JP3032942B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3032942B2
JP3032942B2 JP7005939A JP593995A JP3032942B2 JP 3032942 B2 JP3032942 B2 JP 3032942B2 JP 7005939 A JP7005939 A JP 7005939A JP 593995 A JP593995 A JP 593995A JP 3032942 B2 JP3032942 B2 JP 3032942B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/424Securing in base or case composed of a plurality of insulating parts having at least one resilient insulating part

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子係止片の撓みを規
制して端子の外れを防止するとともに、端子の中途挿入
を検知する検知部材を具備したコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両の配線に用いられる小型コネ
クタでは、一般的に、コネクタハウジングの端子収容室
に挿入された端子が、可撓性を有してコネクタハウジン
グと一体に形成された端子係止片によって係止され、端
子収容室からの抜けが防止される。この種のコネクタ
で、端子装着後に端子係止片の撓みを更に規制し、端子
の抜けを二重に防止するとともに、端子の中途嵌合も検
知することができる検知部材を具備したものの一例を図
12により説明する。
【0003】図12は従来の検知部材を具備したコネク
タの断面図である。コネクタハウジング1には端子収容
室3が形成され、端子収容室3は電線5が圧着された端
子7を収容する。端子収容室3には内壁と一体成形され
た片持梁状の弾性係止片(端子係止片)9が設けられ、
端子係止片9は端子収容室3内に突出させた係止部9a
を端子7に係止することで端子7の端子収容室3からの
抜けを阻止する。端子係止片9の背面にはこの端子係止
片9が弾性変位する際の退避空間11が確保され、退避
空間11はコネクタハウジング1の前端面に開口する嵌
合穴13と連通する。
【0004】嵌合穴13には検知部材15が嵌合可能に
具備され、検知部材15は嵌合穴13への嵌合時、楔状
突起15aを退避空間11へ挿入する。また、検知部材
15には端子収容室3と連通する挿入開口17が形成さ
れ、挿入開口17は図示しない相手方コネクタ端子の挿
入口となる。挿入開口17には面取り部19が形成さ
れ、面取り部19は相手方コネクタ端子の案内面とな
り、相手方コネクタ端子の挿入性を良好にする。検知部
材15の例えば側面には図示しない係止アームが設けら
れ、係止アームはコネクタハウジング1の図示しない係
止部と係合して検知部材15自身をコネクタハウジング
1に係止する。
【0005】このように構成された従来のコネクタで
は、端子装着後、検知部材15が嵌合穴13に嵌合され
ると、楔状突起15aが退避空間11へ挿入され、これ
によって退避空間11への端子係止片9の撓みが阻止さ
れ、端子7への端子係止片9の係止が確実なものとなっ
た。また、端子7が中途嵌合であった場合、端子係止片
9と端子7の係止が不完全となって、端子係止片9が退
避空間11に突出したままとなり、この突出した端子係
止片9によって楔状突起15aの挿入が阻止され、検知
部材15の挿入が不能となることで、端子7の中途嵌合
が検知された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検知部材を具備したコネクタでは、検知部材15自身を
コネクタハウジング1に係止するための係止アーム、例
えば端子係止片9と同様の片持梁状の弾性係止片を側面
などに別途に形成しなければならず、構造が複雑になる
とともに、小型化への障害ともなった。本発明は上記状
況に鑑みてなされたもので、係止アームを別途に形成す
る必要がなく、従って、検知部材の構造を簡単化させた
