JP3033516U - 方向指示機付きバックミラー - Google Patents

方向指示機付きバックミラー

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JP3033516U
JP3033516U JP1996007268U JP726896U JP3033516U JP 3033516 U JP3033516 U JP 3033516U JP 1996007268 U JP1996007268 U JP 1996007268U JP 726896 U JP726896 U JP 726896U JP 3033516 U JP3033516 U JP 3033516U
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紀明 井手
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紀明 井手
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方向指示機付きバックミラーの、バック
ミラーによる後方視認がしにくい、ドライバーの目が
疲れる、方向指示機の点滅が見にくい等の問題点を解
消し、実用性を大きく高める。 【解決手段】車体(A)の側方に突出して取り付けられる
バックミラーの下方に方向指示機(2)が備えられてい
る。少なくともバックミラーの鏡面(1)と方向指示機(2)
との間及び方向指示機(2)の車両側の側方に遮光のため
のバイザー(3)が備えられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、方向指示機を備えたバックミラーに関するものであり、特にトラッ ク,バス等の大型車両に適したものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車には車線変更や右左折時に前方や後方の車両や歩行者にそのことを知ら せるための方向指示機(いわゆるウインカー)を装備することが義務づけられて いる。
【0003】 しかしながら、方向指示機は車体の前面のフロントライトの両サイドと、後面 のリアライトの両サイドにのみに設けられていることが多く、対向車や後方走行 車には確認することができても車体の側方にいる車両(特にバイクや自転車)や 歩行者からは確認することができず、これに起因する巻き込み事故等が発生して いる。特に最近では規制の変更によりトラック等の車体側方に方向指示機を取り 付ける義務がなくなったため、更に事故の増加が予想される。
【0004】 又、方向指示機が比較的低い位置に取り付けられているため、歩行者や自転車 ,バイクの運転者の目から見るとかなり下方であり自動車に近い位置にいる場合 はたとえ側方にいなくても確認することが困難である。
【0005】 そこで、車体の両側に位置するバックミラー(いわゆるサイドミラーであり、 フェンダーミラー,ドアミラー等がこれに含まれる)に方向指示機を取り付けて 側方の車両や歩行者から方向指示機を認識しやすくして巻き込み等の交通事故を 防止しようとする提案が各種なされている。
【0006】 例えば特開昭57-138445号,特開平3-287424号,特開平4-55136号,特開平7-23 7496号,特開平7-251672号,実開昭55-181202号,実開昭58-6855号,実開昭58-1 11647号,実開昭62-172647号,実開昭63-35640号,実開平2-11740号,実開平2-9 6330号,実開平7-18992号等が上記のような方向指示機付きのバックミラーであ る。これらは巻き込み防止のために斜め後方から方向指示機を確認できるように 後ろ向きに方向指示機を配したものであり、対向車から確認しやすいように前向 きに方向指示機を配する発明,考案も実開平4-84050号,実開平4-69337号をはじ め多数出願されている。
【0007】 上記のような方向指示機付きバックミラーのうち、後方に向けて方向指示機を 取り付けるタイプのものは、発案としては評価できるものの現実性に乏しく現在 に至るまでこのようなものはほとんど商品化等されていない。
【0008】 問題点としては、まず方向指示機が作動して点滅すると、その点滅光がドライ バーの目に入り心理的にイライラさせ、特に長時間運転するトラック,バス,タ クシー等のドライバーでは目が非常に疲労しやすくなるということがあげられる 。
【0009】 又、通常の方向指示機と異なり後方の歩行者やバイク等にも認識してもらいや すいように、あえて車体の比較的上方に位置するバックミラーに取り付けている のであるが、そのために昼間の運転時には太陽光が直接当たって方向指示機の周 囲が明るすぎるため点滅していても実際にそれを認識することは実質的に困難で あり、昼間はこの方向指示機付きバックミラーを取り付けるメリットがほとんど なかった。
【0010】 更に深刻なのは、車線変更や右左折する際にドライバーは後方を確認するため にバックミラーを確認するが、その際にバックミラーの近傍で方向指示機が点滅 しているので点滅光によりミラーにうつる後方の様子が極めて視認しにくく(特 に夜間はほとんど後方確認できず)、却って後方不注意による事故を招きやすい という欠点があった。
【0011】 このように本来は事故を無くして交通に寄与することを目的として考えられた のにもかかわらず、実際には十分な効果が得られないばかりか、却って交通事故 を招きやすい状況を作り出してしまうという皮肉な結果となっていた。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
そこで上記したような不都合を配して実際に交通安全に寄与しうる方向指示機 付きバックミラーを提供することが課題となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の方向指示機付きバックミラーは車体(A)の側方に突出して取り付けら れるバックミラーの下方に方向指示機(2)が備えられており、少なくともバック ミラーの鏡面(1)と方向指示機(2)との間及び方向指示機(2)の車両側の側方に遮 光のためのバイザー(3)が備えられていることを特徴とする。
【0014】
【考案の実施の態様】
以下、本考案を好適な実施例を用いて説明する。図1は本考案に係る方向指示 機付きバックミラー(トラック等の大型車両の車体(A)左側用)の実施例を示し た図である。この方向指示機付きバックミラーはトラック等の大型車両に用いら れるものである。
