JP3029128B2 - 電力制御回路 - Google Patents

電力制御回路

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JP3029128B2
JP3029128B2 JP3017558A JP1755891A JP3029128B2 JP 3029128 B2 JP3029128 B2 JP 3029128B2 JP 3017558 A JP3017558 A JP 3017558A JP 1755891 A JP1755891 A JP 1755891A JP 3029128 B2 JP3029128 B2 JP 3029128B2
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宏之 高見
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチを操作したと
きなどに発生する入力パルスの発生回数に応じて負荷へ
の供給電力を段階的に設定するようにした電力制御回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示すように、スイッチ
SWをオンにするたびに、負荷であるモータMに直列接
続した電力制御用のスイッチング素子Qをオン、オフで
きるようにして、モータMを回転、停止させるようにし
た回路が提供されている。この回路では、スイッチSW
をオンにすると、スイッチSWに直列接続されたツェナ
ーダイオードZDの両端電圧(図5(a) 参照)がトリガ
パルス発生回路部1に入力され、図5(b) に示すような
一定期間だけHレベルになるトリガパルスがトリガパル
ス発生回路部1から出力される。このトリガパルスによ
り、トランジスタTR1 ,TR2 ,TR3 が一定期間だ
けオンになる。トランジスタTR1 がオンになると電源
回路部10から各回路部への給電が開始され、トランジ
スタTR3 がオンになるとタイマ回路部2の限時動作が
開始される。また、タイマ回路部2の限時動作中には、
図5(d) のように、タイマ回路部2の出力端子OUT から
の出力がLレベルになるから、トランジスタTR1 はオ
ン状態に保持され、図5(c) のように、電源回路部10
から各部への給電が継続される。こうして電源回路部1
0からの給電が継続されている間は、スイッチング素子
QがオンになりモータMへの給電がなされるのである。
タイマ回路部2は限時動作が終了してタイムアップする
と出力をHレベルにするから、トランジスタTR1 がオ
フになって、スイッチング素子QがオフになりモータM
への給電が停止する。
【0003】ところで、タイマ回路部2は、限時動作を
停止しているときに入力端子SET への入力がLレベルに
なると限時動作を開始し、限時動作中に入力端子SET へ
の入力がLレベルになると限時動作を停止するように構
成されている。入力端子SET にはトランジスタTR3
介してトリガパルスが入力されるから、限時動作を停止
しているときにトリガパルスが発生すると限時動作を開
始してスイッチング素子Qをオンにし、限時動作中にト
リガパルスが発生すると限時動作を停止してスイッチン
グ素子Qをオフにするのである。
【0004】以上のようにして、モータMが停止してい
るときにスイッチSWをオンにするとモータMが回転
し、モータMの回転中にスイッチSWをもう一度オンに
するとモータMが停止する。また、モータMの回転が開
始されてからタイマ回路部2で設定された時間が経過す
ると、モータMは自動的に停止する。この回路では、モ
ータMが停止していると電源回路部2に電源から給電さ
れないようになっているから、モータMの停止中に無駄
な電力消費がないという利点を有している。
【0005】ところで、上記構成では、スイッチSWの
操作によってモータMの回転と停止とを指示するのみで
あるから、モータMへの供給電力を調節してモータMの
回転速度を変化させることはできないものである。これ
に対して、モータMへの供給電力を制御するものとし
て、図6に示すような回路構成が考えられている。この
回路において図4と同じ番号を付した構成は図4と同等
のものである。この回路では、マイクロコンピュータ1