コネクタを提供し、コネクタの小型化を図ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るコネクタの構成は、端子を係止する片持
梁状の弾性係止片(端子係止片)が端子収容室内に突設
されたコネクタにおいて、前記係止の解除時における前
記端子係止片の退避空間を該端子係止片の背面に確保
し、該退避空間と連通する嵌合穴をコネクタハウジング
の前端面に開口し、該嵌合穴に挿入される検知部材を具
備し、該検知部材が前記嵌合穴に完全挿入された際前記
退避空間に挿入される挿入板を該検知部材に形成し、相
手方コネクタ端子の挿入案内面を前記挿入板に形成し、
該案内面を含み前記挿入板を切り欠くことで該案内面側
が自由先端となる片持梁状の弾性係止アームを形成し、
コネクタハウジングに本係止凸部を形成し、前記検知部
材が前記嵌合穴に完全挿入された際該本係止凸部に係止
する本係止突起を前記係止アームに形成したことを特徴
とするものである。そして、コネクタの構成は、前記コ
ネクタハウジングに仮係止凸部を形成し、前記挿入板が
前記退避空間から退去した状態となる前記検知部材の引
き出し状態で該仮係止凸部に係止して検知部材の前記嵌
合穴からの抜けを阻止する仮係止突起を前記挿入板に突
設することが好ましい。
【0008】
【作用】端子が端子収容室に装着された後、検知部材が
嵌合穴に挿入されると、係止アームが撓み、本係止突起
と本係止凸部が係止し、検知部材が嵌合穴に本係止状態
となる。この状態で、挿入板の先端部分が退避空間に挿
入され、端子係止片の退避空間への撓みが阻止され、端
子係止片が端子から解除不能となり、端子と端子係止片
の係止が確実なものとなる。また、端子の端子収容室へ
の挿入が不完全であった場合、端子係止片が退避空間に
退避したままの状態となり、挿入板の挿入が端子係止片
に阻止され、端子の中途嵌合が検知される。一方、誤装
着等に伴う端子交換等の必要が生じた際には、本係止突
起と本係止凸部とが離反する方向で、係止アームが撓め
られ、本係止突起と本係止凸部との係止が解除され、検
知部材が嵌合穴から引き出し可能となる。そして、検知
部材が仮係止状態まで引き出されることにより、挿入板
が退避空間から退去され、端子係止片の撓みが可能とな
り、端子の交換が可能となる。この状態においても、検
知部材は仮係止突起と仮係止凸部が係止状態となり、コ
ネクタハウジングからの離脱が規制される。以上の作用
を担保する係止アームが、挿入板を切り欠くことによっ
てのみ形成され、それのみの別途の係止手段を設ける必
要がなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るコネクタの好適な実施例
を図面を参照して説明する。図1は本発明に係るコネク
タの断面図、図2は本発明に係るコネクタに用いられる
検知部材の一部切り欠き斜視図、図3は検知部材を仮係
止した状態のコネクタの断面図である。コネクタハウジ
ング21には端子収容室23が形成され、端子収容室2
3は端子25を収容する。端子収容室23には内壁と一
体成形される片持梁状の弾性係止片(端子係止片)27
が設けられ、端子係止片27は端子収容室23内に突出
する係止部27aを端子25に係止することで端子収容
室23からの端子25の抜けを規制する。端子係止片2
7の背面には端子係止片27が弾性変位する際の退避空
間29が確保され、退避空間29はコネクタハウジング
21の前端面に開口する嵌合穴31と連通する。
【0010】この嵌合穴31には検知部材(以下、フロ
ント・ホルダーと呼ぶ)33が嵌合可能に具備され、フ
ロント・ホルダー33は例えば図2に示す水平な上下挿
入板35a、35bの一端同士が垂直な挿入開口枠37
で連結された略コ字形状で形成される。上挿入板35a
の上面には図1に示す仮係止突起39が突設され、仮係
止突起39はフロント・ホルダー33が嵌合穴31から
引き出された際、図3に示すコネクタハウジング21の
前端面近傍に形成した仮係止凸部41と係止し、フロン
ト・ホルダー33の嵌合穴31からの抜けを阻止する。
仮係止突起39は、フロント・ホルダー33が嵌合穴3
1に完全挿入された状態(図1の状態)で、仮係止凸部
41との間に間隔を有する。即ち、この間隔分、フロン
