JP2003212177A - 小型3輪スクータ - Google Patents

小型3輪スクータ

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JP2003212177A
JP2003212177A JP2002010034A JP2002010034A JP2003212177A JP 2003212177 A JP2003212177 A JP 2003212177A JP 2002010034 A JP2002010034 A JP 2002010034A JP 2002010034 A JP2002010034 A JP 2002010034A JP 2003212177 A JP2003212177 A JP 2003212177A
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Japan
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brake pedal
main frame
wheel
brake
small
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JP2002010034A
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Keiichi Nakai
慶一 中井
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Ides KK
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Ides KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 略水平な足載部(24)を有する前後方向に
長いメインフレーム(10)と、このメインフレーム
(10)の前端に保持された1個の操向前輪(26)お
よび操向ハンドルバー(40)と、メインフレーム(1
0)の後端に保持された左右一対の後輪(48)とを備
える小型3輪スクータにおいて、簡単かつ少ない部品点
数でブレーキ装置を構成する。また重量増加も僅かであ
り、ブレーキの片効きを防ぎ、直進性と走行安定性を向
上させる。 【解決手段】 左右の後輪(48)の間でメインフレー
ム(10)の後端から斜め上後方に突出し上下動可能か
つ上方へ復帰習性を有する1個のブレーキペダル(5
4)と、このブレーキペダル(54)から左右両側方へ
突出して左右の後輪の上方へ延出する左右一対のブレー
キシュー(60)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1個の操向前輪
と2個の後輪とを持ち、片足を足載部に載せて他の片方
の足で路面を蹴りながら走行する小型3輪スクータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】前後方向に長いメインフレームに設けた
足載部に片足を載せ、他の足で路面を蹴りながら走行す
る小型スクータが公知である。
【0003】このようなスクータにおいてブレーキを設
けたものがある。例えば自転車とほぼ同様に、前輪また
は/および後輪のリムを左右一対のブレーキシューで挟
むキャリパブレーキを用いたものがある。この場合、ハ
ンドルバーのグリップ部分にブレーキレバーを設け、こ
のブレーキレバーを握る力をワイヤを介してブレーキシ
ューに伝える。
【0004】また2輪スクータにおいて、足載部の後部
に後輪の上方を覆う半円弧状の金属製のフェンダ(泥よ
け)を設け、このフェンダを片方の足で上から踏み下げ
ることによってフェンダを後輪に押し付けてブレーキ力
を発生させるものも公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】キャリパブレーキを用
いるものでは、ハンドルバーに設けたブレーキレバーを
握る力を、ワイヤなどでブレーキシューに伝えるため
に、構造が複雑になり、部品点数も多くなるという問題
が生じる。また低年齢の子供用や幼児用の簡易で小さな
スクータでは、このような本格的なブレーキを取付ける
ことは、車両重量の増加を招くことになり、操作も難し
いものとなる。
【0006】2輪スクータで後輪のフェンダを足で踏ん
でフェンダを後輪に押し付けるブレーキは、1個の後輪