1を用いることにより、スイッチSWをオンにするたび
に、モータMへの供給電力が段階的に変化するように構
成している。すなわち、モータMの停止状態においてス
イッチSWをオンにすると小電力をモータMに供給して
低速で回転させ、スイッチSWをもう一度オンにすると
前よりも大きな電力をモータMに供給して高速で回転さ
せ、スイッチSWをさらにもう一度オンにするとモータ
Mへの給電を停止させるのである。
【0006】しかしながら、マイクロコンピュータ11
を用いると、プログラムの開発に時間とコストとがかか
り、また、設計変更の際にプログラムの全体を見直す必
要があるから、変更が困難であるという問題が生じる。
そこで、マイクロコンピュータ11の代わりにカウンタ
等の汎用の集積回路を組み合わせて同様の機能を持たせ
ることが考えられる。すなわち、トリガパルス発生回路
部1より出力されるトリガパルスをカウンタによって計
数し、カウンタの計数値に応じてモータへの供給電力を
段階的に設定するのである。また、カウンタの計数値が
計数可能な最大値に達しているときには、次にトリガパ
ルスが入力されたときに負荷への給電が停止するように
しておく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示し
た回路構成のように、モータが停止している期間におけ
る無駄な電力消費を防止しようとすれば、スイッチがオ
ンになってから電源回路部への給電がなされるようにし
なければならない。したがって、スイッチがオンになっ
たときに、電源回路部からの給電を開始させると同時
に、スイッチがオンになったことをカウンタで計数する
ことが必要になる。ここに、カウンタは電源回路部から
給電されるから、カウンタに給電が開始された直後の動
作が不安定な期間にカウンタでの計数動作が開始される
ことになる。また、カウンタは給電開始後にリセットし
なければ出力値が保証されないから、電源回路部からの
給電を開始すると同時に計数を開始したのでは、出力値
が保証されないことになる。
【0008】すなわち、カウンタを用いた構成では、無
駄な電力消費を防止することと、カウンタの出力値を保
証することとを両立させるのが難しいという問題があ
る。本発明は上記問題点の解決を目的とするものであ
り、カウンタを用いることによって負荷への供給電力を
段階的に設定できるようにしながらも、無駄な電力消費
を防止し、かつ、カウンタを確実に動作させることがで
きるようにした電力制御回路を提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、スイッチの操作中に電源から給電され一
定幅のトリガパルスを発生するトリガパルス発生回路
と、トリガパルス発生回路の出力を受けてオンになるス
イッチ要素を前記電源からの給電経路に備えた電源回路
部と、電源回路部を通して前記電源から給電が開始され
るとリセット信号を発生するリセット回路部と、前記ト
リガパルスの発生毎に前記トリガパルスを遅延させた遅
延パルスを生成する遅延回路部と、前記リセット信号に
よりリセットされた後に遅延パルスを計数するカウンタ
と、カウンタの計数値に応じて負荷への供給電力を複数
段階に設定するとともにカウンタの出力値が規定値に達
すると負荷への電力供給を停止する供給電力設定部と、
前記リセット信号により時限動作を開始して時限動作中
は前記スイッチ要素をオンに保ち時限動作の満了前にカ
ウンタの出力値が負荷への電力供給を停止する前記規定
値に達すると時限動作を終了して前記スイッチ要素をオ
フにするタイマ回路部とを備え、遅延回路部とカウンタ
と供給電力設定部とタイマ回路部とは前記スイッチ要素
がオンである期間に電源回路部を通して前記電源から給
電されるものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、スイッチが操作されると電
源からトリガパルス発生回路に電源から給電されてトリ
ガパルスが発生し、このトリガパルスによって電源回路
部のスイッチ要素がオンになり、リセット回路部では電
源回路部を通して電源からの給電を受けてリセット信号
が発生する。リセット信号はタイマ回路部の時限動作を
開始させ、タイマ回路部の時限動作中は電源回路部のス
イッチ要素がオンに保たれる。一方、リセット信号はカ
