JP3032263B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3032263B2
JP3032263B2 JP2264986A JP26498690A JP3032263B2 JP 3032263 B2 JP3032263 B2 JP 3032263B2 JP 2264986 A JP2264986 A JP 2264986A JP 26498690 A JP26498690 A JP 26498690A JP 3032263 B2 JP3032263 B2 JP 3032263B2
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    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control
    • B41J2/365Print density control by compensation for variation in temperature

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、感熱媒体に情報を記録する記録装置に関す
る。
(従来の技術) 現在、交通分野あるいは流通分野などにおいて、料金
前払い・金額減算式の媒体、いわゆる料金前払いカード
が一般的に使用されるようになってきた。そして、この
料金前払いカードに対する情報の記録方式は、磁気記
録、熱記録、機械的な穴あけなどが用いられているが、
最近では使い安さあるいは利便性の面から、磁気記録と
熱記録とを併用して情報を記録する方式が増加してきて
いる。このような記録方式は、料金前払いカードの利用
の信頼性を保証するために、外部環境からの様々な刺激
(光、熱、磁気あるいは機械的摩擦など)に対して、十
分な耐久性を持たなければならない。
感熱記録では、記録層の材料として金属膜を採用した
場合に保安性が高くなり、現在は、スズ(融点236℃)
膜を採用したカードが保安性の高い記録媒体として用い
られている。しかしながら、感熱記録では金属膜を溶融
して記録するために、記録膜の感度は感熱紙等の場合と
比較して非常に悪くなり、感熱紙等と同様な濃度の画像
を得るためにはより高い記録エネルギを必要とする。
ところで、記録装置で連続的に熱記録を行う場合にお
いて、サーマルヘッドの発熱抵抗体の温度は記録開始時
点と記録終了時点とでは蓄熱のために異なるので、例え
ばオールマークを印字した場合でも一定の印字濃度が得
られないことある。また、スペースデータが続いた後
に、例えば1ドットのマークデータを印字しようとして
も、発熱抵抗体の温度が記録に必要な温度に達していな
いために印字されない場合がある。このような不具合を
防ぎ、画像の安定化を図るために、一般には、サーマル
ヘッドの蓄熱制御が行われている。
従来の蓄熱制御方式は、例えば、特開昭61−15469号
公報に開示されている。この方式は、画像を記録するラ
インの蓄熱エネルギを過去の1ラインもしくは複数のラ
インを参照することにより算出し、算出された蓄熱エネ
ルギと未来の1ラインもしくは複数のラインを参照し
て、注目する発熱抵抗体への現在の通電パルス幅を決定
するものである。
(本発明が解決しようとする課題) 従来の記録装置においては、前述したような蓄熱制御
方式を導入している。蓄熱制御方式において、現在の記
録ラインよりも過去のラインを参照するのは蓄熱量を算
出するためである。また、現在の記録ラインよりも未来
の複数のラインを参照するのは、過去にマークデータが
連続し未来にスペースデータ、マークデータの順にデー
タを記録する場合、マークデータ形成時における発熱抵
抗体の蓄熱のため、白く抜くべき領域が潰れてしまうこ
とを防ぐためである。以上のように、従来の蓄熱制御の
目的は、高速記録を行うときに過去の記録の余熱が現在
の記録時にまで蓄積されてしまい、記録開始時には正常
な画像濃度であったものが徐々に画像濃度が濃くなって
しまうことや、あるいは環境変化による画像の劣化を防
ぐためである。
ところが、この蓄熱制御方式は従来からある感熱記録
紙等に記録する場合には適しているが、最近使用されつ
つある保安性を高めるために金属薄膜を用いた料金前払