ト・ホルダー33は図3に示すように嵌合穴31から引
き出せるようになっている。この状態がフロント・ホル
ダー33の仮係止状態となる。
【0011】フロント・ホルダー33の挿入開口枠37
には面取り部である案内面43が形成され、案内面43
は相手方コネクタ端子の挿入性を良好にする。下挿入板
35bには案内面43を含んで下挿入板35bの一部を
切り欠くことで片持梁状の弾性係止片(係止アーム)4
5が形成され、係止アーム45は案内面43側が変位可
能な自由先端となる。係止アーム45の上面には本係止
突起47が突設され、本係止突起47はフロント・ホル
ダー33が嵌合穴31に完全挿入された際、コネクタハ
ウジング21の前端面近傍に形成された本係止凸部49
を乗り越え、この本係止凸部49に係止する。フロント
・ホルダー33は、本係止突起47が本係止凸部49に
係止されることで、コネクタハウジング21に本係止さ
れる。この際、フロント・ホルダー33の上下挿入板3
5a、35bは、図1に示すように、先端部分が退避空
間29に挿入状態で配置される。
【0012】このように構成された本実施例に係るコネ
クタ51の作用を説明する。端子25が端子収容室23
に挿入されると、端子係止片27が弾性変位して一旦退
避空間29に退避し、端子25が完全挿入された後、端
子係止片27が退避空間29から退去して端子25の後
端面に係止する。即ち、この状態で端子係止片27は、
退避空間29へ突出しなくなる。
【0013】端子25が端子収容室23に装着されるの
に先立って、フロント・ホルダー33が嵌合穴31に挿
入されると、フロント・ホルダー33は先ず仮係止突起
39が仮係止凸部41と当接する。この状態でフロント
・ホルダー33が押し込まれると、仮係止突起39が仮
係止凸部41を乗り越え、フロント・ホルダー33が仮
係止状態となる。この状態では、フロント・ホルダー3
3の上下挿入板35a、35bは、先端部分が退避空間
29に挿入されない。即ち、端子係止片27の撓みは依
然可能な状態となる。このフロント・ホルダー33の仮
係止状態で、端子25は既述したように端子収容室23
に挿入される。
【0014】フロント・ホルダー33が更に挿入される
と、本係止突起47がコネクタハウジング21の本係止
凸部49に当接する(図3の状態)。この状態でフロン
ト・ホルダー33が更に押し込まれると、係止アーム4
5が撓み、本係止突起47が本係止凸部49を乗り越
え、フロント・ホルダー33が嵌合穴31に本係止状態
となる(図1の状態)。この状態で、上下挿入板35
a、35bの先端部分は退避空間29に挿入され、端子
係止片27の退避空間29への撓みが阻止される。即
ち、端子係止片27の撓みが阻止されることにより、端
子係止片27が端子25から解除不能となり、端子25
と端子係止片27の係止が確実なものとなる。
【0015】また、端子25の端子収容室23への挿入
が不完全であった場合、端子係止片27と端子25との
係止が不完全となり、端子係止片27が退避空間29に
退避したままの状態となる。これにより、上下挿入板3
5a、35bの挿入が端子係止片27に阻止され、端子
25の中途嵌合が検知可能となる。
【0016】一方、端子25の交換等の必要が生じた際
には、本係止突起47と本係止凸部49とが離反する方
向で、係止アーム45が撓められる。これにより、本係
止突起47と本係止凸部49との係止が解除され、フロ
ント・ホルダー33は嵌合穴31から引き出し可能とな
る。そして、フロント・ホルダー33が仮係止状態まで
引き出されることにより、上下挿入板35a、35bの
先端部分が退避空間29から退去され、端子係止片27
の撓みが可能となり、端子25の端子収容室23からの
引き抜きが可能となる。なお、この状態においても、フ
ロント・ホルダー33は仮係止突起39と仮係止凸部4
1が係止状態(図3の状態)となり、コネクタハウジン
グ21からの離脱が規制される。
【0017】上述のコネクタ51によれば、フロント・
ホルダー33をコネクタハウジング21に保持させる係
止アーム45が下挿入板35bの一部を切り欠くことで
形成されているので、係止アームをそれのみの別途の係
止手段として設ける必要がなく、フロント・ホルダー3
3の構造を簡素なものにすることができる。また、フロ