に対しては適用できるが、2個の後輪を有するスクータ
に対しては適用できないという問題がある。すなわち2
個の後輪にそれぞれ設けた2つのフェンダを片方の足で
同時に押し付けることは極めて難しいからである。
【0007】また左右に分かれた2つのフェンダを踏む
力が不均等になると、ブレーキの片効き状態が生じる。
このブレーキの片効き状態が発生すると、スクータの直
進性が悪くなり、走行安定性が悪くなるという問題も生
じ得る。
【0008】この発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、自転車に用いるような本格的なブレーキ装
置を用いずに簡単な構造かつ少ない部品点数でブレーキ
装置を構成することができ、重量増加も僅かであり、簡
単な操作で左右の後輪にほぼ均等なブレーキ力を発生さ
せてブレーキの片効き状態の発生を防ぎ、直進性と走行
安定性を向上させることができる小型3輪スクータを提
供することを目的とする。
【0009】
【発明の構成】この発明によればこの目的は、略水平な
足載部を有する前後方向に長いメインフレームと、この
メインフレームの前端に固着されたヘッドパイプに回動
可能に保持された1個の操向前輪および操向ハンドルバ
ーと、前記メインフレームの後端に保持された左右一対
の後輪とを備える小型3輪スクータにおいて、前記左右
の後輪の間で前記メインフレームの後端から斜め上後方
に突出し上下動可能かつ上方へ復帰習性を有する1個の
ブレーキペダルと、このブレーキペダルから左右両側方
へ突出して左右の後輪の上方へ延出する左右一対のブレ
ーキシューとを備えることを特徴とする小型3輪スクー
タ、により達成される。
【0010】ここにブレーキペダルは、その前端を後輪
の車軸より前上方に位置する車体幅方向の支軸によって
メインフレームに連結し、その揺動端が常に側面視で後
輪よりも上方に位置するようにすれば、ブレーキペダル
を踏み込む時に足が左右の後輪に干渉しにくくなり、操
作性が良くなる。
【0011】左右一対のブレーキシューは、ブレーキペ
ダルと共に構成樹脂で一体成形すれば、部品点数の減少
に好適である。なおブレーキペダルは、前記のように支
軸でメインフレームに連結するのに代えて、メインフレ
ーム側と一体に形成してもよい。例えば足載部をメイン
フレームに固定した合成樹脂製の板(ステップ板、足載
板)で形成し、この板(足載板)の後端を斜め上後方へ
延出させてこの延出部分を上下に揺動可能なブレーキペ
ダルとしてもよい。この場合にはブレーキペダルは足載
板と一体であり、樹脂自身の弾性を利用してブレーキペ
ダルに上向きの復帰習性を持たせることができる。
【0012】足載部をメインフレームに固定した合成樹
脂製の板(足載板)で形成する場合には、この足載板の
後部を側面視で後輪の前上方の周縁付近から斜め上後方
へ折曲させてブレーキペダルに連続させるのが好まし
い。足載板に左右の足を前後に並べて惰性走行している
時に、後の足を滑らかにブレーキペダルに移してブレー
キを掛けることができるからである。
【0013】ブレーキペダルは前後方向から見て左右へ
僅かに遊動可能となるようにメインフレームに保持する
のが望ましい。例えばブレーキペダルをメインフレーム
に連結する支軸に遊びを設けたり、ブレーキペダル自身
を左右に捩れるようにする。このようにすれば、ブレー
キペダルを足で踏む際に両方のブレーキシューに加わる
ブレーキ力が自然に均等化され、後輪の片効き状態が発
生しにくくなる。このためブレーキを掛けた時の車両直
進性が良くなり、走行安定性が確保され得る。
【0014】
【作用】運転者は片足を足載部に載せ、他の片足で路面
を蹴って走行する。路面を蹴った足は、適時に左右の足
を足載部に前後に並べて足載部に載せ、惰性で走行する
こともできる。
【0015】ブレーキを掛ける時には、路面を蹴った足
や足載部に載せた両足のうち後方の足をブレーキペダル
に載せて踏み込む。するとブレーキペダルの後部が下降
し、ブレーキシューが後輪に押し付けられる。ブレーキ
ペダルを踏む力を調節することにより、ブレーキシュー
の後輪に対する押圧力を調節でき、ブレーキ力を制御す
ることができる。
【0016】ブレーキペダルは左右の後輪の間に位置す
るから、これを踏み込めば左右のブレーキシューに加わ
る後輪に対する押圧力は自然に均等化される。例えば、
ブレーキペダルの後端を車体幅方向中央付近に配置して
踏力が加わる位置を車体幅方向の中央に接近させると共
に、ブレーキシューの車体幅方向の突出量を均等にし