いカードの印字には適していない。すなわち、従来の蓄
熱制御方式は、比較的低温度の発色しきい値を記録材料
(例えば、感熱記録紙、熱転写記録用インクリボンなど
では約60乃至80℃)を利用したときに、印字部周辺の非
印字部にも発色を生じる場合があるため、これを防ぐよ
うに発色のためのエネルギを制御するためのものであ
る。例えば、記録の注目領域がスペースデータが連続し
ている場合には通電せず、これに続いてマークデータを
出力する際にはマークデータが連続しており再びマーク
データを出力する場合よりも通電時間を長くするという
制御方式である。しかし、このような制御方式である
と、金属薄膜の記録材料等のような感度の低い記録媒体
に印字する場合には、通電時間を非常に長くして大きな
記録エネルギを発熱抵抗体に供給しなければならない。
このために連続したスペースデータからマークデータに
遷移する時に、印字のために発熱抵抗体に供給する記録
エネルギがその許容値を越えてしまったり、あるいは温
度差により発熱抵抗体に生じる熱応力が非常に大きくな
ったりすることによりヘッドの消耗が激しくなり、サー
マルヘッドの寿命が短くなるといった問題点があった。
そこで本発明は、記録開始時から記録終了時まで安定
して印字を行える記録装置を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するために、請求項1に係る
発明においては、発熱抵抗体を備え、所定値を越える温
度に発熱抵抗体が加熱されることにより記録媒体に対し
て画素単位での画像を記録するサーマルヘッドと、サー
マルヘッドで記録すべき複数の画像データを記憶してい
るメモリと、メモリに記憶されている複数の画像データ
に基づき発熱抵抗体を用いて記録媒体に画像を記録する
際に、記録すべき注目画素が第1の画像データで画像を
記録しないスペースデータであるときにおいて、発熱抵
抗体で第1の画像データの記録に続いて記録する第2の
画像データがスペースデータであり、かつ発熱抵抗体で
第2の画像データの記録に続いて記録する第3の画像デ
ータが画像を記録するマークデータであるとき、第2及
び第3の画像データに基づいて発熱抵抗体を所定値以下
の温度に加熱するための第1の駆動信号を画素の記録周
期内で発生させる第1の制御手段と、発熱抵抗体を用い
て記録媒体に画像を記録する際に、記録すべき注目画素
が第2の画像データであるときにおいて、発熱抵抗体で
第3の画像データの記録に続いて記録する第4の画像デ
ータがマークデータであるとき、第3及び第4の画像デ
ータに基づいて第1の駆動信号にて加熱される温度より
も低い温度で発熱抵抗体を加熱するための第2の駆動信
号を画素の記録周期内で発生させる第2の制御手段と、
発熱抵抗体を用いて記録媒体に画像を記録する際に、記
録すべき注目画素が第4の画像データの記録に続いて記
録する第5の画像データであり当該第5の画像データが
スペースデータであり、発熱抵抗体で第5の画像データ
の記録に続いて記録する第6の画像データがマークデー
タであり、さらに発熱抵抗体で第6の画像データの記録
に続いて記録する第7の画像データがスペースデータで
あるとき、第6及び第7の画像データに基づいて第2の
駆動信号にて加熱される温度よりも低い温度で発熱抵抗
体を加熱するための第3の駆動信号を画素の記録周期内
で発生させる第3の制御手段と、第1の駆動信号、第2
の駆動信号及び第3の駆動信号に基づいて発熱抵抗体を
駆動して加熱させるサーマルヘッド駆動手段とを具備し
たことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明においては、発熱抵抗体を
備え、所定値を越える温度に発熱抵抗体が加熱されるこ
とにより記録媒体に対して画素単位での画像を記録する
サーマルヘッドと、サーマルヘッドで記録すべき複数の
画像データを記憶しているメモリと、メモリに記憶され
ている複数の画像データに基づき発熱抵抗体を用いて記
録媒体に画像を記録する際に、記録すべき注目画素が第
1の画像データで画像を記録しないスペースデータであ
るときにおいて、発熱抵抗体で第1の画像データの記録
よりも前に記録された過去のラインの画像データがスペ
ースデータであり、発熱抵抗体で第1の画像データの記
録に続いて記録する第2の画像データがスペースデータ