ウンタをリセットし、カウンタはリセット後にトリガパ
ルスを遅延させた遅延パルスを計数するから、カウンタ
の動作が安定してから計数を開始することができ、スイ
ッチの操作回数をカウンタによって正確に計数すること
ができる。しかも、リセット回路部と遅延回路部とカウ
ンタと供給電力設定部とタイマ回路部とは電源回路部の
スイッチ要素がオンである期間に電源から給電されるの
であり、トリガパルス発生回路はスイッチの操作中に電
源から給電されるから、負荷への給電が停止していると
きには電源からの給電が停止して電力消費が生じないの
である。要するに、負荷が停止しているとスイッチが操
作されるまでは負荷だけではなく、トリガパルス発生回
路、リセット回路部、カウンタ、供給電力設定部、タイ
マ回路部のいずれへも給電が停止されて電力消費が抑制
され、スイッチの操作により各部への給電を開始し、給
電開始によってリセット信号を発生した後、カウンタに
遅延パルスを与えるのであって、電源回路部を通して電
源から給電が開始された直後の電圧の不安定な期間には
カウンタでの計数動作を行なわせないようにして、スイ
ッチの操作回数を正確に計数することができるのであ
る。
【0011】
【実施例】本実施例では、負荷がモータであって、モー
タへの供給電力を2段階に設定する例を示すが、負荷の
種類、供給電力の設定段数などは、必ずしもこれに限定
されるものではない。図1に示すように、負荷としての
モータMに電界効果トランジスタよりなるスイッチング
素子Qが直列接続され、この直列回路が電源に接続され
る。モータMへの供給電力は、スイッチング素子Qを連
続的にオンにするか断続的にオンにするかによって大小
2段階に設定され、スイッチング素子Qがオフになれば
モータMは停止する。スイッチング素子Qが断続的にオ
ンになるときには、モータMへの供給電力は小さいから
モータMは低速で回転し、スイッチング素子Qが連続的
にオンになるときには、断続的にオンになる場合よりも
モータMへの供給電力が大きくなるからモータMは高速
で回転する。スイッチング素子Qが、オフになる状態
と、断続的にオンになる状態と、連続的にオンになる状
態とは、スイッチSWをオンにするたびに切り換えられ
るようになっている。
【0012】スイッチSWとしては、押釦スイッチのよ
うに操作中にのみオンになるものが用いられる。スイッ
チSWは、抵抗R1 およびツェナーダイオードZDと直
列接続され、この直列回路が電源の両端間に接続され
る。抵抗R1 とツェナーダイオードZDとの接続点はト
リガパルス発生回路部1の入力端に接続され、トリガパ
ルス発生回路部1は、スイッチSWがオンになると一定
期間だけHレベルになるトリガパルスを発生する。すな
わち、スイッチSWがオンである期間は一定しないが、
トリガパルス発生回路部1は、スイッチSWがオンにな
ると、抵抗R2 〜R4 およびコンデンサC1 により決定
される一定幅のトリガパルスを出力するのである。トリ
ガパルス発生回路部1はスイッチSWがオンである期間
にツェナーダイオードZDの両端より給電され、スイッ
チSWがオフである期間にはトリガパルス発生回路部1
での電力消費が生じないようにしてある。このようにし
て、トリガパルスが発生し、このトリガパルスが入力パ
ルスになるのである。
【0013】トリガパルス発生回路1からトリガパルス
が発生すると、トリガパルスがHレベルである期間中に
スイッチ要素であるトランジスタTR,TRがオン
になる。トランジスタTRは電源と電源回路部10と
の間に挿入されており、トランジスタTRがオンにな
ると電源回路部10から各回路部への給電が開始され
る。電源回路部10からの給電が開始されると、リセッ
ト回路部3からリセット信号が出力される。リセット回
路部3は、集積回路ICに内蔵された2個の単安定マ
ルチバイブレータのうちの一方を用いて構成される。リ
セット回路部3は、電源回路部10からの給電開始によ
ってトリガされ、抵抗RとコンデンサCとによって
決定された一定時間幅のパルスを出力端子OAから出力
する。このパルスがリセット信号になり、カウンタ4の
リセット端子NRに入力されてカウンタ4をリセットす
る。リセット信号は、トランジスタTRを介してタイ
マ回路部2のセット端子SETにも入力され、リセット