て、ブレーキペダルおよびブレーキシューを左右対称形
状にすれば、形状の対称性から左右のブレーキ力がほぼ
均等になる。このため直進性が良くなる。
【0017】
【実施態様】図1は本発明の一実施態様を示す斜視図、
図2はその前輪支持部付近を一部断面して示す側面図、
図3はメインフレームおよび後輪支持部付近を一部断面
して示す平面図、図4は後輪のブレーキ装置を示す側面
図、図5はブレーキペダルの平面図(A)と左側面図
(B)と底面図(C)、図6は同じく図5(A)におけ
るA−A断面図(A)とB−B断面図(B)と正面図
(C)と背面図(D)である。
【0018】図1〜4において符号10はメインフレー
ムであり、前端のステアリング・ヘッドパイプ12と、
このヘッドパイプ12から斜下後方へ下降してから水平
に後方へ延びる胴パイプ14と、この胴パイプ14の後
端に直角かつ水平に溶接されたリアパイプ16とを持
つ。胴パイプ14の水平部分には金属製のステップ取付
ブラケット18、20が前後に離して固着されている。
これらのステップ取付ブラケット18、20には後記す
るステップ板22が取付けられ、これらによってメイン
フレーム10に足載部24が形成される。
【0019】前のステップ取付ブラケット18は、図
3、4に示すように、胴パイプ14に上から載せて胴パ
イプ14に固着され、胴パイプ14に直交する水平なス
テップ取付面18aを持つ。後のステップ取付ブラケッ
ト20は、胴パイプ14に直交する水平なステップ取付
面20aと、このステップ取付面20aから後方へ延び
て平面視(図3)で胴パイプ14の直径とほぼ同じ幅で
起立する左右一対の軸受板20b、20bとを有する。
この軸受板20b、20bには後記するブレーキペダル
54が保持される。
【0020】前後のステップ取付ブラケット18、20
のステップ取付面18a、20aには、合成樹脂製の足
載板となるステップ板22が取付けられる。このステッ
プ板22は前後方向に長く、少なくとも運転者の片足を
載せるのに十分な幅と長さを持つ。ステップ板22の前
端は胴パイプ14の湾曲に沿って折曲されている。ステ
ップ板22の左右側縁は下方へ折曲されてステップ板2
2の剛性を増大させている。ステップ板22の後部は、
前記ステップ取付ブラケット20に設けた軸受板20
b、20bの両側が上方へ膨出しつつリアパイプ16の
前縁付近まで延出している(図3、4参照)。
【0021】ヘッドパイプ12には1個の操向前輪26
が保持される。すなわち図2に示すように、前輪26の
車軸両端は略逆U字状の前フォーク28に固定され、こ
の前フォーク28の上端は操向軸30の下端に溶着され
ている。この操向軸30はヘッドパイプ12の上下端に
圧入されたブッシュ32、34に回動自在に貫挿されて
いる。ここに操向軸30の下部外周には環状部材36が
嵌合されて溶着され、この環状部材36をヘッドパイプ
12の下端のブッシュ34に下方から当接させて前輪荷
重をこのブッシュ34で支持する。
【0022】なおこの環状部材36とブッシュ34との
間に前フェンダ38が保持されている。すなわちこの前
フェンダ38には、環状部材36の外径より小さい取付
孔が形成され、操向軸30をヘッドパイプ12に取付け
る前にこの取付孔に操向軸30を下方から通し、取付孔
をこの環状部材36とブッシュ34の下面との間に挟持
するものである。なお前フェンダ38の上面とブッシュ
34との間には座金(図示せず)が挟まれている。
【0023】操向軸30は金属パイプで作られ、その上
端はヘッドパイプ12より上方へ突出している。この操
向軸30の上端には軸方向のスリット(図示せず)が形
成されている。操向軸30には上方からハンドルバー4
0と一体のハンドルポスト42が挿入される。操向軸3
0の上端にはその外周を囲むクランプブラケット44が
取付けられている。このクランプブラケット44は操向
軸30をハンドルポスト42に締付けて両者を固定する
と共に、操向軸30がヘッドパイプ12から下方へ抜け
るのを防止する。クランプブラケット44は合成樹脂製
のカバー46で覆われている。
【0024】メインフレーム10の後端のリアパイプ1
6には、左右一対の後輪48、48が保持されている。
すなわちリアパイプ16の両端に取付けたキャップ5
0、50を貫通する車軸52の両端に、それぞれ後輪4
8、48が回転自在に取付けられている。ここに後輪4
8は前輪26よりも小径である。また後輪48および前
輪26は、合成樹脂製のハブ部と、硬度が異なる他の合