であり、かつ発熱抵抗体で第2の画像データの記録に続
いて記録する第3の画像データが画像を記録するマーク
データであるとき、過去のライン、第2及び第3の画像
データに基づいて発熱抵抗体を所定値以下の温度に加熱
するための第1の駆動信号を画素の記録周期内で発生さ
せる第1の制御手段と、発熱抵抗体を用いて記録媒体に
画像を記録する際に、記録すべき注目画素が第2の画像
データであるときにおいて、発熱抵抗体で第3の画像デ
ータの記録に続いて記録する第4の画像データがマーク
データであるとき、第1、第3及び第4の画像データに
基づいて第1の駆動信号にて加熱される温度よりも低い
温度で発熱抵抗体を加熱するための第2の駆動信号を画
素の記録周期内で発生させる第2の制御手段と、発熱抵
抗体を用いて記録媒体に画像を記録する際に、記録すべ
き注目画素が第4の画像データの記録に続いて記録する
第5の画像データであり当該第5の画像データがスペー
スデータであり、発熱抵抗体で第5の画像データの記録
に続いて記録する第6の画像データがマークデータであ
り、さらに発熱抵抗体で第6の画像データの記録に続い
て記録する第7の画像データがスペースデータであると
き、第4、第6及び第7の画像データに基づいて第2の
駆動信号にて加熱される温度よりも低い温度で発熱抵抗
体を加熱するための第3の駆動信号を画素の記録周期内
で発生させる第3の制御手段と、第1の駆動信号、第2
の駆動信号及び第3の駆動信号に基づいて発熱抵抗体を
駆動して加熱させるサーマルヘッド駆動手段とを具備し
たことを特徴とする。
(作用) 本発明の記録装置は、現在記録すべき情報より未来の
情報を参照して参照情報を出力し、記録手段が記録媒体
に対して情報を記録しない時でも、参照情報に基づいて
記録手段に蓄積される記録エネルギが所定値以下となる
記録エネルギを記録手段に付与するようにしたものであ
る。
(実施例) 以下、本発明の記録装置に係る一実施例を図面を参照
しながら説明する。
第1図に、ラインサーマルヘッドを使用した記録装置
の概略構成図を示す。本記録装置は主制御部、記録部、
搬送部およびセンサ部等より構成されている。
主制御部は、CPU1、ROM2、RAM3およびキャラクタジェ
ネレータ4から構成されており、CPU1はこれらROM2、RA
M3、キャラクタジェネレータ4と記録部、搬送部および
センサ部等すべてを制御するものである。
記録部は、熱制御回路5、サーマルヘッド駆動回路6
およびサーマルヘッド7から構成されている。過去の画
素データを参照して印字すべき注目画素に対応する発熱
抵抗体の蓄熱エネルギの算出と、未来の画素データを参
照しての注目画素に対応する発熱抵抗体の蓄熱エネルギ
の予測と、注目画素がスペースデータの時に、その予測
された蓄熱エネルギに対応させて記録に必要なエネルギ
よりも少ないエネルギの発熱抵抗体への発熱抵抗体入力
エネルギの決定とは熱制御回路5において実施される。
搬送部は、搬送モータ制御回路8、搬送モータ駆動回
路9および搬送モータ10から構成されている。
次に、画像を記録する場合に手順を以下に説明する。
記録されるべき画像データ(画素データ)はRAM3に格
納されており、必要に応じて順次熱制御回路5に転送さ
れる。この熱制御回路5においては、前述したように過
去と未来の画像データを参照して、現在記録しようとす
るラインの通電パルス幅を決定し、そのパルス幅データ
と現在のラインの画像データをサーマルヘッド駆動回路
6に送信する。このサーマルヘッド駆動回路6は、熱制
御回路5により決定されたパルス幅データを解釈してサ
ーマルヘッド7を駆動させ、サーマルヘッド7により記
録が行われる。
ここで、画像データのパターンによる注目画素に対す
る通電パルス幅の決定方法について説明する。第2図に
おいて(a)は記録されるべき画像データであり、j列
が時間軸方向となっており、(b)および(c)は夫々
本発明の記録装置において決定・供給される通電パルス
と発熱抵抗体の温度の経時変化を表すものであり、
(d)および(e)は夫々従来の記録装置において供給
されていた通電パルスと発熱抵抗体の温度の経時変化の
一例を表すものである。また、図中において、t1乃至t6
およびt3′乃至t6′は通電パルス時間であり、Taは環境
温度、Ttは記録に必要な温度のしきい値、trはしきい値
