JP3033744U - バーハンドルのための制動操作装置 - Google Patents

バーハンドルのための制動操作装置

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JP3033744U
JP3033744U JP1996000530U JP53096U JP3033744U JP 3033744 U JP3033744 U JP 3033744U JP 1996000530 U JP1996000530 U JP 1996000530U JP 53096 U JP53096 U JP 53096U JP 3033744 U JP3033744 U JP 3033744U
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JP
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brake
bracket
flange
grip
brake wire
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JP1996000530U
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Inventor
誠一 奥村
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誠一 奥村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自転車の制動操作は指でブレーキレバーを引く
ようにしていた。この操作は幼児などが、制動操作時し
っかりニギリを握ることが難しく、更にブレーキレバー
に充分指が届かない場合制動操作が遅れたり、充分な制
動力が得られず物又は人体にぶつかるという危険な問題
点があると共に、ブレーキレバーの遊び調整が大きすぎ
るとブレーキレバーとニギリの間で指を挟むこともあっ
た。この様な問題点からみて、操作し易い制動操作装置
を求めたのである。 【解決手段】上記の問題を解決するために本考案に係る
制動操作装置は、ハンドルバーを軸支したニギリをブラ
ケットに介して摺動回転するようにした構造であり、該
ニギリ1の基部にあるフランジ3に設けた掛止孔6に掛
止したブレーキワイヤーの係合子8を引き動かし、ブレ
ーキワイヤーを案内溝7に巻き上げ接続させたブレーキ
を作動させるのである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はバーハンドルのための制動操作装置であり、詳しくは自転車等車輌の制 動操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来バーハンドルを持つ車輌の中で、自転車のブレーキ操作は、ニギリをハンド ルバーに固定し、ハンドルの固定金具にブラケットを介して軸支されるブレーキ レバーを、復帰位置から往動位置への操作によりブレーキワイヤーを動作させて ブレーキを作動させていることが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにおいて、ブレーキ操作はブレーキレバ−を指で引き寄 せて制動している。この操作は、小さい子供、幼児がしっかりニギリを握ること が難しく、又ブレーキレバーに充分指が届かない場合制動操作が遅れたり制動力 が不足したりし、物あるいは人体にぶつかるという危険な問題点があった。又ブ レーキレバーの遊び調整が大き過ぎるとブレーキレバーを引き寄せた時、ニギリ とブレーキレバーの間に指を挟むこともあった。
【0004】 本考案は従来の技術が有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その 目的とするところは、常時ニギリを握った状態で、ブレーキ操作とハンドル操作 ができ、自転車等の車輌をより安全に乗ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成させるために本考案に係る制動操作装置は、ハンドルバーHを軸 支したニギリ1をブラケット10、11に介し、該ニギリ1を時計逆方向へ回す ことによりブレーキワイヤー9を動作させブレーキを作動させる如く成した制動 操作装置であり、前記ニギリ1は基部4にフランジ3と復帰位置決め突起5を有 し、該フランジ3にはブレーキワイヤーの円筒状の係合子8を係止する掛止孔6 と係合子8に接続されたブレーキワイヤー9を巻き上げるための案内溝7を備え 、更にフランジ基部4には、ニギリ1がブラケット10、11に対して復帰位置 に付勢する巻きばね19を装着した構造に成っている。
【0006】 ブラケットは、上部10と下受部11とに分割でき、内面にはフランジ3と復帰 位置決め突起5が摺動回転するコの字形の溝12、14を有している。しかし復 帰位置決め突起5が回転するための溝14は、ブラケット下受部11の内面にの み設けているため、ブラケット下受部内の範囲で摺動回転し、ニギリ1の復帰位 置を規制するものである。又、ブラケット下受部11のフランジ3と復帰位置決 め突起(5)が回転する溝14には、ブレーキワイヤー9を外側に導出するワイ ヤー挿通孔16があり、内腔部13、15は、ニギリ1を復帰位置方向に付勢す る巻きばね19が入るためのばね室となる。なお、ブラケット10、11は、締 付ボルト17、18を締付けることにより上部と下受部が符合しながら、ハンド ルバーHに固定され、且ニギリ1を支持しフランジ3がブレーキワイヤー9を巻 き上げ、接続されたブレーキを作動させるのである。
【0007】
【考案実施の形態】
図において10、11はハンドルバーHに固定するブラケットであり、1はハン ドルバーHに軸支されたニギリである。前記ニギリ1の基部にあるフランジ3に はブレーキワイヤーの円筒状の係合子8を係止する掛止孔6と係合子8に接続さ れたブレーキワイヤー9を巻き上げるための案内溝7を有し、また該フランジ3 の一部分が軸方向へつき出た復帰位置決め突起5を持ち、更にニギリ基部4には ブラケット10、11に対して復帰位置に付勢するする巻きばね19を装着する 。該巻回部の端から中心線の方向へ延びるばね足23を復帰位置決め突起5にあ る掛止孔21へ掛止し、もう一方の巻回部の端から中心線方向へ延びるばね足2 2をブラケット下受部11にある掛止孔20へ掛止させ、ニギリ1を作動位置か ら復帰位置へ復帰させるのである。なおニギリ1の把持部2を被覆するカバー体 24は、ゴム等すべりにくく触感の優れた素材を用いて形成されるものである。