ント・ホルダー33はコネクタハウジング21に仮係止
できるので、端子交換の際には係止アーム45を撓め、
引き出し状態で端子係止片27の解除が可能となり、フ
ロント・ホルダー33がコネクタハウジング21から分
離せず、紛失を防止することができる。
【0018】上述のコネクタ51によれば、係止アーム
45をフロント・ホルダー33の一部分で形成すること
で、本発明の当初目的である構造の簡素化、仮係止構造
を実現することができる。ところが、上述のコネクタ5
1は、係止アーム45を案内面43と一体の片持梁状の
弾性係止片としたことにより、新たな課題の生ずること
が危惧される。即ち、係止アーム45は、先端側が案内
面43を含んで下挿入板35bから切り離されているた
め、図4に示すように、相手方コネクタ端子53がフロ
ント・ホルダー33の本係止解除方向(矢印a方向)か
ら進入してきた場合、案内面43が相手方コネクタ端子
53に押されて下方(矢印b方向)へ移動され(逃
げ)、相手方コネクタ端子53の先端が端子25の先端
面と干渉して嵌合がスムースに行えず、場合によっては
端子先端同士を破損してしまう事態も想定される。
【0019】このような状況、即ち、コネクタ嵌合過程
での係止アーム移動による不具合を解消するものとし
て、本発明に係るコネクタの第二の実施例を図5〜図8
によって説明する。図5は第二実施例に係るコネクタの
要部を示す分解斜視図、図6は相手方コネクタハウジン
グの斜視図、図7は第二実施例に係るコネクタの嵌合開
始時の断面図、図8は第二実施例に係るコネクタの嵌合
完了時の断面図である。この実施例に係るコネクタ61
では、嵌合穴31の縁部から切り込まれたスリット63
がコネクタハウジング21に形成され、スリット63は
フロント・ホルダー33が嵌合穴31に嵌合された際、
係止アーム45の背面と一致するようになっている。つ
まり、スリット63が形成されることにより、係止アー
ム45はコネクタハウジング21の外側に背面が露出状
態となる。
【0020】一方、コネクタハウジング21と嵌合され
る図6に示す相手方コネクタハウジング65の内壁65
aにはレール状のリブ67が突設され、リブ67はコネ
クタハウジング21と相手方コネクタハウジング65と
が嵌合された際、スリット63に挿入されて係止アーム
45の背面に当接する。リブ67は、相手方コネクタ端
子53の先端より前方位置から形成され、相手方コネク
タ端子53がフロント・ホルダー33の案内面43に接
触する前に、係止アーム45の背面に当接する。
【0021】このように構成されたコネクタ61の作用
は、図7に示すように、相手方コネクタ端子53が、フ
ロント・ホルダー33の本係止解除方向(矢印a方向)
から進入してきた場合、相手方コネクタ端子53が案内
面43に接触する前に、相手方コネクタハウジング65
のリブ67がコネクタハウジング21のスリット63に
挿入され、係止アーム45の背面に当接する。これによ
り、係止アーム45は背面側への撓みがリブ67によっ
て規制される。その後、相手方コネクタ端子53が案内
面43に当接し、案内面43が押されても、案内面43
は移動されることがなく、本来の案内機能を果たすこと
になる。そして、コネクタハウジング21と相手方コネ
クタハウジング65とが完全嵌合された際、リブ67
は、図8に示すように、係止アーム45の背面に当接し
た状態でスリット63内に収容される。
【0022】この実施例に係るコネクタ61によれば、
コネクタ嵌合過程において案内面43が相手方コネクタ
端子53に押されて変位する前に、係止アーム45がリ
ブ67によって押さえられ、案内面43の変位が防止さ
れるので、案内面43を確実に機能させることができ、
端子の破損を防止することができるとともに、スムース
なコネクタ嵌合を保証することができる。
【0023】更に、コネクタ嵌合過程での係止アーム移
動による不具合を解消するものとして、本発明に係るコ
ネクタの第三の実施例を図9〜図11によって説明す
る。図9は第三実施例に係るコネクタに用いられるフロ
ント・ホルダーにおける係止アームの要部拡大図、図1
0は第三実施例に係るコネクタの相手方コネクタ端子挿
入時の断面図、図11は第三実施例に係るコネクタに用
いられるフロント・ホルダーの係止解除時の断面図であ
