JP3033065B2 - 内視鏡の湾曲部構造 - Google Patents
内視鏡の湾曲部構造Info
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- JP3033065B2 JP3033065B2 JP3044908A JP4490891A JP3033065B2 JP 3033065 B2 JP3033065 B2 JP 3033065B2 JP 3044908 A JP3044908 A JP 3044908A JP 4490891 A JP4490891 A JP 4490891A JP 3033065 B2 JP3033065 B2 JP 3033065B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endoscope
- skin layer
- curved portion
- outer skin
- protective net
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
り、特に腹腔鏡等のように経皮的に体内に挿入される内
視鏡の湾曲部構造に関する。
ルリングを回動可能に互いにピンで連結してリング構造
体に構成し、そしてこのリング構造体にステンレス製の
保護ネットを被着すると共に、この保護ネットにゴム又
はポリウレタンからなる外皮層を外装して構成される。
は、先ず、トラカールの内針を外套管内に挿入して連結
した状態で体皮から刺入し、観察や治療等が行われる体
腔内にまで侵入させて内針を抜き取った後、この外套管
内に内視鏡の先端部分から順次挿入する。そして、前述
した湾曲部で前記先端部分を所望の方向に向ける。しか
しながら、前記外套管の先端部は、トラカールを体内に
容易に刺入する為に刃先のように鋭利に形成されてい
る。従って、内視鏡を外套管から引き抜く際に前記湾曲
部が湾曲した状態にあると、湾曲部が外套管の先端部で
削られ外皮層が損傷するという欠点がある。外皮層の損
傷部が前記保護ネットにまで達すると、体腔内と湾曲部
内との気圧差で体液等が保護ネットを通過して湾曲部内
に侵入し、先端部分に内設した光学系に悪影響を与える
という欠点がある。
として、本願出願人が先に出願した特開平2 -206422 号
公報に開示しているように、トラカールの外套管内にガ
イド管を嵌入している。このガイド管はその先端部が前
記外套管の先端部よりも突出した状態にあり、またその
先端部は湾曲部の外皮層を損傷させない為に丸みを持た
せている。
た特開平2 -206422 号公報に開示したガイド管を使用す
るならば特に問題とならないが、一般的に市販されてい
る先端が鋭利なトラカールと組み合わせ、内視鏡の湾曲
部を湾曲した状態で引き抜くと、外皮層がガイド管の先
端部で損傷し、体液等が保護ネットを通過して湾曲部内
に侵入するという欠点がある。
たもので、トラカールが湾曲部に接触しても体液等が湾
曲部内に侵入するのを阻止することができる内視鏡の湾
曲部構造を提供することを目的とする。
成するために、内視鏡の手元操作部に挿入部の硬質部を
介して連結された湾曲部をトラカールによる損傷から防
止するための該湾曲部構造において、複数のアングルリ
ングを回動可能に連結してなるリング構造体に保護ネッ
トを被着すると共に、該保護ネットに弾性材料からなる
外皮層を外装し、該外皮層の外側をさらに金属性の保護
ネットで被覆すると共に、該保護ネットの外側に外皮層
で被覆したことを特徴とする。
金属性の保護ネットを被覆する。これにより、内視鏡の
抜き取り時に湾曲部がトラカールと接触してもトラカー
ルに前記保護ネットが当接するので、前記外皮層を損傷
させない。従って、体液等が湾曲部内に侵入するのを確
実に阻止することができる。
湾曲部構造の好ましい実施例について詳説する。図1は
本発明に係る内視鏡の湾曲部構造が適用される内視鏡1
0の全体構成が示され、この内視鏡10は手元操作部1
2に挿入部14が連結されている。この挿入部14は、
前記手元操作部12への連結部から所定の長さ分は硬性
パイプ材からなる硬性部16で、この硬性部16には湾
曲部18が連結される。また、湾曲部18には先端硬質
部20が連結される。
に複数のアングルリング22、22…がピン23によっ
て互いに回動可能に連結されてリング構造体24に構成
される。また、このリング構造体24の全周囲には、ス
テンレス製の保護ネット26が被着される。更に、前記
保護ネット26の全周囲には、ゴムやポリウレタンから
なる外皮層28が被着されている。
ス製の保護ネット30が被着されている。また、この保
護ネット30の全周囲には、前述した外皮層28と同材
質の外皮層32が被着され、この外皮層32は、その両
端が紐34、34によって縛られて前記保護ネット30
に密着されている。尚、図2に於いて、20aは対物光
学系、20bはライトガイド、20cは鉗子チャンネル
である。
について図4を参照しながら説明する。図4は、体内に
刺入したトラカール36内に、先端が丸く形成されたガ
イド管38が嵌入されると共に、このガイド管38内に
内視鏡10の挿入部14が挿入された状態が示されてい
る。。
14を、ガイド管38から引き抜く時に湾曲部18が図
示の如く湾曲状態であると、湾曲部18はその略中央部
がガイド管38の丸みを持った先端部40に当接する。
この時、湾曲部18の外側外皮層32がガイド管38の
先端部40によって削られるが、外皮層32の下層に保
護ネット30が被着されているので、その損傷部が保護
ネット30の下層の外皮層28にまで及ぶのを阻止する
ことができる。
部と比較し、保護ネットと外皮層とを二重に積層し、外
側の外皮層32が損傷しても内側の外皮層28は損傷し
ないようにしたので、体液等が湾曲管18内に侵入する
のを確実に阻止することができる。尚、本実施例では保
護ネットと外皮層とを二重に積層するようにしたが、こ
れに限られるものではなく、保護ネット30を外皮層2
8に被覆するだけでも本実施例と同様な効果を得ること
ができる。
鏡の湾曲部構造によれば、内視鏡の湾曲部を構成するリ
ング構造体に保護ネットと外皮層を被覆し、該外皮層の
外側にさらに金属性の保護ネットと外皮層で被覆したの
で、前記湾曲部がトラカールと接触して、外皮層が損傷
しても金属性の保護ネットの作用により、その内側の外
皮層は損傷せず、体液等を湾曲部内に侵入するのを確実
に阻止することができる。また、内視鏡の湾曲部の外側
が外皮層で被覆されているから、トラカールとの密着性
が向上し、体腔内の空気が漏れないという優れた効果が
発揮される。
す断面図
す断面図
入された状態を示す説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 内視鏡の手元操作部に挿入部の硬質部を
介して連結された湾曲部をトラカールによる損傷から防
止するための該湾曲部構造において、複数のアングルリ
ングを回動可能に連結してなるリング構造体に保護ネッ
トを被着すると共に、該保護ネットに弾性材料からなる
外皮層を外装し、該外皮層の外側をさらに金属性の保護
ネットで被覆すると共に、該保護ネットの外側に外皮層
で被覆したことを特徴とする内視鏡の湾曲部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3044908A JP3033065B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 内視鏡の湾曲部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3044908A JP3033065B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 内視鏡の湾曲部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04282127A JPH04282127A (ja) | 1992-10-07 |
JP3033065B2 true JP3033065B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=12704569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3044908A Expired - Lifetime JP3033065B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 内視鏡の湾曲部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033065B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5286253A (en) * | 1992-10-09 | 1994-02-15 | Linvatec Corporation | Angled rotating surgical instrument |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP3044908A patent/JP3033065B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04282127A (ja) | 1992-10-07 |
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