信号が発生した時点からタイマ回路部2の時限動作が開
始される。
【0014】タイマ回路部2は、集積回路IC2 を主構
成要素とするものであって、限時動作が停止していると
きにはセット端子SET への入力がLレベルになると限時
動作を開始するように構成されている。したがって、リ
セット信号が立ち上がると、トランジスタTR3 がオン
になってセット端子SET への入力がLレベルになること
により、限時動作が開始されるのである。タイマ回路部
2での限時時間は、抵抗R6 ,R7 およびコンデンサC
3 により決定される。タイマ回路部2の出力端子OUT は
トランジスタTR1 のベースに接続され、限時動作中に
はタイマ回路部2の出力端子OUT からの出力はLレベル
になるから、タイマ回路部2の限時動作中にはトランジ
スタTR1 がオン状態に保持されるのである。すなわ
ち、トリガパルスが発生してトランジスタTR1 ,TR
2 がオンになった後、トリガパルスが立ち下がるとトラ
ンジスタTR2 はオフになるが、タイマ回路部2が限時
動作を継続している間はトランジスタTR1 はオン状態
に保たれるのである。したがって、トリガパルスによっ
て電源回路部10から各回路部への給電が開始される
と、タイマ回路部2の限時動作が停止するまでの間は給
電が継続されるのである。タイマ回路部2は、限時時間
が経過すれば出力端子OUT からの出力がHレベルになっ
てトランジスタTR1 をオフにし、また、リセット端子
RES への入力がLレベルになったときにも出力端子OUT
からの出力をHレベルにしてトランジスタTR1 をオフ
にする。
【0015】ところで、トリガパルス発生回路部1より
出力されるトリガパルスは、遅延回路部5にも入力され
る。遅延回路部5は、集積回路IC1 に内蔵された2個
の単安定マルチバイブレータの一方を用いて構成された
ものであって、抵抗R8 およびコンデンサC4 により設
定された時定数だけトリガパルスを遅延させた信号を入
力端子IBに入力されることによりトリガされ、抵抗R9
およびコンデンサC5 により設定された一定時間だけ非
反転出力端子OBの出力をHレベルにする。すなわち、遅
延回路部5の非反転出力端OBからの出力は、トリガパル
スを一定時間だけ遅延させた遅延パルスになる。遅延パ
ルスはカウンタ4の反転入力端子NCP に入力される。
【0016】カウンタ4はジョンソンカウンタよりな
り、3つの出力端子O1〜O3を備えていて、反転入力端子
NCP への入力が立ち上がるたびに各出力端子O1〜O3の出
力を順次選択的にHレベルにするように構成されてい
る。すなわち、カウンタ4は、スイッチSWをオンにし
たことによって図3(a) のように電源回路部10からの
給電が開始されると、図3(b) のようにリセット回路部
3より出力されたリセット信号によりリセットされて、
すべての出力端子O1〜O3の出力を一旦Lレベルに設定す
る。その後、図3(d) のように、トリガパルスを遅延し
た(図3(c) は抵抗R8 およびコンデンサC4 の接続点
の電位を示す)遅延パルスが入力され、遅延パルスの立
ち下がりによって図3(e)のようにカウンタ4の出力端
子O1の出力がHレベルになるのである。ここにおいて、
遅延回路部5の非反転出力端子OBの出力をカウンタ4の
反転入力端子NCP に入力していることにより、遅延回路
部5による遅延時間と遅延パルスのパルス幅とを加算し
た時間を、カウンタ4のリセットに用いることができる
のであり、非反転入力端CPに遅延パルスを入力する場合
に比較して、カウンタ4を一層確実にリセットできるよ
うになっている。以後は、スイッチSWがオンになる
と、出力端子O2の出力、出力端子O3の出力が順次選択的
にHレベルになる。カウンタ4の出力端子O1は他の回路
部には接続されていないが、出力端子O2は発振回路部6
の動作を制御するように接続され、出力端子O3はタイマ
回路部2の限時動作を制御するように接続されている。
【0017】発振回路部6は、カウンタ4の出力端子O2
の出力がHレベルになっているときには、発振動作を停
止して出力レベルをHレベルにし、カウンタ4の出力端
子O2の出力レベルがLレベルになっているときには、抵
抗R10, R11およびコンデンサC6 により決定される周