成樹脂製のタイヤ部とをインサート成形により一体化し
たものである。
【0025】次にブレーキ装置を説明する。図1、3、
4において、符号54はブレーキペダルである。このブ
レーキペダル54は、その前端が前記メインフレーム1
0のステップ取付ブラケット20に設けた軸受板20
b、20bに支軸56で連結されて斜め上後方に突出し
ている。ブレーキペダル54は、合成樹脂製であり、図
5、6に示すように、平面視で前部の幅が広く後部の幅
が狭い略台形である。このブレーキペダル54の前部中
央には、下方が開いた略箱状の取付部54aが一体成形
されている。
【0026】この取付部54aは前記メインフレーム1
0側の軸受板20b、20bの間に後方から挿入され、
これら軸受板20b、取付部54a、軸受板20bを貫
通する支軸56でメインフレーム10に連結される。ま
たブレーキペダル54の取付部54a内には、この支軸
56に巻掛けられたトーションコイルばね58が装填さ
れている。このトーションばね58の一端は、リアパイ
プ16あるいは胴パイプ14に係止され、他端はブレー
キペダル54の下面に突出するリブに形成した溝54b
(図5(C)、図6(A)参照)に下方から係止されて
いる。
【0027】この結果このトーションばね58によっ
て、ブレーキペダル54にはその後端に上方への回動復
帰習性が付与される。ブレーキペダル54はその復帰状
態では、図4に実線で示すように、取付部54aの上面
に突設した車体幅方向に長い突部54cを、ステップ板
22から取付部54aの前縁に向かって突出する舌部2
2aに当接させることにより位置決めされる。
【0028】この状態でブレーキペダル54は、後輪4
8の車軸52より前上方に位置する車体幅方向の支軸5
6付近から後斜め上方へ突出する。なおステップ板22
の後部は、図4に示すように、側面視で後輪48の前上
方の周縁付近から斜め上後方に折曲されて、ブレーキペ
ダル54の上面に滑らかに連続している。
【0029】このブレーキペダル54の左右側縁には、
左右両側へ突出して左右の後輪48、48の上方へ延出
するブレーキシュー60、60が一体成形されている。
ブレーキシュー60は図5、6に示すように、水平方向
にのびる略板状であり、その前縁および後縁に補強用の
リブ60a、60bが一体成形されている。なおリブ6
0a、60bは根元側(ブレーキペダル54側)が幅広
く、先端側が幅狭くなるように、略三角形に形成され、
後輪48と干渉しないように作られる。
【0030】ブレーキシュー60は、ブレーキペダル5
4を足(あるいは靴)の裏で踏むことによりブレーキペ
ダル54と共に支軸56を中心にして円弧を描きながら
下降し、その先端付近が後輪48の上縁に接触する。こ
の時ブレーキシュー60の下面(摩擦面)は図4に仮想
線で示すように後輪48の接線とほぼ平行となるよう
に、ブレーキシュー60の下面の角度を決めておく。な
おブレーキペダル54は踏み込んだ時を含めてブレーキ
ペダル54の揺動端が常に後輪48よりも上方に位置す
るようにして、ブレーキペダル54の踏込み動作をし易
くしている。
【0031】この実施態様においては、通常の走行中に
はハンドルバー40を握りながら片足をステップ板22
の上面に載せて立ち、他の片足で路面を蹴る。停止する
時には、路面を蹴っていた足のつま先をブレーキペダル
54に載せて下へ踏めばよい。ブレーキペダル54が踏
まれると、これと一体のブレーキシュー60が後輪48
の周面に接触し、制動力を発生する。ブレーキペダル5
4の踏力を変えることによりブレーキシュー60の後輪
48に対する押圧力を変えて制動力を制御することがで
きる。
【0032】ブレーキペダル54から足を離せば、ブレ
ーキペダル54はトーションばね58によって上方へ復
帰する。このためブレーキシュー60は後輪48から離
れ、ブレーキは解除される。
【0033】ここにブレーキペダル54は合成樹脂製で
あり、全体が左右に僅かに捩れる柔軟性を持っている。
ブレーキペダル54とメインフレーム10とを連結する
支軸56に僅かな遊びを持たせておくことによって、ブ
レーキペダル54が僅かに捩れるようにしてもよい。こ
のようなブレーキペダル54の捩れによって、左右の後
輪48、48に発生するブレーキ力を均等化させること
ができる。
【0034】すなわちブレーキペダル54を踏む位置や
踏む方向が左右非対称になって一方のブレーキシュー6
0が強く押し下げられその押圧力が大きくなっても、こ