【0015】 (1)はバックミラーの鏡面であり、(2)はその下方に取り付けられた方向指示機 である。このように、方向指示機をバックミラーの下方に取り付けたのは大型 車両の場合、バックミラーは比較的高い位置にあるため下方に取り付けることに より後方を走行中の車両や歩行者から見やすい高さに方向指示機を位置させるこ とができることと、バックミラーの外側に付けると実質的な車幅が広くなって しまい狭い道での走行がしにくくなること等の理由による。
【0016】 方向指示機(2)の点滅は通常の車体の前方及び後方に取り付けられた方向指示 機の点滅と連動している。
【0017】 (3)はバイザーであり、バックミラーの鏡面(1)と方向指示機(2)との間(すな わち方向指示機(2)の上方)と、方向指示機(2)の車体側の側方に設けられている 。このように設けることにより方向指示機(2)の点滅光がバイザー(3)により遮ら れドライバーの目に入らず、チラツキによりイライラしたり、目が疲れることが ない。
【0018】 又、バックミラーの上方から強い日差しを受けても方向指示機(2)はバイザー( 3)の影に位置するため、昼間でも方向指示機(2)の周囲は比較的暗い状態に維持 される。したがって、方向指示機(2)の点滅は明確に認識される。
【0019】 更に、ドライバーが車線変更等の際にバックミラーで後方確認する場合にも、 方向指示機(2)の光に邪魔されずにバックミラーの鏡面(1)をしっかり確認するこ とができる。
【0020】 方向指示機が適切に作動するか否かは定期的に(又は乗車時毎に)点検すれば よく、運転中に確認する必要はないので、ドライバーからは方向指示機の点滅が 全く見えなくてもなんら支障はない。
【0021】 方向指示機の基部とバックミラーの基部とは一体成形してもよいし、別に作っ てから接合してもよい。後者の場合、バックミラーに対する方向指示機の角度を 若干変えて方向指示機の向きを調整できるような構成としてもよい。このように すればドライバーの体格,運転姿勢,座席位置の好み等に起因してバックミラー の角度が若干異なっても方向指示機の向きを適切にすることができる。
【0022】 上記の実施例ではバイザー(3)をバックミラーの鏡面(1)と方向指示機(2)との 間と、方向指示機(2)の車体側の側方のみに設けたが、これに加えて方向指示機( 2)の下方や外側(車体と反対側)の側方にも設けてもよい。但し、この場合は斜 め後方や車高の低い車両の運転席からも見えるようにこの部分のバイザーは(後 方に行くほど広がるように)やや角度をつけて設けることが望ましい。
【0023】 尚、実開昭60-183642号には、「バックミラーと近接して後方照射ランプを併 設し、バックミラーの鏡面と後方照射用ランプの照射面との間に防眩用遮蔽体を 突設したことを特徴とするバックミラー」が提案されており、バックミラー近傍 の光がドライバーの目に入らないように防眩用遮蔽体(本考案に言うところの「 バイザー」)を用いる点で本考案と類似している。
【0024】 しかしながら、実開昭60-183642号の考案の後方照射用ランプは基本的に夜間 における「車両の後退時における車両の側方及び後方の視界を確保」するもので あり、後方路面を照射できるように「後方照射ランプから発する光束は、・・・ 水平方向よりも若干下向きとなるように設定しておく」ようにしている。そのた め「バックミラーの鏡面と後方照射用ランプの照射面との間に防眩用遮蔽体を突 設した」だけでドライバーの目に光が入らないとしている(もっとも、実際には この場合でも後方照射ランプの光は後方照射ランプの側方からドライバーの目に 届くと考えられる)。
【0025】 一方、本考案のように方向指示機をバックミラーに取り付けている場合、方向 指示機は「水平方向よりも若干下向きとなるように設定」されている訳ではない ので、実開昭60-183642号の図1や図2(共に実開昭60-183642号の考案の実施例 を示した図)のような防眩用遮蔽体では方向指示機の光が側方からドライバーの 目に入ってくることを防ぐことができず、本考案の課題を解決することはできな い。又、実開昭60-183642号の防眩用遮蔽体は斜め下方に向けて突出しているた め斜め下方を照射するには適しているかもしれないが、本考案ではこのような防 眩用遮蔽体を採用したのでは後方の車両や歩行者から方向指示機の点滅を確認す ることが困難となるので好ましくない。
【0026】 したがって、本考案は実開昭60-183642号の防眩用遮蔽体を単に方向指示機付 きバックミラーに転用したものではなく、効果にも大きな差異がある。
【0027】
【考案の効果】
以上述べたように本考案により方向指示機付きバックミラーの、バックミラ ーによる後方視認がしにくい、ドライバーの目が疲れる、方向指示機の点滅 が見にくい等の問題点を解消し、実用性を大きく高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の方向指示機付きバックミラーの一実施
例を示した図。
【符号の説明】
(1) バックミラーの鏡面 (2) 方向指示機 (3) バイザー (A) 車体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側方に突出して取り付けられるバ
    ックミラーの下方に方向指示機が備えられており、少な
    くともバックミラーの鏡面と方向指示機との間及び方向
    指示機の車両側の側方に遮光のためのバイザーが備えら
    れていることを特徴とする方向指示機付きバックミラ
    ー。
JP1996007268U 1996-07-05 1996-07-05 方向指示機付きバックミラー Expired - Lifetime JP3033516U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010143473A1 (ja) * 2009-06-09 2010-12-16 本田技研工業株式会社 車両の前側方を視認する装置
CN101927729A (zh) * 2009-06-23 2010-12-29 本田技研工业株式会社 车辆的前侧方视觉辨认装置
WO2021172134A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 市光工業株式会社 車両用灯具

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