期およびデューティ比で発振動作を行うように構成され
ている。すなわち、スイッチSWがオンになって電源回
路部10からの給電が開始され、カウンタ4の出力端子
O1の出力がHレベルになったとき、出力端子O2の出力は
Lレベルであるから、このときには発振回路部6は一定
周期で発振動作を行う。スイッチSWがもう一度オンに
なると、カウンタ4の出力端子O2の出力がHレベルにな
って発振動作が停止するのである。
【0018】発振回路部6の出力は、補償回路部9を介
してスイッチング素子Qの制御端子(ゲート)に入力さ
れる。この補償回路部9は、発振回路部6の出力を通過
させてスイッチング素子Qを発振回路部6の出力によっ
てオン、オフ制御するとともに、スイッチング素子Qが
オフになる際にスイッチング素子Qのターンオフ波形を
改善する。
【0019】カウンタ4の出力端子O3には、一対の抵抗
12, R13の直列回路が接続され、両抵抗R12, R13
接続点は比較回路部7の反転入力端子に接続される。比
較回路部7の非反転入力端子には基準電圧発生回路部8
から出力される基準電圧が入力される。すなわち、カウ
ンタ4の出力端子O3の出力は抵抗R12, R13によって分
圧された後、比較回路部7に入力されるのであって、基
準電圧は、カウンタ4の出力端子O3の出力がLレベルで
あるときに、比較回路部7の出力がHレベルになり、出
力端子O3の出力がHレベルであるときに、比較回路部7
の出力がLレベルになるように設定されている。比較回
路部7の出力端子は、タイマ回路部2のリセット端子RE
S に接続されているから、タイマ回路部2が限時動作中
であるときに、カウンタ4の出力端子O3の出力がHレベ
ルになれば、タイマ回路部2がリセットされて限時動作
が停止する。タイマ回路部2の限時動作が停止すれば、
タイマ回路部2の出力端子OUTの出力がHレベルになっ
て、電源回路部10から各回路部への給電が停止し、発
振回路部6の出力がなくなるから、スイッチング素子Q
がオフになってモータMが停止するのである。タイマ回
路部2のリセット端子RES は、抵抗R14およびコンデン
サC7 によってプルアップされており、カウンタ4の出
力端子O3の出力がHレベルになるまでは限時動作が継続
されるようになっている。
【0020】上記構成によれば、モータMが停止してい
る状態で、図2(a)のように、スイッチSWをオンにす
ると、電源回路部10からの給電が開始されて、図2
(d) のようにリセット信号が出力される。このリセット
信号によりカウンタ4がリセットされると同時に、タイ
マ回路部2が限時動作を開始する。その後、遅延回路部
5から出力される遅延パルスがカウンタ4に入力される
と、図2(e) のようにカウンタ4の出力端子O1の出力が
Hレベルになる。このとき、カウンタ4の出力端子O2の
出力はLレベルであるから、図2(c) のように、発振回
路部6は発振動作を行い、スイッチング素子Qは断続的
にオンになる。すなわち、図2(b) のように、モータM
への供給電力は比較的小さい状態になる。
【0021】タイマ回路部2が限時動作中であるとき
に、図2(a) のように、スイッチSWがオンになると、
図2(f) のように、カウンタ4の出力端子O2の出力がH
レベルになるから、図2(c) のように、発振回路部6は
発振動作を停止し、出力をHレベルにする。その結果、
スイッチング素子Qは連続的にオンになり、図2(b) に
示すように、モータMへの供給電力が大きくなる。
【0022】さらに、図2(c) のようにスイッチSWを
もう一度オンにすると、図2(g) のように、カウンタ4
の出力端子O3の出力が一瞬Hレベルになり、比較回路部
7の出力がLレベルになってタイマ回路部2の限時動作
が停止する。これによって、電源回路部10から各回路
部への給電が停止するから、図2(c) のように発振回路
部5の出力がLレベルになり、図2(b) のようにモータ
Mは停止する。
【0023】以上のようにして、スイッチSWをオンに
するたびに、モータMへの供給電力の小さい状態→モー
タMへの供給電力の大きい状態→モータMが停止する状
態を順次繰り返すことになるのである。一方、モータM
が停止している状態で、スイッチSWをオンにしてモー
タMが回転している間に、タイマ回路部2の限時動作が