Trをオーバーした記録時間、ΔT1は本発明の記録装置に
おいてマークデータを記録する際に必要な温度上昇量、
ΔT2は従来の記録装置においてマークデータを記録する
際に必要な温度上昇量の一例を表すものである。過去と
未来の画像データを参照する参照領域は、第2図の<1
>乃至<5>において、太枠で囲んだ3×4のマトリッ
クスとし、注目画素Pを基準に現在の1ライン、過去の
1ラインおよび未来の2ラインとして構成する。
第2図の<1>の状態は、第2図の(a)の座標を参
照すれば、注目画素P(j+1,i)がスペースデータで
あり、マークデータは2ライン先の注目画素Pと同列の
位置(j+3,i)のみにある。本発明の記録装置は、こ
の<1>の状態において、マトリックス内の過去のライ
ンの画像データを参照して発熱抵抗体の蓄熱エネルギを
算出し、この蓄熱エネルギを考慮しかつ現在のラインが
スペースデータであることおよび注目画素Pの2ライン
未来にマークデータが存在することを考慮し、発熱抵抗
体の温度が発色しきい値Tt以下となるような発熱抵抗体
を予備加熱するための短い通電パルスを通電パルス時間
t1発生させる。
次に、第2図の<2>の状態、すなわち、注目画素P
(j+2,i)の時、注目画素Pはスペースデータである
が、注目画素Pと同列の次ラインおよび次々ラインがマ
ークデータである状態である。この場合にはマトリック
ス内の未来のラインにマークデータが存在し、かつ次ラ
インおよび次々ラインで連続して画像記録すること、過
去の前ラインで予備加熱するために短い通電パルスを通
電パルス時間t1通電されていること及び<1>の状態か
ら<2>の状態へ変化する間に放出される熱量を参照し
て算出された蓄熱エネルギを考慮して、発熱抵抗体が発
色しきい値Tt以下の温度になるような通電パルス時間t1
よりさらに短い通電パルスを通電パルス時間t2発生させ
る。
尚、第2図の(d)及び(e)に示すように、従来の
記録装置では注目画素Pがスペースデータであるため、
発熱抵抗体への熱量の供給、すなわち通電パルスは発生
されない。
次に、第2図の<3>の状態、すなわち、注目画素P
(j+3,i)の時、注目画素Pおよび注目画素Pと同列
の次ラインとがマークデータであり、次々ラインがスペ
ースデータである状態である。注目画素Pがマークデー
タの場合には未来のラインを参照せず、マトリックス内
の現在と過去のラインを参照して蓄熱エネルギを算出
し、記録に必要な通電パルス時間t3の通電パルスを発生
させる。ここで、記録は発色しきい値Trを越える領域に
記録時間trのみ行われる。従来の記録装置では、記録に
必要な記録時間trを得るために、発熱抵抗体の温度をTa
からΔT2まで上昇させなければならないため、通電パル
ス時間t3よりも長い通電パルス時間t3′の通電パルスを
行わなければならない。
つまり、従来の装置においては記録時間trを得るため
に、発熱抵抗体の温度をTaからΔT2まで上昇させなけれ
ばならないのに対して、本発明の記録装置は注目画素P
がスペースデータであっても、未来のマークデータのた
めに注目画素Pに対応している発熱抵抗体を予備加熱し
ていたので、注目画素Pがマークデータである場合の発
熱抵抗体の温度上昇はΔT1(<ΔT2)でよい。したがっ
て、本発明の記録装置によれば、1画素当りの通電エネ
ルギは小さくてよく、また発熱抵抗体の最高発熱温度は
蓄熱エネルギの効果により低く押さえることができ、ま
た単位時間当りの温度変化率が少ないために熱応力等が
小さくなるため安定した記録を行うことができる。
次に、第2図の<4>の状態、すなわち、注目画素P
(j+4,i)の時、注目画素Pと注目画素Pと同列の過
去の1ラインと未来の次々ラインとがマークデータであ
り、未来の次ラインがスペースデータである状態であ
る。注目画素Pはマークデータであるので、現在と過去
のラインを参照するが、第2図の<3>の状態とは異な
り過去のラインにもマークデータが存在するので、蓄熱
エネルギを考慮して、前ラインの通電パルス時間t3より
も短い通電パルス時間t4だけ通電される。
次に、第2図の<5>の状態、すなわち、注目画素P
(j+5,i)の時、注目画素Pと注目画素Pと同列の未
来の次々ラインとがスペースデータであり、注目画素P
と同列の過去の1ラインと未来の次ラインとがマークデ