【0008】 又、前記ブラケットは、上部10と下受部11に分割でき内面にはフランジ3と 復帰位置決め突起5が摺動回転するコの字形の溝12、14があるが、復帰位置 決め突起5の摺動回転するための溝14はブラケット下受部11の内面だけに設 けている。これは、復帰位置決め突起5の摺動回転する範囲をブラケット下受部 内に制限、規制しているのである。又溝14にはブレーキワイヤー9をブラケッ ト下受部11の外側へ導出するワイヤー挿通孔16が有り、内腔部15には巻き ばね19のばね足22を掛止する掛止孔20を備えている。なお、ブラケット1 0、11は締付ボルト17、18を締付けることにより上部と下受部が符合し、 ハンドルバーHに固定され、且ニギリを支持するのである。
【0009】 本考案は以上のように構成するもので、非制動操作時ニギリ1は巻きばね19に より復帰位置方向にある。そして制動操作時ニギリ1を時計逆方向へ回すと、フ ランジ3の掛止孔6に掛止したブレーキワイヤーの係合子8を引き動かし、ブレ ーキワイヤー9を案内溝7に巻き上げ、ブレーキワイヤー挿通孔16を通ってブ ラケットの外側へ導出されたブレーキワイヤー9は接続したブレーキを作動させ るのである。なお自転車はハンドル左右に制動操作装置をつけているので、右側 の操作は時計方向へ回さなければならない。
【0010】
【考案の効果】
本考案におけるバーハンドルのための制動操作装置は上述のとおり構成されてい るので、次に記載する効果を奏する。
【0011】 ニギリを回転操作することによりブレーキを作動させるので、従来使用していた ブレーキレバーが不要になると共にブレーキレバーの遊び調整が大き過ぎたとき に、ブレーキレバーとニギリの間で指を挟むこともなくなる。
【0012】 ハンドル部がすっきりし、デザイン上も美しくなり、非制動時と同様ニギリを握 ったまま制動操作を行うのでハンドル操作も安定すると共に、緊急時には即時制 動操作ができる。
【0013】 上記の様な効果を奏でると共に、幼児用三輪車、工事、農作業用一輪車のハンド ルバーや、ベビーカー、買物カート等の取手部に装備し接続させたブレーキを作 動させ、作業等の安全に役立てるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンドルバー及びニギリとブラケットの取付状
態を示す分解斜視図である。
【図2】ニギリの正面図である。
【図3】ニギリの側面図である。
【図4】ハンドルバーに取付けたニギリとブラケットの
断面図である。
【図5】aブラケットの上部断面図である。bブラケッ
トの下受部断面図である。
【図6】図4のA−A断面図である。
【図7】図1のB−B断面図である。
【図8】c巻きばね正面図である。d巻きばね側面図で
ある。
【符号の説明】
1 ニギリ 2 把持部 3 フランジ 4 ニギリ基部 5 復帰位置決め突起 6 係合子掛止孔 7 案内溝 8 係合子 9 ブレーキワイヤー 10 ブラケツト上部 11 ブラケット下受部 12 フランジ摺動回転のための溝 13 ブラケット上部の内腔部 14 復帰位置決め突起摺動回転のための溝 15 ブラケット下受部の内腔部 16 ブレーキワイヤー挿通孔 17 締付ボルト 18 締付ボルト 19 巻きばね 20 ばね足掛止孔 21 ばね足掛止孔 22 ばね足 23 ばね足 24 カバー体 H ハンドルバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルバー(H)に支軸されたニギリ
    (1)が該ニギリの基部にあるフランジ(3)をブラケ
    ット(10)(11)内で摺動回転することにより、ブ
    レーキワイヤー(9)を動作させ、ブレーキワイヤーに
    接続されたブレーキを作動させるが如く成した制動操作
    装置であって、前記ニギリ(1)には基部にフランジ
    (3)と復帰位置決め突起(5)がある。該フランジ
    (3)にはブレキワイヤーの円筒状の係合子(8)を係
    止する掛止孔(6)と係合子(8)に接続されたブレー
    キワイヤー(9)を巻き上げる案内溝(7)を有し、ニ
    ギリ基部(4)には、ニギリ(1)がブラケットに対し
    て復帰位置に付勢する巻きばね(19)が装着した構造
    になっている。そして、前記ブラケットは、ブラケット
    上部(10)とブラケット下受部(11)に分割され、
    ブラケット上部の内面にはフランジ(3)が摺動回転す
    る溝(12)があり、ブラケット下受部の内面にもフラ
    ンジ(3)と復帰位置決め突起(5)が摺動回転する溝
    (14)がある。この溝(14)は、復帰位置決め突起
    が摺動回転する範囲を制限するものであり、ニギリ
    (1)の復帰位置を規制する。なおブラケット(10)
    (11)は締付ボルト(17)(18)を締付けること
    により、上部と下受部が符合しハンドルバー(H)に固
    定され且ニギリ(1)を支持する。前記ニギリを回すこ
    とによりフランジ(3)の掛止孔(6)に係止した係合
    子(8)を引き動かし、係合子(8)につながったブレ
    ーキワイヤー(9)を巻き上げ接続されたブレーキを作
    動させる如く成したことを特徴とするバーハンドルのた
    めのブレーキ制動操作装置。
JP1996000530U 1996-01-19 1996-01-19 バーハンドルのための制動操作装置 Expired - Lifetime JP3033744U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012008167A1 (de) * 2012-04-13 2013-10-17 Ali Barjesteh Fahrradbremse
JP2018176860A (ja) * 2017-04-06 2018-11-15 和久 齋藤 ブレーキ装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012008167A1 (de) * 2012-04-13 2013-10-17 Ali Barjesteh Fahrradbremse
DE102012008167B4 (de) * 2012-04-13 2017-12-21 Ali Barjesteh Fahrradbremse
JP2018176860A (ja) * 2017-04-06 2018-11-15 和久 齋藤 ブレーキ装置

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