終了したときには、図2の右半部のように、タイマ回路
部2の限時動作が終了した時点でモータMが自動的に停
止する。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のように、リセット信号が
カウンタをリセットし、カウンタはリセット後にトリガ
パルスを遅延させた遅延パルスを計数するから、カウン
タの動作が安定してから計数を開始することができ、ス
イッチの操作回数をカウンタによって正確に計数するこ
とができるという利点がある。しかも、リセット回路部
と遅延回路部とカウンタと供給電力設定部とタイマ回路
部とは電源回路部のスイッチ要素がオンである期間に電
源から給電され、トリガパルス発生回路はスイッチの操
作中に電源から給電されるから、負荷への給電が停止し
ているときには電源からの給電が停止して電力消費が生
じることがなく負荷に電力を供給していない間の電力消
費の無駄がないという利点がある。要するに、負荷が停
止しているとスイッチが操作されるまでは負荷だけでは
なく、トリガパルス発生回路、リセット回路部、カウン
タ、供給電力設定部、タイマ回路部のいずれへも給電が
停止されて電力消費が抑制され、スイッチの操作により
各部への給電を開始し、給電開始によってリセット信号
を発生した後、カウンタに遅延パルスを与えるのであっ
て、電源回路部を通して電源から給電が開始された直後
の電圧の不安定な期間にはカウンタでの計数動作を行な
わせないようにして、スイッチの操作回数を正確に計数
することができるという利点を有する。上述のように、
負荷が停止しているときに電力が無駄に消費されないよ
うにし、しかも、負荷が停止しているときのスイッチの
最初の1回の操作によって、給電を開始させる動作と、
カウンタのリセットと、カウンタに計数させる遅延パル
スの発生と、タイマ回路部の時限動作を開始させて電源
からの給電を保たせる動作との4動作を行なわせること
ができ、スイッチの操作回数を負荷の制御状態に正確に
反映させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す回路図である。
【図2】実施例の動作説明図である。
【図3】実施例の動作説明図である。
【図4】従来例を示す回路図である。
【図5】従来例の動作説明図である。
【図6】他の従来例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
3 リセット回路部 4 カウンタ 5 遅延回路部 10 電源回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 7/00 H02P 5/00 G11C 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチの操作中に電源から給電され一
    定幅のトリガパルスを発生するトリガパルス発生回路
    と、トリガパルス発生回路の出力を受けてオンになるス
    イッチ要素を前記電源からの給電経路に備えた電源回路
    部と、電源回路部を通して前記電源から給電が開始され
    るとリセット信号を発生するリセット回路部と、前記ト
    リガパルスの発生毎に前記トリガパルスを遅延させた遅
    延パルスを生成する遅延回路部と、前記リセット信号に
    よりリセットされた後に遅延パルスを計数するカウンタ
    と、カウンタの計数値に応じて負荷への供給電力を複数
    段階に設定するとともにカウンタの出力値が規定値に達
    すると負荷への電力供給を停止する供給電力設定部と、
    前記リセット信号により時限動作を開始して時限動作中
    は前記スイッチ要素をオンに保ち時限動作の満了前にカ
    ウンタの出力値が負荷への電力供給を停止する前記規定
    値に達すると時限動作を終了して前記スイッチ要素をオ
    フにするタイマ回路部とを備え、遅延回路部とカウンタ
    と供給電力設定部とタイマ回路部とは前記スイッチ要素
    がオンである期間に電源回路部を通して前記電源から給
    電されることを特徴とする電力制御回路。
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