ータである状態である。注目画素Pはスペースデータで
あるので、発熱抵抗体への予備加熱を行う。しかし、こ
の注目画素Pの前ラインと次ラインとがマークデータで
あるので、注目画素Pがスペースデータである第2図の
<1>及び<2>の状態と比較し、過去の蓄熱エネルギ
を考慮して発熱抵抗体の温度が発色しきい値を越えない
程度(通電パルス時間t1及びt2よりもさらに短い時間)
の通電パルス時間t5が行われる。
次に、第2図の<6>の状態、すなわち、注目画素P
(j+6,i)の時、注目画素Pのみがマークデータであ
る状態である。注目画素Pはマークデータであるので、
未来のラインの画像データは参照せずに、現在と過去の
画像データを参照する。過去のラインがスペースデータ
であるので、通電パルス時間t3と同様な通電パルス時間
t6の通電が行われる。
以上で説明した、注目画素がスペースデータである場
合の参照データパターンと通電パルス時間との関係をま
とめると以下のようになる。
(1)マトリックス内の未来のラインの画像データが存
在する場合、注目画素に対応する発熱抵抗体が発色しき
い値を越えないような通電パルス時間を決定する。
(2)通電パルス時間は注目画素を含むラインと過去の
ラインの画像データを参照して決定され、 ・マークデータの数が多いほど通電パルス時間を短く
する。
・マークデータの数が同じでも配列が密集しているほ
ど、また注目画素に近付くほど、通電パルス時間を短く
する。
(3)未来のラインの画像データを参照して、マークデ
ータが存在しない場合は通電しない。
また、本発明において未来の2ラインを参照するのは
以下の理由による。第3図(a)に示すように、1ドッ
ト周期のマークデータとスペースデータの繰り返しパタ
ーンの画像データがある時、参照領域(第3図(b)及
び(c)において、太枠で囲んだ領域)が未来の1ライ
ンの画像データまでしか参照できない場合には第3図
(b)のような状態となり、1ドット周期の繰り返しパ
ターンであることを検出することができず、第3図
(c)のようなスペースデータが連続した状態と区別で
きないため、例えば単位時間当りの温度変化率を小さく
押さえて熱応力を小さくすることができなくなるからで
ある。
以上の説明においては、注目画素に対するマークデー
タが注目画素と同列にある場合について説明した。しか
し、マークデータが同列になくともマトリックス内にあ
れば、上述した内容と同様の操作により、予備加熱制御
を行えることはいうまでもない。また、注目画素に対す
る参照領域内におけるマークデータをその位置により重
み付けを行い、蓄熱エネルギの算出を行うようにしても
よい。
次に、第4図(a)に前述した、過去の画素データを
参照して印字すべき注目画素に対応する発熱抵抗体の蓄
熱エネルギの算出と、未来の画像データを参照しての注
目画素に対応する発熱抵抗体の蓄熱エネルギの予測と、
注目画素がスペースデータの時に、その予測された蓄熱
エネルギに対応させて記録に必要なエネルギよりも少な
いエネルギの発熱抵抗体への発熱抵抗体入力エネルギの
決定とを行っている熱制御回路5のブロック図を示す。
この熱制御回路5は、シフトレジスタ12、パルス幅演算
部13、ラインバッファ14、データ切り出し及び更新部15
等から構成されている。ここで、第4図(b)のような
参照領域を設定し、注目画素P(n,i)を記録するため
のパルス幅を決定する手順を以下に説明する。尚、ここ
ではnラインの記録をするために、過去のn−1ライン
と未来のn+1及びn+2ラインの画像データの参照方
法として、3ライン分の容量を持つバッファを持たせ、
n−1,n及びn+1ラインの画像データを先に転送して
おき、n+2ラインの画像データを転送するときにnラ
インを記録するようにしている。RAMからn+2ライン
における1、2、…、i−1,i,i+1,…番目の画像デー
タがシリアルにシフトレジスタ12に転送される。この
時、シフトレジスタ12はこのn+2ラインの画像データ
をシリアル−パラレル変換し、注目画素Pの周辺の画像
データを取り出す。これら画像データはパルス幅演算部
13に入力される。この時、ラインバッファ14には、現在
転送されているライン以前に転送されているn−1,n及
びn+1ラインの画像データが記憶されている。データ
切り出し及び更新部15はラインバッファ14に記憶されて