る。この実施例に係るコネクタ71では、係止アーム4
5の案内面43の背面部に突起73が突設される。突起
73には係止アーム45と対向して角度θ(図10参
照)で傾斜した傾斜面75が形成される。一方、コネク
タハウジング21の本係止凸部49には傾斜面75と平
行な当接面77が形成される。傾斜面75と当接面77
は、フロント・ホルダー33が嵌合穴31に完全挿入
(本係止)された際図10に示す当接状態となる。
【0024】フロント・ホルダー33が嵌合穴31に完
全挿入され、傾斜面75と当接面77が当接状態となっ
た際、コネクタハウジング21の本係止凸部49と係止
アーム45の本係止突起47との間には図10に示す僅
かな間隙79が形成される。つまり、フロント・ホルダ
ー33は、本係止の状態においても、この間隙79の距
離だけ嵌合穴31から僅かに引き出せるようになってい
る。
【0025】このように構成されたコネクタ71の作用
は、図10に示すように、相手方コネクタ端子53がフ
ロント・ホルダー33の本係止解除方向(矢印a方向)
から進入し、案内面43に当接した場合、係止アーム4
5は突起73の傾斜面75が本係止凸部49の当接面7
7と当接状態となり、撓みが阻止され、上述の第二の実
施例と同様に案内面43が移動されることがなく、本来
の案内機能を果たすことになる。
【0026】また、フロント・ホルダー33の本係止解
除時には、図11に示すようにフロント・ホルダー33
が間隙79の距離だけ引き出されることにより、傾斜面
75と当接面77とが離反して干渉しなくなり、係止ア
ーム45が矢印c方向に撓み可能な状態となる。以下は
上述の実施例と同様に、本係止突起47が本係止凸部4
9から離反する方向で係止アーム45が撓められ、本係
止突起47と本係止凸部49との係止が解除され、フロ
ント・ホルダー33が嵌合穴31から仮係止状態まで引
き出し可能となる。
【0027】この実施例に係るコネクタ71によれば、
コネクタ嵌合過程において案内面43が相手方コネクタ
端子53に押されても、傾斜面75と当接面77とが当
接状態となって係止アーム45の撓みが阻止され、案内
面43の変位が防止されるので、案内面43を確実に機
能させることができ、上述の第二の実施例と同様、スム
ースなコネクタ嵌合を保証することができる。
【0028】なお、上述した実施例では、端子収容室2
3が上下二段に設けられるコネクタを例に説明したが、
本発明のコネクタは、上下方向及び水平方向に二つ以上
の端子収容室23が設けられるものでもよく、また、一
つの端子収容室23のみが設けられるものであってもよ
い。この場合、二つ以上の端子収容室23が設けられる
ものでは、それぞれの端子収容室23に対応させて挿入
板(35a、35b)部分を増設すればよく、また、一
つの端子収容室23しか設けられないものでは、一つの
挿入板部分に係止アーム45及び仮係止突起39を設け
る構造とすればよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るコネクタによれば、係止アームが挿入板の一部を切り
欠くことで形成されるので、係止アームをそれのみの別
途の係止手段として設ける必要がなく、検知部材の構造
を簡素なものにすることができる。また、仮係止凸部と
仮係止突起を形成すれば、検知部材が仮係止できるの
で、端子交換等の際に係止アームを撓め、引き出し状態
で端子係止片の解除が可能となり、検知部材がコネクタ
ハウジングから分離されず、紛失を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの断面図である。
【図2】本発明に係るコネクタに用いられる検知部材の
一部切り欠き斜視図である。
【図3】検知部材を仮係止した状態のコネクタの断面図
である。
【図4】相手方コネクタ端子がフロント・ホルダーの本
係止解除方向から進入した際の状況を示す説明図であ
る。
【図5】第二実施例に係るコネクタの要部分解斜視図で
ある。
【図6】相手方コネクタハウジングの斜視図である。
【図7】第二実施例に係るコネクタの嵌合開始時の断面
図である。
【図8】第二実施例に係るコネクタの嵌合完了時の断面
図である。
【図9】第三実施例に係るコネクタに用いられる係止ア
ームの要部拡大図である。