のブレーキシュー60に後輪48から加わる反力が増え
るためにブレーキペダル54が反対方向に捩られること
になり、他方のブレーキシュー60の押圧力が増えるか
らである。このようにブレーキペダル54を僅かに捩り
方向に変形可能にしたり、捩り方向に僅かに回動可能に
保持することにより、左右の後輪48、48が発生する
ブレーキ力を自動的に均等化させることができる。この
ため左右の後輪48、48の制動力の不均一による直進
性の悪化を招いたり、走行安定性が悪くなるのを防ぐこ
とができる。
【0035】この実施態様では、図4から明らかなよう
に、ブレーキペダル54を保持する支軸56の位置を側
面視で後輪48の外周円よりも内側にした。このためブ
レーキシュー60の自己サーボ効果が発生せず、ブレー
キ力が急増するのを防ぎ、ブレーキペダル54の踏力に
対応して滑らかにブレーキ力を制御することができる。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、左右一対の後輪の間
で斜め上後方へ突出するブレーキペダルに、左右一対の
ブレーキシューを左右に突出するように設け、ブレーキ
ペダルを踏むことによってブレーキシューを後輪に押し
付けるものであるから、極めて簡単な構造でかつ少ない
部品点数で軽量なブレーキ装置を形成することができ
る。このため年少の子供用や幼児用の簡易な小型3輪ス
クータに適用するのに好都合である。
【0037】また両後輪の間から斜め後上方にのびる1
つのブレーキペダルの操作により、左右の後輪にほぼ均
等な制動力を発生させることができるから、制動時の直
進性が悪くなることがなく、走行安定性が優れた小型3
輪スクータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す斜視図
【図2】同じくその前輪支持部付近を一部断面した側面
【図3】同じくその後輪支持部付近を一部断面した側面
【図4】ブレーキ装置を示す側面図
【図5】ブレーキペダルの平面図(A)と左側面図
(B)と底面図(C)
【図6】ブレーキペダルの図5(A)におけるA−A線
断面図(A)とB−B線断面図(B)と正面図(C)
【符号の説明】
10 メインフレーム 12 ヘッドパイプ 14 胴パイプ 16 リアパイプ 18、20 ステップ取付用ブラケット 20b 軸受板 22 ステップ板(足載板) 24 足載部 26 前輪 40 操向ハンドルバー 48 後輪 52 車軸 54 ブレーキペダル 56 支軸 58 トーションばね 60 ブレーキシュー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平な足載部を有する前後方向に長い
    メインフレームと、このメインフレームの前端に固着さ
    れたヘッドパイプに回動可能に保持された1個の操向前
    輪および操向ハンドルバーと、前記メインフレームの後
    端に保持された左右一対の後輪とを備える小型3輪スク
    ータにおいて、 前記左右の後輪の間で前記メインフレームの後部から斜
    め上後方に突出し上下動可能かつ上方へ復帰習性を有す
    る1個のブレーキペダルと、このブレーキペダルから左
    右両側方へ突出して左右の後輪の上方へ延出する左右一
    対のブレーキシューとを備えることを特徴とする小型3
    輪スクータ。
  2. 【請求項2】 ブレーキペダルはその前端が後輪の車軸
    より前上方に位置する車体幅方向の支軸により上下に揺
    動可能にメインフレームに連結され、その揺動端が常に
    側面視で後輪よりも上方に位置するようにした請求項1
    の小型3輪スクータ。
  3. 【請求項3】 左右一対のブレーキシューはブレーキペ
    ダルと共に合成樹脂で一体成形されている請求項1また
    は2の小型3輪スクータ。
  4. 【請求項4】 足載部はメインフレームに固定された合
    成樹脂製の足載板で形成され、この足載板の後部は側面
    視で後輪の前上方の周縁付近から斜め上後方に折曲され
    てブレーキペダルに連続している請求項1〜3のいずれ
    かの小型3輪スクータ。
  5. 【請求項5】 ブレーキペダルは前後方向から見て左右
    方向へ僅かに遊動可能となるようにメインフレームに保
    持されている請求項1〜4のいずれかの小型3輪スクー
    タ。
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