いる画像データから参照領域に対応している画像データ
を取り出してパルス幅演算部13に転送し、これと同時に
ラインバッファ14に記憶されているn−1ラインの画像
データを転送されてくるn+3ラインの画像データに順
次更新する。パルス幅演算部13では、データ切り出し及
び更新部15から転送されたn−1,n,n+1ラインのi−
1,i,i+1番目の画像データとシフタレジスタ12から転
送されるn+2ラインのi−1,i,i+1番目の画像デー
タから注目画素Pの通電パルス幅(時間)を算出し、パ
ルス幅データを出力する。パルス幅演算部13は、画像デ
ータパターンとパルス幅データとが対応付けられている
ルックアップ・テーブルを記憶するROMなどから構成さ
れている。
第5図に、パルス幅演算部13により決定されるパルス
幅データとサーマルヘッドへの通電パルスとの関係を示
す。本実施例においては、パルス幅データは4ビットで
実現され、それぞれの各ビットが第5図(a)に示すEN
L1、ENL2、ENL3及びENL4に対応しており、組み合わせに
より16通りの通電パルス列を生成することができる。例
えば、“1101"のパルス幅データが入力された場合に
は、ENL1、ENL2及びENL4が選択されENL3が選択されず、
第5図(b)に示すような通電パルス列となる。以上の
ように、基本パルスの組み合わせによって通電時間の制
御を行う。
以上説明したように、本発明の装置は、保安性が高く
記録感度のしきい値の高い媒体に対しても、大きな記録
エネルギ必要な1ドットライン印字を鮮明に行うことが
でき、また記録開始時から記録終了時まで印字品質の安
定した印字を行うことができる。さらに、サーマルヘッ
ドの発熱抵抗体への供給エネルギの低減、発熱抵抗体に
生じる熱応力等を緩和することができるので発熱抵抗体
の長寿命化を図ることができる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、記録開始時から
記録終了時まで安定した印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の記録装置の一実施例を説明するためのも
のであり、第1図は本発明の記録装置の概略構成図、第
2図は本発明の記録装置の発熱抵抗体に付与する通電パ
ルスと発熱抵抗体の温度との関係を説明するための図、
第3図は参照領域の範囲を説明するための図、第4図は
熱制御回路のブロック図、第5図はパルス幅データと通
電パルスとの関係を示す図である。 5……熱制御回路、 6……サーマルヘッド駆動回路 7……サーマルヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−239966(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱抵抗体を備え、所定値を越える温度に
    前記発熱抵抗体が加熱されることにより記録媒体に対し
    て画素単位での画像を記録するサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドで記録すべき複数の画像データを記
    憶しているメモリと、 このメモリに記憶されている複数の画像データに基づき
    前記発熱抵抗体を用いて前記記録媒体に画像を記録する
    際に、記録すべき注目画素が第1の画像データで画像を
    記録しないスペースデータであるときにおいて、前記発
    熱抵抗体で前記第1の画像データの記録に続いて記録す
    る第2の画像データが前記スペースデータであり、かつ
    前記発熱抵抗体で前記第2の画像データの記録に続いて
    記録する第3の画像データが画像を記録するマークデー
    タであるとき、前記第2及び第3の画像データに基づい
    て前記発熱抵抗体を前記所定値以下の温度に加熱するた
    めの第1の駆動信号を画素の記録周期内で発生させる第
    1の制御手段と、 前記発熱抵抗体を用いて前記記録媒体に画像を記録する
    際に、記録すべき注目画素が前記第2の画像データであ
    るときにおいて、前記発熱抵抗体で前記第3の画像デー
    タの記録に続いて記録する第4の画像データが前記マー
    クデータであるとき、前記第3及び第4の画像データに
