JP3033256B2 - スタンピング成形用金型構造 - Google Patents

スタンピング成形用金型構造

Info

Publication number
JP3033256B2
JP3033256B2 JP3170069A JP17006991A JP3033256B2 JP 3033256 B2 JP3033256 B2 JP 3033256B2 JP 3170069 A JP3170069 A JP 3170069A JP 17006991 A JP17006991 A JP 17006991A JP 3033256 B2 JP3033256 B2 JP 3033256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
pad
stamping
plastic sheet
stamping molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3170069A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0516219A (ja
Inventor
川端信弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3170069A priority Critical patent/JP3033256B2/ja
Publication of JPH0516219A publication Critical patent/JPH0516219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3033256B2 publication Critical patent/JP3033256B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パット構造を有する
スタンピング成形用金型構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4及び図5に示すスタンピング
成形用金型構造が知られている。
【0003】図4及び図5において、1はスタンピング
成形用金型、2はクリップ、3は被成形材であるプラス
チックシートであり、4はスタンピング成形用金型1に
設けられたパットである。
【0004】スタンピング成形用金型1により成形物を
形成する場合、上型1aと下型1bの間に、両端部をク
リップ2(他方図示せず)に保持されたプラスチックシ
ート3を配置した後、上型1aと下型1bによる型締め
を行って加熱状態にあるプラスチックシート3を成形す
る。
【0005】そして、型締め時、プラスチックシート3
がスタンピング成形用金型1内に引っ張り込まれないよ
うに、プラスチックシート3は、型締めを行う前に、ス
プリング5aにより上型1aに装着された上パット4a
とスプリング5bにより下型1bに装着された下パット
4bとで、外周部が挟持固定される。
【0006】このように、パット4によりプラスチック
シート3の外周部を挟持固定することにより、絞り時の
肉余りによるシワ等の発生を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスタンピング成形用金型構造において、被成
形材が、例えば鉄板のように剛性を有するものの場合
は、それ自体たるみが少ないためシワ等の発生を生じさ
せずに成形が可能であるが、加熱されたプラスチックシ
ート3等の可撓性を有するものの場合、それ自体たるみ
を持っているためシワR(図5参照)等の発生を防止す
ることができないという問題点があった。
【0008】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、可撓性を有しそ
れ自体たるみを持っている被成形材であっても、スタン
ピング成形に際してシワ等の発生を防止することができ
るスタンピング成形用金型構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るスタンピング成形用金型構造は、保
持手段により保持された被成形材を上型と下型による型
締め前にそれぞれの型に設けた上・下パットに挟持固定
させるパット構造を有するスタンピング成形用金型構造
において、前記上・下パットの少なくとも一方に、前記
上・下パットによる挟持固定前に前記被成形材に係止可
能な緊張部材を有する引き出し手段を設けたことを特徴
としている。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係るスタンピング成形用金
型構造の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
【0011】図1〜図3において、10はスタンピング
成形用金型、11はクリップ、12は被成形材であるプ
ラスチックシートであり、13はスタンピング成形用金
型10に設けられたパットである。
【0012】スタンピング成形用金型10は、上型10
aと下型10bを有しており、上型10aと下型10b
は図示しない駆動手段により、上型10aと下型10b
とが離間した型開き状態、或は上型10aと下型10b
とが密着した型締め状態にすることができる。この型締
め状態により、プラスチックシート12をプレスし成形
することができる。上型10aの端縁部には凹所14が
形成されており、下型10bの端縁部には凹所15が形
成されている。
【0013】クリップ11(保持手段)は、スタンピン
グ成形用金型10の外側に配置された搬送機(図示せ
ず)に設けられており、係止爪等によりプラスチックシ