【図10】第三実施例に係るコネクタの相手方コネクタ
端子挿入時の断面図である。
【図11】第三実施例に係るコネクタに用いられるフロ
ント・ホルダーの係止解除時の断面図である。
【図12】従来の検知部材を具備したコネクタの断面図
である。
【符号の説明】
21 コネクタハウジング 23 端子収容室 25 端子 27 片持梁状の弾性係止片(端子係止片) 29 退避空間 31 嵌合穴 33 検知部材 35a、35b 挿入板 39 仮係止突起 41 仮係止凸部 43 案内面 45 係止アーム 47 本係止突起 49 本係止凸部 51 コネクタ 53 相手方コネクタ端子 61 コネクタ 63 スリット 65 相手方コネクタハウジング 67 リブ 71 コネクタ 73 突起 75 傾斜面 77 当接面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−213973(JP,A) 特開 昭58−198879(JP,A) 特開 平5−47433(JP,A) 実開 平4−12268(JP,U) 実開 平3−84563(JP,U) 実開 平4−24271(JP,U) 実開 昭62−195987(JP,U) 実開 平2−34081(JP,U) 実開 平2−150677(JP,U) 実開 平4−5067(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子を係止する片持梁状の弾性係止片
    (端子係止片)が端子収容室内に突設されたコネクタに
    おいて、 前記係止の解除時における前記端子係止片の退避空間を
    該端子係止片の背面に確保し、該退避空間と連通する嵌
    合穴をコネクタハウジングの前端面に開口し、該嵌合穴
    に挿入される検知部材を具備し、該検知部材が前記嵌合
    穴に完全挿入された際前記退避空間に挿入される挿入板
    を該検知部材に形成し、相手方コネクタ端子の挿入案内
    面を前記挿入板に形成し、該案内面を含み前記挿入板を
    切り欠くことで該案内面側が自由先端となる片持梁状の
    弾性係止アームを形成し、コネクタハウジングに本係止
    凸部を形成し、前記検知部材が前記嵌合穴に完全挿入さ
    れた際該本係止凸部に係止する本係止突起を前記係止ア
    ームに形成したことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングに仮係止凸部を
    形成し、前記挿入板が前記退避空間から退去した状態と
    なる前記検知部材の引き出し状態で該仮係止凸部に係止
    して検知部材の前記嵌合穴からの抜けを阻止する仮係止
    突起を前記挿入板に突設したことを特徴とする請求項1
    記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記検知部材が前記嵌合穴に完全挿入さ
    れた際前記係止アームの背面をコネクタハウジングの外
    側に露出させるスリットを前記コネクタハウジングに形
    成し、前記コネクタハウジングと相手方コネクタハウジ
    ングとが嵌合される際該スリットに挿入されて前記係止
    アームの背面に当接するリブを前記相手方コネクタハウ
    ジングの内壁に突設したことを特徴とする請求項1又は
    2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記案内面の背面部に突起を突設し、前
    記検知部材が前記嵌合穴に完全挿入された際該突起と当
    接する本係止凸部をコネクタハウジングに形成したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記案内面の背面部に突起を突設し、前
    記係止アームと対向する傾斜面を該突起に形成し、前記
    検知部材が前記嵌合穴に完全挿入された際該傾斜面と当
    接状態となる当接面をコネクタハウジングの前記本係止
    凸部に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    コネクタ。
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