性流動させることで、スプ
ライン部品2の結合部2aの金属をインナー部品1の結合
用凹部1aに流入させて両部品1,2を塑性結合する方法で
ある。この場合、スプライン部品2は塑性変形するため
にインナー部品1よりも柔らかくなければならないが、
これは両部品1,2の熱処理具合によって硬さを調節す
る。また、スプライン部品2のリブ2bは塑性加工で成形
する。さらに、結合用凹部1aとしてのローレット加工部
は、金属が流入しやすく、かつ強固に結合するようにピ
ラミッド型の突起1bを突出させている。
次に、本発明を実施するプレス型3について説明す
る。
第3図に示すように、プレス型3の下型4はダイハウ
ジング5に組込んだダイス6によって構成され、ダイス
6はインナー部品1を支持するインナダイ6aとスプライ
ン部品2を支持するアウタダイ6bとスプライン部品2の
側部を支持するダイリング6cを具備している。上型7は
ホルダ8に組込んだポンチ9、プレッサー10、スプリン
グ11によって構成され、ポンチ9はインナー部品1を押
圧するインナポンチ9eとスプライン部品2を押圧するア
ウタポンチ9dとポンチブロック9a,9b,9cとを具備してい
る。プレッサー10はキー13によってホルダ8に固定さ
れ、上部ポンチブロック9aとの間にスプリング11を介装
している。そして、ダイス6の上にインナー部品1およ
びスプライン部品2をセットし、上型7で押圧するが、
この時の上型7の動きは、まずプレス機のスライド面12
の降下によって上部ポンチブロック9aがスプリング11を
通じてプレッサー10を押圧し、該プレッサー10がスプラ
イン部品2のリブ側方部2cを押圧して保持する。さらに
スライド面12を降下させることによって、上部ポンチブ
ロック9aが中間ポンチブロック9bを通じてプレッサー10
と下部ポンチブロック9cを押圧し、下部ポンチブロック
9cはアウタポンチ9d,インナポンチ9eを押圧する。この
際、スプライン部品2側のアウタポンチ9dがリブ2bを押
圧して塑性結合が行なわれる。この方法によると、リブ
2bを押圧した際のスプライン部品2の余剰金属がインナ
ー部品1の結合凹部1aに流入するので、スプライン部品
2の結合部近傍を板厚t以下に押圧することなく塑性結
合することができ、これによってインナー部品1の結合
用凹部1aの縦幅wを大きくして結合面積を広くでき、結
合されたインナー部品1とスプライン部品2はその許容
トルクを大きくすることができる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、結合部品の結合部近
傍に突条部が形成されていて、従来と比べて実質的に容
積が大きくなり、この突条部を押圧して塑性流動させる
ことによって生ずる余剰金属が結合用凹部に流入して塑
性結合が行なわれるので、結合部品の板厚が薄くなるこ
となく金属部品間の結合強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明実施例の金属部品間の塑性
結合方法を示し、第1図および第2図はスプライン部品
とインナー部品との塑性結合方法を示す説明図、第3図
はプレス型を示す縦断面図である。第4図は従来のスプ
ライン部品とインナー部品との塑性結合の状態を示す縦
断面図である。 1……インナー部品、1a……結合用凹部、2……スプラ
イン部品、2b……リブ、2c……リブ側方部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】嵌合状態の金属製の2つの部品を塑性結合
    する金属部品間の塑性結合方法であって、 被結合部となる嵌合部位に結合用凹部が形成された被結
    合部品に対して、結合部となる嵌合部位の近傍に両部品
    の塑性結合方向に対してほぼ直交する方向に突出する突
    条部が形成された結合部品を、上記被結合部と結合部と
    が対向するように配置し、 上記結合部品の突条部の反結合部側の側方部を押圧保持
    した状態で、上記突条部をパンチで押圧して、該パンチ
    による押圧方向に対してほぼ直交する方向に塑性流動さ
    せることで、上記結合用凹部内に金属を流入させて両部
    品を塑性結合することを特徴とする金属部品間の塑性結
    合方法。
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