ート12を係止保持することができる。
【0014】プラスチックシート12は、ガラスファイ
バーコンポジットポリエチレン等により形成されてお
り、可撓性を有しそれ自体たるみを持っている。
【0015】パット13は、凹所14に格納可能に装着
された上パット16と、凹所15に格納可能に装着され
た下パット17とを有している。上パット16は、スプ
リング18により弾発保持されて下部が凹所14から突
出しており、下パット17は、スプリング19により弾
発保持されて上部が凹所15から突出している。上パッ
ト16及び下パット17を弾発保持するためには、スプ
リング18及びスプリング19に限らずシリンダー等を
用いてもよい。また、下パット17の上部外側面は、滑
らかな曲面に形成されている。
【0016】これら上パット16と下パット17は、ス
タンピング成形用金型10の型締めに際し、型締め直前
に上パット16の下端面16aと下パット17の上端面
17aが出会い密着した状態となった後、それぞれが各
スプリング18,19の弾発力に抗して押し戻され、密
着状態を維持したまま各凹所14,15に格納される。
【0017】また、上パット16の外側面16bには、
スタンピング成形用金型10とクリップ11との間に位
置させた引き出しプレート(引き出し手段)20が設け
られている。
【0018】引き出しプレート20は、下端面16aか
ら下パット17側に突出する基部20aの先端に平坦面
20bを有しており、平坦面20bには爪(緊張部材)
21が下パット17側に向けて突設されている。爪21
の尖端は鋭利に形成されており、例えばプラスチックシ
ート12等に押し当てることにより切り込ませて係止さ
せることができる。この基部20aの下端面16aから
の突出量A(図1参照)は、必要とするプラスチックシ
ート12の引き出し量に対応させる。
【0019】次に、上記構成を有するスタンピング成形
用金型構造の作用を説明する。
【0020】先ず、スタンピング成形用金型10を型開
き状態にし、プラスチックシート12の両端をクリップ
11により引っ張り保持した搬送機を介して、スタンピ
ング成形用金型10内にプラスチックシート12を搬送
する。このとき、上パット16は、下端面16aが凹所
14から突出し、下パット17は、上端面17aが凹所
15から突出した状態にある。
【0021】一方、搬送されて上型10aと下型10b
の間に位置するプラスチックシート12は、例えば18
0〜200℃に加熱されており更にたるみ易くなってい
る。このため、クリップ11により引っ張り保持されて
いても、下パット17に載置された状態でスタンピング
成形用金型10内に位置する中央部分は垂れ下がってい
る(図1参照)。
【0022】続いて、スタンピング成形用金型10の型
締めを行う。型締めのために上パット16と下パット1
7が接近するが、このとき、上パット16の移動によっ
て引き出しプレート20も移動し、型締め直前に爪21
の尖端がプラスチックシート12に押し当たり切り込む
こととなる。更に、上パット16と下パット17の接近
が進むに連れて、爪21が切り込んだプラスチックシー
ト12は平坦面20bに係止した状態で下方へと押し下
げられる。周辺部が押し下げられることにより、中央部
分は周辺側へと引き出されてプラスチックシート12は
緊張する。緊張することによりプラスチックシート12
は緩みが無くなり、スタンピング成形用金型10内にお
いてたるみは解消される。
【0023】その後、下端面16aと上端面17aが出
会うことにより、たるみが解消された状態にあるプラス
チックシート12は密着した下端面16aと上端面17
aの間に挟持固定される(図2参照)。
【0024】そして、型締め時、上パット16と下パッ
ト17のそれぞれが各スプリング18,19の弾発力に
抗して押し戻されて、密着状態を維持したまま各凹所1
4,15に格納され、スタンピング成形が完了する(図
3参照)。
【0025】このように、型締め前に、スタンピング成
形用金型10内のプラスチックシート12のたるみを除
去することができることから、シワのない良好な成形品
が得られる。
【0026】また、本構造においては、プラスチックシ
ート12の引き出し量(押し出し量)の調整が重要とな
るが、突出量Aの調整により引き出し量が調整できる。
【0027】
【発明の効果】この発明に係るスタンピング成形用金型
構造は、保持手段により保持された被成形材を上型と下
型による型締め前にそれぞれの型に設けた上・下パット
に挟持固定させるパット構造を有するスタンピング成形
用金型構造において、前記上・下パットの少なくとも一
方に、前記上・下パットによる挟持固定前に前記被成形
材に係止可能な緊張部材を有する引き出し手段を設けた
ため、可撓性を有しそれ自体たるみを持っている被成形
材であっても、スタンピング成形に際してシワ等の発生
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスタンピング成形用金型構造を
示す説明図である。
【図2】型締め途中のスタンピング成形用金型構造を示
す説明図である。
【図3】型締め時のスタンピング成形用金型構造を示す
説明図である。
【図4】従来のスタンピング成形用金型構造を示す図1
と同様の説明図である。
【図5】従来のスタンピング成形用金型構造を示す図3
と同様の説明図である。
【符号の説明】