    基づいて前記第1の駆動信号にて加熱される温度よりも
    低い温度で前記発熱抵抗体を加熱するための第2の駆動
    信号を画素の記録周期内で発生させる第2の制御手段
    と、 前記発熱抵抗体を用いて前記記録媒体に画像を記録する
    際に、記録すべき注目画素が前記第4の画像データの記
    録に続いて記録する第5の画像データであり当該第5の
    画像データが前記スペースデータであり、前記発熱抵抗
    体で前記第5の画像データの記録に続いて記録する第6
    の画像データが前記マークデータであり、さらに前記発
    熱抵抗体で前記第6の画像データの記録に続いて記録す
    る第7の画像データが前記スペースデータであるとき、
    前記第6及び第7の画像データに基づいて前記第2の駆
    動信号にて加熱される温度よりも低い温度で前記発熱抵
    抗体を加熱するための第3の駆動信号を画素の記録周期
    内で発生させる第3の制御手段と、 前記第1の駆動信号、前記第2の駆動信号及び前記第3
    の駆動信号に基づいて前記発熱抵抗体を駆動して加熱さ
    せるサーマルヘッド駆動手段と を具備したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】発熱抵抗体を備え、所定値を越える温度に
    前記発熱抵抗体が加熱されることにより記録媒体に対し
    て画素単位での画像を記録するサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドで記録すべき複数の画像データを記
    憶しているメモリと、 このメモリに記憶されている複数の画像データに基づき
    前記発熱抵抗体を用いて前記記録媒体に画像を記録する
    際に、記録すべき注目画素が第1の画像データで画像を
    記録しないスペースデータであるときにおいて、前記発
    熱抵抗体で前記第1の画像データの記録よりも前に記録
    された過去のラインの画像データが前記スペースデータ
    であり、前記発熱抵抗体で前記第1の画像データの記録
    に続いて記録する第2の画像データが前記スペースデー
    タであり、かつ前記発熱抵抗体で前記第2の画像データ
    の記録に続いて記録する第3の画像データが画像を記録
    するマークデータであるとき、前記過去のライン、第2
    及び第3の画像データに基づいて前記発熱抵抗体を前記
    所定値以下の温度に加熱するための第1の駆動信号を画
    素の記録周期内で発生させる第1の制御手段と、 前記発熱抵抗体を用いて前記記録媒体に画像を記録する
    際に、記録すべき注目画素が前記第2の画像データであ
    るときにおいて、前記発熱抵抗体で前記第3の画像デー
    タの記録に続いて記録する第4の画像データが前記マー
    クデータであるとき、第1、第3及び第4の画像データ
    に基づいて前記第1の駆動信号にて加熱される温度より
    も低い温度で前記発熱抵抗体を加熱するための第2の駆
    動信号を画素の記録周期内で発生させる第2の制御手段
    と、 前記発熱抵抗体を用いて前記記録媒体に画像を記録する
    際に、記録すべき注目画素が前記第4の画像データの記
    録に続いて記録する第5の画像データであり当該第5の
    画像データが前記スペースデータであり、前記発熱抵抗
    体で前記第5の画像データの記録に続いて記録する第6
    の画像データが前記マークデータであり、さらに前記発
    熱抵抗体で前記第6の画像データの記録に続いて記録す
    る第7の画像データが前記スペースデータであるとき、
    第4、第6及び第7の画像データに基づいて前記第2の
    駆動信号にて加熱される温度よりも低い温度で前記発熱
    抵抗体を加熱するための第3の駆動信号を画素の記録周
    期内で発生させる第3の制御手段と、 前記第1の駆動信号、前記第2の駆動信号及び前記第3
    の駆動信号に基づいて前記発熱抵抗体を駆動して加熱さ
    せるサーマルヘッド駆動手段と を具備したことを特徴とする記録装置。
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