10 スタンピング成形用金型 10a 上型 10b 下型 11 クリップ(保持手段) 12 プラスチックシート(被成形材) 16 上パット 17 下パット 20 引き出しプレート(引き出し手段) 21 爪(緊張部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−233819(JP,A) 特開 昭57−77524(JP,A) 特開 平3−138114(JP,A) 特開 平2−241721(JP,A) 特開 昭57−56217(JP,A) 特開 平2−145313(JP,A) 実開 昭58−136312(JP,U) 実開 昭62−199326(JP,U) 実開 昭59−7818(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 51/00 - 51/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持手段により保持された被成形材を上
    型と下型による型締め前にそれぞれの型に設けた上・下
    パットに挟持固定させるパット構造を有するスタンピン
    グ成形用金型構造において、 前記上・下パットの少なくとも一方に、前記上・下パッ
    トによる挟持固定前に前記被成形材に係止可能な緊張部
    材を有する引き出し手段を設けたことを特徴とするスタ
    ンピング成形用金型構造。
JP3170069A 1991-07-10 1991-07-10 スタンピング成形用金型構造 Expired - Fee Related JP3033256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3170069A JP3033256B2 (ja) 1991-07-10 1991-07-10 スタンピング成形用金型構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3170069A JP3033256B2 (ja) 1991-07-10 1991-07-10 スタンピング成形用金型構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0516219A JPH0516219A (ja) 1993-01-26
JP3033256B2 true JP3033256B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=15898062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3170069A Expired - Fee Related JP3033256B2 (ja) 1991-07-10 1991-07-10 スタンピング成形用金型構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3033256B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6456254B2 (ja) * 2015-06-16 2019-01-23 アピックヤマダ株式会社 フィルム搬送装置及びフィルム搬送方法並びに樹脂モールド装置
FR3042148B1 (fr) * 2015-10-07 2018-04-13 Centre Technique Des Industries Mecaniques Ensemble de thermoformage

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0516219A (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61169347A (ja) 自動車用内装構成要素
JP3033256B2 (ja) スタンピング成形用金型構造
JPH01500979A (ja) 前方に向け割り送りされる材料ウェブに輪郭を与える装置
JPH08267592A (ja) 加飾体貼着装置
HK82495A (en) Clamping device and tensioning device
JP3558391B2 (ja) 表皮一体成形用金型
JP3260993B2 (ja) 表皮一体成形装置及び表皮一体成形方法
JP4642273B2 (ja) 車両用内装部品の部分加飾用成形装置及び部分加飾成形方法
JPH0741665B2 (ja) 合成樹脂層プレス材板を熱間成形する方法及び装置
JPH0141714Y2 (ja)
ATE205442T1 (de) Verstellbarer spannrahmen für die formstation einer thermoformmaschine
JPS60230808A (ja) 表皮材の型内供給方法
JPH0436897Y2 (ja)
JP3307073B2 (ja) 表皮一体発泡成形品の製造方法及び製造装置
JPH1177818A (ja) 成形用金型装置及び成形品の成形方法
JPH03292120A (ja) ガラス一体窓枠ゴムの金型構造
JP2555151Y2 (ja) 表皮材貼合用クランピング装置
JP3231965B2 (ja) 部分加飾用成形装置及び基材に部分加飾する部分加飾成形方法
JP2610323B2 (ja) 成形装置
JP3023007B2 (ja) 合成樹脂シ−トの成形方法
JP3110489B2 (ja) 接着シートの製造工程におけるシートカバーの位置決め方法
JPH05229381A (ja) フロアマットおよびフロアマットの製造方法並びに製造装置
KR100237961B1 (ko) 자동차용 내장재의 성형방법 및 성형장치
JP2784673B2 (ja) 板材の一部側面に対する縁材形成装置
JP2588585B2 (ja) 被加工材をu字状に折り曲げるための成形方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees